JP3199251U - 磁器タイル付装飾品 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁器タイルを揺動させることにより、装飾の効果を向上した磁器タイル付装飾品を提供する。【解決手段】イヤリング1は、直径1.5mm以内の貫通孔12が加工された磁器タイル11を有するタイル部10と、前記タイル部10の貫通孔12に挿通された軸体21と、軸体21を介してタイル部10を人体に装着する装着部22とを備える。【選択図】図1
Description
本考案は、磁器タイルを備える磁器タイル付装飾品に関するものである。
従来、建材として用いる磁器タイルを流用した指輪等の装飾品があった(例えば非特許文献1)。
しかし、従来の装飾品は、磁器タイルが接着剤等によって金具に取り付けられていた。このため、磁器タイルは、金具に対して揺動しないために、装飾の効果が十分ではなかった。
しかし、従来の装飾品は、磁器タイルが接着剤等によって金具に取り付けられていた。このため、磁器タイルは、金具に対して揺動しないために、装飾の効果が十分ではなかった。
タイルの指輪 iichi(いいち) ハンドメイド・クラフト・手仕事品の販売・購入,[online],[2015年5月18日検索],<URL,http://www.iichi.com/listing/item/146771>
本考案の課題は、磁器タイルを揺動させることにより、装飾の効果を向上した磁器タイル付装飾品を提供することである。
本考案は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本考案の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の考案は、貫通孔(12)が加工された磁器タイル(11)を有するタイル部(10)と、前記タイル部の前記貫通孔に挿通された軸体(21)と、前記軸体に接続され、前記軸体を介して前記タイル部を被着体に装着する装着部(22)と、を備える磁器タイル付装飾品である。
・第2の考案は、第1の考案の磁器タイル付装飾品において、前記磁器タイルの前記貫通孔(12)は、直径1.5mm以内であること、を特徴とする磁器タイル付装飾品である。
・第3の考案は、第1又は第2の考案の磁器タイル付装飾品において、前記タイル部(10)は、表面(11a)側が化粧面であり、裏面(11b)側に樹脂層(13)を備えること、を特徴とする磁器タイル付装飾品である。
・第4の考案は、第1から第3の考案のいずれかの磁器タイル付装飾品において、前記タイル部(10)の外形は、方形であり、前記貫通孔(12)は、前記タイル部のコーナ部(11c)に設けられ、前記タイル部は、前記装着部(22)によって被着体に装着された状態で、前記コーナ部側を上側としかつ前記コーナ部とは反対側(11d)を下側として、前記軸体(21)回りに揺動すること、を特徴とする磁器タイル付装飾品である。
・第2の考案は、第1の考案の磁器タイル付装飾品において、前記磁器タイルの前記貫通孔(12)は、直径1.5mm以内であること、を特徴とする磁器タイル付装飾品である。
・第3の考案は、第1又は第2の考案の磁器タイル付装飾品において、前記タイル部(10)は、表面(11a)側が化粧面であり、裏面(11b)側に樹脂層(13)を備えること、を特徴とする磁器タイル付装飾品である。
・第4の考案は、第1から第3の考案のいずれかの磁器タイル付装飾品において、前記タイル部(10)の外形は、方形であり、前記貫通孔(12)は、前記タイル部のコーナ部(11c)に設けられ、前記タイル部は、前記装着部(22)によって被着体に装着された状態で、前記コーナ部側を上側としかつ前記コーナ部とは反対側(11d)を下側として、前記軸体(21)回りに揺動すること、を特徴とする磁器タイル付装飾品である。
本考案によれば、磁器タイルを揺動させることにより、装飾の効果を向上した磁器タイル付装飾品を提供できる。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本考案の実施形態について説明する。
図1は、実施形態のイヤリング1を示す図である。
図1(A)は、イヤリング1を、タイル部10の表面11a側から見た図である。
図1(B)は、図1(A)のB−B部断面図である。
図1には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系は、イヤリング1を人体(被着体)に装着時の態様を示すものであり、厚さ方向X(人体の左右方向)、奥行方向Y(人体の前後方向)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。奥行方向Y、厚さ方向Xは、水平方向である。
イヤリング1(磁器タイル付装飾品)は、耳飾りである。つまり、イヤリング1は、人体の耳たぶに開けられた穴を利用して、人体に装着される装飾品である。イヤリング1は、いわゆるピアスとも称される一種である。
なお、イヤリング1を装着した状態では、実際には、重力の作用によって厚さ方向Xに傾きが生じる(図1(B)の傾き方向θ1参照)。図1は、イヤリング1の構造を明確に説明するために、便宜上、この傾きが生じない状態を示した。
以下、図面等を参照して、本考案の実施形態について説明する。
図1は、実施形態のイヤリング1を示す図である。
図1(A)は、イヤリング1を、タイル部10の表面11a側から見た図である。
図1(B)は、図1(A)のB−B部断面図である。
図1には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系は、イヤリング1を人体(被着体)に装着時の態様を示すものであり、厚さ方向X(人体の左右方向)、奥行方向Y(人体の前後方向)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。奥行方向Y、厚さ方向Xは、水平方向である。
イヤリング1(磁器タイル付装飾品)は、耳飾りである。つまり、イヤリング1は、人体の耳たぶに開けられた穴を利用して、人体に装着される装飾品である。イヤリング1は、いわゆるピアスとも称される一種である。
なお、イヤリング1を装着した状態では、実際には、重力の作用によって厚さ方向Xに傾きが生じる(図1(B)の傾き方向θ1参照)。図1は、イヤリング1の構造を明確に説明するために、便宜上、この傾きが生じない状態を示した。
[イヤリング1の構成]
イヤリング1は、タイル部10、装着金具20を備える。
タイル部10は、磁器タイル11、貫通孔12、樹脂層13を備える。
磁器タイル11は、陶磁器製のタイルの一種である磁器質タイルである。磁器タイル11は、建材用の磁器タイルの端材等を流用できる。この場合には、磁器タイル11は、低コストで入手できる。
イヤリング1は、タイル部10、装着金具20を備える。
タイル部10は、磁器タイル11、貫通孔12、樹脂層13を備える。
磁器タイル11は、陶磁器製のタイルの一種である磁器質タイルである。磁器タイル11は、建材用の磁器タイルの端材等を流用できる。この場合には、磁器タイル11は、低コストで入手できる。
磁器タイル11の外形は、直方体である。図1(A)に示すように、厚さ方向Xから見ると、磁器タイル11の外形は、1辺が例えば10mm程度の正方形である。磁器タイル11の厚さは、例えば3mm程度である。
磁器タイル11の表面11aは、図1(B)の左側X1の面であり、裏面11bは、右側X2の面である。
磁器タイル11を建材として利用する場合において、表面11aは、表側(つまり化粧面側)となる面であり、一方は、裏面11bは、壁等に接着される側の面である。磁器タイル11の焼成は、色彩等の着色、強度増のために、表面11aに釉薬(うわぐすり)をかけた状態で行われる。
磁器タイル11の表面11aは、図1(B)の左側X1の面であり、裏面11bは、右側X2の面である。
磁器タイル11を建材として利用する場合において、表面11aは、表側(つまり化粧面側)となる面であり、一方は、裏面11bは、壁等に接着される側の面である。磁器タイル11の焼成は、色彩等の着色、強度増のために、表面11aに釉薬(うわぐすり)をかけた状態で行われる。
貫通孔12は、磁器タイル11と樹脂層13とを、厚さ方向Xに貫通している。
図1(A)に示すように、厚さ方向Xから見た状態で、貫通孔12は、上側Z2のコーナ部11c(上側Z2の頂点の内縁部分)に設けられている。後述するように、貫通孔12は、直径1mmのビット51を用いて形成できる。このため、貫通孔12は、直径1.5mm以内に形成できる。
図1(A)に示すように、厚さ方向Xから見た状態で、貫通孔12は、上側Z2のコーナ部11c(上側Z2の頂点の内縁部分)に設けられている。後述するように、貫通孔12は、直径1mmのビット51を用いて形成できる。このため、貫通孔12は、直径1.5mm以内に形成できる。
樹脂層13は、磁器タイル11の裏面11bに積層されている。
樹脂層13は、磁器タイル11の裏面11bに、例えばアクリル等の合成樹脂系の塗料を塗布することより、形成される。樹脂層13の厚さは、例えば2mm程度以内である。
樹脂層13は、磁器タイル11の裏面11bに、例えばアクリル等の合成樹脂系の塗料を塗布することより、形成される。樹脂層13の厚さは、例えば2mm程度以内である。
装着金具20は、タイル部10を人体の耳たぶに装着する部材である。
装着金具20は、軸体21、装着部22を備える。
軸体21は、タイル部10の貫通孔12に挿通される部材である。軸体21は、例えば真鍮線等を加工して作製できる。軸体21の直径は、1mm以下(例えば0.8mm程度)である。
軸体21の先端部分(タイル部10側の部分)は、フランジ21aが形成されている。このため、タイル部10は、軸体21から脱落することはない。このフランジ21aの部分には、宝石、ガラス等の装飾品21cを接着等によって固定してもよい。
軸体21の後端部分(装着部22側の部分)は、環21bが形成されている。
装着金具20は、軸体21、装着部22を備える。
軸体21は、タイル部10の貫通孔12に挿通される部材である。軸体21は、例えば真鍮線等を加工して作製できる。軸体21の直径は、1mm以下(例えば0.8mm程度)である。
軸体21の先端部分(タイル部10側の部分)は、フランジ21aが形成されている。このため、タイル部10は、軸体21から脱落することはない。このフランジ21aの部分には、宝石、ガラス等の装飾品21cを接着等によって固定してもよい。
軸体21の後端部分(装着部22側の部分)は、環21bが形成されている。
装着部22は、軸体21と同様に、例えば真鍮線等を加工して作製できる。
装着部22の先端部分(軸体21側の部分)は、軸体21の環21bに繋げる環22aが形成されている。これにより、装着部22は、軸体21に接続される。
装着部22の後端部分(上側Z2の部分)は、曲げ戻すような形状のU字部22bが形成されている。U字部22bは、耳たぶに開けられた穴に引っ掛けられる。これにより、装着部22は、軸体21を介してタイル部10を耳たぶに装着できる。
装着部22の先端部分(軸体21側の部分)は、軸体21の環21bに繋げる環22aが形成されている。これにより、装着部22は、軸体21に接続される。
装着部22の後端部分(上側Z2の部分)は、曲げ戻すような形状のU字部22bが形成されている。U字部22bは、耳たぶに開けられた穴に引っ掛けられる。これにより、装着部22は、軸体21を介してタイル部10を耳たぶに装着できる。
[装着状態]
イヤリング1を耳たぶに装着した状態では、タイル部10は、耳たぶから垂れ下がる。
軸体21の外周と、タイル部10の貫通孔12の内壁との間には、隙間を有する。このため、図1(A)に示すように、タイル部10は、軸体21に支持された状態では、重力の作用によって、コーナ部11c側が上側Z2になり、かつ、コーナ部11cとは反対側11dが下側Z1になる。また、タイル部10は、人体の動きに応じて揺れる場合には、軸体21回りの揺動をともなう(図1(A)の揺動方向θ2参照)。これにより、タイル部10の揺れは、複雑な動きになるので、イヤリング1は、装飾の効果を向上できる。
また、タイル部10の裏面には、樹脂層13が設けられているので、裏面が人体に触れる場合でも、ザラついた感触が少ない。
なお、イヤリング1は、装飾の効果をより向上するために、タイル部10以外の装飾品を、軸体21の環21b、装着部22の環22a等に、取り付けてもよい。
イヤリング1を耳たぶに装着した状態では、タイル部10は、耳たぶから垂れ下がる。
軸体21の外周と、タイル部10の貫通孔12の内壁との間には、隙間を有する。このため、図1(A)に示すように、タイル部10は、軸体21に支持された状態では、重力の作用によって、コーナ部11c側が上側Z2になり、かつ、コーナ部11cとは反対側11dが下側Z1になる。また、タイル部10は、人体の動きに応じて揺れる場合には、軸体21回りの揺動をともなう(図1(A)の揺動方向θ2参照)。これにより、タイル部10の揺れは、複雑な動きになるので、イヤリング1は、装飾の効果を向上できる。
また、タイル部10の裏面には、樹脂層13が設けられているので、裏面が人体に触れる場合でも、ザラついた感触が少ない。
なお、イヤリング1は、装飾の効果をより向上するために、タイル部10以外の装飾品を、軸体21の環21b、装着部22の環22a等に、取り付けてもよい。
[製造方法]
イヤリング1の製造方法について説明する。
図2は、実施形態のイヤリング1の製造方法を説明する断面図である。
(タイル部10の貫通孔12の加工)
タイル部10の磁器タイル11の加工は、磁器タイル11をバイス等で保持すると作業性がよい。
加工には、以下のルータ(リュータ)50、ビット51を用いた。
ルータ50:有限会社プロクソンジャパン ミニルーターMM100
ビット51:有限会社プロクソンジャパン ダイヤモンドビットφ1mm
なお、刃物は、上記ビット51以外に、「株式会社ミツトモ製作所 RELIFE ダイヤモンドドリル 直径1.0mm」を利用しても、加工可能であることを確認した。
作業者は、以下の工程に従って、磁器タイル11に貫通孔12を加工できる。以下の工程では、磁器タイル11の裏面11b側から加工する例を示すが、表面11a側から加工してもよい。
(1)図2(A)に示すように、磁器タイル11の裏面11bのうち貫通孔12を形成する部分に、冷却水として、水滴53を垂らす。
(2)図2(A)、図2(B)に示すように、ビット51をルータ50に取り付けて、磁器タイル11の裏面11b側から加工をする。
この場合、必要に応じて、ビット51を傾けてもよい(傾き方向θ3参照)。また、水滴53が不足したら、水滴53を補充してもよい。
この工程は、十分な時間(例えば5分程度)をかける。
イヤリング1の製造方法について説明する。
図2は、実施形態のイヤリング1の製造方法を説明する断面図である。
(タイル部10の貫通孔12の加工)
タイル部10の磁器タイル11の加工は、磁器タイル11をバイス等で保持すると作業性がよい。
加工には、以下のルータ(リュータ)50、ビット51を用いた。
ルータ50:有限会社プロクソンジャパン ミニルーターMM100
ビット51:有限会社プロクソンジャパン ダイヤモンドビットφ1mm
なお、刃物は、上記ビット51以外に、「株式会社ミツトモ製作所 RELIFE ダイヤモンドドリル 直径1.0mm」を利用しても、加工可能であることを確認した。
作業者は、以下の工程に従って、磁器タイル11に貫通孔12を加工できる。以下の工程では、磁器タイル11の裏面11b側から加工する例を示すが、表面11a側から加工してもよい。
(1)図2(A)に示すように、磁器タイル11の裏面11bのうち貫通孔12を形成する部分に、冷却水として、水滴53を垂らす。
(2)図2(A)、図2(B)に示すように、ビット51をルータ50に取り付けて、磁器タイル11の裏面11b側から加工をする。
この場合、必要に応じて、ビット51を傾けてもよい(傾き方向θ3参照)。また、水滴53が不足したら、水滴53を補充してもよい。
この工程は、十分な時間(例えば5分程度)をかける。
(3)図2(B)に示すように、孔が厚さの半分程度まで加工できたら、図2(C)に示すように、磁器タイル11を裏返す。
(4)図2(C)、図2(D)に示すように、磁器タイル11の表面11aのうち貫通孔12を形成する部分(つまり、裏面11bの加工部分に対応した部分)に、冷却水として、水滴53を垂らす。そして、上記(1)、(2)と同様に、磁器タイル11の表面11a側から加工をする。
(5)図2(D)に示すように、貫通孔12が貫通したら、貫通孔12からビット51を抜く。
(4)図2(C)、図2(D)に示すように、磁器タイル11の表面11aのうち貫通孔12を形成する部分(つまり、裏面11bの加工部分に対応した部分)に、冷却水として、水滴53を垂らす。そして、上記(1)、(2)と同様に、磁器タイル11の表面11a側から加工をする。
(5)図2(D)に示すように、貫通孔12が貫通したら、貫通孔12からビット51を抜く。
これにより、磁器タイル11に、φ1mmのビットを用いることにより、1.5mm以下(より正確には1.0mm以上1.5mm以下)の貫通孔12を加工することができる。
上記(1)〜(5)の工程は、十分な時間(例えば10分程度)をかける。これにより、磁器タイル11の割れを抑制できる。
このように、従来から微細な孔開け加工が困難とされてきた陶磁器製のタイルに、直径が小さい貫通孔12を、タイルの端部から短距離に、加工できることを確認できた。
試作では、1mmのビット51を用いることにより、貫通孔12の直径は、1.2mm程度に形成できた。また、磁器タイル11の外形が1辺10mm程度の小さい正方形であっても、端部から貫通孔12までの距離L(図2(D)参照)が2mm程度以上であれば、磁器タイル11は、割れなかった。
上記(1)〜(5)の工程は、十分な時間(例えば10分程度)をかける。これにより、磁器タイル11の割れを抑制できる。
このように、従来から微細な孔開け加工が困難とされてきた陶磁器製のタイルに、直径が小さい貫通孔12を、タイルの端部から短距離に、加工できることを確認できた。
試作では、1mmのビット51を用いることにより、貫通孔12の直径は、1.2mm程度に形成できた。また、磁器タイル11の外形が1辺10mm程度の小さい正方形であっても、端部から貫通孔12までの距離L(図2(D)参照)が2mm程度以上であれば、磁器タイル11は、割れなかった。
(樹脂層13の積層)
(6)図2(E)に示すように、磁器タイル11の貫通孔12にピン54を通す。ピン54の直径は、貫通孔12の直径と同等である。
(7)図2(F)に示すように、磁器タイル11の裏面に樹脂を塗布することにより、樹脂層13を形成する。
(8)図2(G)に示すように、樹脂が乾燥したら、ピン54を貫通孔12から抜く。
これにより、貫通孔12を塞ぐことなく、かつ、貫通孔12を、磁器タイル11及び樹脂層13を連通するように形成できる。
(6)図2(E)に示すように、磁器タイル11の貫通孔12にピン54を通す。ピン54の直径は、貫通孔12の直径と同等である。
(7)図2(F)に示すように、磁器タイル11の裏面に樹脂を塗布することにより、樹脂層13を形成する。
(8)図2(G)に示すように、樹脂が乾燥したら、ピン54を貫通孔12から抜く。
これにより、貫通孔12を塞ぐことなく、かつ、貫通孔12を、磁器タイル11及び樹脂層13を連通するように形成できる。
(装着金具20の取り付け)
(9)図2(H)に示すように、装着金具20の曲げ加工前の状態の軸体21を、磁器タイル11の貫通孔12に挿通する。挿通後には、軸体21を曲げ加工することにより、環21b(図1参照)を作製し、軸体21を装着部22の環21bに接続する。
以上により、イヤリング1を製造できる。
(9)図2(H)に示すように、装着金具20の曲げ加工前の状態の軸体21を、磁器タイル11の貫通孔12に挿通する。挿通後には、軸体21を曲げ加工することにより、環21b(図1参照)を作製し、軸体21を装着部22の環21bに接続する。
以上により、イヤリング1を製造できる。
以上説明したように、実施形態のイヤリング1は、陶磁器製のタイルに貫通孔12を加工することにより、耳たぶに装着時において、磁器タイル11が揺動する。これにより、イヤリング1は、装飾の効果を向上できる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本考案の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本考案から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本考案による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、貫通孔は、タイル部のコーナ部に設けられた例を示したが、これに限定されない。貫通孔は、タイル部の任意の位置に設けてもよい。この場合でも、貫通孔を軸体よりも大きくすることにより、タイル部が軸体回りに揺動するので、装飾の効果を向上できる。
(2)実施形態において、磁器タイル付装飾品は、イヤリングである例を示したが、これに限定されない。磁器タイル付装飾品は、どのような種別であってもよい。磁器タイル付装飾品は、例えば、指輪、ネックレス、ブローチ等でもよい。
また、被着体は、人体に限定されない。被着体は、例えば、家具、照明等のインテリア等でもよい。この場合にも、磁器タイル付装飾品は、タイル部が軸体回りに揺動するので、インテリア等を効果的に装飾できる。
(3)実施形態において、タイル部は、樹脂層を備える例を示したが、これに限定されない。タイル部は、樹脂層を備えていなくてもよい。
(4)実施形態において、タイル部の外形は、正方形である例を示したが、これに限定されない。タイル部の外形は、例えば、方形(正方形又は長方形)、多角形、円形等から適宜選択できる。
(5)実施形態において、軸体、装着部は、別部材である例を示したが、これに限定されない。軸体、装着部は、例えば、1つの真鍮線等が加工された一体的の構造でもよい。
(1)実施形態において、貫通孔は、タイル部のコーナ部に設けられた例を示したが、これに限定されない。貫通孔は、タイル部の任意の位置に設けてもよい。この場合でも、貫通孔を軸体よりも大きくすることにより、タイル部が軸体回りに揺動するので、装飾の効果を向上できる。
(2)実施形態において、磁器タイル付装飾品は、イヤリングである例を示したが、これに限定されない。磁器タイル付装飾品は、どのような種別であってもよい。磁器タイル付装飾品は、例えば、指輪、ネックレス、ブローチ等でもよい。
また、被着体は、人体に限定されない。被着体は、例えば、家具、照明等のインテリア等でもよい。この場合にも、磁器タイル付装飾品は、タイル部が軸体回りに揺動するので、インテリア等を効果的に装飾できる。
(3)実施形態において、タイル部は、樹脂層を備える例を示したが、これに限定されない。タイル部は、樹脂層を備えていなくてもよい。
(4)実施形態において、タイル部の外形は、正方形である例を示したが、これに限定されない。タイル部の外形は、例えば、方形(正方形又は長方形)、多角形、円形等から適宜選択できる。
(5)実施形態において、軸体、装着部は、別部材である例を示したが、これに限定されない。軸体、装着部は、例えば、1つの真鍮線等が加工された一体的の構造でもよい。
1…イヤリング
10…タイル部
11…磁器タイル
11a…表面
11b…裏面
11c…コーナ部
12…貫通孔
13…樹脂層
21…軸体
22…装着部
10…タイル部
11…磁器タイル
11a…表面
11b…裏面
11c…コーナ部
12…貫通孔
13…樹脂層
21…軸体
22…装着部
Claims (4)
- 貫通孔が加工された磁器タイルを有するタイル部と、
前記タイル部の前記貫通孔に挿通された軸体と、
前記軸体に接続され、前記軸体を介して前記タイル部を被着体に装着する装着部と、
を備える磁器タイル付装飾品。 - 請求項1に記載の磁器タイル付装飾品において、
前記磁器タイルの前記貫通孔は、直径1.5mm以内であること、
を特徴とする磁器タイル付装飾品。 - 請求項1又は請求項2に記載の磁器タイル付装飾品において、
前記タイル部は、
表面側が化粧面であり、
裏面側に樹脂層を備えること、
を特徴とする磁器タイル付装飾品。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の磁器タイル付装飾品において、
前記タイル部の外形は、方形であり、
前記貫通孔は、前記タイル部のコーナ部に設けられ、
前記タイル部は、前記装着部によって被着体に装着された状態で、前記コーナ部側を上側としかつ前記コーナ部とは反対側を下側として、前記軸体回りに揺動すること、
を特徴とする磁器タイル付装飾品。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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2015
- 2015-06-02 JP JP2015002769U patent/JP3199251U/ja active Active
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