JP3199140B2 - 製袋包装機における横シール機構 - Google Patents

製袋包装機における横シール機構

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JP3199140B2
JP3199140B2 JP03931993A JP3931993A JP3199140B2 JP 3199140 B2 JP3199140 B2 JP 3199140B2 JP 03931993 A JP03931993 A JP 03931993A JP 3931993 A JP3931993 A JP 3931993A JP 3199140 B2 JP3199140 B2 JP 3199140B2
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horizontal
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製袋包装機の横シール機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】長尺の包材をフォーマーにより筒状に曲
成し、重ね合った縦の縁同士を縦シール部材により溶着
し、ついで、天の部分と底の部分を横シール部材により
封止しつつ内部に被包装物を充填してゆく型式の、いわ
ゆる縦型ピロー包装機にあっては、筒状の包材を一対の
横シール部材によって挟み込んでゆく際に、縁部が内方
にM字状に折れ込んで一種のマチ付きの袋のようなもの
を形成してしまうといった不具合が生じ、また この種
の包装機では、横シール処理と同時に内部に被包装物の
充填を行う関係上、溶着によってまだ十分に固まりきれ
ない横シール部分、特に他の部分より余計に包材が重な
り合っている縦シール部と横シール部の交叉した部分が
充填の際の衝撃を受けて変形し、ここにしわができると
いった不具合が生じる。
【0003】このような問題を解消するために、これま
での装置では、充填筒の下端に2本の線材を放射方向に
突設させ、これらによって筒状の包材を内側から外方に
向けて偏平に押し拡げるようにして縁部の折れ込みや横
シール部分のシワの発生を抑えるようにしている。
【0004】ところが、このような充填筒を用いた場
合、長期の使用によって線材が折損し、これが被包装物
とともに包装物の中に混入してしまうといった問題が生
じるばかりでなく、備品置場等では線材部分を上にした
状態で充填筒を載置する関係上、備品の収納や取出しの
際に線材部分に触れて怪我をするといった問題を惹起こ
す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
充填筒に特別の部材を付与することなく、良好な包装物
を成形することのできる新たな装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明はこのよ
うな課題を達成するために、筒状に形成した包材の内部
に被包装物を充填しつつ回転する前後一対の横シール部
材により包材に横シールを連続して施す型式の製袋包装
機において、横シール部材の回転方向上手側に、前縁中
央部に横シール方向と平行な向きの主しごき部を設ける
とともに、この主しごき部の両側には包材から離間する
向きに傾斜した逃がし部を設けるようにしたものであ
る。
【0007】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1乃至図3は本発明の一実施例を示したもので、
ここに示した実施例は、一対の横シールジョーに所要の
旋回動をさせるように構成した縦型ピロー包装機、つま
り、本出願人が特願平3−283526号において開示
したような、旋回動機構を備えた縦型ピロー包装機とし
て構成したものである。
【0008】はじめに、図3によって横シール機構20
に所要の旋回軌跡を描かせる機構について説明する。
【0009】後述する横シール機構20を支持する旋回
アーム1、1は、共通の結合軸3によってコの字状に組
付けられ、さらに、一方の旋回アーム1の基端部は可動
枠6上の支軸4に、他方の旋回アーム1の基端部は可動
枠6上の入力軸5にそれぞれ固定されていて、一方の旋
回アーム1をシュミットカップリング機構8を介して結
合した駆動軸7により内向きに回転させるとともに、包
材Sを挟んで対向し合う相互の可動枠6、6を接近、離
間するよう進退動させることにより、旋回アーム1、1
の先端に支持した横シール機構20、20に、図4に示
したような旋回動、つまり、横シール行程に至る直前部
分で相対向する一対の横シール機構20を徐々に接近さ
せる斬近行程を踏ませるような旋回動を行わせるように
構成されている。
【0010】10は結合軸3に遊挿した支持スリーブ
で、このスリーブ10の一方には、アイドラ12を介し
て歯数の等しい太陽歯車14と噛合う遊星歯車11が固
定され、旋回アーム1の回転とともに横シール機構20
に常時同じ姿勢を採らせながら太陽歯車14の回りを公
転させるように構成されている。
【0011】ところで、上記した横シール機構20は、
図1に示したように、大別して横シールジョー21とし
ごき板23とによって構成されている。
【0012】横シールジョー21は、左右一対の支持ス
リーブ10、10に支持された状態で上記したような略
D字状の軌跡に沿って回転し、直線軌跡部分、つまり横
シール行程で互いに圧接して、一方の包材Sの天の部分
とつぎの包材Sの地になる部分を同時に融着するように
構成されている。
【0013】これに対してしごき板23は、斬近行程か
ら横シール行程を経る間に他方のしごき板23と徐々に
接近して、筒状包材S内に投入された被包装物Wを下方
にしごき落とすとともに、被包装物W中に混入したエア
の一部を側方に逃がし、そのエアの圧力により包材Sの
両側部分を外方へ膨出させて内側への折れ込みを抑えつ
つこれに横方向の張力を付与するように機能するもの
で、このために、しごき板23の前縁中央部には、横シ
ール面と平行な向きの主しごき部24が、またその両側
部には、緩い角度θをもって後方に傾斜した逃がし部2
5、25が形成され、さらに、このしごき板23は、横
シールジョー21の回転方向上手側にあって、前縁が横
シールジョー21より突出するように常時圧縮スプリン
グ29により突合わせ方向に付勢された状態で支持スリ
ーブ10に摺動自在に取付けられている。
【0014】また、このしごき板23には、横シール部
位を冷却することができるようシール面に向いた多数の
エア噴出し口26‥‥がその前縁に列設され、さらにこ
れらのエア噴出し口26‥‥は、両側の逃がし部25よ
り中央の主しごき部24の方がより密度が高くなるよう
に穿設されていて、縦シール部分により多くのエアが吹
付けられるように構成されている。これらのエア噴出口
26は、しごき板23に設けた共通のエア通孔25と、
支持杆28に設けたエア通孔27を介して図示しないエ
ア供給パイプからエアの供給を受けるように構成されて
いる。
【0015】このように構成された装置において、予め
設定されたプログラムに従って一対の可動枠6、6を互
いに接近、離間させる一方、旋回アーム1、1を内向き
に回転させて、その先端に保持した横シール機構20に
図4に示したような旋回軌跡を画かせる。
【0016】これにより、相対向して回転する一対の横
シール機構20、20は、斬近行程の始端位置Iから包
材Sの移送経路に沿って徐々に接近し、この間に圧縮ス
プリング29に付勢されたしごき板23、23を徐々に
圧接させて包材Sを表裏から挟み込む。このため、しご
き板23は、シール部位に残存する被包装物Wを下方の
包材S内にしごき落とすとともに、前縁両側から後方に
後退した逃がし部25、25によって被包装物W中に混
入するエアの一部を側方へ逃がし、そのエアの圧力によ
って包材Sの両側部分を外方へ膨出させるとともに、こ
の部分に横方向の張力を付与する。
【0017】したがって、引続く回転によりつぎに一対
の横シール機構20が横シール行程の始端位置IIから
終端位置IIIへ移行すると、一対の横シールジョー2
1、21は、横方向の膨出張力が付与された包材Sに対
してこれを挟み込むように接合し、下方の包材Sの天の
部分と上方の包材Sの地の部分にしわや内向きの折れ込
みを生じさせることなくこれらの部分を同時に融着し、
またこれと同時に、しごき板23の内部に供給されたエ
アを前縁に列設したエア噴出し口26‥‥からシール面
へ噴出させ、熱融着を受けたシール面のうち、縦シール
部と重なり合う中央部分については、しごき部24に密
に設けた多数のエア噴出し口26‥‥からの多量のエア
により、また両側部分については、逃がし部25に粗く
設けたエア噴出し口26からのエアにより均一にかつ迅
速に冷却させて、被包装物Wの重みによりシール面が破
損するのを防止する。
【0018】そして以上の動作を終えて横シール機構2
0が終端位置IIIに達すると、図示しないカッターが
シール面の中央を切断し、下方の包材Sを切離して所要
の1サイクルを終了する。
【0019】なお以上は、包材Sに向けて徐々に接近す
る斬近軌跡と、包材Sに沿う直線軌跡を持つ旋回運動
を、互いに接近、離間する可動枠6と、ここに枢支され
た旋回アーム1とによって行わせるようにしたものであ
るが、上記した運動をカム機構によって行わせるように
構成することもでき、また、水平運動機構と上下運動機
構との組合せによって、横シール機構20に、いわゆる
矩形の旋回運動をさせるように構成することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、横シ
ール部材の回転方向上手側にしごき部材を併設するとと
もに、このしごき部材の前縁中央部を横シール方向と平
行な向きの主しごき部とし、前縁両側を後方に傾斜した
逃がし部としたので、包材に投入された被包装物を主し
ごき部により下方の包材内にしごき落とす過程で、被包
装物中に混入したエアの一部を包材の側方に逃がしなが
ら、このエアの圧力を利用して包材を内側から外に向け
て膨出させ、かつ横方向に張力を付与して、充填筒など
に何らの補助部材を付加することなく、筒状の包材を完
全な偏平状態となした上で、しわや内向きの折れ込みを
生じさせることなく所要の横シールを施すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横シール機構の斜視図
である。
【図2】同機構の側面図である。
【図3】同機構の回転駆動部を示した図である。
【図4】同機構による横シール動作を示した図である。
【符号の説明】
1 旋回アーム 6 可動枠 10 支持スリーブ 20 横シール機構 21 横シールジョー 23 しごき板 24 主しごき部 25 逃がし部 26 エア噴出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 51/10 - 51/32 B65B 9/00 - 9/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成した包材の内部に被包装物を
    充填しつつ、回転する前後一対の横シール部材により包
    材に横シールを連続して施す型式の製袋包装機におい
    て、 横シール部材の回転方向上手側に、前縁中央部横シー
    ル方向と平行な向きの主しごき部を設けるとともに、該
    主しごき部の両側には包材から離間する向きに傾斜した
    逃がし部を設けたしごき部材を併設したことを特徴とす
    る製袋包装機における横シール機構。
  2. 【請求項2】 記しごき部材に、シール位置に向けて
    空気を吐出する空気噴出し口を、記主しごき部におい
    ては密に、記逃がし部においては疎に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の製袋包装機における横シール機
    構。
JP03931993A 1993-02-03 1993-02-03 製袋包装機における横シール機構 Expired - Fee Related JP3199140B2 (ja)

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JP4664122B2 (ja) * 2005-06-07 2011-04-06 オリヒロエンジニアリング株式会社 2つの収容室を有する2液袋包装袋を製造する製造方法および縦型充填包装機
AU2010230040A1 (en) 2009-03-26 2011-09-29 Nestec S.A. A jaw support for a pouch filler
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