JP3198921B2 - ディジタル信号記録方法 - Google Patents
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Description
方法に係り、特に記録媒体に主情報であるメインデータ
と共に補助的な情報を記録するディジタル信号記録方法
に関する。
録するディジタル信号記録方法においては、ディジタル
信号をデータブロック単位で時系列的に合成して各トラ
ックに記録する。また、記録再生しようとするディジタ
ル信号は、主情報であるメインデータ以外にも、記録媒
体あるいはプログラムの時間的位置などを示すタイムコ
ードや記録日時、更にはソース情報などの補助的な情報
を、上記のメインデータが記録されるトラックの別の領
域(例えばサブコード領域)に記録し、再生するのが一
般的である。
報の種類はますます多くなってきており、また、補助的
な情報としては上記以外にもカセットテープを識別させ
るためのカセットID、プログラムインデックス番号、
放送チャンネル番号、プログラム毎のタイトルや概要な
ど種々ある。
のプログラムのメインデータを記録する場合、これらの
すべての補助情報を統一的なフォーマットで記録しよう
とすると、どのプログラムの何の情報かを、プログラム
毎に予め記録位置を指定する等して所定の領域内にすべ
て記録しなければならない。このため、扱えるプログラ
ム数がフォーマットの仕様により決定されてしまうとい
う限界が生じる。更に、所定のプログラムより少ないプ
ログラムを記録する場合には、余った領域には他のデー
タを記録することができず、記録媒体の経済性が良くな
い。また、補助情報の種類・量が大きくなると、限られ
た領域のビット割り当てには入り切らないという問題が
ある。
で、多くの補助情報を統一的なフォーマットで記録し得
るディジタル信号記録方法を提供することを目的とす
る。
め、本発明記録方法は、主情報であるメインデータをデ
ータブロック単位で記録媒体に記録すると共に、補助情
報をデータブロックよりも短い固定長のパック単位で記
録媒体に記録するディジタル信号記録方法であって、パ
ックは、そのパックの種別を示す固定パターンと、当該
補助情報が複数のパック群からなる補助情報か単独のパ
ックからなる補助情報かを示すフラグとが、補助情報に
多重されたソースパックの構成とされて記録され、ある
いは、パックの種別を示す固定パターンと、そのパック
に後続して全体として一つの補助情報を構成するパック
の数とが、補助情報の一部に多重されたソースパックの
構成とされて記録されることを特徴とする。
数パックか単独パックで記録されているのかを識別させ
ることができ、また、パック数により何パックで記録さ
れているかを識別させることができる。
パックの種別を示す固定パターンと、そのパックの補助
情報が複数のチャンネル番号情報か否かを示すフラグ
と、フラグの値に関連してそのパックに後続するパック
の数又はそのパックの多重位置を示す番号とが、補助情
報に多重されたソースパックの構成とされて記録される
ことを特徴とする。
り、モノチャンネル記録かマルチチャンネル記録かとい
うことと記録チャンネル番号とを再生側に識別させるこ
とができる。
が、フラグと番号を有することなく、固定パターンと補
助情報のみからなるインフォメーションパックも記録す
ることを特徴とする。この発明では、プログラムの概
要、タイトルその他のチャンネル番号以外の補助情報を
記録できる。
は、フラグ及び番号により、そのソースパックが多重さ
れるパック群の終了パックであることを識別させること
を特徴とする。この発明では、パック群内のパックが欠
損して、追加されたパック数が不明になっても、パック
の終了を確実に認識できる。
は、フラグ及び番号により、そのソースパックが多重さ
れるパック群におけるパックの多重位置を識別させるこ
とを特徴とする。これにより、重要なパックについて
は、同じものを複数回重複して記録できる。
ックが、フラグ及び番号により、そのソースパックに後
続して多重されるインフォメーションパックの数を識別
させるようにしたため、再生側でインフォメーションパ
ックを確実に識別して再生させることができる。
インデータをデータブロック単位で記録媒体に記録する
と共に、補助情報をデータブロックよりも短い固定長の
パック単位で記録媒体に記録するディジタル信号記録方
法であって、パックは、そのパックの種別を示す固定パ
ターンと、そのパックに後続する補助情報がテキストデ
ータであるテキストデータパックのテキストコードと、
後続するテキストデータパックの数を示す番号とが補助
情報に多重されたテキストヘッダの構成とされて記録さ
れることを特徴とする。
続するテキストデータパックにより、パック構成により
テキストデータを記録することができる。また、本発明
はテキストヘッダの補助情報が特定の値のときに、その
テキストヘッダに後続するテキストデータパックが、そ
のテキストヘッダより前に多重されているテキストデー
タパックと同一のプログラム番号のパックであることを
示すようにしたため、任意の数のテキストデータパック
を多重記録することができる。
て図面と共に説明する。この実施の形態では、ヘリカル
スキャンニング方式VTRと同じ構造で、磁気テープの
各トラックにディジタル信号を回転ヘッドにより記録し
再生する。また、このディジタル信号は主情報であるメ
インデータと、パック(データ)と称される補助データ
などからなる。ここで、パックは、カセットID、タイ
ムコード、記録日時、ソース情報(例えば、ディジタル
放送信号を記録したときのチャンネルやプログラムイン
デックス番号)、テキストデータ(例えば、プログラム
毎のタイトル、概要など)などの補助情報やその識別情
報を内容とする固定長のデータである。
パックは通常、6バイト固定長であり、大略して単独利
用されるシングルパックと複数まとめて利用されるアデ
ィショナルパックとに分けられる。シングルパックは例
えばカセットID、タイムコード、モノチャンネル時の
ソースパックなどがある。一方、アディショナルパック
はソースパックによるものとテキストヘッダによるもの
とに分類される。
れるものとしては、マルチチャンネル時のアディショナ
ル・ソースパック群と、各チャンネル内容のマルチ表示
用のアディショナル・インフォメーションパック群とが
ある。また、テキストヘッダにより複数まとめて利用さ
れるものとしては、単独のテキストと、複数のテキスト
群がある。
タやサブコードデータと共に各トラックに記録される。
各トラックは、前記したデータブロックに相当するシン
クブロックと呼ばれる一定量のデータエリアを回転ヘッ
ドの走査に従って複数個配置することにより構成され
る。図2はこのシンクブロックの一例のフォーマットを
示す。同図に示すように、シンクブロックはそのシンク
ブロック再生のための2バイトの同期信号(Sync)
の領域3と、3バイトのアドレス情報(ID)の領域4
と、様々な情報を格納する3バイトのヘッダ格納領域5
と、96バイトの実質的なデータ格納エリア6と、この
シンクブロックの情報の誤り訂正のための8バイトのパ
リティの領域7とが時系列的に合成された全部で112
バイトの構成である。
よるトラックフォーマットを示す。同図に示すように、
1本のトラックはマージン領域11、プリアンブル領域
12、サブコード領域13、ポストアンブル領域14、
IBG領域15、プリアンブル領域16、メインデータ
領域17、誤り訂正符号領域18、ポストアンブル領域
19及びマージン領域20からなり、全部で356シン
クブロックから構成されている。
域18のうち、メインデータ領域17は例えば6シンク
ブロックの倍数の306シンクブロックに設定される。
また、誤り訂正符号領域18は、誤り訂正のための外符
号(C2符号)が記録される領域で、30シンクブロッ
クからなる。
(=448バイト)からなり、その各シンクブロックは
それぞれ28バイトの4つのサブコードブロック21か
らなる。そして、各サブコードブロック21のそれぞれ
は3つのパック22を有している。従って、サブコード
領域13全体では、48パック(=4×4×3パック)
記録される。
06シンクブロックの各シンクブロックのうち、前記ヘ
ッダ格納領域5の中の1バイトをパックの1バイトに割
り当て、よって6シンクブロック分集めて1つのパック
の6バイトを記録する。従って、メインデータ領域17
全体では、51(=306/6)パック記録される。こ
れにより、1本のトラック全体では計99(=48+5
1)パック記録されることとなる。
録されるソースパックのフォーマットを示す。同図にお
いて、ソースパック1は6バイトから構成されており、
その1バイト目PC0にはこの6バイトがソースパック
であることを示す固有のパターンが配置される。また、
2バイト目PC1には、上位4ビットがテレビ放送チャ
ンネルの十の位の値、下位4ビットがテレビ放送チャン
ネルの一の位の値を配置し、それぞれBCDで値を表
す。3バイト目PC2には、上位4ビットは予約領域
で、下位4ビットがテレビ放送チャンネルの百の位の値
をBCDで表すようになされている。
(MSB)には、後述するアディショナルフラグAFが
配置され、第2ビットから第8ビット(LSB)にはア
ディショナルパックのトータル番号(総数)T.P.N
Oが配置される。なお、5バイト目PC4及び6バイト
目PC5はいずれも予約領域である。
Fは、「0」のときアディショナル・インフォメーショ
ンパックでないことを示し、「1」のときアディショナ
ル・インフォメーションパックあるいはアディショナル
・ソースパックであることを示す。アディショナルパッ
クのトータル番号T.P.NOは、アディショナルフラ
グAFが「0」のとき、「0」であればモノチャンネル
のソースパックであり、「n」(0以外の値)のときは
アディショナル・ソースパック番号を示す(つまり、そ
のソースパックが先頭のソースパックに続いて何番目の
アディショナル・ソースパックであるかを示す)ように
定義されている。
号T.P.NOは、アディショナルフラグAFが「1」
のとき、「0」であればアディショナル・インフォメー
ション・パックの最終パックであることを示し、「n」
(0以外の値)であればこのパックに続くアディショナ
ル・インフォメーションパックあるいはアディショナル
・ソースパックのパック数を示すように定義されてい
る。ただし、同一内容のパックは複数重複した場合も一
つとして数える。
について説明する。ディジタル放送では、同一周波数帯
に複数のチャンネルのデータが時分割多重されて送られ
てくる。これらのチャンネルのうち記録したチャンネル
を表すパック群の一例を図4に示す。この例はチャンネ
ル番号「005」、「096」、「125」のディジタ
ル放送信号記録時の例で、パックは前述したアディショ
ナルパックでマルチチャンネル時のソースパック群を構
成する。つまり、図4のソースパック31、32及び3
3により、記録媒体に記録されているディジタル放送信
号チャンネルという、一つの補助情報を表している。
パック群の先頭のソースパックであるためアディショナ
ルフラグAFが「1」で、また、この例では3つのチャ
ンネルのソースパックからなり、2つのアディショナル
・ソースパック32及び33が後続するため、トータル
番号T.P.NOが「2」である。また、PC1及びP
C2は「005」のチャンネル番号を示す。
ソースパック31に後続するアディショナル・ソースパ
ックの1番目であるから、アディショナルフラグAFが
「0」で、トータル番号T.P.NOが「1」であり、
PC1及びPC2は「096」のチャンネル番号を示
す。同様に、3番目のソースパック33は、後続するア
ディショナル・ソースパックの2番目であるから、アデ
ィショナルフラグAFが「0」で、トータル番号T.
P.NOが「2」であり、PC1及びPC2は「12
5」のチャンネル番号を示す。
ルフラグAFが「1」で、トータル番号T.P.NOの
値が「0」以外の値のときはマルチチャンネル記録時の
ソースパック群であり、また、ソースパックのアディシ
ョナルフラグAFとトータル番号T.P.NOの値が共
に「0」のときはモノチャンネル記録時のソースパック
であるから、モノチャンネル記録とマルチチャンネル記
録の識別が明確となる。従って、記録されているデータ
が例えば1チャンネルなのか2チャンネルなのか、更に
は1チャンネルと2チャンネルの双方なのかが判断でき
ないような混乱が回避される。
報内容のものを複数回、記録して信頼性を向上すること
ができる。例えば図4の例では、アディショナル・ソー
スパック32及び33をそれぞれ複数回ずつ重複して記
録することができる。ソースパック32及び33のT.
P.NOが、多重されるパック群における多重位置を識
別させるようにしているからである。この場合、ソース
パック31、32及び33のそれぞれのアディショナル
フラグAFと、トータル番号T.P.NOは図4のソー
スパック31、32及び33と同じである。
及び33の間に、他のパック、例えばタイムコードなど
の、アディショナル・ソースパック以外のパックを入れ
ることができる。
示用インフォーメーションパックの構成を示す。一つの
テレビチャンネルにつき3個の情報(ここでは、プログ
ラムインフォーメーション、タイトル、プログラムタイ
ム)を記録する場合、図5に示すように、先頭のソース
パック41はアディショナルフラグAFが「1」で、ト
ータル番号T.P.NOが「4」であり、PC1及びP
C2は「125」のチャンネル番号を示す。
パック41により、このソースパック41に対して4つ
(4種類の内容)のパックが後続することがわかる。こ
こでは、後続する4つのパックのうち、最終のパックを
除く3つのパックがアディショナル・インフォメーショ
ンパックである。すなわち、ソースパック41の直後に
連続して3つのアディショナル・インフォメーションパ
ック42、43及び44が続き、最後に終了を示すソー
スパック45が記録される。
ンパック42、43及び44はソースパック41により
指定された125チャンネルのプログラム情報、タイト
ル、プログラムの時間を示すそれぞれ6バイトのパック
で、前記アディショナル・ソースパックとはそれぞれ異
なるフォーマットである。
パック42は図6に示すフォーマットとされている。プ
ログラム・インフォメーションパック42は6バイトか
ら構成されており、その1バイト目PC0にはこの6バ
イトがプログラム・インフォメーションパックであるこ
とを示す固有のパターンが配置される。また、2バイト
目PC1には、上位4ビットがプログラム番号の十の位
の値、下位4ビットがプログラム番号の一の位の値を配
置し、それぞれBCDで値を表す。3バイト目PC2に
は、上位4ビット、下位4ビットがそれぞれインデック
ス番号の十の位の値、一の位の値をBCDで表すように
なされている。
ト、下位4ビットがそれぞれプログラムのトータル番号
の十の位の値、一の位の値をBCDで表すようになされ
ている。5バイト目PC4には、上位4ビット、下位4
ビットがそれぞれインデックスのトータル番号の十の位
の値、一の位の値をBCDで表すようになされている。
6バイト目PC5は予約領域である。
ク42等のアディショナル・インフォメーションパック
は、いずれも図1のアディショナルフラグAF及びアデ
ィショナルパックのトータル番号T.P.NOを有して
いない。また、図5の最後のパック45がアディショナ
ルフラグAFが「1」で、トータル番号T.P.NOが
「0」であり、これにより前述したように最終パックで
あることを示す。このソースパック45により、それ以
前のアディショナル・インフォメーションパックが欠損
して、追加されたパック数が不明になっても、アディシ
ョナル・インフォメーションパックの終了を確実に認識
させることができる。
フラグAFが「1」で、トータル番号T.P.NOが
「4」であるから、読み込んだチャンネルに関する情報
が次のパックから4パック連続して記録されていること
がわかるから、順に読み込めば現在のチャンネルに関す
る内容と対応させることができる。これにより、チャン
ネル情報だけでなく、各チャンネルの記録内容を再生側
に明確に識別させることができる。
方法について説明する。テキストはテキストヘッダとテ
キストデータからなり、単独テキストと複数テキスト群
の2種類がある。単独テキストは図7に示すように、先
頭にテキストヘッダ51が配置され、続いてn個のテキ
ストデータパックが時系列的に合成されたテキストデー
タパック群52が配置された構成であり、nは最大で2
55である。テキストヘッダ51には後述するテキスト
データのトータル番号TNOがあり、また、テキストデ
ータパックにはそれぞれ後述するパックページ番号PN
Oが存在する。テキストデータのトータル番号TNO
は、後続するテキストデータパックの数を示す。また、
パックページ番号PNOはそのパックがテキストヘッダ
51から何番目のテキストデータパックであるかを示す
番号である。
を構成するn個のテキストデータパックの間には、他の
パックが存在してもよい。また、同一のパック番号のテ
キストデータパックが存在してもよい。
に、複数のテキスト611〜61Eが時系列的に合成され
た構成であり、ここでは2番目のテキスト612と3番
目のテキスト613との間に他のパック62が合成され
ている例を示している。ここで、テキスト611はテキ
ストヘッダ64に複数のテキストデータパック65が時
系列的に合成されており、また、他のテキスト612〜
61Eは複数のテキストデータパック65の間に他のパ
ック67が存在するが(勿論存在しなくともよい)、テ
キストヘッダ66に複数のテキストデータパック65が
時系列的に合成されている。
それぞれ図7に示した単独テキストと同様の構成とされ
ている。ただし、2番目以降のテキスト612〜61Eの
それぞれのテキストヘッダ66の後述するプログラム番
号とインデックス番号はそれぞれ特定の値(例えば16
進数でそれぞれEE)に設定されており、これによりそ
のテキストヘッダ66に後続する複数のテキストデータ
パック65が、そのテキストヘッダ66以前のテキスト
と同一のプログラム番号、同一のインデックス番号であ
ることを示している。これにより、複数のテキスト61
1〜61Eからなるテキスト群により、同一のプログラム
番号、同一のインデックス番号のテキストデータを記録
再生することができることとなる。
は図9に示すように、6バイトからなるパックで、その
1バイト目PC0にはこの6バイトがテキストヘッダで
あることを示す固有のパターンが上位5ビットに配置さ
れ、下位3ビットには、テキスト内容が例えばタイトル
なのかキャプションなのかに応じて異なる値に設定され
る。また、2バイト目PC1には、このヘッダに後続す
るテキストデータの総数を示すトータル番号(最大値2
55)TNOが配置される。3バイト目PC2には、テ
キストコードが配置される。
ト、下位4ビットがそれぞれプログラム番号の十の位の
値、一の位の値をBCDで表すようになされている。5
バイト目PC4には、上位4ビット、下位4ビットがそ
れぞれインデックス番号の十の位の値、一の位の値をB
CDで表すようになされている。6バイト目PC5は予
約領域である。プログラム番号及びインデックス番号は
それぞれ最大値が99、最小値が0である。
インデックス番号はそれぞれ16進数で「EE」の値の
ときはそれ以前のテキストのプログラム番号、インデッ
クス番号と同一であることを示し、255パック以上の
テキストパックが必要の際には、このパックのT.P.
NO数分のテキストパックを追加することができる。ま
た、テキストデータパック65は図10に示すように、
6バイトからなるパックで、その1バイト目PC0には
この6バイトがテキストデータであることを示す固有の
パターンが上位5ビットに配置され、下位3ビットに
は、テキストデータ内容が例えばタイトルなのかキャプ
ションなのかに応じて異なる値に設定される。また、2
バイト目PC1には、このテキストデータがテキストヘ
ッダから何番目に後続するパックであるかを示すパック
ページ番号が配置される。3バイト目PC2から6バイ
ト目PC5の4バイトには、テキストデータが配置され
る。このテキストデータには、テキストデータの他フォ
ントデータ、グラフィックデータなども含む。
することにより、1パックが6バイトであっても6バイ
ト以上のデータをパックデータとして扱うことができ
る。
から再生したパック処理の概要について図11と共に説
明する。パック処理に際して、まず入力パックがシング
ルパックかどうかPC0の値から判断する(ステップ1
01)。ここで、シングルパックとは前述したようにカ
セットIDやタイムコード等のパックで、一つの6バイ
ト長のパックで伝送できる補助情報のパックである。な
お、後述するモノチャンネル時のソースパックもシング
ルパックであるが、ここではシングルパックではないと
判定するものとする。
データ内容の処理を行い(ステップ102)、そうでな
いときはテキスト関係のパックかどうかPC0の値から
判断する(ステップ103)。テキスト関係のパックで
ないときは、そのパックがソースパックかどうかPC0
から判断し(ステップ104)、ソースパックでないと
きはそのチャンネル(Mチャンネルとする)のアディシ
ョナル・インフォメーションパック処理を行う(ステッ
プ105)。
ショナルフラグAFの値が「1」であるソースパックか
「0」であるソースパックかどうか判定する(ステップ
106)。アディショナルフラグAFが「1」であると
きは、このパックのチャンネル番号Mとアディショナル
パックのトータル番号T.P.NOの値「N」を読み取
り(ステップ107)、そのNの値が「0」かどうか判
定する(ステップ108)。アディショナルパックのト
ータル番号T.P.NOの値「N」が「0」のときは、
そのソースパックが図5に45で示したような終了のソ
ースパックであると判定され(ステップ109)、
「0」以外の値であるときは、そのソースパックがマル
チチャンネル記録時の先頭のソースパックであると判定
され、以後のNパックはアディショナル・ソースパック
と判定される(ステップ110)。
ラグAFが「0」であると判定されたときは、アディシ
ョナルパックのトータル番号T.P.NOの値「N」が
「0」かどうか判定する(ステップ111)。アディシ
ョナルパックのトータル番号T.P.NOの値「N」が
「0」のときは、そのソースパックがモノチャンネルの
ソースパックであると判定され(ステップ112)、
「0」以外の値であるときは、そのソースパックがマル
チチャンネル時のアディショナル・ソースパックの一つ
であると判定される(ステップ113)。
ックであると判定したときは、それがテキストヘッダで
あるかどうかPC0の値から判定され(ステップ11
4)、テキストヘッダでないときはテキストデータと判
定する(ステップ115)。このテキストデータのプロ
グラム番号とインデックス番号(以下、これをP/Iと
記す)はそれ以前のテキストヘッダのP/Iから例えば
プログラム番号M、インデックス番号M(以下、これを
Mp/Miと記す)と判定される。
パックからP/Iが例えばMp/Miで、テキストデー
タのトータル番号TNOが例えば「N」であることを読
み取る(ステップ116)。続いて、上記の読み取った
P/Iが特定の値(16進数で「EE」)であるかどう
か判定し(ステップ117)、特定の値でないときは以
後のNパックは図7に52で示したようなMp/Miの
テキストデータ群であると判定する(ステップ11
8)。
ックはそのテキストヘッダより前のパックと同じP/I
のテキストデータパックであると判定する(ステップ1
19)。従って、このときは以後のNパックはそれ以前
のテキストデータと共に図8に示したようなテキスト群
を構成していることが分かる。
番号T.P.NOなどの値やその意味づけは一例であ
り、本発明はこれに限定されるものではないことは勿論
である。また、以上説明した各パックは、サブコード領
域のみあるいはメインデータ領域内にのみ記録すること
も可能である。更に、以上の実施の形態では、メインデ
ータやパックは磁気テープに記録する例について説明し
たが、記録する記録媒体としては、ディスクその他の記
録媒体に適用できることは勿論である。
フラグにより補助情報が複数パックか単独パックで記録
されているのかを識別させることができ、また、パック
数により何パックで記録されているかを識別させること
ができる。更に、本発明によれば、モノチャンネル記録
かマルチチャンネル記録かということと記録チャンネル
番号とを再生側に識別させることができるため、従来の
ように記録されているメインデータがモノチャンネルが
マルチチャンネルかの判断ができないような現象を防止
でき、確実にチャンネル番号などを記録でき、特にディ
ジタルテレビ放送のような同一周波数帯で複数のチャン
ネルの放送信号が時分割多重されて送信されてくるディ
ジタル放送信号の記録時に有効である。
クによりプログラムの概要、タイトルその他のチャンネ
ル番号以外の補助情報を記録できるので、記録補助情報
の自由度が高く、また、パック構成であり、記録媒体の
記録容量の無駄を極力排して補助情報を記録できる。
フラグ及び番号により、そのソースパックに後続して多
重されるインフォメーションパックの数を識別させるよ
うにし、読み込んだチャンネルに関する情報が次のパッ
クから連続して記録されているパック数がわかるから、
順に読み込めば現在のチャンネルに関する内容と対応さ
せることができる。これにより、チャンネル情報だけで
なく、各チャンネルの記録内容を再生側に明確に識別さ
せることができる。
フラグ及び番号により、そのソースパックに後続して多
重されるパックの終了を識別させるようにしたため、ア
ディショナルパックが欠損して、追加されたパック数が
不明になっても、アディショナルパックの終了を確実に
認識できる。
フラグ及び番号により、そのソースパックに後続して多
重されるパックの多重位置を識別させることで、重要な
パックについては、同じものを複数回重複して記録でき
るようにしたため、信頼性を向上できる。
後続するテキストデータパックにより、パック構成によ
りテキストデータを記録することができ、また、テキス
トヘッダの補助情報が特定の値のときに、そのテキスト
ヘッダに後続するテキストデータパックが、そのテキス
トヘッダより前に多重されているテキストデータパック
と同一のプログラム番号のパックであることを示すこと
により、任意の数のテキストデータパックを多重記録す
るようにしたため、補助情報の記録容量が大きくても記
録できる。
マットを示す図である。
のフォーマットを示す図である。
例を示す図である。
時のソースパック群を示す図である。
時のアディショナル・インフォメーションパック群を示
す図である。
メーションパックのフォーマットを示す図である。
マットを示す図である。
ーマットを示す図である。
ーマットを示す図である。
クのフォーマットを示す図である。
クの再生処理を説明する流れ図である。
・インフォメーションパック 43 タイトルのアディショナル・インフォメーション
パック 44 プログラムタイムのアディショナル・インフォメ
ーションパック 51、64、66 テキストヘッダ 52 テキストデータ群 611〜61E テキスト 62、67 他のパック 65 テキストデータパック T.P.NO アディショナルパックのトータル番号 TNO テキストデータのトータル番号 PNO パックページ番号
Claims (9)
- 【請求項1】 主情報であるメインデータをデータブロ
ック単位で記録媒体に記録すると共に、補助情報を前記
データブロックよりも短い固定長のパック単位で記録媒
体に記録するディジタル信号記録方法であって、 前記パックは、そのパックの種別を示す固定パターン
と、当該補助情報が複数のパック群からなる補助情報か
単独のパックからなる補助情報かを示すフラグとが、前
記補助情報に多重されたソースパックの構成とされて記
録されることを特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項2】 主情報であるメインデータをデータブロ
ック単位で記録媒体に記録すると共に、補助情報を前記
データブロックよりも短い固定長のパック単位で記録媒
体に記録するディジタル信号記録方法であって、 前記パックは、そのパックの種別を示す固定パターン
と、そのパックに後続して全体として一つの補助情報を
構成するパックの数とが、該補助情報の一部に多重され
たソースパックの構成とされて記録されることを特徴と
するディジタル信号記録方法。 - 【請求項3】 主情報であるメインデータをデータブロ
ック単位で記録媒体に記録すると共に、補助情報を前記
データブロックよりも短い固定長のパック単位で記録媒
体に記録するディジタル信号記録方法であって、 前記パックは、そのパックの種別を示す固定パターン
と、当該補助情報が複数のパック群からなる補助情報か
単独のパックからなる補助情報かを示すフラグと、該フ
ラグの値に関連してそのパックに後続するパックの数又
はそのパックの多重位置を示す番号とが、前記補助情報
に多重されたソースパックの構成とされて記録されるこ
とを特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項4】 前記パックは、前記フラグと番号を有す
ることなく、前記固定パターンと前記補助情報のみから
なるインフォメーションパックであることを特徴とする
請求項3記載のディジタル信号記録方法。 - 【請求項5】 前記ソースパックは、前記フラグ及び番
号により、そのソースパックに後続して多重される、前
記固定パターンと前記補助情報のみからなるインフォメ
ーションパックの数を識別させることを特徴とする請求
項3記載のディジタル信号記録方法。 - 【請求項6】 前記ソースパックは、前記フラグ及び番
号により、そのソースパックが多重されるパック群の終
了パックであることを識別させることを特徴とする請求
項3記載のディジタル信号記録方法。 - 【請求項7】 前記ソースパックは、前記フラグ及び番
号により、そのソースパックが多重されるパック群にお
けるパックの多重位置を識別させることを特徴とする請
求項3記載のディジタル信号記録方法。 - 【請求項8】 主情報であるメインデータをデータブロ
ック単位で記録媒体に記録すると共に、補助情報を前記
データブロックよりも短い固定長のパック単位で記録媒
体に記録するディジタル信号記録方法であって、 前記パックは、そのパックの種別を示す固定パターン
と、そのパックに後続する補助情報がテキストデータで
あるテキストデータパックのテキストコードと、該後続
するテキストデータパックの数を示す番号とが前記補助
情報に多重されたテキストヘッダの構成とされて記録さ
れることを特徴とするディジタル信号記録方法。 - 【請求項9】 前記テキストヘッダは、その補助情報が
特定の値のときに、そのテキストヘッダに後続する前記
テキストデータパックが、そのテキストヘッダより前に
多重されているテキストデータパックと同一のプログラ
ム番号のパックであることを示すことを特徴とする請求
項8記載のディジタル信号記録方法。
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ID=15843643
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JP16711196A Expired - Lifetime JP3198921B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | ディジタル信号記録方法 |
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US5646796A (en) * | 1993-05-10 | 1997-07-08 | Sony Corporation | Apparatus and method for recording and reproducing topic data with digital video and audio data |
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- 1996-06-27 JP JP16711196A patent/JP3198921B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-06-23 EP EP97401455A patent/EP0817194B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-25 US US08/882,284 patent/US6052246A/en not_active Expired - Lifetime
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