JP3198663U - 調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポテトサラダ等の食材の掬い作業や玉子などの茹で上げを簡便に行うことができる調理器具を提供する。【解決手段】調理器具100は、食材を掬う掬い部120と、把持部140と、掬い部を把持部に取り付けるための取付部130とを含む。掬い部及び取付部は、複数の線材10a〜10dにより構成され、掬い部は、深さを変更可能に形成される。線材はバネ性を有し、取付部は、線材の両端部を、所定の間隔を置いて配置形成され、取付部の線材の間隔を変更することによって、掬い部の深さが変更される。【選択図】図1

Description

本考案は、調理器具に関する。
食材を取り分ける際に、食材を掬って運ぶためにトングや調理用スプーン、お玉等の調理器具が用いられている。しかし、ポテトサラダ等の食材は、調理器具に付きやすく、また、調理器具から離れにくいために、上記調理器具では操作性が低く、また作業に時間がかかる。
また、豆腐や煮込み大根等柔らかい食材は、お玉等で掬おうとすると、お玉の縁が食材に当たって食材に刺し傷が残ったり、食材が欠けてしまったりする。そこで、ヘラ等食材との接触面が平らな調理器具で掬おうとすると、食材が調理器具から滑り落ちてしまうことがある。
さらに、湯中から固まり状のもの例えば、卵やブロッコリ、ジャガイモなどや複数の固形のもの、例えば、煮豆やミックスベジタブルや小魚の煮物などを掬い上げる際に、湯切り、汁切りするものに網状のお玉が有るが、水切れが悪く、角などで食材を壊しやすく、使用後の洗浄が面倒である。
従来の調理器具を改良したものとして、例えば、汁と具材を掬い分けるための調理器具(例えば特許文献1に記載の料理用玉杓子)等が提案されているが、上記のような課題を解決することはできない。
実開平6−11653号公報
本考案は、少なくとも上記課題の一つを解決するためのものであり、食材の取り分け作業ないし掬い作業を簡便に行うことができる調理器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る調理器具は、食材を掬う掬い部と、把持部と、前記掬い部を前記把持部に取り付けるための取付部とを含む調理器具であって、前記掬い部及び前記取付部は、複数の線材により構成され、前記掬い部は、深さを変更可能に形成される。
また、複数の前記線材は、バネ性のある線材であり、前記取付部は、複数の前記線材の両端部を、所定の間隔を置いて配置して形成され、前記掬い部は、前記取付部の間隔を変更することによって、深さが変更されてもよい。
また、前記掬い部は、前記線材のループ状のループ部を、前記掬い部が所定の深さとなるように所定の間隔を置いて配置して形成されてもよい。
また、複数の前記線材は前記ループ部のループの大きさがそれぞれ異なり、前記掬い部は、複数の前記線材の前記ループ部を、前記掬い部の深さが深くなるに従って前記線材の前記ループ部のループの大きさが小さくなるように、所定の間隔を置いて重ねて配置して形成されてもよい。
また、前記掬い部は、前記ループ部のループの形状が略円形状又は略四角形状であってもよい。
また、複数の前記線材の少なくとも一部は、前記ループ部を螺旋状に巻いて形成されてもよい。
また、複数の前記線材の両端部は、直線状に形成されてもよい。
また、複数の前記線材には、被覆加工が施されていてもよい。
本考案に係る調理器具によれば、食材の取り分け作業ないし掬い作業を簡便に行うことができる。
実施形態1の一例に係る調理器具の斜視図である。 実施形態1の一例に係る調理器具の平面図である。 実施形態1の一例に係る調理器具の正面図である。 実施形態1の一例に係る調理器具の拡大した左側面図である。 実施形態1の別例に係る調理器具の斜視図である。 実施形態1の別例に係る調理器具の斜視図である。 実施形態1の使用状態を示す図である。 実施形態1の使用状態を示す図である。 実施形態1の変形例1に係る調理器具の斜視図である。 実施形態1の変形例1に係る調理器具の平面図である。 実施形態1の変形例1に係る調理器具の正面図である。 実施形態2に係る調理器具の斜視図である。 実施形態2に係る調理器具の平面図である。 実施形態2に係る調理器具の正面図である。 実施形態2に係る調理器具の拡大した左側面図である。 実施形態3に係る調理器具の正面図である。 実施形態3に係る調理器具の平面図である。 実施形態3に係る調理器具の拡大した左側面図である。 実施形態3の変形例1に係る調理器具の正面図である。 実施形態3の変形例1に係る調理器具の平面図である。 実施形態3の変形例1に係る調理器具の拡大した左側面図である。
以下、図面に基づいて本考案に係る調理器具の実施形態の例を説明する。
<実施形態1>
まず、実施形態1に係る調理器具100の構成を説明する。図1は、実施形態1の一例に係る調理器具100の斜視図、図2はその平面図、図3はその正面図、図4はその拡大した左側面(掬い部側から見た)図である。
調理器具100は、図1に示すように、食材を掬うための掬い部120と、把持部140と、掬い部120を把持部140に取り付けるための取付部130とを含む。把持部140は、調理器具100を把持して作業を行うための部分である。把持部140は、従来技術を用いて形成することができ、ここでは詳細な説明を省略するが、例えば略筒状の部材に充填材等を充填して構成したり、プラスチック樹脂で成形したりすることができる。
調理器具100は、図2に示すように、平面視において、掬い部120、取付部130及び把持部140は、調理器具100の長さ方向における中心線Lwに対して左右対称に形成される。また、好ましくは、掬い部120と取付部130とは、長さL1:L2が約1:1〜1:2の範囲内である。
掬い部120及び取付部130は、複数の線材により構成される。各線材には、バネ性のあるステンレス線材が用いられる。また、各線材には被覆加工として、樹脂塗装や例えばナイロンやシリコン、セラミックスコーテングなどの被覆が施されていても良い。また、把持部に取付部を取り付けた後に全体、または掬い部周辺の樹脂塗装を行っても良い。
以下では、掬い部120及び取付部130が、4本の線材10a、10b、10c及び10dにより構成される例を説明するが、これに限定するものではなく、掬い部の大きさや対象の食材によって調整できる。例えば、小さな豆などを少量掬う場合5本から10本とし、大量に掬う場合は、外形を大きくし、10本から20本とするなど適宜の本数とすることができる。
また、線材の太さは、外形などによって異なるが、例えば、外形が小さい場合は、0.8mmから1.6mm、外形が80mmから150mmぐらいでは、1.2mmから2.5mm、外形が100mmから300mmぐらいでは、2mmから5mmとする。
また、線材の太さは、外側を太く(例えば1.0mmから2.5mm)し、他を細く(例えば0.8mmから2.3mm)することで、外部は撓り難く、受け部は撓りを多くすることで、先端はぶれにくく、内部は優しくキャッチする事ができる。この様に各線材の太さは必ずしも一定としなくても良い。
各線材は、ループ状のループ部(中間部)及び略直線状の両端部を含む。線材10aを例にすると、図2に示すように、線材10aは、ループ状のループ部11a及び略直線状の二つの端部12a、12aを含む。各線材のループ部は、ループの大きさが異なる。具体的には、線材10aのループ部11a、線材10bのループ部11b、線材10cのループ部11c、線材10dのループ部11dの順にループの大きさが小さくなる。
掬い部120は、各線材のループ部を、掬い部が所定の深さDとなるように所定の間隔dmを置いて配置して形成される。具体的には、図3に示すように、掬い部120は、線材10a、10b、10c、10dの順に、掬い部の深さが深くなるにつれてループ部のループの大きさが小さくなるように、所定の間隔dmを置いて重ねて配置して形成される。ここで、各線材の所定の間隔dmは全て同じであってもよいし、一部又は全てが異なってもよい。
取付部130は、図1〜図3に示すように、各線材の両端部から構成される。具体的には、取付部130は、各線材の両端部を所定の間隔dsを置いて配置して形成される。掬い部120は、取付部130によって把持部140に取り付けられる。取付部130は、掬い作業等において、所定の間隔dsを変更可能に形成される。後述するように、取り分け作業ないし掬い作業において、掬い部120は、取付部の所定の間隔を変更することによって、深さが変更可能である。
一例として、図4に示すように、線材10aの二つの端部12aと、線材10bの二つの端部12bとが同一線上に取り付けられ、所定の間隔dsを置いて、線材10cの二つの端部12cと、線材10dの二つの端部12dとが同一線上に取り付けられる。言い換えれば、線材10aの両端部12aと線材10bの両端部12bとの間隔dsが0で、線材10cの両端部12cと線材10dの両端部12dとの間隔dsが0である。
これによって、掬い作業の際に、掬い部120の深さを変更できるだけでなく、狭い把持部140の端面に効率よく各線材を取り付けることができ、洗浄性を向上することもできる。ここでは、線材が4本で有るため、同列に2本で2段に取り付けられているが、例えば6本を使用した場合に、同列に3本としたり、同列に2本にし、3段としたりする事ができる。同じように9本使用し、同列に3本を並べ3段とするなどでも良い。また、当然の事ながら同列に同数を配置しなくともよい。
図3に示すように、掬い部120と把持部140とは、深さ方向における中心線が同一線上(Ld)に位置するように形成される。
調理器具100ないしその各部分は、対象食材等を考慮して適宜な大きさとすることができる。好ましくは、調理器具100は、全長が100mm〜500mmの範囲内で、把持部140を除いた部分の長さが70mm〜450mmの範囲内である。また、掬い部120は、幅Wが25mm〜300mmの範囲内で、深さDが20mm〜300mmの範囲内であることが望ましい。また、各線材間の所定の間隔dは、2mm〜30mmの範囲内であることが望ましい。
なお、図1〜4に示す各線材のループ部のループの形状は略円形であるが、これに限定されるものではない。各線材のループ部のループの形状は、対象食材や容器の形状等によって適宜な形状とすることができる。
図5及び図6は、それぞれ本実施形態1の別例に係る調理器具100の斜視図である。図5に示すように、調理器具100は、掬い部120のループ部の先端部分が直線状になるように形成してもよい。これによって、容器の底部に取り残された食材を掬いやすくなる。
また、図6に示すように、調理器具100は、各線材のループ部のループの形状が略四角形になるように形成してもよい。これによって、容器の底部の食材を掬いやすくなるだけでなく、豆腐等の四角形状の食材を掬いやすくなる。
次いで、調理器具100の使用状態を説明する。図7及び図8は調理器具100の使用状態を示す図である。調理器具100は、食材の取り分け作業ないし掬い作業において、掬い部120の深さを切り替えながら作業を行うことができる。
煮込み大根等を取り分ける例を説明すると、具体的には、まず、図7に示すように、取付部130を構成する各線材の両端部を指で挟み込むことによって、各線材の両端部間の、掬い部120の深さ方向における間隔を0に近い状態にする。そうすると、各線材のループ部も連動して間隔が0に近い状態になり、各線材部のループ部から構成される掬い部120の深さが0に近い状態になる。この状態で、掬い部120を食材の下に差し込んで食材を掬い部120に載せる。これらの事から、各線材は、各ループ部が平面状で交差せずに間に入り重なる形状とする。
また、図では取付部の線材は真っ直ぐであるが、段差を設けたりする事により、より各線材の先端を平らにしやすくする事や、線材の一部が他の線材と交差しぶつかる事で、各線材の先端の平面を形成する物としても良い。さらに、直接線材を指で押さずに、把持部に設けた、例えば、スライド部をスライドする事で、スライド部の先端が線材をおし付ける、固定するものを設けるなどをして先端部の平面を形成してもよい。さらには、各線材を取り囲む様に略リング状のリング部を設け、リング部を移動することで、先端の平面を形成してもよい。
次に、図8に示すように、各線材の両端部を挟み込んでいた指を緩めることによって、各線材の両端部間の間隔を元の状態に戻す。そうすると、各線材のループ部も連動してもとの間隔に戻り、掬い部120の深さも元の状態(所定の深さD)に戻る。この状態で、掬い上げられた食材は、掬い部120の中に収まり、食材が滑り落ちる心配なく食材を所定の容器まで運ぶことができる。
そして、所定の容器において、さらに各線材の両端部を挟み込むことによって、掬い部120の深さを0に近い状態にし、食材の下から掬い部120後退させて、食材を容器に載せることができる。
また、ポテトサラダ等の場合は、掬い部120で食材を掬ってから、各線材の両端部を指で挟む込みことによって、掬い部120の深さを0に近い状態に切り替えて、食材と水平投影面積が一番小さい線材のループ部とのみ接触している状態にして、食材を掬い部120から離しやすくしてから、食材を容器に離すことができる。
なお、以上では、掬い部120の深さを深さDと0に近い深さとで切り替えるものとして説明したが、対象食材や容器等を考慮して、指で挟み込む力を調整することで、深さDと深さ0との間の任意の深さに切り替えることができる。
以上のように、調理器具100は、掬い部を複数の線材により構成されるため、食材との接触面が小さくなるので、食材が調理器具に付きにくくなり、また一旦掬い上げた食材が調理器具から離れやすくなる。また、線材に被覆加工を施すことによりさらに調理器具に付きにくく、調理器具から離しやすくすることができる。
また、バネ性のある線材によって掬い部120及び取付部130を構成し、さらに、掬い部120が所定の深さとなるように、各線材のループ部を所定の間隔で掬い部120の深さが深くなるにつれてそのループの大きさが小さくなる順に、重ねて配置して形成することによって、食材の取り分け作業ないし掬い作業において、掬い部120の深さを切り替えて、食材を傷つけずに簡便に作業を行うことができる。
さらに、掬い部120は、バネ性のある線材により構成され、また適宜な空隙が形成されているため、味噌等を計量し、取り分け、そのまま溶くことにも適用することができる。
なお、以上では、各線材のループ部のループの大きさがすべて異なるものとして、説明したが、これに限定されるものではない。例えば、掬い部120の食材の入れ口となる線材10a、掬い部120の底部となる線材10dを除き、それ以外の線材はループの大きさが同じであってもよい。
<実施形態1の変形例1>
以下では、実施形態1の変形例1に係る調理器具100Aを説明する。実施形態1に係る調理器具100が、掬い部120と把持部140とが深さ方向における中心線が同一線上に位置するように形成されているのに対して、調理器具100Aは両者が所定の角度をなすように形成されている。その他の点については、調理器具100と共通するため、説明を省略する。
図9は実施形態1の別例に係る調理器具100Aの斜視図で、図10はその平面図、図11はその正面図である。調理器具100Aは、掬い部120A、取付部130A及び把持部140を含む。掬い部120A、取付部130Aは、4本の線材10A、10B、10C及び10Dにより構成される。
図11に示すように、調理器具100Aは、掬い部120Aの深さ方向における中心線と把持部140とが互いに所定の角度α°、例えば20°〜80°をなすように形成される。好ましくは、30°から70°の範囲とする。所定の角度α°は対象食材や容器により適宜設定することができる。これによって、深みのある容器等からも容易に食材を掬い上げることができる。
<実施形態2>
以下では、実施形態2に係る調理器具200の構成を説明する。図12は調理器具200の斜視図、図13はその平面図、図14はその正面図、図15はその拡大した左側面(掬い部側から見た)図である。
調理器具200は、食材を掬うための掬い部220と、把持部240と、掬い部220を把持部に取り付けるための取付部230とを含む。取付部230は、実施形態1に係る取付部130と同様であるため、その説明を省略する。
掬い部220及び取付部230は、4本の線材20a、20b、20c及び20dにより構成される。掬い部220及び取付部230は、各線材のループ部の形状が異なる以外は、実施形態1に係る掬い部120及び取付部130と同様であるため、以下では、実施形態1と共通する部分については詳細な説明を省略し、異なる点を説明する。
各線材は、ループ状のループ部及び略直線状の両端部を含む。線材20aを例にすると、図13に示すように、線材20aは、ループ状のループ部21a及び略直線状の二つの端部22a、22aを含む。各線材のループ部は、ループの大きさが異なる。具体的には、線材20aのループ部21a、線材20bのループ部21b、線材20cのループ部21c、線材20dのループ部21dの順にループの大きさが小さくなる。
また、線材20a、20b、20c及び20dは、少なくとも一部の線材のループ部を螺旋状に巻いて形成される。ここでは、上記線材のうち、線材20b、20c及び20dのループ部21b、21c及び21dが、螺旋状に巻いて形成されるものとする。
掬い部220は、各線材のループ部を、掬い部が所定の深さDとなるように所定の間隔を置いて配置して形成される。より具体的には、図14に示すように、掬い部220は、線材20a、20b、20c、20dの順に、掬い部の深さが深くなるにつれてループ部のループの大きさが小さくなるように、所定の間隔dmを置いて重ねて配置して形成される。ここで、各線材の所定の間隔dmは全て同じであってもよいし、一部又は全てが異なってもよい。また、ここでは、ループ部の螺旋は2回で有るが、限定する物では無く、2から6回巻としてもよいものである。
調理器具200ないしその各部分は、対象食材等を考慮して適宜な大きさとすることができる。好ましくは、調理器具200は、全長が100mm〜500mmの範囲内で、把持部240を除いた部分の長さが70mm〜450mmの範囲内である。また、掬い部220は、幅Wが25mm〜300mmの範囲内で、深さDが20mm〜300mmの範囲内であることが望ましい。また、各線材間の所定の間隔dmは、2mm〜30mmの範囲内であることが望ましい。
調理器具200の使用状態は、実施形態1に係る調理器具100の使用状態と同様であるため、その説明を省略する。
なお、図12〜図15に示す調理器具200は円錐螺旋形状に形成されているが、これに限定されるものではなく、四角螺旋形状に形成されてもよく、三角螺旋形状でも良い。
以上のように構成される調理器具200は、実施形態1に係る調理器具100と同様な機能を備えるだけでなく、さらに、少なくとも一部の線材のループ部を螺旋状に巻いて形成することによって、線材の数を減らし、掬い部220の深さや隙間をより細かく調整できるようになる。また、線材間の空隙をより細かく調整できるようになる。また、線材21aを他の線材より太くすることで、外形を安定した強さにすることができる。
<実施形態3>
以下では、実施形態3に係る調理器具300を説明する。図16は、調理器具300の正面図で、図17はその平面図、図18はその拡大した左側面(掬い部側から見た)図である。
調理器具300は、図16に示すように、食材を掬うための掬い部320と、把持部340と、掬い部320を把持部340に取り付けるための取付部330とを含む。
掬い部320及び取付部330は、複数の線材により構成される。掬い部320及び取付部330を構成する各線材には、ステンレス製の線材を用いる。また、線材には被覆加工が施されていても良い。
以下では、掬い部320及び取付部330が、3本の線材30a、30b及び30cにより構成される例を説明するが、これに限定するものではなく、掬い部の大きさや対象の食材によって適宜の本数とすることができる。
各線材は、ループ部(中間部)及び両端部を含む。各線材のループ部は、二つの円弧を所定の角度β°で連接して形成される。また、各線材の両端部は、直線状に形成される。線材30aを例にすると、図17に示すように、線材30aはループ部31a及び略直線状の二つの端部32a、32aを含む。線材30aのループ部31aは、二つの円弧33a、33aを互いに略36°の角度をなすように連接して形成される。
掬い部320は、各線材のループ部を、二つの円弧の連続部分を集合させ、二つの円弧が同一半球面上に位置するように、所定の間隔γ°を置いて配置して形成される。掬い部320は、各線材の両端部から構成される取付部330により、把持部340に取り付けられる。
具体的には、一例として、図18に示すように、各線材のループ部31a、31b、31cが互いに所定の角度γ°、ここでは略36°の間隔を置いて配置して形成される。
把持部340は、図18に示すように、各線材が取り付けられる部分と対向する部分に、平坦部341が設けられる。言い換えれば、掬い部320は、平坦部341の平坦面より内側に収まるように形成されている。この平坦部341で作業台等と当接させることによって、作業中に他の器具を必要とせず調理器具300を作業台等の上に載置することができる。また、これによって、掬い部320が作業台等と接触することを回避でき、直接食材と触れ合う掬い部320をきれいに保つことができる。把持部340のその他の構成は、把持部140と同様であるため、詳細な説明を省略する。
調理器具300ないしその各部分は、対象食材等を考慮して適宜な大きさとすることができる。好ましくは、調理器具300は、全長が100mm〜350mmの範囲内で、把持部340を除いた部分の長さが70mm〜300mmの範囲内である。また、掬い部320は、幅Wが10mm〜200mmの範囲内で、深さDが5mm〜100mmの範囲内であることが望ましい。
線材の太さは0.5mmから3mmが望ましい。
以上のように、調理器具300は、掬い部を複数の線材により構成されているため、食材との接触面が小さくなるので、食材が調理器具に付きにくくなり、また一旦掬い上げた食材が調理器具から離しやすくなる。また、線材に被覆加工を施すことによりさらに食材が調理器具に付きにくく、調理器具から離しやすくすることができる。
また、掬い部320は、適宜な空隙が形成されているため、味噌等を計量し、取り分け、そのまま溶くことにも適用できる。
さらに、略半球状の断面で擦りきりが可能で、回転する様に味噌を取り分けた際と、擦りきりした時とで計量を変える(例えば半分の量)事が可能である。
なお、図18に示す各線材のループ部は、ループ部31aと31b、ループ部31aと31cとが、連接部分が当接しているが、これに限定されるものではない。各線材のループ部は、連接部分がわずかに離れて配置されていてもよい。または、洗浄の際にわずかに離れられるように形成されてもよい。これによって、線材の集合部分が洗浄しやすくなる。
また、具材をかきまぜる際に、具材が絡み付きにくい特徴が有る。
<実施形態3の変形例1>
以下では、実施形態3の変形例1に係る調理器具300Aを説明する。図19は、調理器具300Aの正面図で、図20はその平面図、図21はその拡大した左側面(掬い部側から見た)図である。
調理器具300Aは、図19に示すように、食材を掬うための掬い部320Aと、把持部340と、掬い部320Aを把持部340に取り付けるための取付部330Aとを含む。
掬い部320A及び取付部330Aは、図20に示すように、線材30A、30B、30C及び30Dの4本のステンレス製の線材により構成される。掬い部320及び取付部330が4本の線材により構成される点を除いて、調理器具300Aは、調理器器具300と共通するため、共通する点についてはその説明を省略する。
各線材は、ループ部(中間部)及び両端部を含む。各線材のループ部は、二つの円弧を所定の角度β°で連接して形成される。また、各線材の両端部は、直線状に形成される。線材30Aを例にすると、図21に示すように、線材30Aはループ部31A及び略直線状の二つの端部32A、32Aを含む。線材30Aのループ部31Aは、二つの円弧33A、33Aを互いに略26°の角度をなすように連接して形成される。
掬い部320は、各線材のループ部を、二つの円弧の連続部分を集合させ、二つの円弧が同一半球面上に位置するように、所定の間隔γ°を置いて配置して形成される。具体的には、一例として、図21に示すように、各線材のループ部31A、31B、31Cが互いに所定の角度γ°、ここでは略26°の間隔を置いて配置して形成される。
調理器具300Aは、調理器具300と同様に、調理器具に付きやすく、調理器具から離れにくい食材の取り分け作業ないし掬い作業に用いることができる。また、同様に、味噌等の計量、取り分け、溶かすことにも適用できる。
以上、本考案に係る調理器具の実施形態について説明したが、これらは本考案の実施形態の一例に過ぎず、本考案はこれらに限定されるものではない。本考案には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
100、200、300 調理器具
10、20、30 線材
11、21、31 線材のループ部
12、22、32 線材の端部
120、220、320 掬い部
130、230、330 取付部
140、240、340 把持部

Claims (8)

  1. 食材を掬う掬い部と、把持部と、前記掬い部を前記把持部に取り付けるための取付部とを含む調理器具であって、
    前記掬い部及び前記取付部は、複数の線材により構成され、
    前記掬い部は、深さを変更可能に形成される
    ことを特徴とする調理器具。
  2. 請求項1に記載の調理器具であって、
    複数の前記線材は、バネ性のある線材であり、
    前記取付部は、複数の前記線材の両端部を、所定の間隔を置いて配置して形成され、
    前記掬い部は、前記取付部の間隔を変更することによって、深さが変更される
    ことを特徴とする調理器具。
  3. 請求項1又は2に記載の調理器具であって、
    前記掬い部は、前記線材のループ状のループ部を、前記掬い部が所定の深さとなるように所定の間隔を置いて配置して形成される
    ことを特徴とする調理器具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    複数の前記線材は前記ループ部のループの大きさがそれぞれ異なり、
    前記掬い部は、複数の前記線材の前記ループ部を、前記掬い部の深さが深くなるに従って前記線材の前記ループ部のループの大きさが小さくなるように、所定の間隔を置いて重ねて配置して形成される
    ことを特徴とする調理器具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    前記掬い部は、前記ループ部のループの形状が略円形状又は略四角形状である
    ことを特徴とする調理器具。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    複数の前記線材の少なくとも一部は、前記ループ部を螺旋状に巻いて形成される
    ことを特徴とする調理器具。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    複数の前記線材の両端部は、直線状に形成される
    ことを特徴とする調理器具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の調理器具であって、
    複数の前記線材には、被覆加工が施されている
    ことを特徴とする調理器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021199544A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 株式会社レーベン ロボットハンド及びロボット

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