JP3198590U - コーン用環状体 - Google Patents
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Abstract
【課題】侵入規制部材を容易にコーンに取付けることができるコーン用環状体を提供する。【解決手段】コーンの外面にはコーン用環状体2が着脱可能に嵌合され、コーン用環状体2には侵入規制部材としてチェーンがリング部材を介して取付けられる。コーン用環状体2は、ほぼ円形の環状の壁部21と、壁部21の図面上方に位置する上端部22および下方に位置する下端部23とを備える。壁部21には径方向内側へと屈曲する段部27を備える。コーン用環状体2は、コーンに嵌合したとき、上端部22に設けられた突出片25がコーンの外面に接触し、壁部21および下端部23がコーン外面から離間する。外面から離間した壁部21に設けられた段部27には、それを厚さ方向に貫通する貫通孔28が設けられる。【選択図】図2
Description
この発明は、道路工事による交通規制などの注意を喚起したり、安全を確保したりするために用いるコーン(ロード・コーン)に取り付けられるコーン用環状体に関し、より詳細には、チェーン等の侵入規制部材を接続することができるコーン用環状体に関する。
従来、コーンとコーンとの間に取付け、工事現場等への侵入を規制するための侵入規制部材が知られている。侵入規制部材として、棒タイプおよびチェーンタイプのものがある。棒タイプとして、棒部材の両端にリング部が設けられたものがあり、それぞれのリング部を離間した一対のコーンに嵌合することによってこれらコーン間における侵入を規制する。また、チェーンタイプのものは、チェーンの両端を一対のコーンのそれぞれに巻き付けることによって侵入を規制する。棒タイプのものは、棒の長さによってコーンの離間距離が決定されるが、チェーンタイプの場合には、チェーンの長さを容易に調整可能なので、コーンの離間距離を変更できるという利点がある。
しかしながら、チェーンを用いた場合には、チェーンをコーンに巻き付けたり、固定したりする作業が必要であり、これが煩わしいという問題があった。
この考案では、侵入規制部材を容易にコーンに取付けることができるコーン用環状体を提供することを課題とする。
この考案は、円錐状のコーンの外面に嵌合可能なコーン用環状体であって、環状を有する壁部と、上端部および下端部とを備え、前記上端部および前記下端部の少なくともいずれか一方がコーン外面に接触可能であり、かつ、前記壁部の少なくとも一部が前記コーン外面から離間し、前記コーン外面から離間した前記壁部に、連結開口部を設けることを特徴とする。
この考案によれば、コーン用環状体の壁部に設けられた連結開口部にチェーン等の侵入規制部材の端部を連結することができる。したがって、一対のコーン用環状体の一方に侵入規制部材の一端を取付け、他方に侵入規制部材の他端を取付け、これらコーン用環状体をコーンに嵌合することによって、容易に侵入規制部材を設置することができる。
図1を参照すれば、コーン1は略円錐形の外面11を有し、軸方向において底部12から頂部13に向かってその径が小さくなる。この実施形態においてコーン1は、所与離間して二つ用いられる。それぞれのコーン1の外面11にはコーン用環状体2が着脱可能に嵌合され、コーン用環状体2には侵入規制部材が取り付けられる。より詳細には、侵入規制部材としてチェーン3を用い、チェーン3の一方の端部31がリング部材4を介して一方のコーン用環状体2に取付けられ、チェーン3の他方の端部32がリング部材4を介して他方のコーン用環状体2に取付けられる。
図2を参照すれば、コーン用環状体2は、ほぼ円形の環状の壁部21と、壁部21の図面上方に位置する上端部22および下方に位置する下端部23とを備える。上端部22は下端部23よりもその径が小さくなるように軸線24に対して傾斜する。上端部22には軸線24に向かって径方向内側へと延びる突出片25と、突出片25から上方へ延びるリブ26とを備える。突出片25およびリブ26は、壁部21に沿ってほぼ環状に設けられる。さらに、壁部21には径方向内側へと屈曲する段部27を備える。この実施形態において、段部27は、壁部21の一部に設けられる。段部27は、ひとつであっても複数であってもよい。
コーン用環状体2は、コーン1に嵌合したとき、上端部22または下端部23のいずれか一方がコーン1の外面11に接触するとともに、壁部21の一部が外面11から離間するようにしている。この実施形態において、コーン用環状体2の上端部22に設けられた突出片25がコーン1の外面11に接触し、壁部21および下端部23がコーン外面から離間する。外面11から離間した壁部21に設けられた段部27には、それを厚さ方向に貫通する貫通孔28が設けられる。貫通孔28は、この考案の連結開口部を構成する。貫通孔28は、段部27の少なくともひとつに設けられる。
コーン用環状体2の貫通孔28には、リング部材4を介してチェーン3の一方の端部31が取り付けられる。同様に、コーン用環状体2の貫通孔28に、リング部材4を介してチェーン3の他方の端部32が取り付けられる。チェーン3を連結したリング部材4をコーン用環状体の貫通孔28にはめるだけで、これらチェーン3をコーン用環状体2に連結することができるので、その連結が容易である。コーン1の設置現場は屋外であることが多く、夜間や降雪時、降雨時にチェーン3をコーン1に取付ける作業をするのは容易ではない。しかし、この実施形態においては、チェーン3は予めコーン用環状体2に連結させておくことができるので、コーン1の設置現場での作業数を軽減することができる。しかも、コーン用環状体2は、コーン1の上部から挿入するだけで、容易にコーン1に取付けることができる。
この実施形態において、コーン用環状体2の上端部22に、突出片25を設けることとしたので、突出片25がコーン1の外面11に接触してコーン1に支持され、確実に壁部21を外面11から離間させることができる。また、リブ26を設けることにより、複数のコーン用環状体2を積み重ねたときに、積み重ねた状態を保持しやすくすることができる。
この実施形態において、貫通孔28を段部27に設けることとしたので、貫通孔28を確実にコーン1の外面11から離間させることができ、貫通孔28にリング部材4等が取り付けやすい。チェーン3は段部27に設けた貫通孔28に連結するようにしているが、これに限定するものではない。貫通孔28は壁部の他の部分に設けることも可能である。
コーン用環状体2に設けられた貫通孔28は、ひとつであっても、複数であってもよい。例えば、段部27が複数設けられている場合には、貫通孔28は複数の段部27に設けられてもよい。また、貫通孔28を2つ設け、これらがコーン用環状体2の軸線24に対して180度の位置にそれぞれ配置された場合には、このコーン用環状体2を嵌合したコーン1の左右にそれぞれコーン1を連結することができ、3つのコーンを一直線上に並べることができる。また、軸線24に対して90度の位置に貫通孔28を設けた場合には、連結した3つのコーンが略直角になるように並べることができる。
この実施形態において、連結開口部を貫通孔28によって構成することとしているが、コーン用環状体2の上端部22の一部に設けた切欠き部29によって形成することもできる。切欠き部29を設けることによって、確実にコーン1の外面11と壁部21とを離間させることができ、リング部材4を取り付け可能とすることができる。
図3は、他の実施形態のコーン用環状体2を示したものである。この実施形態におけるコーン用環状体2は、上端部22および下端部23の径がほぼ等しく、全体として円筒状である。このようなコーン用環状体2をコーン1に取付けた場合には、下端部23がコーン1の外面11に接触する。外面11から離間した壁部21であって、上端部22近傍には、これを厚さ方向に貫通する貫通孔28が設けられる。この貫通孔28に、リング部材4を介してチェーン3が取り付けられる。貫通孔28がこの考案の連結開口部を構成する。
この考案において、コーン用環状体2は、コーン1の底部12から頂部13までの寸法の中点よりも底部12側に位置するようにするのが好ましい。すなわち、チェーン3はコーン1の高さの半分よりも下方に位置するようにする。このような位置にすることによって、頂部13近傍には、既存の侵入規制部材を取付けることができ、これら侵入規制部材を視認しやすくすることができる。
この考案におけるコーン用環状体2は、プラスチック樹脂、金属、木材等、種々の材料を用いて形成することができる。また、大きさや形状は、適宜変更可能であり、特にコーン1の大きさ・形状に応じて変更することが望ましい。
また、侵入規制部材としてチェーン3を用いたが、チェーン3に限定するものではなく、棒部材や紐部材等を用いることもできる。より好ましくは、侵入規制部材に蓄光材料を用い、特に、蓄光材料を含むプラスチック樹脂で構成されたチェーンを用いる。
また、侵入規制部材としてチェーン3を用いたが、チェーン3に限定するものではなく、棒部材や紐部材等を用いることもできる。より好ましくは、侵入規制部材に蓄光材料を用い、特に、蓄光材料を含むプラスチック樹脂で構成されたチェーンを用いる。
1 コーン
11 外面
2 コーン用環状体
21 壁部
22 上端部
23 下端部
28 貫通孔(連結開口部)
29 切欠き(連結開口部)
11 外面
2 コーン用環状体
21 壁部
22 上端部
23 下端部
28 貫通孔(連結開口部)
29 切欠き(連結開口部)
Claims (1)
- 円錐状のコーンの外面に嵌合可能なコーン用環状体であって、
環状を有する壁部と、上端部および下端部とを備え、
前記上端部および前記下端部の少なくともいずれか一方がコーン外面に接触可能であり、かつ、前記壁部の少なくとも一部が前記コーン外面から離間し、
前記コーン外面から離間した前記壁部に、連結開口部を設けることを特徴とするコーン用環状体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015002145U JP3198590U (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | コーン用環状体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015002145U JP3198590U (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | コーン用環状体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3198590U true JP3198590U (ja) | 2015-07-09 |
Family
ID=53673523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015002145U Expired - Fee Related JP3198590U (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | コーン用環状体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3198590U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019203315A (ja) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | 株式会社テラモト | チェーン保持機構およびこれを備えるチェーン張設装置 |
JP2022049908A (ja) * | 2020-09-17 | 2022-03-30 | 株式会社森川組 | 連結用具及び設置具 |
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2015
- 2015-04-28 JP JP2015002145U patent/JP3198590U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7123375B2 (ja) | 2018-05-24 | 2022-08-23 | 株式会社テラモト | チェーン保持機構およびこれを備えるチェーン張設装置 |
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