JP3198526B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
空気調和機の制御装置Info
- Publication number
- JP3198526B2 JP3198526B2 JP09037191A JP9037191A JP3198526B2 JP 3198526 B2 JP3198526 B2 JP 3198526B2 JP 09037191 A JP09037191 A JP 09037191A JP 9037191 A JP9037191 A JP 9037191A JP 3198526 B2 JP3198526 B2 JP 3198526B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air conditioner
- temperature
- control device
- control signal
- indoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の温度、風量、お
よび風向の制御を行うことにより、室内の人間の快適性
を高めるための空気調和機の制御装置に関する。
よび風向の制御を行うことにより、室内の人間の快適性
を高めるための空気調和機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機で室温のコントロールを行う
際、暖房の例では室内温度の立ち上がり時の特性向上の
ために、空気調和機の目標室内温度を一定時間高めにシ
フトさせる制御や、室内温度によって圧縮機運転周波数
の制御を行う方法が採られていた。
際、暖房の例では室内温度の立ち上がり時の特性向上の
ために、空気調和機の目標室内温度を一定時間高めにシ
フトさせる制御や、室内温度によって圧縮機運転周波数
の制御を行う方法が採られていた。
【0003】図4に、従来の空気調和機の制御装置の概
要をブロック図で示す。図4の制御信号生成手段19
は、タイマ50によって計時された空気調和機6の電源
投入時からの時間47や吸込温度43や、前記空気調和
機6を外部より操作するリモコン又は操作パネル4より
の使用者の設定温度45等から制御信号44を生成して
いる。
要をブロック図で示す。図4の制御信号生成手段19
は、タイマ50によって計時された空気調和機6の電源
投入時からの時間47や吸込温度43や、前記空気調和
機6を外部より操作するリモコン又は操作パネル4より
の使用者の設定温度45等から制御信号44を生成して
いる。
【0004】例えば、暖房時には、電源を入れてからの
時間が60分間以内の場合は、室内温度を速く立ち上げ
るために、室内目標温度をリモコン又は操作パネルより
の使用者の設定温度よりも2℃高く設定して空気調和機
を制御していた。
時間が60分間以内の場合は、室内温度を速く立ち上げ
るために、室内目標温度をリモコン又は操作パネルより
の使用者の設定温度よりも2℃高く設定して空気調和機
を制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機の制
御装置における電源を入れてからの時間や室内温度特性
のみでの制御では、空気調和機の設置された部屋の空調
負荷の大小及び室内の環境状態(過渡・安定)に柔軟に
対処することができない。例えば、負荷が過小な時には
室温が目標温度よりも高くなり過ぎたり、負荷が過大な
時には室温が目標温度よりも低くなり過ぎるという問題
点がある。また、室内の人間の快適感を考慮していない
という問題点もある。
御装置における電源を入れてからの時間や室内温度特性
のみでの制御では、空気調和機の設置された部屋の空調
負荷の大小及び室内の環境状態(過渡・安定)に柔軟に
対処することができない。例えば、負荷が過小な時には
室温が目標温度よりも高くなり過ぎたり、負荷が過大な
時には室温が目標温度よりも低くなり過ぎるという問題
点がある。また、室内の人間の快適感を考慮していない
という問題点もある。
【0006】室内の人間の快適感は、室内の湿度、温
度、気流速、周囲壁輻射温度の室内の環境条件や、人間
の代謝量や着衣量によって決まる人間の状態によって良
否が決まる。空気調和機は、設置された部屋の周囲壁輻
射温度等を推測することにより、室内の環境を考慮した
ことにより快適な空調が行える。本発明は上記課題に鑑
み、室内の人間の快適感を推測して、より快適な空調環
境を実現することを目的とする。
度、気流速、周囲壁輻射温度の室内の環境条件や、人間
の代謝量や着衣量によって決まる人間の状態によって良
否が決まる。空気調和機は、設置された部屋の周囲壁輻
射温度等を推測することにより、室内の環境を考慮した
ことにより快適な空調が行える。本発明は上記課題に鑑
み、室内の人間の快適感を推測して、より快適な空調環
境を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、空気調和機が具備する室内外の環境条件
を検知する複数のセンサ手段と、センサ手段の以前の状
態を保持する記憶手段と、センサ手段と記憶手段よりの
出力から室内の環境状態が過渡状態か安定状態かを判定
し、前記センサ手段と前記記憶手段からの出力値と使用
者の設定した温度値とから推測された室内の人間の快適
感と、過渡状態か安定状態かが判定された前記環境状態
に基づいて、前記空気調和機の吹き出し温度、風向およ
び風量の第1の制御信号を生成する制御信号生成手段
と、その制御信号生成手段から出力される第1の制御信
号を補間し、前記空気調和機を制御する第2の制御信号
を生成する手段とを設けるように構成されている。
に、本発明は、空気調和機が具備する室内外の環境条件
を検知する複数のセンサ手段と、センサ手段の以前の状
態を保持する記憶手段と、センサ手段と記憶手段よりの
出力から室内の環境状態が過渡状態か安定状態かを判定
し、前記センサ手段と前記記憶手段からの出力値と使用
者の設定した温度値とから推測された室内の人間の快適
感と、過渡状態か安定状態かが判定された前記環境状態
に基づいて、前記空気調和機の吹き出し温度、風向およ
び風量の第1の制御信号を生成する制御信号生成手段
と、その制御信号生成手段から出力される第1の制御信
号を補間し、前記空気調和機を制御する第2の制御信号
を生成する手段とを設けるように構成されている。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、室内の人間の快
適感を推測して制御信号を生成させる部分を、各種のセ
ンサの出力値を入力とする室内の環境状態(過渡・安
定)に対応するルックアップテーブルの記憶手段に置き
換えることによって、簡易に実現可能でありながらより
快適な生活環境を実現することができる。
適感を推測して制御信号を生成させる部分を、各種のセ
ンサの出力値を入力とする室内の環境状態(過渡・安
定)に対応するルックアップテーブルの記憶手段に置き
換えることによって、簡易に実現可能でありながらより
快適な生活環境を実現することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明による空気調和機の
制御装置を示すブロック図である。
しながら説明する。図1は、本発明による空気調和機の
制御装置を示すブロック図である。
【0010】図1において、ルックアップテーブル3
は、空気調和機内の多数のセンサ1からセンサ出力値2
0と、リモコン又は操作パネル4からの使用者の設定温
度値24と、センサ1の以前の状態を記憶する記憶手段
2の出力を入力値とする。ルックアップテーブル3の出
力である制御信号25は空気調和機の制御信号であり、
この制御信号25は補間部5に供給される。補間部5に
は、センサ1からの出力値21と記憶手段2からの出力
値26が供給され、補間部5は、補間が必要な制御信号
25の部分を補間して、制御信号27として空気調和機
6に渡し、空気調和機の運転を実行する。
は、空気調和機内の多数のセンサ1からセンサ出力値2
0と、リモコン又は操作パネル4からの使用者の設定温
度値24と、センサ1の以前の状態を記憶する記憶手段
2の出力を入力値とする。ルックアップテーブル3の出
力である制御信号25は空気調和機の制御信号であり、
この制御信号25は補間部5に供給される。補間部5に
は、センサ1からの出力値21と記憶手段2からの出力
値26が供給され、補間部5は、補間が必要な制御信号
25の部分を補間して、制御信号27として空気調和機
6に渡し、空気調和機の運転を実行する。
【0011】次に、図2により、図2におけるルックア
ップテーブル3の作成方法を説明する。
ップテーブル3の作成方法を説明する。
【0012】図2において、神経回路網模式手段13
は、室外温度7、室内温度8、N秒間隔(Nは正の実
数)で求めた室内温度8の傾斜9、風量10、使用者の
設定温度11、年・月・日・時間情報12等を入力して
室内環境状態の判定結果35aとPMVの推定値35b
を出力する。前記神経回路網模式手段13は、室内環境
状態の判定と、室内において測定した実測PMV14を
学習データ34として、実測PMV(予測平均投票数)
14の推測値35bを出力するように学習を行う。
は、室外温度7、室内温度8、N秒間隔(Nは正の実
数)で求めた室内温度8の傾斜9、風量10、使用者の
設定温度11、年・月・日・時間情報12等を入力して
室内環境状態の判定結果35aとPMVの推定値35b
を出力する。前記神経回路網模式手段13は、室内環境
状態の判定と、室内において測定した実測PMV14を
学習データ34として、実測PMV(予測平均投票数)
14の推測値35bを出力するように学習を行う。
【0013】神経回路網模式手段13の学習アルゴリズ
ムは、各種の方法があるが、たとえばバックプロパゲー
ションのアルゴリズム(参考文献:Runmelhar
t,D.E and McClelland,J.L.
(Eds.),”Parallel Distribu
ted Processing,Exploratio
n in the Microstructure o
f Cognition.Vol1,2,MIT Pr
oss,Cammbridge(1986))により、
最降下法にて最適解を求める。神経回路網模式手段13
でPMV(予測平均投票数)が充分に推測できるように
なると、室内環境状態が過渡状態で、快適感が不満足の
場合には、神経回路網模式手段13の出力値35a及び
35bによって空気調和機の能力を最大限にできるよう
な制御信号36を制御信号生成手段15にて作成する。
また、室内環境状態が安定状態で、快適感が満足の場合
には、快適感が持続できるような制御信号36を制御信
号生成手段15にて作成する。
ムは、各種の方法があるが、たとえばバックプロパゲー
ションのアルゴリズム(参考文献:Runmelhar
t,D.E and McClelland,J.L.
(Eds.),”Parallel Distribu
ted Processing,Exploratio
n in the Microstructure o
f Cognition.Vol1,2,MIT Pr
oss,Cammbridge(1986))により、
最降下法にて最適解を求める。神経回路網模式手段13
でPMV(予測平均投票数)が充分に推測できるように
なると、室内環境状態が過渡状態で、快適感が不満足の
場合には、神経回路網模式手段13の出力値35a及び
35bによって空気調和機の能力を最大限にできるよう
な制御信号36を制御信号生成手段15にて作成する。
また、室内環境状態が安定状態で、快適感が満足の場合
には、快適感が持続できるような制御信号36を制御信
号生成手段15にて作成する。
【0014】神経回路網模式手段13と制御信号生成手
段15に、センサ入力である室外温度7〜年・月・日・
時間情報12の各入力信号28〜33を粗く量子化して
入力させて、その結果をルックアップテーブル3に書き
込むことでルックアップテーブル3を作成する。ルック
アップテーブル手段3の作成時に、神経回路網模式手段
13の出力は、連続量から離散量に変換されるため、本
発明では、作成されたテーブルを読み込む際に線形補間
を施し、よりきめ細やかな制御を行う。図3に補間の方
法を示す。
段15に、センサ入力である室外温度7〜年・月・日・
時間情報12の各入力信号28〜33を粗く量子化して
入力させて、その結果をルックアップテーブル3に書き
込むことでルックアップテーブル3を作成する。ルック
アップテーブル手段3の作成時に、神経回路網模式手段
13の出力は、連続量から離散量に変換されるため、本
発明では、作成されたテーブルを読み込む際に線形補間
を施し、よりきめ細やかな制御を行う。図3に補間の方
法を示す。
【0015】例えば、ルックアップテーブル16の入力
として吸込温度が1℃刻みの参照がある場合に、吸込温
度0.5℃刻みでも可能にするために、図3に示すよう
に吸込温度38が2.5℃であれば、2℃と3℃のルッ
クアップテーブル16の内容を参照して加算器17にて
加算し、更に割算器18にて2分の1にして2.5℃の
制御信号値42とする。
として吸込温度が1℃刻みの参照がある場合に、吸込温
度0.5℃刻みでも可能にするために、図3に示すよう
に吸込温度38が2.5℃であれば、2℃と3℃のルッ
クアップテーブル16の内容を参照して加算器17にて
加算し、更に割算器18にて2分の1にして2.5℃の
制御信号値42とする。
【0016】以上で述べたように、人間の状態を知る手
段として使用者の設定温度および人体温度センサ等によ
り代謝量や着衣量の推定と、室内外の温度と空気調和機
の風量および室内温度のN秒(Nは正の実数)間隔の傾
斜等の空気調和機により検知可能な室内環境により室内
環境状態(過渡・安定)の判定と、室内の人間の快適感
を推測して、その室内環境状態の判定結果及び快適感の
推測結果により空気調和機の制御信号を生成している。
推測する快適感の例としては、人間の状態や室内の環境
によって快適感を計算した予測平均投票数(PMV)、
または、人間の生理的状態や感覚の予測を行った標準新
有効温度(SET)があり、神経回路網模式回路にセン
サの出力値を入力として、PMVやSETを推定させる
ように学習させてPMVやSETの推測を行えるように
し、その推測結果により制御信号を生成させるようにし
ている。
段として使用者の設定温度および人体温度センサ等によ
り代謝量や着衣量の推定と、室内外の温度と空気調和機
の風量および室内温度のN秒(Nは正の実数)間隔の傾
斜等の空気調和機により検知可能な室内環境により室内
環境状態(過渡・安定)の判定と、室内の人間の快適感
を推測して、その室内環境状態の判定結果及び快適感の
推測結果により空気調和機の制御信号を生成している。
推測する快適感の例としては、人間の状態や室内の環境
によって快適感を計算した予測平均投票数(PMV)、
または、人間の生理的状態や感覚の予測を行った標準新
有効温度(SET)があり、神経回路網模式回路にセン
サの出力値を入力として、PMVやSETを推定させる
ように学習させてPMVやSETの推測を行えるように
し、その推測結果により制御信号を生成させるようにし
ている。
【0017】神経回路網模式回路と制御信号生成部分
を、センサの入力値に合わせたルックアップテーブルの
記憶装置に置き換え、なおかつ、ルックアップテーブル
により情報が欠如する部分は、ルックアップテーブルの
内容の補間により制御信号を生成するようにしている。
を、センサの入力値に合わせたルックアップテーブルの
記憶装置に置き換え、なおかつ、ルックアップテーブル
により情報が欠如する部分は、ルックアップテーブルの
内容の補間により制御信号を生成するようにしている。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1は、室内
温度、風量および風向を制御することによって室内温度
空調を行う空気調和機の制御装置において、空気調和機
が具備する室内外の環境条件を検知する複数のセンサ手
段と、前記センサ手段の以前の状態を保持する記憶手段
と、前記センサ手段と前記記憶手段からの出力から室内
の環境状態が過渡状態か安定状態かを判定し、前記セン
サ手段と前記記憶手段からの出力値と使用者の設定した
温度値とから推測された室内の人間の快適感と、過渡状
態か安定状態かが判定された前記環境状態に基づいて、
前記空気調和機の吹き出し温度、風向および風量の第1
の制御信号を生成する制御信号生成手段と、その制御信
号生成手段から出力される第1の制御信号を補間し、前
記空気調和機を制御する第2の制御信号を生成する手段
とを設けるように構成したので、室内の環境状態や人間
の快適感を推測してより快適な空調環境を実現すること
が可能となる。
温度、風量および風向を制御することによって室内温度
空調を行う空気調和機の制御装置において、空気調和機
が具備する室内外の環境条件を検知する複数のセンサ手
段と、前記センサ手段の以前の状態を保持する記憶手段
と、前記センサ手段と前記記憶手段からの出力から室内
の環境状態が過渡状態か安定状態かを判定し、前記セン
サ手段と前記記憶手段からの出力値と使用者の設定した
温度値とから推測された室内の人間の快適感と、過渡状
態か安定状態かが判定された前記環境状態に基づいて、
前記空気調和機の吹き出し温度、風向および風量の第1
の制御信号を生成する制御信号生成手段と、その制御信
号生成手段から出力される第1の制御信号を補間し、前
記空気調和機を制御する第2の制御信号を生成する手段
とを設けるように構成したので、室内の環境状態や人間
の快適感を推測してより快適な空調環境を実現すること
が可能となる。
【0019】本発明の請求項2は、センサ手段が室内外
の温度、風量、湿度の検出器であり、第2の制御信号に
より空気調和機のインバータ圧縮機の周波数を制御する
ため、室内外の環境に応じてきめ細かな周波数制御をす
ることにより、スピーディかつ安易に快適な空調環境を
実現することができる。
の温度、風量、湿度の検出器であり、第2の制御信号に
より空気調和機のインバータ圧縮機の周波数を制御する
ため、室内外の環境に応じてきめ細かな周波数制御をす
ることにより、スピーディかつ安易に快適な空調環境を
実現することができる。
【0020】本発明の請求項3は、空気調和機の吸込温
度の勾配を、記憶手段にN秒間隔で記憶することによ
り、使用時の部屋の負荷状態を的確に把握することがで
き、オーバーシュートを防ぐ等快適性の向上が図れる。
度の勾配を、記憶手段にN秒間隔で記憶することによ
り、使用時の部屋の負荷状態を的確に把握することがで
き、オーバーシュートを防ぐ等快適性の向上が図れる。
【0021】
【0022】本発明の請求項4は、空気調和機の制御を
行う室内の人間の快適感として、室内外の温度、空気調
和機の風量、湿度および周囲壁輻射温度を基にして推測
することにより、室内環境の快適感をより的確にとらえ
ることができる。
行う室内の人間の快適感として、室内外の温度、空気調
和機の風量、湿度および周囲壁輻射温度を基にして推測
することにより、室内環境の快適感をより的確にとらえ
ることができる。
【0023】本発明の請求項5は、人間の快適感として
人間の状態や室内の環境によって計算した予測平均投票
数(PMV)、または人間の生理的状態や感覚の予測を
行った標準新有効温度(SET)を室内の人間の快適感
として用いることにより、人間の快適感について指標と
して確立されているため、快適性を間違う等の問題を発
生せず、的確な快適性を安易に計算しうるため制御が簡
単となる。
人間の状態や室内の環境によって計算した予測平均投票
数(PMV)、または人間の生理的状態や感覚の予測を
行った標準新有効温度(SET)を室内の人間の快適感
として用いることにより、人間の快適感について指標と
して確立されているため、快適性を間違う等の問題を発
生せず、的確な快適性を安易に計算しうるため制御が簡
単となる。
【0024】本発明の請求項6は、制御信号生成手段
は、空気調和機に設けられた室内外の環境条件を検知す
る前記センサ手段の出力から室内の人間の快適感を推測
するために、人間の快適感を学習した神経回路網模式回
路から作成されることにより、多くの情報(室内外温
度、風量、湿度等)から的確な快適性を見いだす手段と
しては非常に優れ、かつ学習機能を有するため種々の状
況に応じた快適性への制御方法を得ることができ、快適
性の向上が図れる。
は、空気調和機に設けられた室内外の環境条件を検知す
る前記センサ手段の出力から室内の人間の快適感を推測
するために、人間の快適感を学習した神経回路網模式回
路から作成されることにより、多くの情報(室内外温
度、風量、湿度等)から的確な快適性を見いだす手段と
しては非常に優れ、かつ学習機能を有するため種々の状
況に応じた快適性への制御方法を得ることができ、快適
性の向上が図れる。
【0025】本発明の請求項7では、推測手段により推
測される室内の人間の快適感として、室内外の温度、空
気調和機の風量、湿度、周囲壁輻射温度および人体温度
を基にして推測することにより、個人の好み(寒がり又
は暑がり)を判断することができ、個人に合わせた快適
性を実現できる。
測される室内の人間の快適感として、室内外の温度、空
気調和機の風量、湿度、周囲壁輻射温度および人体温度
を基にして推測することにより、個人の好み(寒がり又
は暑がり)を判断することができ、個人に合わせた快適
性を実現できる。
【0026】
【0027】本発明の請求項8は、室内の環境状態を、
センサ出力値が目標値に対し設定された範囲内かそれ以
外かで、安定状態か過渡状態かを判断するため、空気調
和機をよりきめ細かに制御することが可能となり、室温
変動等の改善ができ、快適性の向上が図れる。
センサ出力値が目標値に対し設定された範囲内かそれ以
外かで、安定状態か過渡状態かを判断するため、空気調
和機をよりきめ細かに制御することが可能となり、室温
変動等の改善ができ、快適性の向上が図れる。
【図1】本発明による空気調和機の制御装置の一実施例
を示す基本構成ブロック図
を示す基本構成ブロック図
【図2】本発明による空気調和機の制御装置のルックア
ップテーブルの作成回路を説明するブロック図
ップテーブルの作成回路を説明するブロック図
【図3】本発明による空気調和機の制御装置の補間部の
処理を説明するブロック図
処理を説明するブロック図
【図4】従来の空気調和機の制御装置を示すブロック図
1 センサ 2 記憶手段 3 ルックアップテーブル手段 4 リモコン又は操作パネル 5 補間部 6 空気調和機
フロントページの続き (72)発明者 中角 英二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−114657(JP,A) 特開 昭64−75838(JP,A) 特開 平3−70930(JP,A) 特開 昭63−156968(JP,A) 特開 平2−242037(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 F24F 11/02 102
Claims (8)
- 【請求項1】 空気調和機が具備する室内外の環境条件
を検知する複数のセンサ手段と、前記センサ手段の以前
の状態を保持する記憶手段と、前記センサ手段と前記記
憶手段からの出力から室内の環境状態が過渡状態か安定
状態かを判定し、前記センサ手段と前記記憶手段からの
出力値と使用者の設定した温度値とから推測された室内
の人間の快適感と、過渡状態か安定状態かが判定された
前記環境状態に基づいて、前記空気調和機の吹き出し温
度、風向および風量の第1の制御信号を生成する制御信
号生成手段と、その制御信号生成手段から出力される第
1の制御信号を補間し、前記空気調和機を制御する第2
の制御信号を生成する手段とを具備する空気調和機の制
御装置。 - 【請求項2】 センサ手段が、室内外の温度、空気調和
機の風量、湿度の検出器であり、第2の制御信号によ
り、空気調和機のインバータ圧縮機の周波数を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装
置。 - 【請求項3】 空気調和機の吸込空気温度の勾配を、記
憶手段にN秒間隔(Nは正の実数値)で記憶することを
特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。 - 【請求項4】 空気調和機の制御を行う室内の人間の快
適感は、室内外の温度、空気調和機の風量、湿度および
周囲壁輻射温度を基にして推測することを特徴とする請
求項1記載の空気調和機の制御装置。 - 【請求項5】 人間の快適感として人間の状態や室内の
環境によって計算した予測平均投票数(PMV)、また
は人間の生理的状態や感覚の予測を行った標準新有効温
度(SET)を室内の人間の快適感として用いることを
特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。 - 【請求項6】 制御信号生成手段は、空気調和機に設け
られた室内外の環境条件を検知する前記センサ手段の出
力から室内の人間の快適感を推測するために、人間の快
適感を学習した神経回路網模式回路から作成されること
を特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。 - 【請求項7】 推測手段により推測される室内の人間の
快適感は、室内外の温度、空気調和機の風量、湿度、周
囲壁輻射温度および人体温度を基にして推測す ることを
特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御装置。 - 【請求項8】 室内の環境状態を、センサ出力値が、目
標値に対し設定された範囲内である時安定状態、それ以
外は過渡状態と判定することを特徴とする請求項1記載
の空気調和機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09037191A JP3198526B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 空気調和機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09037191A JP3198526B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 空気調和機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04320750A JPH04320750A (ja) | 1992-11-11 |
JP3198526B2 true JP3198526B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=13996705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09037191A Expired - Fee Related JP3198526B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 空気調和機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3198526B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3361017B2 (ja) * | 1996-09-11 | 2003-01-07 | 株式会社東芝 | 快適性指標pmv学習装置 |
JP4479783B2 (ja) * | 2007-11-28 | 2010-06-09 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP09037191A patent/JP3198526B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04320750A (ja) | 1992-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5105366A (en) | Comfort control system and method factoring mean radiant temperature | |
JP2808038B2 (ja) | 活動量センシングによる空気調和装置 | |
JP3198526B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP3198523B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH07198186A (ja) | 空気調和機の冷暖切替装置 | |
JPH09152165A (ja) | 空気調和装置 | |
JP2897395B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP2713532B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH0783479A (ja) | 空気調和機 | |
JPH04320749A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP2977294B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP3198522B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH08189683A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP2517164B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP2618170B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2897415B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH08320147A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH04225746A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH06213493A (ja) | 空調運転制御装置 | |
JPH04316946A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH06159765A (ja) | 空気調和装置の運転制御装置 | |
JPH05223323A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP3139079B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH06221648A (ja) | 空気調和機の制御装置および制御方法 | |
JP2517165B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080615 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090615 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |