JP3197993B2 - コンクリート強度試験用供試体成形用型枠 - Google Patents
コンクリート強度試験用供試体成形用型枠Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B7/00—Moulds; Cores; Mandrels
- B28B7/34—Moulds, cores, or mandrels of special material, e.g. destructible materials
- B28B7/342—Moulds, cores, or mandrels of special material, e.g. destructible materials which are at least partially destroyed, e.g. broken, molten, before demoulding; Moulding surfaces or spaces shaped by, or in, the ground, or sand or soil, whether bound or not; Cores consisting at least mainly of sand or soil, whether bound or not
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
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Description
試験用の供試体を成形するための型枠に関する。
形型枠ないし容器として、従来よりJIS規格に定めら
れている金属製型枠、ブリキ板等の金属板を有底筒状と
した容器、あるいは特開昭62−22048号に示され
るような切り取り線を有する使い捨て容器等が用いられ
ている。
型枠は、厚肉の鋳造製とされることが多く、したがって
それ自体相当に重量があり、供試体成形のためにコンク
リートを打ち込むと更にその重量は大きくなるので、取
り扱いにくい。
に成形して形成した容器は、過重量による不都合は少な
いものの、変形し易いため、容器内に打ち込まれたコン
クリートを容器内に万遍なく行きわたらせるべく容器に
衝撃を与える場合であっても、直接容器を木槌等で叩く
ことができず、該容器を別体の容器の中に入れて該別体
の容器を叩くか、あるいは振動機を必要とするものであ
った。また、この容器内より硬化したコンクリートを取
り出す場合、容器自体に継ぎ目がないために、容器を構
成する金属板をペンチ等の工具をもって切り裂き、供試
体から剥ぎ取る必要があり、この作業中に供試体を傷つ
けてしまうことがあった。
容器は、切り取り線を予め有するので、この切り取り線
に沿って該容器を構成する側板を切り裂き、剥ぎ取っ
て、容器と供試体とを分離できる。従って、硬化したコ
ンクリートの取り出しが比較的容易であり、また、この
取り出しにあたって供試体を傷つけることも少ない。
で要請される供試体の底面の平面度を満足させるため
に、前記特開昭62−22048号の容器では、該容器
を構成する円筒体の一方の開口部に底蓋を設け、この底
蓋の上面に重ねて平滑平面板を配置する構造が採られて
いる。しかし、使い捨ての該容器では可能な限りの構造
の簡略化と低コスト化が要請されるところ、前記該容器
では円筒体と底蓋と平滑平面板の三つの部品が最低限必
要であり、また、これらを組み立てる工程が必要とされ
るものであり、こうした要請を必ずしも充分に満足させ
るものではなかった。また、前記容器と前記底蓋とが接
し合う部分からの該容器内に打ち込まれたコンクリート
や、水の漏れ出しを防止するために、前記容器の一方の
開口部を前記底蓋に充分にシールさせるべく、前記容器
及び底蓋の寸法、嵌め合わせの仕方等に格別の配慮をす
る必要があった。
リートの強度試験用の供試体の成形型枠ないし容器の有
していた不都合を一掃して、軽量で扱い易く安全であ
り、型枠内にコンクリートを隙間なく詰め込むために型
枠を叩いたりしても変形することがなく、型枠内に打ち
込まれたコンクリートの漏れ出し等の防止が充分に図ら
れ、また型枠内からの成形された供試体の取り出しが容
易であり取り出しにあたり供試体を傷つけることもな
く、しかも簡略な構造を持ちコスト的に支障がないコン
クリート強度試験用供試体成形用型枠を提供することを
目的とする。
め、請求項1に係る発明では、コンクリート強度試験用
供試体成形用型枠を、プラスチック製の円筒体10と、
該円筒体10の一方の開口部を塞ぐ金属製の円盤状の底
板20とを備える型枠であって、インサート成形により
該円筒体10の一方の開口周縁部に前記底板20の周縁
が埋め込み状に設けられている構造のものとした。
を構成する前記円筒体10の周面に、前記円筒体10の
一方の開口縁から他方の開口縁に亙って設けられる少な
くとも二条の溝12、12によって区分された切取り面
部11が設けられている構造のものとした。
成形用型枠は、プラスチック製の円筒体10と、該円筒
体10の一方の開口部を塞ぐ金属製の円盤状の底板20
とを備える構造を有するので、型枠内にコンクリートを
打ち込むことにより、円柱状の供試体を成形することが
できる。また、インサート成形により該円筒体10の一
方の開口周縁部に前記底板20の周縁が埋め込み状に設
けられている構造を有するので、前記底板20を前記円
筒体10に別途組み付けることを要しない。また、前記
底板20と前記円筒体10とは一体に組み付けられる。
発明に係るコンクリート強度試験用供試体成形用型枠の
典型的実施例を説明する。なお、図1は成形用型枠を上
方より見た斜視図、図2は成形用型枠を下方より見た斜
視図、図3は成形用型枠の使用状態を示す斜視図、図4
は成形用型枠の側面図、図5は底面図、図6は平面図、
図7は図4におけるA−A線断面図、図8は図5におけ
るB−B線断面図、図9は図6におけるC部を拡大して
示す要部平面図である。
料を成形して形成される円筒体10と、この円筒体10
の一方の開口を塞ぐ金属製の円盤状の底板20とから構
成されている。
側の開口を塞ぐように設けられている。この底板20
は、前記円筒体10の成形にあたってのインサートとさ
れており、図1、図4及び図8に示されるように、該底
板20の周縁部は前記円筒体10の前記開口の内周縁部
の肉厚内に埋め込まれれている。なお、この底板20の
周縁部の埋め込みのための前記円筒体10の肉厚寸法を
充分に確保するために、前記円筒体10の下部外周縁に
は膨出部14が形成されている。
筒体10の上部開口縁から、前記底板20で塞がれてい
る前記円筒体10の下部開口の縁に至る切取り面部1
1、11が形成されている。該切取り面部11は、該円
筒体10の上部開口縁から下部開口縁に至る長さを有
し、かつ、該円筒体10の筒軸に沿って該円筒体10の
外周面側から刻み設けられている二条の溝12、12に
より前記円筒体10の他の周面部から区分されて設けら
れている。この実施例では、該二条の溝12、12はほ
ぼ平行に設けられており、したがって前記切取り面部1
1の幅寸法は前記円筒体10のいずれの箇所でもほぼ同
寸法とされている。また、図6、図7、図8及び図9に
示されるように、前記溝12はその断面形状において、
該溝12の一方の溝側面12aと他方の溝側面12bと
をその溝底側で接させており、溝底を鋭角状に形成して
いる。さらに、前記溝12は、図2及び図8に示される
ように、前記円筒体10の下側縁では透かし溝とされて
いる。
取り面部11の縁部には、前記円筒体10の外方に向け
て突き出し、かつ、前記円筒体10の外周面にほぼ直交
する面をもった舌片11bが前記切取り面部11とほぼ
同じ幅寸法に形成されている。該舌片11bには、その
肉厚方向に向けて穴11b’が透設されている。この穴
11b’は、該舌片11bを把持し易くする目的で設け
られている。また、この穴11b’には、ドライバなど
の棒状部を備えた工具などの当該棒状部を上側から差し
込むことができ、このように差し込んだ棒状部の先端を
円筒体10の外周面に突き当てて当該先端を支点とする
ようにして当該棒状部の上端側を前記切取り面部11を
切取る向きに倒し込むように操作することにより、かか
る切取り面部11を容易に切取ることが可能とされる。
前記舌片11bが設けられている箇所を除いて、外向の
鍔13が周設されている。図1、図2、図3、図6及び
図9に示されるように、前記舌片11bの前記円筒体1
0の周方向に向けられた両側縁と、該舌片11bに接す
る前記鍔13の縁との間には、連結片13aが架設され
ており、前記円筒体10の剛性が高められている。
適宜の目盛り11aが設けられる。プラスチックは金属
に比べて透光性を有するので、前記円筒体10の内部に
打ち込んだコンクリートの量を前記円筒体10の外側か
ら把握することが可能であるが、この把握にあたり前記
目盛りを利用すれば前記円筒体10に打ち込んだコンク
リートの量を容易かつ的確に知ることができる。これに
よりJIS規格の要請である、略等しい層に分けてのコ
ンクリートの型枠内への打込を適切に実施することがで
きる。
体10の底面には、前記底板20の円心相当位置より前
記円筒体10の下部開口縁に放射状に伸び、かつ、前記
底板20の外面に接する複数のランナー状部15が形成
されている。このランナー状部15は、図2にGで示す
前記底板20の円心相当位置より成形型内に流し込まれ
たプラスチック材料をこのランナー状部15を形成させ
る成形型枠内の溝を通じて、図2にgで示す前記円筒体
10の下部開口縁と前記ランナー状部15とが連接する
位置に相当する成形型枠の部位から前記円筒体10の本
体部を形成させる成形型枠内に送り込むために採用され
ている構造である。この構造を採用することにより、前
記底板20をインサートとして前記円筒体10を一型で
容易に成形できると共に、前記円筒体10内に打ち込ま
れたコンクリートの重量を前記底板20及び前記ランナ
ー状部15で支えさせることにより型枠の底部の剛性を
高めることができる。
内部にJIS規格に従ってコンクリートを打ち込むこと
で、円柱状の供試体が成形される。
に、前記円筒体10の二か所に設けられている前記切取
り面部11、11を前記溝12を切り取り線として、前
記円筒体10より切取り、該円筒体10の周側壁を二つ
に分割し、分割された夫々の周側壁を該供試体から剥ぎ
取ることにより、型枠内から取り出される。前記切取り
面部11の切取りは、前記舌片11bを把持したまま、
前記円筒体10の下方に向けて引っ張ることにより、前
記舌片11bと前記鍔13との間に架設されている前記
連結片13aを断ち切ると共に、前記溝12に沿って該
切取り面部11と前記円筒体10の他の面部とを切り離
して行われる。ここで、前記溝12の溝底側は断面鋭角
状に形成されているので、前記切取り面部11を前記円
筒体10の下方に向けて引っ張った場合、該溝12の溝
底と前記円筒体10の内周面との間の該円筒体10の肉
厚部に前記引っ張りにより生じた応力が集中し易く、前
記切取り面部12の切取りが容易に行える。また、前記
切取り面部12の切取りを更に容易ならしめるために、
前記溝12に沿って更にカッターナイフ等で切込をつけ
る場合にも、溝底を鋭角状とする前記溝12はナイフ等
の刃先を該溝12内に呼び込み易く、また的確に溝底に
切込をつけさせる。
に比べて塑性変形しにくい反面弾性変形をしやすいプラ
スチック材料より前記円筒体10を構成しているので、
このコンクリートの打ち込みにあたりコンクリートが収
納空間内に満遍なく行きわたるように木槌等により前記
円筒体10等を叩いても該円筒体10等が変形してしま
うことがなく、該円筒体10等の変形に起因する供試体
の歪み、損傷等を起こすことがない。また、コンクリー
トはプラスチックに付着しにくい性質を有することか
ら、鉱物性の油等の離形材を前記型枠内面に塗付等しな
くとも、供試体のの脱型に支障はない。また仮に、供試
体の表面と前記円筒体10の内面とが経時的に接着した
状態となっていても、前記切取り面部11の切取りによ
り分離された前記円筒体10の周側壁を外側に撓ませる
ことで容易に供試体の表面より前記円筒体10を剥すこ
とができ、供試体の成形作業をスムーズに行うことがで
きる。
取り面部11は、上記実施例の態様に限られることな
く、例えば、前記円筒体10の上部開口縁側から下部開
口縁側に向けて、前記切取り面部11を形成させる前記
二条の溝12、12が互いに近づくように設け、前記円
筒体10の上部側から下部側に向かって次第に前記切取
り面部11の幅寸法が小さくなるように構成しても良
い。また、前記二条の溝12、12を前記円筒体10の
外周面につる巻き状に設けて前記切取り面部11を構成
しても良い。さらに、前記円筒体10の外周面に三か所
以上の前記切取り面部11を設けて構成しても良い
供試体成形用型枠では、インサート成形により、プラス
チック製の円筒体10の一方の開口周縁部に金属製の底
板20の周縁が埋め込み状に設けられている構造を有す
るので、供試体の底面の平面度を高めることができる金
属製の底板20を持った型枠を複数の部品を組み合わせ
ることなく、一体的に形成できる。また、前記円筒体1
0と底板20との一体化により別途のシール手段を用い
なくとも、型枠内に打ち込まれたコンクリートが前記円
筒体10と底板20とが接し合う部位より漏れ出す事態
を十分に防止できる。
するので、軽量で扱い易く安全である。また、型枠内に
コンクリートを隙間なく詰め込むために型枠を叩いたり
しても前記円筒体10が変形することはない。また、コ
ンクリートはプラスチックに付着しにくい性質を有する
ことから、離形材を前記円筒体10内面に塗付等しなく
とも、供試体の脱型に支障はない。さらに、供試体の表
面と前記円筒体10の内面とが経時的に接着した状態と
なっていても、前記切取り面部11の切取りにより分離
された前記円筒体10の周側壁を外側に撓ませることで
容易に供試体の表面より前記円筒体10を剥すことがで
きる。
は、前記円筒体の周面に、前記円筒体10の一方の開口
縁から他方の開口縁に亙って設けられる少なくとも二条
の溝12、12によって区分された切取り面部11が設
けられているので、この切取り面部11の切取りにより
前記円筒体10の周側壁を複数個に分割することがで
き、この分割により型枠内からの供試体の取り出しは容
易であり、また、取り出しにあたり供試体を傷つけるこ
ともない。また、分割される前記円筒体10はプラスチ
ック製とされているので、切取り面部11の前記切取り
にあたり、分割された前記円筒体10の周側縁の切取り
を受けた縁や、前記切取り面部11の縁等に作業者が触
れても怪我等をすることがなく、型枠内からの供試体の
取り出し作業の安全も確保できる。
分を有さないばかりか、成形も容易であり、この種の型
枠のコストの低廉化を図ることができる特長を有する。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチック製の円筒体と、該円筒体の
一方の開口部を塞ぐ金属製の円盤状の底板とを備える型
枠であって、インサート成形により該円筒体の一方の開
口周縁部に前記底板の周縁が埋め込み状に設けられてい
ることを特徴とするコンクリート強度試験用供試体成形
用型枠。 - 【請求項2】 前記円筒体の周面に、前記円筒体の一方
の開口縁から他方の開口縁に亙って設けられる少なくと
も二条の溝によって区分された切取り面部が設けられて
いることを特徴とする請求項1記載のコンクリート強度
試験用供試体成形用型枠。
Priority Applications (1)
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Family
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Family Applications (1)
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JP17207593A Expired - Fee Related JP3197993B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | コンクリート強度試験用供試体成形用型枠 |
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JP (1) | JP3197993B2 (ja) |
Cited By (1)
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KR101532297B1 (ko) * | 2013-11-14 | 2015-06-29 | 한국건설기술연구원 | 인장몰드, 초기재령 인장실험장치 및 방법 |
CN110455609B (zh) * | 2019-08-06 | 2022-06-03 | 深圳市市政工程总公司 | 无机结合料建筑废弃物路基混合料的抗压试件制备方法 |
-
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- 1993-06-21 JP JP17207593A patent/JP3197993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102435790B1 (ko) * | 2020-11-30 | 2022-08-24 | 한국건설기술연구원 | 공시체 추출장치 및 이를 이용한 3d 프린팅에 의해 출력된 콘크리트 시험체의 공시체 제조방법 |
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