JP3197984B2 - ノーリンギング通信サービス適用のデータ通信方式 - Google Patents
ノーリンギング通信サービス適用のデータ通信方式Info
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- JP3197984B2 JP3197984B2 JP13135993A JP13135993A JP3197984B2 JP 3197984 B2 JP3197984 B2 JP 3197984B2 JP 13135993 A JP13135993 A JP 13135993A JP 13135993 A JP13135993 A JP 13135993A JP 3197984 B2 JP3197984 B2 JP 3197984B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ノーリンギング通信サ
ービス適用のデータ通信方式に関し、とくにノーリンギ
ング通信サービスを利用したＣＣＩＴＴ勧告のＶ．２２
ｂｉｓモデムによるデータ通信に関する。
ービス適用のデータ通信方式に関し、とくにノーリンギ
ング通信サービスを利用したＣＣＩＴＴ勧告のＶ．２２
ｂｉｓモデムによるデータ通信に関する。
【０００２】
【従来の技術】センタ網制御装置を含むセンタ系と端末
網制御装置を含む端末系を交換機を介した網制御系によ
り接続するシステム構成において、近年、センタ系のセ
ンタ装置がノーリンギング通信サービスにより電話回線
の空き時間を利用して遠隔地にある端末系の端末装置か
らのデータを収集するシステムとして、例えば水道、ガ
ス、電気などの使用量を収集する自動検針システム（テ
レメータシステム）が通信速度１２００ｂｐｓ以下の低
速で実用化している。
網制御装置を含む端末系を交換機を介した網制御系によ
り接続するシステム構成において、近年、センタ系のセ
ンタ装置がノーリンギング通信サービスにより電話回線
の空き時間を利用して遠隔地にある端末系の端末装置か
らのデータを収集するシステムとして、例えば水道、ガ
ス、電気などの使用量を収集する自動検針システム（テ
レメータシステム）が通信速度１２００ｂｐｓ以下の低
速で実用化している。
【０００３】ノーリンギング通信サービスを利用するセ
ンタ網制御装置（以下Ｃ−ＮＣＵ）は、ノーリンギング
通信の発呼プロトコルに従うと共に、ノーリンギングト
ランク（以下ＮＲＴ）を制御する信号である接続制御信
号（以下ＮＲＴＳ）（２７６５±３０Ｈｚ）を送信しな
がらデータ通信をする。
ンタ網制御装置（以下Ｃ−ＮＣＵ）は、ノーリンギング
通信の発呼プロトコルに従うと共に、ノーリンギングト
ランク（以下ＮＲＴ）を制御する信号である接続制御信
号（以下ＮＲＴＳ）（２７６５±３０Ｈｚ）を送信しな
がらデータ通信をする。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ＣＣＩＴＴ勧
告のＶ．２２ｂｉｓモデムでは、変調速度が６００ボー
±０．０１％であり、線路の送信データ通信速度は、２
４００ｂｐｓまたは１２００ｂｐｓ±０．０１％であ
る。
告のＶ．２２ｂｉｓモデムでは、変調速度が６００ボー
±０．０１％であり、線路の送信データ通信速度は、２
４００ｂｐｓまたは１２００ｂｐｓ±０．０１％であ
る。
【０００５】また、キャリア周波数は、ローチャネルで
１２００Ｈｚ±０．５Ｈｚ、ハイチャネルで２４００Ｈ
ｚ±１Ｈｚである。
１２００Ｈｚ±０．５Ｈｚ、ハイチャネルで２４００Ｈ
ｚ±１Ｈｚである。
【０００６】ＣＣＩＴＴ勧告では起呼モデムは、ローチ
ャネルで送信し、ハイチャネルで受信するとしている。
ャネルで送信し、ハイチャネルで受信するとしている。
【０００７】ＣＣＩＴＴ勧告通りデータ通信をすると、
Ｃ−ＮＣＵモデムはローチャネルのキャリア周波数を変
調した信号とＮＲＴＳを同時に送信して、端末網制御装
置（以下Ｔ−ＮＣＵ）モデムのハイチャネルのキャリア
周波数を変調した信号を受信する。
Ｃ−ＮＣＵモデムはローチャネルのキャリア周波数を変
調した信号とＮＲＴＳを同時に送信して、端末網制御装
置（以下Ｔ−ＮＣＵ）モデムのハイチャネルのキャリア
周波数を変調した信号を受信する。
【０００８】受信信号から符号に変換するため、送信信
号と受信信号を２線４線変換変成器で分離する。
号と受信信号を２線４線変換変成器で分離する。
【０００９】しかし、完全に分離することが難しく、受
信側へ受信周波数帯域のＮＲＴＳが漏れると、有害雑音
となり漏れる量により元の符号に変換できなくなるとい
う問題がある。
信側へ受信周波数帯域のＮＲＴＳが漏れると、有害雑音
となり漏れる量により元の符号に変換できなくなるとい
う問題がある。
【００１０】またＮＲＴＳの送出レベルは、Ｃ−ＮＣＵ
収容契約者回線とノーリンギングトランク（以下ＮＲ
Ｔ）のある交換設備の分界点までの線路伝送損失により
調節し、線路伝送損失が大きい程ＮＲＴＳの送出レベル
を大きくするため漏れる量も大きくなるという問題があ
る。
収容契約者回線とノーリンギングトランク（以下ＮＲ
Ｔ）のある交換設備の分界点までの線路伝送損失により
調節し、線路伝送損失が大きい程ＮＲＴＳの送出レベル
を大きくするため漏れる量も大きくなるという問題があ
る。
【００１１】本発明の目的は、従来の問題点を解決し、
ＮＲＴＳの影響を少くした良好なデータ通信を行うノー
リンギング通信サービス適用のデータ通信方式を提供す
ることにある。
ＮＲＴＳの影響を少くした良好なデータ通信を行うノー
リンギング通信サービス適用のデータ通信方式を提供す
ることにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、センタ網制御装置を含むセンタ系と端末網制
御装置を含む端末系を交換機を介した網制御系により接
続するシステム構成におけるノーリンギング通信サービ
ス適用のデータ通信方式において、前記センタ網制御装
置のモデムが使用するキャリア周波数を、２４００Ｈｚ
のハイチャネルで送信し、１２００Ｈｚのローチャネル
で受信し、前記端末網制御装置が応答した時点から、セ
ンタ網制御装置のモデムと端末網制御装置のモデムとが
ハンドシェイク動作開始の間にセンタ網制御装置の接続
制御信号送出レベルを低減することを特徴とする。
するため、センタ網制御装置を含むセンタ系と端末網制
御装置を含む端末系を交換機を介した網制御系により接
続するシステム構成におけるノーリンギング通信サービ
ス適用のデータ通信方式において、前記センタ網制御装
置のモデムが使用するキャリア周波数を、２４００Ｈｚ
のハイチャネルで送信し、１２００Ｈｚのローチャネル
で受信し、前記端末網制御装置が応答した時点から、セ
ンタ網制御装置のモデムと端末網制御装置のモデムとが
ハンドシェイク動作開始の間にセンタ網制御装置の接続
制御信号送出レベルを低減することを特徴とする。
【００１３】
【作用】上部構成によりＮＲＴＳの影響を少くして良好
なノーリンギング通信サービスを利用した、例えばＣＣ
ＩＴＴ勧告のＶ．２２ｂｉｓでのデータ通信を行うた
め、Ｃ−ＮＣＵが使用するキャリア周波数をＮＲＴＳ成
分が含まれるハイチャネルで送信し、ローチャネルで受
信する。
なノーリンギング通信サービスを利用した、例えばＣＣ
ＩＴＴ勧告のＶ．２２ｂｉｓでのデータ通信を行うた
め、Ｃ−ＮＣＵが使用するキャリア周波数をＮＲＴＳ成
分が含まれるハイチャネルで送信し、ローチャネルで受
信する。
【００１４】また、Ｔ−ＮＣＵはローチャネルで送信、
ハイチャネルで受信する。
ハイチャネルで受信する。
【００１５】Ｃ−ＮＣＵモデムが送出する変調されたハ
イチャネル信号には、図３に示すデータ通信時のスペク
トル図のようにＮＲＴＳの周波数成分が含まれているた
め、ハイチャネル信号の成分でＮＲＴＳの代わりをさせ
ることよりＮＲＴＳ送出レベルを低減してもＮＲＴを制
御でき、しかもＴ−ＮＣＵへの有害雑音成分が低減する
ので良好なデータ通信が可能となる。
イチャネル信号には、図３に示すデータ通信時のスペク
トル図のようにＮＲＴＳの周波数成分が含まれているた
め、ハイチャネル信号の成分でＮＲＴＳの代わりをさせ
ることよりＮＲＴＳ送出レベルを低減してもＮＲＴを制
御でき、しかもＴ−ＮＣＵへの有害雑音成分が低減する
ので良好なデータ通信が可能となる。
【００１６】Ｃ−ＮＣＵのＮＲＴＳ送出レベルを低下さ
せる開始時期は、Ｃ−ＮＣＵとＴ−ＮＣＵ間の通信路が
閉結してＴ−ＮＣＵが応答した時点からＣ−ＮＣＵモデ
ムとＴ−ＮＣＵモデムがハンドシェイク動作を開始する
間に行う。
せる開始時期は、Ｃ−ＮＣＵとＴ−ＮＣＵ間の通信路が
閉結してＴ−ＮＣＵが応答した時点からＣ−ＮＣＵモデ
ムとＴ−ＮＣＵモデムがハンドシェイク動作を開始する
間に行う。
【００１７】以下図面にもとづき実施例について説明す
る。
る。
【００１８】
【実施例】図１は、本発明のＣ−ＮＣＵ１とＴ−ＮＣＵ
２のノーリンギング通信サービス利用での一システム構
成例を示すブロック図である。
２のノーリンギング通信サービス利用での一システム構
成例を示すブロック図である。
【００１９】図２は、本発明のＣ−ＮＣＵ１とＴ−ＮＣ
Ｕ２の一実施例構成を示すブロック図である。
Ｕ２の一実施例構成を示すブロック図である。
【００２０】Ｃ−ＮＣＵ１はセンタ側電話回線を介して
交換機４に接続されている。
交換機４に接続されている。
【００２１】この交換機４は局間の中継線を介して着信
側の交換機５に接続される。
側の交換機５に接続される。
【００２２】この交換機５にはノーリンギングトランク
（ＮＲＴ）３が接続されている。
（ＮＲＴ）３が接続されている。
【００２３】交換機５は電話回線を介して、Ｔ−ＮＣＵ
２に接続されている。
２に接続されている。
【００２４】Ｃ−ＮＣＵ１は、発信時にＮＲＴ３とＴ−
ＮＣＵ２とを接続するために必要なダイヤル情報の送信
機能、制御信号の送受信機能、端末発信時の呼び出し信
号の受信および応答機能とＣＣＩＴＴ勧告のＶ．２２ｂ
ｉｓを用いてハイチャネルのキャリア周波数での送信、
ローチャネルのキャリア周波数での受信で通信を行う変
復調機能等を有する装置である。
ＮＣＵ２とを接続するために必要なダイヤル情報の送信
機能、制御信号の送受信機能、端末発信時の呼び出し信
号の受信および応答機能とＣＣＩＴＴ勧告のＶ．２２ｂ
ｉｓを用いてハイチャネルのキャリア周波数での送信、
ローチャネルのキャリア周波数での受信で通信を行う変
復調機能等を有する装置である。
【００２５】Ｔ−ＮＣＵ２はノーリンギング接続時の呼
び出し信号の受信および応答等の自動着信用網制御機
能、ダイヤル信号の送出等の自動発信用網制御機能およ
びセンタ装置とＣＣＩＴＴ勧告のＶ．２２ｂｉｓを用い
てローチャネルのキャリア周波数で送信、ハイチャネル
のキャリア周波数で受信して通信を行う変復調機能を有
する装置である。
び出し信号の受信および応答等の自動着信用網制御機
能、ダイヤル信号の送出等の自動発信用網制御機能およ
びセンタ装置とＣＣＩＴＴ勧告のＶ．２２ｂｉｓを用い
てローチャネルのキャリア周波数で送信、ハイチャネル
のキャリア周波数で受信して通信を行う変復調機能を有
する装置である。
【００２６】センタ発信時にＣ−ＮＣＵ１は、電子計算
機（以下ＣＰＵ）６から通信の開始命令を受け直流回路
を閉結して交換機４からのダイヤルトーンを検出、交換
機４へダイヤル情報を送出する。
機（以下ＣＰＵ）６から通信の開始命令を受け直流回路
を閉結して交換機４からのダイヤルトーンを検出、交換
機４へダイヤル情報を送出する。
【００２７】しばらくしてＣ−ＮＣＵ１とＴ−ＮＣＵ２
は、交換機４、交換機５とＮＲＴ３を介して接続され、
ノーリンギング通信サービス利用のデータ通信が可能と
なる。
は、交換機４、交換機５とＮＲＴ３を介して接続され、
ノーリンギング通信サービス利用のデータ通信が可能と
なる。
【００２８】Ｃ−ＮＣＵ１はＴ−ＮＣＵ２の応答後ＮＲ
ＴＳ送出レベルを低減させ、Ｃ−ＮＣＵモデム７とＴ−
ＮＣＵモデム１１のハンドシェイク動作を行う。
ＴＳ送出レベルを低減させ、Ｃ−ＮＣＵモデム７とＴ−
ＮＣＵモデム１１のハンドシェイク動作を行う。
【００２９】データ通信中でのＣ−ＮＣＵ１は、キャリ
ア周波数２４００Ｈｚを変調したハイチャネルの信号８
とＮＲＴＳ１２を同時に送出し、キャリア周波数１２０
０Ｈｚを変調したローチャネルの信号９を受信する。
ア周波数２４００Ｈｚを変調したハイチャネルの信号８
とＮＲＴＳ１２を同時に送出し、キャリア周波数１２０
０Ｈｚを変調したローチャネルの信号９を受信する。
【００３０】ローチャネル９には送信信号と受信信号を
２線４線変換変成器１０で分離した受信信号が入る。
２線４線変換変成器１０で分離した受信信号が入る。
【００３１】送信信号を完全に分離できず一部が漏れて
も周波数帯域が違うためＣ−ＮＣＵモデム７内で容易に
元の符号に変換できる。
も周波数帯域が違うためＣ−ＮＣＵモデム７内で容易に
元の符号に変換できる。
【００３２】データ通信終了後にはＣ−ＮＣＵ１はＮＲ
ＴＳ１２を切断する。
ＴＳ１２を切断する。
【００３３】それにより着信側交換機はＴ−ＮＣＵ２を
開放する。
開放する。
【００３４】さらにＣ−ＮＣＵ１は直流回路を開放して
全てを終了する。
全てを終了する。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ノーリン
ギング通信サービスを利用して、例えばＣＣＩＴＴ勧告
のＶ．２２ｂｉｓの共通化された従来技術により高速な
データ伝送システムを経済的に構築することができる。
ギング通信サービスを利用して、例えばＣＣＩＴＴ勧告
のＶ．２２ｂｉｓの共通化された従来技術により高速な
データ伝送システムを経済的に構築することができる。
【図１】ノーリンギング通信サービス利用での一システ
ム構成例である。
ム構成例である。
【図２】本発明に係る実施例構成である。
【図３】データ通信時のスペクトルを示す図である。
１ Ｃ−ＮＣＵ（センタ網制御装置） ２ Ｔ−ＮＣＵ（端末網制御装置） ３ ＮＲＴ（ノーリンギングトランク） ４ 交換機 ５ 交換機 ６ ＣＰＵ（電子計算機） ７ Ｃ−ＮＣＵモデム ８ ハイチャネル ９ ローチャネル １０ ２線４線変換変成器 １１ Ｔ−ＮＣＵモデム １２ ＮＲＴＳ（接続制御信号）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 政則 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 杉木 豊 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東邦瓦斯株式会社内 審査官 山中 実 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04M 11/00 303 H04M 11/00 302
Claims (1)
- 【請求項１】 センタ網制御装置を含むセンタ系と端末
網制御装置を含む端末系を交換機を介した網制御系によ
り接続するシステム構成におけるノーリンギング通信サ
ービス適用のデータ通信方式において、 前記センタ網制御装置のモデムが使用するキャリア周波
数を、２４００Ｈｚのハイチャネルで送信し、１２００
Ｈｚのローチャネルで受信し、 前記端末網制御装置が応答した時点から、センタ網制御
装置のモデムと端末網制御装置のモデムとがハンドシェ
イク動作開始の間にセンタ網制御装置の接続制御信号送
出レベルを低減することを特徴とするノーリンギング通
信サービス適用のデータ通信方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13135993A JP3197984B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ノーリンギング通信サービス適用のデータ通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13135993A JP3197984B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ノーリンギング通信サービス適用のデータ通信方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06318987A JPH06318987A (ja) | 1994-11-15 |
| JP3197984B2 true JP3197984B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=15056087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13135993A Expired - Fee Related JP3197984B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | ノーリンギング通信サービス適用のデータ通信方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3197984B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002183869A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-06-28 | Mickle Works:Kk | 住宅のメータ監視システム |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP13135993A patent/JP3197984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06318987A (ja) | 1994-11-15 |
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