JP3197883U - 扉の隙間閉鎖構造 - Google Patents
扉の隙間閉鎖構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3197883U JP3197883U JP2015001433U JP2015001433U JP3197883U JP 3197883 U JP3197883 U JP 3197883U JP 2015001433 U JP2015001433 U JP 2015001433U JP 2015001433 U JP2015001433 U JP 2015001433U JP 3197883 U JP3197883 U JP 3197883U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- support piece
- elastic support
- magnet plate
- outer frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 54
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims abstract description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 5
- 239000004576 sand Substances 0.000 abstract description 4
- 239000000779 smoke Substances 0.000 abstract description 4
- 238000005286 illumination Methods 0.000 abstract description 2
- 241000208125 Nicotiana Species 0.000 abstract 1
- 235000002637 Nicotiana tabacum Nutrition 0.000 abstract 1
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 abstract 1
- 230000009545 invasion Effects 0.000 abstract 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 5
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 5
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 235000019504 cigarettes Nutrition 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 1
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Abstract
【課題】扉を閉じた時に扉と外枠との間隙から室内の音が外部へ伝わり、又他室や廊下の音が室内で聞こえることの不快さを解消し、又室内の照明光の洩れ及び室内外との間での空気流通及び大気の黄砂・タバコの煙・異臭の進入を防止する扉の隙間閉鎖構造を提供する。【解決手段】扉本体の下辺周縁部に溝部を設け、これに弾支片支持本体31・弾支片30・嵌合用突起31b・傾斜ベース32・傾斜ベースの表面に接合したゴム磁石40aとを一体化した閉鎖部材50を気密状に嵌装し、傾斜ベースとゴム磁石とから形成される磁石板40は傾斜して取り付けると共に、磁性体で形成した扉下枠の沓摺も閉位置方向に傾斜させる。【選択図】図3
Description
本考案は、建造物の人の出入口・間仕壁の連通口又は窓となる開口部あるいは建物の換気口・通気口・ダクトの空気吹出又は吸引のグリルに取付けられる扉であって、一辺を外枠側に蝶着して回転できる扉本体と開口部の内周縁に沿って取付けられる外枠とからなる扉において、扉本体を外枠に嵌合して閉めた状態において、扉本体と外枠との間の隙間から通過する音声・雑音を低減する防音のため、隙間から洩れる室内の照明光を遮断するため、又は隙間から出入する温度・湿度が異なる空気流の遮断又は煙等の異臭・ゴミ・黄砂・火山灰等を遮断するための扉の隙間閉鎖構造に関する。
扉又は引戸における扉本体・戸本体とその外枠との間の隙間を閉鎖する構造として、回転する扉本体と外枠のいずれかに磁石を取付け、他方の磁石と対向する部材又はその表面材を磁性体素材とすることで、扉本体が閉められた際に磁石と磁性体が磁力で吸着して、扉本体・戸本体とその外枠との間に隙間がないようにする構造が知られている。
しかし、扉において磁力で扉本体とそれらの外枠との間が引き寄せられても、扉本体の周縁と外枠の対向周縁との間に設計上,施工上又は経年変形で隙間があれば、磁石吸着しても音・光・ゴミ・黄砂・火山灰は通過し、又空気流も流入流出するものである。
この隙間をなくすには高い寸法精度で扉本体と外枠とを製造し、施工しなければならない。それでも経年変化が生じて隙間が発生するものであり、高い精度の扉は製造施工コストとそのメンテナンスの補修工事のコストを高くするものである。
又、扉本体とその外枠との間にゴム・パッキンを取付けて又はテーパーを与えて隙間がないように嵌合させる技術もあるが、この技術では扉本体の閉時に強く嵌合しないと隙間を閉鎖できず、扉本体の開閉操作を軽やかにできにくいという問題点がある。
更に、特許文献1記載の発明のマグネットパッキンは、平板状マグネットを塩ビで包被したマグネット吸着面を有し、その反対側にドアパネル又は戸当り部材に付着させる突起状の取付部を有するものである。そのマグネット吸着面は、ドア閉鎖時における相手方磁性体の面材と平行に取付けられる。
そのため、マグネットパッキンはドアの閉時において、相手方の磁性体の面材とマグネット吸着面とは略同時に全面的に相手方の磁性体の面と吸着する。
しかしながら、ドアを開く場合においては相手方の磁性体の面材とマグネット吸着面はドアの開力で略同時に分離させられることとなる。そのため、やや強めにドアを開かねばならず、重く感じさせるものとなる。又、マグネット吸着面の方が突起部による部材との付着力より強くなると、マグネットパッキン自体が外れてしまう恐れがある。
そのため、マグネットパッキンはドアの閉時において、相手方の磁性体の面材とマグネット吸着面とは略同時に全面的に相手方の磁性体の面と吸着する。
しかしながら、ドアを開く場合においては相手方の磁性体の面材とマグネット吸着面はドアの開力で略同時に分離させられることとなる。そのため、やや強めにドアを開かねばならず、重く感じさせるものとなる。又、マグネット吸着面の方が突起部による部材との付着力より強くなると、マグネットパッキン自体が外れてしまう恐れがある。
本考案が解決しようとする課題は、従来の扉の問題点を解消し、扉の隙間閉鎖の構造を、簡単な構造で安価に提供でき、しかも扉開閉操作は円滑に軽い力でもってでき、劣化してもメンテナンス・交換作業も安価で迅速にできるようにすることにある。
かかる課題を解決した本考案の構成は、
1) 建造物の開口部の内周に外枠を取付け、同外枠に嵌合する扉本体を外枠の一辺で蝶着した構造の扉における扉閉時における扉本体と外枠との間に生じる隙間を閉鎖する扉の隙間閉鎖構造であって、扉閉時において扉本体と外枠の間に隙間が生じる個所の外枠又は扉本体の一方の周縁部分に、弾支片を他方の扉本体又は外枠方向に向けて突出するように且つ前記周縁部分に沿って周縁部と弾支片とが気密状に連接するように取付け、同弾支片の先端に磁石板を取付け、扉本体を閉じた場合に前記磁石板に対向する位置となる扉本体又は外枠の外周面の素材を磁性体として前記磁石板が対向する磁性体の面と吸着できるようにし、しかも弾支片の先端の磁石板は扉閉時直前の磁性体の面と傾斜する状態に取付け、扉本体が閉じると弾支片と磁石板が変形変位して磁石板の傾斜した先端部分が対向した磁性体の外周面に先ず吸着し、扉が閉じるに従ってその吸着面が増えるように磁石板が磁力で吸着して、外枠と扉本体との閉時の隙間を弾支片と磁石板とで閉鎖できるようにした、扉の隙間閉鎖構造
2) 弾支片が隙間を生じる個所の外枠の周縁部に沿って且つ扉本体方向に向けて突出するように脱着自在に外枠に取付けられ、弾支片の先端の磁石板が扉本体を閉じた場合に対向する位置となる扉本体の外周面の素材を磁性体とした、前記1)記載の扉の隙間閉鎖構造
3) 弾支片が隙間を生じる扉本体の周縁部に沿って且つ外枠方向に向けて突出するように脱着自在に扉本体に取付けられ、弾支片の先端の磁石板が扉本体を閉じた場合に対向する位置となる外枠の外周面の素材を磁性体とした、前記1)記載の扉の隙間閉鎖構造
4) 弾支片を取付ける扉本体の周縁部が扉本体の下辺の周縁部で、又その対向する外枠の下枠を扉の磁性体の沓摺とし、しかも弾支片の先端に取付けられる磁石板は扉本体が閉じる方向に動くときに前方側となる磁石板の前端が後端に比べ、取付けている扉本体の周縁部に近くなるように磁石板を傾斜状態に取付け、磁性体の沓摺の表面は扉閉鎖位置に近づくに従って高くなるように傾斜するように設けられ、磁石板は扉本体が閉方向に動くにつれてその後端から前端に向けて沓摺表面に磁力で吸着していく部分が漸次増えることで、軽い開閉操作力で円滑に弾支片と磁石板とによって扉本体と外枠との隙間を閉鎖できるようにした、前記3)記載の扉の隙間閉鎖構造
5) 弾支片が、外枠の周縁部分に同周縁部と気密を保つように連接され且つ外枠と脱着自在に取付けられる弾支片支持本体の外端に一体的に設けられたものである、前記2)記載の扉の隙間閉鎖構造
6) 弾支片が、扉本体の周縁部分に同周縁部と気密を保つように連接され且つ扉本体と脱着自在に取付けられる弾支片支持本体の外端に一体的に設けられたものである、前記3)又は4)記載の扉の隙間閉鎖構造
7) 磁石板と弾支片先端との連結部及び弾支片支持本体と弾支片との連結部に切欠を設けて連結部で折曲し易くして、磁石板が扉閉時に対向する磁性体の対向面に添う姿勢に動き易くした、前記5)記載の扉の隙間閉鎖構造
8) 磁石板と弾支片先端との連結部及び弾支片支持本体と弾支片との連結部に切欠を設けて連結部で折曲し易くして、磁石板が扉閉時に対向する磁性体の対向面に添う姿勢に動き易くした、前記6)記載の扉の隙間閉鎖構造
9) 磁石板が、弾支片の先端に一体的に取付けた傾斜ベースの外面にゴム磁石を付着して形成された、前記3),4),6),8)いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造
10) 磁石板が、弾支片の先端に一体的に取付けた傾斜ベースの外面にゴム磁石を付着して形成された、前記1),2),5),7)いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造
11) 弾支片とその先端の傾斜ベース及び弾支片支持本体及び弾支片支持本体の外周に突出させた複数の嵌合用突起とを一体成型で一つの閉鎖部材として製造し、ゴム磁石を傾斜ベースに付着して扉本体の凹所に嵌合して気密的に且つ脱着自在に取付けた、前記9)記載の扉の隙間閉鎖構造
12) 弾支片とその先端の傾斜ベース及び弾支片支持本体及び弾支片支持本体の外周に突出させた複数の嵌合用突起とを一体成型で一つの閉鎖部材として製造し、ゴム磁石を傾斜ベースに付着して外枠の凹所に嵌合して気密的に且つ脱着自在に取付けた、前記10)記載の扉の隙間閉鎖構造
13) 傾斜ベースの表面外周縁に沿って係止片を周設し、同係止片の内面とベース表面とに接着剤を塗布して、磁石板を塗布した係止片とベース表面に嵌合させて傾斜ベースに取付けた、前記9)〜12)いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造
にある。
1) 建造物の開口部の内周に外枠を取付け、同外枠に嵌合する扉本体を外枠の一辺で蝶着した構造の扉における扉閉時における扉本体と外枠との間に生じる隙間を閉鎖する扉の隙間閉鎖構造であって、扉閉時において扉本体と外枠の間に隙間が生じる個所の外枠又は扉本体の一方の周縁部分に、弾支片を他方の扉本体又は外枠方向に向けて突出するように且つ前記周縁部分に沿って周縁部と弾支片とが気密状に連接するように取付け、同弾支片の先端に磁石板を取付け、扉本体を閉じた場合に前記磁石板に対向する位置となる扉本体又は外枠の外周面の素材を磁性体として前記磁石板が対向する磁性体の面と吸着できるようにし、しかも弾支片の先端の磁石板は扉閉時直前の磁性体の面と傾斜する状態に取付け、扉本体が閉じると弾支片と磁石板が変形変位して磁石板の傾斜した先端部分が対向した磁性体の外周面に先ず吸着し、扉が閉じるに従ってその吸着面が増えるように磁石板が磁力で吸着して、外枠と扉本体との閉時の隙間を弾支片と磁石板とで閉鎖できるようにした、扉の隙間閉鎖構造
2) 弾支片が隙間を生じる個所の外枠の周縁部に沿って且つ扉本体方向に向けて突出するように脱着自在に外枠に取付けられ、弾支片の先端の磁石板が扉本体を閉じた場合に対向する位置となる扉本体の外周面の素材を磁性体とした、前記1)記載の扉の隙間閉鎖構造
3) 弾支片が隙間を生じる扉本体の周縁部に沿って且つ外枠方向に向けて突出するように脱着自在に扉本体に取付けられ、弾支片の先端の磁石板が扉本体を閉じた場合に対向する位置となる外枠の外周面の素材を磁性体とした、前記1)記載の扉の隙間閉鎖構造
4) 弾支片を取付ける扉本体の周縁部が扉本体の下辺の周縁部で、又その対向する外枠の下枠を扉の磁性体の沓摺とし、しかも弾支片の先端に取付けられる磁石板は扉本体が閉じる方向に動くときに前方側となる磁石板の前端が後端に比べ、取付けている扉本体の周縁部に近くなるように磁石板を傾斜状態に取付け、磁性体の沓摺の表面は扉閉鎖位置に近づくに従って高くなるように傾斜するように設けられ、磁石板は扉本体が閉方向に動くにつれてその後端から前端に向けて沓摺表面に磁力で吸着していく部分が漸次増えることで、軽い開閉操作力で円滑に弾支片と磁石板とによって扉本体と外枠との隙間を閉鎖できるようにした、前記3)記載の扉の隙間閉鎖構造
5) 弾支片が、外枠の周縁部分に同周縁部と気密を保つように連接され且つ外枠と脱着自在に取付けられる弾支片支持本体の外端に一体的に設けられたものである、前記2)記載の扉の隙間閉鎖構造
6) 弾支片が、扉本体の周縁部分に同周縁部と気密を保つように連接され且つ扉本体と脱着自在に取付けられる弾支片支持本体の外端に一体的に設けられたものである、前記3)又は4)記載の扉の隙間閉鎖構造
7) 磁石板と弾支片先端との連結部及び弾支片支持本体と弾支片との連結部に切欠を設けて連結部で折曲し易くして、磁石板が扉閉時に対向する磁性体の対向面に添う姿勢に動き易くした、前記5)記載の扉の隙間閉鎖構造
8) 磁石板と弾支片先端との連結部及び弾支片支持本体と弾支片との連結部に切欠を設けて連結部で折曲し易くして、磁石板が扉閉時に対向する磁性体の対向面に添う姿勢に動き易くした、前記6)記載の扉の隙間閉鎖構造
9) 磁石板が、弾支片の先端に一体的に取付けた傾斜ベースの外面にゴム磁石を付着して形成された、前記3),4),6),8)いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造
10) 磁石板が、弾支片の先端に一体的に取付けた傾斜ベースの外面にゴム磁石を付着して形成された、前記1),2),5),7)いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造
11) 弾支片とその先端の傾斜ベース及び弾支片支持本体及び弾支片支持本体の外周に突出させた複数の嵌合用突起とを一体成型で一つの閉鎖部材として製造し、ゴム磁石を傾斜ベースに付着して扉本体の凹所に嵌合して気密的に且つ脱着自在に取付けた、前記9)記載の扉の隙間閉鎖構造
12) 弾支片とその先端の傾斜ベース及び弾支片支持本体及び弾支片支持本体の外周に突出させた複数の嵌合用突起とを一体成型で一つの閉鎖部材として製造し、ゴム磁石を傾斜ベースに付着して外枠の凹所に嵌合して気密的に且つ脱着自在に取付けた、前記10)記載の扉の隙間閉鎖構造
13) 傾斜ベースの表面外周縁に沿って係止片を周設し、同係止片の内面とベース表面とに接着剤を塗布して、磁石板を塗布した係止片とベース表面に嵌合させて傾斜ベースに取付けた、前記9)〜12)いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造
にある。
本考案によれば、隙間が生じる周縁部に取付けられる弾支片はその周縁部とは気密状に連接されている。更に、この弾支片の先端に取付けた磁石板は扉閉時に扉本体又は外枠の対向する磁性体の対向面と磁力で吸着することで、扉本体と外枠の間は弾支片と磁石板とで閉鎖され、それらの間の隙間をなくし、音・光・ゴミ・黄砂・火山灰・温度湿度の違う空気流の扉まわりからの出入を阻止できる。
しかも、磁石板は弾支片の弾性変形の変位変形で、磁性体の対向面に添うように全面密着できるようになる。そして、この弾支片はこれを取付けた周縁部とは気密性をもって連接するように取付けられるので、弾支片と磁石板とは扉本体と外枠との間の隙間を略完全に閉鎖できる。
しかも、弾支片、磁石板はきわめて安価で、施工・交換作業も簡単にできるので実用的なものになる。
しかも、磁石板は弾支片の弾性変形の変位変形で、磁性体の対向面に添うように全面密着できるようになる。そして、この弾支片はこれを取付けた周縁部とは気密性をもって連接するように取付けられるので、弾支片と磁石板とは扉本体と外枠との間の隙間を略完全に閉鎖できる。
しかも、弾支片、磁石板はきわめて安価で、施工・交換作業も簡単にできるので実用的なものになる。
特に、扉の下枠の沓摺で使用する考案では扉本体の周縁部に弾支片を取付け、同弾支片の先端に磁石板を取付け、磁石板が閉時対向する外枠部分の沓摺の素材を磁性体としたことで、磁石板と下枠の沓摺とは磁力により吸着力が発生するが、磁石板は扉本体の閉方向の回転ではその前端が外枠の対向面から遠い位置となるように前後に傾いていて、しかも外枠の対向面は閉鎖位置で扉本体に最も近ずくように傾斜していることで、扉本体の閉方向の動きで磁石板の後端が最も早く下枠の沓摺表面と接触し、その後端部が磁力で吸着されるが、磁石板の傾斜と対向面の傾斜及び弾支片の復原力で磁力の吸着力で全面的に同時に吸着されるのを防ぎ、後端だけの部分吸着の状態となっている。更に、扉本体が閉鎖位置の方向に近づくにつれて、下枠の沓摺の対向面の傾斜によって対向面が磁石板の方向に近ずくことによって、磁石板の吸着巾が前方に拡がっていく。最後は閉鎖位置では磁石板は外枠の周縁部の対向面に全面的に吸着する。
これによって、扉本体と外枠との隙間は弾性片と磁石板とで閉鎖され、防音性・気密性となり、又空気流通を遮断できる。
しかも、扉の外枠の下枠の沓摺に使用する考案では、扉本体の開閉は小さな磁石板が後端から漸次吸着していくので及び弾支片と磁石板の変形変位によって大きな抵抗はなく、円滑に閉じることができる。開方向も逆の行程で前端から漸次分離していくので、軽い力で略完全に隙間を閉鎖でき且つ開放できる開閉操作となっている。よって、軽い扉の開閉操作力で開閉できる。
又、弾支片・磁石板には弾性変形変位と磁力が働くのみでメカニカルな強い加圧力が働いてないので、弾支片・磁石板の損傷はほとんどない。長期間耐久性のある隙間閉鎖性能を保持できる。又、扉開時で磁石板の吸着面が漸次離れていくので、弾支片・磁石板弾支片支持本体の閉鎖部材が扉本体外枠から外れることはない。
又、弾支片・磁石板には弾性変形変位と磁力が働くのみでメカニカルな強い加圧力が働いてないので、弾支片・磁石板の損傷はほとんどない。長期間耐久性のある隙間閉鎖性能を保持できる。又、扉開時で磁石板の吸着面が漸次離れていくので、弾支片・磁石板弾支片支持本体の閉鎖部材が扉本体外枠から外れることはない。
又、弾性片・磁石板の製造コストは安く且つ交換も迅速に行える。
更に、弾支片が外枠又は扉本体の周縁部と脱着自在に取付けられる弾支片支持本体を介して取付けられれば、弾性片の取付け・交換がきわめて容易にできる。
磁石板が弾支片の先端に取り付けた傾斜ベースの外側にゴム磁石を接着等で付着させることで形成すれば、磁石板の取付け・交換が容易となる。
本考案では、弾支片が扉本体側に取付けられ外枠側が磁性体となる態様と、弾支片が外枠側に取付けられ扉本体側が磁性体となる態様とがある。あるいは、一つの扉で上記二つの態様を混在させて使用することもある。
本考案の「弾支片」は「弾支片支持本体」と一体成型の弾性変形し易いプラスチック製又はゴム製で製作することが一般的である。
そして、弾支片支持本体は扉本体又は外枠の周縁部に設けた溝部に嵌装させて脱着自在にし、弾支片は弾支片支持本体から外枠又は扉本体方向へ突出させた一体成型の部材として形成させるのがよい。
本考案の「弾支片」は「弾支片支持本体」と一体成型の弾性変形し易いプラスチック製又はゴム製で製作することが一般的である。
そして、弾支片支持本体は扉本体又は外枠の周縁部に設けた溝部に嵌装させて脱着自在にし、弾支片は弾支片支持本体から外枠又は扉本体方向へ突出させた一体成型の部材として形成させるのがよい。
本考案の外枠又は扉本体の対向面は磁石板と磁力で吸着できるように、磁性体素材(例えば鋼又は磁性体であるステンレス)を使用する。又は外枠又は扉本体の表面に磁性体となる薄い金属板を付着するか、又は吹付けして磁性体の層を形成させてもよい。いずれも本考案に含まれるものである。
更に、本考案の弾支片の先端に設ける磁石板が折曲部分・連結部で可動・回動し易くするために、弾支片の先端・基端の連結部分に小さな円状切欠、又は溝状切欠を設けることが好ましい。
又、本考案の扉の隙間閉鎖構造は、扉本体とその外枠との間の閉めた場合に隙間を生じる周縁に設けるが、扉本体の上下左右全周縁に設けてもよいし、扉本体と外枠との間の隙間が大きい特定の周辺のみに隙間閉鎖構造としてもよい。更に、扉本体は縦長の長方形状の扉とは限らず、円形状の扉、横に長い長方形状の窓扉にも使用できる。又、蝶着辺は扉本体の側辺とは限らず、上辺で蝶着するでも適用できる。
又、扉としてはホテル・ビルの各室のドア、住宅の各室のドア、寝室のドア、動物の居住の室のドア、トイレのドア、建物の通気口の扉等があり、これらに有効に使用できる。
又、扉としてはホテル・ビルの各室のドア、住宅の各室のドア、寝室のドア、動物の居住の室のドア、トイレのドア、建物の通気口の扉等があり、これらに有効に使用できる。
以下、本考案の図1〜5に示す実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例は、ホテルの客室の出入口のドアの下枠の沓摺、上辺の上枠及び外枠の左右辺の縦枠の外枠全周に本考案を使用した例で、主に防音を目的とした隙間閉鎖構造の例で、外周に嵌合定着気密用突起を有する弾支片支持本体と、その外側に斜めに突出させた弾支片と、弾支片の先端の傾斜ベースとを弾性変形可能な塩化ビニル樹脂の一体成型で製作し、この傾斜ベースの表面にマグネットゴムのゴム磁石を接合して磁石板として、細長の閉鎖部材として使用している。
又、実施例の弾支片・磁石板を取付けるのは、室への出入口の扉の下辺部分の沓摺及び外枠の上辺の横枠と左右の縦枠で全周に取付けている。扉の下辺の沓摺は入口で靴で踏まれる下辺の隙間が大きく、この下辺隙間から音・室内光の洩れが大きく、又廊下の会話が室内で聞こえるようになるのを防ぐものである。弾支片は外枠の下枠では扉本体側に、上枠・左右枠の縦枠では外枠側に脱着自在に取付けている。
本実施例は、ホテルの客室の出入口のドアの下枠の沓摺、上辺の上枠及び外枠の左右辺の縦枠の外枠全周に本考案を使用した例で、主に防音を目的とした隙間閉鎖構造の例で、外周に嵌合定着気密用突起を有する弾支片支持本体と、その外側に斜めに突出させた弾支片と、弾支片の先端の傾斜ベースとを弾性変形可能な塩化ビニル樹脂の一体成型で製作し、この傾斜ベースの表面にマグネットゴムのゴム磁石を接合して磁石板として、細長の閉鎖部材として使用している。
又、実施例の弾支片・磁石板を取付けるのは、室への出入口の扉の下辺部分の沓摺及び外枠の上辺の横枠と左右の縦枠で全周に取付けている。扉の下辺の沓摺は入口で靴で踏まれる下辺の隙間が大きく、この下辺隙間から音・室内光の洩れが大きく、又廊下の会話が室内で聞こえるようになるのを防ぐものである。弾支片は外枠の下枠では扉本体側に、上枠・左右枠の縦枠では外枠側に脱着自在に取付けている。
扉の外枠の下枠の沓摺はバリアフリーにするためフラットに近くにしていて、ステンレスの磁性体となるSUS430を使用している。そして、傾斜(テーパー)を与えていて、下枠の前後の上縁より中央の扉閉鎖位置となる上面は3〜5mm程高くして中央に向けて傾斜を与えている。
又、本実施例では図1,2で示すように前記下枠の沓摺の他に扉の上辺及び左右辺においても、その外枠の上枠部材に溝部を設け、又左右辺の縦枠にも溝部を設け、これら溝部に一体成型してゴム磁石を傾斜ベースに付着させて磁石板を形成した閉鎖部材を嵌合して、その弾支片を磁石板を外枠の上辺・左右辺にも取付けている。
本実施例は、図3に示す一体化された閉鎖部材を扉本体の下辺及びその外枠の上辺・左右辺の溝部に嵌合するものであり、その取付作業はきわめて迅速に且つ簡単に行えるものとなっている。又、閉鎖構造のコストも安価で耐久性あるものとしている。
(図面の符号の説明)
Gは実施例のホテルの各室の出入口の扉(ドア)Dの防音構造であり、1は扉本体で、左の縦辺に蝶番Tを設けて蝶着されている。10は扉本体1の下辺周縁部、11は扉本体下枠板、111は扉本体下枠板11の溝部、12は扉本体1の表板、13は扉本体1の裏板、14は表板12と裏板13との間の充填材、20はステンレスSUS430製の磁性体である外枠、201は外枠20の沓摺となる下枠で、いずれも磁性体のステンレスSUS430で製作されている。又、この下枠201は中央に向けて3〜5mmのテーパーを設けている。201aは下枠201を建造物躯体に固定する固定部材、201bは下枠(沓摺)の傾斜面、202は外枠20の縦枠、203は外枠20の上枠である。30は弾性変形可能な塩化ビニル樹脂製の一体成型された弾支片、31は同弾支片30を下端に一体的に取付けた弾支片支持本体、31aは弾支片支持本体31の内部に筒状空間を有する筒状部、31bは筒状体の左右面に設けた嵌合定着用突起、32は弾支片30の先端に一体的に形成した傾斜ベース、33は弾支片30と弾支片支持本体31・傾斜ベース32との折曲部・連結部に設けた回動・変向し易くするための小さい円形切欠、40は傾斜ベース32の下面に厚みの薄いゴム磁石40aを強力に接着して形成した磁石板である。50は一体成型で製作された弾支片30と弾支片支持本体31とその外周に設けた嵌合用突起31bと傾斜ベース32及びこの傾斜ベース32の成形品の傾斜ベース32にゴム磁石40aを接合して形成させた磁石板40とからなる閉鎖部材である。弾支片30及び磁石板40は、この閉鎖部材50を使用して扉本体又は外枠に取付けている。202aは縦枠202に設けた溝部、203は外枠20の上枠、203aは同上枠に設けた溝部である。
Gは実施例のホテルの各室の出入口の扉(ドア)Dの防音構造であり、1は扉本体で、左の縦辺に蝶番Tを設けて蝶着されている。10は扉本体1の下辺周縁部、11は扉本体下枠板、111は扉本体下枠板11の溝部、12は扉本体1の表板、13は扉本体1の裏板、14は表板12と裏板13との間の充填材、20はステンレスSUS430製の磁性体である外枠、201は外枠20の沓摺となる下枠で、いずれも磁性体のステンレスSUS430で製作されている。又、この下枠201は中央に向けて3〜5mmのテーパーを設けている。201aは下枠201を建造物躯体に固定する固定部材、201bは下枠(沓摺)の傾斜面、202は外枠20の縦枠、203は外枠20の上枠である。30は弾性変形可能な塩化ビニル樹脂製の一体成型された弾支片、31は同弾支片30を下端に一体的に取付けた弾支片支持本体、31aは弾支片支持本体31の内部に筒状空間を有する筒状部、31bは筒状体の左右面に設けた嵌合定着用突起、32は弾支片30の先端に一体的に形成した傾斜ベース、33は弾支片30と弾支片支持本体31・傾斜ベース32との折曲部・連結部に設けた回動・変向し易くするための小さい円形切欠、40は傾斜ベース32の下面に厚みの薄いゴム磁石40aを強力に接着して形成した磁石板である。50は一体成型で製作された弾支片30と弾支片支持本体31とその外周に設けた嵌合用突起31bと傾斜ベース32及びこの傾斜ベース32の成形品の傾斜ベース32にゴム磁石40aを接合して形成させた磁石板40とからなる閉鎖部材である。弾支片30及び磁石板40は、この閉鎖部材50を使用して扉本体又は外枠に取付けている。202aは縦枠202に設けた溝部、203は外枠20の上枠、203aは同上枠に設けた溝部である。
本実施例の扉本体1の下辺周縁部10に溝部111を設け、これに閉鎖部材50を嵌入する。嵌入された閉鎖部材50の筒状部31aの左右に突出した複数の嵌合定着用突起31bは溝部111の内側面の拘束面によって中間から折曲するように嵌合する。その折曲部分はその弾性の復原力で溝部111の側面に圧着されるように係合する。これによって、扉本体1の下辺周縁部10と閉鎖部材50は、この突起31bと弾支片30とで気密状に連接されている。又、強く閉鎖部材50は溝部111に固着されることで、磁石板40の磁力の吸着力、及び磁石板40の外枠との摩擦力、変形力に対して耐えて、閉鎖部材50が溝部111から外れることがないようになっている。
本実施例の弾支片30を含んだ細長の閉鎖部材50を工場で製造して用意し、扉本体1の下辺周縁部10を構成する扉本体下枠板11の溝部111に閉鎖部材50の弾支片支持本体31の中央の筒状部31aを嵌入させる。同筒状部31aの外周から突出した突起31bが圧縮変形しながら溝部111と強く係合して、閉鎖部材50,弾支片支持本体31は通常の扉本体1の開閉によっては外れることがないように扉の下辺周縁部10に固着される。この閉鎖部材50は強い引張力で引っ張ることによって、溝部111から取り外せて脱着可能に固定されている。
この閉鎖部材50が扉本体1の下辺に取付けられた状態では、弾支片30は扉本体1の下辺から下方で且つ閉方向となる前方へ斜めに突出している(図1参照)。そして、この弾支片30の先端(下端)の傾斜ベース32及びこれに接合したゴム磁石とで肉厚が薄い磁石板40が形成されている。磁石板40はその前端が高く、その後端は低くなるように傾斜している。
本実施例の閉鎖部材50の弾支片30と弾支片支持本体31との連結部と、弾支片30の先端の傾斜ベース32との連結部とには小さな切欠33を設けていて、弾支片30及び磁石板40はこの連結部で折曲し易くなって変形変位が容易となっている。
本実施例での下枠の沓摺での気密性について説明する。
この沓摺での隙間の閉鎖の行程は、図4に示している。
図4の(イ)の図面は、扉本体1が沓摺の下枠の傾斜面201bに近づいている状態を示す。このとき、磁石板40は弾支片30に傾斜状態で吊り下がった状態である。次に(ロ)の図面は、吊られた傾斜した磁石板40の最も下方位置となる後端が傾斜した下枠201(沓摺)の傾斜面201bと接触し、後端の磁石部分が傾斜面201bのステンレスSUS430の磁性体面と少し磁力に吸着される。しかし、まだ磁石板40の弾支片30の方の持ち上げ力の方が強く、磁石板40はこの時点では全面吸着せず、後端のみが傾斜面201bに一部吸着するのみである。
この沓摺での隙間の閉鎖の行程は、図4に示している。
図4の(イ)の図面は、扉本体1が沓摺の下枠の傾斜面201bに近づいている状態を示す。このとき、磁石板40は弾支片30に傾斜状態で吊り下がった状態である。次に(ロ)の図面は、吊られた傾斜した磁石板40の最も下方位置となる後端が傾斜した下枠201(沓摺)の傾斜面201bと接触し、後端の磁石部分が傾斜面201bのステンレスSUS430の磁性体面と少し磁力に吸着される。しかし、まだ磁石板40の弾支片30の方の持ち上げ力の方が強く、磁石板40はこの時点では全面吸着せず、後端のみが傾斜面201bに一部吸着するのみである。
この状態で扉本体1が更に閉められると、傾斜面201bが高くなっていくことで、磁石板40との接触面が増加していく。弾支片30先端と傾斜ベース32の連結部に切欠33があるので、磁石板40の傾斜は磁力吸引力で小さくなる方向になっていく。又、磁石板40は弾支片30の閉方向に移動に伴って閉鎖方向に引きづられていく。それに伴って、磁石板40の磁力の吸着力も増加する。そして、下枠(沓摺)の中央にくると、磁石板40全面は下枠201の傾斜面201bに近づいて磁力で添うように吸着される図4の(ハ)の状態となる。
そして、扉本体1を開ける場合は図4の(ハ)→(ロ)→(イ)のように吸着面が小さくなるように前端の方から剥がれていって開放される。
そして、扉本体1を開ける場合は図4の(ハ)→(ロ)→(イ)のように吸着面が小さくなるように前端の方から剥がれていって開放される。
扉を閉じた図4(ハ)の状態では、弾支片30は扉本体1の下辺の周縁部に気密状に連接され、しかも弾支片30の先端の磁石板40は下枠の沓摺に吸着することで、扉本体1と下枠201との間の隙間は弾支片30、弾支片支持本体31、磁石板40からなる閉鎖部材50で気密状に閉鎖される。
本実施例の上枠203、左右の縦枠202には溝部203a,202aが設けられ、これに閉鎖部材50が嵌入されている。この扉本体の上辺・左右辺では、この上辺・左右辺の外枠20に取付けた閉鎖部材50の磁石板40が扉本体1の周縁部の磁性体のSUS430の表板12に吸着される。この上辺・左右辺の弾支片30は大きく折れ曲がってその先端の磁石板40は扉本体1と面に密着する。
この様に、扉の上辺・左右辺での気密性は、外枠20に脱着自在に取付けられた閉鎖部材50によってなされる。
よって、扉の下辺・上辺・左右辺の全周ともに閉鎖部材50によって隙間がないように閉鎖される。
これによって、室内側の音及び光が扉下側へ洩れることがない。又、扉下側の音・光等がホテルの客室の方へ伝わることがないようにしている。
よって、扉の下辺・上辺・左右辺の全周ともに閉鎖部材50によって隙間がないように閉鎖される。
これによって、室内側の音及び光が扉下側へ洩れることがない。又、扉下側の音・光等がホテルの客室の方へ伝わることがないようにしている。
本実施例では、工場で製造される長尺の閉鎖部材50を現場で所定長さに切断して、扉本体・外枠に設けられた溝部に嵌入するだけの簡単な作業で扉の防音・光の遮断ができる構造にできる。
しかも、その交換もきわめて容易で迅速に行える。本実施例の最大のメリットは、きわめて安価で扉・窓・開口部等を防音、光遮断、黄砂遮断、ガス・タバコ煙遮断できる。
図6で示す磁石板40は、本考案の磁石板40の別の構造例であって、傾斜ベース32の表面の外周縁に沿って表面から少し立ち上った係止片32aを設け、同仮止片32aの内側面とこれに囲まれる磁石板40の表面とに接着剤を塗布してゴム磁石40aを係止片32a内に嵌入して接合して形成された磁石板40である。そして、嵌入したゴム磁石40aの表面は、係止片32aの先端より低くなっているようにしている。
この図6の磁石板40を使用すると、傾斜ベース32とゴム磁石40aの接着が強固になされる。この接着力が弱い場合、扉を開く時に磁力の方が接着力より勝ってゴム磁石40aが傾斜ベース32から剥れて相手側の磁性体の表面に吸着して残ることを上記の強固な接着構造としたことで防いでいる。又、相手方の磁性体の面とは係止片32aの先端が当ることで、当り音が柔らかくなってドア閉音を少なくする。又、磁石板40によって相手方の磁性体の面を傷つけることがない。
この実施例1の磁石板40を図6の磁石板40の構造とすることが望ましい。
この図6の磁石板40を使用すると、傾斜ベース32とゴム磁石40aの接着が強固になされる。この接着力が弱い場合、扉を開く時に磁力の方が接着力より勝ってゴム磁石40aが傾斜ベース32から剥れて相手側の磁性体の表面に吸着して残ることを上記の強固な接着構造としたことで防いでいる。又、相手方の磁性体の面とは係止片32aの先端が当ることで、当り音が柔らかくなってドア閉音を少なくする。又、磁石板40によって相手方の磁性体の面を傷つけることがない。
この実施例1の磁石板40を図6の磁石板40の構造とすることが望ましい。
本考案は、ホテル・マンションにおける玄関ドアばかりでなく、風呂場・トイレ・個室のドア、窓、ダクトの通風口及び工場での区画室の遮断、又はベランダ・デッキの開閉窓で黄砂防止、粉・煙防止にも利用できる。
G 実施例の扉の防音構造
D 扉
T 蝶番
1 扉本体
10 下辺周縁部
11 扉本体下枠板
111 溝部
12 表板
13 裏板
14 充填材
20 外枠
201 下枠(沓摺)
201a 固定部材
201b 下枠の傾斜面
202 縦枠
203 上枠
30 弾支片
31 弾支片支持本体
31a 筒状部
31b 突起
32 傾斜ベース
32a 係止片
33 切欠
40 磁石板
40a ゴム磁石
50 閉鎖部材
D 扉
T 蝶番
1 扉本体
10 下辺周縁部
11 扉本体下枠板
111 溝部
12 表板
13 裏板
14 充填材
20 外枠
201 下枠(沓摺)
201a 固定部材
201b 下枠の傾斜面
202 縦枠
203 上枠
30 弾支片
31 弾支片支持本体
31a 筒状部
31b 突起
32 傾斜ベース
32a 係止片
33 切欠
40 磁石板
40a ゴム磁石
50 閉鎖部材
Claims (13)
- 建造物の開口部の内周に外枠を取付け、同外枠に嵌合する扉本体を外枠の一辺で蝶着した構造の扉における扉閉時における扉本体と外枠との間に生じる隙間を閉鎖する扉の隙間閉鎖構造であって、扉閉時において扉本体と外枠の間に隙間が生じる個所の外枠又は扉本体の一方の周縁部分に、弾支片を他方の扉本体又は外枠方向に向けて突出するように且つ前記周縁部分に沿って周縁部と弾支片とが気密状に連接するように取付け、同弾支片の先端に磁石板を取付け、扉本体を閉じた場合に前記磁石板に対向する位置となる扉本体又は外枠の外周面の素材を磁性体として前記磁石板が対向する磁性体の面と吸着できるようにし、しかも弾支片の先端の磁石板は扉閉時直前の磁性体の面と傾斜する状態に取付け、扉本体が閉じると弾支片と磁石板が変形変位して磁石板の傾斜した先端部分が対向した磁性体の外周面に先ず吸着し、扉が閉じるに従ってその吸着面が増えるように磁石板が磁力で吸着して、外枠と扉本体との閉時の隙間を弾支片と磁石板とで閉鎖できるようにした、扉の隙間閉鎖構造。
- 弾支片が隙間を生じる個所の外枠の周縁部に沿って且つ扉本体方向に向けて突出するように脱着自在に外枠に取付けられ、弾支片の先端の磁石板が扉本体を閉じた場合に対向する位置となる扉本体の外周面の素材を磁性体とした、請求項1記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 弾支片が隙間を生じる扉本体の周縁部に沿って且つ外枠方向に向けて突出するように脱着自在に扉本体に取付けられ、弾支片の先端の磁石板が扉本体を閉じた場合に対向する位置となる外枠の外周面の素材を磁性体とした、請求項1記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 弾支片を取付ける扉本体の周縁部が扉本体の下辺の周縁部で、又その対向する外枠の下枠を扉の磁性体の沓摺とし、しかも弾支片の先端に取付けられる磁石板は扉本体が閉じる方向に動くときに前方側となる磁石板の前端が後端に比べ、取付けている扉本体の周縁部に近くなるように磁石板を傾斜状態に取付け、磁性体の沓摺の表面は扉閉鎖位置に近づくに従って高くなるように傾斜するように設けられ、磁石板は扉本体が閉方向に動くにつれてその後端から前端に向けて沓摺表面に磁力で吸着していく部分が漸次増えることで、軽い開閉操作力で円滑に弾支片と磁石板とによって扉本体と外枠との隙間を閉鎖できるようにした、請求項3記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 弾支片が、外枠の周縁部分に同周縁部と気密を保つように連接され且つ外枠と脱着自在に取付けられる弾支片支持本体の外端に一体的に設けられたものである、請求項2記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 弾支片が、扉本体の周縁部分に同周縁部と気密を保つように連接され且つ扉本体と脱着自在に取付けられる弾支片支持本体の外端に一体的に設けられたものである、請求項3又は4記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 磁石板と弾支片先端との連結部及び弾支片支持本体と弾支片との連結部に切欠を設けて連結部で折曲し易くして、磁石板が扉閉時に対向する磁性体の対向面に添う姿勢に動き易くした、請求項5記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 磁石板と弾支片先端との連結部及び弾支片支持本体と弾支片との連結部に切欠を設けて連結部で折曲し易くして、磁石板が扉閉時に対向する磁性体の対向面に添う姿勢に動き易くした、請求項6記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 磁石板が、弾支片の先端に一体的に取付けた傾斜ベースの外面にゴム磁石を付着して形成された、請求項3,4,6,8いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 磁石板が、弾支片の先端に一体的に取付けた傾斜ベースの外面にゴム磁石を付着して形成された、請求項1,2,5,7いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 弾支片とその先端の傾斜ベース及び弾支片支持本体及び弾支片支持本体の外周に突出させた複数の嵌合用突起とを一体成型で一つの閉鎖部材として製造し、ゴム磁石を傾斜ベースに付着して扉本体の凹所に嵌合して気密的に且つ脱着自在に取付けた、請求項9記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 弾支片とその先端の傾斜ベース及び弾支片支持本体及び弾支片支持本体の外周に突出させた複数の嵌合用突起とを一体成型で一つの閉鎖部材として製造し、ゴム磁石を傾斜ベースに付着して外枠の凹所に嵌合して気密的に且つ脱着自在に取付けた、請求項10記載の扉の隙間閉鎖構造。
- 傾斜ベースの表面外周縁に沿って係止片を周設し、同係止片の内面とベース表面とに接着剤を塗布して、磁石板を塗布した係止片とベース表面に嵌合させて傾斜ベースに取付けた、請求項9〜12いずれか記載の扉の隙間閉鎖構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001433U JP3197883U (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 扉の隙間閉鎖構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015001433U JP3197883U (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 扉の隙間閉鎖構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3197883U true JP3197883U (ja) | 2015-06-04 |
Family
ID=53537252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015001433U Expired - Fee Related JP3197883U (ja) | 2015-03-26 | 2015-03-26 | 扉の隙間閉鎖構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197883U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018145720A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | 株式会社大奉金属 | 扉装置 |
JP7450781B2 (ja) | 2016-09-07 | 2024-03-15 | 株式会社Lixil | ドア |
-
2015
- 2015-03-26 JP JP2015001433U patent/JP3197883U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7450781B2 (ja) | 2016-09-07 | 2024-03-15 | 株式会社Lixil | ドア |
JP2018145720A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | 株式会社大奉金属 | 扉装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3197883U (ja) | 扉の隙間閉鎖構造 | |
KR101225671B1 (ko) | 창호 시스템 | |
JP6479066B2 (ja) | 建具及び換気弁操作部品 | |
KR101318590B1 (ko) | 도어용 오토시일 어셈블리 | |
KR100581089B1 (ko) | 공동주택용 방음도어구조 | |
KR20140036442A (ko) | 슬라이딩 창호용 필링피스 | |
JP4570158B2 (ja) | 換気遮音ドア | |
KR20150001850U (ko) | 간소화된 급기구조를 갖는 실내 환기 시스템 | |
JP6184152B2 (ja) | 建具及び換気弁操作部品 | |
RU2374415C2 (ru) | Устройство ограничения воздушного потока для окна с принудительной вентиляцией | |
KR100536464B1 (ko) | 건축용 밀폐 창틀 구조 | |
KR102017120B1 (ko) | 공기통로가 구비된 전실용 중문 | |
KR102027837B1 (ko) | 기밀성을 갖는 창호용 도어 | |
KR20210079064A (ko) | 미서기 창호 | |
JP2009046865A (ja) | ドア装置 | |
KR102077423B1 (ko) | 문턱이 없는 도어의 하부 틈새 차단장치 | |
KR102274768B1 (ko) | 개선된 복원 구조를 가지는 유동 방지형 미서기 창호 | |
JPH08338650A (ja) | 換気扇 | |
JP2005139739A (ja) | 建築用モール材及びその施工方法 | |
JP6744148B2 (ja) | 建物内の換気構造 | |
JP2015067963A (ja) | ドア | |
JP3023272B2 (ja) | 防音ドア | |
JP7379220B2 (ja) | ドアセットおよび換気装置 | |
KR102121309B1 (ko) | 방풍재 | |
JP2003002570A (ja) | エレベーターの戸当り装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3197883 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |