JP3197754U - 鞄用鋲 - Google Patents

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義明 川野
義明 川野
裕子 安東
裕子 安東
一眞 西澤
一眞 西澤
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株式会社羅羅屋
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Abstract

【課題】容易に着脱自在であるとともに容易に外れることが無く、更に、確実に頭部の方向性を出すことが可能な鞄用鋲を提供する。【解決手段】鞄の構成部材を連結しつつ鞄の外観を飾る鞄用鋲であり、構成部材表面に露出する頭部3と、頭部の下側に連設された、構成部材を挿抜自在かつ回動不能に貫通する脚部4と、連結部5を介して脚部の下端部に連設した係止片6と、を具備した化粧カバー部2と、係止片に係脱自在に係止する固定部材7を具備し、固定部材は、係止片が収納される収納空間8と、収納空間に連続した挿入開口9を具備して、脚部で鞄の構成部材を一方側の面から他方側の面に貫通させて、係止片を他方側の面より突出させた状態で、挿入開口を介して係止片を収納空間内に収納することで、化粧カバー部を鞄の構成部材に取り付けることを可能にした。【選択図】図1

Description

本考案は鞄用の鋲に係り、より詳しくは、容易に着脱自在であるとともに容易に外れることが無く、更に、確実に方向性を出すことが可能な鞄用鋲に関する。
一般的にランドセル等の鞄では、構成部品を連結するために、あるいは見た目を飾るために鋲を取り付けることが行われる。
ここで、従来からランドセルに用いられている鋲について説明すると、図11は従来の一般的な鋲を説明するための断面図であり、図において従来の鋲31は、頭部32と、この頭部32の下側に連設した胴部33を有しており、胴部33の下端側には脚部34が連設されている。また、脚部34は内部を中空として中空部35を有した中空の筒状としており、脚部34で部材を貫通した後に脚部34を外周側に変形させてかしめることで、頭部32を部材の表面側に露出させた状態で、鋲31を部材に取り付けることを可能としている。
即ち、図12が、前述の鋲31をランドセルの被せ蓋、ベルト等の部材に取り付けた状態を示す断面図であり、図において36が、被せ蓋、ベルト等の部材である。また37はハトメであり、図において、従来の鋲31を部材36に取り付ける場合には、部材36に貫通孔38を形成した後に、この貫通孔38にハトメ37を嵌め込み、その状態で、脚部34でハトメ37を貫通し、頭部32の下面が十分にハトメの表面に当接した状態で脚部34をかしめて、それによって、鋲31を部材36に取り付けることが可能となる。
ところで、ランドセル等に用いられる鋲では、鋲の頭部にキャラクター、マスコットを表示したり、頭部の形状自体をキャラクター、マスコット、あるいはハート形、星形にしたりすることで、児童がランドセルを背負って学校へ行くことが楽しくなるように工夫しているものがあるが、ランドセルは6年間使用するものであるために、児童が成長するにつれて、鋲の頭部に表示しているキャラクター、マスコットや頭部の形状に飽きてしまうことが十分に考えられる。
しかしながら、前述したように従来の鋲31は、部材36を貫通した脚部34をかしめることで部材36に取り付けているために、容易に取り外すことができず、鋲31の形状等に飽きている場合でも、同じ形状の鋲をそのまま使用し続けるしかなく、ランドセルを背負う楽しさが薄れてしまうおそれが考えられる。
この点、鋲を雌側とこの雌側の鋲に螺合可能な雄側の鋲とで構成して、雌側鋲で部材を貫通した状態でこの雌側鋲に雄側鋲を螺合することで鋲全体を部材に取り付けて、一方、雌側鋲に対する螺合を解除して雄側鋲と雌側鋲を分離することで鋲を部材から取外し可能にした鋲も提供されており、これによれば、鋲を交換することが可能となる。
特開2001−65525号公報 特開2008−43603号公報 実用新案登録第3174645号公報 特開平8−261225号公報 特開平9−313233号公報 特開2008−93027号公報 実用新案登録第3141382号公報 実用新案登録第3033808号公報 実用新案登録第3033313号公報 実用新案登録第3022952号公報
しかしながら、取外し自在とした鋲の場合には、鋲の頭部の模様等に飽きてしまった場合には交換することで対応できるが、その一方、従来の鋲は一般的に、部材を貫通する脚部が円柱軸状であるために、回転方向の方向性を決めることができず、それにより、例えば、人物のキャラクターを模した頭部を有する鋲の場合に、その人物の頭を確実に上に向かせることは困難な場合がある。
そこで、本考案は、容易に着脱自在であるとともに容易に外れることが無く、更に、確実に頭部の方向性を出すことが可能な鞄用鋲を提供することを課題としている。
本考案の鞄用鋲は、鞄の構成部材に取り付けられて構成部材を連結しあるいは鞄の外観を飾るための鞄用鋲であって、
構成部材の表面に露出する頭部と、
該頭部の下側に連設された、取り付け対象となる鞄の構成部材を挿抜自在かつ回動不能に貫通する脚部と、
連結部を介して前記脚部の下端部に連設した係止片と、を具備した化粧カバー部と、
該化粧カバー部における前記係止片に係脱自在に係止する固定部材と、を具備し、
前記固定部材は、前記係止片が収納される収納空間と、該収納空間に連続した挿入開口と、を具備して、
前記脚部で鞄の構成部材を一方側の面から他方側の面に貫通させて、前記係止片を他方側の面より突出させた状態で、前記挿入開口を介して前記係止片を前記収納空間内に収納することで、前記化粧カバー部を鞄の構成部材に取り付けることを可能にした、ことを特徴としている。
本考案の鞄用鋲では、取付対象となる鞄の構成部材を挿抜自在かつ回動不能に貫通するとともに貫通した状態で先端が構成部材の反挿入側に突出する脚部を具備した化粧カバー部と、この化粧カバー部を鞄の構成部材に取り付けるための固定部材を有している。そして、脚部の上部には構成部材の表面に露出する頭部を有して、脚部の下端には固定部材が係脱自在に係止する係止片を有して構成されている。
そのために、係止片に対する固定部材の係止を解除することで化粧カバー部を鞄の構成部材から抜き出して鋲を取り外すことができるとともに、脚部は回動不能に構成部材を貫通しているために、頭部が回転することを防止して、頭部の方向性を出すことが可能であるため、容易に着脱自在であるとともに容易に外れることが無く、更に、確実に頭部の方向性を出すことが可能な鞄用鋲を得ることが可能である。
本考案の鞄用鋲の実施例を示す斜視図である。 本考案の鞄用鋲の実施例における係止片の構成を説明するための図である。 本考案の鞄用鋲の実施例における固定部材を説明するための図である。 図3におけるA−A線断面図である。 図3におけるB−B線断面図である。 本考案の鞄用鋲の実施例における固定部材を説明するための図である。 本考案の鞄用鋲の実施例における固定部材を説明するための図である。 本考案の鞄用鋲の実施例における固定部材を説明するための図である。 本考案の鞄用鋲の実施例における係止の構造を説明するための図である。 本考案の鞄用鋲の実施例における固定部材の他の構成を説明するための図である。 従来の鞄用鋲を説明するための図である。 従来の鞄用鋲を説明するための図である。
本考案の鞄用鋲では化粧カバー部を有しており、この化粧カバー部は、構成部材の表面に露出する頭部とこの頭部の下側に連設した脚部と、連結部を介して脚部の下端に連設した係止片を具備している。そして、脚部は、取り付け対象となる鞄の構成部材を挿抜自在、かつ回動不能に貫通する長さを有しており、脚部で鞄の構成部材を一方側の面から他方側の面に貫通させた状態においては、係止片が構成部材の他方側の面より突出する構成としている。
また、本考案の鞄用鋲では、前記係止片に係脱自在に係止する固定部材を具備しており、この固定部材は、前記係止片が収納される収納空間と、この収納空間に連続した挿入開口を具備している。
そして、脚部で鞄の構成部材を一方側の面から他方側の面に貫通させ、それにより、係止片を構成部材の他方側の面より突出させた状態で、挿入開口を介して係止片を収納空間に係止片を収納することで、化粧カバー部を鞄の構成部材に取り付けることを可能にしている。
ここで、前記脚部を、横断面形状を長方形状、楕円形状、星形形状、三角形状等の円状以外の形状にするとよく、これにより、回動不能にして脚部で構成部材を貫通することが可能となる。
またその他、脚部を複数本具備してもよく、それによっても、回動不能にして脚部で構成部材を貫通することが可能となる。
また、挿入開口を係止片が特定の向きの場合にのみ通過可能に形成し、収納空間は係止片が回動可能に形成するとよく、それにより、係止片が収納空間に収納された状態で固定部材を回動することで、係止片が挿入開口を通過不能にし、固定部材を係止片に強固に係止することができる。
そしてこのとき、収納空間の内壁に、係止片の回動を阻止する阻止部材を形成するとよく、これにより更に、固定部材を係止片に強固に係止することが可能である。
また、挿入開口を連結部が貫通可能な形状寸法にするとともに一端側を開口としたスリット状にし、一方、収納空間は挿入開口の開口側端部と同じ端部を開口させ、挿入開口の開口側端部から連結部を挿入開口内に挿入することで係止片を収納空間に収納可能にしてもよく、これにより、係止片に対する固定部材の係止を容易に行うことが可能となる。
本考案の鞄用鋲の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本実施例の鞄用鋲の斜視図であり、図において1が本実施例の鞄用鋲である。そして、本実施例の鞄用鋲1は、ランドセルの構成部材である被せ蓋に取り付けられて、被せ蓋を構成する生地を連結しつつ、被せ蓋の表面を飾るために用いる鋲としている。但し、本考案の鞄用鋲は必ずしもランドセルの被せ蓋に取り付けられる鋲に限定されるものではなく、広く鞄の構成部材に取り付けられる鞄用鋲である。
そして、本実施例の鞄用鋲1は、化粧カバー部と、この化粧カバー部を鞄の構成部材に取り付けるための固定部材を有して構成されている。即ち、図において2が化粧カバー部であり、本実施例において前記化粧カバー部2は、被せ蓋の表面側に露出して被せ蓋の表面を飾るための頭部3と、被せ蓋を貫通する脚部4と、化粧カバー部2を被せ蓋に固定するための係止片6を有している。
ここで、前記頭部について説明すると、図において3が頭部であり、本実施例において前記頭部3は、樹脂、金属等の容易に変形しない素材で構成されており、キャラクターやマスコット、あるいは、ハート形、星形等の任意の形状としており、図においては、熊の形状としている。なお、頭部3の表面に反射材等を具備して、児童の安全を確保しても良い。
次に、図において4が脚部である。即ち、本実施例の鞄用鋲1では、前記頭部3の下面に脚部4を連設しており、この脚部4で被せ蓋を貫通させることとし、被せ蓋の貫通に際しては、挿抜自在かつ回動不能に貫通するとともに、貫通した状態では下端部が被せ蓋の裏面側に突出する長さとしている。
ここで、前記脚部4について説明すると、本実施例において前記脚部4は、硬質樹脂により形成され、横断面形状を長方形とした長板状としている。そして、これにより、被せ蓋を貫通した際に、回動不能としており、前記頭部3の方向性を出すことを可能としている。
即ち、頭部3をキャラクター、マスコット等の、取り付ける向きが意味を持つもので形成した場合には、キャラクター、マスコット等が正しい向きになるように被せ蓋に取り付ける必要がある。例えば、図1のように頭部3を熊の形態にした場合には、熊の頭が上方向に向くように取り付ける必要がある。
そこで、本実施例の鞄用鋲1では、頭部3の下面に連設した脚部4を、横断面形状を長方形とした長板状とすることで、脚部4が被せ蓋を貫通した際に、脚部4が回動不能となるようにし、これにより、頭部3が回転するのを防止して、頭部3の方向性を出すこととしている。
但し、脚部4を回動不能にする方法は必ずしも前述の方法に限定されるものではなく、その他の方法でも良い。従って、例えば、脚部を、横断面形状を長円形状、楕円形状、D形状、星型形状等の、円柱状以外の形状にすることで、脚部4で被せ蓋を貫通した際に回動不能にしても良く、あるいは、脚部4を2又はそれ以上の複数本にしてもよく、この場合にも、脚部で被せ蓋を貫通した際に回動不能にすることができる。
次に、図において6は係止片である。即ち、本実施例の鞄用鋲1では、前記脚部4の下端部に連結部5を連設し、この連結部5の下端部に係止片6を連設している。そして、前記係止片6の外径は、前記脚部4の外径よりも小径とし、更に、前記連結部5の外径は前記係止片6の外径よりも小径とし、これにより係止片6は、鍔部分を有する形態としている。なお、図2は前記係止片6の下面を示した図であり、本実施例において前記係止片6は、平面又は底面形状を楕円形状にするとともに、短辺側の長さを左右側でわずかに変えており、図2において、右側の短辺の長さを左側の短辺の長さよりも長くしている。
そして前述したように、本実施例の鞄用鋲1では、前記頭部3、脚部4、連結部5及び係止片6で化粧カバー部2を構成しており、脚部3で被せ蓋を貫通した状態においては、頭部3表面が被せ蓋の表面側に露出し、連結部5及び係止片6が被せ蓋の下面に突出することとしている。
次に、図において7は、前記化粧カバー部2を被せ蓋に固定するための固定部材であり、本実施例において前記固定部材7は、前記脚部4と同様に硬質樹脂により形成され、平面視野を円形状としており、上面は平面状として、下面はわずかに下側に円弧状に突出した形状としている。但し、固定部材7の形状は必ずしもこの形状に限定されるものでは無く、いずれの形状としても良い。
ここで、前記固定部材7の構造について説明すると、図3は本実施例における固定部材7を示した図であり、(a)は底面を示しており、(b)は側面を示している。また、図4は図3におけるA−A線断面を示しており、図5は図3におけるB−B線断面を示している。
そして、本実施例において前記固定部材7は、前記係止片6を収納するための収納空間8を内部に有しており、この収納空間8は、前記係止片6が回動可能な空間としている。
また、前記収納空間8の内壁には係止片6の回動を阻止するための阻止部材を有しており、本実施例において前記阻止部材は、間隔を置いて形成した一対の係止突起11としている。そして一対の係止突起11間の間隔は、前記係止片6における短い側の短辺と同等の長さとしている。
次に、図において9は挿入開口である。即ち、本実施例において前記固定部材7の上壁には、前記係止片6が通過可能な挿入開口9を、前記収納空間8に連続した形態で形成しており、この挿入開口9を介して、前記係止片6を前記収納空間8内に収納可能としている。そして、本実施例において前記挿入開口9は、係止片6の外形寸法とほぼ同じの外形寸法としており、これにより、係止片6は、特定の方向に向いている場合にのみ、挿入開口9を通過可能であり、挿入開口9を通過可能な方向に向いている場合にのみ、係止片6を収納空間8内に収納可能としている。
その一方、前述したように、前記収納空間8は前記係止片6が回動可能な空間であるため、係止片6を収納空間8内に収納した後に、収納空間8内で係止片6を回動して係止片6の向きを変えることで、係止片6は挿入開口9を通過不能になり、固定部材7と係止片6の係止を容易には解除できなくすることが可能である。
そしてそのとき、本実施例において前記収納空間8の内壁には、間隔を置いて係止突起11を形成しており、更に係止突起11間の間隔は、前記係止突起6における短い側の短辺と同等の長さとしているため、係止片6における短辺の長さが短い側の先端が前記一対の係止突起11間に位置するように、係止突起6における短い側の短辺が係止突起11の一方を乗り越えるまで係止片6を回動することで、係止突起11によって、係止片6が回動することを阻止することができるので、固定部材7と係止片6の係止を強固に維持することが可能である。
次に、前記係止片6と固定部材7の係止について図6乃至図8を参照して説明すると、係止片6に固定部材7を係止するときには、まず、係止片6が挿入開口9を通過可能な向きになるように固定部材7を回動して、その状態で挿入開口9内に係止片6が挿入されるように固定部材7を押し込む。係止片6を挿入開口9内に挿入した状態を示した図が図6であり、(a)は断面構成を示し、(b)はこの状態における固定部材7の底面を示している。
次に、固定部材7を更に係止片6側に押し込み、係止片6を収納空間8内に収納する。この係止片6を収納空間8内に挿入した状態を示した図が図7であり、(a)は断面構成を示し、(b)はこの状態における固定部材7の底面を示している。
そして次に、この状態で、固定部材7を回動し、係止片6における短辺が短い側の先端を一対の係止突起11間に配置する。この状態を示した図が図8であり、(a)は断面構成を示し、(b)はこの状態における固定部材7の底面を示している。
そうすると、係止片6の向きが変わることで、係止片6は挿入開口9を通過することができず、更に、係止片6における短辺の長さが短い側の先端が前記一対の係止突起11間に位置しているために、固定部材7を容易に回動するができず、それにより、固定部材7と係止片6の係止を強固に維持することが可能で、固定部材7が係止片6から脱落することを防止することが可能である。
このように構成される本考案の鞄用鋲1の作用について図9を参照して説明すると、図9において13がランドセルの被せ蓋であり、14は被せ蓋13に形成した貫通孔である。また、図において15は、貫通孔14に嵌め込んだハトメであり、本実施例の鞄用鋲1を取り付ける際には、ハトメ15の内径を、前記脚部4が通過可能な形状寸法としておく。
そして、本実施例の鞄用鋲1を取り付ける際には、まず、脚部4で前記貫通孔14を貫通させ、連結部5及び係止片6を被せ蓋13の下面に突出させる。
次に、前述したように、固定部材7を回動して、係止片6が挿入開口9を通過可能な向きになるように調整し、その状態で挿入開口9を通過して収納空間8内に係止片6が収納されるように固定部材7を押し込み、更にその後に、係止片6における短辺が短い側の先端を一対の係止突起11間に配置するまで固定部材7を回動する。
そうすると前述したように、固定部材7を容易には回動することができず、固定部材7と係止片6の係止を強固に維持し、固定部材7が係止片6から脱落することを防止することが可能である。その一方、少し力を入れて固定部材7を回動することで、係止片6と固定部材7の係止を解除して頭部3を交換することができる。固定部材7を回動した状態を示した断面図が図9である。
このように、本実施例の鞄用鋲1では、係止片6を収納空間8内に収納した後に固定部材7を回動することのみで、被せ蓋13に強固に取り付けることができるとともに、脚部は回動不能に構成部材を貫通しているために、頭部が回転することを防止して、頭部の方向性を出すことが可能であるため、着脱可能であるとともに容易に外れることが無く、更に、確実に頭部の方向性を出すことが可能な鞄用鋲を得ることが可能である。
なお、本考案における固定部材7は必ずしも前述の構成に限定されるものではなく、係止片6が係止可能であればいずれでも良い。例えば図10は、固定部材の他の構成7bを示した図であり、図10に示す形態では、前記挿入開口9の一端側を開口とし、それにより挿入開口9をスリット状としている。そして、挿入開口9は、連結部5は進入可能であるが、係止片6は進入及び通過不能な形状寸法に形成している。一方、前記収納空間8は、前記挿入開口9の開口側端部と同じ端部を開口としている。
そのため、前記係止片6を前記収納空間8の開口の入り口に位置させた状態で、係止片6を収納空間8側に進入させることで、前記連結部5が挿入開口9内を進入していき、それに伴って、係止片6を収納空間8内に収納させることが可能である。その一方、前記挿入開口9は、前記連結部5は進入可能であるが係止片6は進入及び通過不能であるために、固定部材7をスライドさせなければ、係止片6と固定部材7の係止を解除することができず、従って、固定部材7と係止片6の係止を強固に維持することが可能である。
本考案の鞄用鋲は、容易に着脱自在であるとともに容易に外れることが無く、更に、確実に頭部の方向性を出すことが可能であるため、構成部品の連結や見栄えを良くするために用いる鋲の全般に適用可能である。
1 鞄用鋲
2 化粧カバー部
3 頭部
4 脚部
5 連結部
6 係止片
7、7b 固定部材
8 収納空間
9 挿入開口
11 係止突起
13 被せ蓋
14 貫通孔
15 ハトメ

Claims (5)

  1. 鞄の構成部材に取り付けられて構成部材を連結しあるいは鞄の外観を飾るための鞄用鋲であって、
    構成部材の表面に露出する頭部(3)と、
    該頭部(3)の下側に連設された、取り付け対象となる鞄の構成部材を挿抜自在かつ回動不能に貫通する脚部(4)と、
    連結部(5)を介して前記脚部(4)の下端部に連設した係止片(6)と、を具備した化粧カバー部(2)と、
    該化粧カバー部(2)における前記係止片(6)に係脱自在に係止する固定部材(7)と、を具備し、
    前記固定部材(7)は、前記係止片(6)が収納される収納空間(8)と、該収納空間(8)に連続した挿入開口(9)と、を具備して、
    前記脚部(4)で鞄の構成部材を一方側の面から他方側の面に貫通させて、前記係止片(6)を他方側の面より突出させた状態で、前記挿入開口(9)を介して前記係止片(6)を前記収納空間(8)内に収納することで、前記化粧カバー部(2)を鞄の構成部材に取り付けることを可能にした、ことを特徴とする鞄用鋲。
  2. 前記脚部(4)を円柱状以外の形状にすることで、前記脚部(4)が取り付け対象となる鞄の構成部材を回動不能に貫通可能としたことを特徴とする請求項1に記載の鞄用鋲。
  3. 前記脚部(4)を複数本具備することで、前記脚部(4)が取り付け対象となる鞄の構成部材を回動不能に貫通可能としたことを特徴とする請求項1に記載の鞄用鋲。
  4. 前記挿入開口(9)は、前記係止片(6)が特定の向きの場合にのみ通過可能であり、前記収納空間(8)は、前記係止片(6)が回動可能であり、前記収納空間(8)内に、前記係止片(6)の回動を阻止する阻止部材(11)を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の鞄用鋲。
  5. 前記挿入開口(9)は前記連結部(5)が貫通可能な形状寸法であるとともに一端側を開口としたスリット状としており、前記収納空間(8)は前記挿入開口(9)の開口側端部と同じ端部を開口としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の鞄用鋲。
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