JP3197659B2 - 線形中継器を含む光ファイバ伝送路の警報転送方法 - Google Patents

線形中継器を含む光ファイバ伝送路の警報転送方法

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JP3197659B2
JP3197659B2 JP4276293A JP4276293A JP3197659B2 JP 3197659 B2 JP3197659 B2 JP 3197659B2 JP 4276293 A JP4276293 A JP 4276293A JP 4276293 A JP4276293 A JP 4276293A JP 3197659 B2 JP3197659 B2 JP 3197659B2
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rep
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transmission line
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良明 佐藤
由起夫 小林
耕一 青山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送信号をアナログ的
に増幅する線形中継器(L−REP)と、伝送信号を再
生中継する識別再生機能(3R機能)を持つ再生中継器
(R−REP)とを有する光ファイバ伝送路で構成され
たディジタル中継伝送システムに関する分野に適用でき
る。特に、新同期インタフェース(SDH:Synchronou
s Digital Hierarchy )を持つディジタル伝送システム
(SDH伝送システム)に適用できる。
【0002】
【従来の技術】国際電信電話諮問委員会(CCITT)
にて勧告された新同期インタフェースに従い、日本電信
電話株式会社(NTT)では平成元年度からSDH伝送
システムが導入されている。このシステムでは、多重化
端局中継器(LTMUX)間に複数のR−REPを設置
して長距離伝送を行っている。LTMUXとR−REP
間、R−REPとR−REP間の故障を判定するため
に、LTMUXよりビットインタリーブパリティ(BI
P)を挿入し、下流のLTMUXおよび各R−REPで
はBIP検査を行うことにより、伝送路信号の符号誤り
率を測定し、伝送路故障区間標定を行っている。
【0003】CCITTの勧告G.707 〜G.709 およ
びG.782 〜G.784 では、LTMUX間をM(マルチ
ブレクス)セクションとして、またLTMUXとR−R
EP間、およびR−REPとR−REP間をR(リジェ
ネレータ)セクションとして定義している。Mセクショ
ンについてはB2バイトを用いた伝送路信号の符号誤り
率測定(BIP−24×Nと称す)を、Rセクションにつ
いてはB1バイトを用いた伝送路信号の符号誤り率測定
(BIP−8と称す)を行うよう勧告している。同時
に、R−REPにおけるB1バイトの検出結果や入力信
号断(LOS:Loss Of Signal)を、F1バイトを用い
て、LTMUXに転送する方法が提案されている。
【0004】具体的方法の一例を図1および図2に示
す。なお、図1a,図2aはLTMUXとR−REPを
備えるディジタル中継光伝送システムの構成を、図1
b,図2bは警報転送における情報の転送状態を示して
いる。伝送信号は通常双方向に伝送されるが、図1およ
び図2では左から右に伝送される片方向の場合について
のみ示している。双方向の場合は、図を右から左への信
号の流れとして読み替えればよい。図1はR−REP間
の1つの故障がある場合を、図2は2つの故障がある場
合を示している。
【0005】図1は、R−REP(#2)の入力側でケ
ーブルの切断故障が生じ、入力信号断(LOS)となっ
た場合を示している。R−REP(#2)では、入力信
号断であるため、入力信号断警報(REC)を検出す
る。この場合、上流からの信号が来ないので、自局内蔵
のクロックに切り替え、SDHフレームを新たにR−R
EP(#2)で作り直す。新たに作られたフレーム内
に、Rセクションが故障であることを示すS−AIS
(Section Alarm Indication Signal )警報信号を挿入
して下流側に送出する。このS−AIS警報信号は下流
のLTMUX(#2)でS−AIS警報として検出され
る。
【0006】従来のSDHのR−REPには、伝送路の
状態を下流側LTMUXに伝える機能(F1バイトを用
いた伝達機能[CCITT G.783,Appendix])があ
る。従って、伝送路が故障の場合、その故障を検出した
R−REPの識別番号(ID番号)と伝送路状態情報
(信号断:REC、伝送路故障:MAJ ERR、伝送
路品質劣化:ERR MON)を下流LTMUX(#
2)に伝送することができる。下流のLTMUX(#
2)ではF1バイトの警報内容によってR−REP故障
として中継器故障警報を発出する。
【0007】図2は、R−REP(#2)の入力側と、
R−REP(#4)の入力側の2箇所でケーブル切断故
障が生じ、入力信号断(LOS)となった場合を示して
いる。この場合、R−REP(#4)では入力信号断で
あるので、上流からの信号を受信することができないた
め、自局より図1の場合と同様にR−REP(#4)の
故障情報を下流に転送することになる。また、R−RE
P(#4)の入力断とならない場合であっても、警報の
送出については自局優先の原則が取られている。これ
は、伝送路全体として見れば、「下流優先」の原則とな
る。従って、下流のLTMUXから見れば、LTMUX
に一番近いR−REPの故障のみが見えて来ることにな
る。しかし、これは故障箇所に一番近い中継器を標定す
る目的には合致している。
【0008】一方、識別再生機能を持たず、伝送信号を
アナログ量として増幅するL−REPがLTMUXとL
TMUXとの間に設置された伝送路、あるいはL−RE
PがR−REPとLTMUXとの間に設置された伝送路
においては、L−REPの特性からそれぞれのL−RE
Pでディジタル伝送信号の符号誤り率を測定することが
できない。このため、伝送路信号断やL−REPの特性
劣化を検出するために、伝送信号のアナログ量、例え
ば、入力信号電力、L−REPのS/N特性等を計測す
ることによる故障検出が考えられている。
【0009】アナログ量検出による伝送路監視を行うL
−REPを含む伝送路においては、入力断故障は故障点
に一番近いL−REPで信号断を検出することになる。
同様に、S/N劣化による伝送路故障検出ではS/N劣
化を検出したL−REP以降のL−REPすべてでS/
N劣化として故障を検出することになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、LTMUX
間、またはR−REP間、またはLTMUXとR−RE
P間を、伝送信号をアナログ量として増幅するL−RE
Pを含む光ファイバ伝送路(L−REP伝送路)で接続
したディジタル中継伝送システムを考える。従来のSD
H伝送システムの監視方法と比較すると、L−REP伝
送路には4つの問題点がある。
【0011】第1の問題点は、L−REPは単にディジ
タル伝送信号をアナログ的に増幅するだけなので、L−
REP伝送路で故障(伝送路断,伝送路損失増、L−R
EP性能劣化等)が生じた場合、故障を検出したL−R
EPは、従来のR−REPのように警報を主信号にのせ
て下流に報告できないことである。
【0012】第2の問題点は、L−REPは単にディジ
タル伝送信号をアナログ的に増幅するだけなので、それ
ぞれのL−REPではディジタル伝送信号の符号誤り率
を測定することはできず、主信号伝送品質劣化を判断で
きないことである。
【0013】前者の問題は各中継器間で主信号伝送回線
とは異なる別回線(L−SV回線と称す)を持てば解決
される。後者の問題解決には、各L−REPで伝送信号
のアナログ量(例えば、入力信号光電力、入出力信号の
S/N、各L−REPの特性等)を計測する方法が考え
られる。
【0014】ここで第3の問題点について説明する。第
1および第2の問題点を解決したL−REP伝送路にお
いて、故障による伝送路断が生じた場合、故障によって
生ずる主信号伝送のアナログ量変化を検出したL−RE
PがL−SV回線を用いて警報を下流のLTMUXまた
はR−REPに報告する。しかし、このL−REP伝送
路において伝送路断が生じた場合、故障点に一番近いL
−REPで信号断を検出するのみならず、それ以降下流
のすべてのL−REPにおいても信号断を検出する可能
性がある。同様に、伝送路損失増または、あるL−RE
Pの性能劣化によってS/N劣化が生じた場合、故障点
に一番近いL−REPでS/N劣化を検出するのみなら
ず、それ以降下流のすべてのL−REPにおいてもS/
N劣化を検出することになる。
【0015】ここで、もし既存のSHD伝送システムの
監視方法に従って、従来のR−REPの故障検出と同様
に、「下流優先」の原則に従って警報を出すとすると、
信号断故障点あるいはS/N劣化L−REPから一番遠
いL−REPが下流のLTMUXまたはR−REPにそ
のL−REP番号を報告することになる。これが解決す
べき第3の問題点である。第3の問題点を解決するため
には、線形中継器における監視警報の発出を、最初に故
障を検出したL−REPの警報を下流に報告する「上流
優先」方式としなければならない。この問題は後述のよ
うに本発明の方法により解決される。しかしながら、第
3の問題点を何らかの方法で解決し「上流優先」を実現
してもまだ問題点がある。これを第4の問題点として以
下に説明する。
【0016】一般にLTMUX間は、R−REPとL−
REPを複数組み合わせて使用される。あるR−REP
間は、10台のL−REPが接続され、あるR−REP
区間はL−REPが用いられないケースもある。L−R
EPの警報は、別回線(L−SV回線)を用いてR−R
EPに転送しても、そこから先はL−REPを用いない
R−REPのみの区間が続く場合もあり得る。この場
合、L−REPの警報をLTMUXへ報告する手段がな
いが、R−REPにてL−REPの警報を主信号フレー
ムに書き込みLTMUXへ転送する方法が考えられる。
また、R−REPのみの区間にも別回線(L−SV回
線)を用意し、L−REPの警報をLTMUXへ転送す
る方法も考えられる。どちらの方法を用いても、途中の
R−REPは別回線(L−SV回線)を介して上流から
報告される「上流優先」のL−REP警報と、主信号を
介して上流から報告される「下流優先」のR−REP警
報とを受け取ることになる。R−REPがL−REPの
警報を主信号フレームに書き込むためには、両者の警報
発出方法を統一するための方策が必要となる。別回線
(L−SV回線)を介して上流からL−REP警報を受
け取るLTMUXでも同じ課題が生ずる。これが第4の
問題点である。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の第3の問題点を解
決するために、L−REP伝送路における監視警報の発
出を、最初に故障を検出したL−REPの警報を下流に
報告する「上流優先」方式とする。縦続に接続された複
数のL−REPでは上流から別回線(L−SV回線)を
介して転送された警報情報がある場合、自局L−REP
で故障を検出していても、自局の警報を下流に送出する
のではなく、上流の警報を中継して下流に転送する。最
初に故障を検出したL−REPの警報情報は優先的に下
流のRセクション終端点(R−REPまたはLTMU
X)まで転送される。
【0018】上記の第4の問題点を解決するために、ま
ず、L−REPで発生した警報はSHDフレームに直接
L−REPで乗せることができないので、別回線(L−
SV)、例えば波長多重伝送技術を用いて主信号伝送路
と分けてR−REPまたはLTMUXまで転送する。
【0019】次に、縦続に接続された複数のL−REP
では、上流から上記のL−SV回線を介して転送された
警報情報がある場合、自局L−REPで故障を検出して
いても、自局の警報を下流に送出するのではなく、上流
の警報を中継して下流に転送する。すなわち、「上流優
先」方式とする。L−REPで検出した警報情報は、故
障を検出したL−REPの識別ID番号とともに、下流
のRセクション終端点(R−REPまたはLTMUX)
まで転送される。
【0020】L−SV伝送路はRセクション終端点であ
るR−REPあるいはLTMUXで終端する。R−RE
Pにおいて故障状態(REC、MAJ、ERR、ERR
MON等)を検出し、上流よりL−SV回線を介して
L−REPの警報が転送されている場合、転送されたL
−REPの警報情報のうち、L−REPのID番号のみ
F1バイトに書き込む。R−REPの伝送路故障検出能
力はL−REPの故障検出能力より高いので、R−RE
Pで検出した故障状態(REC、MAJ、ERR、ER
R MON等)は従来と同様にF1バイトに書き込んで
下流のLTMUXに転送する。
【0021】R−REPより下流にF1バイトで転送す
る状態の一例を表1
【表1】 に示す。ここで、R−REPが正常の場合のID番号は
R−REPのIDとしてもよいし、あるいは上流のLT
MUXのIDしとてもよい。
【0022】
【作用】第3の問題点に関して採用された警報転送方法
により、L−REP伝送路において故障が生じた場合、
最初に故障を検出したL−REPの警報が下流のLTM
UXまたはR−REPに優先的に報告され、LTMUX
またはR−REPでは故障箇所に一番近いL−REPを
標定することができる。従って、L−REP伝送路にお
いて従来のSDH伝送システムの監視方法の目的である
「故障箇所に一番近い中継器を標定すること」という目
的を達成でき、その故障状態を正確に保守者に伝えるこ
とができる。
【0023】第4の問題点に関して採用された警報転送
方法により、故障検出中継器(L−REPまたはR−R
EP)のID番号はF1バイトによりLTMUXまで転
送でき、また、Rセクションの詳細な故障状態は、従来
と同様に、R−REPの故障状態情報(REC、MA
J、ERR、ERR MON等)によりLTMUXに伝
えることができる。従って、「故障箇所に一番近い中継
器を標定する」という目的と、その故障状態を正確に保
守者に伝えることができる。また、S−AIS機能は従
来のままであるので、LTMUXにおいて伝送路切り替
えを行うことができ、その使用方法は従来と同じとな
る。
【0024】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細
に説明する。
【0025】
【実施例】多重化端局中継器間を線形中継器を含む光フ
ァイバ伝送路で接続したディジタル中継光伝送システム
の場合、第3の問題点のみを解決すれば、多重化端局中
継器から故障箇所に一番近い中継器を標定できる。再生
中継器を持ち、再生中継器間を線形中継器で接続したデ
ィジタル中継光伝送システムの場合において、第3の問
題点のみを解決した場合、多重化端局中継器から故障箇
所標定は行えないが、再生中継器からはそれは行える。
図3と図4に第3の問題点に対処する本発明の実施例を
示す。なお、図3a,図4aはディジタル中継光伝送シ
ステムの構成を、図3b,図4bは警報転送における情
報の転送状態を示している。 図3はLTMUX間を6
台のL−REP(#1〜#6)で接続した伝送路構成に
おいて、L−REP(#1)とL−REP(#2)の間
に1つの故障が発生した場合を示している。図4ではL
TMUX間をR−REP(#1、#5)と(L−REP
#2〜#4,#6)で接続した伝送路構成において、R
−REP(#1)とL−REP(#2)の間に1つの故
障が発生した場合を示している。LTMUX間には2つ
のL−REP伝送路が存在することになる。
【0026】図3では、L−REP(#2)の入力側で
ケーブル切断故障が生じ、信号断の故障が発生してい
る。L−REP(#2)では、入力信号断を検出する。
入力信号断のL−REP出力は、内部で用いている励起
光源の出力制御方法によって異なっている。まず、L−
REPの出力について以下のように考える。L−REP
では入力信号光電力をモニタし、ある設定値以下になっ
た場合、入力断と判断する。入力断と判断した場合、内
部で用いている励起光源の出力を下げてL−REPの出
力光電力を下げる。入力信号断のL−REP(#2)は
出力を下げ、縦続に接続されたL−REP(#3〜#
6)は入力信号断を検出する。各L−REPはL−SV
回線を介して自分のID番号と共にREC警報を下流に
転送する。前段からL−SV回線を介してREC警報を
受け取ったL−REPはREC警報の発出を止め、上流
の警報を中継して下流に転送する。最下流のLTMUX
ではL−SV回線を介して、L−REP(#2)の発出
したREC警報を受け取ることができる。LTMUXの
設置してある局舎にいる保守者はL−SV系の警報情報
を利用して故障箇所に一番近いL−REPを判断し、伝
送路故障がL−REP(#1)とL−REP(#2)の
間に発生したことを知ることができる。
【0027】もし、入力断を検出したL−REPから定
常状態の出力光電力と同程度の自然放出光電力が出力さ
れる場合、#3〜#6のL−REPは伝送路区間損失に
よって入力断を検出する場合としない場合とがある。し
かし、上述の方法と同様に警報転送を行えば#2のL−
REPがLTMUXに報告することには変わりがない。
【0028】図3のケーブル切断故障をケーブル損失増
加故障と置き換えた場合、RECをS/N劣化検出に置
き換えれば警報転送方法は同じとなる。L−REP(#
3〜#6)はS/N劣化を検出するが、故障箇所に一番
近いL−REPのS/N劣化警報のみがL−SV回線を
介して最下流のLTMUXに送ることができる。
【0029】図4では、R−REPの「下流優先」警報
発出方式と本発明で提案するL−REPの「上流優先」
警報発出方式が混在する中継伝送方式の例を説明する。
説明を簡単にするため、入力信号断を検出したL−RE
Pは出力を下げる場合について考える。縦続接続された
L−REP(#3〜#6)ではL−REP(#2)の入
力側でケーブル切断故障が生じ、信号断の故障が発生し
ている。L−REP(#2)では入力信号断を検出す
る。L−REP(#2〜#4)は図3の例と同様に全て
入力信号断を検出する。L−REP(#2〜#4)はL
−SV回線を介して自分のID番号と共にREC警報を
下流に転送する。L−SV回線を介してREC警報を受
け取ったL−REPはREC警報の送出を止め、上流の
警報を中継して下流に転送する。R−REP(#5)で
は入力信号断とBIP−8による誤り率劣化を検出す
る。また、R−REP(#5)はL−SV回線を介して
L−REP(#2)の発出したREC警報を受け取るこ
とになる。R−REP(#5)の設置してある主信号系
とL−SV系の双方から警報を受け取ることになる。R
−REP(#5)の設置してある局舎にいる保守者はL
−SV系の警報情報を利用して故障箇所に一番近いL−
REPを判断し、伝送路故障が#1と#2の間に発生し
たことを知ることができる。
【0030】図5と図6に第3と第4の問題点に対処す
る本発明の実施例を示す。なお、図5a,図6aはディ
ジタル中継光伝送システムの構成を、図5b,図6bは
警報転送における情報の転送状態を示している。図5で
はLTMUXとL−REP(#1)の間に1つの故障が
発生した場合を、図6ではR−REP(#2)とR−R
EP(#5)との間で2つの故障が発生した場合を示し
ている。また、警報転送用バイトの一例としてF1バイ
トを使用して説明する。
【0031】図5ではL−REP(#1)の入力側でケ
ーブル切断故障が生じ、入力信号断(LOS)の故障が
発生している。L−REP(#1)では入力信号断であ
るためREC警報を発出する。このREC警報はL−R
EPのID番号と共に、L−SV伝送路を介して下流に
転送される。
【0032】L−REP(#1)の下流にあるR−RE
P(#2)では主信号が断であるので、L−REPと同
様に入力断(LOS)を検出してREC警報を発出す
る。このREC警報はS−AIS警報およびF1バイト
のREC情報としてLTMUX(#2)に転送される。
ここで、R−REPではL−SV回線を介してL−RE
P(#1)からのREC警報もあわせて受信しているの
で、F1バイトの中継器IDとしてはL−REP(#
1)のIDを変更してLTMUX(#2)に転送するこ
とになる。
【0033】図6はR−REP(#2)とR−REP
(#5)との間で2つの故障が発生した場合を示してい
る。L−REP(#3)とL−REP(#4)は常にそ
れぞれの入力信号光をモニタしており、ある基準以下の
値をモニタした場合、LOSを検出し、REC警報を発
生する。L−REP(#3)とL−REP(#4)の入
力側光ファイバケーブルの損失が増加する故障が発生し
た場合、L−REP(#3)とL−REP(#4)はL
OSを検出し、REC警報を発生する。L−REP(#
3)とL−REP(#4)はそれぞれのREC警報とI
D番号をL−SV伝送路を介してR−REP(#5)に
向けて転送する。ここで、L−REP(#4)において
「上流優先」の処理を行うので、L−REP(#4)で
は自局で警報を発出しているにもかかわらず、上流のL
−REP(#3)からL−SV伝送路を介して転送され
たREC警報とID番号を優先して下流のR−REP
(#5)に転送する。
【0034】下流のR−REP(#5)では図5で述べ
たと同様に、LOS検出とREC警報の発出ならびに中
継器IDの変更を行った後、F1バイトをLTMUX
(#2)に転送する。LTMUX(#2)での処理は図
5と同様である。
【0035】
【発明の効果】以上述べてきた様に、問題点3に対処す
る本発明の方法を用いれば、L−REP伝送路において
故障による伝送路断が生じた場合に故障箇所に一番近い
L−REPの警報を下流にあるLTMUXまたはR−R
EPに報告することができる。
【0036】また、以上述べてきた様に、問題点4に対
処する本発明の方法を用いれば、L−REPを有するデ
ィジタル中継伝送路の警報監視情報転送を従来の方法と
同じF1バイトによる転送方法補と整合することができ
る。すなわち、Rセクションの監視はR−REPで行う
ことができ、R−REP等で囲まれたL−REPの故障
中継器の標定も可能となる。従って、保守者から見た中
継伝送路は従来の識別再生を行う中継伝送路と同様に見
ることができ、既存のR−REPの保守警報との整合を
取り、保守者に誤解を与えない警報転送方式を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は故障箇所が1箇所の場合について従来の
警報監視方法を示している。
【図2】図2は故障箇所が2箇所の場合について従来の
警報監視方法を示している。
【図3】図3はLTMUX間をL−REP(#1〜#
6)で接続した伝送路構成において、#1と#2の間に
1つの故障が発生した場合を示している。
【図4】図4はLTMUX間をR−REP(#1、#
5)とL−REP(#2〜#4、#6)で接続した伝送
路構成において、#1と#2の間に1つの故障が発生し
た場合を示したものであり、LTMUX間には2つのL
−REP伝送路が存在している。
【図5】図5は線形中継器を有する伝送路において、故
障箇所が1箇所の場合について本発明の警報監視方法を
示している。
【図6】図6は線形中継器を有する伝送路において、故
障箇所が2箇所の場合について本発明の警報監視方法を
示している。
【符号の説明】
L−REP 線形中継器 L−SV 別回線 LTMUX 多重化端局中継器 R−REP 再生中継器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−3511(JP,A) 特開 平2−53338(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/08 H04B 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別再生機能を有する再生中継器および
    多重化端局中継器からなる群から選択された第1および
    第2の中継器の間を、複数の線形中継器を光ファイバを
    介して接続してなる光ファイバ伝送路で接続して構成さ
    れたディジタル中継光伝送システムであって、前記線形
    中継器は、第1の中継器または第2の中継器または線形
    中継器の何れかの中継器であって前記光ファイバを介し
    て当該線形中継器の上流に接続された中継器および当該
    線形中継器の下流に接続された中継器の双方と、主信号
    伝送回線とは異なる別回線で接続されたディジタル中継
    光伝送システムを用い、 前記光ファイバ伝送路で故障が生じた場合、故障によっ
    て生じた主信号伝送状態の変化を検出した各前記線形中
    継器は、前記変化を最初に検出した前記線形中継器の識
    別番号とその故障に対応した警報を、前記別回線を用い
    て下流側に接続された前記何れかの中継器に報告し、報
    告を受けた第1または第2の中継器で、故障箇所に一番
    近い線形中継器を標定することを特徴とする線形中継器
    を含む光ファイバ伝送路の警報転送方法。
  2. 【請求項2】 前記故障が生じた場合、前記報告を受け
    た第1または第2の中継器は、前記識別番号と自中継器
    で検出した故障に対応した警報とを、伝送路フレームの
    特定のバイトに書き込み、故障情報として下流に転送
    し、 下流側に位置した第1または第2の中継器のみが前記故
    障を検出した場合は、自中継器の識別番号と故障に対応
    した警報とを、伝送路フレームの特定のバイトに書き込
    み、故障情報として下流に転送することを特徴とする請
    求項1に記載の線形中継器を含む光ファイバ伝送路の警
    報転送方法。
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