JP3197605B2 - 半導体光増幅器 - Google Patents

半導体光増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型にして自然放出光
パワの小さい半導体光増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の光増幅器としては、図6に
示すように、進行波型半導体光増幅器(TW−LD増幅
器)の入出力導波路に方向性結合器とグレーティング型
反射器(DBR)を配置し、DBRを方向性結合器の1
/2結合長となる位置に設ける構造のものが知られてい
る。図6において、1はTW−LD増幅器、2はDBR
フィルタ、3はDBR、4,4′,4−1,4−2,4
−3,4−4は入出力導波路を示す。この光増幅器の動
作について以下に説明する。
【0003】いま、中心波長λ0 の信号光が、入力導波
路4−1から入射したとすると、DBRフィルタ2の方
向性結合器によって1/2結合長の位置で光パワは半分
ずつ分配される。この位置にブラッグ波長がλ0 のDB
Rが配置してあるので、入力信号光は反射されて、もと
来た光導波路を逆進することになる。この結果、入力信
号光は光導波路4−2に結合され、TW−LD増幅器1
に入射する。入力信号光は増幅されて出力するが、この
とき同時に自然放出光も増幅され(ASE)て、同時に
両方向に出力される。増幅された信号光とASEは、D
BRフィルタ2に入射され、波長λ0 の光パワは反射さ
れて出力導波路4′に結合する。一方、波長がλ0 以外
のASEパワは、反射されずに方向性結合器の両方の出
力導波路から出力される。なお、入力信号光とは反対方
向に出力されたASEパワも、同様に出力導波路4−3
と4−4に出力する。したがって、TW−LD増幅器か
ら出力されるASEパワが取り除かれたことになる。
【0004】以上説明したように、この光増幅器の構造
では、DBRフィルタでの信号光の伝搬方向が入力方向
とは逆向きになるので、入出力導波路の構成が交差した
り複雑になる欠点がある。図6では単体の構成を示して
あるが、アレイ状に配置されたTW−LD増幅器の場合
には、さらに配置が複雑になる。またASEパワの出力
方向が信号光の入出力方向と同じ方向になるので、分離
することが困難である。さらに、このDBRフィルタの
構成では、方向性結合器の結合長に比較してDBR領域
の長さが短くなければ、信号光とASEパワを完全に分
離することが困難になる。ところが、信号光の透過波長
域を狭くしようとすると、必然的にDBRの結合係数κ
を小さくし、結合長を約2mm程度と長くせざるを得ない
ので、前述のように、信号光とASEパワを十分に分離
できないといった欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光信号の伝
搬方向をDBRフィルタでの信号光の伝搬方向と同一に
することによって、構成を簡単にするとともに、ASE
パワを完全に分離することのできる半導体光増幅器を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体光増幅器
は、フィルタ部にグレーティング共振器型のフィルタを
用い、ASEパワを基板の厚さ方向に曲げて伝搬させる
か、または基板と同一平面上に伝搬させる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。実施例1 図1は、本発明の第1の実施例の構成図であって、5は
グレーティング共振器型フィルタ、6は共振器型DB
R、7は伝搬光を基板の厚さ方向に全反射させる45°ミ
ラーを示す。グレーティング共振器型フィルタ5の構成
は、方向性結合器の1/2結合長の位置に共振器型DB
Rを配置するものである。共振器型DBR6の構成は、
両端の反射ミラーをDBRで構成する共振器で、その一
実施例の説明図を図2に示す。すなわち半導体コア部の
導波路幅を、図に示したようにブラッグ波長λB の周期
的変動を与えたものとし、かつ中心部にλB /4の間隔
を設けた構造とする。いま半導体基板をInPで構成
し、信号光波長を1.55μm とすると、λB は約0.2 μm
程度となる。図2に示すものは、電子ビーム直接描画で
パタンニングした後、臭素ガスの反応性ドライエッチン
グ加工でコア部を加工し、その後、半導体クラッディン
グを再成長させることによって作製することができる。
図3は、このようにして作製したグレーティング共振器
の反射率−波長特性を示したものである。この場合に
は、グレーティングの結合係数κが 3000 cm-1、コア部
の損失係数が 10 cm-1、DBR部の長さが約10μm とし
たものである。この図から明らかなように、中心波長1.
55μm において約95%の透過率、透過波長幅δλは約4.
5 Åで反射帯域幅Δλは約1000Åで、反射率は約98%以
上が得られている。1.55μm 帯のTW−LD増幅器で
は、ASEパワは1000Åの波長帯域にほとんど入いるの
で、反射帯域として十分である。
【0008】図4は45°ミラー7を形成した図1のA−
A′における拡大断面構造図であって、8は半導体クラ
ッディング、9は半導体コア、10は半導体クラッディン
グ、11は半導体基板を示す。
【0009】次に本発明の半導体光増幅器の動作につい
て説明する。図1において、入力導波路4から波長λ0
の信号光が入射されると、グレーティング共振器型フィ
ルタ5を透過してTW−LD増幅器1へ入射される。信
号光は増幅されると同時に、ASEパワも加わって導波
路4′−1に出力される。グレーティング共振器型フィ
ルタ5に入射されると、前記の透過、反射特性によって
増幅された信号光は、透過して出力導波路4′−3へ出
力され、ASEパワは反射されて他のポート4′−3へ
出力される。このASEパワは反射ミラー7によって基
板の厚さ方向へ伝搬し、基板11によって容易に吸収させ
ることができる。一方、入射側へ出力されるASEパワ
も同様に反射されて、基板側へ吸収されることは同様で
ある。
【0010】実施例2 図5は本発明の第2の実施例を示す構成図であって、12
は信号光を吸収する媒質で、例えば信号光波長が1.55μ
m の場合には、バンドギャップエネルギーに対応する波
長が1.4 μm より長波長となる半導体材料を配置する。
これは組成の異なる結晶を再成長することによって行
う。作用については第1の実施例で説明したものが基板
の厚さ方向にASEパワを吸収させたのに対応して、第
2の実施例では基板と同一平面上で吸収させるように配
置したもので、同様な効果が得られることは言うまでも
ない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体光
増幅器は、フィルタにグレーティング共振器を使用する
ので、以下の利点がある。 (1) DBR用のグレーティング部を短くできる。 (2) 狭線幅の透過特性が短い領域でできる。 (3) 入出力導波路が交差しないので、構成が簡単にで
きる。 (4) ASEパワを入出力導波路の方向に出さないの
で、分離が容易である。 (5) アレイ構成のデバイスが容易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】グレーティング共振器の説明図である。
【図3】グレーティング共振器の波長特性を示す図であ
る。
【図4】反射ミラー7の図1のA−A′における拡大断
面構造図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図6】従来の半導体光増幅器の構成図である。
【符号の説明】
1 TW−LD増幅器 2 DBRフィルタ 3 DBR 4,4−1,4−2,4−3,4−4 入力導波路 4′,4′−1,4′−2,4′−3,4′−4 出力
導波路 5 グレーティング共振器型フィルタ 6 グレーティング共振器 7 45°反射ミラー 8,10 半導体クラッディング 9 半導体コア 11 半導体基板 12 吸収体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−241328(JP,A) 特開 平3−296025(JP,A) 特開 平2−248097(JP,A) 特開 平4−372186(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/50 - 5/50 630 H01S 3/10 G02F 1/35 501

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 進行波型半導体レーザ増幅器の入出力部
    に、グレーティング共振器型フィルタを持った方向性結
    合器を配置し、該グレーティング共振器を該方向性結合
    器の1/2結合長の位置に連結し、該方向性結合器の長
    さが完全結合長であることを特徴とする半導体光増幅
    器。
  2. 【請求項2】 前記方向性結合器の反射ポートに全反射
    ミラーを設け、反射光を基板の厚さ方向に反射させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体光増幅器。
  3. 【請求項3】 前記方向性結合器の反射ポートに吸収性
    媒質を配置したことを特徴とする請求項1記載の半導体
    光増幅器。
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