JPH0677570A - 光ファイバ増幅器 - Google Patents
光ファイバ増幅器Info
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- JPH0677570A JPH0677570A JP22367592A JP22367592A JPH0677570A JP H0677570 A JPH0677570 A JP H0677570A JP 22367592 A JP22367592 A JP 22367592A JP 22367592 A JP22367592 A JP 22367592A JP H0677570 A JPH0677570 A JP H0677570A
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- optical fiber
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/05—Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
- H01S3/06—Construction or shape of active medium
- H01S3/063—Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
- H01S3/067—Fibre lasers
- H01S3/06754—Fibre amplifiers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 励起光/信号光の合波用の光ファイバカップ
ラを使用しない新規な光ファイバ増幅器を得る。 【構成】 誘導放出遷移を有するイオンを少なくともコ
ア部分に含有し、光励起により反転分布を形成して特定
の波長において光増幅作用を有する光増幅用ファイバを
備える光ファイバ型増幅器において、4ポート1-1,
1-2,1-3,1-4を有する光サーキュレータ1を使
用し、信号入力用及び信号出力用の2本のファイバが光
サーキュレータ1の互いに光学的に結合してない2箇所
のポートに接続され、前記光サーキュレータ1の残され
たポートのうちの一方に前記増幅用ファイバが接続さ
れ、該増幅用ファイバの他端がレーザに光学的に結合さ
れたレーザモジュールピグテイルファイバの端部に接続
され、前記増幅用ファイバとレーザモジュールピグテイ
ルファイバとの接続部に信号光を反射しレーザ光を通過
させるフィルタを挿入している。
ラを使用しない新規な光ファイバ増幅器を得る。 【構成】 誘導放出遷移を有するイオンを少なくともコ
ア部分に含有し、光励起により反転分布を形成して特定
の波長において光増幅作用を有する光増幅用ファイバを
備える光ファイバ型増幅器において、4ポート1-1,
1-2,1-3,1-4を有する光サーキュレータ1を使
用し、信号入力用及び信号出力用の2本のファイバが光
サーキュレータ1の互いに光学的に結合してない2箇所
のポートに接続され、前記光サーキュレータ1の残され
たポートのうちの一方に前記増幅用ファイバが接続さ
れ、該増幅用ファイバの他端がレーザに光学的に結合さ
れたレーザモジュールピグテイルファイバの端部に接続
され、前記増幅用ファイバとレーザモジュールピグテイ
ルファイバとの接続部に信号光を反射しレーザ光を通過
させるフィルタを挿入している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを伝送媒体
とした光通信の分野において使用される光ファイバ増幅
器に関するものである。
とした光通信の分野において使用される光ファイバ増幅
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバ増幅器は、図9に示す
ような構成になっており、増幅用ファイバとして希土類
添加光ファイバ9を使用し、励起光源として半導体レー
ザ(励起用LD)11を使用し、励起光と信号光の合波
にはWDMファイバカップラ10を使用する。光ファイ
バ増幅器内の信号光が通過するパス(光通路)8と13
との間の少なくとも1箇所に偏波無依存動作アイソレー
タ12を挿入する。
ような構成になっており、増幅用ファイバとして希土類
添加光ファイバ9を使用し、励起光源として半導体レー
ザ(励起用LD)11を使用し、励起光と信号光の合波
にはWDMファイバカップラ10を使用する。光ファイ
バ増幅器内の信号光が通過するパス(光通路)8と13
との間の少なくとも1箇所に偏波無依存動作アイソレー
タ12を挿入する。
【0003】なお、励起においては、2個のレーザダイ
オード(LD)を互いに偏波が直交するように配置して
偏波合成する方法、増幅用ファイバの両端に光ファイバ
カップラ(WDMファイバカップラ)及び励起用LDを
配置し双方向励起を行う方法がある。
オード(LD)を互いに偏波が直交するように配置して
偏波合成する方法、増幅用ファイバの両端に光ファイバ
カップラ(WDMファイバカップラ)及び励起用LDを
配置し双方向励起を行う方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術のいずれの方法においても、励起光と信号光の合
波には光ファイバカップラを使用するため、この部分で
の信号光及び励起光の過剰損失の発生は避れられないと
いう問題があった。
来技術のいずれの方法においても、励起光と信号光の合
波には光ファイバカップラを使用するため、この部分で
の信号光及び励起光の過剰損失の発生は避れられないと
いう問題があった。
【0005】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、励起光/信号光の
合波用の光ファイバカップラを使用しない新規な光ファ
イバ増幅器を提供することにある。
されたものであり、本発明の目的は、励起光/信号光の
合波用の光ファイバカップラを使用しない新規な光ファ
イバ増幅器を提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書及び添付図面によって明らかにす
る。
規な特徴は、本明細書及び添付図面によって明らかにす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、誘導放出遷移を有するイオンを少なくと
もコア部分に含有し、光励起により反転分布を形成して
特定の波長において光増幅作用を有する光増幅用ファイ
バを備える光ファイバ型増幅器において、4ポートを有
する光サーキュレータを使用し、信号入力用及び信号出
力用の2本のファイバが光サーキュレータの互いに光学
的に結合してない2箇所のポートに接続され、前記光サ
ーキュレータの残されたポートのうちの一方に前記増幅
用ファイバが接続され、該増幅用ファイバの他端がレー
ザに光学的に結合されたレーザモジュールピグテイルフ
ァイバの端部に接続され、前記増幅用ファイバとレーザ
モジュールピグテイルファイバとの接続部に信号光を反
射しレーザ光を通過させるフィルタを挿入していること
を最も主要な特徴とする。
に、本発明は、誘導放出遷移を有するイオンを少なくと
もコア部分に含有し、光励起により反転分布を形成して
特定の波長において光増幅作用を有する光増幅用ファイ
バを備える光ファイバ型増幅器において、4ポートを有
する光サーキュレータを使用し、信号入力用及び信号出
力用の2本のファイバが光サーキュレータの互いに光学
的に結合してない2箇所のポートに接続され、前記光サ
ーキュレータの残されたポートのうちの一方に前記増幅
用ファイバが接続され、該増幅用ファイバの他端がレー
ザに光学的に結合されたレーザモジュールピグテイルフ
ァイバの端部に接続され、前記増幅用ファイバとレーザ
モジュールピグテイルファイバとの接続部に信号光を反
射しレーザ光を通過させるフィルタを挿入していること
を最も主要な特徴とする。
【0008】
【作用】前述の手段によれば、光サーキュレータ及びバ
ンドパスフィルタを用いた光ファイバ増幅器の構造にす
ることにより、光ファイバカップラを使用せずに光ファ
イバ増幅器が構成できるので、カップラ部分での過剰損
失発生による利得の低下を防止することができる。
ンドパスフィルタを用いた光ファイバ増幅器の構造にす
ることにより、光ファイバカップラを使用せずに光ファ
イバ増幅器が構成できるので、カップラ部分での過剰損
失発生による利得の低下を防止することができる。
【0009】また、本発明において使用するバンドパス
フィルタの特性を狭帯域反射特性にすることにより、利
得の向上及び雑音特性の向上をはかることができる。
フィルタの特性を狭帯域反射特性にすることにより、利
得の向上及び雑音特性の向上をはかることができる。
【0010】ここで、図面を参照して本発明の光ファイ
バ増幅器の基本構成と動作原理を説明する。図1は、本
発明による光ファイバ増幅器の基本構成を説明するため
の模式構成図であり、1は光サーキュレータ、2は信号
入力用光ファイバ(以後、入力ファイバと称す)、3は
信号出力用光ファイバ(以後、出力ファイバと称す)、
4はバンドパスフィルタ、5は無反射終端、6は増幅用
光ファイバ、7は励起光源である。
バ増幅器の基本構成と動作原理を説明する。図1は、本
発明による光ファイバ増幅器の基本構成を説明するため
の模式構成図であり、1は光サーキュレータ、2は信号
入力用光ファイバ(以後、入力ファイバと称す)、3は
信号出力用光ファイバ(以後、出力ファイバと称す)、
4はバンドパスフィルタ、5は無反射終端、6は増幅用
光ファイバ、7は励起光源である。
【0011】前記光サーキュレータ1は、Bi置換YI
G等のファラディ効果(磁気光学効果)を有する素子に
より構成されており、その機能は各ポートに入力した光
を順々に伝達する素子である。すなわち、光サーキュレ
ータ1のポート1-1に入力した光はポート1-2に出力
され、ポート1-2に入力された光はポート1-3に出力
される。同様に、ポート1-3に入力された光はポート
1-4に出力され、ポート1-4に入力された光はポート
1-1に出力される。同時に、光サーキュレータでは、
各ポート間の伝達は、光アイソレータとしての特性を有
しており、ポート1-1からポート1-2への損失(順方
向損失)は低く(通常1dB程度)、ポート1-2からポ
ート1-1への損失(逆方向阻止比)は30dB以上とな
る。また、入射する信号光の偏波面に無依存で動作する
素子も実現されている。
G等のファラディ効果(磁気光学効果)を有する素子に
より構成されており、その機能は各ポートに入力した光
を順々に伝達する素子である。すなわち、光サーキュレ
ータ1のポート1-1に入力した光はポート1-2に出力
され、ポート1-2に入力された光はポート1-3に出力
される。同様に、ポート1-3に入力された光はポート
1-4に出力され、ポート1-4に入力された光はポート
1-1に出力される。同時に、光サーキュレータでは、
各ポート間の伝達は、光アイソレータとしての特性を有
しており、ポート1-1からポート1-2への損失(順方
向損失)は低く(通常1dB程度)、ポート1-2からポ
ート1-1への損失(逆方向阻止比)は30dB以上とな
る。また、入射する信号光の偏波面に無依存で動作する
素子も実現されている。
【0012】前記増幅用光ファイバ6は、石英系光ファ
イバ、多成分系光ファイバ、フッ化物系光ファイバ、カ
ルコゲナイド系光ファイバ等の光ファイバの少なくとも
コア部分に希土類元素等の誘導放出遷移を有するイオン
(活性イオン)を添加したものである。活性イオンの吸
収波長に対応する励起光と、誘導放出遷移に一致する波
長の信号光を同時にファイバ内に伝搬させることで、活
性イオンの誘導放出現象を介して信号光の増幅を行うも
のである。
イバ、多成分系光ファイバ、フッ化物系光ファイバ、カ
ルコゲナイド系光ファイバ等の光ファイバの少なくとも
コア部分に希土類元素等の誘導放出遷移を有するイオン
(活性イオン)を添加したものである。活性イオンの吸
収波長に対応する励起光と、誘導放出遷移に一致する波
長の信号光を同時にファイバ内に伝搬させることで、活
性イオンの誘導放出現象を介して信号光の増幅を行うも
のである。
【0013】前記バンドパスフィルタ4は、増幅用光フ
ァイバ6と励起用光源7のピグティル光ファイバの間に
設置されるものであり、励起光は透過し、信号光は反射
する特性を有する。このような特性のフィルタは、誘電
体多層コーティングにより実現できる。
ァイバ6と励起用光源7のピグティル光ファイバの間に
設置されるものであり、励起光は透過し、信号光は反射
する特性を有する。このような特性のフィルタは、誘電
体多層コーティングにより実現できる。
【0014】前記励起用光源7は、固体レーザ、半導体
レーザ等が使用される。
レーザ等が使用される。
【0015】前記無反射終端5は、光ファイバ端の斜め
研磨や、高屈折率液中に光ファイバを漬けることにより
実現されるもので、増幅された信号光が出力ファイバ中
で反射された場合に、ポート1-3からポート1-4を介
してポート1-1等に回り込むことを防ぐ。
研磨や、高屈折率液中に光ファイバを漬けることにより
実現されるもので、増幅された信号光が出力ファイバ中
で反射された場合に、ポート1-3からポート1-4を介
してポート1-1等に回り込むことを防ぐ。
【0016】次に、光ファイバ増幅器としての動作につ
いて説明する。まず、信号光の伝搬について説明する。
入力ファイバ2に入射した信号光は、光サーキュレータ
1のポート1-1よりポート1-2に出射される。ついで
信号光は、ポート1-2より増幅用光ファイバ6内を伝
搬し、バンドパスフィルタ4により反射され、再度増幅
用光ファイバ6内を逆方向に伝搬し、光サーキュレータ
1のポート1-2よりポート1-3に出射し、出力光ファ
イバ3より出射される。一方、励起光については、励起
用光源7よりピグテイル光ファイバを介して、バンドパ
スフィルタ4を透過し、増幅用光ファイバ6内を伝搬す
る。
いて説明する。まず、信号光の伝搬について説明する。
入力ファイバ2に入射した信号光は、光サーキュレータ
1のポート1-1よりポート1-2に出射される。ついで
信号光は、ポート1-2より増幅用光ファイバ6内を伝
搬し、バンドパスフィルタ4により反射され、再度増幅
用光ファイバ6内を逆方向に伝搬し、光サーキュレータ
1のポート1-2よりポート1-3に出射し、出力光ファ
イバ3より出射される。一方、励起光については、励起
用光源7よりピグテイル光ファイバを介して、バンドパ
スフィルタ4を透過し、増幅用光ファイバ6内を伝搬す
る。
【0017】ところで、増幅用光ファイバ6内では、以
上の説明から明らかなように、励起光及び信号光が同時
に伝搬されることから、信号光の増幅が行われる。最終
的に、入力ファイバ2に入射した信号光は、増幅され出
力ファイバ3より出射される。つまり、本発明は、光サ
ーキュレータ1とバンドパスフィルタ4を使用すること
により光増幅器が構成される。
上の説明から明らかなように、励起光及び信号光が同時
に伝搬されることから、信号光の増幅が行われる。最終
的に、入力ファイバ2に入射した信号光は、増幅され出
力ファイバ3より出射される。つまり、本発明は、光サ
ーキュレータ1とバンドパスフィルタ4を使用すること
により光増幅器が構成される。
【0018】ここで、前記光サーキュレータ1について
簡単に説明する。
簡単に説明する。
【0019】図2は、前記光サーキュレータ1の動作を
説明するための図であり、2-1,2-2,2-3は入出
力ファイバ、2-4,2-7,2-10はルチル結晶、2-
5,2-9はλ/4波長板(2-22,2-19)、2-
6,2-8は、45度回転ファラデーローテータであ
る。
説明するための図であり、2-1,2-2,2-3は入出
力ファイバ、2-4,2-7,2-10はルチル結晶、2-
5,2-9はλ/4波長板(2-22,2-19)、2-
6,2-8は、45度回転ファラデーローテータであ
る。
【0020】なお、前記ルチル結晶2-4,2-7,2-
10中に記載されている実線及び破線の矢印は、各々常
光線、異常光線に対する光路を示している。
10中に記載されている実線及び破線の矢印は、各々常
光線、異常光線に対する光路を示している。
【0021】まず、入力ファイバ2-1にx偏波を入力
した場合(2-11に偏波状態を図示)を説明する。ル
チル結晶2-4は、x偏波が常光線になるように設置し
てあるため、実線矢印に従い進みλ/4波長板2-5に
入射する。λ/4波長板2-5を通過し偏波面が45度
(2-13に図示、以後偏波面の角度表記はx軸から反
時計回りの角度で示す)となり、ファラデーローテータ
2-6を通過し偏波面が90度(2-14に図示)とな
る。ついで、ルチル結晶2-7に入射するが、このルチ
ル結晶2-7は、90度偏波が常光線になるように設置
されている。ルチル結晶2-7中の実線矢印に従い進行
した光は、ファラデーローテータ2-8を通過し135
度偏波(2-15に図示)になり、λ/4波長板2-9を
通過し90度偏波(2-16に図示)になる。最後のル
チル結晶2-10は、90度偏波が異常光線になるよう
に設置されており、その結果、光線は破線矢印の方向に
進み入出力ファイバ2-2より出射する。
した場合(2-11に偏波状態を図示)を説明する。ル
チル結晶2-4は、x偏波が常光線になるように設置し
てあるため、実線矢印に従い進みλ/4波長板2-5に
入射する。λ/4波長板2-5を通過し偏波面が45度
(2-13に図示、以後偏波面の角度表記はx軸から反
時計回りの角度で示す)となり、ファラデーローテータ
2-6を通過し偏波面が90度(2-14に図示)とな
る。ついで、ルチル結晶2-7に入射するが、このルチ
ル結晶2-7は、90度偏波が常光線になるように設置
されている。ルチル結晶2-7中の実線矢印に従い進行
した光は、ファラデーローテータ2-8を通過し135
度偏波(2-15に図示)になり、λ/4波長板2-9を
通過し90度偏波(2-16に図示)になる。最後のル
チル結晶2-10は、90度偏波が異常光線になるよう
に設置されており、その結果、光線は破線矢印の方向に
進み入出力ファイバ2-2より出射する。
【0022】入出力ファイバ2-2にY偏波を入力した
場合(2-17に偏波状態を図示)を説明する。ルチル
結晶2-10は、90度偏波(2-18に図示)が異常光
線になるように設置してあるため、破線矢印に従い進み
λ/4波長板2-9を通過し偏波面が135度(2-19
に図示)となり、ファラデーローテータ2-8を通過し
偏波面が180度(2-20に図示)となる。ついで、
ルチル結晶2-7に入射するが、このルチル結晶2-7は
90度偏波が常光線になるように設置されている。ルチ
ル結晶2-7中の破線矢印に従い進行した光は、ファラ
デーローテータ2-6を通過し225度偏波(2-21に
図示)になり、λ/4波長板2-5を通過し180度偏
波(2-22に図示)になる。最後のルチル結晶2-4
は、90度偏波が異常光線になるように設置されてお
り、その結果、光線は実線矢印の方向に進み入出力ファ
イバ2-3より出射する。
場合(2-17に偏波状態を図示)を説明する。ルチル
結晶2-10は、90度偏波(2-18に図示)が異常光
線になるように設置してあるため、破線矢印に従い進み
λ/4波長板2-9を通過し偏波面が135度(2-19
に図示)となり、ファラデーローテータ2-8を通過し
偏波面が180度(2-20に図示)となる。ついで、
ルチル結晶2-7に入射するが、このルチル結晶2-7は
90度偏波が常光線になるように設置されている。ルチ
ル結晶2-7中の破線矢印に従い進行した光は、ファラ
デーローテータ2-6を通過し225度偏波(2-21に
図示)になり、λ/4波長板2-5を通過し180度偏
波(2-22に図示)になる。最後のルチル結晶2-4
は、90度偏波が異常光線になるように設置されてお
り、その結果、光線は実線矢印の方向に進み入出力ファ
イバ2-3より出射する。
【0023】以上直線偏波入射について示したが、任意
の偏波に対して図2の素子は動作する。
の偏波に対して図2の素子は動作する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0025】(実施例1)本実施例1は、図1に示すも
のと同一の光ファイバ増幅器構成とした。増幅用光ファ
イバとしては、Prを500ppm.wt添加したZrF-Ba
F-LiF-YF-AlF-NaF(ZBYLiAN)系単一モー
ドフッ化物ガラス光ファイバである。コアクラッド間の
比屈折率差は3.5%、カットオフ波長は0.8μmであ
る。励起用光源は、発振波長1.017μmのInGaAs
系歪量子井戸構造レーザであり、200mAの駆動電流に
よりピグテイルファイバ出力80mWを得た。高い励起光
量を実現するために、同一特性の半導体レーザを使用し
た励起用光源を2個用意し、偏波合成の技術により合波
し、トータルでのピグテイルファイバ出力125mWを実
現した。
のと同一の光ファイバ増幅器構成とした。増幅用光ファ
イバとしては、Prを500ppm.wt添加したZrF-Ba
F-LiF-YF-AlF-NaF(ZBYLiAN)系単一モー
ドフッ化物ガラス光ファイバである。コアクラッド間の
比屈折率差は3.5%、カットオフ波長は0.8μmであ
る。励起用光源は、発振波長1.017μmのInGaAs
系歪量子井戸構造レーザであり、200mAの駆動電流に
よりピグテイルファイバ出力80mWを得た。高い励起光
量を実現するために、同一特性の半導体レーザを使用し
た励起用光源を2個用意し、偏波合成の技術により合波
し、トータルでのピグテイルファイバ出力125mWを実
現した。
【0026】無反射終端は、当該ファイバの端部を10
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。使用した光サーキュレー
タ1は、動作波長1.30μmで偏波無依存動作するもの
であり、順方向挿入損失1.0dBで逆方向阻止比は30
dBであった。
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。使用した光サーキュレー
タ1は、動作波長1.30μmで偏波無依存動作するもの
であり、順方向挿入損失1.0dBで逆方向阻止比は30
dBであった。
【0027】バンドパスフィルタ4の設置は、励起用光
源のピグテイルファイバ端、及びそれに接続されるPr
添加フッ化物光ファイバ端には、各々ガラス製V溝ブロ
ックが装着され端面研磨されている。バンドパスフィル
タ4は、励起用光源のピグテイルファイバ端のV溝端面
に、直接真空蒸着により誘電体多層膜を形成したもので
あり、波長1.017μmでの透過率98%、波長1.2
5〜1.35μmでの反射率98%である。端面にバンド
パスフィルタが蒸着されたピグテイルファイバのV溝ブ
ロックと、Pr添加光ファイバのV溝ブロックは、相互
のコア位置が一致するように整列した状態で、UV接着
剤により接着固定した。
源のピグテイルファイバ端、及びそれに接続されるPr
添加フッ化物光ファイバ端には、各々ガラス製V溝ブロ
ックが装着され端面研磨されている。バンドパスフィル
タ4は、励起用光源のピグテイルファイバ端のV溝端面
に、直接真空蒸着により誘電体多層膜を形成したもので
あり、波長1.017μmでの透過率98%、波長1.2
5〜1.35μmでの反射率98%である。端面にバンド
パスフィルタが蒸着されたピグテイルファイバのV溝ブ
ロックと、Pr添加光ファイバのV溝ブロックは、相互
のコア位置が一致するように整列した状態で、UV接着
剤により接着固定した。
【0028】図3に本実施例1の光ファイバ増幅器にお
ける励起光量に対する増幅利得の測定結果を示す。信号
波長は1.30μmであり、入射光量は−45dBmであ
る。励起光量20mWで利得0dB(無損失動作)を、励
起光量125mWで信号利得32dBを実現した。
ける励起光量に対する増幅利得の測定結果を示す。信号
波長は1.30μmであり、入射光量は−45dBmであ
る。励起光量20mWで利得0dB(無損失動作)を、励
起光量125mWで信号利得32dBを実現した。
【0029】図4は、その増幅利得の信号光波長依存性
を示す図である。励起光量は100mW、入射した信号光
量は−45dBmである。最大信号光利得は1.31μmで
得られており30dBであった。3dB利得が低下する波
長幅は約30nmであった。
を示す図である。励起光量は100mW、入射した信号光
量は−45dBmである。最大信号光利得は1.31μmで
得られており30dBであった。3dB利得が低下する波
長幅は約30nmであった。
【0030】(実施例2)本実施例2は、図1に示すも
のと同一の光ファイバ増幅器構成とした。増幅用光ファ
イバとしては、Erを100ppm.wt添加したSiO2-Ge
O2-Al2O3コア単一モード石英系光ファイバである。
コアクラッド間の比屈折率差は1.0%、カットオフ波
長は0.9μmである。励起用光源は、発振波長0.98
μmのInGaAs系歪量子井戸構造レーザであり、18
0mAの駆動電流によりピグテイルファイバ出力50mWを
得た。本実施例2では、励起には半導体レーザ1個のみ
を使用した。
のと同一の光ファイバ増幅器構成とした。増幅用光ファ
イバとしては、Erを100ppm.wt添加したSiO2-Ge
O2-Al2O3コア単一モード石英系光ファイバである。
コアクラッド間の比屈折率差は1.0%、カットオフ波
長は0.9μmである。励起用光源は、発振波長0.98
μmのInGaAs系歪量子井戸構造レーザであり、18
0mAの駆動電流によりピグテイルファイバ出力50mWを
得た。本実施例2では、励起には半導体レーザ1個のみ
を使用した。
【0031】無反射終端は、当該ファイバの端部を10
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。
【0032】使用した光サーキュレータ1は、動作波長
1.55μmであり、偏波無依存動作するもので順方向挿
入損失1.0dBであり、逆方向阻止比は30dBであっ
た。
1.55μmであり、偏波無依存動作するもので順方向挿
入損失1.0dBであり、逆方向阻止比は30dBであっ
た。
【0033】バンドパスフィルタの設置は、励起用光源
のピグテイルファイバ端とEr添加光ファイバ端を別個
にマイクロトーチの火炎により加熱しコアのドーパント
を拡散させ、1.55μmでのモードフィールド径を15
μmに拡大する。ついで、モードフィールドを拡大した
部分で両ファイバを切断し、融着接続する。融着接続さ
れたファイバは、シリコン基盤上にUV硬化接着剤によ
り接着固定し、融着接続部をファイバに直角方向に30
μmの幅でカットする。
のピグテイルファイバ端とEr添加光ファイバ端を別個
にマイクロトーチの火炎により加熱しコアのドーパント
を拡散させ、1.55μmでのモードフィールド径を15
μmに拡大する。ついで、モードフィールドを拡大した
部分で両ファイバを切断し、融着接続する。融着接続さ
れたファイバは、シリコン基盤上にUV硬化接着剤によ
り接着固定し、融着接続部をファイバに直角方向に30
μmの幅でカットする。
【0034】一方、バンドパスフィルタ4は、厚さ30
μm(形状は、一辺が0.5mmの正方形)のポリイミド膜
上に誘電体多層膜を形成したものであり、その特性は、
波長0.98μmでの透過率98%、波長1.50〜1.6
0μmでの反射率98%である。このバンドパスフィル
タチップを、前述のファイバの切断部分に挿入した後U
V接着剤で固定した。
μm(形状は、一辺が0.5mmの正方形)のポリイミド膜
上に誘電体多層膜を形成したものであり、その特性は、
波長0.98μmでの透過率98%、波長1.50〜1.6
0μmでの反射率98%である。このバンドパスフィル
タチップを、前述のファイバの切断部分に挿入した後U
V接着剤で固定した。
【0035】図5に励起光量に対する増幅利得の測定結
果を示す。信号波長は1.55μmであり、入射光量は−
45dBmである。励起光量約10mWで利得0dB(無損
失動作)を、励起光量50mWで信号利得30dBを実現
した。
果を示す。信号波長は1.55μmであり、入射光量は−
45dBmである。励起光量約10mWで利得0dB(無損
失動作)を、励起光量50mWで信号利得30dBを実現
した。
【0036】図6は、増幅利得の信号光波長依存性であ
る。励起光量30mW、入射した信号光量は−45dBmで
ある。最大信号光利得は1.533μmで得られており2
7dBであった。一方、Er添加光ファイバの第2の増
幅ピークである波長1.550μmでは信号光利得23d
Bが得られた。
る。励起光量30mW、入射した信号光量は−45dBmで
ある。最大信号光利得は1.533μmで得られており2
7dBであった。一方、Er添加光ファイバの第2の増
幅ピークである波長1.550μmでは信号光利得23d
Bが得られた。
【0037】(実施例3)本実施例3は、実施例2の構
成において使用するバンドパスフィルタ4を以下のよう
な特性を有する複合型フィルタに交換した。波長0.9
8μmの励起光の波長領域では透過率98%であり、中
心波長1.550μm、半値全幅1nm、中心波長での反
射率95%の狭帯域の反射特性である。増幅特性は、信
号光波長を1.550μm(入射信号光量−45dBm)で
励起光量50mWで信号光利得において波長1.550μm
以外のASE(蛍光成分が増幅された光)が反射されな
いために、Er添加光ファイバ内でのASE光量が実施
例2に比べて低く抑えられるためである。
成において使用するバンドパスフィルタ4を以下のよう
な特性を有する複合型フィルタに交換した。波長0.9
8μmの励起光の波長領域では透過率98%であり、中
心波長1.550μm、半値全幅1nm、中心波長での反
射率95%の狭帯域の反射特性である。増幅特性は、信
号光波長を1.550μm(入射信号光量−45dBm)で
励起光量50mWで信号光利得において波長1.550μm
以外のASE(蛍光成分が増幅された光)が反射されな
いために、Er添加光ファイバ内でのASE光量が実施
例2に比べて低く抑えられるためである。
【0038】(実施例4)実施例4は、実施例1と同様
に図1に示すものと同一の光増幅器構成とした。増幅用
光ファイバとしては、Prを500ppm.wt添加したZr
F-BaF-LiF-YF-AlF-NaF(ZBYLiAN)系単
一モードフッ化物ガラス光ファイバである。コアクラッ
ド間の比屈折率差は3.5%、カットオフ波長は0.8μ
mである。
に図1に示すものと同一の光増幅器構成とした。増幅用
光ファイバとしては、Prを500ppm.wt添加したZr
F-BaF-LiF-YF-AlF-NaF(ZBYLiAN)系単
一モードフッ化物ガラス光ファイバである。コアクラッ
ド間の比屈折率差は3.5%、カットオフ波長は0.8μ
mである。
【0039】励起用光源は、発振波長1.017μmのI
nGaAs系歪量子井戸構造レーザであり、200mAの
駆動電流によりピグテイルファイバ出力80mWを得た。
高い励起光量を実現するために、同一特性の半導体レー
ザを使用した励起用光源を2個用意し、偏波合波の技術
により合波し、トータルでのピグテイルファイバ出力1
25mWを実現した。
nGaAs系歪量子井戸構造レーザであり、200mAの
駆動電流によりピグテイルファイバ出力80mWを得た。
高い励起光量を実現するために、同一特性の半導体レー
ザを使用した励起用光源を2個用意し、偏波合波の技術
により合波し、トータルでのピグテイルファイバ出力1
25mWを実現した。
【0040】無反射終端は、当該ファイバの端部を10
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。
【0041】使用した光サーキュレータは、動作波長
1.30μmであり、偏波無依存動作するものであり順方
向挿入損失1.0dBであり、逆方向阻止比は30dBで
あった。
1.30μmであり、偏波無依存動作するものであり順方
向挿入損失1.0dBであり、逆方向阻止比は30dBで
あった。
【0042】バンドパスフィルタ4の設置は、励起用光
源のピグテイルファイバ端、及びそれに接続されるPr
添加フッ化物光ファイバ端には、各々ガラス製V溝ブロ
ックが装着され端面研磨されている。図7に示すよう
に、バンドパスフィルタ4は、励起用光源に接続された
ピグテイルファイバ上に機械加工により作製されたグレ
ーティングにより行った。具体的には、当該ファイバと
100mm半径の円弧状に溝を切られたブロック7-1に
光ファイバ7-2を埋め込んだ後、ブロック上にホトリ
ソグラフィー技術を用いてホログラフィック・グレーテ
ィング7-3を作製した。グレーティングのブレーズ波
長は、1.31μmで最大回折効率が得られるように調整
した。当該グレーティングの波長1.017μmでの透過
率は90%、波長1.31μmでの反射率98%である。
反射特性は、中心波長1.31μm、半値全幅0.1nmで
あった。
源のピグテイルファイバ端、及びそれに接続されるPr
添加フッ化物光ファイバ端には、各々ガラス製V溝ブロ
ックが装着され端面研磨されている。図7に示すよう
に、バンドパスフィルタ4は、励起用光源に接続された
ピグテイルファイバ上に機械加工により作製されたグレ
ーティングにより行った。具体的には、当該ファイバと
100mm半径の円弧状に溝を切られたブロック7-1に
光ファイバ7-2を埋め込んだ後、ブロック上にホトリ
ソグラフィー技術を用いてホログラフィック・グレーテ
ィング7-3を作製した。グレーティングのブレーズ波
長は、1.31μmで最大回折効率が得られるように調整
した。当該グレーティングの波長1.017μmでの透過
率は90%、波長1.31μmでの反射率98%である。
反射特性は、中心波長1.31μm、半値全幅0.1nmで
あった。
【0043】励起光量が150mW、入射した信号光量が
−45dBmの条件において、最大信号光利得は1.31
μmで得られており30dBであった。3dB利得が低下
する波長幅はグレーテイングの特性を反映して約0.0
5nmであった。
−45dBmの条件において、最大信号光利得は1.31
μmで得られており30dBであった。3dB利得が低下
する波長幅はグレーテイングの特性を反映して約0.0
5nmであった。
【0044】(実施例5)実施例5は、実施例4と同様
に図1に示すものと同一の光増幅器構成とした。増幅用
光ファイバとしては、Prを500ppm.wt添加したPr
をZrF-BaF-LiF-YF-AlF-NaF(ZBYLiA
N)系単一モードフッ化物ガラス光ファイバである。コ
アクラッド間の比屈折率差は3.5%、カットオフ波長
は0.8μmである。励起用光源は、発振波長1.017
μmのInGaAs系歪量子井戸構造レーザであり、200
mAの駆動電流によりピグテイルファイバ出力80mWを得
た。高い励起光量を実現するために、同一特性の半導体
レーザを使用した励起用光源を2個用意し、偏波合成の
技術により合波し、トータルでのピグテイルファイバ出
力125mWを実現した。
に図1に示すものと同一の光増幅器構成とした。増幅用
光ファイバとしては、Prを500ppm.wt添加したPr
をZrF-BaF-LiF-YF-AlF-NaF(ZBYLiA
N)系単一モードフッ化物ガラス光ファイバである。コ
アクラッド間の比屈折率差は3.5%、カットオフ波長
は0.8μmである。励起用光源は、発振波長1.017
μmのInGaAs系歪量子井戸構造レーザであり、200
mAの駆動電流によりピグテイルファイバ出力80mWを得
た。高い励起光量を実現するために、同一特性の半導体
レーザを使用した励起用光源を2個用意し、偏波合成の
技術により合波し、トータルでのピグテイルファイバ出
力125mWを実現した。
【0045】無反射終端は、当該ファイバの端部を10
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。
度の角度に斜め研磨した後、高屈折率のマッチングオイ
ル(ND:1.6)中に漬けた。
【0046】使用した光サーキュレータ1は、動作波長
1.30μmであり、偏波無依存動作するもので順方向挿
入損失1.0dBであり、逆方向阻止比は30dBであっ
た。
1.30μmであり、偏波無依存動作するもので順方向挿
入損失1.0dBであり、逆方向阻止比は30dBであっ
た。
【0047】バンドパスフィルタ4の設置は、励起用光
源のピグテイルファイバ端、及びそれに接続されるPr
添加フッ化物光ファイバ端には、各々ガラス製V溝ブロ
ックが装着され端面研磨されている。バンドパスフィル
タは、ピグテイルファイバ上に光誘起屈折率変化現象を
利用してファイバグレーティングを作製した。
源のピグテイルファイバ端、及びそれに接続されるPr
添加フッ化物光ファイバ端には、各々ガラス製V溝ブロ
ックが装着され端面研磨されている。バンドパスフィル
タは、ピグテイルファイバ上に光誘起屈折率変化現象を
利用してファイバグレーティングを作製した。
【0048】その作製方法を図8を用いて説明する。当
該ファイバ(8-5)を平面基板上に固定した後、アレ
キサンドライトレーザ8-1の4次高長波(波長0.24
μm)を用いた。レーザ光を、ビームエキスパンダ8-2
で拡大・平行ビーム化した後、ハーフミラー8-4、可
動全反射ミラー8-3により構成される2光束干渉系に
より、当該ファイバ8-5上に干渉縞を形成した(干渉
縞を8-6に図示)。干渉縞の各ピーク位置では、ファ
イバコア内に添加されたGeO2の吸収飽和し、その結
果として屈折率が変化する。この結果、ファイバ内に屈
折率グレーティングが作製できる。当該グレーティング
の波長1.017μmでの透過率は95%、波長1.31
μmでの反射率99%である。反射特性は、中心波長1.
31μm、半値全幅0.05nmであった。
該ファイバ(8-5)を平面基板上に固定した後、アレ
キサンドライトレーザ8-1の4次高長波(波長0.24
μm)を用いた。レーザ光を、ビームエキスパンダ8-2
で拡大・平行ビーム化した後、ハーフミラー8-4、可
動全反射ミラー8-3により構成される2光束干渉系に
より、当該ファイバ8-5上に干渉縞を形成した(干渉
縞を8-6に図示)。干渉縞の各ピーク位置では、ファ
イバコア内に添加されたGeO2の吸収飽和し、その結
果として屈折率が変化する。この結果、ファイバ内に屈
折率グレーティングが作製できる。当該グレーティング
の波長1.017μmでの透過率は95%、波長1.31
μmでの反射率99%である。反射特性は、中心波長1.
31μm、半値全幅0.05nmであった。
【0049】励起光量が150mW、入射した信号光量が
−45dBmの条件において、最大信号光利得は1.13
μmで得られており33dBであった。3dB利得が低下
する波長幅はグレーティングの特性を反映して約0.1
オングストロームであった。
−45dBmの条件において、最大信号光利得は1.13
μmで得られており33dBであった。3dB利得が低下
する波長幅はグレーティングの特性を反映して約0.1
オングストロームであった。
【0050】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0051】例えば、本発明において述べた光ファイバ
増幅器の構成は、Pr添加フッ化物光ファイバやEr添
加石英系光ファイバに限定されるものでないことは明ら
かである。使用する増幅用光ファイバとしては、マトリ
ックスガラスとしてフッ化物ガラス、石英系ガラス、多
成分系ガラス、ゲルマニウム系ガラス、カルコゲナイド
系ガラス等の幅広いガラスが使用でき、活性イオンとし
てはHo,Tm,Ni,Cr等のレーザ遷移を有する遷
移金属イオン及び希土類イオン等が使用できる。
増幅器の構成は、Pr添加フッ化物光ファイバやEr添
加石英系光ファイバに限定されるものでないことは明ら
かである。使用する増幅用光ファイバとしては、マトリ
ックスガラスとしてフッ化物ガラス、石英系ガラス、多
成分系ガラス、ゲルマニウム系ガラス、カルコゲナイド
系ガラス等の幅広いガラスが使用でき、活性イオンとし
てはHo,Tm,Ni,Cr等のレーザ遷移を有する遷
移金属イオン及び希土類イオン等が使用できる。
【0052】また、使用する増幅用光ファイバに合わせ
て、バンドパスフィルタの特性及び光サーキュレータの
動作波長を選択することにより、事実上ほぼ全ての光フ
ァイバ増幅器に本発明の構成が適用できることは当然で
ある。
て、バンドパスフィルタの特性及び光サーキュレータの
動作波長を選択することにより、事実上ほぼ全ての光フ
ァイバ増幅器に本発明の構成が適用できることは当然で
ある。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、光ファイバカップラを使用せずに光ファイバ増幅器
を構成することができるので、構成が単純化され、カッ
プラ部分での過剰損失発生による利得の低下を防止する
ことができる。
ば、光ファイバカップラを使用せずに光ファイバ増幅器
を構成することができるので、構成が単純化され、カッ
プラ部分での過剰損失発生による利得の低下を防止する
ことができる。
【0054】また、本発明において使用するバンドパス
フィルタの特性を狭帯域反射特性にすることにより、利
得の向上及び雑音特性の向上をはかることができる。
フィルタの特性を狭帯域反射特性にすることにより、利
得の向上及び雑音特性の向上をはかることができる。
【図1】 本発明による光ファイバ増幅器の基本構成を
説明するための模式構成図、
説明するための模式構成図、
【図2】 本発明による光ファイバ増幅器の光サーキュ
レータの動作を説明するための図、
レータの動作を説明するための図、
【図3】 本発明の実施例1の光ファイバ増幅器の励起
光量に対する増幅利得の測定結果を示す図、
光量に対する増幅利得の測定結果を示す図、
【図4】 本実施例1における増幅利得の信号光波長依
存性を示す図、
存性を示す図、
【図5】 本発明の実施例2の光ファイバ増幅器におけ
る励起光量に対する増幅利得の測定結果を示す図、
る励起光量に対する増幅利得の測定結果を示す図、
【図6】 本実施例2における増幅利得の信号光波長依
存性を示す図、
存性を示す図、
【図7】 本発明の実施例4の光ファイバ増幅器で使用
したファイバ形グレーティングを示す図、
したファイバ形グレーティングを示す図、
【図8】 本発明の実施例5の光ファイバ増幅器で使用
したファイバ形グレーティングの作製方法を説明するた
めの図。
したファイバ形グレーティングの作製方法を説明するた
めの図。
【図9】 従来技術で構成した光ファイバ増幅器の概略
構成説明するための図。
構成説明するための図。
【符号の説明】 1…光サーキュレータ、1-1,1-2,1-3,1-4…
ポート、2…入力ファイバ、2-1,2-2,2-3…入
出力ファイバ、2-4,2-7,2-9…ルチル結晶、2-
6,2-8…ファラデーローテータ、2-11〜2-22
…各偏波状態を示す図、3…出力ファイバ、4…バンド
パスフィルタ、5…無反射終端、6…増幅用光ファイ
バ、7…励起光源、7-1…ブロック、7-2…光ファイ
バ、7-3…グレーテイング、8-1…4次高長波(波長
0.42μm)発振アレキサンドライトレーザ、8-2…
ビームエキスパンダ、8-3…可動形全反射ミラー、8-
4…ハーフミラー、8-5…基板上に固定したファイ
バ、8-6…干渉縞の光強度分布、9…希土類添加光フ
ァイバ、10…WDMファイバカップラ、11…半導体
レーザ、12…偏波無依存動作アイソレータ、13…出
力用光ファイバ。
ポート、2…入力ファイバ、2-1,2-2,2-3…入
出力ファイバ、2-4,2-7,2-9…ルチル結晶、2-
6,2-8…ファラデーローテータ、2-11〜2-22
…各偏波状態を示す図、3…出力ファイバ、4…バンド
パスフィルタ、5…無反射終端、6…増幅用光ファイ
バ、7…励起光源、7-1…ブロック、7-2…光ファイ
バ、7-3…グレーテイング、8-1…4次高長波(波長
0.42μm)発振アレキサンドライトレーザ、8-2…
ビームエキスパンダ、8-3…可動形全反射ミラー、8-
4…ハーフミラー、8-5…基板上に固定したファイ
バ、8-6…干渉縞の光強度分布、9…希土類添加光フ
ァイバ、10…WDMファイバカップラ、11…半導体
レーザ、12…偏波無依存動作アイソレータ、13…出
力用光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 泰丈 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 誘導放出遷移を有するイオンを少なくと
もコア部分に含有し、光励起により反転分布を形成して
特定の波長において光増幅作用を有する光増幅用ファイ
バを備える光ファイバ型増幅器において、4ポートを有
する光サーキュレータを使用し、信号入力用及び信号出
力用の2本のファイバが光サーキュレータの互いに光学
的に結合してない2箇所のポートに接続され、前記光サ
ーキュレータの残されたポートのうちの一方に前記増幅
用ファイバが接続され、該増幅用ファイバの他端がレー
ザに光学的に結合されたレーザモジュールピグテイルフ
ァイバの端部に接続され、前記増幅用ファイバとレーザ
モジュールピグテイルファイバとの接続部に信号光を反
射しレーザ光を通過させるフィルタを挿入していること
を特徴とする光ファイバ増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22367592A JPH0677570A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 光ファイバ増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22367592A JPH0677570A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 光ファイバ増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677570A true JPH0677570A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16801888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22367592A Pending JPH0677570A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 光ファイバ増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677570A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000077758A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-14 | Kdd Corp | 光増幅器及び光伝送システム |
JP2004282793A (ja) * | 2004-06-23 | 2004-10-07 | Fujitsu Ltd | 光送信システム |
US8077385B2 (en) * | 2008-10-28 | 2011-12-13 | Industrial Technology Research Institute | Reconfigurable optical amplifier, reversible optical circulator, and optical signal transmission system |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP22367592A patent/JPH0677570A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000077758A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-14 | Kdd Corp | 光増幅器及び光伝送システム |
JP2004282793A (ja) * | 2004-06-23 | 2004-10-07 | Fujitsu Ltd | 光送信システム |
US8077385B2 (en) * | 2008-10-28 | 2011-12-13 | Industrial Technology Research Institute | Reconfigurable optical amplifier, reversible optical circulator, and optical signal transmission system |
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