JP3197568U - 階段用スロープ - Google Patents
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Abstract
【課題】凹凸のある階段に平坦な傾斜面を形成し、この平坦な傾斜面を、ペット歩行用あるいは荷物ガイド用とすることにより、ペットや作業者が階段を上り下りする際の衝撃を軽減する階段用スロープを提供する。【解決手段】建物に設けられた階段1に沿って設けられる階段用スロープ5であって、前記階段の幅方向の一側部において、この階段の上部を、所定幅の範囲で、かつ、前記階段の下端部から上端部に至る全長にわたって覆うように配置されるスロープボード6を備え、このスロープボードと前記建物との間に、前記スロープボードの位置ずれを防止するための係止手段7が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、階段用スロープに関わり、特に、建物の階段に設けられる階段用スロープに関するものである。
従来、たとえば、ペットを飼育する環境にあっては、ペットが家具や遊具に上り下りする際の補助具として、あるいは、荷物の上げ下げ等のために階段用スロープが用いられている。
このような階段用スロープとして、たとえば、特許文献1に示されるように、支持板にスロープ板を揺動可能に連結しておき、前記スロープ板の揺動角度を調整して、このスロープ板の揺動端部の高さを、家具や遊具の高さに合わせるとともに、このスロープ板を前記家具や遊具に沿わせるように設置して使用するようになっている。
前述した従来の階段用スロープは、家具や遊具といった比較的低い場所への上り下りを補助するものである。
また、家具や遊具の垂直な側面に沿って設置されることにより、この垂直な側面を緩やかな斜面に変換するようにしたものである。
また、家具や遊具の垂直な側面に沿って設置されることにより、この垂直な側面を緩やかな斜面に変換するようにしたものである。
しかしながら、建物には、前述した家具や遊具よりも高い位置への移動のために、階段等の昇降手段が設けられており、当然、ペットも前記階段を上り下りする。
ここで、ペットは、前述した階段を上り下りする際、階段の蹴上げの高さ分、垂直方向に飛躍若しくは降下しなければならない。
そのために、階段の上り下りの都度、足の関節や腰などに衝撃が加わり、ペットにとって好ましくない現象が生じる。
また、荷物等の上げ下ろしに際しては、荷物を持ったまま、階段の昇降を行なわなければならず、膝への負担が大きい。
そのために、階段の上り下りの都度、足の関節や腰などに衝撃が加わり、ペットにとって好ましくない現象が生じる。
また、荷物等の上げ下ろしに際しては、荷物を持ったまま、階段の昇降を行なわなければならず、膝への負担が大きい。
このような不具合を解消しようとして、従来の階段用スロープを用いようとした場合、鉛直面に沿わせるようにして用いられる構造上、全体として傾斜した階段への適用が困難である。
また、前述したスロープ板を、前記階段の蹴上げに沿うように設置して、上下の踏面間に傾斜面を形成することは可能であるが、そのためには、階段の段数分の階段用スロープを設置しなければならない。
また、前述したスロープ板を、前記階段の蹴上げに沿うように設置して、上下の踏面間に傾斜面を形成することは可能であるが、そのためには、階段の段数分の階段用スロープを設置しなければならない。
本考案は、前述した従来の技術において残されている問題点を解決せんとしてなされたもので、階段状の斜面に連続した傾斜面を容易に形成することのできる階段用スロープを提供することを課題とする。
本考案の階段用スロープは、前述した課題を解決するために、建物に設けられた階段に沿って設けられる階段用スロープであって、前記階段の幅方向の一側部において、この階段の上部を、所定幅の範囲で、かつ、前記階段の下端部から上端部に至る全長にわたって覆うように配置されるスロープボードを備え、このスロープボードと前記建物との間に、前記スロープボードの位置ずれを防止するための係止手段が設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、前記スロープボードにより、前記階段の踏面間に形成される凹部を塞いで、前記階段の最上段の面と前記階段が立ち上げられた建物の面(たとえば床面)との間に連続した傾斜面を形成することができる。
ペットは、前述したように配置されたスロープボード上を行き来することにより、前記階段部分の上り下りを行なう。
ここで、前記ペットの歩行面が、前記スロープボードによって、角度が一定な傾斜面となされていることから、前記ペットは、一定した姿勢を保ちつつ上り下りを行なうことができ、階段の上り下りの際に生じる衝撃力が大幅に緩和される。
また、荷物の上げ下げの際には、この荷物を前記スロープボード上を滑らせるようにして上げ下げすることができ、作業者への負荷を軽減しつつ荷物の上げ下げの作業を行なうことができる。
また、荷物の上げ下げの際には、この荷物を前記スロープボード上を滑らせるようにして上げ下げすることができ、作業者への負荷を軽減しつつ荷物の上げ下げの作業を行なうことができる。
そして、前記スロープボードは、前記係止手段によって前記建物に対する位置ずれが防止されていることにより、前述したペットの歩行時においても安定した状態に保持される。
これによって、ペットの歩行がより安定したものとなり、足腰にかかる無理な力が軽減されて、ペットの健康維持が図られる。
これによって、ペットの歩行がより安定したものとなり、足腰にかかる無理な力が軽減されて、ペットの健康維持が図られる。
本考案においては、前記スロープボードの上端面を、前記階段の最上段の面に連続させておくことが好ましい。
これは、歩行面となる前記スロープボードの上面と、前記階段の最上段の面とを滑らかかに連続させて、前記スロープボードから前記最上段の面への乗り移りを円滑なものとするためである。
具体的には、前記スロープボードの上端部を、水平面に沿うように切り込むことで実現でき、これによって、前記スリープボードの上面と上端面との挾角を広げて、前記スロープボードの上面から前記階段の最上段の面に至る連結部を滑らかなものとすることができる。
また、前記スロープボードの下端面を、前記建物の、前記階段の最下段が立ち上げられた面と略平行となるように形成することが好ましい。
このような構成とすることにより、前記スロープボードの下端と、建物の前記階段の最下段が立ち上げられた面とを、極力面接触させるためであり、この面接触により、前記スロープボードの収まりをよくするとともに、前記階段の最下段が立ち上げられた面との滑りを極力抑制するためである。
一方、前記スロープボードの表面に滑り止めシートを装着することにより、このスロープボード上を歩行するペットの足の滑りを抑制して、その歩行を容易にすることもできる。
また、前記スロープボードの側縁部に、前記スロープボードの表面から所定高さ突出させられた落下防止柵を、前記スロープボードの長さ方向全長にわたって設けておき、階段部分を上り下りするペットの踏み外しを防止するようにしてもよい。
また、前記係止手段として、蝶番を用い、この蝶番を、前記スロープボードの下端部と前記建物との間に介装することによって前記スロープボードの位置づれを防止するようにすることができる。
このような構成とすることにより、前記スロープボードの、前記建物に対する角度を調整することが可能となって、このスロープボードが設置される階段の傾斜に容易に対応させることができる。
さらに、前記係止手段を、前記スロープボードの側縁部と前記建物の壁部とを連結する連結金物とすることにより、前記スロープボードの幅方向への動きを拘束して、このスロープボードをより安定した状態で設置することができる。
さらに、前記係止手段を、前記スロープボードの下端部および上端部に連設され、前記建物の下階の床面および上階の床面にそれぞれ載置される係止板とすることにより、前記スロープボードの両端部を、前記建物の床面に広い面積で接触させて、前記スロープボードの滑りを抑制することができる。
一方、前記階段が平面視で屈曲して形成されて、その屈曲部に踊り場が設けられた構成である場合、この踊り場に、その上方に間隔をおいて連結ボードを設置し、この連結ボードに、前記踊り場から下方に伸びる階段を覆って設けられるスロープボードと、前記踊り場から上方に伸びる階段を覆って設けられるスロープボードをそれぞれ連結し、かつ、前記連結ボードと前記踊り場との間、および、各スロープボードと各階段との間に、これらの間隔を保持する支持手段を設けることによって、前述した屈曲形状の階段への適用が可能となる。
また、前記スロープボードを、複数のボード構成体を、その長さ方向に相互に摺動可能に嵌合して構成することもできる。
このような構成とすることにより、前記複数のボード構成体の重畳長さを調整することにより、前記スロープボードの長さを、前記階段の高さに合わせることができ、その汎用性を高めることができる。
本考案の階段用スロープによれば、凹凸のある階段に平坦な傾斜面を形成し、この平坦な傾斜面を、ペット歩行面や荷物のガイド面とすることにより、階段を上り下りする際の、ペットや作業者へ作用する衝撃を軽減することができる。
以下、本考案の第1実施形態を図1および図2を参照して説明する。
これらの図において、符号1は、屋内に設置された直線状の階段を示し、下階の床面2と上階の床面3との間で、かつ、前記床面2に立設された壁4に沿うように設置されている。
これらの図において、符号1は、屋内に設置された直線状の階段を示し、下階の床面2と上階の床面3との間で、かつ、前記床面2に立設された壁4に沿うように設置されている。
そして、前記階段1の上部で、前記壁4寄りの端部に、本実施形態に係わる階段用スロープ5が設けられている。
この階段用スロープ5は、長尺な平板によって所定の幅と長さに形成されたスロープボード6と、このスロープボード6の固定をなす係止手段7とによって構成されている。
前記スロープボード6は、前記階段1の幅方向の一端部を、前記階段1の長さ方向に覆って配設され、その下面が、前記階段1の蹴上げ1aと踏面1bとが交差する角部に接触することにより、前記階段1に支持されている。
そして、前記スロープボード6の下端部6aは、このスロープボード6が前記階段1を覆って配置された状態において、前記建物の下階の床面2と平行な面に形成され、また、上端部6bは、前記上階の床面3と略同一面上に位置する面となされている。
また、前記スロープボード6は、その一側縁が、前記壁4に当接するように配設されている。
このように配設される前記スロープボード6は、その下端部6aにおいて、前記下階の床面2に面接触させられており、この下端部6aにおいて、前記下階の床面2に前記係止手段7によって連結されている。
前記係止手段7は、本実施形態においては蝶番が用いられ、前記スロープボード6の下端部に形成されている凹部8内に収容された状態で、前記スロープボード6の下端部6aと前記下階の床面2とに固定されている。
したがって、前記スロープボード6は、その下端部6aにおいて、前記係止部材7を中心として、前記下階の床面2に回動可能に支持され、かつ、前記階段1を覆うように当接させた状態において、その上端部6bが、前記上階の床面3と略連続させられた状態に保持される。
さらに、本実施形態においては、前記スロープボード6の下面で、前記壁4側の側縁には、この側縁を前記壁4に固定するためのL型金物からなる係止手段9が複数設けられており、これらの係止手段9によって前記スロープボード6の幅方向への動きが拘束されている。
以上のようにして、前記スロープボード6が前記階段1に取り付けられることによって、本実施形態に係わる階段用スロープ5が形成される。
このように階段用スロープ5が形成された階段1にあっては、人は、露出されている階段1を使った上り下りが可能であり、ペットは、前記スロープボード6を使った登りが可能となる。
そして、ペットにあっては、前記スロープボード6によって形成されている平面上の傾斜面を使って上り下りすることとなる。
したがって、ペットは、飛躍したり飛び降りたりすることなく、通常歩行で上り下りすることができ、その負担が大きく軽減される。
したがって、ペットは、飛躍したり飛び降りたりすることなく、通常歩行で上り下りすることができ、その負担が大きく軽減される。
一方、本実施形態においては、前記係止手段7が前記スロープボード6の下端部に形成されている凹部8内に収納されていることから、この係止手段7の、前記スロープボード6表面からの突出量が少なく、また、前記スロープボード6の上端部6aが、前記上階の床面3と略同一面となされていることから、前記階段1の上り下りの際に障害となる部分が極力少なく抑えられている。
したがって、安全な歩行が可能である。
したがって、安全な歩行が可能である。
図3および図4は、本考案の第2実施形態を示すもので、前記スロープボード6の、前記壁4側と反対側の側縁に、その長さ方向全長にわたって落下防止柵10を設けたものである。
これによって、ペットのふらつき等によるスロープボード6からの落下を防止して、ペットの歩行時の安全性を高めることができる。
図5ないし図9は本考案の第3実施形態を示すもので、平面視で90°に屈曲した階段20に階段用スロープ21を設ける形態である。
詳述すれば、屈曲された前記階段20は、その屈曲部に踊り場20aが設けられており、この踊り場20aに、その上方に間隔をおいて連結ボード22が設置され、この連結ボード22に、前記踊り場20aから下方に伸びる階段を覆って設けられるスロープボード23と、前記踊り場20aから上方に伸びる階段を覆って設けられるスロープボード24がそれぞれ連結されており、かつ、前記連結ボード22と前記踊り場20aとの間、および、各スロープボード23・24と各階段との間に、これらの間隔を保持する支持手段25・26が設けられた構成となっている。
そして、前記連結ボード22と各スロープボード23・24とは、蝶番からなる連結手段27によって相互に回動可能に連結されて、前記階段20の傾斜に合わせて設置できるように構成されている。
前記連結ボード22を支持する前記支持手段25は、前記連結ボード22を前記踊り場20aと平行に支持する必要があるために、図8(a)に示すような構成となっている。
すなわち、前記踊り場20a上に載置される基板25aと、この基板25aに立設され内部にネジが形成された支持パイプ25bと、一端部側において前記支持パイプ25bに螺合され、他端部側に前記連結ボード22の下面に当接される支持板25cが一体に取り付けられた昇降ボルト25dと、この昇降ボルト25dに螺合させられるとともに、前記支持パイプ25bの端面に当接させられることにより、この支持パイプ22bに前記昇降ボルト25dとの固定をなす固定ナット25eとによって構成されている。
前記各スロープボード23・24を支持する前記支持手段26は、図9(a)に示すように、前述した支持手段25と同様の、基板26a、支持パイプ26b、支持板26c、昇降ボルト26d、および、固定ナット26eを備え、前記支持板26cが、前記昇降ボルト26dの端部に球体継ぎ手26fを介して連結された構成となっている。
したがって、前記支持手段26は、水平な前記踏面に設置されるとともに、前記支持板26cが、球体継ぎ手26fによって揺動させられることに、傾斜させられている前記各スロープボード23・24の下面に面接触させられて、これらを支持するようになっている。
このような構成とすることにより、前記屈曲させられた階段20の全長にわたって前記スロープボード23・24を配置して、前記階段20の上部まで階段用スロープ21を形成することができる。
図10は、本考案の第4実施形態を示すものである。
本実施形態においては、前記係止手段を、前記スロープボード6の下端部および上端部に、前記建物の下階の床面2および上階の床面3にそれぞれ載置される係止板28を連設することによって構成したものである。
本実施形態においては、前記係止手段を、前記スロープボード6の下端部および上端部に、前記建物の下階の床面2および上階の床面3にそれぞれ載置される係止板28を連設することによって構成したものである。
このような構成とすることにより、前記両係止板28と前記各床面2・3との大きな接触面により、前記スロープボード6の両端部に大きな摩擦力を作用させ、これによって、前記スロープボード6のずれを抑制することができる。
さらに、図11および図12は本考案の第5実施形態を示すもので、前記スロープボード6を、複数の(本実施形態においては2つの)ボード構成体29・30によって構成し、これらを長さ方向に相互に摺動可能に嵌合して構成したものである。
前記一対のボード構成体29・30は、その断面形状が、図12(a)に示すように、一部が切り欠かれた箱形で相似形に形成され、一方のボード構成体29内に他方のボード構成体30が摺動自在に嵌合させられている。
また、それぞれのボード構成体29・30の切り欠かれた部位には、それぞれ、下方へ向けて固定用舌片29a・30aが垂設されており、これらの固定用舌片29a・30aは、図11に示すように、前記階段1の踏面1bと蹴上げ1aとで形成される空間部に位置させられるとともに、この位置において、前記建物の壁4に重畳させられるようになっている。
そして、前記一対のボード構成体29・30を、その長さ方向に摺動させることによって、前記階段1の高さに合わせてその長さを調整した後に、前記両固定用舌片29a・30aを、前記壁4に釘若しくはビス31等によって固定することによって、前記階段1に階段用スロープ5を形成することができる。
したがって、高さの異なる階段1へ、簡便な調整操作によって容易に階段スロープ5を形成することができる。
なお、前記各実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、前記ボード構成体29・30の断面形状を、図12(b)に示すように、略コ字状の断面とすることもでき、また、図12(c)に示すように、断面形状を略C字状の断面形状とすることもでき、その断面形状は任意である。
例えば、前記ボード構成体29・30の断面形状を、図12(b)に示すように、略コ字状の断面とすることもでき、また、図12(c)に示すように、断面形状を略C字状の断面形状とすることもでき、その断面形状は任意である。
そして、図12(c)に示す変形例においては、その固定のために、外側に位置させられるボード構成体29の下部にL型金物からなるブラケット32
を一体に設けておき、このブラケット32を前記壁4に釘若しくはビス31によって固定する。
を一体に設けておき、このブラケット32を前記壁4に釘若しくはビス31によって固定する。
また、前記支持手段25を、図8(b)に示すような構成とすることもできる。
すなわち、基板25fに支持ボルト25gを一体に立設し、この支持ボルト25gに昇降用ナット25hを螺合し、この昇降用ナット25h上に、前記支持ボルト25gに上方から嵌合させられた昇降パイプ25iを当接させ、この昇降パイプ25iの上端に、支持板25jを一体に装着し、さらに、前記昇降用ナット25hに、一対の操作ハンドル25kを一体に設けた構成となっている。
すなわち、基板25fに支持ボルト25gを一体に立設し、この支持ボルト25gに昇降用ナット25hを螺合し、この昇降用ナット25h上に、前記支持ボルト25gに上方から嵌合させられた昇降パイプ25iを当接させ、この昇降パイプ25iの上端に、支持板25jを一体に装着し、さらに、前記昇降用ナット25hに、一対の操作ハンドル25kを一体に設けた構成となっている。
このような構成とすることにより、前記操作ハンドル25kを操作して前記昇降用ナット25hを回転させるとともに上下方向に移動させ、これによって、前記昇降用ナット25hに当接させられている前記昇降用パイプ25iを、前記支持板25jとともに昇降させることができる。
さらに、前記支持手段26を、図9(b)に示すような構成とすることもできる。
すなわち、基板26gにガイドパイプ26hを一体に立設しておき、このガイドパイプ26hに昇降ボルト26iを嵌合させておき、この昇降ボルト26iに、前記ガイドパイプ26hの上端に当接させられる昇降用ナット26jを螺合しておくとともに、前記昇降ボルト26iの上端部に、支持板26kを、水平方向を回転軸線として回動自在に装着した構成となっている。
すなわち、基板26gにガイドパイプ26hを一体に立設しておき、このガイドパイプ26hに昇降ボルト26iを嵌合させておき、この昇降ボルト26iに、前記ガイドパイプ26hの上端に当接させられる昇降用ナット26jを螺合しておくとともに、前記昇降ボルト26iの上端部に、支持板26kを、水平方向を回転軸線として回動自在に装着した構成となっている。
そして、前記支持板26kは、その下面に一体に装着された略コ字状のブラケット33を、前記昇降ボルト26iの上端部に、この昇降ボルト26iを径方向に貫通して設けられるボルト34およびこのボルト34に螺合させられるナット35によって回動自在に連結することによって、前記昇降ボルト26iに装着されている。
また、前記昇降用ナット26jには、一対の操作ハンドル26lが一体に設けられている。
このような構成とすることにより、前記操作ハンドル26lを操作して前記昇降用ナット26jを回転させることにより、前記ガイドパイプ26hを支持体として、前記昇降ボルト26iが昇降させられる。
これによって、前記昇降ボルト26iの上端に取り付けられている前記支持板26kが昇降させられる。
また、前記支持板26kは、その回動により、前記スロープボード6の下面に馴染まされる。
1 階段
1a 蹴上げ
1b 踏面
2 下階の床面
3 上階の床面
4 壁
5 階段用スロープ
6 スロープボード
6a 下端部
6b 上端部
7 係止手段
8 凹部
9 係止手段
10 落下防止柵
20 階段
20a 踊り場
21 階段用スロープ
22 連結ボード
23 スロープボード
24 スロープボード
25 支持手段
25a 基板
25b 支持パイプ
25c 支持板
25d 昇降ボルト
25e 固定ナット
25f 基板
25g 支持ボルト
25h 昇降用ナット
25i 昇降パイプ
25i 支持板
25k 操作ハンドル
26 支持手段
26a 基板
26b 支持パイプ
26c 支持板
26d 昇降ボルト
26e 固定ナット
26f 球体継ぎ手
26g 基板
26h ガイドパイプ
26i 昇降ボルト
26j 昇降用ナット
26k 支持板
26l 操作ハンドル
27 連結手段
28 係止板
29 ボード構成体
30 ボード構成体
31 釘
32 ブラケット
33 ブラケット
34 ボルト
35 ナット
1a 蹴上げ
1b 踏面
2 下階の床面
3 上階の床面
4 壁
5 階段用スロープ
6 スロープボード
6a 下端部
6b 上端部
7 係止手段
8 凹部
9 係止手段
10 落下防止柵
20 階段
20a 踊り場
21 階段用スロープ
22 連結ボード
23 スロープボード
24 スロープボード
25 支持手段
25a 基板
25b 支持パイプ
25c 支持板
25d 昇降ボルト
25e 固定ナット
25f 基板
25g 支持ボルト
25h 昇降用ナット
25i 昇降パイプ
25i 支持板
25k 操作ハンドル
26 支持手段
26a 基板
26b 支持パイプ
26c 支持板
26d 昇降ボルト
26e 固定ナット
26f 球体継ぎ手
26g 基板
26h ガイドパイプ
26i 昇降ボルト
26j 昇降用ナット
26k 支持板
26l 操作ハンドル
27 連結手段
28 係止板
29 ボード構成体
30 ボード構成体
31 釘
32 ブラケット
33 ブラケット
34 ボルト
35 ナット
Claims (10)
- 建物に設けられた階段に沿って設けられる階段用スロープであって、前記階段の幅方向の一側部において、この階段の上部を、所定幅の範囲で、かつ、前記階段の下端部から上端部に至る全長にわたって覆うように配置されるスロープボードを備え、このスロープボードと前記建物との間に、前記スロープボードの位置ずれを防止するための係止手段が設けられていることを特徴とする階段用スロープ。
- 前記スロープボードの上端面が、前記階段の最上段の面に連続するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の階段用スロープ。
- 前記スロープボードの下端面が、前記建物の、前記階段の最下段が立ち上げられた面と略平行となるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の階段用スロープ。
- 前記スロープボードの表面に滑り止めシートが装着されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の階段用スロープ。
- 前記スロープボードの側縁部に、前記スロープボードの表面から所定高さ突出させられた落下防止柵が、前記スロープボードの長さ方向全長にわたって設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の階段用スロープ。
- 前記係止手段が、前記スロープボードの下端部と前記建物との間に介装された蝶番であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の階段用スロープ。
- 前記係止手段が、前記スロープボードの側縁部と前記建物の壁部とを連結する連結金物であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の階段用スロープ。
- 前記係止手段が、前記スロープボードの下端部および上端部に連設され、前記建物の下階の床面および上階の床面にそれぞれ載置される係止板であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の階段用スロープ。
- 前記階段が平面視で屈曲して形成されて、その屈曲部に踊り場が設けられてなり、この踊り場に、その上方に間隔をおいて連結ボードが設置され、この連結ボードに、前記踊り場から下方に伸びる階段を覆って設けられるスロープボードと、前記踊り場から上方に伸びる階段を覆って設けられるスロープボードがそれぞれ連結されており、かつ、前記連結ボードと前記踊り場との間、および、各スロープボードと各階段との間に、これらの間隔を保持する支持手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れかに記載の階段用スロープ。
- 前記スロープボードが、複数のボード構成体を、その長さ方向に相互に摺動可能に嵌合して構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れかに記載の階段用スロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006729U JP3197568U (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 階段用スロープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006729U JP3197568U (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 階段用スロープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3197568U true JP3197568U (ja) | 2015-05-28 |
Family
ID=53486927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3197568U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110306699A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-10-08 | 陈介生 | 一种用于高层建筑的宠物运动型幕墙及其工作方法 |
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2014
- 2014-12-19 JP JP2014006729U patent/JP3197568U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110306699A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-10-08 | 陈介生 | 一种用于高层建筑的宠物运动型幕墙及其工作方法 |
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