JP3196977B2 - スリット付フレキシブルパイプの装着治具 - Google Patents

スリット付フレキシブルパイプの装着治具

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JP3196977B2 JP21127092A JP21127092A JP3196977B2 JP 3196977 B2 JP3196977 B2 JP 3196977B2 JP 21127092 A JP21127092 A JP 21127092A JP 21127092 A JP21127092 A JP 21127092A JP 3196977 B2 JP3196977 B2 JP 3196977B2
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卓見 山口
達也 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長手方向に沿ってスリ
ットを有し、これを拡縮できるフレキシビリティを有す
るスリット付フレキシブルパイプ例えば、防護パイプの
装着治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地下に布設される電力、通信線
(以下「地中線」という)の工事においては、図12
(a)〜(c)に示すように地中線1に防護用のパイプ
2を被せて地中線1の損傷を防止し安全性を確保するよ
うにしている。防護用パイプ2は、可撓性を有する絶縁
性部材により形成され、長手方向に沿って全長に亘りス
リット2aが設けられており、地中線1に被せる場合、
作業者が、図12(b)のように両手でスリット2aを
矢印A、A’方向に拡げて拡張させ、同図(c)のよう
に地中線1に被せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
が手作業により防護パイプ2のスリット2aを拡げて地
中線1に被せる作業は、手間が掛かり特に、防護パイプ
2が厚肉で可撓性に劣るような場合、防護パイプ2と地
中線1との間に余裕が少なく防護パイプ2が地中線1に
ぴったりと被さるような場合、或いは作業が困難な環境
条件下で、しかも防護パイプ2が長尺となるような場合
には非常に手間がかかり、作業性が悪い。更に、防護パ
イプ2を拡げる際に作業者が怪我をしたり、或いは地中
線1に傷が付く虞れがある等の問題もある。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ケーブルやパイプ等の細長状の防護対象物にスリッ
ト付フレキシブルパイプを簡単に、しかも、傷を付ける
ことなく被せることが可能なスリット付フレキシブルパ
イプの装着治具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、半割型の筒状をなし細長状の防護対
象物の所望箇所に着脱可能に装着固定されて当該防護対
象物を囲繞するホルダと、帯状をなし前記ホルダの各半
割部の外周面に、夫々各合わせ面の一側近傍から各他側
近傍まで略180°に亘り螺旋状に且つ対称に設けられ
た一対の拡張ガイドとを備え、前記一対の拡張ガイド
は、スリット付フレキシブルパイプのスリットを拡げな
がら当該フレキシブルパイプを拡張させて前記ホルダの
一側から中央まで導き、当該中央から前記スリットを狭
めながら前記フレキシブルパイプを縮小させて前記防護
対象物に導いて被せる構成としたものである。
【0006】
【作用】防護対象物の所望の箇所に両側からホルダを構
成する一対の半割部で挟んで当該防護対象物に固定す
る。次に、各半割部に対称に設けられた一対の拡張ガイ
ドの一端からスリット付フレキシブルパイプのスリット
を挿入させて徐々に押し込む。これに伴いスリットが一
対の拡張ガイドにより徐々に拡げられて前記フレキシブ
ルパイプが拡張される。フレキシブルパイプは、拡張ガ
イドの中央において最大に拡張された後、徐々に狭めら
れながら縮小してホルダを徐々に囲繞し、当該ホルダを
経て防護対象物を覆う。このようにして防護対象物にス
リット付フレキシブルパイプが被せられる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1乃至図3に示すようにスリット付フレキ
シブルパイプの装着治具(以下単に「パイプ装着治具」
という)5は、ホルダ6と、当該ホルダ6に設けられた
一対の拡張ガイド9、10とにより構成されている。ホ
ルダ6は、適当な長さの円筒を二つ割りして形成された
一対の半割部7、8により構成されており、条体をなす
防護対象物例えば、前記地中線1を両側から挟んで囲繞
するようになっている。従って、これらの半割部7、8
は、地中線1の外径に応じた内径とされている。これら
の半割部7、8は、地中線1を両側から挟み込み、両端
を夫々バンド11、12により締め付けられて当該地中
線1に固定される。尚、ホルダ6は、内径が地中線1の
外径よりも多少小径でも特に問題はない。
【0008】拡張ガイド9、10は、各半割部7、8の
外周面に立設し、且つ螺旋状に対称に設けられている。
即ち、拡張ガイド9、10は、帯状をなし半割部7、8
の各合わせ面の一側7a、8a近傍から180°反対側
の各他側7b、8b近傍まで夫々外周面に沿って螺旋状
をなして、且つ対称に設けられている(図3)。拡張ガ
イド9、10は、各一端9aと10a及び各他端9bと
10bとが夫々僅かな間隔を存して対向し、中央9c、
10cが最も離隔してホルダ6の直径上の両端に位置し
ている。更に、拡張ガイド9、10は、全長に亘り下端
から上端まで湾曲しており、各一端9a、10a側及び
各他端9b、10b側において互いに接近し中央部9
c、10cにおいて離反するように湾曲している(図
3)。
【0009】そして、拡張ガイド9、10は、互いに離
反するように湾曲せる各一端9a、10a側が防護パイ
プ2のスリット2aの挿入端とされ、当該スリット2a
が外れないように係止する。拡張ガイド9、10は、各
一端9a、10aから中央部9c、10cまでの間にお
いて防護パイプ2のスリット2aを徐々に拡げて当該防
護パイプ2を拡張し、中央部9c、10cから各他端9
b、10bまでの間においてスリット2aを徐々に狭め
て防護パイプ2を元の形状まで縮小させるようになって
いる。これらの拡張ガイド9、10の高さ、湾曲の程
度、板厚等は、防護パイプ2の内径、肉厚、可撓性の大
小等により適宜な形状とされる。
【0010】各半割部7、8、拡張ガイド9、10は、
防護パイプ2との間の摩擦係数が小さい部材により形成
されており、当該防護パイプ2が滑り易くなっている。
尚、半割部7と拡張ガイド9、半割部8と拡張ガイド1
0とは樹脂部材により一体に形成しても良く、或いは半
割部7、8及び拡張ガイド9、10を夫々金属部材によ
り形成して溶着しても良い。
【0011】以下に作用を説明する。先ず、図1のよう
に半割部7、8により地中線1を両側から挟み、ベルト
11、12により締め付けて当該地中線1にホルダ6を
固定する。次いで、図5及び図11(a)に示すように
作業者が防護パイプ2のスリット2aの一端を僅かに拡
げて拡張ガイド9、10の各一端9a、10aに押し込
。防護パイプ2は、弾性により常時スリット2aを元
の幅に狭めるように作用しており、スリット2aの開口
端が拡張ガイド9、10の付根部分を弾性的に挟み、開
口端近傍内面が拡張ガイド9、10の外方に湾曲する各
上端に係止されて逸脱が防止される。
【0012】次に、作業者が防護パイプ2をホルダ6に
押し付けるようにして拡張ガイド9、10に沿って矢印
B方向に徐々に押し込む。防護パイプ2は、図6に示す
ように拡張ガイド9、10により弾性に抗して徐々に拡
げられながら、且つ逸脱しないように係止されながら中
央部9c、10cに至り、当該中央部9c、10cにお
いて最大に拡張されてホルダ6の下半分を取り囲む(図
7、図11(b))。防護パイプ2は、中央部9c、1
0cを超えるとスリット2aが狭まりながら地中線1に
自身で被さっていき(図8、図11(c))、更に押し
込まれると、拡張ガイド9、10に沿ってスリット2a
が弾性により徐々に狭くなりながら縮小してホルダ6を
徐々に囲繞し(図9)、先端がこれらの拡張ガイド9、
10の他端9b、10bから外れるとスリット2aが元
の幅に戻り、縮小して地中線1に被さる(図10)
【0013】作業者は、地中線1の所定箇所に防護パイ
プ2を被せた後、ベルト11、12を取り外し、半割部
7、8即ち、ホルダ6を当該地中線1から取り外す。こ
れにより地中線1に防護パイプ2を被せる作業が終了す
る。地中線1から防護パイプ2を外す場合には前述と反
対の操作をすればよい。尚、防護パイプを被せる防護対
象物としては、地中線に限るものではなく、他の例え
ば、架空電線、パイプ、ホース類、棒、竿等の線状体で
も良いことは勿論である。
【0014】また、上記実施例においては、半割部7、
8をベルト11、12により地中線1に固定するように
したが、これに限るものではなく、各半割部7、8の対
向せる各一側をヒンジにより開閉可能に連結し、各他側
を締結金具により固定するようにしてもよい。このよう
な構造にすると、防護対象物へのパイプ装着治具の着脱
が容易となり、また、ベルトの紛失等を無くすことがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
割型の筒状をなし細長状の防護対象物の所望箇所に着脱
可能に装着固定されて当該防護対象物を囲繞するホルダ
と、帯状をなし前記ホルダの各半割部の外周面に、夫々
各合わせ面の一側近傍から各他側近傍まで略180°に
亘り螺旋状に且つ対称に設けられた一対の拡張ガイドと
を備え、前記一対の拡張ガイドは、スリット付フレキシ
ブルパイプのスリットを拡げながら当該フレキシブルパ
イプを拡張させて前記ホルダの一側から中央まで導き、
当該中央から前記スリットを狭めながら前記フレキシブ
ルパイプを縮小させて前記防護対象物に導いて被せるこ
とにより、保護対象物への前記フレキシブルパイプの装
着が極めて容易となり、特に長尺のフレキシブルパイプ
を装着する場合の作業性の向上が図られると共に、作業
者が怪我する虞れも少なくなる。また、前記防護対象物
にフレキシブルパイプを装着する際に当該防護対象物に
傷を付ける虞れも少なくなる。更に、装着治具の構成が
簡単であり安価に提供することができる等の優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリット付フレキシブルパイプの
装着治具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の矢線III−IIIに沿う断面図であ
る。
【図4】図2において保護対象物に防護パイプを装着す
る状態を示す図である。
【図5】図4の矢線V−Vに沿う断面図である。
【図6】図4の矢線VI−VIに沿う断面図である。
【図7】図4の矢線VII−VIIに沿う断面図であ
る。
【図8】図4の矢線VIII−VIIIに沿う断面図で
ある。
【図9】図4の矢線XI−XIに沿う断面図である。
【図10】図4の矢線X−Xに沿う断面図である。
【図11】図1に示すスリット付フレキシブルパイプの
装着治具により地中線に防護パイプを被せる作業を示す
斜視図である。
【図12】地中線に防護パイプを被せる場合の従来の作
業を示す図である。
【符号の説明】
1 地中線(防護対象物) 2 防護パイプ(スリット付フレキシブルパイプ) 5 パイプ装着治具 6 ホルダ 7、8 半割部 9、10 拡張ガイド 11、12 ベルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半割型の筒状をなし細長状の防護対象物
    の所望箇所に着脱可能に装着固定されて当該防護対象物
    を囲繞するホルダと、帯状をなし前記ホルダの各半割部
    の外周面に、夫々各合わせ面の一側近傍から各他側近傍
    まで略180°に亘り螺旋状に且つ対称に設けられた一
    対の拡張ガイドとを備え、 前記一対の拡張ガイドは、 スリット付フレキシブルパイ
    プのスリットを拡げながら当該フレキシブルパイプを拡
    張させて前記ホルダの一側から中央まで導き、当該中央
    から前記スリットを狭めながら前記フレキシブルパイプ
    を縮小させて前記防護対象物に導いて被せることを特徴
    とするスリット付フレキシブルパイプの装着治具。
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