JP3196345B2 - 調光パネルの制御装置 - Google Patents

調光パネルの制御装置

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JP3196345B2 JP22148592A JP22148592A JP3196345B2 JP 3196345 B2 JP3196345 B2 JP 3196345B2 JP 22148592 A JP22148592 A JP 22148592A JP 22148592 A JP22148592 A JP 22148592A JP 3196345 B2 JP3196345 B2 JP 3196345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光の透過率を増減調
節することのできる調光パネルの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の調光パネルの制御装置としては、
例えば図12(特開昭63−1230265号公報参
照)、又は図13(特開平3−42633号公報参照)
に示すものがある。
【0003】まず、図12に示すものは、一対のガラス
基板101,103上にそれぞれ透明導電膜105が設
けられ、一方の透明導電膜105にはC−WO3 膜10
7が形成され、他方の透明導電膜105にはPB膜10
9が形成されている。また、内部に補助電極111が設
けられ、スイッチ113,115,117を備えた電源
回路119で制御されるようになっている。そして、ス
イッチ113,115,117の切り換えによりC−W
3 膜107、PB膜109の着色、非着色を選択する
ことにより、熱線反射率及び可視光線透過率を任意に操
作することができ、直射日光による眩しさを防止し、ま
た車室内の温度を調整することができる。
【0004】また、図13に示すものは、調光ガラス1
21、制御手段123、透過光調節量演算手段125、
ガラス温度検出手段127、熱環境状態検出手段129
等を備えたものである。これによって、熱環境改善と耐
熱破壊に対する防御との両立を図るようにしたものであ
る。すなわち、調光ガラス121のガラス温度が所定値
以下で室温が所定値以上であれば室温に応じてガラスの
光透過率を下げて調光ガラス121より室内へ侵入する
熱負荷を減少させ、ガラス温度が所定値以上であれば調
光ガラス121自身の温度破壊が起るのを防止するた
め、調光ガラス121の透過率を下げてガラス自身の温
度上昇による破壊を防止するものである。
【0005】したがって、これら従来の調光パネルの制
御装置によれば、種々の環境条件で光線あるいは熱線の
透過率を制御することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
調光パネルの制御装置では、調光パネルの透過率の増減
調節時間を変更することができず、以下のような問題が
あった。
【0007】 明暗順応についての問題点 人間の明暗順応は、例えば室内の明るさの変化に対応す
るためにカメラの絞りにあたる光彩で瞳径を変化させ、
可視光線を受容する視細胞が並ぶ網膜に入る光量を調節
することにより行なわれる。この場合、経験から分かる
ように憧径の変化には若干の時間がかかり、特に光量の
変化幅が大きいとそれだけ明暗順応に時間がかかること
となり、明暗順応の途中では「眩しい」あるいは「暗
い」などの不快な状態を招く恐れがあった。
【0008】また、光量の変化率が大きいときには、憧
径の変化が追随できずにやはり明暗順応の途中で「眩し
い」あるいは「暗い」などの不快な状態を招く恐れがあ
った。
【0009】 熱負荷対応のついての問題点 一方、光量の変化幅が大きい場合に調光パネルである調
光ガラスのガラス透過率変化時間を長くすると光量の変
化時間と憧径の変化時間とが対応することとなり、明暗
順応に対応し易くなるが、日射量等が多く熱負荷の高い
熱環境条件下では、透過率変化時間が長いために室内の
熱環境条件を却って悪化させる恐れがある。
【0010】したがって、透過率変化時間を調節する場
合には明暗順応と熱負荷との双方を考慮する必要があ
る。
【0011】また、単にこれら明暗順応、及び熱負荷を
考慮することによって変化時間を調節するだけでは次の
ような問題を招く。すなわち、日射等により熱負荷が高
い条件下で調光ガラスの透過率を高い状態(透明状態)
から低い状態(不透明状態)にする場合、透過率変化時
間が長いと強い日射が室内に差し込むこととなって室内
の熱環境条件の悪化を招くことになる。反面、自動車が
強い日射の当っている走行状態からトンネルへ入り込み
調光ガラスが不透明状態から透明状態へと変更される場
合には、透過率変化時間が長くても日射の差し込みが無
くなるために日射による室内の熱環境の悪化はなく、む
しろ明暗順応に対応して透過率変化時間を長くするのが
望ましいのである。すなわち、明暗順応、熱負荷のみな
らずガラス透過率の変化方向をも考慮する必要があると
言える。
【0012】そこでこの発明は、透過率変化時間を調節
することにより明暗順応の途中での不快な状態を抑制す
る調光パネルの制御装置の提供を目的とする。また明暗
順応の途中では不快な状態を抑制すると共に室内の熱環
境条件の悪化をも抑制することのできる調光パネルの制
御装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、室内外を区画し、少なくとも室内
への光の透過率を増減調節可能な調光パネルCL1と、
室内の熱環境に関係する要素と室内の光環境に関係する
要素から室内環境を検出する環境検出手段CL2と、前
記環境検出手段CL2の検出に基づき前記調光パネルC
L1の光透過率を増減調節する調節制御手段CL3と、
前記環境検出手段CL2の検出に基づき前記調節制御手
段CL3により調光パネルCL1の透過率の増減調節時
間を変更する調節時間可変手段CL4とを備える構成と
した。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の調光パ
ネルの制御装置であって、前記調節時間可変手段CL4
は、印加電圧レベルあるいは印加電圧の時間デューティ
ー比制御等の電圧制御を行なうことを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の調光パネルの制御装置であって、前記調節時間可
変手段CL4は、前記調光パネルの調節対象となる光の
変化幅の大小に応じて増減調節時間を長短設定すること
を特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
記載の調光パネルの制御装置であって、前記調節時間可
変手段CL4は、前記調光パネルCL1の調節対象とな
る光が所定値以上の変化率で低下し、あるいは所定値以
下となった場合に増減調節時間を短く設定することを特
徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項4記載の調光パ
ネルの制御装置であって、前記調節制御手段CL3は、
前記調光パネルCL1の調節対象となる光が所定値以上
の変化率で低下し、あるいは所定値以下となった場合
に、調光パネルCL1の透過率を高い状態に維持するこ
とを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、請求項1又は請求項2
若しくは請求項3記載の調光パネルの制御装置であっ
て、前記調節時間可変手段CL4は、室内の熱環境に関
係する要素の検出値の増加に応じて増減調節時間を短く
設定することを特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、請求項1又は請求項2
記載の調光パネルの制御装置であって、前記調節時間可
変手段CL4は、前記光環境に関係する要素の検出値又
は熱環境に関係する要素の検出値の少なくとも一方の検
出信号により増減調節時間を制御することを特徴とす
る。
【0020】請求項8の発明は、請求項7記載の調光パ
ネルの制御装置であって、前記調節時間可変手段CL4
は、前記調光パネルCL1の透過率が高い状態から低い
状態となる場合に、室内の熱環境に関係する要素の検出
値の増加に応じて増減調節時間を短くし、透過率が低い
状態から高い状態となる場合に、増減調節時間をそのま
まにすることを特徴とする。請求項9の発明は、請求項
1記載の調光パネルの制御装置であって、前記調光パネ
ルCL1は車両のウインドウガラスであり、車室内には
熱環境を調整する空調装置が備えられていることを特徴
とする。請求項10の発明では、請求項9記載の調光パ
ネルの制御装置であって、前記環境検出手段CL2は前
記空調装置の制御値を用いたことを特徴とする。請求項
11の発明は、請求項10記載の調光パネルの制御装置
であって、前記環境検出手段CL2は、外気温、室温、
室温設定値、日射を用いたことを特徴とする。
【0021】
【作用】上記構成によれば、請求項1の発明では、環境
検出手段CL2の検出に基づき、調光パネルCL1の透
過率を調節制御手段CL3によって増減調節するに際
し、調節時間可変手段CL4により透過率の増減調節時
間を変更することができる。これにより、例えば、光、
熱環境を検出し、明暗順応と熱負荷とに応じた最適な透
過率変化時間を設定することができる。
【0022】請求項2の発明では、印加電圧レベルある
いは印加電圧の時間ビューティ比制御等の電圧制御によ
って増減調節時間を可変とすることができる。
【0023】請求項3に記載の発明では、調光パネルC
L1の調節対象となる光の変化幅の大小に応じて増減調
節時間を長短設定することができ、外部光の変化幅の大
小に応じた明暗順応の時間に対応させることができる。
【0024】請求項4に記載の発明では、調光パネルC
L1の調節対象となる光が所定値以上の変化率で低下
し、あるいは所定値以下となった場合に増減調節時間を
短く設定することができ、例えば自動車がトンネル、木
陰、あるいは駐車場等日射が直接当りにくい地域に入り
外部光が急激に低下した場合、調光パネルCL1の透過
率を素早く高い状態にすることができる。
【0025】請求項5に記載の発明では、調光パネルC
L1の調節対象となる光が所定値以上の変化率で低下
し、あるいは所定値以下となった場合に、調光パネルC
L1の透過率を高い状態に維持することができる。した
がって、外部光が急激に低下した場合でも素早い対応が
可能になると共に、調光パネルCL1の無駄な制御を抑
制することができる。
【0026】請求項6に記載の発明では、室内の熱環境
に関係する要素の検出値の増加に応じて増減調節時間を
短く設定することができ、例えば日射等による熱負荷を
希求的速かに除去することができる。
【0027】請求項7に記載の発明では、光環境に関係
する要素の検出値または熱環境に関係する要素の検出値
の少なくとも一方の検出信号により増減調節時間を制御
することができ、光環境と熱環境との双方の環境に対応
が可能である。
【0028】請求項8に記載の発明では、調光パネルC
L1の透過率が高い状態から低い状態となる場合に、室
内の熱環境に関係する要素の検出値の増加に応じて増減
調節時間を短くし、透過率が低い状態から高い状態とな
る場合に増減調節時間をそのままにすることができ、明
暗順応と熱負荷対応との双方を総合的に制御することが
できながら、熱負荷除去を優先させることができる。請
求項9に記載の発明では、調光パネルCL1は車両のウ
インドウガラスであり、車室内には熱環境を調整する空
調装置が備えられているため、環境検出手段CL2の検
出に基づき車両のウインドウガラスの透過率を調節制御
手段CL3によって増減調節するに際し、調整時間可変
手段CL4により透過率の増減調節時間を変更すること
ができる。これにより例えば光熱環境を検出し、明暗順
応と熱負荷とに応じた最適な透過率変化時間を設定する
ことができる。同時に、空調装置によって最適な熱環境
を調節することができる。請求項10に記載の発明で
は、環境検出手段CL2は空調装置の制御値を用いたた
め、室内の熱環境に応じたより正確な制御を行なうこと
ができる。請求項11に記載の発明では、環境検出手段
は外気温、室温、室温設定値、日射を用いたため、外気
温、室温、室温設定値、日射に基づいてより正確な制御
を行なうことができる。
【0029】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0030】図2はこの発明の一実施例にかかわる構成
図を示すもので、この実施例は空調装置1をインストル
メント2に備えている。この空調装置1はブロワユニッ
ト3、クーリングユニット5、ヒータユニット7とを備
えている。
【0031】前記ブロワユニット3は、車室内または車
室外よりの空気の吸入口9,11を選択的に切り換える
インテークドア13と、前記吸入口9,11から空気を
導入して送風するブロワファン15とを有している。前
記インテークドア13はインテークドア・アクチュエー
タ17により回動され、ブロワファン15はブロワファ
ンモータ19により回動駆動される。
【0032】前記クーリングユニット5内には、図示し
ないコンプレッサ、コンデンサおよび膨張弁等からなる
冷凍サイクルにおいて、冷媒を導入し送風空気を冷却通
過させるエバポレータ21を有している。
【0033】前記ヒータユニット7内は、図示しないエ
ンジンの冷却水を導入して、その熱により送風空気を加
熱通過させるヒータコア23を有している。ヒータコア
23の上流側にはエバポレータ21の通過空気に対しヒ
ータコア23に導入する割合を調整して温度調整を行な
うエアミックスドア25を備え、ブロワファン15の送
風をベント吹出口27、デフロスタ吹出口29および足
元吹出口31から吹き出し、車室内の温度を適宜に自動
制御する構造になっている。
【0034】前記ベント吹出口27の基端部には、該ベ
ント吹出口27への送風を切り換えるベントドア33が
設けられており、またデフロスタ吹出口29および足元
吹出口31の基端部には両吹出口29,31への送風を
選択的に切り換えるデフロスタ・足元切り換えドア35
が設けられている。
【0035】前記エアミックスドア25はエアミックス
ドア・アクチュエータ37により回動される。また前記
ベントドア33はベントドア・アクチュエータ39によ
り回動され、デフロスタ・足元切り換えドア35はデフ
ロスタ・足元切り換えドア・アクチュエータ41により
回動される。
【0036】前記ベント吹出口27は前部座席43,4
5に着座する図示しない乗員の前方に配置されたインス
トルメントパネル47に複数形成されている。この実施
例では、4個の吹出口27a,27b,27c,27d
が形成されており、吹出口27a,27bは助手席43
の前方左右両側に、吹出口27c,27dは運転席45
の前方左右両側に配置されている。
【0037】またインストルメント2には車室内の熱環
境に関係する要素を検出する熱環境検出手段CL6とし
て室温検出器51が備えられ、車室外から窓ガラスや車
体を経て、車室内へ熱が侵入する影響を把握するために
熱環境検出手段CL6として外気温検出器53を有し、
さらに窓ガラスを経て車室内へ侵入する放射熱の影響を
輝度で測定するために熱環境検出手段CL6として日射
量検出器55が備えられ、乗員が所望の室内温度を設定
するための室温設定器57が備えられている。さらに室
内の輝度を測定するため窓ガラスを通して室内に入る光
を検出する光環境検出手段CL5として輝度検出器59
が設けられ、これら輝度検出器と室温検出器51、外気
温検出器53、日射量検出器55で熱環境検出手段CL
2を構成している。なお、図示していないが、室温検出
器51はインストルメント2近傍の室内空気の温度を検
出するためインストルメントパネル47内にあり、外気
温検出器53は室外の前部バンパー(衝突緩衝器)内
に、日射量検出器55及び輝度検出器59はインストル
メント2の上部にある。日射量検出器55は検出方法に
より輝度検出器59と兼用することも可能である。
【0038】以上の各検出器51,53,55により検
出された信号は、室温設定器57の信号とともにマイク
ロコンピュータ等で構成されたコントローラ61へ入力
され、前記各ドア・アクチュエータ17,37,39,
41、ブロワファンモータ19へ駆動信号が出力される
ようになっている。
【0039】71はこの実施例において調節制御手段C
L3を構成するガラス透過率制御装置であり、72はこ
の実施例において光の透過率を制御できる調光パネルC
L1としての調光ガラス(フロントウインドウガラス)
である。前述のコントローラ61の出力に応じてガラス
透過率制御装置71は調光ガラス72の透過率を制御す
る。この場合、コントローラ61は環境検出に基づき調
光ガラス72の透過率の増減調節時間を変更する調節時
間可変手段CL4を構成する。
【0040】図3は前記調光ガラス72の要部断面図を
示す。この調光ガラス72は、ガラス基板73の内部に
液晶物質75が封入されると共に、透明電極(ITO)
77、配光板79が設けられ、ガラス基板73の外部に
偏光板81が設けられたものである。したがって、透明
電極77の印加電圧レベルあるいは印加電圧の時間デュ
ーティー比制御等の電圧制御を行なうことにより液晶物
質75の透明度が調整されるようになっている。そし
て、輝度検出器59や日射量検出器55等の検出に基づ
きコントローラ61がガラス透過率制御装置71へ信号
出力し、このガラス透過率制御装置71によって調光ガ
ラス72の透過率が増減調節される。このとき、輝度検
出器59、あるいは日射量検出器55の検出に基づきコ
ントローラ61がガラス透過率制御装置71を制御し、
調光ガラス72の透過率の増減調節時間が変更される。
従って、調光ガラス72の透過率を増減調節する際に輝
度の変化幅、変化率、あるいは日射量等の車室内熱負荷
に関係する要素の増減に応じて調光ガラス72の透過率
の増減調節時間を変更することにより乗員の明暗順応の
際の違和感や車室内熱環境の低下を防止することができ
るのである。
【0041】ここで調光ガラス72の透過率の増減調節
時間について更に述べる。
【0042】まず図4は、種々の光に対しての環境と輝
度との関係を示した図である。縦軸は、輝度mL(ミリ
ランバート)を採り、右欄に環境を示している。この図
4によれば、直射日光の当たらない位置における自動車
室内の輝度は101 mLとなっている。
【0043】図5は照度が半減する際、実用的な視力を
保持できる時間を示すもので、縦軸に実用的な視力を保
持した場合の明るさ半減時間(秒)、横軸に初期明るさ
rlx(ラドルクス)を示している。単位のrlx(ラ
ドルクス)は、lx(ルクス)に物体の反射率を乗じた
ものである。この図5は、光の明状態から暗状態への移
行時(暗順応)、実用的な視力を保ちつつ照度を低減で
きる曲線で緩和曲線と呼ばれる図から読みとっている
(金原出版刊行、昭和41年発行「人間工学ハンドブッ
ク」69頁の図III −142参照)。この図5によれば
実用的な視力を保持した場合の明るさ半減時間は約0.
28秒から0.55秒となる。なお、前述の参考文献に
よると、暗状態から明状態への明順応は暗順応より短い
時間で可能である。
【0044】図6は、環境と輝度との関係を示した図4
及び照度半減時の視力保持可能時間を示す図5とに基い
て輝度変化幅に対する増減調節時間、すなわち制御変化
時間を設定した図を示すものである。すなわち、横軸に
輝度の変化幅を示し、縦軸に制御変化時間を示してい
る。そして調光ガラス72の透過率の増減調節が透過率
を増加させる場合「不透明→透明」、透過率を減少させ
る場合「透明→不透明」のいずれの場合も輝度の変化幅
の増大に応じて制御変化時間を長くするように設定して
いる。
【0045】ここで輝度の変化幅は、 輝度の変化幅=(所定時間前の輝度)/(現在の輝度) としている。
【0046】調光ガラス72により輝度は約(数〜5
5)%程度変化するので制御変化時間としては0.5秒
から数秒程度の時間を設定しておけば、実用的な視力を
保持すると同時に明暗順応による不快感を低減すること
ができる。
【0047】従って、調節時間可変手段CL4としての
コントローラ61は調光パネルCL1としての調光ガラ
ス72の調節対象となる光の変化幅、すなわち輝度の変
化幅の大小に応じて増減調節時間(制御変化時間)を長
短設定することとなる(請求項3)。
【0048】図7は日射量検出器55、室温検出器5
1、外気温検出器53等の検出値、すなわち室内の熱環
境に関係する要素の検出値の増加に応じて増減調節時間
(制御変化時間)を短く設定するようにしたものであ
る。従って、調節時間可変手段CL4としてのガラス透
過率制御装置71は室内の熱環境の関係する要素の検出
値としての熱負荷制御指標の増加に応じて増減調節時間
を短く設定することとなる(請求項6)。
【0049】この図7では、縦軸が制御変化時間であ
り、横軸が熱負荷制御指標である。この熱負荷制御指標
は、 熱負荷制御指標=日射量(kcal/m2 h)×0.0
2+{室温(℃)−設定室温(℃)}×2+外気温
(℃)×0.5 としている。熱負荷制御指標は室温の寄与度を大きくす
るためその係数を2とし他の係数0.02、0.5より
も大きなものとしている。そして、この図7によって制
御変化時間を決めることにより、真夏、トンネル走行中
の自動車がトンネルを出て急に直射日光を受け、熱負荷
制御指標が高くなる場合に制御変化時間を短くして調光
ガラス72の透過率を素早く減少させることができ、ト
ンネルから出たときの「眩しい」といった不快感を防止
できると共に、車室内熱負荷の悪化を防止することがで
きる。
【0050】また、トンネル等に入り直射日光が当たら
なくなり熱負荷制御指標が小さくなる場合に、制御変化
時間を比較的長くして暗順応の際の違和感を防止するこ
とができる。
【0051】図8は日射量検出器55、室温検出器5
1、外気温検出器53等の検出値から車室内熱負荷を算
出し、調光ガラス72の透過率を変化させる前の状態
が、透過率が高い状態(透明)か低い状態(不透明)か
に応じて決めるようにしたものである。この図8では、
調光ガラス72が不透明から透明に変化する場合は、例
えば、自動車がトンネルや駐車場等、日射が直接的に当
りにくい地域に入る状況であり、熱負荷の増加がないも
のとし、熱負荷制御指標によらず輝度の変化幅のみによ
って図6の場合と同様に制御変化時間を決めている(図
8右欄)。また、調光ガラス72が透明となる場合は、
自動車がトンネルや駐車場から出る状況であり、熱負荷
制御指標及び輝度の変化幅の双方に応じて制御変化時間
を決めるようにしている(図8左欄)。図8左欄では熱
負荷制御指標として10,30,50の3種類について
示しており、熱負荷制御指標の増大に応じて輝度の変化
幅に対する制御変化時間の増大を少なくするようにして
いる。
【0052】この場合、調節時間可変手段CL4として
のガラス透過率制御装置71は輝度の変化幅が一定であ
るとした場合、調光パネルCL1である調光ガラス72
の透過率が高い状態(透明)から低い状態(不透明)と
なる場合に室内の熱環境に関係する要素の検出値として
の熱負荷制御指標の増加に応じて増減調節時間(制御変
化時間)を短くし、透過率が低い状態(不透明)から高
い状態(透明)となる場合に、増減調節時間(制御変化
時間)をそのままにすることとなる(請求項8)。ま
た、調節時間可変手段CL4としてのガラス透過率制御
装置71は光環境検出手段CL5としての輝度検出器5
9または熱環境検出手段CL6としての日射量検出器5
5、室温検出器51、外気温検出器53の少なくとも一
方の検出信号により増減調節時間を制御することとなる
(請求項7)。
【0053】図9、図10はこの発明実施例の制御フロ
ーチャートである。
【0054】ステップ901では、この制御フローチャ
ートで用いる定数の初期セットを行なう。すなわち目標
吹出温Tofの計算式に用いる定数A〜Eとエアミック
スドアの開度Xの計算式に用いるF,G,Hのセットで
ある。
【0055】ステップ902では、各センサよりデータ
を入力する。すなわち外気温Ta,室温Tic,室温設
定値Tset,日射量Qsun,乗員による設定ファン
スイッチの値Vfan,set、輝度Lを検出してコン
トローラ61へ入力する。
【0056】ステップ903では、ブロアファンの風量
を、印加電圧により制御するために室温と室温設定値と
の差、すなわち(Tic−Tset)により決める。具
体的には、この偏差が大きいほど印加電圧を増加し、室
温Ticを設定室温Tsetに早急に近づける。
【0057】ステップ904では、設定室温Tsetの
補正を行なう。すなわち外気温が低い場合には設定室温
Tsetを上昇させ、また外気温が高い場合には設定室
温Tsetを低下させる。通常、人間の体感は、周囲が
暑い環境下では、室温を低下させることで「涼しい」温
冷感が得られるので快適になり、逆に周囲が寒い環境下
では、室温を上昇させることで「暖かい」温冷感が得ら
れる。このように周囲の温度に逆比例するような温度を
設定することで温冷感が刺激されてより快適になる。
【0058】ステップ905では、目標吹出温Tofを
外気温Ta、室温Tic、補正された設定室温Tse
t’、日射量Qsunから算出する。
【0059】ステップ906では、この目標的出温To
fに基づいてエアミックスドアの開度Xを決定する。
【0060】ステップ907では、この目標吹出温To
fに基づいて、吹出モードを決定する。すなわち、目標
的出温度Tofが高ければフットモード、中程度であれ
ばバイレベルモード、低ければベントモードである。
【0061】ステップ908では、乗員によってマニュ
アル・ファン・スイッチが押されたかどうかを判断す
る。もし押されていたらステップ909へ移行し、そう
でなければステップ910へ移行する。
【0062】ステップ909では、乗員により押された
設定ファンVfan,setを最終的なブロアファン電
圧Vfan’にする。
【0063】ステップ910では、ステップ903で算
出したファン電圧Vfanを最終的なブロアファン電圧
Vfan’にする。
【0064】ステップ911では、ブロアファンモータ
19へ印加電圧Vfan’を出力する。
【0065】ステップ912では、各ドアアクチュエー
タ17,37,39,41に出力して、各ドア13,2
5,33,35を設定する。
【0066】ステップ913では、輝度変化率を調べ
る。輝度変化率は下式で計算する。
【0067】 輝度変化率≡(1秒前の輝度)/(現在の輝度) そして輝度変化率が所定値以上であれば、輝度が所定値
以上の変化率で低下した(暗状態に早くなった)という
ことになり、ステップ915へ移行する。またそうでな
ければステップ914へ移行する。
【0068】ステップ914では、輝度の大きさを調べ
る。すなわち輝度が0.01mL(ミリランバート)未
満であればステップ915へ移行する。
【0069】ステップ915では、調光ガラス72が現
在、透明状態であるかどうかを調べる。透明状態であれ
ば、ステップ917へ移行し、そうでなければステップ
916へ移行する。
【0070】ステップ916では、透過率変化時間を最
小にして不透明状態から透明状態に変化させる。これに
よりトンネル等に入り、輝度が低下した場合に素早く透
明状態にして、明暗反応の違和感を防止できる。
【0071】ステップ917では、透明状態をそのまま
維持する。
【0072】このようにして、調節時間可変手段CL4
としてのコントローラ61は、調光パネルCL1として
の調光ガラス72の調節対象となる光が所定値以上の変
化率で低下し、あるいは所定値以下となった場合に増減
調節時間(制御変化時間)を短く設定することとなる
(請求項4)。また、調節制御手段CL3としてのガラ
ス透過率制御装置71は、調光パネルCL1である調光
ガラス72の調節対象となる光が所定値以上の変化率で
低下し、あるいは所定値以下となった場合に調光ガラス
72の透過率を高い状態(透明状態)に維持することと
なる(請求項5)。
【0073】ステップ914で輝度が0.01mL以上
であると判断された場合は輝度が所定値以下にもなって
おらず、また所定値以上の変化率で低下しているのでも
ないためステップ918で輝度が低下しているかどうか
の判断が行なわれる。輝度が増加していると判断されれ
ば、ステップ919において図6や図8の関係により輝
度の変化幅に応じて制御変化時間を設定する。またステ
ップ918で輝度が低下していると判断されれば、ステ
ップ920で同様に輝度の変化幅に応じて制御変化時間
を設定する。
【0074】ステップ919では、輝度がより明るくな
った場合の処理であり、熱負荷が高くなるほどガラス透
過率制御変化時間を短くする。つまり熱負荷が高い状態
で日射による輝度が高くなると、すなわち乗員への熱負
荷が高くなることに相当するので、熱負荷軽減を早くお
こなうために変化時間をより短くする。
【0075】ステップ920では、輝度がより暗くなっ
た場合の処理であり、熱負荷によらずゆっくり変化させ
ることで、心理的負荷を軽減する。
【0076】次いでステップ921において設定時間に
より調光ガラス72の透過率が制御される。
【0077】こうして一回の制御が終了するとステップ
902へ戻り以下同様に繰返される。
【0078】このような制御によりトンネルへの進入に
より輝度が所定値以上の変化率で低下し、あるいは所定
値以下となった場合には調光ガラス72を素早く透明状
態にして明暗順応の違和感を防止する。また、輝度変化
率が所定以上の変化率で低下せず所定値以下になってい
ない場合にはトンネルの出入り等による輝度の変化幅に
応じて制御変化時間を設定し明暗順応の違和感を防止す
ることができる。更に、外気温が高く日射等が車室内熱
環境状態に強く影響する状況下でトンネルから出るよう
な場合には、熱負荷と輝度の変化幅とに応じて制御変化
時間を短くし車室内の熱環境の悪化を防止することがで
きる。
【0079】図11は他の実施例にかかるフローチャー
トである。このフローチャートは要部のみを示し、図
9、図11のフローチャートのステップ913〜ステッ
プ921に代えて、ステップ1101、ステップ110
2としたものである。従ってステップ912で各ドアア
クチュエータに出力したらステップ1101で図7の関
係に基づき熱負荷の大小により制御変化時間を設定す
る。
【0080】次いでステップ1102で設定時間により
調光ガラス72の透過率制御を行なう。
【0081】このような制御により、車室内の熱環境の
悪化を防止することができる。
【0082】なお、熱負荷として日射量、室温、外気温
以外に乗員が設定する室温設定値、日射方向、日射角度
等を用いてもよい。また、この発明を乗用車等に適用す
る場合、車室内の周囲にあり別々の方向を向いた窓ガラ
スをそれぞれの輝度に応じてガラス透過率及び増減調節
時間を個別に制御してもよい。更に、光環境検出手段と
してオートエアコン(自動温度制御型空調装置)用の日
射量検出器を流用することもできる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように以下のよ
うな効果を奏する。
【0084】請求項1の発明では、環境検出手段の検出
に基づき調光パネルの透過率の増減調節時間を変更する
ことができ、透過率の増減調節に際して明暗順応あるい
は熱負荷に応じた最適な調節を行なわせることが可能と
なる。
【0085】請求項2の発明では、調節時間を印加電圧
レベルあるいは印加電圧の時間デューテュ比制御等の電
圧制御によって行なうことができ、容易かつ確実に制御
することができる。
【0086】請求項3の発明では、調光パネルの調節対
象となる光の変化幅の大小に応じて増減調節時間を長短
設定することができ、透過率の増減調節時間を明暗順応
の時間に対応させ違和感を防止することができる。
【0087】請求項4の発明では、調光パネルの調節対
象となる光が所定値以上の変化率で低下し、あるいは所
定値以下となった場合に増減調節時間を短く設定するこ
とができ、光量あるいは輝度が急激に低下する場合等透
過率を素早く変更して明暗順応の違和感を防止すること
ができる。
【0088】請求項5の発明では、調光パネルの調節対
象となる光が所定値以上の変化率で低下し、あるいは所
定値以下となった場合に調光パネルの透過率を高い状態
に維持することができ、素早い対応が可能になると共
に、調節制御手段によって調光パネルの透過率を不必要
に制御することがなく、制御の無駄を防止し耐久性を向
上させることができる。
【0089】請求項6の発明では、室内の熱環境に関係
する要素の検出値の要素の増加に応じて増減調節時間を
短く設定することができ、室内の熱環境の低下を防止す
ることができる。
【0090】請求項7の発明では、光環境または熱環境
の検出信号の少なくとも一方により増減調節時間を制御
することができ、光環境の変化または熱環境の変化のい
ずれかを適確に制御することができる。
【0091】請求項8の発明では、調光パネルの透過率
が高い状態から低い状態となる場合に、室内の熱環境に
関係する要素の検出値の増加に応じて増減調節時間を短
くし、透過率が低い状態から高い状態となる場合に増減
調節時間をそのままにすることができ、調光パネルの状
態に応じて熱負荷除去を優先させた明暗順応と熱負荷対
応との双方を統合制御することができる。請求項9の発
明では、環境検出手段の検出に基づき、車両のウインド
ウガラスの透過率の増減調節時間を変更することがで
き、透過率の増減調節に際して明暗順応あるいは熱負荷
に応じた最適な調節を行なわせることが可能となる。同
時に空調装置によって車室内の熱環境を調整し、熱負荷
に応じた最適な熱環境を調整することができる。請求項
10の発明では、空調装置の制御値を用いることによっ
て、より確実な制御を行なうことができる。請求項11
の発明では、外気温、室温、室温設定値、日射を用いる
ことによって、より確実な制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成図である。
【図2】一実施例に係る構成図である。
【図3】調光ガラスの要部断面図である。
【図4】種々の環境と輝度との関係を説明するための図
である。
【図5】視力を保持しながら照度を半減した場合の時間
を説明するための図である。
【図6】輝度の変化に対する制御変化時間の説明図であ
る。
【図7】熱負荷制御指標に対する制御変化時間の説明図
である。
【図8】熱負荷制御指標と輝度の変化に対する制御変化
時間の説明図である。
【図9】一実施例に係るフローチャートである。
【図10】一実施例に係るフローチャートである。
【図11】他の実施例に係る要部フローチャートであ
る。
【図12】従来例に係る調光パネルの制御装置を示す構
成図である。
【図13】他の従来例に係る調光パネルの制御装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
CL1 調光パネル CL2 環境検出手段 CL3 調節制御手段 CL4 調節時間可変手段 CL5 光環境検出手段 CL6 熱環境検出手段

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内外を区画し、少なくとも室内への光
    の透過率を増減調節可能な調光パネルと、室内の熱環境に関係する要素と室内の光環境に関係する
    要素から室内環境を検出する環境検出手段と 、 前記環境検出手段の検出に基づき前記調光パネルの
    過率を増減調節する調節制御手段と、 前記環境検出手段の検出に基づき前記調節制御手段によ
    調光パネルの透過率の増減調節時間を変更する調節時
    間可変手段とを備えたことを特徴とする調光パネルの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の調光パネルの制御装置で
    あって、 前記調節時間可変手段は、印加電圧レベルあるいは印加
    電圧の時間デューティー比制御等の電圧制御を行なうこ
    とを特徴とする調光パネルの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の調光パネル
    の制御装置であって、 前記調節時間可変手段は、前記調光パネルの調節対象と
    なる光の変化幅の大小に応じて増減調節時間を長短設定
    することを特徴とする調光パネルの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の調光パネル
    の制御装置であって、 前記調節時間可変手段は、前記調光パネルの調節対象と
    なる光が所定値以上の変化率で低下し、あるいは所定値
    以下となった場合に増減調節時間を短く設定することを
    特徴とする調光パネルの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の調光パネルの制御装置で
    あって、 前記調節制御手段は、前記調光パネルの調節対象となる
    光が所定値以上の変化率で低下し、あるいは所定値以下
    となった場合に、調光パネルの透過率を高い状態に維持
    することを特徴とする調光パネルの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の調光パネル
    の制御装置であって、 前記調節時間可変手段は、室内の熱環境に関係する要素
    の検出値の増加に応じて増減調節時間を短く設定するこ
    とを特徴とする調光パネルの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2記載の調光パネル
    の制御装置であって、 前記調節時間可変手段は、前記光環境に関係する要素の
    検出値又は熱環境に関係する要素の検出値の少なくとも
    一方の検出信号により増減調節時間を制御することを特
    徴とする調光パネルの制御装置
  8. 【請求項8】 請求項7記載の調光パネルの制御装置で
    あって、 前記調節時間可変手段は、前記調光パネルの透過率が高
    い状態から低い状態となる場合に、室内の熱環境に関係
    する要素の検出値の増加に応じて増減調節時間を短く
    し、透過率が低い状態から高い状態となる場合に、増減
    調節時間をそのままにすることを特徴とする調光パネル
    の制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の調光パネルの制御装置で
    あって、前記調光パネルは車両のウインドウガラスであ
    り、車室内には熱環境を調整する空調装置が備えられて
    いることを特徴とする調光パネルの制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の調光パネルの制御装置
    であって、前記環境検出手段は前記空調装置の制御値を
    用いたことを特徴とする調光パネルの制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の調光パネルの制御装
    置であって、前記環境検出手段は、外気温、室温、室温
    設定値、日射を用いたことを特徴とする調光パネルの制
    御装置。
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