JP3196245U - アンカー - Google Patents

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Abstract

【課題】セルフタッピングねじ軸の先端の円錐部がある深さまで壁面に穴を開けることが可能であり、穴を別に開けることを必要とせず、ナットを締め付けると、そのまま利用可能なアンカーを提供する。【解決手段】セルフタッピングねじ軸40と、膨張スリーブ41と、ナット42と、から構成され、ドリルであるセルフタッピングねじ軸40の先端には、円錐部が設けられており、その後方にねじ軸が設けられており、セルフタッピングねじ軸40の尾端には、ねじ山404が設けられており、係止ロッド405が延びており、膨張スリーブ41は、中空で円筒状を呈し、セルフタッピングねじ軸40に嵌め設けられており、セルフタッピングねじ軸40の先端と接触する端部に切り欠410が設けられており、ナット42は、セルフタッピングねじ軸40の尾端に設けられているねじ山404に螺着されており、その外径が膨張スリーブ41の外径よりもやや大きい。【選択図】図5

Description

本考案は、アンカーに関し、特に、ねじ軸にドリルが設けられているセルフタッピングねじ軸を有し、セルフタッピングねじ軸の先端の円錐部がある深さまで壁面に穴を開けることが可能であり、穴を別に開けることが必要せず、ナットを締め付けると、そのまま利用可能なアンカーに関するものである。
アンカーは、支持枠、吊下げ枠やトレーなどを、壁面や床面などに固定するために使用されるものである。従来のアンカー1の構造は、図1に示すように、ねじ軸10と、スリーブ11と、ナット12と、から構成される。ねじ軸10は、一端が外側に拡径する円錐部101であり、他端にねじ山102が設けられている。スリーブ11の一端に切り欠110が設けられている。
図2を参照する。図2は従来のアンカーの組合済み状態を示す模式図である。ねじ軸10は、スリーブ11に差し込まれており、円錐部101が露呈している。ナット12は、ねじ軸10の尾端に設けられているねじ山102に螺着されている。
次に、従来のアンカーの使用状態を説明する。図3を参照する。図3は従来のアンカーの使用状態を示す模式図1である。壁面にアンカー1を付けたいときには、まず、ドリル2により、壁面にある深さを有する穴30を開ける。その後、図4に示すように、壁面3の穴30にアンカー1を打ち込んで、ねじ軸10の尾端のねじ山102に螺着されているナット12を締め付ける。これにより、ねじ軸10の円錐部101がスリーブ11の切り欠110に押付けて、スリーブ11の切り欠110が拡径して、アンカー1が壁面3に固定する。
しかし、アンカー1の取付は、まず、ドリル2により、アンカー1を取り付けたい箇所に穴を開けて、当該穴にアンカー1を打ち込むことが必要なため、極めて不便である。大量のアンカー1を取り付けたい場合には、取付プロセスが複雑なため、工数がかなり掛かる問題があった。
本考案の主な目的は、ねじ軸にドリルが設けられているセルフタッピングねじ軸を有し、セルフタッピングねじ軸の先端の円錐部がある深さまで壁面に穴を開けることが可能であり、穴を別に開けることが必要せず、ナットを締め付けると、そのまま利用可能なアンカーを提供することにある。
本考案のアンカーによると、セルフタッピングねじ軸と、膨張スリーブと、ナットと、から構成され、ドリルであるセルフタッピングねじ軸の先端には、円錐部が設けられており、その後方にねじ軸が設けられており、セルフタッピングねじ軸の尾端には、ねじ山が設けられており、係止ロッドが延びており、膨張スリーブは、中空で円筒状を呈し、セルフタッピングねじ軸に嵌め設けられており、セルフタッピングねじ軸の先端と接触する端部に切り欠が設けられており、ナットは、セルフタッピングねじ軸の尾端に設けられているねじ山に螺着されており、その外径が膨張スリーブの外径よりもやや大きいことを特徴とする。
本考案のアンカーによれば、ねじ軸にドリルが設けられているセルフタッピングねじ軸を有し、セルフタッピングねじ軸の先端の円錐部がある深さまで壁面に穴を開けることが可能であり、穴を別に開けることが必要せず、ナットを締め付けると、そのまま利用可能であるという効果を有する。
従来のアンカーを示す分解斜視図である。 従来のアンカーの組合済み状態を示す模式図である。 従来のアンカーの使用状態を示す模式図1である。 従来のアンカーの使用状態を示す模式図2である。 本考案の実施例を示す分解斜視図である。 本考案の実施例の組合済み状態を示す模式図である。 本考案の実施例の使用状態を示す模式図1である。 本考案の実施例の使用状態を示す模式図2である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図5を参照する。図5は本考案の実施例を示す分解斜視図である。本実施例のアンカー4は、セルフタッピングねじ軸40と、膨張スリーブ41と、ナット42と、から構成される。セルフタッピングねじ軸40の先端はドリル401である。ドリル401は、その前に円錐部4011が形成されており、その後ろに穴あけ螺旋402が延びている。セルフタッピングねじ軸40は、中段にねじ軸403が設けられており、尾段にねじ山404が設けられており、尾段から係止ロッド405が延びている。膨張スリーブ41は、中空で円筒状を呈し、一端に切り欠410が設けられている。ナット42は、セルフタッピングねじ軸40の尾端に設けられているねじ山404に螺着されており、その外径が膨張スリーブ41の外径よりもやや大きい。
図6を参照する。図6は本考案の実施例の組合済み状態を示す模式図である。セルフタッピングねじ軸40は、膨張スリーブ41に挿入されており、図5に示すように、ドリル401と円錐部4011が膨張スリーブ41の切り欠410の一端から突出して露呈する。ナット42は、セルフタッピングねじ軸40の尾端に設けられているねじ山404に螺着されている。
図7を参照する。図7は本考案の実施例の使用状態を示す模式図1である。電気ドリル5にセルフタッピングねじ軸40の尾端に設けられている係止ロッド405を係止して、セルフタッピングねじ軸40に設けられており穴あけ螺旋402を有する円錐部4011により、壁面6を掘削して差し込んでいるときに、ねじ軸403により切り屑が排出される。これにより、アンカー4全体を壁面6に差し込むことが可能である。
図8を参照する。図8は本考案の実施例の使用状態を示す模式図2である。アンカー4を壁面6に差し込んだ後、セルフタッピングねじ軸40の尾端に設けられているねじ山404に螺着されているナット42を締め付けると、ナット42の外径が膨張スリーブ41の外径よりもやや大きいため、ナット42を締め付けているときに、膨張スリーブ41の切り欠410がセルフタッピングねじ軸40のドリル401に拡径されて壁面6に押付けるようになる。これにより、壁面6にアンカー4を固定することが可能である。
本考案は、アンカーに適用することができる。
1 アンカー
2 ドリル
3 壁面
4 アンカー
5 電気ドリル
6 壁面
10 ねじ軸
11 スリーブ
12 ナット
30 穴
40 セルフタッピングねじ軸
41 膨張スリーブ
42 ナット
101 円錐部
102 ねじ山
110 切り欠
401 ドリル
402 穴あけ螺旋
403 ねじ軸
404 ねじ山
405 係止ロッド
410 切り欠
4011 円錐部

Claims (1)

  1. セルフタッピングねじ軸と、膨張スリーブと、ナットと、から構成され、ドリルである前記セルフタッピングねじ軸の先端には、円錐部が設けられており、その後方にねじ軸が設けられており、前記セルフタッピングねじ軸の尾端には、ねじ山が設けられており、係止ロッドが延びており、前記膨張スリーブは、中空で円筒状を呈し、前記セルフタッピングねじ軸に嵌め設けられており、前記セルフタッピングねじ軸の先端と接触する端部に切り欠が設けられており、前記ナットは、前記セルフタッピングねじ軸の尾端に設けられている前記ねじ山に螺着されており、その外径が前記膨張スリーブの外径よりもやや大きいことを特徴とするアンカー。
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