JP3196169U - 薬用小袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に対して服用すべき時を分かり易く表示し、開封が容易であり、服用したことも明らかになる薬用小袋を提供する。【解決手段】本薬用小袋1は、食事時を基準として服用する分の薬を封入するための薬用小袋であって、シートが2枚重なる長方形状であって、閉塞することで封止をすることができる開口部31を上端側に備える袋体2と、袋体の一面側に設けられている日付記入欄41、食事時を表す食事時表記42、及び食事時を基準として服用時を選択記入するための服用時表記43と、日付記入欄、食事時表記及び服用時表記より上方に且つ袋体を横断して設けられ、袋体の少なくとも前記一面側を裂いて開封を行う開封部5と、を備えることを特徴とする。使用者にとって開封部を裂くだけで済み、開封が容易とし、当日の食事時に服用したかどうかを明瞭に知ることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、定められた時に服用する必要がある薬を、その1回の服用時ごとに小分けするための薬用小袋に関する。詳しくは、服用すべき時を分かり易く表示し、開封が容易であり、服用したことも明瞭になる薬用小袋に関する
定時的に服用すべき薬の服用の間違いや忘れを防止するために、1回の服用時の分の薬を小袋に入れておき、服用する時に小袋から薬を取り出して服用させることが種々検討されている。
例えば、特許文献1に記載されている薬の小分け袋は、このような小袋に、朝、昼、夕等の服用パターンと、服用する曜日が表された袋である。また、この小袋はチャックにより封止することができるようにされている。
実用新案登録3136847号公報
しかし、特許文献1に記載されているような薬の小分け袋では、1週間を超える分量の薬を仕分けることができないという問題があった。また、チャックの嵌合を解くには袋の端をめくり、更に各面をそれぞれ摘んだ状態で力を加えて広げる必要があり、服用者によっては小袋の開封が困難となることがあった。また、小袋から薬を取り出した後も、再度フラップを閉じて、封をすることができるので、他の薬を入れたりするなどの再利用ができるが、これによって、正しく服用されたかどうかを区別ができなくなるおそれがある。
また、従来の薬用小袋では、いつ服用すべきかの表示が使用者に見辛く、服用時を誤ったり忘れたりするという問題があった。
本考案は、上記のような問題に鑑み、使用者に対して服用すべき時を分かり易く表示し、開封が容易であり、服用したことも明らかになる薬用小袋を提供することを目的とする。
本考案は、以下の通りである。
1.食事時を基準として服用する1回分の薬を封入するための薬用小袋であって、シートが2枚重なる長方形状であって、閉塞することで封止をすることができる開口部を上端側に備える袋体と、前記袋体の一面側に設けられている日付記入欄、食事時を表す食事時表記、及び前記食事時を基準として服用時を選択記入するための服用時表記と、前記日付記入欄、前記食事時表記及び前記服用時表記より上方に且つ前記袋体を横断して設けられ、前記袋体の少なくとも前記一面側を裂いて開封を行う開封部と、を備えることを特徴とする薬用小袋。
2.前記開封部は前記袋体の両面に形成されており、前記袋体の両面を同時に裂いて開封を行うためのミシン目を具備する前記1.記載の薬用小袋。
3.前記開封部は前記袋体の前記一面側又は両面に設けられているテアテープを具備する前記1.記載の薬用小袋。
4.前記袋体は、前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、前記開封部は、閉塞した状態の前記フラップの下端よりも下方に位置する前記1.乃至前記3.のいずれかに記載の薬用小袋。
5.前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示されている前記4.記載の薬用小袋。
6.前記袋体の左右の端部であり、且つ閉塞した状態の前記フラップの下端よりも下方に切り欠き部を備え、各前記切り欠き部の間に前記開封部が設けられている前記4.又は前記5.記載の薬用小袋。
7.前記食事時表記は、仮名書きで表され、食事時ごとに異なる色で着色されている前記1.乃至前記6.のいずれかに記載の薬用小袋。
8.前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている前記1.乃至前記7.のいずれかに記載の薬用小袋。
9.前記袋体は透明又は半透明な樹脂によって形成されており、前記袋体の左右の端部に切り欠き部を備え、前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、前記ミシン目及び前記切り欠き部は、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置し、前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示され、前記袋体の一面側の各前記切り欠き部の近傍に、前記切り欠き部を示す開封目印が表示されており、前記食事時表記は、それぞれ異なる色で着色される「あさ」、「ひる」、「ゆう」及び「よる」のうちのいずれかであり、且つ前記袋体の横幅の半分を超える幅で表され、前記服用時表記は、少なくとも「食前」、「食間」及び「食後」が表示されており、前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている前記2.記載の薬用小袋。
10.前記袋体は透明又は半透明な樹脂によって形成されており、前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、前記テアテープは、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置し、前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示され、前記袋体の一面側の各前記切り欠き部の近傍に、前記切り欠き部を示す開封目印が表示されており、前記食事時表記は、それぞれ異なる色で着色される「あさ」、「ひる」、「ゆう」及び「よる」のうちのいずれかであり、且つ前記袋体の横幅の半分を超える幅で表され、前記服用時表記は、少なくとも「食前」、「食間」及び「食後」が表示されており、前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている前記3.記載の薬用小袋。
本考案の薬用小袋は、シートが2枚重なる長方形状であって、閉塞することで封止をすることができる開口部を上端側に備える袋体と、前記袋体の一面側に設けられている日付記入欄、食事時を表す食事時表記、及び前記食事時を基準として服用時を選択記入するための服用時表記と、前記日付記入欄、前記食事時表記及び前記服用時表記より上方に且つ前記袋体を横断して設けられ、前記袋体の少なくとも前記一面側を裂いて開封を行う開封部と、を備えるため、日付記入欄により、月、日や曜日等の日付を記入することができ、服用すべき日時を明瞭に表すことができる。また、食事時表記及び服用時表記により、服用すべき時を明瞭に表すことができる。更に、開封部を設けているため、使用者にとって開封部を裂くだけで袋体を開封し、封入した服用1回分の薬を容易に取り出すことができる。そして、袋体を開封すると元の封止状態に戻すことができなくなり、日付記入欄、食事時表記及び服用時表記が袋体にそのまま残るため、開封した袋体の記入や表記を確認することで、該当日の食事時に服用したかどうかを明瞭に知ることができる。
前記開封部は前記袋体の両面に形成されており、前記袋体の両面を同時に裂いて開封を行うためのミシン目を具備する場合は、使用者にとってミシン目を引き裂くだけで、袋体の開封を容易にすることができる。このミシン目は、その間隔や幅等を調節することによって、袋体の開封をより小さい力で行うことができるように調節することができる。
前記開封部は前記袋体の前記一面側又は両面に設けられているテアテープを具備する場合は、使用者にとってテアテープを引っ張ることで袋体を引く裂くことができ、袋体の開封を容易とすることができる。
前記袋体は、前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、前記開封部は、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置する場合は、閉塞した状態のフラップが袋体の開封部よりも上方に位置し、開封部にフラップが被ることがないため、フラップを避けながら開封をする必要がなく、手間なく開封することができる。また、接着部が袋体の他面側に設けられるため、開口部から薬を袋体内に入れるときに、薬が接着部に接触して作業の支障になることを防止することができる。
前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示されている場合は、フラップをより上下方向に短い位置で折り曲げるように誘導することができ、それによって開封部に折り曲げたフラップが被ることがないため、使用者はフラップを避けながら開封をする必要がなく、手間なく開封することができる。
前記開封部は、前記袋体の左右の端部であり、且つ閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に切り欠き部を備え、各前記切り欠き部の間に前記開封部が設けられている場合は、開封部であるミシン目やテアテープの端部を切り欠き部によって明瞭に表すことができる。また、開封部がミシン目の場合において、開封時に袋体を摘む位置がずれていても、切り欠き部によってミシン目の端部に力が掛かりやすくなり、使用者は容易に袋体を開封することができる。
前記食事時表記は、仮名書きで表され、食事時ごとに異なる色で着色されている場合は、「朝」「昼」「夕」等と漢字で記載する場合に比べて記載内容が誰にも一見して分かるようにすることができ、色によって異なる時間帯であることを区別しやすくすることができる。
前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている場合は、複数の使用者の薬を管理する場合、名前記入欄に使用者の名前を記入することで、区別することができる。
前記袋体は透明又は半透明な樹脂によって形成されており、前記開封部は、前記袋体の左右の端部に切り欠き部を備え、前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、前記ミシン目及び前記切り欠き部は、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置し、前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示され、前記袋体の一面側の各前記切り欠き部の近傍に、前記切り欠き部を示す開封目印が表示されており、前記食事時表記は、それぞれ異なる色で着色される「あさ」、「ひる」、「ゆう」及び「よる」のうちのいずれかであり、且つ前記袋体の横幅の半分を超える幅で表され、前記服用時表記は、少なくとも「食前」、「食間」及び「食後」が表示されており、前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている場合は、袋体に薬が入っているかを誰でも容易に識別することができる。また、ミシン目及び切り欠き部により容易に袋体を開封することができ、開封目印によって開封する場所を判別しやすくすることができる。更に食事時表記がひらがな書き且つ袋の横幅の半分以上の大きさであるので見易く、色によって異なる時間帯であることを区別しやすく、名前記入欄により複数使用者の薬を管理できる薬用小袋とすることができる。
前記袋体は透明又は半透明な樹脂によって形成されており、前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、前記テアテープは、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置し、前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示され、前記袋体の一面側の各前記切り欠き部の近傍に、前記切り欠き部を示す開封目印が表示されており、前記食事時表記は、それぞれ異なる色で着色される「あさ」、「ひる」、「ゆう」及び「よる」のうちのいずれかであり、且つ前記袋体の横幅の半分を超える幅で表され、前記服用時表記は、少なくとも「食前」、「食間」及び「食後」が表示されており、前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている場合は、袋体に薬が入っているかを誰でも容易に識別することができる。また、テアテープにより容易に袋体を開封することができ、開封目印によって開封する場所を判別しやすくすることができる。更に食事時表記がひらがな書き且つ袋の横幅の半分以上の大きさであるので見易く、色によって異なる時間帯であることを区別しやすく、名前記入欄により複数使用者の薬を管理できる薬用小袋とすることができる。
フラップを折り曲げていない状態の薬用小袋を説明するための正面図である。 フラップを折り曲げていない状態の薬用小袋を説明するための背面図である。 フラップを折り曲げた状態の薬用小袋を説明するための正面図である。 フラップを折り曲げた状態の薬用小袋を説明するための側面図である。 開封した状態の薬用小袋を説明するための正面図である。 服用時間帯が昼食のときの薬用小袋を説明するための正面図である。 服用時間帯が夕食のときの薬用小袋を説明するための正面図である。 開封部としてテアテープを備える薬用小袋を説明するための正面図である。
以下、図を参照しながら、本考案を詳しく説明する。
ここで示される事項は例示的なもの及び本考案の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本考案の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本考案の根本的な理解のために必要である程度以上に本考案の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本考案の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本薬用小袋(1)は、食事時に服用する1回分の薬を封入するための小袋であって、図1及び図2に例示するように、シートが2枚重なる長方形状である袋体(2)と、日付記入欄(41)、食事時表記(42)、服用時表記(43)、開封部(5)と、を備える。また、名前記入欄(61)、確認者記入欄(62)を更に備えることができる。
袋体(2)は通常合成樹脂製である。また、中に入れる薬が見えるように透明又は半透明とするのが好ましい。更に、袋体(2)は上端側に閉塞可能な開口部(31)を備える。
開口部(31)は、袋体(2)内に薬(9)を入れた状態で閉塞することにより、図3に例示するように、袋体(2)内に1又は複数の薬(9)を封止することができる。開口部(31)の閉塞方法は特に問わないが、例えば、接着部付きのフラップ(32)により封止することができる。
フラップ(32)は、袋体(2)の一面側の開口部(31)の上端から延伸されるように形成されており、図3に例示するように、開口部(31)の上端の近傍で他面側に折り曲げたときに、袋体(2)に接する面に設けられている接着部(35)によって袋体(2)に固定され、開口部(31)を閉塞することができる。
接着部(35)は、フラップ(32)を袋体(2)に接着固定するための接着剤であり、塗布等によって袋体(2)の表面に形成されている。尚、接着剤として、粘着剤を用いることができる。
また、開封部(5)、及び後述する切り欠き部(52)は、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置する。即ち、開口部(31)上端からフラップ(32)端部までの長さd1は、開口部(31)上端から開封部(5)及び切り欠き部(52)までの距離d2よりも短くなっている。このようにフラップ(32)の長さd1を距離d2よりも狭くすることにより、フラップ(32)を折り曲げた状態において開封部(5)等にフラップ(32)が被ることがなくなるため、フラップ(32)をよけながら開封をする必要がなくなり、少ない手間で開封することができる。
前記「上端の近傍」とは、一面側の開口部(31)の上端から、一定の距離内であって、開封に支障なく開口部(31)を閉塞することができる範囲をいう。この範囲は適宜選択される。
フラップ(32)は、開口部(31)の上端から所定の距離d3だけ離れた位置に折り目ガイド(34)を印刷等により設けることができる。折り目ガイド(34)は、前記上端の近傍の一端を示すとともに、開口部(31)上端よりもフラップ側で折り曲げるように誘導するための印であり、図1に示す折り目部分が線状である図形の他、実線、破線等の線等の形状を例示することができる。このような折り目ガイド(34)に沿ってフラップ(32)を折り曲げると、開口部(31)及び切り欠き部(52)の上端よりも上の位置で折り曲げるため、折り曲げたフラップ(32)の先端が開封部(5)等よりも必ず上方となる。これにより、開封部(5)等にフラップ(32)が被ることがなくなるため、フラップ(32)を避けながら開封をする必要がなく、少ない手間で開封することができる。前記所定の距離d3は、適宜設定することができ例えば1〜5mmとすることができる。
開口部(31)は他の方法により閉塞しても良い。例えば、ヒートシールにより閉塞してもよいし、シール等を貼り付けて閉塞しても良い。
日付記入欄(41)、食事時表記(42)、服用時表記(43)は、いずれも袋体(2)の一面側に表示される。いずれの表示も、袋体(2)への印刷等によって形成することができる。
日付記入欄(41)は、服用する日を指定する欄であり、月、日及び曜日を手書き等により記載するための空欄と、これら項目を区別するための印(記号)が設けられている。この印は、例えば、図1に示すように斜線「/」と、一対の括弧「( )」の組み合わせを挙げることができる。このような印は、斜線を境にして月及び日を記載し、括弧内に曜日を記載することができる。また、空欄を大きく確保することができ、記載が容易である。尚、「 月 日 曜」と記入欄に月日等の字を表示しても良い。
食事時表記(42)は、封入する薬を服用する食事時を表す表記であり、「朝食」「昼食」「夕食」等の服用時の基準となる食事時を示す表記である。食事時表記(42)は、「朝」「昼」「夕」等と漢字表記であってもよいが、「あさ」、「ひる」、「ゆう」、「よる」等とひらがな又はカタカナの仮名書きがより好ましい。仮名書きとすることにより、漢字表記よりも多くの人が表示内容を把握することができ、誤りなく使用することができるからである。また、「7時」「12時」「19時」等と時刻を表示してもよい。
また、食事時表記(42)は食事時ごとに色を変えることができる。例えば「あさ」を赤色に、「ひる」を緑色に、「ゆう」、「よる」を青色とする等、各時間帯を連想し易い色とすることにより、使用すべき薬用小袋の選択を行うときに、誤ることなく、容易に小袋を選択することができる。
服用時表記(43)は、食事時を基準として封入する薬の服用時を表す表記である。服用時は、例えば、「食前」、「食中」、「食後」、「食間」、「寝る前」等と表示することができる。服用時表記(43)としてこれら服用時を列挙し、これらのいずれかに手書き等により印を付することで、服用すべき時を提示することができる。
名前記入欄(61)は、服用する者の名前を記載する欄であり、名前を手書き等により記入することができる空欄を備える。
確認者記入欄(62)は、服用の管理等を行う確認者の名前等を記載する欄であり、名前を手書き等により記入することができる空欄を備える。確認者記入欄は、袋体に薬を詰めた者、服用したことを確認した者等、服用の確認者の名前を記入したり、捺印をしたりして、後の管理に用いることができる。
各欄(41、61、62)及び各表記(42、43)は、少なくとも開封部(5)及び切り欠き部(52)の位置よりも下端側に位置するように配置することが好ましい。開封部(5)を切り裂いて開封をするときに、切れ目が欄等を断ち切って各表記が読めなくなり、いつの分を服用したかが分からなくならないようにすることができるからである。また、欄等が開封後も袋体(2)にまとめて残るため、開封した袋体の欄等を確認することで、いつの薬を服用したかを明瞭とすることができる。
各欄(41、61、62)及び服用時表記(43)は、手書き等により記載された内容が容易に識別できるように、着色されていることが好ましい。着色する色は特に問わないが、例えば白地にすることを挙げることができる。尚、袋体(2)が、記載された内容が容易に識別できるほど透光性を備えていない場合は、着色しなくてもかまわない。
開封部(5)は袋体(2)の同時に裂いて開封を行うための部位であり、開封した場所を開口部として、袋体(2)内の薬を取り出すことができる。
開封部(5)の具体的な形態は任意に選択することができ、例えば袋体(2)を横断するように袋体(2)の各面の同じ高さに設けられるミシン目(51)を挙げることができる。ミシン目を手がかりとして袋体(2)を引き裂くことで、袋体(2)の開封を行うことができる。ミシン目(51)の形状は特に問わない。
更に、開封部(5)として、袋体(2)を横断するように袋体(2)の一面側又は両面に開封を行うためのテアテープ(53)を設けることができる。テアテープ(53)の形状及び材質は特に問わず、通常用いられるものを使用することができる。また、複数本のテアテープを並行して設け、より開封しやすくしても良い。
更に、ミシン目(51)やテアテープ(53)は、日付記入欄、食事時表記及び服用時表記より上方に位置する。このため、図5に例示するように袋体を開封しても、日付記入欄、食事時表記及び服用時表記が分離することなく、一方の袋体21にそのまま残るため、開封した袋体の記入や表記を確認することで、該当日の食事時に服用したかどうかを明瞭に知ることができる。
更に、袋体(2)の左右の端部に切り欠き部(52)を設けることができる。各切り欠き部(52)は、それぞれミシン目(51)の一端と接続されるため、各切り欠き部(52)の間にミシン目(51)が位置する。切り欠き部(52)は、図1に例示するように、袋体(2)の左右端側が幅広であり、ミシン目(51)の端部側が幅狭となった三角形、台形等の形状を備える。また、切り欠き部(52)の大きさは、切欠きであることが容易に視認できる大きさとすることができる。このような切り欠き部(52)によってミシン目(51)の端部を明瞭に表すことができ、且つ開封時に袋体(2)を摘む位置がずれていても、ミシン目(51)の端部に力が掛かりやすくなり、容易に開封することができる。
更に、切り欠き部(52)又はミシン目(51)の端部を示す印(44)を、印刷等により切り欠き部(52)の近傍に設けることができる。このような印(44)を設けることで開封する場所を明示し、開封作業を即座に行うことができる。また、印(44)と共に、例えば「ここから開けられます」というような説明を表示してもよい。
また、開封部(5)は、閉塞した状態のフラップ(32)よりも下方に位置するように配置することができる。これにより、開封時にフラップ(32)が開封部(5)を覆うことによって作業が困難になることを防ぐことができる。
このような、薬用小袋のより具体的な例を以下に説明する。
(1)薬用小袋の構成
図1に示す薬用小袋1は、透明の樹脂シートを二つ折りにし、折り曲げ部分と隣り合う左右の2辺をシールした袋体2からなる。袋体2の上端は開口部31となり、袋体2の一面側に、開口部31を閉塞するためのフラップ32が開口部31の上端から延伸されている。
また、袋体2の表側には、日付記入欄41、食事時表記42、服用時表記43、及び開封目印44が印刷されている。日付記入欄41は、ペンや鉛筆等で記載されたときに文字が見えるように、白地の空欄を備え、月と日を分けて記載するための斜線と、曜日を記載するための一対の括弧が印刷されている。
食事時表記42は、食事の時間帯である「あさ」、「ひる」(図6の薬用小袋11の食事時表記47を参照)、「ゆう」(図7の薬用小袋12の食事時表記48を参照)のいずれかを袋体2の横幅方向に、外横幅の半分以上の幅で大きく表記し、それぞれ赤、緑、青に着色されている。
服用時表記43は、「食前」、「食後」、「食間」の服用の時期の項目を列挙印刷しており、ペン等で記載されたときに印が見えるように、白地となっている。また、図6の食事時表記47のように、食事時が夕食時の場合は、服用時表記43として「食前」、「食後」、「食間」、「寝る前」が列挙印刷されている。
開封目印44は、切り欠き部52が設けられている方向を示す矢印であり、開封場所を明瞭にするために表記している。
図2に示すように、袋体2の裏側には、ペン等で記載されたときに文字が見えるように、白地の空欄を備える名前記入欄61及び確認者記入欄62が印刷されている。複数人の薬を管理する場合、名前記入欄61に服用者の名前を記入することで、区別することができる。また、確認者記入欄62は、袋体2に薬を詰めた者、服用したことを確認した者等、服用の確認者の名前を記入したり、捺印をしたりして、後の管理に用いることができる。
日付記入欄41、食事時表記42、服用時表記43及び名前記入欄61よりも上方に、表側及び裏側の左右端にそれぞれ設けられる切り欠き部52と、切り欠き部52間をつなぐ開封部5であるミシン目51を備える。切り欠き部52の形状は一辺の長さが3〜7mmの三角形であり、三角形の底辺は袋体2の端部と接し、底辺と対向する頂点は、ミシン目51の端部に接する。
フラップ32には、角が丸められた台形形状の折り目ガイド34が印刷されている。折り目ガイド34は、開口部31とフラップ32の境界線から2〜5mmの距離d3を空けて、フラップ32の中央部に設けられている。このような折り目ガイド34は、フラップ32を貼り付けて袋体2を閉塞しようとするときに、ガイドの一辺に沿って折り曲げるよう提示する。また、開口部31の上端から所定の距離d3だけ離すことで、開口部31よりも袋体2側にフラップ32を余分に大きく折り曲げて、フラップ32の先端がミシン目51及び切り欠き部52に被り、開封の妨げとなることを防ぐことができる。
袋体2のフラップ32が閉じたときに接する裏面には、フラップ32と接着固定するための接着部35が設けられている。接着部35は粘着剤を塗布することにより形成されている。接着部35が袋体2に設けられるため、開口部31から薬を袋体2内に入れるときに、接着部35が薬に接触して作業の支障になることを防止することができる。
このような薬用小袋の使い方を以下に説明する。
(2)薬の封入
袋体2の開口部31から、袋内に封入する薬9を入れた後、フラップ32を貼付位置表記の一辺に沿って折り曲げ、袋体2裏側の接着部35に接触させることで、図3に示すように、薬9を封入することができる。
また、日付記入欄41、名前記入欄61に必要に応じて服用する日付と名前をペン等により記入する。更に、服用時表記43の該当する項目に印を付ける。
(3)袋体の開封
切り欠き部52を挟んで袋体2を摘み、力を加えることにより、図5に示すように、袋体2を2つに分離し、開封することができる。このとき、ミシン目51及び切り欠き部52より下側に日付記入欄41、名前記入欄61、確認者記入欄62、食事時表記42及び服用時表記43が表示されており、ミシン目51及び切り欠き部52より上側には、これら欄41、61、62及び表記42、43がないため、切り離された袋体21の下部を保管しておくことにより、正しく服用したかどうかの記録として用いることができる。
(4)開封部としてテアテープを用いた薬用小袋
図8に開封部5としてテアテープ53を用いた薬用小袋13を示す。薬用小袋13は、図1に示す薬用小袋1と同様に、透明の樹脂シートを二つ折りにし、折り曲げ部分と隣り合う左右の2辺をシールした袋体2からなる。また、袋体2の上端は開口部31となり、袋体2の一面側に、開口部31を閉塞するためのフラップ32が開口部31の上端から延伸されている。更に、袋体2の表側には、日付記入欄41、食事時表記42、服用時表記43、及び開封目印44が印刷されている。
日付記入欄41、食事時表記42、服用時表記43及び名前記入欄61よりも上方には、テアテープ53からなる開封部5を備える。テアテープ53は幅が3mmであって、袋体2の表面側に設けられている。また、端部の周辺の袋体2に切り込みが入っており、切り込みをめくるようにテアテープ53の端部を掴んで引っ張ることで、袋体2の表側を裂くことができる。
このような薬用小袋13は、テアテープ53の端部を掴んで引っ張ることにより、袋体2の表側を裂いて開封することができる。そして、裂いた箇所から薬を取り出すことができる。
尚、本考案においては、以上に示した実施形態に限られず、目的、用途に応じて本考案の範囲内で種々変更した態様とすることができる。
1、11、12、13;薬用小袋、2、21、22、23;袋体、31;開口部、32;フラップ、34;折り目ガイド、35;接着部、
41;日付記入欄、42;食事時表記、43;服用時表記、44;開封目印、
5;開封部、51;ミシン目、52;切り欠き部、53;テアテープ、6;名前記入欄、9;薬。

Claims (10)

  1. 食事時を基準として服用する1回分の薬を封入するための薬用小袋であって、
    シートが2枚重なる長方形状であって、閉塞することで封止をすることができる開口部を上端側に備える袋体と、
    前記袋体の一面側に設けられている日付記入欄、食事時を表す食事時表記、及び前記食事時を基準として服用時を選択記入するための服用時表記と、
    前記日付記入欄、前記食事時表記及び前記服用時表記より上方に且つ前記袋体を横断して設けられ、前記袋体の少なくとも前記一面側を裂いて開封を行う開封部と、を備えることを特徴とする薬用小袋。
  2. 前記開封部は前記袋体の両面に形成されており、前記袋体の両面を同時に裂いて開封を行うためのミシン目を具備する請求項1記載の薬用小袋。
  3. 前記開封部は前記袋体の前記一面側又は両面に設けられているテアテープを具備する請求項1記載の薬用小袋。
  4. 前記袋体は、前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、
    前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、
    前記開封部は、閉塞した状態の前記フラップの下端よりも下方に位置する請求項1乃至3のいずれかに記載の薬用小袋。
  5. 前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示されている請求項4記載の薬用小袋。
  6. 前記袋体の左右の端部であり、且つ閉塞した状態の前記フラップの下端よりも下方に切り欠き部を備え、
    各前記切り欠き部の間に前記開封部が設けられている請求項4又は5記載の薬用小袋。
  7. 前記食事時表記は、仮名書きで表され、食事時ごとに異なる色で着色されている請求項1乃至6のいずれかに記載の薬用小袋。
  8. 前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている請求項1乃至7のいずれかに記載の薬用小袋。
  9. 前記袋体は透明又は半透明な樹脂によって形成されており、
    前記袋体の左右の端部に切り欠き部を備え、
    前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、
    前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、
    前記ミシン目及び前記切り欠き部は、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置し、
    前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示され、
    前記袋体の一面側の各前記切り欠き部の近傍に、前記切り欠き部を示す開封目印が表示されており、
    前記食事時表記は、それぞれ異なる色で着色される「あさ」、「ひる」、「ゆう」及び「よる」のうちのいずれかであり、且つ前記袋体の横幅の半分を超える幅で表され、
    前記服用時表記は、少なくとも「食前」、「食間」及び「食後」が表示されており、
    前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている請求項2記載の薬用小袋。
  10. 前記袋体は透明又は半透明な樹脂によって形成されており、
    前記一面側の前記開口部の上端から延伸されるフラップを備え、
    前記フラップを前記上端の近傍で他面側に折り曲げ、前記袋体の他面側上方に設けられた接着部で接着固定されることにより前記開口部を閉塞することができ、
    前記テアテープは、閉塞した状態のフラップの下端よりも下方に位置し、
    前記フラップは、前記開口部の上端から所定の距離だけ離れた位置に折り目ガイドが表示され、
    前記袋体の一面側の各前記切り欠き部の近傍に、前記切り欠き部を示す開封目印が表示されており、
    前記食事時表記は、それぞれ異なる色で着色される「あさ」、「ひる」、「ゆう」及び「よる」のうちのいずれかであり、且つ前記袋体の横幅の半分を超える幅で表され、
    前記服用時表記は、少なくとも「食前」、「食間」及び「食後」が表示されており、
    前記袋体の他面側に、名前記入欄が表示されている請求項3記載の薬用小袋。
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