JP3196129B2 - 電子部品の自動供給装置 - Google Patents

電子部品の自動供給装置

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JP3196129B2
JP3196129B2 JP20255693A JP20255693A JP3196129B2 JP 3196129 B2 JP3196129 B2 JP 3196129B2 JP 20255693 A JP20255693 A JP 20255693A JP 20255693 A JP20255693 A JP 20255693A JP 3196129 B2 JP3196129 B2 JP 3196129B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品がスパイラル
状の収納溝に複数個整列収容された電子部品の収納ケー
スを備え、圧送エアーを電子部品の収納溝に送り込ん
で、電子部品を収納ケースの部品送出口から装着ヘッド
が昇降動する電子部品の摘出位置まで送り出す電子部品
の自動供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述した電子部品の収納ケースとして
は、図8で示すようにディスク状のケース本体1を有
し、電子部品の収納溝2をケース本体1の内部にスパイ
ラル状に設けたものが提案されている(実開平2−11
1682号)。この電子部品の収納ケースは電子部品の
収納溝2をケース本体1の内部に設ける便宜上、図9で
示すようにケース本体1を基板部1aと蓋板部1bとか
ら形成し、電子部品の収納溝2を基板部1aの内側面に
設けて蓋板部1bを嵌合せ固定することにより組み立て
られている。
【0003】この電子部品の収納ケースでは、圧送エア
ーを電子部品の収納溝2に送り込んで部品送出口3から
ケース外に送り出すべく、図10で示すようにエアー送
込み孔4a,4b…が基板部1aの外表面から収納溝2
に連通するよう設けられている。また、その電子部品の
収納溝2に送り込まれた圧送エアーをケース外に排出す
るべく、図8で示す如くエアー排出孔5a,5b…が収
納溝2から蓋板部1bの外表面に連通させて設けられて
いる。
【0004】この電子部品の収納ケースは、装置本体の
ホルダー部に立付け装備することにより電子部品の収納
溝2に対するエアー供給系と接続し、圧送エアーを該エ
アー供給系から収納溝2の内部に間歇的に送り込んで、
電子部品を収納ケースの部品送出口3より装着ヘッドの
昇降動する電子部品の摘出位置まで送り出すよう電子部
品の自動供給装置に備え付けられる。
【0005】その電子部品の収納ケースにおいては、蓋
板部1bが電子部品の収納溝に対する圧送エアーの送込
みで基板部1aから浮き上らせてしまい、エアー漏れや
部品の整列乱れ等を生ずる虞れがある。その蓋板部1b
の浮きを防止するべく、ホルダー部の内部にはエアーバ
ック状のベロフラムを備え、ケース本体をホルダー部で
蓋板部1bから押込み支持することが提案されている
(特開平4−157800号)。
【0006】唯、このベロフラムを備え付けるときには
電子部品の収納ケースがセットされていない状態で、ベ
ロフラムに対するエアー供給系が誤って開放されるとベ
ロフラムが破損し、また、そのエアー供給系の開放状態
のまま電子部品の収納ケースをセットしようとしても正
常位置にセットできない等の事態発生が懸念される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子部品の
収納ケースがホルダー部の正常位置にセットされるのに
同期させて、ベロフラムに対するエアー供給系を開放で
きるよう安全で簡単な機構に構成した電子部品の自動供
給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電子部品の自動供給装置においては、電子部品の収納ケ
ースがホルダー部の正常位置にセットされると、ケース
本体で押圧偏位されてベロフラムのエアー送込み路を開
く駆動用ノブを備えたエアー弁をベロフラムに対するエ
アー供給系に組付け装備することにより構成されてい
る。
【0009】本発明の請求項2に係る電子部品の自動供
給装置においては、ベロフラムに対するエアー供給系を
電子部品の収納溝に対するエアー供給系と共通のエアー
供給源に接続することにより構成されている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に係る電子部品の自動供給装
置では、電子部品の収納ケースがホルダー部の正常位置
にセットされない以上、エアー弁の駆動用ノブがケース
本体で押圧偏位されないことから、ベロフラムのエアー
送込み路がエアー弁で開放されない。従って、ベロフラ
ムに対するエアー供給系の誤作動を防げてベロフラムの
損傷や収納ケースの不完全セットを確実に防止できると
共に、駆動用ノブを有するエアー弁をベロフラムに対す
るエアー供給系に組付け装備するだけでよいからエアー
供給系の複雑化や設備費の高騰を来すのも防げる。
【0011】本発明の請求項2に係る電子部品の自動供
給装置では、上述したエアー弁をベロフラムに対するエ
アー供給系に装備することにより、電子部品の収納溝に
対するエアー供給系と共通のエアー供給源に接続して
も、電子部品の収納溝に対するエアー供給系とは個別に
制御できるから、エアー供給系を全体として簡略なもの
に構成することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜7を参照して説明すると、図1
は電子部品の自動供給装置を全体的に示すものであり、
その装置本体はディスク状のケース本体1でなる電子部
品の収納ケースを立付け装備するホルダー部10と、電
子部品の収納溝に対するエアー供給系20と、後述する
ような構成を有するベロフラムに対するエアー供給系3
0と、収納ケースの部品送出口からケース外に送り出さ
れる電子部品を装着ヘッドHが昇降動する電子部品の摘
出位置まで移動する部品送りガイド部40とを主たる機
構部として備えている。
【0013】その電子部品の自動供給装置においては、
図2で示す如くスパイラル状の収納溝2に整列収納され
たチップ状の電子部品をケース本体1の上部側に開口さ
れた部品送出口3からケース外に送り出す電子部品の収
納ケースがホルダー部10に立付け装備されている。こ
のケース本体1は公知のものと同様に基板部1aと蓋板
部1bとを嵌合せ固定したものでなり、内部の透視可能
なプラスチック材料で形成された蓋板側から視認できる
ようにエアー送込み孔4a,4b…が基板部1aに設け
られている。また、基板部1bには電子部品の圧送エア
ーを収納溝2からケース外に放出するエアー排出孔5
a,5b…が設けられている。その他、この電子部品の
収納ケースには空ケースと部品入りケースとを自動交換
するオートチェンジャーのチャックで挟持する切欠部6
a,6bがケース本体1の上下隅部近くに設けられてい
る。
【0014】ホルダー部10は、図3で示すように電子
部品の収納ケースを差込み挿置自在な空間を設ける枠縁
部11と、その枠縁部11を介して両側にあてがい固定
される側板部12,13とから形成されている。枠縁部
11は上述した収納ケースの部品送出口3に対応する部
分と、後述するエアー弁の作動用ノブが出入りする部分
とが取り除かれて形成されている。また、側板部12,
13には上述した収納ケースのエアー送込み孔4a,4
b…並びにエアー排出孔5a,5b…と対応させてエア
ー供給用開孔14,エアー放出用開孔15が夫々設けら
れている。
【0015】ホルダー部10の内部には、図3,4で示
すようにエアーバック状のベロフラム50が備え付けら
れている。そのベロフラム50はウレタン等の枠縁状に
成形されたパッキング51を介し、ポリエチレンシート
52,コンプレッションラバー53等の複合シートでな
るテンションシート部と、アクリルシート等のベースシ
ート部54とを一体接合した袋状に形成されている。こ
のベロフラム50は、ベースシート54を側板部13の
内面側に貼着固定し、テンションシート部52,53を
エアーの送込みで膨出させることにより、ホルダー部1
0にセットされる収納ケースのケース本体1を蓋板側か
ら押込み支持するよう備え付けられている。なお、この
ベロフラム50には特に図示しないが、パッキング51
を介して形成されるテンションシート部52,53とベ
ースシート部54との間の内部空間にエアーを送り込む
給気孔が設けられている。また、収納ケースのエアー排
出孔5a,5b…を遮蔽するのを避けるべく、当該部の
対応個所は切欠形成されている。
【0016】電子部品の収納溝に対するエアー供給系2
0は、図1で示すようにエアー供給源21から連続する
メインパイプ22を有し、そのメインパイプ22からは
ボール弁等の元圧弁23,エアーパイプ24,25を介
し、電子部品の圧送エアーを収納ケースのエアー送込み
孔4a,4b…に供給する給気路26,27が設けられ
ている。この給気路26,27には、電子部品の圧送エ
アーを収納ケースのエアー送込み孔4a,4b…から収
納溝2に送り込むべく、ホルダー部10のエアー供給用
開孔14にあてがい固定されるカップリング等の給気手
段が先端側に備え付けられている。
【0017】その電子部品の収納溝に対するエアー供給
系20からはメイン切換バルブ28で分岐させて、ベロ
フラムに対するエアー供給系30が電子部品の収納溝に
対するエアー供給系20と共通するエアー供給源21か
ら延長するよう装備されている。このベロフラムに対す
るエアー供給系30はエアーパイプ31を中間切換バル
ブ32に連結し、その中間切換バルブ32から引き出さ
れたエアーパイプ33を駆動用ノブ34の備えられたエ
アー弁35に連結し、更に、当該エアー弁35から引き
出されたエアーパイプ36をベロフラム50の給気孔3
7に接続することにより給気路が形成されている。
【0018】駆動用ノブ34を備えるエアー弁35は、
図1,5で示すように電子部品の収納ケースがセットさ
れるホルダー部10の奥側で下部隅角付近から駆動用ノ
ブ34をホルダー部10の内部に臨ませることにより部
品送りガイド部40側に装備されている。このエアー弁
35は電子部品の収納ケースがホルダー部10の正常位
置にセットされて、駆動用ノブ34がケース本体1で押
圧偏位されるとエアーパイプ36によるエアー送込み路
を開く。一方、電子部品の収納ケースがホルダー部10
から取り除かれて、駆動用ノブ34がケース本体1によ
る押圧を解除されるとエアーパイプ36によるエアー送
込み路を閉じる制御弁として装備されている。
【0019】部品送りガイド部40には収納ケースの部
品送出口3と整合位置する部品入口41aと、その部品
入口41aから緩やかな下り勾配の曲線を描く部品滑落
孔41bと、電子部品を複数個整させて列収容する直線
状の部品整列孔41cと、部品整列孔41cの最終端に
位置する部品出口41dとが連続するシュート送り孔4
1が設けられている。このシュート送り孔41からは、
部品出口41dの延長線上に位置する部品送りガイド部
40の開放面をベースとすることにより装着ヘッドHに
よる電子部品の摘出個所が設けられている。
【0020】シュート送り孔41の部品整列孔41cに
は、エアー孔42が部品送りガイド部40の側面から部
品出口41dに向けて斜めに連通するよう設けられてい
る。これに加えて、部品送りガイド部40の側面から縦
方向に連通するエアー孔43が部品滑落孔41bに設け
られている。その各経路に対するエアー供給系60は上
述した中間切換バルブ32から引き出されたエアーパイ
プ61をシュート送り孔41のエアー切換バルブ62に
連結し、このエアー切換バルブ62から引き出された二
本のエアーパイプ63,64を部品整列孔41cのエア
ー孔42並びに部品滑落孔41bのエアー孔43とに夫
々接続することにより形成されている。
【0021】上述したメイン切換バルブ28は、電子部
品の収納路に対するエアー供給系20をコントロールボ
ックス70による元圧弁23の制御で必要都度開放する
よう備え付けられている。中間切換バルブ32は後述す
るリンク機構で必要時に閉鎖動されるもので、図6で示
すように駆動ノブ34を備えるエアー弁35に引き続く
ベロフラム50のエアーパイプ33までエアーを常時供
給するよう開放されている。また、この中間切換バルブ
32はエアー切換バルブ62を介して電子部品の圧送エ
アーを部品整列孔41cのエアー孔42に常時供給する
よう開放されている。その中間切換バルブ32は弁杆3
2aと一体形成された弁体32bを有し、弁体32bを
内部に介装されたコンプレッションスプリング32cで
弾圧押圧することにより上述した如く所定のエアー供給
系を常時解放しまたは閉鎖できるよう構成されている。
エアー切換バルブ62は、後述する部品有無センサーに
よる指令で、電子部品の圧送エアーを部品整列孔41c
のエアー孔42から部品滑落孔41bのエアー孔43に
切り換えて送り込むよう装備されている。
【0022】このように構成する電子部品の自動供給装
置では、電子部品の収納ケースが装置本体のホルダー部
10にセットされていないときにはエアー供給系20の
元圧弁23が閉鎖状態に保たれ、エアー供給源21から
のエアー供給が停止されている。その電子部品の収納ケ
ースがホルダー部10の正常位置にセットされると、エ
アー弁35の駆動用ノブ34がケース本体1で押圧偏位
されることによりエアー弁35がベロフラム50のエア
ー送込み路36を開放すると共に、元圧弁23がコント
ロールボックス70からの指令でエアー供給路を全体的
に開放する。この元圧弁23の開放で、エアー供給源2
1からはエアーが電子部品の収納溝に対するエアー供給
系20並びにベロフラムに対するエアー供給系30に夫
々送り込まれるようになる。
【0023】電子部品の収納溝に対するエアー供給系2
0ではエアー供給源21からのエアーを受けると、電子
部品の圧送エアーとして収納ケースのエアー送込み孔4
a,4b…から電子部品の収納溝2に間歇的に送り込
み、電子部品を収納ケースの部品送出口3から部品送り
ガイド部40の部品入口41aに移動させる。この電子
部品のエアー送りと同期し、ベロフラムに対するエアー
供給系30ではエアー弁35が駆動用ノブ34でベロフ
ラムのエアー送込み路36を開放し、エアー供給源21
からのエアーをベロフラム50の内部に送り込み、ケー
ス本体1を蓋板側からベロフラム50のテンションシー
ト部52,53で押込み支持する。従って、ベロフラム
50に対してはエアーが誤動作で送り込まれるのを完全
に防止できるから安全な機構に構成することができる。
また、電子部品の収納ケースがホルダー部10の正常位
置にセットされるとベロフラム50が作動することによ
りケース本体1を蓋板側から押込み支持するから、収納
ケースのセット不良或いは蓋板部の浮きによる部品の整
列乱れやエアー漏れ等が生ずるのを確実に防止すること
ができる。
【0024】なお、電子部品の収納ケースから部品送り
ガイド部40に送り込まれた電子部品はシュート送り孔
41の部品出口41dから電子部品の装着ヘッドHが昇
降動する電子部品の摘出位置まで送り出される。そのシ
ュート送り孔41には、部品出口41dを開閉するシャ
ッター80が部品送りガイド部40の開放面をベースと
して押えプレート81でスライド自在に支持することに
より装備されている。このシャッター80は図7で示す
ように下方に突出する脚部82を有し、その脚部82を
部品送りガイド部40のベース面に設けた凹状の受け溝
83に挿置すると共に、脚部82と受け溝83との間に
嵌挿されたコンプレッションスプリング84で弾圧支持
することにより、シュート送り孔41の部品出口41d
を常時閉鎖するよう取り付けられている。また、このシ
ャッター80は図1で示すように突出ピン85を側部に
有し、その突出ピン85を後述するリンク機構のカム板
で押圧操作することによりコンプレッションスプリング
84に抗してシュート送り孔41の部品出口41dを開
放するよう装備されている。
【0025】リンク機構90は、図1で示すように立付
けプレート91を部品送りガイド部40の側部に備え、
カム板92を立付けプレート91の板面に揺動回転自在
に軸受け装着することにより構成されている。そのカム
板92は、昇降動する装着ヘッドH側に装備された押圧
操作軸Pで当接押圧するよう位置合せさせて装備されて
いる。このカム板92にはシャッター80の装備側に向
けて延在するリンクバー93と、シュート送り孔41の
中間切換バルブ32に向けて延在するリンクバー94と
が片端側を軸承することにより取り付けられている。
【0026】そのうち、片方のリンクバー93にはシャ
ッター80の突出ピン85と係合する突片部95aを有
するカム板95が連結されている。また、他方のリンク
バー94には中間切換バルブ32より外方に突出位置す
る弁杆23aと当接するカム板96が連結されている。
これら各カム板95,96は、部品送りガイド部40の
下部側に揺動回転自在に軸承装備されている。また、カ
ム板92と片方のリンクバー93との間にはテンション
スプリング97が掛渡し装着されている。そのテンショ
ンスプリング97による引張り位置を規制するべく、ス
トッパピン98がリンクバー93と係合するようカム板
92の側面に突設されている。
【0027】部品送りガイド部40には、部品整列孔4
1cの部品有無を検出する部品有無センサ−99がシュ
ート送り孔41の部品出口41dの近傍に位置させて装
備されている。その部品有無センサー99は光電センサ
ーでなり、部品整列孔41cの部品無しを検出したと
き、第1段階としてシュート送り孔41のエアー切換バ
ルブ62を部品整列孔41cのエアー孔42から部品滑
落孔41bのエアー孔43に切り換えるよう制御する。
この後、部品有無センサー99が部品整列孔41cの電
子部品をなおも検出しないときには、第2段階として電
子部品の圧送エアーを電子部品の収納溝2に送り込むよ
うメイン切換バルブ28を制御する。
【0028】この電子部品の自動供給装置では、当初は
電子部品の圧送エアーをメイン切換バルブ28から給気
路26,27を経て電子部品の収納溝2に送り込む。そ
の圧送エアーの送込みに伴って、電子部品が部品送りガ
イド部40のシュート送り孔41に複数個送り込まれる
と、メイン切換バルブ28はコントロールボックス70
による指令で給気路26,27を一旦遮断するよう制御
される。シュート送り孔41に送り込まれた電子部品は
部品滑落孔41bの内部を自重で滑り落ち、電子部品の
圧送エアーが常時送り込まれている直線状の部品整列孔
41cより部品出口41dまで移動する。ここからは電
子部品の装着ヘッドHが下降動し、シュート送り孔41
の部品出口41dより送り出された電子部品をノズル先
端で吸持することにより摘出する。
【0029】その装着ヘッドHの下降動に伴っては、装
着ヘッドH側に装備された押圧操作軸Pがカム板92を
当接押圧することにより揺動回転する。また、リンクバ
ー93を介してカム板95を揺動回転すると、カム板9
5の突片部95aがシャッター80の突出ピン85と係
合することによりシュート送り孔41の部品出口41d
を開放する。この部品出口41dの開放に伴って、電子
部品がシュート送り孔41の部品出口41dから部品摘
出位置に送り出され、装着ヘッドHが電子部品Eを吸持
できるようになる。それと同時に、カム板92とリンク
バー94を介して連結されたカム板96が中間切換バル
ブ32の弁杆32aを押圧し、この弁杆32aと一体形
成された弁体32bをコンプレッションスプリング32
cに抗して移動させ、電子部品の圧送エアーをシュート
送り孔41の部品整列孔41cに送り込むエアー切換バ
ルブ62のエアーパイプ63を遮断する。
【0030】電子部品の装着ヘッドHが電子部品をノズ
ル先端で吸持摘出することにより上昇動すると、カム板
93が押圧操作軸Pによる当接押圧を解除され、リンク
機構90がテンションスプリング97で全体的に復帰動
する。これに伴って、シャッター80がシュート送り孔
41の部品出口41dを閉鎖すると共に、中間切換バル
ブ32が電子部品の圧送エアーをシュート送り孔41の
部品整列孔41cに送り込むようエアー供給路を切り換
える。その動作の繰り返しで、図7で示すようにシュー
ト送り孔41の部品整列孔41cに移動された電子部品
Eは装着ヘッドHによる電子部品の摘出位置に送り出さ
れ、装着ヘッドHのノズル先端で順次に摘出される。
【0031】このシュート送り孔41の部品整列孔41
cに移動された電子部品の残存数が部品出口41dから
所定数に達すると、部品有無センサー99が部品整列孔
41cの部品無しを検知する。その検出に伴ってはシュ
ート送り孔41のエアー切換バルブ62が部品有無セン
サー99による指令で作動し、電子部品の圧送エアーを
部品整列孔41cのエアー孔42から部品滑落孔41b
のエアー孔43に切り換える。このバルブ62の切換え
によって電子部品の圧送エアーを部品滑落孔41bの内
部に送り込むことから、電子部品が部品滑落孔41bの
内面に引掛って残っていても、シュート送り孔41の部
品出口41dまで円滑に移動することができる。
【0032】その電子部品の圧送エアーを部品滑落孔4
1bの内部に送り込んだ後、部品有無センサー99がな
おも部品有を検出しないときは、当初のようにコントロ
ールボックス70による指令で電子部品の圧送エアーを
電子部品の収納溝2に送り込んで、電子部品を収納ケー
スの部品送出口3から部品送りガイド部40のシュート
送り孔41に送り込むよう制御する。この電子部品の収
納溝に対する圧送エアーの送込み制御を含めて、シュー
ト送り孔41に対する圧送エアーの送込みも少ない回数
で行うよう設定できるから、収納ケースの部品収納溝2
に収容された電子部品並びにシュート送り孔41を滑落
する電子部品が部品相互で衝接するのを少なく押えるこ
とができる。
【0033】このような動作を繰返し行う間、ベロフラ
ム50はホルダー部10に立付け装備された電子部品の
収納ケースを押込み支持するから、蓋板側が浮き上るこ
とによるエアー漏れや部品の整列乱れを生ずることがな
い。従って、この電子部品の自動供給装置では電子部品
を安定よく送り出すことができる。
【0034】なお、上述した実施例では部品送出口3を
ケース本体1の上部側に設けた電子部品の収納ケースを
用い、下り勾配のシュート送り孔41を有する部品送り
ガイド部40で電子部品を摘出位置まで移動する場合で
説明したが、部品送出口をケース本体の下部側に設けた
電子部品の収納ケースを用い、その収納ケースの部品送
出口から直線状に延長する部品送り孔を有する部品送り
ガイド部を備えた電子部品の自動供給装置にも適用する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る電子部品の自
動供給装置に依れば、駆動用ノブを備えたエアー弁をベ
ロフラムに対するエアー供給系に組み付けるだけの簡単
な機構で、ベロフラムに対するエアー供給の誤動作を確
実に防止できるから安全な機構に構成でき、また、ベロ
フラムを常時正確に作動できることにより収納ケースの
不完全セットや蓋板部の浮きも防げて電子部品を円滑に
供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の自動供給装置を全体的
に示す説明図である。
【図2】同装置に備えられる電子部品の収納ケースを蓋
板側から示す説明図である。
【図3】同装置のホルダー部並びにベロフラム部を展開
させて示す説明図である。
【図4】同装置のホルダー部並びにベロフラム部を断面
で示す説明図である。
【図5】同装置に装備される駆動用ノブを備えたエアー
弁の装備個所を拡大させて示す説明図である。
【図6】同装置の中間切換バルブを拡大断面で示す説明
図である。
【図7】同装置のシャッター部を拡大させて示す説明図
である。
【図8】公知例に係る電子部品の収納ケースを蓋板側か
ら示す説明図である。
【図9】同収納ケースを断面で示す説明図である。
【図10】同収納ケースを基板側から示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 収納ケースのケース本体 2 電子部品の収納溝 3 収納ケースの部品送出口 10 ホルダー部 20 電子部品の収納溝に対するエアー
供給系 21 エアー供給源 30 ベロフラムに対するエアー供給系 34 駆動用ノブ 35 エアー弁 36 ベロフラムに対するエアー送込み
路 50 ベロフラム H 電子部品の装着ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 鉄郎 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)発明者 工藤 孝治 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−157800(JP,A) 実開 平2−111682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/30 H05K 13/00 - 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品がスパイラル状の収納溝に複数
    個整列収容された電子部品の収納ケースを装置本体のホ
    ルダー部にセットし、そのケース本体をホルダー部の内
    部に備えられたエアーバック状のベロフラムで側面から
    押込み支持すると共に、圧送エアーを電子部品の収納溝
    に送り込んで、電子部品を収納ケースの部品送出口から
    装着ヘッドの昇降動する電子部品の摘出位置まで送り出
    す電子部品の自動供給装置において、 上記電子部品の収納ケースがホルダー部の正常位置にセ
    ットされると、ケース本体で押圧偏位されてベロフラム
    のエアー送込み路を開く駆動用ノブを備えたエアー弁を
    ベロフラムに対するエアー供給系に組付け装備したこと
    を特徴とする電子部品の自動供給装置。
  2. 【請求項2】 上記ベロフラムに対するエアー供給系を
    電子部品の収納溝に対するエアー供給系と共通のエアー
    供給源に接続したことを特徴とする請求項1の電子部品
    の自動供給装置。
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