JP3196042U - 介護用補助移動具 - Google Patents
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Abstract
【課題】身体の不自由の被介護人をトイレ等の次工程側に簡単に、かつ安全に移動することが出来、更に歩行訓練具としても使用出来る介護用補助移動具を提供する。【解決手段】介護用補助移動具100は一方を開口した枠体状の下面側水平枠体1とこの一端から立ち上り、回動自在に支持されているガイド筒体4とこれに摺動自在に支持される中空棒体5と中空棒体5の内部に収納されると共に使用時には水平位置に回動位置決めされる支持棒体6と支持棒体6を上下動する棒体移動具8等とからなり、支持棒体6を被介護人を座位状態に保持する保持具の係止部に係着させることにより被介護人を次工程に移動出来る。また、支持棒体6を把持することにより歩行訓練具として使用出来る。【選択図】図1
Description
本考案は、臥位や座位状態にある被介護人を次工程のトイレ等へ簡単に移動することが出来ると共に歩行不自由な被介護人の歩行訓練具としても使用出来る介護用補助移動具に関する。
臥位状態や座位状態にある被介護人は独力でトイレ等の次工程側への移動が通常は困難である。そのため従来より各種の補助移動具が開示されている。例えば[特許文献1]や[特許文献2]や[特許文献3]等が挙げられる。また、下記に開示はしていないがロボット等を用いた高価で複雑なものがあるが本考案のものは大きく相違する。
「特許文献1」の「特表2003−507128号」の「持ち上げスリング」はベルトを用いて座った位置にある人体を立ち上った位置に移動するもので、人体にバンドを取り巻く必要があり、装置構造も複雑であり、臥位状態や座位状態にある被介護人には適さないものであり、介護用としては不適当なものと思われる。
「特許文献2」の「特開2002−113065号」の「介護用入浴装置」は身体不自由な人を移動して入浴させることを目的としたものであり、人体をリフトのような装置によりつり上げるものであり、コンパクトのものではなく、被介護人に与える影響は大きく、動きの不自由な被介護人には適さないものであり、構造的にも大掛りのものである。
「特許文献3」の「特開2000−210346号」の「人体用リフト」はベットに横たわる人を持ち上げるものであるが、かなり大掛りのものであり、簡便に安価に使用出来るものではない。
以上の公知技術の他、各種のものがあるがいずれも構造的に複雑であり、臥位や座位状態にある身体の不自由な被介護人向きのもので簡便のものは見当らない。更に次工程側への移動具のみでなく歩行訓練具としても併用出来るものは見当らない。
本考案は以上の事情に鑑みて創案されたものであり、電気を使用せず手動で動作出来コンパクトな構造のもので取り扱いも容易であり、収納も小スペースで出来、座位状態にある被介護人が何等かの手段により係止部のある道具により保持されている場合には前記係止部に簡単に係着出来、簡便な手動操作によって次工程側に移動させることが出来、更に歩行訓練具としても利用出来、収納小スペースで出来る介護用補助移動具を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するもので、請求項1の考案は、臥位又は座位状態にある被介護人を持ち上げて次工程側例えばトイレに移動するか又は歩行不自由な被介護人が寝たきりにならないように歩行訓練させるかに使用する補助移動具であって、該補助移動具は、地面に当接するキャスタを有する枠状の下面側水平枠体と、該下面側水平枠体の一端側の左右に水平位置から垂直位置まで回動自在に保持されるガイド筒体と、該ガイド筒体に摺動自在に支持される中空棒体と、該中空棒体を前記ガイド筒体に沿って往復動させる棒体移動具と、前記中空棒体内に収納出来ると共に前記中空棒体の頂部にその基端側を支持されて垂直方向から水平方向に回動する支持棒体とを有することを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記中空棒体の頂部には、前記支持棒体を回動自在に保持するガイド板が設けられ、前記ガイド板は前記支持棒体の外径よりも広い間隔で左右に対峙して配置される板体からなり、該板体の左右の対峙面には前記支持棒体の外周に突出して配置される突起部が案内される溝が形成され、該溝はその垂直方向における上部が閉止され下部が開放されている形状のものからなることを特徴とする。
本考案の請求項1の介護用補助移動具によれば、折り畳み可能なコンパクトの構造からなり、支持棒体を座位状態にある被介護人を保持している保持具の係止部に係止し、棒体移動具を手動操作することにより被介護人を持ち上げることが出来、キャスタを有する下面側水平枠体の移動により被介護人を次工程側に安全に、かつ簡便に移動させることが出来る。また、支持棒体を把持することにより、歩行訓練具として簡単に使用することが出来る。
また、本考案の請求項2の介護用補助移動具によれば、支持棒体は不必要の場合は中空棒体内に簡単に収納出来、使用時には水平方向に簡単に配置出来、つり具として、かつ歩行具として簡単に、かつ安全に使用することが出来る。
以下、本考案の介護用補助移動具の実施の形態を図面を参照して詳述する。
本考案の介護用補助移動具100は図1(a),(b)に示すものからなり、大別して次の構成要素からなる。
図1(a),(b)や図2に示すように、下面側水平枠体1は本実施例では一方側(図1(a)では左側)を開放した四角状の枠体からなり下面には地面に接するキャスタ2が四隅に設けられている。なお、図2では補強部材1aは開放側に近い位置にあるが図1(a)に示すように基端側部材1b側に寄って配置される。
ガイド筒体4は基端側部材1b側に近接詩、左右に設けられ図示では明示されていないがペタル1cを押圧することにより下部の基端部を中心として回動自在に配設されている。図1(a),(b)はこのガイド筒体4が垂直方向に立設されている状態を示しているが図3では水平方向に沿って折り畳みされた状態が示されている。また、図示のように左右のガイド筒体4,4間には補強部材4aが介設されている。
ガイド筒体4は基端側部材1b側に近接詩、左右に設けられ図示では明示されていないがペタル1cを押圧することにより下部の基端部を中心として回動自在に配設されている。図1(a),(b)はこのガイド筒体4が垂直方向に立設されている状態を示しているが図3では水平方向に沿って折り畳みされた状態が示されている。また、図示のように左右のガイド筒体4,4間には補強部材4aが介設されている。
中空棒体5はガイド筒体4に摺動自在に保持されたものからなる。左右の中空棒体5間は連結部材5aにより結合されている。
左右の中空棒体5,5内には支持棒体6,6が収納されているが、この支持棒体6は後に説明するガイド板7によりその基端部を支持されガイド板7を基端として支持棒体6は水平方向に回動すべく支持されている。図4には水平方向に回動位置決めされた支持棒体6が示されている。
棒体移動具8は図2に明示されているように基端側部材1bと連結部材5a間に介設される棒体8aと棒体8a内に配設されるネジ棒8bとネジ棒8bを回転させるハンドル8c等とからなる。このハンドル8cを回転することにより支持棒体6が上下動するように構成されている。
図2乃至図4に示すように、支持棒体6の頂部にはガイド板7が固定されている。このガイド板7は左右対称形のものからなり左右のガイド板7は支持棒体6の外径よりも広い間隔で対峙して配置されている。
ガイド板7は図5に示す形状のものからなる。
図示のようにガイド板7は本実施例では四角状の板体からなり、左右の対峙する面には溝7aが形成されている。子の溝7aは上部が行き止まりに閉止され下部が開放されている形状のものからなる。この溝7aの巾は図5に示す支持棒体6の下端側に突出して設けられている突起部6aの外周寸法よりやや広巾のものからなる。
図示のようにガイド板7は本実施例では四角状の板体からなり、左右の対峙する面には溝7aが形成されている。子の溝7aは上部が行き止まりに閉止され下部が開放されている形状のものからなる。この溝7aの巾は図5に示す支持棒体6の下端側に突出して設けられている突起部6aの外周寸法よりやや広巾のものからなる。
図6(a),(b),(c)はこのガイド板7による支持棒体6の移動形態を示すものである。
図6(a)に示すように支持棒体6を垂直に立ててガイド板7の溝7aに沿って下方に移動することにより支持棒体6は垂直方向に沿って中空棒体5内を垂直方向に沿って移動出来ることになる。
図6(a)に示すように支持棒体6を垂直に立ててガイド板7の溝7aに沿って下方に移動することにより支持棒体6は垂直方向に沿って中空棒体5内を垂直方向に沿って移動出来ることになる。
図6(b)に示すように、支持棒体6を垂直方向に沿って引き上げることにより支持棒体6の突起部6aが溝7aの上端の閉止の部分に当り、これ以上上方に支持棒体6は持ち上ることが出来ない。
この状態で図6(c)に示すように支持棒体6を回動することにより支持棒体6は水平方向に配置されることになる。図4は前記したように支持棒体6の水平状態を示すものである。
この状態で図6(c)に示すように支持棒体6を回動することにより支持棒体6は水平方向に配置されることになる。図4は前記したように支持棒体6の水平状態を示すものである。
次に、以上の構造の介護用補助移動具100による人体の持ち上げ動作や歩行訓練の状態を図7及び図8により説明する。
本考案の介護用補助移動具100は前記のように水平に張り出す支持棒体6を有するものであり、介護用補助移動具100はこの支持棒体6が係着する係止部を有する被介護人を座位状態に係止するものに対しては全て適合出来るものからなる。
図7は本考案の出願人が出願した介護用椅子型補助具に対して介護用補助移動具100を用いたものである。介護用椅子型補助具の構造についてはここでは省略するがこの補助具は被介護人を座位状態に簡単に安定的に支持するものからなり、左右に係止部が形成されている。この係止部に支持棒体6を挿入して係着することにより介護用椅子型補助具に座っている被介護人3を簡単に、かつ安定的に持ち上げることが出来る。次に、介護用補助移動具100をキャスタ2により移動させることにより被介護人3を目的の次工程側に容易に移動させることが出来る。
図7は本考案の出願人が出願した介護用椅子型補助具に対して介護用補助移動具100を用いたものである。介護用椅子型補助具の構造についてはここでは省略するがこの補助具は被介護人を座位状態に簡単に安定的に支持するものからなり、左右に係止部が形成されている。この係止部に支持棒体6を挿入して係着することにより介護用椅子型補助具に座っている被介護人3を簡単に、かつ安定的に持ち上げることが出来る。次に、介護用補助移動具100をキャスタ2により移動させることにより被介護人3を目的の次工程側に容易に移動させることが出来る。
図8は介護用補助移動具100を歩行訓練具として使用した実施例を示すものである。
歩行が不自由であっても立ち上って歩くことが出来る被介護人3は介護用補助移動具100の支持棒体6を把持することにより容易に、かつ安定的に歩行することが出来る。
歩行が不自由であっても立ち上って歩くことが出来る被介護人3は介護用補助移動具100の支持棒体6を把持することにより容易に、かつ安定的に歩行することが出来る。
本考案の介護用補助移動具100は以上の説明の内容のものからなるが、その内容に限定するものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
本考案は前記のように支持棒体6が係止出来る係止部を有する被介護人の座位補助具の全てに適用され、その利用範囲は極めて広い。
1 下面側水平枠体
1a 補強部材
1b 基端側部材
1c ペタル
2 キャスタ
3 被介護人
4 ガイド筒体
4a 補強部材
5 中空棒体
5a 連結部材
6 支持棒体
6a 突起部
7 ガイド板
7a 溝
8 棒体移動具
8a 棒体
8b ネジ棒
8c ハンドル
100 介護用補助移動具
1a 補強部材
1b 基端側部材
1c ペタル
2 キャスタ
3 被介護人
4 ガイド筒体
4a 補強部材
5 中空棒体
5a 連結部材
6 支持棒体
6a 突起部
7 ガイド板
7a 溝
8 棒体移動具
8a 棒体
8b ネジ棒
8c ハンドル
100 介護用補助移動具
Claims (2)
- 臥位又は座位状態にある被介護人を持ち上げて次工程側例えばトイレに移動するか又は歩行不自由な被介護人が寝たきりにならないように歩行訓練させるかに使用する補助移動具であって、該補助移動具は、地面に当接するキャスタを有する枠状の下面側水平枠体と、該下面側水平枠体の一端側の左右に水平位置から垂直位置まで回動自在に保持されるガイド筒体と、該ガイド筒体に摺動自在に支持される中空棒体と、該中空棒体を前記ガイド筒体に沿って往復動させる棒体移動具と、前記中空棒体内に収納出来ると共に前記中空棒体の頂部にその基端側を支持されて垂直方向から水平方向に回動する支持棒体とを有することを特徴とする介護用補助移動具。
- 前記中空棒体の頂部には、前記支持棒体を回動自在に保持するガイド板が設けられ、前記ガイド板は前記支持棒体の外径よりも広い間隔で左右に対峙して配置される板体からなり、該板体の左右の対峙面には前記支持棒体の外周に突出して配置される突起部が案内される溝が形成され、該溝はその垂直方向における上部が閉止され下部が開放されている形状のものからなることを特徴とする請求項1に記載の介護用補助移動具。
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JP2014006635U JP3196042U (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | 介護用補助移動具 |
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JP5943266B1 (ja) * | 2015-03-24 | 2016-07-05 | 河崎 務 | 被介護人用自力多目的移乗車 |
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2014
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WO2016151910A1 (ja) * | 2015-03-24 | 2016-09-29 | 河崎 務 | 被介護人用自力多目的移乗車 |
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