JP2015019755A - 介護用リフター - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、操作が容易であるとともに、被介護者を安定した状態で持ち上げて移動させることができ、介護者の負担を軽減することができる介護用リフターを提供する。【解決手段】介護用リフター10は、4本の支持柱12が上端部で連結枠13により四角枠状に連結された門型枠体11と、対向する一方の連結枠13間に架設され、両連結枠13上を移動可能に構成された架橋部材15と、架橋部材15に固定されたシリンダ駆動装置16と、ワイヤ18を昇降させる昇降機構17と、ワイヤ18に連結され、被介護者29を載せるネット部材30とを備えている。昇降機構17は、ワイヤ18を支持する支持部19と、該支持部19に設けられてワイヤ18が掛装される第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21と、シリンダ駆動装置16のピストンロッド23の先端部に支持され、ワイヤ18が掛装される可動ローラ24とにより構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば被介護者をベッドの上で起き上がらせ、さらに被介護者を持ち上げてベッドの横まで移動させ、車椅子に載せる動作を容易に行うことができ、介護者の負担を軽減することができる介護用リフターに関する。
負傷者等の患者、病人、介護を必要とする者等の被介護者の動作を補助する場合には、被介護者を起こしたり、持ち上げたり、持ち上げた後に移動させたりしなければならないことから、介護者には大きな負担が強いられている。そのような介護者の負担を軽減するために、被介護者を持ち上げたり、移動させたりするための昇降装置や介助装置が種々提案されている。
この種の介助装置として、例えば特許文献1には介護用リフターが開示されている。この介護用リフターは、ベース部材と、そのベース部材から上方に延びるフレーム部材と、該フレーム部材に対して上下動可能な昇降部材と、その昇降部材により対向して支持されたベルト支持部材と、ベルト支持部材に形成されたガイド溝部と、ガイド溝部に装着されるベルト係止部材と、ベルト係止部材に架け渡される複数のベルトとを備えている。
そして、例えばベッド上の被介護者を持ち上げて移動させる場合には、昇降部材の上下位置を調整するとともに、ベルト係止部材の間隔を調整した後、複数のベルトを被介護者の頭部位、腰部位、脚部位等を包むようにし、その状態で被介護者を持ち上げたり、移動させたりすることができる。
特開平8−336561号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されている介護用リフターは、ベルト係止部材を対向して配置し、両ベルト係止部材にガイド溝部を設け、そのガイド溝部に一対のベルト係止部材を移動可能に構成し、両ベルト係止部材間に複数のベルトを架け渡さなければならず、構成が複雑で操作が面倒であった。しかも、特許文献1に記載されている介護用リフターは、複数のベルトを被介護者の複数部位に掛けて支持する構造であることから、被介護者をバランス良く、しかも安定した状態で支えて持ち上げることが難しいという問題があった。
そこで、本発明の目的とするところは、簡易な構成で、操作が容易であるとともに、被介護者を安定した状態で持ち上げて移動させることができ、介護者の負担を軽減することができる介護用リフターを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の介護用リフターは、四隅に配置される各支持柱が上端部で連結枠により四角枠状に連結された門型枠体と、前記連結枠のうち対向する一方の連結枠間に架設され、両連結枠上を移動可能に構成された架橋部材と、前記架橋部材に設けられたシリンダ駆動装置と、前記シリンダ駆動装置によって昇降部材を昇降させる昇降機構と、前記昇降部材に連結され、被介護者を載せるネット部材とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明の介護用リフターは、請求項1に係る発明において、前記昇降機構は架橋部材に設けられ、昇降部材を支持する支持部と、該支持部に設けられて昇降部材が掛装される支持ローラと、前記シリンダ駆動装置のシリンダに設けられるピストンロッドの先端部に支持され、昇降部材が掛装される可動ローラとにより構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の介護用リフターは、請求項2に係る発明において、前記支持ローラは複数設けられ、昇降部材が可動ローラを介して複数の支持ローラに掛装されるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の介護用リフターは、請求項1から請求項3のいずれか一項に係る発明において、前記昇降部材には、架橋部材と交差する方向へ延びる接続バーが連結され、被介護者の肩部に位置するネット部材の両側部には接続バーに接続される一対の第1紐状体が設けられるとともに、被介護者の臀部に位置するネット部材の両側部には接続バーに接続される一対の第2紐状体が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明の介護用リフターは、請求項4に係る発明において、前記昇降部材の下端部と、第1紐状体及び第2紐状体とが係脱可能に構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の介護用リフターは、請求項1から請求項5のいずれか一項に係る発明において、前記ネット部材には、被介護者をネット部材に保持する保持部材が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明の介護用リフターは、請求項1から請求項6のいずれか一項に係る発明において、前記各支持柱の下端部にはキャスターが取付けられていることを特徴とする。
本発明の介護用リフターによれば、簡易な構成で、操作が容易であるとともに、被介護者を安定した状態で持ち上げて移動させることができ、介護者の負担を軽減することができるという優れた効果を奏する。
実施形態における介護用リフターの使用状態を表し、被介護者の上半身を起こした状態を示す正面図。 実施形態における介護用リフターの使用状態を表し、被介護者の下にネット部材を敷いて、第1紐状体をワイヤに接続した状態を示す正面図。 第1紐状体及び第2紐状体が取付けられたネット部材を示す斜視図。 ネット部材上に被介護者を載せ、被介護者の上半身を起こした状態を示す斜視図。 介護用リフターを示し、ネット部材を吊り下げた昇降機構を移動させる状態を示す平面図。 昇降機構のスライド構造を示す断面図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
図1及び図5に示すように、介護用リフター10を構成する門型枠体11は、四隅に配置される各支持柱12が上端部で連結枠13により四角枠状に連結されて構成されている。各支持柱12の下端部にはキャスター14が取付けられ、門型枠体11が任意の方向に移動可能になっている。
図5に示すように、前記連結枠13のうち、対向する一方の連結枠13間には、両端部に位置する後述の第2移動体54により両連結枠13上を移動可能に構成された一対の架橋部材15が架設されている。前記架橋部材15には、モータによってボールねじが回転駆動するシリンダ駆動装置16が固定されている。このシリンダ駆動装置16は、オイル又はエアで駆動する構造であってもよい。また、架橋部材15には、シリンダ駆動装置16によって駆動される昇降機構17が設けられている。
図1に示すように、この昇降機構17は、昇降部材としてのワイヤ18を支持する支持部19と、該支持部19に設けられてワイヤ18が掛装される一対の第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21と、シリンダ駆動装置16のシリンダ22のピストンロッド23先端部に支持され、ワイヤ18が掛装される可動ローラ24とにより構成されている。なお、昇降部材としては、ワイヤ18以外に、ベルト、ロープ、チェーン等を用いることも可能である。
前記ワイヤ18の一端は支持部19の止め具25に固定され、そのワイヤ18は可動ローラ24から第2支持ローラ21を回って再度可動ローラ24を経て第1支持ローラ20から吊下され、ワイヤ18の他端には円筒状の接続バー26が連結されている。すなわち、ワイヤ18は、両支持ローラ20,21と可動ローラ24との間をほぼ2往復するように構成されている。
図4に示すように、ワイヤ18の下端部と接続バー26とは、ワイヤ18の下端部が二股に分岐され、両分岐ワイヤ18a、18bが接続バー26に巻き付けられて連結されている。接続バー26の両側下面には、それぞれ支持アーム27が下方へ延び、その下端部には円環状の接続リング28が設けられている。
図3及び図4に示すように、被介護者29を載せるネット部材30は、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン等の合成繊維によるメッシュ状の網で矩形状に形成されている。被介護者29の肩部31に位置するネット部材30の両側部には一対の第1紐状体32が取付けられるとともに、被介護者29の臀部33に位置するネット部材30の両側部には一対の第2紐状体34が取付けられている。第1紐状体32及び第2紐状体34の先端部にはそれぞれフック35が取着され、接続リング28に対して係脱可能になっている。
また、被介護者29の腰部57に位置するネット部材30の両側部には、保持部材として一対の上部保持紐58と一対の下部保持紐59が取付けられ、それらの上部保持紐58及び下部保持紐59の各先端部が保持部材を構成するバックル60に着脱可能に連結されている。上部保持紐58及び下部保持紐59とバックル60との連結は、図示しない公知の連結構造が採用され、ワンタッチで着脱できるようになっている。上部保持紐58及び下部保持紐59がバックル60に連結された状態で被介護者29がネット部材30に保持される。
図6に示すように、架橋部材15に対する可動ローラ24の支持構造について説明する。まず、架橋部材15上を移動する第1移動体36について説明する。この第1移動体36を構成するストレートプレート37は架橋部材15の内側面に沿って位置し、そのストレートプレート37に対して断面がクランク状をなす合せプレート38の上部が外側から重ね合されて締付ボルト39と締付ナット40で締付けられている。また、合せプレート38の中間部及び下部が架橋部材15に対し若干の隙間をおいて挟むように下部位置でボルト41とナット43にてストレートプレート37に締付けられている。架橋部材15より上方位置におけるストレートプレート37と合せプレート38との間の空間部には、一対のローラ45が軸部材46で連結されて構成されたローラ部材47が支持ボルト48と支持ナット49で締付けられて支持され、支持ボルト48の軸部48aの周りで回転可能に支持され、架橋部材15上を転動できるようになっている。
図5に示すように、上記のような第1移動体36が各架橋部材15に一対ずつ設けられ、各一対の第1移動体36がそれぞれ前記ストレートプレート37で連結されている。これらのストレートプレート37間には回転軸50が架設され、その回転軸50の中央部に可動ローラ24が回転可能に支持されている。また、前記両ストレートプレート37は、架橋プレート52で連結され、この架橋プレート52に前記ピストンロッド23の先端部が取付ボルト53で固定されている。可動ローラ24と前記第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21との間には、ワイヤ18が掛装されている。
前記架橋部材15の両端部には、それぞれ前述の第1移動体36と同じ構造を有する第2移動体54が設けられ、各第2移動体54が前記連結枠13上を可動ローラ24の移動方向とは直交する方向に移動可能になっている。この第2移動体54の移動は、図示しないモータにより行われるようになっている。
前述した門型枠体11、架橋部材15、シリンダ駆動装置16、昇降部材としてのワイヤ18、昇降機構17、ネット部材30等により、ベッド55上の被介護者29を持ち上げた後、移動させて車椅子56に載せるための介護用リフター10が構成されている。
次に、上記のように構成された介護用リフター10について作用を説明する。
さて、図5に示すように、例えば介護施設内において、ベッド55に横たわる被介護者29を車椅子56に載せる場合には、架橋部材15に設けられた昇降機構17を図5の実線の位置に設定する。このとき、4本の支持柱12にはキャスター14が取付けられていることから、介護用リフター10がベッド55を跨ぐように速やかに移動させることができるとともに、昇降機構17をベッド55の中央位置に容易に設定することができる。
続いて、図2に示すように、被介護者29の下にネット部材30を置くとともに、上部保持紐58と下部保持紐59を被介護者29上に載せ、上部保持紐58及び下部保持紐59の先端部をバックル60に連結し、被介護者29をネット部材30に保持する。そして、左右に一対設けられた第1紐状体32のフック35をそれぞれ接続リング28に係止する。
次いで、図1に示すように、シリンダ駆動装置16を駆動させてピストンロッド23をシリンダ22から突出させることにより、可動ローラ24は前進し、第1支持ローラ20から吊下されているワイヤ18が巻き取られて引き上げられる。このとき、ワイヤ18は第1支持ローラ20と可動ローラ24との間及び第2支持ローラ21と可動ローラ24との間にほぼ2往復するように掛装されていることから、可動ローラ24の移動量すなわちピストンロッド23の突出量を少なくして、ワイヤ18の引き上げ量を十分に確保することができる。
そして、ワイヤ18に接続バー26、支持アーム27及び接続リング28を介して吊下されている第1紐状体32が引き上げられ、ネット部材30の一端側が引き上げられる。従って、被介護者29の肩部31が持ち上げられ、被介護者29の上体が起き上がる。この状態で、シリンダ駆動装置16の駆動を停止し、ワイヤ18の上昇を停止する。続いて、左右に一対設けられた第2紐状体34のフック35をそれぞれ接続リング28に係止する。
図1及び図4に示すように、その状態で、再びシリンダ駆動装置16を駆動させてピストンロッド23を突出させることにより、ワイヤ18が引き上げられて第1紐状体32及び第2紐状体34が引き上げられる。そのため、被介護者29の臀部33が持ち上げられ、体全体がベッド55から浮き上がる。この状態で、シリンダ駆動装置16の駆動を停止し、ワイヤ18の上昇を止める。
次に、図5の二点鎖線に示すように、その状態で第2移動体54を駆動させ、架橋部材15を、ベッド55の側縁を超える位置まで移動させる。このとき、被介護者29は、ネット部材30上に保持された状態で車椅子56の上方位置に到る。この状態で、シリンダ駆動装置16を駆動させて、ピストンロッド23をシリンダ22内に没入させることにより、第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21と可動ローラ24との距離が短縮され、ワイヤ18が第1支持ローラ20から下りてくる。
このため、被介護者29を、ネット部材30に保持した状態で車椅子56に載せることができる。その後、第1紐状体32及び第2紐状体34の各フック35をそれぞれ接続リング28から外した後、上部保持紐58及び下部保持紐59をバックル60から外すことにより、被介護者29を車椅子56に載せて移動させることができる。
以上詳述した実施形態により発揮される効果を以下にまとめて説明する。
(1)本実施形態の介護用リフター10は、門型枠体11と、対向する一方の連結枠13上を移動可能に構成された架橋部材15と、その架橋部材15に設けられたシリンダ駆動装置16と、シリンダ駆動装置16によってワイヤ18を昇降させる昇降機構17と、ワイヤ18に連結され、被介護者29を載せるネット部材30とを備えている。
このため、例えばベッド55上に横たわる被介護者29を起き上がらせて車椅子56に載せる場合には、門型枠体11を、ベッド55を跨ぐように配置し、ネット部材30を被介護者29の下に置き、そのネット部材30をワイヤ18に連結して、昇降機構17でワイヤ18を引き上げることにより被介護者29を持ち上げることができる。その状態で架橋部材15を移動させることにより、被介護者29を車椅子56の上方位置まで運ぶことができる。さらに、昇降機構17を駆動させて、ワイヤ18を降ろすことにより、被介護者29を車椅子56に載せることができる。
従って、本実施形態の介護用リフター10によれば、簡易な構成で、操作が容易であるとともに、被介護者29を安定した状態で持ち上げて移動させることができ、介護者の負担を軽減することができるという優れた効果を奏する。
(2)前記昇降機構17は、ワイヤ18を支持する支持部19と、該支持部19に設けられてワイヤ18が掛装される第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21と、シリンダ駆動装置16のシリンダ22に設けられるピストンロッド23の先端部に支持され、ワイヤ18が掛装される可動ローラ24とにより構成されている。
このため、シリンダ駆動装置16を駆動させてシリンダ22のピストンロッド23を出没動作させることにより、ワイヤ18を容易に上下動させることができる。
(3)前記昇降機構17を構成する支持ローラは第1支持ローラ20と第2支持ローラ21との2つ設けられ、昇降部材としてのワイヤ18が可動ローラ24を介して2つの第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21に掛装されるように構成されている。
従って、第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21と可動ローラ24との距離を短くして介護用リフター10を小型化することができ、言い換えれば第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21と可動ローラ24との距離を一定にすれば、ワイヤ18の昇降量を大きくする設定することができる。
(4)前記ワイヤ18には架橋部材15の直交方向へ延びる接続バー26が連結され、被介護者29の肩部31に位置するネット部材30の両側部には接続バー26に接続される一対の第1紐状体32が設けられるとともに、被介護者29の臀部33に位置するネット部材30の両側部には接続バー26に接続される一対の第2紐状体34が設けられている。
そのため、第1紐状体32によって被介護者29の肩部31を支え、第2紐状体34によって被介護者29の臀部33を支えて、ネット部材30上の被介護者29をワイヤ18にてバランス良く、安定した状態で速やかに起こしたり、持ち上げたりすることができる。
(5)前記昇降部材としてのワイヤ18の下端部すなわち接続リング28と、第1紐状体32及び第2紐状体34すなわちそれらのフック35とが係脱可能に構成されている。
このため、第1紐状体32及び第2紐状体34をワイヤ18から離間した非係合状態でネット部材30上に被介護者29を載せることができる。さらに、第1紐状体32のフック35をワイヤ18の接続リング28に係合して被介護者29の肩部31を持ち上げることができるとともに、第2紐状体34のフック35をワイヤ18の接続リング28に係合して被介護者29の臀部33を持ち上げることができる。
(6)前記ネット部材30には、被介護者29をネット部材30に保持する保持部材としての一対の上部保持紐58、一対の下部保持紐59及びバックル60が設けられている。このため、上部保持紐58と下部保持紐59の先端部をバックル60に連結することにより、被介護者29をネット部材30に容易かつ速やかに保持することができる。
(7)前記昇降部材がワイヤ18又はベルトであることにより、簡単な構成で、十分な強度を発揮でき、被介護者29を持ち上げたり、降ろしたりする動作を繰り返し行うことができる。
(8)前記各支持柱12の下端部にはキャスター14が取付けられている。このため、介護用リフター10の移動操作をいずれの移動方向に対しても円滑に、しかも迅速に行うことができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して実施することも可能である。
・ 前記昇降機構17を構成する支持ローラを、第1支持ローラ20及び第2支持ローラ21に加えて、3つ以上の支持ローラで構成してもよい。この場合には、支持ローラと可動ローラ24との間隔を一層狭くして介護用リフター10の小型化を図ったり、ワイヤ18の昇降量を増大させたりすることができる。また、第2支持ローラ21を省略し、第1支持ローラ20のみで支持ローラを構成してもよい。
・ 前記介護用リフター10を、第1紐状体32により被介護者29の肩部31を支え、ワイヤ18を引き上げて被介護者29を起き上がらせるためだけに使用してもよい。さらに、介護用リフター10を、その状態から第2紐状体34により臀部33を支え、ワイヤ18を引き上げて被介護者29を持ち上げた後、架橋部材15を移動させ、被介護者29をベッド55の横まで運び、立ち上がらせて歩行できる態勢にするために使用してもよい。
・ 前記第1紐状体32及び第2紐状体34に加えて、腰部に位置するネット部材30の両側部や脚部に位置するネット部材30の両側部等に紐状体を設けてもよい。また、第2紐状体34に代えて、腰部に位置するネット部材30の両側部に紐状体を設けてもよい。
・ 前記介護用リフター10を、病院内のベッド55で使用したり、自宅内のベッド55で使用したりしてもよい。
・ 前記保持部材としてのバックル60を省略し、一対の上部保持紐58の先端部間を結び合せるとともに、一対の下部保持紐59の先端部間を結び合せるように構成してもよい。
・ 前記介護用リフター10を、畳の上の布団に横たわる被介護者29に対して適用したり、椅子に座っている被介護者29に適用したりしてもよい。
10…介護用リフター、11…門型枠体、12…支持柱、13…連結枠、14…キャスター、15…架橋部材、16…シリンダ駆動装置、17…昇降機構、18…昇降部材としてのワイヤ、19…支持部、20…第1支持ローラ、21…第2支持ローラ、22…シリンダ、23…ピストンロッド、24…可動ローラ、26…接続バー、29…被介護者、30…ネット部材、31…肩部、32…第1紐状体、33…臀部、34…第2紐状体、58…保持部材としての上部保持紐、59…保持部材としての下部保持紐、60…保持部材としてのバックル。

Claims (7)

  1. 四隅に配置される各支持柱が上端部で連結枠により四角枠状に連結された門型枠体と、
    前記連結枠のうち対向する一方の連結枠間に架設され、両連結枠上を移動可能に構成された架橋部材と、
    前記架橋部材に設けられたシリンダ駆動装置と、
    前記シリンダ駆動装置によって昇降部材を昇降させる昇降機構と、
    前記昇降部材に連結され、被介護者を載せるネット部材と
    を備えることを特徴とする介護用リフター。
  2. 前記昇降機構は架橋部材に設けられ、昇降部材を支持する支持部と、該支持部に設けられて昇降部材が掛装される支持ローラと、前記シリンダ駆動装置のシリンダに設けられるピストンロッドの先端部に支持され、昇降部材が掛装される可動ローラとにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の介護用リフター。
  3. 前記支持ローラは複数設けられ、昇降部材が可動ローラを介して複数の支持ローラに掛装されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の介護用リフター。
  4. 前記昇降部材には、架橋部材と交差する方向へ延びる接続バーが連結され、被介護者の肩部に位置するネット部材の両側部には接続バーに接続される一対の第1紐状体が設けられるとともに、被介護者の臀部に位置するネット部材の両側部には接続バーに接続される一対の第2紐状体が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の介護用リフター。
  5. 前記昇降部材の下端部と、第1紐状体及び第2紐状体とが係脱可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の介護用リフター。
  6. 前記ネット部材には、被介護者をネット部材に保持する保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の介護用リフター。
  7. 前記各支持柱の下端部にはキャスターが取付けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の介護用リフター。
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