JP3195987B2 - ワブルプレート型コンプレッサ - Google Patents

ワブルプレート型コンプレッサ

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JP3195987B2 JP34831291A JP34831291A JP3195987B2 JP 3195987 B2 JP3195987 B2 JP 3195987B2 JP 34831291 A JP34831291 A JP 34831291A JP 34831291 A JP34831291 A JP 34831291A JP 3195987 B2 JP3195987 B2 JP 3195987B2
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調装置の冷房サイ
クルに用いられるワブルプレート型の可変容量コンプレ
ッサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワブルプレート型の可変容量コン
プレッサは、例えば特開昭63−16177号公報に示
されるように、クランク室と、このクランク室内に回転
自在に挿入された駆動軸と、この駆動軸と一体に回転す
る回転部材と、この回転部材に揺動可能に連結するワブ
ルプレートと、このワブルプレートに連結され、該ワブ
ルプレートの揺動によりそれぞれのシリンダ内で往復動
する複数のピストンと、前記シリンダ内に冷媒ガスを供
給する吸入室(低圧室)と、前記シリンダ内で圧縮され
た冷媒ガスが吐出される吐出室(高圧室)と、前記クラ
ンク室と前記吸入室との間の連通路に設けられた弁手段
とを有し、前記弁手段により前記クランク室内の圧力を
調節し、前記ワブルプレートの揺動角を変えることによ
り、前記冷媒ガスのシリンダへの取り込み容積を可変す
るようになっている。
【0003】また、上述の引例における弁手段は、例え
ば吸入室側の低圧とクランク室の圧力の差圧によって作
動する調整弁であり、クランク室と吸入室を連通する連
通路上に設けられている。また、クランク室内の圧力を
調整する機構としては、シリンダ内の圧縮室内からブロ
ーバイされた冷媒ガスを前記調整弁によって、ブローバ
イした冷媒ガスを低圧側(吸入室側)に逃がすことによ
って圧力を下げ、また低圧側への連通を阻止することに
よってクランク室内の圧力を上げるようになっているの
で、例えば車両の急速加速時に走行用エンジンに負荷を
軽減する時には、調整弁を閉弁してブローバイする冷媒
ガスをクランク室に貯めることによって圧力を上げるた
めに、クランク室の圧力の上昇速度が遅く、エンジンの
負荷軽減を期待することはできなかった。
【0004】このために、例えば特開平3−23385
号公報には、吐出室(高圧室)とクランク室を連通する
給気通路を設け、さらにこの給気通路の開度を調整する
調整弁を給気通路上に設けて、この調整弁を制御するこ
とにより、吐出室の高圧をクランク室に一挙に送り込ん
でコンプレッサの吐出容量を急激に減少させて、エンジ
ンの加速に対応して、コンプレッサのよるエンジンの負
荷を低減するものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この公知のワブルプレ
ート型のコンプレッサにおいて、低圧圧力とクランク室
内の差圧によりピストンのストローク量を自動調整する
圧力調整弁が設けられていることから、下記のような不
都合が起こる。即ち、この圧力調整弁は、その差圧によ
るストローク制御を行うため、許容される圧力はせいぜ
い0.98Mpと低く、前述したように、クランク室の高圧を
供給すると、クランク室内の圧力が上昇するが、該調整
弁はこの高圧に耐えられず開いてしまい、圧力を低圧へ
逃がして、ストローク減少速度を遅くしてしまうという
大きな問題点が発生する。そして更に、この高圧により
調整弁が変形、破損して本来の機能を失ってしまう。
【0006】そこで、この発明は、高圧導入弁によりク
ランク室内に急速に導入された高圧から、圧力調整弁を
保護することのできるワブルプレート型コンプレッサを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明は、
コンプレッサ本体内にクランク室と、吸入口と連通する
低圧室と、吐出口と連通する高圧室とが形成され、クラ
ンク室の圧力を調整する圧力調整弁を有すると共に、ク
ランク室と高圧室とを連通する連通路上に高圧導入弁を
有するワブルプレート型コンプレッサにおいて、前記ク
ランク室と前記圧力調整弁の間の連通路上に設けられた
弁座と、この弁座に着座することによって前記連通路を
閉塞する弁体と、この弁体を弁座から離脱する方向に付
勢する付勢手段とによって構成され、クランク室内の圧
力により弁体が受ける圧力が前記付勢手段の付勢力より
も大きくなることによって弁座に着座して前記連通路を
閉塞する弁を設けたことにある。前記圧力調整弁は、例
えば、低圧室とクランク室を連通する連通路上に有る。
【0008】
【作用】したがって、この発明においては、高圧導入弁
の開弁によって吐出側の高圧がクランク室内に導入され
た場合に、クランク室内の圧力が、弁体を弁座から離脱
させているばねの付勢力よりも大きくなるために、弁体
がばねの付勢力に抗して弁座に着座するために、前記ク
ランク室と圧力調整弁との間の連通路を閉塞することが
でき、上記課題が達成できるものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例について図面
により説明する。
【0010】図1において示されるワブルプレート型コ
ンプレッサ1は、有底筒状のハウジング2を有し、この
ハウジング2の開口端にシリンダブロック3が固定さ
れ、ハウジング2とシリンダブロック3の一端とに囲ま
れてクランク室4が構成されている。また、シリンダブ
ロック3の他端には、シリンダヘッド5がバルブプレー
ト6を挟んで固定されている。
【0011】駆動軸7は、図示しないエンジンと連結さ
れることによって回転をするもので、前記ハウジング2
とシリンダブロック3とに回転自在に支持されており、
この駆動軸7には、ハウジング2にスライドベアリング
8を介して回転自在に支持されたスラストフランジから
なる動力伝達用の回転部材9がクランク室4内に設けら
れている。また、駆動軸7には、これに緩く外嵌された
ヒンジボール10を介して、同じくクランク室4内で下
記するワブルプレートを支持するための回転部材11
が、回動及び揺動自在に支持されており、この支持用の
回転部材11は、前記動力伝達用の回転部材9に連結さ
れるものである。
【0012】ワブルプレート12は、クランク室内でワ
ブルプレート支持用の回転部材11に対してラジアル及
びスラストベアリング13,14を介して回動自在に支
持され、前記ヒンジボール11を支点として揺動のみが
許されるようになっている。
【0013】このワブルプレート12には、複数のピス
トン15(例えば7気筒のコンプレッサにおいては7
個)がロッド16を介して連結されており、これらのピ
ストン15は、前記シリンダブロック3に形成されたシ
リンダボア17に摺動自在に挿入されている。このシリ
ンダボア17と前記ピストン15の端部とによって画成
された空間で圧縮室が形成されるようになっているもの
である。
【0014】圧縮室は、ピストン15が吸入工程にある
場合には、吸入弁18が開かれてバルブプレート6に形
成されった吸入孔19を介してシリンダヘッド5に形成
された低圧室20と連通し、またピストン15が吐出工
程にある場合には、吐出弁21が開かれて、バルブプレ
ート6に形成された吐出孔22を介してシリンダヘッド
5内に形成された高圧室23と連通する。尚、前記低圧
室20は、シリンダヘッド5に形成された図示しない吸
入口と連通し、また前記高圧室23は、同じくシリンダ
ヘッドに形成された吐出口24と連通するものである。
【0015】また、容量可変機構を構成する圧力調整弁
25は、シリンダヘッド5、バルブプレート6、シリン
ダブロック3を貫通して形成された調整弁挿入孔26に
挿入され、バネ27及び蓋28によってクランク室側に
押しつけられて固定されている。
【0016】この圧力調整弁25は、内部後方に高圧用
のベローズ29が設けられ、この高圧用ベローズ29の
外側に形成された空間31は、高圧入口32、蓋28と
制御弁挿入孔26と圧力調整弁25の後部側面によって
画成された空間33、及び高圧用連通路34を介して高
圧室23と連通している。また、高圧用ベローズ29の
一端は、圧力調整弁25の後部内側面に固着されてお
り、他端にはベローズの伸縮によって摺動する摺動部材
35の一端が取付られている。
【0017】この摺動部材35の他端には、低圧用ベロ
ーズ30の一端が固着されており、この低圧用ベローズ
30の他端には、弁36が取付られている。この低圧用
ベローズ30の外側に形成された空間37は、低圧入口
38、低圧用連通路39を介して低圧室20と連通して
いる。また、前記弁36は、クランク室4と連通する孔
41を有する弁座40に着座するようになっており、弁
36の開弁によって前記クランク室4は、孔41、空間
37、低圧入口38、及び低圧用連通路39を介して低
圧室20と連通するようになっている。
【0018】この圧力調整弁25において、負荷が高く
高圧圧力の高い時においては、高圧室23から空間31
に導入される高圧によって高圧用ベローズ29が縮み、
このために低圧用ベローズ30を押している力は弱くな
る。このために、弁36は開き易くなり、クランク室4
内にブローバイした冷媒ガスは、この弁36を押し開い
て低圧室20に抜けてクランク室4の圧力は下がるため
に、ピストン15の背圧は下がり、ピストン15のスト
ロークは大きくなって、コンプレッサの吐出量は大きく
なるものである。
【0019】また、負荷が低く高圧圧力の低いときは、
高圧ベローズ29が伸び、このために低圧ベローズ30
を縮める方向に力が発生し、弁36は開き難くなり、ク
ランク室4内にブローバイした冷媒ガスは、クランク室
4内に溜ることとなり、クランク室4の圧力は上がる。
このために、ピストン15の背圧は上がり、ピストン1
5のストロークは小さくなって、コンプレッサの吐出量
は小さくなるものである。
【0020】高圧導入弁50は、図2に示すように前記
ハウジング2に開口した孔51に嵌入される嵌入部52
と、本体部53と、電磁コイル部54と、図示しない配
管によって高圧室23に接続される接続継手部55とに
よって構成され、接続継手部55内に形成された接続通
路56、本体部53内に形成された弁部57、及び嵌入
部52内に形成された高圧吐出孔58を連通する高圧通
路62が形成されている。
【0021】本体部53の内部に形成された弁部57
は、漸次孔の径が小さくなるように形成された弁座59
と、弁体60と、ばね61によって構成され、通常は弁
体60がばね61の付勢力によって弁座59に押しつけ
られて前記高圧通路62が閉鎖されている。
【0022】弁体60のばね61の反対側にはロッド6
3の一端が当接しており、このロッド63の本体は、電
磁コイル部54の内部に形成された孔64に挿入されて
いる。またこの孔64の周囲には、環状に電磁コイル6
5が設けられている。
【0023】保護弁70は、クランク室4側から孔41
を覆うように設けられており、筒状に形成され、内部を
貫通する孔の径が孔41側に向かって漸次小さくなるよ
うにして形成された弁座74を有する本体部71と、弁
体72と、ばね73と、前記筒状の本体部71の開口部
分を覆と共に網目のフィルタ77を有する保護蓋76と
によって構成されている。また、弁座74には、漏洩溝
75が形成されている。尚、この漏洩溝75は、弁体と
弁座との間に適度な漏洩量が確保できる場合には形成す
る必要はないが、この漏洩溝75の漏洩量によって弁体
の離脱時間が設定できるものである。
【0024】以上の構成により、例えば図示しないエン
ジンの加速時等において、エンジンの負荷を低減する必
要が生じた場合に、電磁コイル65に電圧を印加して励
磁し、ロッド63を電磁コイル65より持ち上げる。こ
れにより、ロッド63は弁体60をばね61の付勢力に
反して押し下げ、高圧通路62を開放する。これによっ
て、高圧側から高圧の冷媒ガスがクランク室4内に流入
し、クランク室4の圧力が急速に上昇する。この圧力の
急速な上昇によって、ピストン15の背圧は急速に上昇
し、ピストン15のストロークは急速に小さくなるため
に、コンプレッサ1の吐出量は急速に小さくなり、この
ためにコンプレッサ1の回転負荷が急速に下がるため
に、エンジンの負荷を急速に低減できるものである。
尚、高圧導入時のロッド63、弁体60,72は、図2
中、破線で示される位置に移動するものである。
【0025】このクランク室4内の圧力が、前記保護弁
70のばね73の付勢力よりも大きくなった場合、弁体
72は弁座74に着座し、孔41を閉鎖することによっ
てクランク室内の圧力から圧力調整弁30を保護するも
のである。
【0026】また、例えばエンジンの加速の要求がなく
なった場合、コンプレッサ1は通常の制御に移行する必
要があり、このために高圧導入弁50の電磁コイル65
への通電を停止して、弁体60をばね61の付勢力によ
り弁座59に着座させて高圧の供給を止める。これによ
って、クランク室4を高圧にした冷媒ガスは、保護弁7
0の弁座74に形成された漏洩溝75から徐々に低圧室
20に漏れていき、クランク室4内の圧力は徐々に下が
っていき、保護弁70のばね73の付勢力がクランク室
4内の圧力よりも大きくなった時点で、弁体72が弁座
74を離脱して、孔41が開放され、圧力調整弁30に
よる通常の圧力制御に移行できるものである。
【0027】以上のことにより、保護弁70によって、
圧力調整弁30の保護を達成できると共に、エンジンの
負荷の低減要求に対して充分な応答性を確保でき、また
通常制御への復帰を緩慢にすることができることによ
り、ドライバビリティの向上を得ることができるもので
ある。
【0028】以下、この発明に係る第2の実施例を図面
により説明する。尚、前記請求項1に係る実施例におい
て示される構成と同一の効果を奏するものは、同一番号
を付すことによってその説明を省略するものである。
【0029】図3において示されるコンプレッサ1のシ
リンダヘッド5の断面図において、高圧導入弁と保護弁
が一体に成形された3方弁102は、圧力調整弁30と
対向する形で、シリンダヘッド5の略径方向に取付られ
ている。
【0030】この3方弁102は、圧力調整弁30の弁
36によって開閉される孔41と連通する側に保護弁部
分103と、この保護弁部分103に連設される高圧導
入弁部分104を有している。
【0031】この保護弁部分103は、図4に示すよう
に前記孔41と連通する連通孔105を有し、弁体10
6が収納される空間107の両側部分に、クランク室4
に開口した開口部109と連通する連通孔108が形成
され、また、高圧導入弁部分104と連通する連通孔1
10が形成されている。弁体106は、通常ばね111
の付勢力によって前記連通孔110が形成された弁座1
12の一方に当接しており、これによって孔41はクラ
ンク室4に対して開放されているものである。また、前
記弁体106が、前記連通孔105を閉鎖するために着
座する弁座113には、漏洩溝114が形成されてい
る。
【0032】高圧導入弁部分104は、前記連通孔11
0の一方に形成された弁座112の対向する側に形成さ
れた弁座116と、この弁座116にばね117の付勢
力によって着座する弁体115と、この弁体115と一
体に成形されたロッド118と、このロッド118を吸
引する電磁コイル119によって構成され、前記弁体1
15が収納される空間120は、両側に高圧を導入する
孔121が形成されているものである。また、この孔1
21は、高圧導入部分104の周囲に形成された空間1
22及び高圧室23に開口した開口部123を介して高
圧室23と連通しているものである。
【0033】以上の構成により、例えばエンジンの加速
要求によってエンジンの負荷の低減が要求された場合に
は、電磁コイル119を励磁することによって、ロッド
118が図4中破線で示される位置に吸引される。これ
によって弁体115は弁座116から破線で示される位
置に離脱して連通孔110を開放し、高圧室23から高
圧の冷媒ガスは、開口部123、空間122、孔121
を介して空間120に流入し、連通孔110の一方の開
口部分を閉鎖している弁体106をばね114の付勢力
に抗して破線で示される弁座113に当接する位置まで
移動させる。
【0034】これによって、圧力調整弁30に至る孔4
1が閉鎖されて圧力調整弁30の保護ができると共に、
高圧室23とクランク室4に至る開口部109は連通さ
れ、高圧の冷媒ガスがクランク室4に流入してクランク
室4の圧力を急速に上昇させ、コンプレッサの負荷を急
速に低減させることができ、これによってコンプレッサ
と連結されたエンジンの負荷を低減できるものである。
【0035】また、負荷の低減要求がなくなった場合に
は、電磁コイル119への励磁が停止され、ばね117
の付勢力によって弁体115は弁座116に着座して連
通路110を閉鎖し、高圧室23との連通を停止する。
クランク室4内の高圧の冷媒ガスは、弁座113に形成
された漏洩溝114を介して低圧室20側に漏れ、これ
によってクランク室4内の圧力は徐々に下がり、ばね1
11の付勢力がこの高圧よりも大きくなった段階で弁体
106は弁座113から離脱して連通路105を開放
し、通常の圧力調整弁30による制御が行われるもので
ある。
【0036】以上、第1及び第2の実施例においては圧
力調整弁30を内部制御式のものとしたが、外部制御式
の圧力調整弁を用いたワブルプレート型のコンプレッサ
(特開平1−177466号公報)に使用した場合にお
いても、同様の効果を奏するものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、エンジンの負荷を低減したい場合等により、コンプ
レッサの負荷を急速に低減したい場合に、高圧導入弁に
より高圧の冷媒ガスを急速にクランク室内に供給し、こ
の高圧の冷媒ガスによって圧力調整弁のクランク室側を
保護弁で閉じ、クランク室内の圧力の漏れを無くしてス
トローク減少速度を早めると共に、クランク室に供給さ
れる高圧から圧力調整弁を保護することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係るワブルプレート
型コンプレッサの断面図である。
【図2】図1のワブルプレート型コンプレッサの高圧導
入弁及び保護弁の構成を示した一部断面図である。
【図3】この発明の第2の実施例に係るワブルプレート
型コンプレッサのシリンダヘッド部分の断面図である。
【図4】図3のワブルプレート型コンプレッサの高圧導
入弁及び保護弁の構成を示した一部断面図である。
【符号の説明】
1 ワブルプレート型コンプレッサ 30 圧力調整弁 50 高圧導入弁 70 保護弁 102 3方弁 103 保護弁部分 104 高圧導入弁部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ本体内にクランク室と、吸
    入口と連通する低圧室と、吐出口と連通する高圧室とが
    形成され、クランク室の圧力を調整する圧力調整弁を有
    すると共に、クランク室と高圧室とを連通する連通路上
    に高圧導入弁を有するワブルプレート型コンプレッサに
    おいて、 前記クランク室と前記圧力調整弁の間の連通路上に設け
    られた弁座と、この弁座に着座することによって前記連
    通路を閉塞する弁体と、この弁体を弁座から離脱する方
    向に付勢する付勢手段とによって構成され、クランク室
    内の圧力により弁体が受ける圧力が前記付勢手段の付勢
    力よりも大きくなることによって弁座に着座して前記連
    通路を閉塞する弁を設けたことを特徴とするワブルプレ
    ート型コンプレッサ。
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