JP3195825B2 - 精紡機 - Google Patents
精紡機Info
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- JP3195825B2 JP3195825B2 JP15996492A JP15996492A JP3195825B2 JP 3195825 B2 JP3195825 B2 JP 3195825B2 JP 15996492 A JP15996492 A JP 15996492A JP 15996492 A JP15996492 A JP 15996492A JP 3195825 B2 JP3195825 B2 JP 3195825B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor belt
- spinning machine
- sliding plate
- machine according
- horizontal section
- Prior art date
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H5/00—Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
- D01H5/005—Arrangements for feeding or conveying the slivers to the drafting machine
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【0001】本発明は、紡糸すべき繊維束を収納したケ
ンスに対する設置場所が係合する多数の精紡ポジション
と、本質的に水平な区間および本質的に垂直な区間を持
つ搬送ベルトを含む繊維束をケンスから前記精紡ポジシ
ョンへ搬送するための搬送装置とを具備した精紡機に関
する。
ンスに対する設置場所が係合する多数の精紡ポジション
と、本質的に水平な区間および本質的に垂直な区間を持
つ搬送ベルトを含む繊維束をケンスから前記精紡ポジシ
ョンへ搬送するための搬送装置とを具備した精紡機に関
する。
【0002】冒頭に挙げた形式の公知の精紡機(GB特
許第10 15 780号)では、設置場所は精紡機の
前にいくつかの列をなして配置される。繊維束はケンス
の上方に設置されたロールにより引き出され、次に設置
場所の列の間で始まる搬送ベルト対の間を通り、そこか
ら垂直に下方に進み、さらに床の下側でリング精紡機の
中央に至り、そこから上方へ延伸装置に向かって走行す
る。
許第10 15 780号)では、設置場所は精紡機の
前にいくつかの列をなして配置される。繊維束はケンス
の上方に設置されたロールにより引き出され、次に設置
場所の列の間で始まる搬送ベルト対の間を通り、そこか
ら垂直に下方に進み、さらに床の下側でリング精紡機の
中央に至り、そこから上方へ延伸装置に向かって走行す
る。
【0003】事前公開されなかったドイツ特許出願書
(第P 41 09 026.8号および第P 41
09 096.9号)において、ケンスと設置場所との
間の繊維束の搬送のために搬送ベルトを装備することが
提案されており、その際に繊維束を軽い圧力で搬送ベル
トに押し付ける滑り板が部分的に配置されている。
(第P 41 09 026.8号および第P 41
09 096.9号)において、ケンスと設置場所との
間の繊維束の搬送のために搬送ベルトを装備することが
提案されており、その際に繊維束を軽い圧力で搬送ベル
トに押し付ける滑り板が部分的に配置されている。
【0004】本発明の目的は、冒頭に挙げた形式の精紡
機を簡略化することにある。
機を簡略化することにある。
【0005】この目的は、搬送ベルトが少なくとも本質
的に水平な区間において滑り板により覆われており、こ
れらの滑り板は搬送ベルト上で支持され、またそれらの
端において本質的に垂直な区間に移行する転向案内部を
具備することにより達成される。
的に水平な区間において滑り板により覆われており、こ
れらの滑り板は搬送ベルト上で支持され、またそれらの
端において本質的に垂直な区間に移行する転向案内部を
具備することにより達成される。
【0006】滑リ板は繊維束を軽い圧力で搬送ベルトに
押し付けるため、多数の駆動された要素および/または
回転する要素を設置する必要なくして、確実でドラフト
のない搬送が行われる。その際に繊維束は平らにされて
正しく案内されるため、繊維の平行状態が保持される。
滑り板はさらにそれらの転向案内部によっても、繊維束
が水平区間から垂直区間への移行範囲においても搬送ベ
ルトに留まるような機能を果たす。ケンスから精紡ポジ
ションへの繊維束のこの形式の供給により、比較的細い
繊維束つまり0.3〜0.8の番手の繊度を持つ繊維束
を搬送中に繊維束におけるドラフトが生じることなく、
確実に搬送して供給することが可能である。
押し付けるため、多数の駆動された要素および/または
回転する要素を設置する必要なくして、確実でドラフト
のない搬送が行われる。その際に繊維束は平らにされて
正しく案内されるため、繊維の平行状態が保持される。
滑り板はさらにそれらの転向案内部によっても、繊維束
が水平区間から垂直区間への移行範囲においても搬送ベ
ルトに留まるような機能を果たす。ケンスから精紡ポジ
ションへの繊維束のこの形式の供給により、比較的細い
繊維束つまり0.3〜0.8の番手の繊度を持つ繊維束
を搬送中に繊維束におけるドラフトが生じることなく、
確実に搬送して供給することが可能である。
【0007】本発明の別の構成において、搬送ベルトの
本質的に水平な区間に配置される滑り板は横方向に搬送
ベルトにおいて案内されることが提供される。それによ
り、搬送ベルトにおいて調整される簡単な構造の滑り板
を具備することができる。
本質的に水平な区間に配置される滑り板は横方向に搬送
ベルトにおいて案内されることが提供される。それによ
り、搬送ベルトにおいて調整される簡単な構造の滑り板
を具備することができる。
【0008】本発明のさらに別の構成において、搬送ベ
ルトの本質的に水平な区間に配置される滑り板は搬送ベ
ルトの走行方向において止め部材により位置決めされる
ことが提供される。それにより、特に滑り板の転向案内
部は大幅な費用を要することなく搬送ベルトに対して一
定の位置に配置されることが提供される。
ルトの本質的に水平な区間に配置される滑り板は搬送ベ
ルトの走行方向において止め部材により位置決めされる
ことが提供される。それにより、特に滑り板の転向案内
部は大幅な費用を要することなく搬送ベルトに対して一
定の位置に配置されることが提供される。
【0009】本発明の第一の実施態様では、搬送ベルト
の本質的に水平な区間に配置される滑り板の端は湾曲し
ており、かつその曲率半径は付属する搬送ベルトをこの
範囲において転向させる転向ロールの直径に適合してい
ることが提供される。
の本質的に水平な区間に配置される滑り板の端は湾曲し
ており、かつその曲率半径は付属する搬送ベルトをこの
範囲において転向させる転向ロールの直径に適合してい
ることが提供される。
【0010】本発明の別の実施態様では、搬送ベルトの
本質的に水平な区間に配置される滑り板の端は転向案内
要素を具備することが提供される。これらの転向案内要
素は、特殊な形状例えば圧縮器の形状を有することがで
きる。
本質的に水平な区間に配置される滑り板の端は転向案内
要素を具備することが提供される。これらの転向案内要
素は、特殊な形状例えば圧縮器の形状を有することがで
きる。
【0011】本発明の別の構成において、滑り板はその
縦方向に延びる繊維束のための案内みぞを具備すること
が提供される。それにより、繊維束の搬送方向からの側
方逸脱を阻止することが確保される。
縦方向に延びる繊維束のための案内みぞを具備すること
が提供される。それにより、繊維束の搬送方向からの側
方逸脱を阻止することが確保される。
【0012】本発明のさらに別の構成において、繊維束
を搬送ベルトと付属する滑り板との間に挿入するための
挿入要素が提供される。それにより、繊維束は一定位置
において搬送ベルトと付属する滑り板との間に挿入さ
れ、適切に搬送されることが確保される。
を搬送ベルトと付属する滑り板との間に挿入するための
挿入要素が提供される。それにより、繊維束は一定位置
において搬送ベルトと付属する滑り板との間に挿入さ
れ、適切に搬送されることが確保される。
【0013】本発明のその他の特徴および長所は、図面
に示された実施態様に関する以下の説明ならびに従特許
請求の範囲から明らかとなる。
に示された実施態様に関する以下の説明ならびに従特許
請求の範囲から明らかとなる。
【0014】優先的にはリング精紡機である図1に輪郭
だけが示された精紡機(1)は、好ましくは両機械側に
多数の精紡ポジション(2)を有する。これらの精紡ポ
ジションのうちのひとつの延伸装置(3)だけが示され
ているが、それは三シリンダー式延伸装置として形成さ
れている。各延伸装置(3)には、それぞれのケンス
(5)から引き出される繊維束(4)がそれぞれ供給さ
れる。ケンス(5)は、精紡機(1)の上方の高い位置
で台座(6)の設置場所に搭載されている。詳しくは図
示されていないやり方で、ケンス(5)は機械長手方向
に延びるいくつかの列をなして設置される、というの
は、ケンス(5)の直径は精紡機(1)のスピンドル・
ピッチよも大きいからである。
だけが示された精紡機(1)は、好ましくは両機械側に
多数の精紡ポジション(2)を有する。これらの精紡ポ
ジションのうちのひとつの延伸装置(3)だけが示され
ているが、それは三シリンダー式延伸装置として形成さ
れている。各延伸装置(3)には、それぞれのケンス
(5)から引き出される繊維束(4)がそれぞれ供給さ
れる。ケンス(5)は、精紡機(1)の上方の高い位置
で台座(6)の設置場所に搭載されている。詳しくは図
示されていないやり方で、ケンス(5)は機械長手方向
に延びるいくつかの列をなして設置される、というの
は、ケンス(5)の直径は精紡機(1)のスピンドル・
ピッチよも大きいからである。
【0015】比較的細い繊維束(4)、すなわち従来の
通常のものよりも細い繊維束が加工される。これらの繊
維束(4)は0.3〜0.8の番手の繊度、好ましくは
0.5〜0.7の番手の繊度を持つ。この繊度のゆえ
に、繊維束(4)を三シリンダー式延伸装置(3)にお
いて高い繊度を持つ繊維束(7)または粗紡糸に延伸す
ることが可能であり、延伸装置(3)の送り込みローラ
対の回転数は完全な回転を保証するために十分な高さで
ある。
通常のものよりも細い繊維束が加工される。これらの繊
維束(4)は0.3〜0.8の番手の繊度、好ましくは
0.5〜0.7の番手の繊度を持つ。この繊度のゆえ
に、繊維束(4)を三シリンダー式延伸装置(3)にお
いて高い繊度を持つ繊維束(7)または粗紡糸に延伸す
ることが可能であり、延伸装置(3)の送り込みローラ
対の回転数は完全な回転を保証するために十分な高さで
ある。
【0016】細い繊維束(4)がそれらの精紡ポジショ
ンへの搬送中に望ましくないドラフトを受けないことを
確保するために、繊維束(4)をまず矢印方向(A)に
上方へ引き出し、次に矢印方向(B)にほぼ水平におよ
そ機械中央まで送り、そこから矢印方向(C)に下方の
延伸装置(3)へ供給する搬送装置(8)が提供され
る。延伸された繊維束(7)は延伸装置(3)から矢印
方向(D)に進み、さらに図示されていない撚り装置に
到達する。この撚り装置は、優先的にはリングスピンド
ルとされる。しかし、撚り装置としてラップスピンド
ル、空気ノズルなどを設置することもできる。
ンへの搬送中に望ましくないドラフトを受けないことを
確保するために、繊維束(4)をまず矢印方向(A)に
上方へ引き出し、次に矢印方向(B)にほぼ水平におよ
そ機械中央まで送り、そこから矢印方向(C)に下方の
延伸装置(3)へ供給する搬送装置(8)が提供され
る。延伸された繊維束(7)は延伸装置(3)から矢印
方向(D)に進み、さらに図示されていない撚り装置に
到達する。この撚り装置は、優先的にはリングスピンド
ルとされる。しかし、撚り装置としてラップスピンド
ル、空気ノズルなどを設置することもできる。
【0017】搬送装置(8)は、水平の搬送区間(1
0)と垂直の搬送区間(11)を形成する多数の搬送ベ
ルト(9)からなる。搬送ベルト(9)は、後の図2、
図3および図7において図示されているように、それら
がそれぞれ二つの並置される繊維束(4)を受容できる
だけの幅に形成される。これらの繊維束(4)は、二つ
の隣接した延伸装置(3)、すなわち公知のやり方で上
側ローラとして共通の押えローラ対を具備した延伸装置
(3)に供給される。両繊維束(4)が引き出されるケ
ンス(5)は並置されており、それらはひとつの共通列
に、あるいは二つの隣接列をなして配置される。搬送ベ
ルト(9)は、両ケンス(5)の間の範囲のほぼ中央で
始まる。
0)と垂直の搬送区間(11)を形成する多数の搬送ベ
ルト(9)からなる。搬送ベルト(9)は、後の図2、
図3および図7において図示されているように、それら
がそれぞれ二つの並置される繊維束(4)を受容できる
だけの幅に形成される。これらの繊維束(4)は、二つ
の隣接した延伸装置(3)、すなわち公知のやり方で上
側ローラとして共通の押えローラ対を具備した延伸装置
(3)に供給される。両繊維束(4)が引き出されるケ
ンス(5)は並置されており、それらはひとつの共通列
に、あるいは二つの隣接列をなして配置される。搬送ベ
ルト(9)は、両ケンス(5)の間の範囲のほぼ中央で
始まる。
【0018】搬送ベルト(9)は、それらが水平区間
(10)および垂直区間(11)からなる角形走行を示
すように、転向ロール(13、15、16)により案内
される。第四の転向ロール(14)は転向ロール(1
3)の下側にややずれて配置されているため、搬送ベル
ト(9)の戻りの車間部分もこの角形走行をに追随す
る。ケンス(5)の上方に近接して配置された転向ロー
ル(15)は締付け部材(18)により保持されるが、
この部材は機械長手方向に延びる軸(19)のまわりに
旋回可能であり、また位置固定された担持装置(21)
で支持された板ばね(20)により当該の搬送ベルト
(9)が緊張されるように負荷される。締付け部材(1
8)は繊維束(4)に対する進入じょうご(17)、つ
まり好ましくはそれぞれ二つの挿入じょうご(17)を
具備する。明確にするために示唆すべきは、実用機では
隣接する搬送ベルト(9)はそれぞれ異なる長さを持つ
水平区間(10)を有するが、それらはそれぞれ当該の
ケンス列に対して搬送ベルト(9)が二つのケンス列上
の中央で始まるように配置されていることである。
(10)および垂直区間(11)からなる角形走行を示
すように、転向ロール(13、15、16)により案内
される。第四の転向ロール(14)は転向ロール(1
3)の下側にややずれて配置されているため、搬送ベル
ト(9)の戻りの車間部分もこの角形走行をに追随す
る。ケンス(5)の上方に近接して配置された転向ロー
ル(15)は締付け部材(18)により保持されるが、
この部材は機械長手方向に延びる軸(19)のまわりに
旋回可能であり、また位置固定された担持装置(21)
で支持された板ばね(20)により当該の搬送ベルト
(9)が緊張されるように負荷される。締付け部材(1
8)は繊維束(4)に対する進入じょうご(17)、つ
まり好ましくはそれぞれ二つの挿入じょうご(17)を
具備する。明確にするために示唆すべきは、実用機では
隣接する搬送ベルト(9)はそれぞれ異なる長さを持つ
水平区間(10)を有するが、それらはそれぞれ当該の
ケンス列に対して搬送ベルト(9)が二つのケンス列上
の中央で始まるように配置されていることである。
【0019】各搬送ベルト(9)には滑り板(22)が
係合しており、この滑り板は自重により繊維束(4)に
搭載されているため、繊維束(4)は軽い圧力で搬送ベ
ルト(9)に押し付けられる。優先的には鉄板から作ら
れる滑り板(22)は、繊維束(4)に関して搬送ベル
トの摩擦係数よりもはるかに低い摩擦係数を持つ平滑な
下面を有する。場合により、滑り板(22)の滑り面に
は被覆材が塗布される。しかし、通常は不錆鋼の表面品
質で十分である。
係合しており、この滑り板は自重により繊維束(4)に
搭載されているため、繊維束(4)は軽い圧力で搬送ベ
ルト(9)に押し付けられる。優先的には鉄板から作ら
れる滑り板(22)は、繊維束(4)に関して搬送ベル
トの摩擦係数よりもはるかに低い摩擦係数を持つ平滑な
下面を有する。場合により、滑り板(22)の滑り面に
は被覆材が塗布される。しかし、通常は不錆鋼の表面品
質で十分である。
【0020】滑り板(22)はその前端(23)が転向
ロール(15)から突き出ているため、繊維束(4)に
対するみぞ状の進入部分が形成される。滑り板(22)
の搬送方向における後端(24)は、繊維束(4)を転
向ロール(13)の範囲において下方へ搬送ベルト
(9)の垂直区間(11)に向かって転向させる転向案
内部(12)を形成する。図1に基づく実施態様では、
転向案内部(12)は滑り板(22)の湾曲した端部
(25)により形成されるが、その湾曲は転向ロール
(13)の外周に適合している。このように、滑り板
(22)の後端(24)は、転向ロール(13)の外周
の一部を囲んでいる。
ロール(15)から突き出ているため、繊維束(4)に
対するみぞ状の進入部分が形成される。滑り板(22)
の搬送方向における後端(24)は、繊維束(4)を転
向ロール(13)の範囲において下方へ搬送ベルト
(9)の垂直区間(11)に向かって転向させる転向案
内部(12)を形成する。図1に基づく実施態様では、
転向案内部(12)は滑り板(22)の湾曲した端部
(25)により形成されるが、その湾曲は転向ロール
(13)の外周に適合している。このように、滑り板
(22)の後端(24)は、転向ロール(13)の外周
の一部を囲んでいる。
【0021】滑り板(22)は案内要素(26、27)
を具備しており、それらにより滑り板(22)は搬送ベ
ルト(9)における側面を案内される。
を具備しており、それらにより滑り板(22)は搬送ベ
ルト(9)における側面を案内される。
【0022】図2に示されたように、案内要素(26、
27)は一種の台架として滑り板(22)に取り付けら
れたU形状の固持要素として形成されている。横桟(3
3)から突き出る脚部(34)は横桟(33)から離れ
た箇所に凹み(35)を有するが、その部分において滑
り板(22)が脚部(34)の間に挟み込まれる。案内
要素(26、27)は、弾性プラスチックから製作され
る。図2からみてとれるように、脚部(34)は搬送ベ
ルト(9)の幅よりも僅かに大きい間隔を有する。図2
に線(36)で示されたように、滑り板(22)の前端
(23)に係合する案内要素(26)は後端(24)の
範囲に係合する案内要素(27)よりも短い脚部を有す
る。図1に(28)で表された案内要素(27)のより
長い脚部(34)は、滑り板(22)がその縦方向にお
いてそれらにより搬送ベルト(9)上で位置決めされる
止め部材を形成する。走行する搬送ベルト(9)によ
り、滑リ板(22)は止め部材(28)が転向ロール
(13)に接触するまで搬送方向(矢印B)に送られ
る。それにより、転向案内部(12)つまり湾曲した端
部(25)を転向ロール(13)の外周に正確に位置決
めすることができる。その際に案内要素(27)を例え
ば固定みぞによリ滑り板(22)の縦方向に調節可能に
滑り板に取り付け、したがって転向案内部(12)を種
々の繊維束太さに適合できるようにすることが合理的で
ある。
27)は一種の台架として滑り板(22)に取り付けら
れたU形状の固持要素として形成されている。横桟(3
3)から突き出る脚部(34)は横桟(33)から離れ
た箇所に凹み(35)を有するが、その部分において滑
り板(22)が脚部(34)の間に挟み込まれる。案内
要素(26、27)は、弾性プラスチックから製作され
る。図2からみてとれるように、脚部(34)は搬送ベ
ルト(9)の幅よりも僅かに大きい間隔を有する。図2
に線(36)で示されたように、滑り板(22)の前端
(23)に係合する案内要素(26)は後端(24)の
範囲に係合する案内要素(27)よりも短い脚部を有す
る。図1に(28)で表された案内要素(27)のより
長い脚部(34)は、滑り板(22)がその縦方向にお
いてそれらにより搬送ベルト(9)上で位置決めされる
止め部材を形成する。走行する搬送ベルト(9)によ
り、滑リ板(22)は止め部材(28)が転向ロール
(13)に接触するまで搬送方向(矢印B)に送られ
る。それにより、転向案内部(12)つまり湾曲した端
部(25)を転向ロール(13)の外周に正確に位置決
めすることができる。その際に案内要素(27)を例え
ば固定みぞによリ滑り板(22)の縦方向に調節可能に
滑り板に取り付け、したがって転向案内部(12)を種
々の繊維束太さに適合できるようにすることが合理的で
ある。
【0023】滑リ板(22)は搬送ベルト(9)ないし
繊維束(4)上に固定せずに搭載されているため、それ
らは作業員により容易に取り出されるのであり、それは
精紡機(1)の運転または段取り変更の際に繊維束
(4)を挿入するのに有利である。
繊維束(4)上に固定せずに搭載されているため、それ
らは作業員により容易に取り出されるのであり、それは
精紡機(1)の運転または段取り変更の際に繊維束
(4)を挿入するのに有利である。
【0024】搬送ベルト(9)の垂直区間(11)に
も、滑り板(29)が配置される。これらの滑り板(2
9)は、機械中央の上側の保持装置(30)に懸架され
た薄いばね鋼板からなる。滑り板は機械長手方向に貫通
する棒材(32、32’、32’’)により、それらが
軽い圧力を以て搬送ベルト(9)の垂直区間(11)に
当着するように案内されている。場合によっては、これ
らの垂直な滑り板(29)を省くことが可能である。こ
れは、滑り板(22)が繊維束(4)をそれらが搬送ベ
ルト(9)の表面において軽い付着力により保持される
ように搬送ベルト(9)に押し付ける時に特にあてはま
る。これは、搬送ベルト(9)がその搬送を行う上面に
おいて粗く形成されるか、あるいは例えば孔などの成形
部を具備することにより、さらに支援される。言及すべ
きは、転向ロール(13、15、16)および転向ロー
ル(14)も環状つばを具備することにより、搬送ベル
ト(9)はその側面が案内されることである。
も、滑り板(29)が配置される。これらの滑り板(2
9)は、機械中央の上側の保持装置(30)に懸架され
た薄いばね鋼板からなる。滑り板は機械長手方向に貫通
する棒材(32、32’、32’’)により、それらが
軽い圧力を以て搬送ベルト(9)の垂直区間(11)に
当着するように案内されている。場合によっては、これ
らの垂直な滑り板(29)を省くことが可能である。こ
れは、滑り板(22)が繊維束(4)をそれらが搬送ベ
ルト(9)の表面において軽い付着力により保持される
ように搬送ベルト(9)に押し付ける時に特にあてはま
る。これは、搬送ベルト(9)がその搬送を行う上面に
おいて粗く形成されるか、あるいは例えば孔などの成形
部を具備することにより、さらに支援される。言及すべ
きは、転向ロール(13、15、16)および転向ロー
ル(14)も環状つばを具備することにより、搬送ベル
ト(9)はその側面が案内されることである。
【0025】図3に示されたように、変更された実施態
様ではU形状の断面を有し、またそれらの脚部(38)
により搬送ベルト(9)の側面を固持する滑り板(3
7)が提供される。この場合には、補助的な案内要素
(26、27)を省くことができる。しかし、滑り板
(37)は搬送方向においてそれらの転向案内に関して
確実に案内されることが確保されなければならない。
様ではU形状の断面を有し、またそれらの脚部(38)
により搬送ベルト(9)の側面を固持する滑り板(3
7)が提供される。この場合には、補助的な案内要素
(26、27)を省くことができる。しかし、滑り板
(37)は搬送方向においてそれらの転向案内に関して
確実に案内されることが確保されなければならない。
【0026】図4に基づく実施態様では、滑り板(2
2)の案内要素(27)は転向ロール(13)ではな
く、滑り板(22)の上方に配置された好ましくは調節
可能な止め部材(41)により支えられることが提供さ
れる。
2)の案内要素(27)は転向ロール(13)ではな
く、滑り板(22)の上方に配置された好ましくは調節
可能な止め部材(41)により支えられることが提供さ
れる。
【0027】図5に基づく実施態様では、水平区間(1
0)に係合する滑り板(42)は別個の部材として好ま
しくはプラスチックから作られた転向案内部(43)を
具備することが提供される。この転向案内要素(43)
は、繊維束(4)を垂直区間(11)方向に転向させる
転向ロール(13)側の湾曲した内面を有する成形部材
である。ここで湾曲部(44)は側面の仕切り桟を具備
することができるため、それは繊維束(4)に対する一
種の圧縮器として機能する。転向案内要素(43)は付
属する搬送ベルト(9)を囲む脚部(45)を具備する
が、これは転向ロール(13)に当着し、それにより滑
り板(42)および転向案内要素(43)の位置決めを
行う。転向案内要素(43)は、例えば留め金結合また
は接着などにより滑り板(42)と固く結合される。図
5に基づく実施態様とは異なる実施態様では、転向案内
要素(43)は交換可能な挿入部品を具備し、それらは
湾曲部(44)の範囲に作用し、またそれらの交換によ
り種々の太さの織維束に対する交換が可能となることが
提供される。そのような挿入部品も圧縮器として形成さ
れ得る、すなわち、搬送方向に狭まる側面桟を具備する
ことができる。
0)に係合する滑り板(42)は別個の部材として好ま
しくはプラスチックから作られた転向案内部(43)を
具備することが提供される。この転向案内要素(43)
は、繊維束(4)を垂直区間(11)方向に転向させる
転向ロール(13)側の湾曲した内面を有する成形部材
である。ここで湾曲部(44)は側面の仕切り桟を具備
することができるため、それは繊維束(4)に対する一
種の圧縮器として機能する。転向案内要素(43)は付
属する搬送ベルト(9)を囲む脚部(45)を具備する
が、これは転向ロール(13)に当着し、それにより滑
り板(42)および転向案内要素(43)の位置決めを
行う。転向案内要素(43)は、例えば留め金結合また
は接着などにより滑り板(42)と固く結合される。図
5に基づく実施態様とは異なる実施態様では、転向案内
要素(43)は交換可能な挿入部品を具備し、それらは
湾曲部(44)の範囲に作用し、またそれらの交換によ
り種々の太さの織維束に対する交換が可能となることが
提供される。そのような挿入部品も圧縮器として形成さ
れ得る、すなわち、搬送方向に狭まる側面桟を具備する
ことができる。
【0028】図6に基づく実施態様では、そこに示され
た滑り板(46)は台架状の案内要素(47)を具備し
ており、この要素はその脚部(48)により搬送ベルト
(9)を前側の転向ロール(15)の範囲で囲むことが
提供される。この案内要素(47)には調節可能な止め
部材(49)が係合しており、この部材に対して案内要
素は搬送ベルト(9)の搬送方向(B)において当着
し、したがって滑り板(46)は図示されていない転向
案内部により位置決めされる。
た滑り板(46)は台架状の案内要素(47)を具備し
ており、この要素はその脚部(48)により搬送ベルト
(9)を前側の転向ロール(15)の範囲で囲むことが
提供される。この案内要素(47)には調節可能な止め
部材(49)が係合しており、この部材に対して案内要
素は搬送ベルト(9)の搬送方向(B)において当着
し、したがって滑り板(46)は図示されていない転向
案内部により位置決めされる。
【0029】図7には互いに離れて延びる二つの縦みぞ
(51)を備えた滑り板(50)が示されており、この
みぞは繊維束(4)の側面案内の機能を果たす。既述の
実施態様の各滑り板(22、37、42、46)も、こ
のような縦みぞ(51)を具備することができる。
(51)を備えた滑り板(50)が示されており、この
みぞは繊維束(4)の側面案内の機能を果たす。既述の
実施態様の各滑り板(22、37、42、46)も、こ
のような縦みぞ(51)を具備することができる。
【図1】精紡ポジションの前にケンスに収納された繊維
束がそれぞれ配置され、該繊維束はそれぞれ搬送ベルト
によりケンスから精紡ポジションの延伸装置へ搬送さ
れ、かつ繊維束は滑り板により搬送ベルト上で保持およ
び保護される精紡機の概略部分断面図である。
束がそれぞれ配置され、該繊維束はそれぞれ搬送ベルト
によりケンスから精紡ポジションの延伸装置へ搬送さ
れ、かつ繊維束は滑り板により搬送ベルト上で保持およ
び保護される精紡機の概略部分断面図である。
【図2】搬送ベルトおよび滑り板の範囲の断面図であ
る。
る。
【図3】滑り板の変更実施態様の図2に類似した断面図
である。
である。
【図4】搬送ベルトの水平区間と垂直区間との間の転向
案内部における精紡機の部分図である。
案内部における精紡機の部分図である。
【図5】変更実施態様の図4に類似した部分図である。
【図6】搬送ベルトの水平区間への繊維束の進入範囲に
おける精紡機ならびに前記ベルト上に搭載される滑り板
の部分図である。
おける精紡機ならびに前記ベルト上に搭載される滑り板
の部分図である。
【図7】二つの並んで案内される繊維束に対する案内み
ぞを具備した滑り板の別の実施態様の断面図である。
ぞを具備した滑り板の別の実施態様の断面図である。
1 精紡機 2 精紡ポジション 3 延伸装置 4 繊維束 5 ケンス 9 搬送ベルト 10 水平区間 11 垂直区間 13、14、15、16 転向ロール 22、37、42、46、50 滑り板 24 端部 25、43、44転向案内部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリッツ・シュターレッカー ドイツ連邦共和国7347 バト、ウーベル キンゲン、ヨゼフ−ナイトハルト−シュ トラーセ 18 (72)発明者 ハンス・シュターレッカー ドイツ連邦共和国7334 ズッセン、ハル デンシュトラーセ 20 (56)参考文献 特開 平5−195352(JP,A) 特開 平5−209333(JP,A) 特開 平5−214622(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 13/04
Claims (10)
- 【請求項1】 紡糸すべき繊維束を収納したケンスに対
する設置場所が係合する多数の精紡ポジションと、本質
的に水平な区間および本質的に垂直な区間を持つ搬送ベ
ルトを含む繊維束をケンスから前記精紡ポジションへ搬
送するための搬送装置とを具備した精紡機において、搬
送ベルト(9)が少なくとも本質的に水平な区間(1
0)において滑り板(22、37、42、46、50)
により覆われており、これらの滑り板は搬送ベルト
(9)上で支持され、またそれらの端(24)において
本質的に垂直な区間(11)に移行する転向案内部(2
5;43、44)を具備することを特徴とする精紡機。 - 【請求項2】 搬送ベルト(9)の本質的に水平な区間
(10)に配置される滑り板(22、37、42、4
6、50)は、横方向に搬送ベルト(9)において案内
されることを特徴とする請求項1記載の精紡機。 - 【請求項3】 搬送ベルト(9)の本質的に水平な区間
(10)に配置される滑り板(22、37、42、4
6、50)は、搬送ベルト(9)の走行方向(B)にお
いて止め部材(13、41、49)により位置決めされ
ることを特徴とする請求項1または2記載の精紡機。 - 【請求項4】 搬送ベルト(9)の本質的に水平な区間
(10)に配置される滑り板(22、46)は、その脚
部(34、45、48)が付属する搬送ベルト(9)を
囲む少なくともひとつのU形状の案内要素(26、2
7、43、47)を具備することを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の精紡機。 - 【請求項5】 案内要素(27、43、47)の少なく
ともそれぞれひとつに止め部材(13、41、49)が
配置されることを特徴とする請求項4記載の精紡機。 - 【請求項6】 搬送ベルト(9)の本質的に水平な区間
(10)に配置される滑り板(22)の端(24)は湾
曲しており、かつその曲率半径は付属する搬送ベルト
(9)をこの範囲において転向させる転向ロール(1
3)の直径に適合していることを特徴とする請求項1〜
5のいずれかに記載の精紡機。 - 【請求項7】 搬送ベルト(9)の本質的に水平な区間
(10)に配置される滑り板(42)の端(24)は転
向案内要素(43)を具備することを特徴とする請求項
1〜5のいずれかに記載の精紡機。 - 【請求項8】 滑り板(50)はその縦方向に延びる繊
維束(4)のための案内みぞ(51)を具備することを
特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の精紡機。 - 【請求項9】 繊維束(4)を搬送ベルト(9)と付属
する滑り板(22)との間に挿入するための挿入要素
(17)が配置されることを特徴とする請求項1〜8の
いずれかに記載の精紡機。 - 【請求項10】 挿入要素(17)はそれぞれ搬送ベル
ト(9)の転向ロール(15)に対する固持部材(1
8)に取り付けられることを特徴とする請求項9記載の
精紡機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4115459.2 | 1991-05-11 | ||
DE19914115459 DE4115459A1 (de) | 1991-05-11 | 1991-05-11 | Spinnmaschine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186913A JPH05186913A (ja) | 1993-07-27 |
JP3195825B2 true JP3195825B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=6431492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15996492A Expired - Fee Related JP3195825B2 (ja) | 1991-05-11 | 1992-05-07 | 精紡機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195825B2 (ja) |
CH (1) | CH685505A5 (ja) |
DE (1) | DE4115459A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-05-11 DE DE19914115459 patent/DE4115459A1/de not_active Ceased
-
1992
- 1992-02-10 CH CH38792A patent/CH685505A5/de not_active IP Right Cessation
- 1992-05-07 JP JP15996492A patent/JP3195825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CH685505A5 (de) | 1995-07-31 |
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DE4115459A1 (de) | 1992-11-12 |
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