JP3195824U - 容器支持台 - Google Patents
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Abstract
【課題】転倒を防止し、径が異なる複数の容器に対応することができる容器支持台を提供する。【解決手段】粘性食品用容器支持台1は、粘性食品用容器50の重心位置に応じて粘性食品用容器50を垂直方向に対して傾斜させる回動機構34、36を備える。また、胴体部外周の径が異なる粘性食品用容器50の胴体部外周を保持する上リング30及び下リング32を備え、下リング32は、上リング30の径よりも小さい径を有し、上リング30よりも下方に配置されている。【選択図】図1
Description
本考案は、収容された内容物を上部の口部から吐出する容器を倒立姿勢で支持する容器支持台に係り、特に、転倒を防止し、径が異なる複数の容器に対応することができる容器支持台に関する。
マヨネーズ等の粘性食品を収容する容器(以下「粘性食品用容器」という。)は、上部キャップ側の口部が細く、底部に向かって膨出する形状となっているので、食卓では上部キャップを上に向けて置くのが普通である。しかしながら、内容物の量が少なくなった場合、上部キャップを上に向けて置くと内容物が流下して上部キャップ側に空気が溜まり、再使用する場合は、一旦、上部キャップ側に内容物を集めて絞り出すという作業を必要とし、使い勝手が悪い。そこで、内容物の量が少ない場合、粘性食品用容器を倒立させて置き、上部キャップ側に内容物を予め集めて絞り出しやすくするため、例えば、特許文献1、2記載の技術が採用されている。
しかしながら、特許文献1記載の技術にあっては、蜂蜜のようにさらに粘性が高い内容物を収容した粘性食品用容器に適用した場合、内容物の上面が粘性食品用容器の上下方向中心軸(以下単に「中心軸」という。)に対し水平でない状態(斜めに偏った状態)で粘性食品用容器を倒立姿勢で支持しようとすると、粘性食品用容器の重心が中心軸からずれていることにより転倒しやすいという問題があった。
また、特許文献2記載の技術にあっては、支持リングの径よりも小さい径を有する粘性食品用容器を支持することができないという問題があった。
そこで、本考案は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、転倒を防止し、径が異なる複数の容器に対応することができる容器支持台を提供することを目的としている。
〔考案1〕 上記目的を達成するために、考案1の容器支持台は、収容された内容物を上部の口部から吐出する容器を倒立姿勢で支持する容器支持台であって、前記容器の重心位置に応じて前記容器を垂直方向に対して傾斜させる傾斜手段を備える。
このような構成であれば、例えば、内容物の上面が中心軸に対し水平でない状態(斜めに偏った状態)であっても、傾斜手段により、容器の重心位置に応じて容器が垂直方向に対して傾斜し、姿勢が安定する。
ここで、容器としては、粘性又は流動性の内容物を収容する容器が該当し、これには、例えば、粘性食品用容器、又は食品以外の液状ノリ等を収容する容器が含まれる。
〔考案2〕 さらに、考案2の容器支持台は、考案1の容器支持台において、胴体部外周の径が異なる前記容器の胴体部外周を保持する第1リング及び第2リングを備え、前記第2リングは、前記第1リングの径よりも小さい径を有し、前記第1リングよりも下方に配置されている。
このような構成であれば、胴体部外周が第1リングの径よりも大きい容器は、第1リングにより保持される。また、胴体部外周が第1リングの径よりも小さく且つ第2リングの径よりも大きい容器は、第2リングにより保持される。
以上説明したように、考案1又は2の容器支持台によれば、容器の重心位置に応じて容器が垂直方向に対して傾斜し、姿勢が安定するので、従来に比して、転倒する可能性を低減することができる。
さらに、考案2の容器支持台によれば、大径の容器を第1リングにより、小径の容器を第2リングにより保持することができるので、径が異なる複数の容器に対応することができる。
以下、本考案の実施の形態を説明する。図1乃至図3は、本実施の形態を示す図である。
図1は、粘性食品用容器支持台1の斜視図である。
粘性食品用容器支持台1は、粘性食品用容器50を倒立姿勢で支持するものであって、図1に示すように、支持台10と、支持脚20、22と、上リング30と、下リング32とを有して構成されている。
粘性食品用容器支持台1は、粘性食品用容器50を倒立姿勢で支持するものであって、図1に示すように、支持台10と、支持脚20、22と、上リング30と、下リング32とを有して構成されている。
支持台10は、矩形の枠体からなる。支持台10の正面側の枠材には、上方に延びる支持脚20の下端が連結されている。これに対向する支持台10の奥行き側の枠体には、上方に延びる支持脚22の下端が連結されている。
支持脚20、22の上端には、回動機構34、36を介して上リング30が回動可能に連結されている。また、上リング30の下方には、上リング30の径よりも小さい径を有する下リング32が配置されている。上リング30には連結脚38、40の上端が、下リング32には連結脚38、40の下端がそれぞれ連結され、下リング32が上リング30と一体に固定されている。粘性食品用容器50を支持していない状態では、上リング30及び下リング32が水平に維持される。
図2は、粘性食品用容器支持台1の動作を示す正面図である。
上リング30及び下リング32は、図2に示すように、回動機構34、36を結ぶ水平線を軸に回動し、粘性食品用容器50の重心位置に応じて、粘性食品用容器50が垂直方向に対して傾斜する。
上リング30及び下リング32は、図2に示すように、回動機構34、36を結ぶ水平線を軸に回動し、粘性食品用容器50の重心位置に応じて、粘性食品用容器50が垂直方向に対して傾斜する。
例えば、内容物の上面が中心軸に対し水平である状態では、粘性食品用容器50は、垂直姿勢で支持される。これに対し、内容物の上面が中心軸に対し水平でない状態(斜めに偏った状態)では、粘性食品用容器50は、その重心が中心軸からずれているので、粘性食品用容器50の重心位置に応じて傾斜姿勢で支持される。蜂蜜のように粘性が高い内容物を収容した場合は、内容物の上面が中心軸に対し水平でない状態で粘性食品用容器支持台1に支持すると、粘性食品用容器50が傾斜姿勢で支持されるが、次第に内容物の上面が水平となると、粘性食品用容器50は、垂直姿勢となる。
図3は、胴体部外周の径が異なる2つの粘性食品用容器50、52を支持する場合を対比的に示す粘性食品用容器支持台1の正面図である。
粘性食品用容器支持台1は、図3(a)(b)に示すように、胴体部外周が上リング30の径よりも大きい粘性食品用容器50を上リング30により保持し、胴体部外周が上リング30の径よりも小さく且つ下リング32の径よりも大きい粘性食品用容器52を下リング32により保持することにより、胴体部外周の径が異なる粘性食品用容器50、52をそれぞれ倒立姿勢で支持することができる。
このようにして、本実施の形態では、粘性食品用容器支持台1は、粘性食品用容器50の重心位置に応じて粘性食品用容器50を垂直方向に対して傾斜させる回動機構34、36を備える。
これにより、粘性食品用容器50の重心位置に応じて粘性食品用容器50が垂直方向に対して傾斜し、姿勢が安定するので、従来に比して、転倒する可能性を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、粘性食品用容器支持台1は、胴体部外周の径が異なる粘性食品用容器50、52の胴体部外周を保持する上リング30及び下リング32を備え、下リング32は、上リング30の径よりも小さい径を有し、上リング30よりも下方に配置されている。
これにより、大径の粘性食品用容器50を上リング30により、小径の粘性食品用容器50を下リング32により保持することができるので、径が異なる複数の粘性食品用容器50に対応することができる。
本実施の形態において、上リング30は、考案2の第1リングに対応し、下リング32は、考案2の第2リングに対応し、回動機構34、36は、考案1の傾斜手段に対応している。
なお、上記実施の形態においては、粘性食品用容器50、52を支持する場合について本考案を適用したが、これに限らず、本考案の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。例えば、食品以外の内容物を収容する容器を支持する場合、その他、粘性又は流動性の内容物を収容する容器を支持する場合についても同様に適用することができる。
1 粘性食品用容器支持台
10 支持台
20、22 支持脚
30 上リング
32 下リング
34、36 回動機構
38、40 連結脚
10 支持台
20、22 支持脚
30 上リング
32 下リング
34、36 回動機構
38、40 連結脚
Claims (2)
- 収容された内容物を上部の口部から吐出する容器を倒立姿勢で支持する容器支持台であって、
前記容器の重心位置に応じて前記容器を垂直方向に対して傾斜させる傾斜手段を備えることを特徴とする容器支持台。 - 請求項1において、
胴体部外周の径が異なる前記容器の胴体部外周を保持する第1リング及び第2リングを備え、
前記第2リングは、前記第1リングの径よりも小さい径を有し、前記第1リングよりも下方に配置されていることを特徴とする容器支持台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006233U JP3195824U (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 容器支持台 |
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JP2014006233U JP3195824U (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 容器支持台 |
Publications (1)
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JP3195824U true JP3195824U (ja) | 2015-02-05 |
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ID=52685488
Family Applications (1)
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JP2014006233U Expired - Fee Related JP3195824U (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 容器支持台 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101844198B1 (ko) | 2017-12-06 | 2018-05-14 | 경상북도(농업기술원) | 알코올 병 지지대 |
CN108584083A (zh) * | 2018-01-11 | 2018-09-28 | 钦州学院 | 可旋转式储液瓶 |
JP2019023096A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 東急建設株式会社 | 粘性流体の収容容器用架台 |
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2014
- 2014-11-25 JP JP2014006233U patent/JP3195824U/ja not_active Expired - Fee Related
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