JP3195639B2 - 熱電対温度計 - Google Patents

熱電対温度計

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JP3195639B2
JP3195639B2 JP06948492A JP6948492A JP3195639B2 JP 3195639 B2 JP3195639 B2 JP 3195639B2 JP 06948492 A JP06948492 A JP 06948492A JP 6948492 A JP6948492 A JP 6948492A JP 3195639 B2 JP3195639 B2 JP 3195639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は熱電対温度計に関し、
さらに詳しく言えば、熱電対により得られる非線形の熱
起電力を温度として直線化するリニアライザーに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在実用化されている熱電対には、B,
R,S,K,E,JおよびTの7種類がある。これらの
熱電対は、それ固有の熱起電力特性を有しており、用途
に合ったものが選択して使用される。
【0003】図4には、温度センサーとして3種類の熱
電対K,J,Tを使用可能とした温度計の概略的なブロ
ック線図が例示されている。
【0004】これによると、同温度計は各熱電対K,
J,Tに対応して切り換えられる3つのリニアライザ増
幅アンプ1k,1jおよび1tを備えている。熱電対の
熱起電力はmVオーダーであるため、同リニアライザ増
幅アンプにて例えば0〜5V程度に増幅され、かつ、そ
の熱起電力特性に応じてリニアライズされ、次段の可変
ゲインアンプ2に入力される。
【0005】この可変ゲインアンプ2において、例えば
表示手段がCRT画面からなる場合、その1DIV(1
ディビィジョン;1目盛)の温度幅が設定される。すな
わち、レンジ設定手段2aの操作により、1DIVあた
り10℃、20℃、50℃、もしくは100℃などと表
示レンジが任意に設定される。
【0006】しかる後、A/Dコンバータ3により、セ
ンサーの種類やレンジに見合ったディジタルデータに変
換され、その温度波形がCRT画面上に表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】各熱電対は熱起電力特
性を異にするため、その種類ごとにリニアライザ増幅ア
ンプを必要とし、回路構成が複雑になる。
【0008】また、ゲイン切換えのために高精度の抵抗
群を必要とする。すなわち、抵抗誤差があると、レンジ
間で指示値がばらつくおそれがあるからである。なお、
高精度の抵抗群を使用しない場合には、各レンジによっ
てゲイン確度を調整しなければならない、という煩わし
さが生ずる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の欠
点を解決するためになされたもので、その構成上の特徴
は、熱電対により得られた基準熱起電力を所定のレベル
にまで増幅する増幅回路と、同増幅回路の出力信号をデ
ィジタルデータに変換するA/Dコンバータと、使用す
る熱電対の種類を設定するセンサー種類設定手段と、C
RTなどの表示手段における1DIV(目盛)の温度幅
を設定するレンジ設定手段と、各アドレスに熱電対の種
類およびレンジに対応するリニアライズデータが書き込
まれたメモリからなるリニアライズテーブルとを備え、
上記センサー種類設定手段からのセンサー種類情報と上
記レンジ設定手段からのレンジ情報とにより、上記A/
Dコンバータの出力データに対応する上記リニアライズ
テーブルのアドレスを指定し、同アドレスに書き込まれ
ているリニアライズデータを読み出して上記表示手段に
温度データを表示するようにしたことにある。
【0010】
【作用】センサー種類情報設定手段にて現在使用されて
いる熱電対の種類を設定するとともに、レンジ情報設定
手段にて1DIVの温度幅を設定することにより、リニ
アライズテーブルからその設定条件に合ったリニアライ
ズデータが読み出され、そのデータに基づいてCRTな
どにその温度データが例えば波形として表示される。
【0011】
【実施例】図1には、この発明の一実施例に係る熱電対
温度計のブロック線図が概略的に示されている。これに
よると、同熱電対温度計は熱電対により得られる熱起電
力を増幅する増幅回路11を備えている。
【0012】この増幅回路11は熱電対の種類、例えば
K,J,Tに対して共通であってよく、その熱起電力を
例えば0〜5V程度まで増幅する。
【0013】同増幅回路11によって増幅されたアナロ
グ電圧は、次段のA/Dコンバータ12によってディジ
タルデータに変換される。この実施例では、12ビット
データに変換される。
【0014】この熱電対温度計は、同12ビットデータ
を温度として直線化するリニアライズテーブル13と、
同リニアライズテーブル13にセンサーの種類情報を与
えるセンサー種類設定手段14およびCRTなどの表示
手段における1DIV(目盛)の温度幅をレンジ情報と
して与えるレンジ設定手段15とを備えている。
【0015】この場合、リニアライズテーブル13には
16個の入力端子A15(MSB)〜A(LSB)を
有するROM(リードオンリーメモリー、この例では記
憶容量1M)が用いられている。
【0016】これに対して、センサー種類情報およびレ
ンジ情報はともに2ビット構成であり、センサー種類情
報は例えば最上位側の入力端子A15,A14に入力さ
れ、レンジ情報は次位の入力端子A13,A12に入力
され、残りの入力端子A11〜AにA/Dコンバータ
12からの12ビットデータが入力される。
【0017】リニアライズテーブル13には、センサー
種類情報およびレンジ情報に応じて種分けされたリニア
ライズデータが格納されている。
【0018】すなわち、同テーブル13内には熱電対の
種類、例えばK,JおよびTに対応するリニアライズデ
ータを格納する主格納領域が用意されており、その主格
納領域の各々には、レンジ情報により細分化された副格
納領域が付設されている。
【0019】なお、センサー種類情報は例えば用いる熱
電対がKの場合(0,1)、Jの場合(1,0)、Tの
場合(1,1)などとして与えられ、また、レンジ情報
に関しては、例えば10℃/DIVの場合(0,0)、
20℃/DIVの場合(0,1)、50℃/DIVの場
合(1,0)、100℃/DIVの場合(1,1)など
と設定される。
【0020】ここで、CRTなどの表示画面において1
DIVが25ドットで表示されるものとすると、各リニ
アライズデータは、10℃/DIVの副格納領域では
0.4℃ごとに区切られ、20℃/DIVの副格納領域
では0.8℃ごとに区切られ、また50℃/DIVの副
格納領域では2℃ごとに区切られ、さらに100℃/D
IVの副格納領域では4℃ごとに区切られることにな
る。
【0021】例えば、センサー種類情報が熱電対Kで、
レンジ情報が20℃/DIVであれば、熱電対Kの主格
納領域に属する20℃/DIVの副格納領域内のリニア
ライズデータが選択されることになる。なお、これとは
逆に、まずレンジ情報に基づいて主格納領域を設定し、
その主格納領域内の各々にセンサー種類情報にて細分化
した副格納領域を付設させても良い。
【0022】この実施例において、リニアライズテーブ
ル13から出力されるリニアライズデータは10ビット
構成とされ、例えば10℃/DIVのレンジでは400
℃の範囲のリニアライズデータが出力され、20℃/D
IVのレンジでは800℃の範囲のリニアライズデータ
が出力されることになる。
【0023】ここで、例えば使用する熱電対がKで、そ
の測温範囲が−200〜1200℃でレンジが10℃/
DIVである場合、この例では図2に示されているよう
に、0℃のときのリニアライズデータを「253」(1
0進変換値)として基準とし、−100℃のときの同デ
ータを「3」,100℃のときの同データを「50
3」、200℃のときの同データを「753」となるよ
うに対応させている。
【0024】同様に、レンジが20℃/DIVである場
合には、図3に示されているように、0℃のときのリニ
アライズデータを「253」として基準とし、−200
℃のときの同データを「3」,200℃のときの同デー
タを「503」、400℃のときの同データを「75
3」となるように対応させている。
【0025】この実施例によると、リニアライズデータ
は次段のオフセットテーブル16に入力される。同オフ
セットテーブル16には、例えば記憶容量が256Kの
ROMが用いられており、オフセット設定手段17から
のオフセット情報に基づいて、オフセット加算と同
表示画面上における温度波形のゼロポジションをシフト
させる。この場合、オフセット情報は5ビット構成とさ
れ、±100%の範囲内で10%のステップで設定可能
となっている。
【0026】例えば、図2の場合を例にすると、オフセ
ットを0%にした場合、リニアライズテーブル13の出
力「253」はこのオフセットテーブル16で「3」
に、また、同テーブル13の出力「503」は「25
3」にそれぞれシフトされ、その8ビットデータが同オ
フセットテーブル16から図示しない計器本体の表示部
に送出される。これにより、本体側では「3」のデータ
を表示画面の0%グリッドに、また、「253」のデー
タを100%グリッド上に表示する。
【0027】これに対して、オフセット−100%とす
ると、リニアライズテーブル13の出力「503」がこ
のオフセットテーブル16で「3」に、また、同テーブ
ル13の出力「753」が「253」にそれぞれシフト
され、これにより本体側では「3」のデータを表示画面
の0%グリッドに、また、「253」のデータを100
%グリッド上に表示する。したがって、100〜200
℃の範囲の温度波形(データ)が表示画面もしくはプリ
ンタなどに表示される。
【0028】また、オフセットを+100%とすると、
リニアライズテーブル13の出力「253」はこのオフ
セットテーブル16で「253」に、また、同テーブル
13の出力「3」は「3」にそのままスライドされ、こ
れにより本体側では「3」のデータを表示画面の0%グ
リッドに、また、「253」のデータを100%グリッ
ド上に表示する。したがって、この場合には−100〜
0℃の範囲の温度波形が表示画面もしくはプリンタなど
に表示される。
【0029】この実施例では、オフセットテーブル16
で±100%のオフセットをかけるために、リニアライ
ズテーブル13において、すべてのレンジ設定に対し、
0℃データを「253」として基準とし、10℃/DI
Vで200℃のデータを「753」、20℃/DIVで
400℃のデータを「753」、50℃/DIVで10
00℃のデータを「753」のように対応させている
が、特にオフセットを考慮しない場合にはこれに限定さ
れるものではない。
【0030】また、リニアライズテーブル13およびオ
フセットテーブル16にROMを用いているが、他のメ
モリを使用することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、センサー種類情報設定手段にて現在使用されている
熱電対の種類を設定するとともに、レンジ情報設定手段
にて1DIVの温度幅を設定することにより、リニアラ
イズテーブルからその設定条件に合ったリニアライズデ
ータが読み出され、熱電対による温度データを所望とす
る温度幅にて波形表示することができる。
【0032】また、レンジを切り換えるにしても、従来
のようにレンジ間で指示値がばらつくようなこともな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る熱電対温度計の概略
的なブロック線図。
【図2】この発明の動作を説明するための説明図。
【図3】この発明の動作を説明するための説明図。
【図4】従来例を示した概略的なブロック線図。
【符号の説明】
11 増幅回路 12 A/Dコンバータ 13 リニアライズテーブル 14 センサー種類設定手段 15 レンジ設定手段 16 オフセットテーブル 17 オフセット設定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電対により得られた基準熱起電力を所
    定のレベルにまで増幅する増幅回路と、同増幅回路の出
    力信号をディジタルデータに変換するA/Dコンバータ
    と、使用する熱電対の種類を設定するセンサー種類設定
    手段と、CRTなどの表示手段における1DIV(目
    盛)の温度幅を設定するレンジ設定手段と、各アドレス
    に熱電対の種類およびレンジに対応するリニアライズデ
    ータが書き込まれたメモリからなるリニアライズテーブ
    ルとを備え、上記センサー種類設定手段からのセンサー
    種類情報と上記レンジ設定手段からのレンジ情報とによ
    り、上記A/Dコンバータの出力データに対応する上記
    リニアライズテーブルのアドレスを指定し、同アドレス
    に書き込まれているリニアライズデータを読み出して上
    記表示手段に温度データを表示するようにしたことを特
    徴とする熱電対温度計。
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