JP3195533B2 - 伝動ベルト成形装置 - Google Patents

伝動ベルト成形装置

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JP3195533B2
JP3195533B2 JP07504096A JP7504096A JP3195533B2 JP 3195533 B2 JP3195533 B2 JP 3195533B2 JP 07504096 A JP07504096 A JP 07504096A JP 7504096 A JP7504096 A JP 7504096A JP 3195533 B2 JP3195533 B2 JP 3195533B2
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敏郎 馬場
憲嗣 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動ロールと従動
ロールとの間にエンドレス状の伝動ベルト成形シートを
巻き掛け、該伝動ベルト成形シートの外周面に心体コー
ドをスパイラル状に順次巻き付ける伝動ベルト成形装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、伝動ベルトの製造工程におい
ては、駆動ロールと従動ロールとの間にエンドレス状の
伝動ベルト成形シートが巻き掛けられ、該伝動ベルト成
形シートの外周面に心体コードがスパイラル状に巻き付
けられ、それによって伝動ベルト成形体を製造すること
が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる場合において
は、シート長さが短い場合(例えば25〜60inch)に
は、特に問題は生じないが、シート長さが長い場合(例
えば60inch以上)には、駆動ロールと従動ロールとの
間の軸間距離がかなり長くなるため、ベルト成形シート
がよく延び、弛みやすくなる。そのため、図8に示すよ
うに、従動ロールaに進入する直前に伝動ベルト成形シ
ートbが撓み、従動ロールaに巻き込まれるおそれもあ
った。
【0004】特に、成形シートのサイズが大きかった
り、シート厚さが厚かったりして、自重が大きくなる場
合や、成形シートのシート長さ方向の剛性が低い場合
に、その傾向が大きかった。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、安定して伝動ベルト成形シートに心体コードを巻き
付けることができる伝動ベルト成形装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一定
間隔を存して配設されエンドレス状の伝動ベルト成形シ
ートが巻き掛けられる駆動ロール及び従動ロールと、前
記駆動ロール側に配設され前記伝動ベルト成形シートの
外周面に心体コードをスパイラル状に順次巻き付けるコ
ード巻付手段とを有し、上記ベルト成形シートが上記従
動ロールに上側から進入する伝動ベルト成形装置におい
て、前記従動ロールの、前記伝動ベルト成形シートが進
入する側に、前記伝動ベルト成形シートの撓みを規制す
る撓み規制手段が配設され、該撓み規制手段が、伝動ベ
ルト成形シートの内周面に接触するか又は内周面との間
に空隙を存するように配設された複数のロール部材と、
従動ロールの軸線と軸線が平行になるように配設され前
記ロール部材を相互に独立して自由回転するように回転
可能に支持する軸部材とを備える構成とする。
【0007】請求項1の発明によれば、撓み規制手段に
よって、伝動ベルト成形シートが撓むのが規制されて従
動ロールに巻き込まれるのが防止され、また、心体コー
ドが巻き付けられた部分と、まだ巻き付けられていない
部分とは周速が異なる傾向にあるが、各ロール部材が周
速に応じて独立に回転することで、その周速差は吸収さ
れる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の伝動ベルト
成形装置において、前記軸部材が、一方の端部が自由端
とされ、他方の端部が支持されている。
【0009】請求項2の発明によれば、軸部材の自由端
側から、伝動ベルト成形シートが容易に装着され、撓み
規制手段が伝動ベルト成形シートの装着の妨げとなるこ
とはない。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の伝動
ベルト成形装置において、さらに、前記駆動ロールの、
伝動ベルト成形シートの退出側に、伝動ベルト成形シー
トの蛇行を防止する蛇行防止ロール手段が配設されてい
る。
【0011】請求項3の発明によれば、蛇行防止ロール
手段によって、伝動ベルト成形シートの蛇行が防止さ
れ、伝動ベルト成形シートへの心体コードの巻き付けが
安定して行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】概略構成を示す図1及び図2において、伝
動ベルト成形装置1は、一定間隔を存して配設された駆
動ロール2と従動ロール3との間にエンドレス状の伝動
ベルト成形シート4が巻き掛けられ、前記駆動ロール2
側に、伝動ベルト成形シート4の外周面に心体コード5
をタッチプーリ6により案内しつつスパイラル状に順次
巻付けるコード巻付手段7が配設されている。そして、
前記従動ロール3の、前記伝動ベルト成形シート4が進
入する側であって伝動ベルト成形シート4の内周面側
に、前記伝動ベルト成形シート4の撓みを規制する撓み
規制手段8が設けられている。
【0014】前記撓み規制手段8は、伝動ベルト成形シ
ート4の内周面に接触するか又は内周面との間に若干の
空隙を存するように配設された複数のロール部材9と、
前記従動ロール3の軸線と軸線が平行になるように配設
され前記ロール部材9を回転可能に支持する軸部材10
とを有し、各ロール部材9は相互に独立して自由回転す
るようになっている。それに加えて、前記軸部材10
は、一方の端部が自由端とされ、他方の端部が支持され
て、伝動ベルト成形シート4を装着する場合に邪魔にな
らないように片持ち支持されている。
【0015】具体的には、図3及び図4に示すように、
従動ロール3が支持ブラケット11を介して可動台12
上に設けられている。可動台12の下側にはスライダ1
3が設けられ、該スライダ13が、固定台14上に設け
られたガイドレール15にスライド可能に係合してい
る。また、可動台12の左右のガイドレール15の間に
は、雌ねじ部材16が設けられ、該雌ねじ部材16が、
固定台14側において回転可能に支持され端部に第1プ
ーリ17が固定されているねじ棒部材18が螺合してい
る。前記第1プーリ17は、固定台14の下部に配設さ
れた駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される第
2プーリ20に伝動ベルト21を介して連係されてい
る。よって、ねじ棒部材18が回転駆動されることで、
可動台12がガイドレール15に沿って移動し、駆動ロ
ール2と従動ロール3との軸間距離を調整するようにな
っている。
【0016】また、駆動ロール2は、支持ブラケット2
2を介して固定台14上に設けられている。駆動ロール
2は第3プーリ23を有し、該第3プーリ23が、駆動
モータ(図示せず)によって回転駆動される第4プーリ
25と伝動ベルト26を介して連係され、それによって
駆動ロール2が回転駆動されるようになっている。
【0017】駆動ロール2の、伝動ベルト成形シート4
の退出側には、上述したコード巻付手段7のほか、駆動
ロール2の軸線に平行な軸線を中心として蛇行防止ロー
ル31を一定の範囲で揺動させることにより伝動ベルト
成形シート4の蛇行を防止する蛇行防止ロール手段32
が配設されている。
【0018】蛇行防止ロール31は、図5及び図6に詳
細を示すように、固定台14に支持されたフレーム部材
33に鉛直軸35を介して回転可能に支持された揺動フ
レーム36に、回転可能に支持されている。揺動フレー
ム36は、ロール軸線方向に延びる延長部36aを有
し、該延長部36aの端部に、雌ねじ部材37を有する
係合部材38が取付固定されている。そして、前記雌ね
じ部材37に、ロール軸線に略直交する方向に延びるね
じ棒部材39が回転可能に螺合され、該ねじ棒部材39
を図示しない駆動手段で正逆回転することで、係合部材
38をねじ棒部材39に対して往復移動させて揺動フレ
ーム36を一定の範囲で揺動させ(図5鎖線参照)、そ
れによって蛇行防止ロール31を揺動させ、伝動ベルト
成形シート4の蛇行を抑制するようになっている。
【0019】上記のように構成すれば、撓み規制手段8
によって、伝動ベルト成形シート4が従動ロール3へ進
入する際の該伝動ベルト成形シート4の撓みが規制さ
れ、その結果として、伝動ベルト成形シート4の従動ロ
ール3への巻き込みが防止される。
【0020】また、撓み規制手段8の各ロール部材9
は、伝動ベルト成形シート4の内周面に接触するか又は
内周面との間に若干の空隙を存するように配設されてい
るので、通常の状態において伝動ベルト成形シート4に
ロール部材9が押し付けられることがなく、撓み規制手
段8を設けることによって最終製品である伝動ベルトの
寸法等に対して影響を与えることはほとんどない。
【0021】さらに、伝動ベルト成形シート4におい
て、心体コード5が巻き付けられている部分ではその部
分の周速になるが、巻き付けられていない部分では従動
ロール3の外周面の周速となることから、心体コード5
が巻き付けられた部分と、まだ巻き付けられていない部
分とは、周速が異なる傾向にあるが、撓み規制手段8を
複数のロール部材9によって構成しているので、各ロー
ル部材9が周速に応じて独立に回転することで、その周
速差は吸収される。
【0022】また、蛇行防止ロール31によって、伝動
ベルト成形シート4の蛇行が防止されるので、伝動ベル
ト成形シート4が安定して送られることとなり、伝動ベ
ルト成形シート4への心体コード5の巻き付けを安定し
て行うことができる。
【0023】上記実施の形態においては、従動ロール3
への、伝動ベルト成形シート4の進入側に1つの撓み規
制手段8を設けているだけであるが、伝動ベルト成形シ
ート4の長さに応じて、図7に示すように、上述した従
動ロール3への進入側も含めて、駆動ロール2と従動ロ
ール3との間に、複数個の撓み規制手段8を配置するよ
うにすることもできる。このようにすれば、200〜6
00inch程度の長さを有する伝動ベルト成形シート4に
も適用することが可能となる。
【0024】また、上記実施の形態においては、撓み規
制手段8と別に蛇行防止ロール手段32を設けている
が、それに代えて、図5及び図6に示す構造と同様の構
造を用いて、撓み防止手段の軸部材が揺動可能になるよ
うにし、撓み規制手段が伝動ベルト成形シート4の撓み
を規制するだけでなく蛇行の防止もできるように構成す
ることもできる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、従動
ロールへの、伝動ベルト成形シートの進入側に撓み規制
手段を設けたので、伝動ベルト成形シートが従動ロール
に巻き込まれるのを防止することができ、また、撓み規
制手段を複数のロール部材にて構成しているので、心体
コードが巻き付けられた部分と、まだ巻き付けられてい
ない部分とで周速が異なる傾向になっても、各ロール部
材が周速に応じて独立に回転することで、その周速差を
吸収して、その影響を受けることがない。
【0026】請求項2の発明は、前記軸部材を、一方の
端部を自由端とし、他方の端部を支持するようにしてい
るので、軸部材の自由端側から、伝動ベルト成形シート
を容易に装着することができる。
【0027】請求項3の発明は、蛇行防止ロール手段に
よって、伝動ベルト成形シートの蛇行を防止することが
できるので、伝動ベルト成形シートへの心体コードの巻
き付けを安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝動ベルト成形装置の要部の概略
構成図である。
【図2】同タッチプーリ付近の断面図である。
【図3】本発明に係る伝動ベルト成形装置の正面図であ
る。
【図4】同一部平面図である。
【図5】蛇行防止ロール手段の説明図である。
【図6】蛇行防止ロール手段の説明図である。
【図7】他の実施の形態を示すの説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 伝動ベルト成形装置 2 駆動ロール 3 従動ロール 4 伝動ベルト成形シート 5 心体コード 7 コード巻付手段 8 撓み規制手段 9 ロール部材 10 軸部材 32 蛇行防止ロール手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定間隔を存して配設されエンドレス状
    の伝動ベルト成形シートが巻き掛けられる駆動ロール及
    び従動ロールと、前記駆動ロール側に配設され前記伝動
    ベルト成形シートの外周面に心体コードをスパイラル状
    に順次巻き付けるコード巻付手段とを有し、上記ベルト
    成形シートが上記従動ロールに上側から進入する伝動ベ
    ルト成形装置において、 前記従動ロールの、前記伝動ベルト成形シートが進入す
    る側に、前記伝動ベルト成形シートの撓みを規制する撓
    み規制手段が配設され、 該撓み規制手段が、伝動ベルト成形シートの内周面に接
    触するか又は内周面との間に空隙を存するように配設さ
    れた複数のロール部材と、従動ロールの軸線と軸線が平
    行になるように配設され前記ロール部材を相互に独立し
    て自由回転するように支持する軸部材とを備えることを
    特徴とする伝動ベルト成形装置。
  2. 【請求項2】 前記軸部材は、一方の端部が自由端とさ
    れ、他方の端部が支持されているところの請求項2記載
    の伝動ベルト成形装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記駆動ロールの、伝動ベルト
    成形シートの退出側に、伝動ベルト成形シートの蛇行を
    防止する蛇行防止ロール手段が配設されているところの
    請求項1又は2記載の伝動ベルト成形装置。
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JP4445112B2 (ja) * 2000-09-13 2010-04-07 三ツ星ベルト株式会社 伝動ベルト成形用心線巻付け装置
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