JP3194970B2 - 自動車のトランクリッド非常開放装置 - Google Patents

自動車のトランクリッド非常開放装置

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JP3194970B2 JP50693799A JP50693799A JP3194970B2 JP 3194970 B2 JP3194970 B2 JP 3194970B2 JP 50693799 A JP50693799 A JP 50693799A JP 50693799 A JP50693799 A JP 50693799A JP 3194970 B2 JP3194970 B2 JP 3194970B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の技術分野 この発明は、自動車のトランクリッド非常開放装置に
かかわり、より詳しくは、トランク内でトランクリッド
を開放できる機能とトランク内に閉じ込められている者
を自動に感知できる機能を内装されていて、閉じ込めら
れたいかなる条件の下においても救助要請および非常抜
け出しが可能なトランクリッド非常開放装置に関するも
のである。
従来技術の説明 いまのところ、自動車の補給量が増えることに伴って
自動車を利用した犯罪行為も増加一路をたどりつつあ
る。とりわけ、自動車の後方部には各種の荷物を運搬し
たり、あるいは保管するためのトランクが備えられてい
るが、かようなトランクを利用した犯罪行為が激増して
いる実情にある。
たとえば、真昼に地下駐車場で主婦らを拉致したり、
遊び場で、あるいは学校で子供らを誘拐拉致するふるま
いをほしいままにしており、甚だしいことには、自動車
を乗っ取って人を引き下して手足を縛り上げてから、ト
ランク内に閉じ込めて路上を徘徊しながら身代金を要求
したり、金品を奪い取った後、トランク内にそのままほ
ったからすことによって窒息死を招いたり、生み埋めに
するなど、さまざまな残酷きわまりない犯罪行為をあえ
てほしいままにふるまうのが実情である。
上述のごとく犯罪行為に利用されているトランクは、
図1に示すように、トランクリッド1に固定されたラッ
チ2と車体3に固定されたストライカ4とからなるトラ
ンクリッドロッキング装置を備えられて、前記ラッチ2
とストライカ4が相互に結合あるいは切り離されること
に伴ってトランクリッド1が開放されるようになる。上
述のごときトランクリッドロッキング装置は、運転席の
一側に備えられたトランクリッド開放用操作部(ボタ
ン、あるいはレバー)あるいは自動車キーを使用してト
ランクリッド1を開けるようになっている。さらに、ト
ランクリッド1を閉じると、前記ラッチ2がストライカ
4に結合されてトランクリッド1が閉じられた状態に保
たれる。
ところで、上述のごとき従来の自動車のトランクリッ
ドロッキング装置は、自動車の運転席の一側に備えられ
たトランクリッド開放用操作部あるいは自動車キーを使
用してこそはじめてトランクリッドを開けることができ
るため、トランク内に人が閉じ込められる場合、外部か
らの助けによらずしてはトランク内に閉じこめられてい
る者がトランクから抜け出すことができないため、自動
車のトランクが犯罪行為にしばしば利用されるという問
題点があった。
さらに、誤って子供らがトランク内に閉じ込められた
場合にも、上述の場合と同様、外部からの助けによらず
してはトランク内から抜け出すことができないため、窒
息して命を亡くすことにもなりかねないという問題点が
あった。
発明の概要 そこで、この発明は上記種々の問題点を解決するため
になされたものであって、この発明の目的は、自動車の
トランク内に閉じ込められている人の操作により、ある
いは自動車のトランク内に人が閉じ込められる場合、自
動にトランクリッドが開けられる自動車のトランクリッ
ド非常開放装置を提供することにある。
さらに、この発明のほかの目的は、自動車のトランク
内に閉じ込められている者がトランクリッドをほんの少
し開けて外部の様子を探ることのできる自動車のトラン
クリッド非常開放装置を提供することにある。
さらにまた、この発明のほかの目的は、自動車の盗
難、衝突、墜落、拉致などの事故が生じた際、事故が生
じた状況を特定の端末機に送信して、特定人が事故が発
生した状況をわかるようにすることによって、特定人か
ら非常警報信号を自動車に送信すると、トランクリッド
を非常開放するとともに、非常警報を発する自動車のト
ランクリッド非常開放装置を提供することにある。
上述のような目的を達成するためになされた本発明に
よる自動車のトランクリッド非常開放装置は、トランク
リッドに固定されたラッチと車体に固定されたストライ
カが相互に結合あるいは切り離されることに伴って、ト
ランクリッドが開閉される自動車のトランクリッドロッ
キング装置において、トランクの内側に露出されて形成
された機械式トランクリッド非常開放ボタンおよび、該
機械式トランクリッド非常開放ボタンが押圧されると、
ストライカからラッチを切り離してトランクリッドを非
常開放させるラッチアセンブリを含んで構成されたこと
を特徴とする。
さらに、ほかのこの発明の自動車のトランクリッド非
常開放装置は、トランクリッドに固定されたラッチと車
体に固定されたストライカが相互に結合あるいは切り離
されることに伴ってトランクリッドが開閉される自動車
のトランクリッドロッキング装置において、トランクの
内側に露出されて形成された機械式トランクリッド非常
開放ボタンと、トランクリッド非常開放信号を出力する
ための電子式トランクリッド非常開放ボタンと、前記ト
ランクリッドが閉じると押圧されてトランクリッド閉じ
信号を出力するトランクリッド開放感知ボタンと、トラ
ンク内に閉じ込められている者を感知して人体検出信号
を出力する人体検出部と、前記電子式トランクリッド非
常開放ボタンが押圧されてトランクリッド非常開放信号
が入力されるか、該トランクリッド開放感知ボタンから
トランクリッド閉じ信号が入力されるととに、前記人体
検出部から人体検出信号が入力されるとトランクリッド
を非常開放するようソレノイドを動作させる制御部およ
び、前記機械式トランクリッド非常開放ボタンが押圧さ
れるか前記ソレノイドが動作すると、ストライカからラ
ッチを切り離してトランクリッドを非常開放するラッチ
アセンブリを含んで構成されたことを特徴とする。
さらに、ほかのこの発明の自動車のトランクリッド非
常開放装置は、トランクリッドに固定されたラッチと車
体に固定されたストライカが相互に結合あるいは切り離
されることに伴ってトランクリッドが開放される自動車
のトランクリッドロッキング装置において、前記トラン
クリッドが閉じると押圧されてトランクリッド閉じ信号
を出力するトランクリッド開放感知ボタンと、ストライ
カが所定高さに上昇あるいは下降できるようになってい
るストライカアセンブリと、前記ストライカを上昇させ
るための上昇信号を出力するストライカ上昇ボタンと、
前記ストライカを下降させるための下降信号を出力する
ストライカ下降ボタンおよび、前記トランクリッド開放
感知ボタンからトランクリッド閉じ信号が入力される状
態で、前記ストライカ上昇ボタンが押圧されて上昇信号
が入力されると、ストライカ駆動用モータを正方向へ回
転させて該ストライカを上昇させ、前記ストライカ下降
ボタンが押圧されて下降信号が入力されると、前記スト
ライカ駆動用モータを逆方向へ回転させて前記ストライ
カを下降させる制御部を含んで構成されたことを特徴と
する。
さらに、ほかのこの発明の自動車のトランクリッド非
常開放装置は、トランクリッドが閉じると押圧されてト
ランクリッド閉じ信号を出力するトランクリッド開放感
知ボタンと、トランク内に閉じ込められている者を感知
する人体検出信号を出力する人体検出部と、自動車が盗
難に見舞われているかどうかを感知する盗難感知部と、
自動車の衝突あるいは墜落による衝撃を感知する衝撃感
知部と、自動車の走行速度を所定速度以下に制限するた
めの速度制御部と、非常警報を発するための非常警報部
と、事故発生状況を特定無線端末機に送信し、非常警報
信号を受信するための無線送受信部と、前記盗難感知部
および衝撃感知部から盗難感知信号および衝撃感知信号
が入力されるか、前記トランクリッド開放感知ボタンか
らトランクリッド閉じ信号が入力されるととに、前記人
体検出部から人体検出信号が入力されると事故発生状況
を特定無線端末機に送信するよう、前記無線送受信部を
制御する一方で、前記衝撃感知部および無線送受信部か
ら衝撃感知信号および非常警報信号が入力されるか、前
記トランクリッド開放感知ボタンからトランクリッド閉
じ信号が入力されるととに、前記人体検出部から人体検
出信号が入力されるとトランクリッドを開放するようソ
レノイドを動作させるとともに、前記速度制御部および
非常警報部を動作させて自動車の走行速度を所定速度以
下に制限するとともに、非常警報を発する制御部およ
び、前記ソレノイドが動作するとストライカからラッチ
を切り離してトランクリッドを非常開放するラッチアセ
ンブリを含んで構成されたことを特徴とする。
図面の簡単な説明 この発明の本質と目的のより深い理解を助けるため
に、添付図面とともに以下の詳細な説明が参照されるべ
きである: 図1は一般の自動車トランクの概略斜視図; 図2はこの発明による自動車のトランクリッド非常開
放装置の概略ブロック図; 図3はこの発明の第一実施形態によるラッチアセンブ
リとストライカアセンブリを相互に結合された状態図; 図4はこの発明の第一実施形態によるラッチアセンブ
リとストライカアセンブリが相互に分離されてトランク
リッドが非常開放された状態図; 図5Aはこの発明の第一実施形態によるラッチアセンブ
リのラッチロックホルダを示す図; 図5Bは図5Aに示すラッチロックホルダからスプリング
ピンのみの分離図; 図5Cは図5Aに示すラッチロックホルダからラッチロッ
クのみを分離して示す図; 図6はこの発明の第一実施形態によるストライカアセ
ンブリの斜視図; 図7はこの発明の第一実施形態によるストライカアセ
ンブリからストライカが上昇された状態を示す正面図; 図8はこの発明の第一実施形態による自動車のトラン
クリッド非常開放装置の回路図; 図9はこの発明の第二実施形態による自動車のトラン
クリッド非常開放装置の回路図; 図10はトランクリッドを閉じた状態図; 図11はラッチとストライカが相互に結合された状態
図; 図12はトランクリッドを開いた状態図; 図13はラッチとストライカが相互に分離された状態
図; 図14はトランクリッドを所定高さに開いた状態図であ
る。
発明の詳細な説明 以下、この発明による実施の形態について添付図面に
沿って詳述する。
図2は、この発明による自動車のトランクリッド非常
開放装置の概略ブロック図であって、この発明による自
動車のトランクリッド非常開放装置は、トランクリッド
開放感知ボタン10と、電子式トランクリッド非常開放ボ
タン20と、ストライカ上昇ボタン32と、ストライカ下降
ボタン34とからなるストライカ操作ボタン部30と、機械
式トランクリッド非常開放ボタン35と、ラッチアセンブ
リ40と、ストライカアセンブリ50と、人体検出部60と、
速度制御部70と、盗難感知部75と、非常警報部80と、衝
撃感知部85と、表示部90と、スピーカ制御部100と、無
線送受信部110および、制御部120とを含んで構成されて
いる。
前記トランクリッド開放感知ボタン10は、トランクリ
ッドの開放状態を感知して前記制御部120に入力するも
のであって、図3および図4に示すように、トランクリ
ッドが閉じると前記トランクリッド開放感知ボタン10が
押圧されるようになっている。
前記電子式トランクリッド非常開放ボタン20は、トラ
ンク内に閉じ込められている者が押圧すると、トランク
リッド非常開放信号を前記制御部120に入力するもので
あって、図7に示すように、ストライカアセンブリ50の
ストライカ56が上昇すると、外部へ露出されてトランク
内に閉じ込められている者が押圧できるようになってい
る。
さらに、前記ストライカ操作ボタン部30のストライカ
上昇ボタン32とストライカ下降ボタン34は、ストライカ
56を所定高さに上下運動させるために、ストライカ上昇
信号あるいはストライカ下降信号を前記制御部120に入
力するものであって、図3および図4に示すように、ス
トライカアセンブリ50の前面に形成されてトランク内に
閉じ込められている者が押圧できるようになっている。
この際、前記電子式トランクリッド非常開放ボタン20
と、ストライカ上昇ボタン32およびストライカ下降ボタ
ン34は、人体が触れると動作するボタンとして具現され
てトランク内に積載される荷物などにより前記電子式ト
ランクリッド非常開放ボタン20と、ストライカ上昇ボタ
ン32およびストライカ下降ボタン34が押圧されて動作さ
れるのが防止される。
さらに、人体検出部60は、自動車のトランク内に閉じ
込められている者を感知して人体検出信号を前記制御部
120に入力するものであって、図8および図9に示すよ
うに、第1の人体検出部61と、第2の人体検出部66とか
らなり、前記第1の人体検出部61は人体感知主センサ62
と、人体感知補助センサ63と、増幅部64および、判断部
65とからなる。
前記人体感知主センサ62は、トランク内に閉じ込めら
れている者から発散される赤外線を感知するセンサであ
り、前記人体感知補助センサ63は前記人体感知主センサ
62の補助機能を果たすセンサであって、該人体感知主セ
ンサ62が任意に、あるいはトランク内に積載される荷物
などにより遮断された場合を対備して設けられた補助セ
ンサである。
前記増幅部64は、前記人体感知主センサ62および人体
感知補助センサ63から出力された信号を増幅して前記判
断部65に入力し、該判断部65は前記増幅部64から出力さ
れた信号を入力されて人がトランク内に閉じ込められて
いるかを判断するようになっている。
前記第2の人体検出部66は、高周波(たとえば、1MH
z)を発振する高周波発振部67と、該高周波発振部67か
ら発振された高周波を受信する高周波受信部68とを含ん
で構成され、前記高周波受信部68から受信された高周波
のレベルが人体に接近したかどうかに伴って変化される
原理を利用して人がトランク内に閉じ込められているか
を感知する。
すなわち、人体が接近すると、受信される高周波のレ
ベルが大きくなり、人体が遠距離にいると受信される高
周波のレベルが小さくなる現象を利用して人がトランク
内に閉じ込められているかを感知するのである。
さらに、前記盗難感知部75は、自動車が盗難に見舞わ
れているかどうかを感知するものであって、車両の盗難
を防止するため、車両に備えられる自動車盗難感知装置
により具現されうる。
すなわち、特定リモコンの操作によって自動車の扉が
開けずに、強引に自動車の扉が開けるとこれを感知する
ことにより、自動車が盗難に見舞われているかどうかを
感知するのである。
さらに、前記衝撃感知部85は、自動車の衝突あるいは
墜落などによる衝撃を感知するものであって、人命保護
のため車両に備えられるエアバックを動作させる衝撃感
知センサにより具現されうる。
さらに、前記ラッチアセンブリ40は、図3および図4
に示すように、前記機械式トランクリッド非常開放ボタ
ン35が押圧されるか、前記制御部120の制御にしたがっ
てソレノイド126が動作すると、ラッチアセンブリ40の
ラッチ47をストライカアセンブリ50のストライカ56から
切り離してトランクリッドを非常開放するようになって
おり、一度、上述のごとく機械式トランクリッド非常開
放ボタン35が押圧されるか、前記ソレノイド126の動作
によりラッチ47がストライカ56から切り離されると、前
記ラッチ47は再度ストライカ56と結合されないようにな
っている。
上述図3ないし図5に示すように、前記ラッチアセン
ブリ40は、機械式トランクリッド非常開放ボタン35が押
圧されるか、前記制御部120の制御によりソレノイド126
が動作すると、プッシュレバー41がトリップラッチレバ
ー42から離脱され、スプリング43の弾性によりトリップ
ラッチレバー42がトリップレバー44をタッチしてロック
ピン49が回転し、ラッチロック45がラッチロックホルダ
46から離脱されてラッチ47がストライカ56から切り離さ
れるようになっている。
さらに、前記ラッチロックホルダ46の内側には、スプ
リングピン48が装着されて一度、前記ラッチロック45が
前記ラッチロックホルダ46から離脱されると、再度該ラ
ッチロックホルダ46に挿入されないため、トランクリッ
ドが閉じられないようになっている。
一方で、前記ストライカアセンブリ50は、図6および
図7に示すように、前記制御部120の制御によりストラ
イカ56が所定高さに上下運動をするようになっているも
のであって、前記制御部120の制御にしたがって電源を
供給されて正回転あるいは逆回転するストライカ駆動用
モータ52と、該ストライカ駆動用モータ52の回転運動を
上下運動に変換して伝達する動力伝達手段54および、該
動力伝達手段54から動力を伝達されて上下運動をするス
トライカ56を含んで構成されている。
さらに、前記動力伝達手段54は、前記ストライカ駆動
用モータ52により回転され、その外周面にはおねじが削
成されている回転軸(54−1)と、前記回転軸(54−
1)の外周面に削成されたおねじと締結されるめねじが
削成されて該回転軸(54−1)が回転する方向にしたが
って上下運動をして前記ストライカ56を上下運動させる
移送杆(54−2)と、該移送杆(54−2)が上下運動を
するようにガイドするガイドプレート(54−3)と、ガ
イドレール(54−4)とからなるガイド手段を含んで構
成されている。
前記速度制御部70は、前記制御部120の制御により自
動車の速度をあらかじめ設定された基準速度以上に加速
できないように制御し、前記非常警報部80は前記制御部
120の制御により非常警報を発するようにされている。
前記表示部90は前記制御部120の制御により前記電子
式トランクリッド非常開放ボタン20とストライカ上昇ボ
タン32およびストライカ下降ボタン34の位置を表示する
とともに、トランク内を明るくするようになっている。
前記スピーカ制御部100は、前記制御部120の制御によ
り自動車に備えられたラジオ、テープ、コンバックトデ
ィスク、テレビジョンなどから出力された音声信号を再
生するスピーカが動作されないように制御し、前記無線
送受信部110は前記制御部120の制御により事故発生状況
を特定端末機(ハンドホーン、呼出器)に送信し、ユー
ザーにより送信された非常警報信号を受信して前記制御
部120に入力するようになっている。
さらに、前記制御部120は、前記トランクリッド開放
感知ボタン10からトランクリッドが閉じられているとの
信号が入力されると、既設定された所定時間中、前記表
示部90を動作させるようになっている。
さらに、前記制御部120は、前記トランクリッド開放
感知ボタン10からトランクリッドが閉じられているとの
信号が入力されるととに、前記人体検出部60から人体検
出信号が入力されるか、前記ストライカ上昇ボタン32あ
るいはストライカ下降ボタン34が押圧されると、前記表
示部90を継続して動作させるとともに、前記スピーカ制
御部100を制御してスピーカ102が動作できないように
し、前記無線送受信部110を制御して特定端末機に事故
発生状況を送信するようになっている。
さらに、前記制御部120は、前記トランクリッド開放
感知ボタン10からトランクリッドが閉じられているとの
信号および前記人体検出部60から人体検出信号を入力さ
れてトランク内に人が所定時間以上に閉じ込められてい
ると判断されるか、トランク内に閉じ込められている者
が前記ストライカ操作ボタン部30のストライカ上昇ボタ
ン32あるいはストライカ下降ボタン34が所定時間以上に
継続して押圧されるか、トランク内に閉じ込められてい
る者が前記電子式トランクリッド非常開放ボタン20を押
圧すると、ソレノイド126を動作させてラッチアセンブ
リ40のラッチ47をストライカアセンブリ50のストライカ
56から切り離してトランクリッドを非常開放させる。
さらに、前記制御部120は、前記ラッチアセンブリ40
のラッチ47をストライカアセンブリ50のストライカ56か
ら切り離してトランクリッドを開放させる際、前記速度
制御部70と非常警報部80をそれぞれ制御して自動車の速
度を基準速度以下に制限するとともに、非常警報を発す
る。
さらに、前記制御部120は、前記ストライカ操作ボタ
ン部30のストライカ上昇ボタン32が押圧されてストライ
カ上昇信号が入力されると、前記ストライカ駆動用モー
タ52を正回転させてストライカ56を所定高さに上昇さ
せ、前記ストライカ操作ボタン部30のストライカ下降ボ
タン34が押圧されてストライカ下降信号が入力される
と、前記ストライカ駆動用モータ52を逆回転させてスト
ライカ56を下降させる。
さらに、前記制御部120は、前記盗難感知部75および
衝撃感知部85から盗難感知信号および衝撃感知信号が入
力されるか、前記トランクリッド開放感知ボタン10から
トランクリッド閉じ信号が入力されるととに、前記人体
検出部60から人体検出信号が入力されると、特定端末機
に事故発生状況を送信するよう前記無線送受信部110を
制御する。
一方、前記制御部120は、前記衝撃感知部85および無
線送受信部110から衝撃感知信号および非常警報信号が
入力されるか、前記トランクリッド開放感知ボタン10か
らトランクリッド閉じ信号が入力されるととに、前記人
体検出部60から人体検出信号が入力されると、トランク
リッドを開放するようソレノイド126を動作させるとと
もに、前記速度制御部70および非常警報部80を動作させ
て自動車の走行速度を所定速度以下に制限するととも
に、非常警報を発するようになっている。
一方で、図8はこの発明の第一実施形態による自動車
のトランクリッド非常開放装置の回路図であって、トラ
ンクリッド開放感知スイッチS1はトランクリッドが閉じ
られて前記トランクリッド開放感知ボタン10が押圧され
ると、オフされるスイッチであり、ストライカ昇降スイ
ッチS2,S3はトランク内に閉じ込められている者が前記
ストライカ操作ボタン部30のストライカ上昇ボタン32お
よびストライカ下降ボタン34を押圧すると、それぞれオ
フされるスイッチであり、トランクリッド非常開放スイ
ッチS4はトランク内に閉じ込められている者が前記電子
式トランクリッド非常開放ボタン20を押圧すると、オフ
されるスイッチであり、ランプP1はトランクリッドが開
放されると、運転席の計器板にトランクリッドの開閉を
報知するランプであり、発光ダイオードLED1,LED2,LED3
およびランプP2は前記電子式トランクリッド非常開放ボ
タン20とストライカ上昇ボタン32およびストライカ下降
ボタン34の位置を表示し、トランク内を明るくするもの
であって、前記表示部90に該当される。
さらに、前記制御部120は、複数の抵抗R1〜R23と、複
数のキャパシタC1〜C13と、複数のトランジスタTR1〜TR
11と、ダイオードD1と、複数の論理積ゲートAND1〜AND6
と、複数の論理和ゲートOR1〜OR9と、リレーRL1と、イ
ンバータINV1と、複数のフリップフロップF1〜F5と、定
電圧器121と、複数のタイマ回路122〜125と、ソレノイ
ド126および、過電流検出部127とを含んで構成されて、
人体検出部60と、盗難感知部75と、衝撃感知部85と、ト
ランクリッド開放感知スイッチS1と、ストライカ昇降ス
イッチS2,S3および、トランクリッド非常開放スイッチS
4によりラッチアセンブリ40と、ストライカアセンブリ5
0と、速度制御部70と、非常警報部80と、表示部90と、
スピーカ制御部100および、無線送受信部110とをそれぞ
れ制御する。
さらに、図9はこの発明の第二実施形態による自動車
のトランクリッド非常開放装置の回路図であって、この
発明の第二実施形態による自動車のトランクリッド非常
開放装置は図8に示すこの発明の第一実施形態によるト
ランクリッド非常開放装置の構成とおよそ同一であり、
ただし、ストライカ56を上昇あるいは下降させるストラ
イカ駆動用モータ52の駆動方式において、この発明の第
一実施形態では第1のないし第3のフリップフロップF
1,F2,F3と過電流検出部127を使用する反面、この発明の
第二実施形態ではスイッチS5を使用するという相違点が
あるだけである。
すなわち、ストライカ56に連動されて上昇あるいは下
降するスイッチS5が備えられて、該スイッチS5が完全に
上昇すると、ストライカ56が下降するよう前記ストライ
カ駆動用モータ52に電流が供給され、前記スイッチS5が
完全に下降すると、ストライカ56が上昇するよう前記ス
トライカ駆動用モータ52に電流が供給される。
次に、上述のように構成されたこの発明によるトラン
クリッド非常開放装置の作用および効果について述べる
ことにする。
図10に示すように、トランクリッド1が閉じられた状
態では、図11に示すように、ラッチアセンブリ40のラッ
チ47はストライカアセンブリ50のストライカ56に結固さ
れてトランクリッド1を閉じられた状態に保つ。
上述のように、トランクリッド1が閉じられた状態
で、運転席の一側に備えられたトランクリッド開放用操
作部あるいは自動車キーを使用してラッチアセンブリ40
のラッチ47をストライカアセンブリ50のストライカ56か
ら分離すると、トランクリッド1は図12に示すように開
く。
この際、前記ラッチアセンブリ40は図13に示すよう
に、分解されていないため、再度トランクリッド1を閉
じることができる。一方で、トランク内に閉じ込められ
ている者が図4に示すように、機械式トランクリッド非
常開放ボタン35を押圧するか、制御部120の制御により
ソレノイド126が動作すると、ラッチアセンブリ40はラ
ッチ47をストライカアセンブリ50のストライカ56から切
り離してトランクリッド1を非常開放する。
すなわち、トランク内に閉じ込められている者が機械
式トランクリッド非常開放ボタン35を押圧するか、制御
部120の制御によりソレノイド126が動作すると、プッシ
ュレバー41はトリップラッチレバー42から離脱され、ス
プリング43の弾性によりトリップラッチレバー42はトリ
ップレバー44をタッチする。
次いで、トリップレバー44が上方へ上昇するに伴って
ロックピン49が回転するようになり、ラッチロック45が
ラッチロックホルダ46から離脱されてラッチ47はストラ
イカ56から切り離される。
この際、図5に示すように、前記ラッチロックホルダ
46の内側にはスプリングピン48が装着されているため、
一度、前記ラッチロック45が前記ラッチロックホルダ46
から離脱されると、再度該ラッチロックホルダ46に挿入
されないため、トランクリッド1は閉じられない。
上述のように、前記分解されたラッチアセンブリ40を
修理しようとする場合には、トランクの内部カバーを外
し出してドリルでピン穴を穿孔しなければならないた
め、現場では修理が困難であり、整備センサで修理しな
ければならない。
したがって、運転席の一側に備えられたトランクリッ
ド開放用操作部あるいは自動車キーを使用してトランク
リッド1を開けると、再度トランクリッド1は閉じられ
るが、トランク内に閉じ込められている者が機械式トラ
ンクリッド非常開放ボタン35を押圧するか、制御部120
の制御によりソレノイド126が動作してトランクリッド
1が非常開放されると、トランクリッド1は再度閉じら
れない。
さらに、前記ストライカアセンブリ50は、図6および
図7に示すように、前記制御部120の制御により電源を
供給されてストライカ駆動用モータ52が正回転すると、
該ストライカ駆動用モータ52により回転する回転軸54−
1も正回転するため、前記回転軸54−1により上下運動
をする移送杆54−2が上昇して該移送杆54−2と一体に
動作するストライカ56も上昇するに伴って、図14に示す
ように、トランクリッド1が所定高さに上昇するように
なり、トランク内に閉じ込められている者が外部の様子
を探ることができる。
さらに、前記制御部120の制御により電源を供給され
てストライカ駆動用モータ52が逆回転すると、該ストラ
イカ駆動用モータ52により回転する回転軸54−1も逆回
転するため、該回転軸54−1により上下運動をする移送
杆54−2が下降して該移送杆54−2と一体に動作をする
ストライカ56も下降するに伴って、トランクリッド1も
閉じられる。
次に、この発明の第一実施形態による自動車のトラン
クリッド非常開放装置の動作について図8に沿って述べ
ることにする。
バッテリー電圧(B+)(たとえば、12V)はキャパ
シタC1,C2を通じて定電圧器121に印加され、該定電圧器
121は入力されたバッテリー電圧(B+)を制御部120を
動作させるのに使用される所定電圧(Vcc)(たとえ
ば、9v)に変換してキャパシタC3,C4を通じて供給す
る。
さらに、トランクリッド開放感知スイッチS1は、トラ
ンクリッド1が閉じると、オフされてバッテリー電圧
(B+)が分圧抵抗R2,R3を通じて分圧された後、第1
の論理積ゲートAND1に入力される。
したがって、前記第1の論理積ゲートAND1からはハイ
レベルの電圧信号が出力され、該第1の論理積ゲートAN
D1から出力されたハイレベルの電圧信号は第2の論理積
ゲートAND2と第3の論理積ゲートAND3および第4の論理
積ゲートAND4に入力されるととに、キャパシタC5と抵抗
R4の充放電時定数により決定される所定時間(たとえ
ば、10秒)中ハイレベルの電圧信号を第1の論理和ゲー
トOR1に入力する。
したがって、前記第1の論理和ゲートOR1は、ハイレ
ベルの電圧信号を第1のトランジスタTR1のベース端に
出力するため、前記第1のトランジスタTR1はターンオ
ンされて表示部90のランプP2および発光ダイオードLED
1,LED2,LED3にバッテリー電源(B+)が印加され、ラ
ンプP2および発光ダイオードLED1,LED2,LED3が点燈され
る。
すなわち、トランクリッド1が閉じられると、所定時
間(たとえば、10秒)中、トランク内を明るくするとと
もに、電子式トランクリッド非常開放ボタン20とストラ
イカ上昇ボタン32およびストライカ下降ボタン34の位置
をトランク内に閉じ込められている者が認識するように
するのである。
一方で、上述のように、トランクリッド1が閉じられ
て第1の論理積ゲートAND1からハイレベルの電圧信号が
出力される状態で、トランク内に閉じ込められている者
がストライカ上昇ボタン32を押圧すると、ストライカ上
昇スイッチS2がオフされてハイレベルの電圧信号が第2
の論理和ゲートOR2に入力されるため、第2の論理和ゲ
ートOR2からはハイレベルの電圧信号が出力される。
したがって、第2の論理積ゲートAND2からハイレベル
の電圧信号が出力され、上述のように、第2の論理積ゲ
ートAND2からハイレベルの電圧信号が出力されると、キ
ャパシタC9および抵抗R12の充放電時定数により決定さ
れる所定時間中ハイレベルの電圧信号が第1のフリップ
フロップ(F1)のセット端子Sに入力され、前記第1の
フリップフロップ(F1)はリセット信号が入力される時
まで連続的なハイレベルの電圧信号を非反転出力端子Q
を通じて第5の論理積ゲートAND5に出力する。前記第5
の論理積ゲートAND5は、前記第1のフリップフロップ
(F1)の非反転出力端子Qから出力されたハイレベルの
電圧信号と前記第2の論理積ゲートAND2から出力された
ハイレベルの電圧信号を論理積してハイレベルの電圧信
号を第2のトランジスタT2および第4のトランジスタT4
のベース端に出力する。
したがって、第3のトランジスタTR3と第5のトラン
ジスタT5がターンオンされてストライカ駆動用モータ52
が正方向へ回転するようになり、ストライカ56が上昇す
るのである。
すなわち、トランクリッド1が閉じられるとともに、
前記ストライカ上昇ボタン32が押圧されてストライカ上
昇スイッチS2がオフされると、前記第5の論理積ゲート
AND5からハイレベルの電圧信号が出力され、これによっ
て、第2ないし第5のトランジスタT2〜T5がターンオン
されて、ストライカ56を昇降させるためのストライカ駆
動用モータ52に定電圧が印加されてモータ52が正回転す
るため、ストライカ56が上昇するようになる。
一方で、トランクリッド1が閉じられて前記第1の論
理積ゲートAND1からハイレベルの電圧信号が出力される
状態で、トランク内に閉じ込められている者がストライ
カ下降ボタン34を押圧すると、ストライカ下降スイッチ
S3がオフされてハイレベルの電圧信号が第3の論理積ゲ
ートAND3に入力されるため、第3の論理積ゲートAND3か
らハイレベルの電圧信号が出力される。
上述のように、第3の論理積ゲートAND3からハイレベ
ルの電圧信号が出力されると、キャパシタC10および抵
抗R13の充放電時定数により決定される所定時間中ハイ
レベルの電圧信号が第2のフリップフロップ(F2)のセ
ット端子Sに入力されてリセット信号が入力される時ま
で前記第2のフリップフロップ(F2)の非反転出力端子
(Q)から連続的なハイレベルの電圧信号が第6の論理
積ゲートAND6に出力される。
前記第6の論理積ゲートAND6は、前記第2のフリップ
フロップF2の非反転出力端子(Q)から出力された電圧
信号と前記第3の論理積ゲートAND3から出力された電圧
信号を論理積して第6の論理積ゲートOR6を通じて第6
のトランジスタT6および第8のトランジスタT8のベース
端に出力する。
したがって、トランクリッド1が閉じられるととも
に、前記ストライカ下降ボタン34が押圧されてストライ
カ下降スイッチS3がオフされると、前記第6の論理積ゲ
ートAND6からハイレベルの電圧信号が出力され、これに
したがって第6ないし第9のトランジスタT6〜T9がター
ンオンされて、ストライカ56を昇降させるためのストラ
イカ駆動用モータ52に逆電圧が印加されてモータ52が逆
回転するため、ストライカ56が下降するようになる。
さらに、前記モータ52が完全に上昇するか、完全に下
降してストライカ駆動用モータ52に過電流が流れると、
過電流感知部127はこれを感知して前記第1のフリップ
フロップF1および第2のフリップフロップF2のリセット
端子Rにリセット信号を入力して前記第1のフリップフ
ロップF1および第2のフリップフロップF2をリセットさ
せることにより、前記ストライカ駆動用モータ52に供給
中の電源を遮断して、ストライカ56を停止させる。
一方で、トランク内に閉じ込められている者が慌てた
紛れにストライカ下降ボタン34を所定時間(ストライカ
56が十分下降できる時間)以上に継続して押圧すると、
すなわち抵抗R11とキャパシタC8の充放電時定数により
決定される所定時間以上に継続してストライカ下降スイ
ッチS3がオフされると、ハイレベルの電圧信号が第2の
論理和ゲートOR2に入力されて該第2の論理和ゲートOR2
からハイレベルの電圧信号が出力されるため、前記スト
ライカ56が上昇する。
したがって、トランク内に閉じ込められている者が慌
てた紛れにストライカ下降ボタン34を所定時間(ストラ
イカ56が十分下降できる時間)以上に継続して押圧する
と、自動にストライカ56が上昇する。さらに、人体検出
部60の第1の人体検出部61から人体感知主センサ62ある
いは人体感知補助センサ64がトランク内に閉じ込められ
ている者から発散される赤外線を感知して増幅部64に入
力し、前記増幅部64は前記人体感知主センサ62あるいは
人体感知補助センサ64から出力された信号を増幅して判
断部65に入力し、該判断部65は前記増幅部64から出力さ
れた信号をうけて人がトランク内に閉じ込められている
と判断されると、ハイレベルの電圧信号を第4の論理積
ゲートAND4に出力する。
さらに、人体が接近したかどうかに伴って第2の人体
検出部66の高周波受信部68から受信される高周波のレベ
ルが変化するため、かように前記高周波受信部68に受信
される高周波のレベル変化を利用して人がトランク内に
閉じ込められているかを感知して、閉じ込められている
場合、前記第2の人体検出部66はハイレベルの電圧信号
を第4の論理積ゲートAND4に出力する。
したがって、トランクリッド1が閉じられて前記第1
の論理積ゲートAND1からハイレベルの電圧信号が入力さ
れる状態で、前記人体検出部60からハイレベルの電圧信
号が入力されると、前記第4の論理積ゲートAND4はハイ
レベルの電圧信号を第1のタイマ回路122に入力する。
前記第1のタイマ回路122は、前記第4の論理積ゲー
トAND4から所定時間(たとえば、2秒)以上にハイレベ
ルの電圧信号が入力されると、ハイレベルの電圧信号を
第4の論理和ゲートOR4に出力し、第3の論理和ゲートO
R3はストライカ上昇スイッチS2とストライカ下降スイッ
チS3のオン/オフ如否にしたがって入力された電圧信号
を論理和して前記第4の論理和ゲートOR4に出力する。
該第4の論理和ゲートOR4は前記第1のタイマ回路122
から出力された電圧信号および前記第3の論理和ゲート
OR3から出力された電圧信号を論理和して第3のフリッ
プフロップF3のセット端子Sに出力する。
前記第3のフリップフロップF3は、前記第4の論理和
ゲートOR4からハイレベルの電圧信号が入力されると、
リセット信号が入力される時まで継続してハイレベルの
電圧信号を前記第1の論理和ゲートOR1に入力して前記
表示部90を駆動させるとともに、スピーカ制御部100に
入力してスピーカ102の動作を停止させるとともに、第
2の論理和ゲートOR9を通じて無線送受信部110に入力し
て無線送受信部100が特定端末機に事故発生状況を送信
する。
すなわち、前記第3のフリップフロップF3からハイレ
ベルの電圧信号がスピーカ制御部100の第11のトランジ
スタT11のベース端に入力されると、第11のトランジス
タT11がターンオンされてリレーRL1がオフされるため、
スピーカ102が動作しないのである。
したがって、トランクリッド1が閉じられた状態でト
ランク内に人が閉じ込められていて人体検出部60がこれ
を感知するか、トランク内に閉じ込められている者がス
トライカ上昇ボタン32あるいはストライカ下降ボタン34
を押圧すると、トランク内を明るくするとともに、電子
式トランクリッド非常開放ボタン20とストライカ上昇ボ
タン32およびストライカ下降ボタン34の位置をトランク
内に閉じ込まれている者がわかるし、自動車のスピーカ
102が動作しないことにより、救助要請が容易となるば
かりか、無線送受信部110が動作して特定端末機を通じ
て事故発生状況を知らせることができるのである。
この際、前記第9の論理和ゲートOR9は、前記第3の
フリップフロップF3の出力信号と、盗難感知部75の出力
信号および、衝撃感知部85の出力信号を論理和して出力
する。
したがって、前記盗難感知部75が自動車の盗難を感知
してハイレベルの盗難感知信号を出力するか、前記衝撃
感知部85が自動車の衝突および墜落などを感知してハイ
レベルの衝撃感知信号を出力すると、前記第9の論理和
ゲートOR9からハイレベルの電圧信号が出力され、前記
無線送受信部110が動作して特定端末機を通じて事故発
生状況を知らせることができる。
さらに、前記第3のフリップフロップF3の出力信号
は、第2のタイマ回路123に入力され、該第2のタイマ
回路123は前記第3のフリップフロップF3から所定時間
(たとえば、3分)以上にハイレベルの電圧信号が出力
されると、ハイレベルの電圧信号を第5の論理和ゲート
OR5に出力し、前記第2のタイマ回路123は前記第3の論
理和ゲートOR3からハイレベルの電圧信号が入力される
とリセットされる。
さらに、第3のタイマ回路124は、前記第3の論理和
ゲートOR3から出力されるハイレベルの信号が所定時間
(たとえば、20〜30秒)以上に継続されると、ハイレベ
ルの信号を第5の論理和ゲートOR5に出力し、該第5の
論理和ゲートOR5は前記第2のタイマ回路123および前記
第3のタイマ回路123の出力信号を論理和して第4のフ
リップフロップF4のセット端子Sに出力する。
前記第4のフリップフロップF4は、前記第5の論理和
ゲートOR5からハイレベルの電圧信号が入力されると、
非反転端子Qを通じてハイレベルの電圧信号を第7の論
理和ゲートOR7に出力し、前記第7の論理和ゲートOR7は
前記第4のフリップフロップF4の非反転端子Qを通じて
出力された信号と、電子式トランクリッド非常開放スイ
ッチS4のオン/オフ状態にしたがって入力された電圧信
号、前記衝撃感知部85の出力信号および、前記無線送受
信部110の出力信号を論理和して、第10のトランジスタT
10のベース端に出力する。
したがって、トランク内に閉じ込められている者が前
記ストライカ上昇ボタン32あるいはストライカ下降ボタ
ン34を押圧できない状態で所定時間(たとえば、3分)
が経過するか、前記ストライカ上昇ボタン32あるいはス
トライカ下降ボタン34を所定時間(たとえば、20〜30
秒)以上に継続して押圧するか、前記電子式トランクリ
ッド非常開放ボタン20を押圧して前記電子式トランクリ
ッド非常開放スイッチS4がオフされると、前記第7の論
理和ゲートOR7からハイレベルの電圧信号が出力され
て、前記第10のトランジスタT10がターンオンされるた
め、ソレノイド126が動作してラッチアセンブリ40のラ
ッチ47がストライカアセンブリ50のストライカ56から分
離されてトランクリッド1が開放される。
さらに、前記第7の論理和ゲートOR7からハイレベル
の電圧信号が出力されると、速度制御部70および非常警
報部80が動作して、自動車の速度を所定速度(たとえ
ば、トランク内に閉じ込められている者が抜け出しやす
い速度)に制限するとともに、非常警報を発する。
この際、前記第7の論理和ゲートOR7は、前記第4の
フリップフロップF4の非反転端子Qを通じて出力された
信号と、電子式トランクリッド非常開放スイッチS4のオ
ン/オフ状態にしたがって入力された電圧信号、前記衝
撃感知部85の出力信号および、前記無線送受信部110の
出力信号を論理和するに伴って、前記衝撃感知部85から
ハイレベルの衝撃感知信号が出力されるか、前記無線送
受信部110からハイレベルの非常警報信号が出力される
場合にも、前記第10のトランジスタT10がターンオンさ
れるため、ソレノイド126が動作してラッチアセンブリ4
0のラッチ47がストライカアセンブリ50のストライカ56
から分離されてトランクリッド1が開放され、速度制御
部70および非常警報部80が動作して、自動車の速度を所
定速度(たとえば、トランク内に閉じ込められている者
が抜け出しやすい速度)に制限するとともに、非常警報
を発する。
さらに、第4のタイマ回路125は、前記第7の論理和
ゲートOR7からハイレベルの電圧信号が所定時間以上に
継続されると、ハイレベルの電圧信号を第8の論理和ゲ
ートOR8に出力し、該第8の論理和ゲートOR8は前記第4
のタイマ回路125から出力された電圧信号とバッテリー
の交換時にキャパシタC12および抵抗R22を通じて入力さ
れるハイレベルの電圧信号を論理和して前記第3および
第4のフリップフロップF3,F4のリセット端子Rにリセ
ット信号を入力するため、トランクリッド1が非常開放
された後、所定時間後あるいはバッテリーの交換時にソ
レノイド126と速度制御部70および非常警報部80が動作
しない。
さらに、バッテリーの交換時にハイレベルの電圧信号
が第5のフリップフロップF5のセット端子Sに入力さ
れ、該第5のフリップフロップF5はハイレベルの電圧信
号を第6の論理和ゲートOR6に入力して、バッテリーの
交換時に自動にストライカ56を下降状態に保たせる。
一方で、図9に示すこの発明の第二実施形態による自
動車のトランクリッド非常開放装置において、トランク
リッド1が閉じられて第1の論理積ゲートAND1からハイ
レベルの電圧信号が出力される状態で、トランク内に閉
じ込められている者がストライカ上昇ボタン32を押圧す
ると、ストライカ上昇スイッチS2がオフされてハイレベ
ルの電圧信号が第2の論理和ゲートOR2に入力されるた
め、第2の論理積ゲートAND2からハイレベルの電圧信号
が出力される。
上述のように、第2の論理積ゲートAND2からハイレベ
ルの電圧信号が出力されると、第2ないし第5のトラン
ジスタT2〜T5がターンオンされてストライカ56を昇降さ
せるためのストライカ駆動用モータ52に定電圧が印加さ
れてストライカ駆動用モータ52が正回転するため、スト
ライカ56が上昇されるようになる。
この際、前記ストライカ56が完全に上昇すると、スイ
ッチS5がA端子とB端子を接続するようになるため、ダ
イオードD3によりストライカ駆動用モータ52に供給され
る電流が遮断されてストライカ駆動用モータ52が停止す
る。
一方で、トランクリッド1が閉じられて前記第1の論
理積ゲートAND1からハイレベルの電圧信号が出力される
状態で、トランク内に閉じ込められている者がストライ
カ下降ボタン34を押圧すると、ストライカ下降スイッチ
S3がオフされてハイレベルの電圧信号が第3の論理積ゲ
ートAND3に入力されるため、第3の論理積ゲートAND3か
らハイレベルの電圧信号が出力される。
上述のように、第3の論理積ゲートAND3からハイレベ
ルの電圧信号が出力されると、第6ないし第9のトラン
ジスタT6〜T9がターンオンされてストライカ56を昇降さ
せるためのストライカ駆動用モータ52に逆電圧が印加さ
れてストライカ駆動用モータ52が逆回転するため、スト
ライカ56が下降されるようになる。
この際、前記ストライカ56が完全に下降すると、スイ
ッチS5がB端子とC端子を接続するようになるため、ダ
イオードD2によりストライカ駆動用モータ52に供給され
る電流が遮断されてストライカ駆動用モータ52が停止す
る。
すなわち、ストライカ56に連動されて上昇あるいは下
降するスイッチS5が備えられて、該スイッチS5が完全に
上昇すると、ストライカ56が下降するよう前記ストライ
カ駆動用モータ52に電流が供給され、前記スイッチS5が
完全に下降すると、ストライカ56が上昇するよう前記ス
トライカ駆動用モータ52に電流が供給される。
上述のように、この発明は、人を誘拐拉致して手足を
縛り上げてから自動車のトランク内に閉じ込められた状
態で所定時間以上に経過すると、自動にトランクリッド
が非常開放されてトランク内に閉じ込められている者が
抜け出すことができる。
さらに、自動車のトランク内に人が閉じ込まれると、
トランク内に装着された人体検出部により感知されてト
ランク内を明るくするとともに、各種のボタンの位置を
表示する。この際、トランク内に閉じ込められている者
がストライカ上昇ボタンを押圧すると、ストライカが上
昇してトランクリッドが車体から50mmほど上方へ上がり
つつすき間が開くが、このすき間を通して犯人の行動を
確かめることによって、救助要請、あるいは抜け出す機
をねらうことができ、かつ、後方から付いて来る自動車
運転者に構造要請をすることができる。
さらに、独りでにうまく抜け出すことができると判断
された場合には、トランクリッド非常開放ボタンを押圧
すると、自動車の速度が所定速度以下に制限され、非常
警報装置が動作するに伴って犯行車両であることを周辺
の人に知らせることができる。
さらに、トランクリッド非常開放ボタンが一度作動す
るようになると、ラッチアセンブリが分解されてトラン
クリッドが閉じられないようになる。したがって、自動
車のトランクを利用する犯罪行為を前もってに予防でき
るばかりか、自動車のトランク内に閉じ込められている
者がたやっすくトランクから抜け出しうる効果を奏す
る。
さらに、自動車の盗難、衝突、墜落、拉致などの事故
発生時に、事故の発生状況を特定端末機に送信して特定
人に事故の発生状況を知らせ、これによって特定人から
非常警報信号が自動車に送信されると、トランクリッド
を非常開放するとともに、非常警報を発することによっ
て事故が生じた自動車を追跡できる効果を奏する。

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランクリッドに固定されたラッチと車体
    に固定されたストライカが相互に結合あるいは切り離さ
    れることに伴ってトランクリッドが開閉される自動車の
    トランクリッドロッキング装置において、トランクリッ
    ド非常開放信号を出力するための電子式トランクリッド
    非常開放ボタンと、前記トランクリッドが閉じると押圧
    されてトランクリッド閉じ信号を出力するトランクリッ
    ド開放感知ボタンと、トランク内に閉じ込められている
    者を感知して人体検出信号を出力する人体検出部と、前
    記電子式トランクリッド非常開放ボタンが押圧されてト
    ランクリッド非常開放信号が入力されるか、前記トラン
    クリッド開放感知ボタンからトランクリッド閉じ信号が
    入力されるととに、前記人体検出部から人体検出信号が
    入力されるとトランクリッドを非常開放するようソレノ
    イドを動作させる制御部および、該ソレノイドが動作す
    るとストライカからラッチを切り離してトランクリッド
    を非常開放するラッチアセンブリを含んで構成されたこ
    とを特徴とする自動車のトランクリッド非常開放装置。
  2. 【請求項2】トランクリッドに固定されたラッチと車体
    に固定されたストライカが相互に結合あるいは切り離さ
    れることに伴ってトランクリッドが開閉される自動車の
    トランクリッドロッキング装置において、トランクの内
    側に露出されて形成された機械式トランクリッド非常開
    放ボタンと、トランクリッド非常開放信号を出力するた
    めの電子式トランクリッド非常開放ボタンと、前記トラ
    ンクリッドが閉じると押圧されてトランクリッド閉じ信
    号を出力するトランクリッド開放感知ボタンと、トラン
    ク内に閉じ込められている者を感知して人体検出信号を
    出力する人体検出部と、前記電子式トランクリッド非常
    開放ボタンが押圧されてトランクリッド非常開放信号が
    入力されるか、該トランクリッド開放感知ボタンからト
    ランクリッド閉じ信号が入力されるととに、前記人体検
    出部から人体検出信号が入力されるとトランクリッドを
    非常開放するようソレノイドを動作させる制御部およ
    び、前記機械式トランクリッド非常開放ボタンが押圧さ
    れるか、前記ソレノイドが動作すると、ストライカから
    ラッチを切り離してトランクリッドを非常開放するラッ
    チアセンブリを含んで構成されたことを特徴とする自動
    車のトランクリッド非常開放装置。
  3. 【請求項3】前記ラッチアセンブリは、前記機械式トラ
    ンクリッド非常開放ボタンが押圧されるか、前記ソレノ
    イドが動作すると、トリップラッチレバーがトリップレ
    バーをタッチしてロックピンが回転し、ラッチロックが
    ラッチロックホルダから分離されて、前記ラッチがスト
    ライカから切り離されるようになっていることを特徴と
    する請求項2に記載の自動車のトランクリッド非常開放
    装置。
  4. 【請求項4】前記ラッチロックホルダの内側には、スプ
    リングピンが装着されて前記ラッチロックが前記ラッチ
    ロックホルダから切り離されると、再度該ラッチロック
    ホルダに挿入されないため、トランクリッドが閉じられ
    ないようになっていることを特徴とする請求項3に記載
    の自動車のトランクリッド非常開放装置。
  5. 【請求項5】前記人体検出部は、人体から発散される赤
    外線を感知してトランク内に人が閉じ込められているか
    を感知する第1の人体検出部および、人体が接近したか
    どうかに伴って変動される受信高周波のレベルからトラ
    ンク内に人が閉じ込められているかを感知する第2の人
    体検出部を含んで構成されたことを特徴とする請求項2
    に記載の自動車のトランクリッド非常開放装置。
  6. 【請求項6】前記第1の人体検出部は、トランク内に閉
    じ込められている者から発散される赤外線を感知する人
    体感知センサと、該人体感知センサから出力された信号
    を増幅して出力する増幅部および、該増幅部から出力さ
    れた信号を入力されて人がトランク内に閉じ込められて
    いるかを判断する判断部を含んで構成されたことを特徴
    とする請求項5に記載の自動車のトランクリッド非常開
    放装置。
  7. 【請求項7】前記第2の人体検出部は、高周波を発振す
    る高周波発振部および、人体が接近したかどうかに伴っ
    て変動される受信高周波のレベルからトランク内に人が
    閉じ込められているかを感知する高周波受信部を含んで
    構成されたことを特徴とする請求項5に記載の自動車の
    トランクリッド非常開放装置。
  8. 【請求項8】自動車の走行速度を所定速度以下に制限す
    るための速度制御部をさらに含んで構成される一方で、
    前記制御部は前記ソレノイドを動作させてトランクリッ
    ドを非常開放する際、自動車の走行速度を所定速度以下
    に制限するよう前記速度制御部を制御することを特徴と
    する請求項2に記載の自動車のトランクリッド非常開放
    装置。
  9. 【請求項9】非常警報を発するための非常警報部をさら
    に含んで構成される一方で、前記制御部は前記ソレノイ
    ドを動作させてトランクリッドを非常開放する際、非常
    警報を発するよう前記非常警報部を制御することを特徴
    とする請求項2に記載の自動車のトランクリッド非常開
    放装置。
  10. 【請求項10】自動車のスピーカ動作を制御するための
    スピーカ制御部をさらに含んで構成される一方で、前記
    制御部は前記トランクリッド開放感知ボタンからトラン
    クリッド閉じ信号が入力されるととに、前記人体検出部
    から人体検出信号が入力されると、前記スピーカの動作
    を停止させるよう該スピーカ制御部を制御することを特
    徴とする請求項2に記載の自動車のトランクリッド非常
    開放装置。
  11. 【請求項11】車両の位置を追跡できるよう電波を中央
    統制所に送信するための無線送受信部をさらに含んで構
    成される一方で、前記制御部は前記トランクリッド開放
    感知ボタンからトランクリッド閉じ信号が入力されると
    とに、前記人体検出部から人体検出信号が入力される
    と、電波を送信するよう前記無線送受信部を制御するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の自動車のトランクリッ
    ド非常開放装置。
  12. 【請求項12】トランク内を明るくするとともに、前記
    電子式トランクリッド非常開放ボタンの位置を表示する
    ための表示部をさらに含んで構成される一方で、前記制
    御部は前記トランクリッド開放感知ボタンからトランク
    リッド閉じ信号が入力されると、前記表示部を動作させ
    ることを特徴とする請求項2に記載の自動車のトランク
    リッド非常開放装置。
  13. 【請求項13】前記制御部は、前記人体検出部から人体
    検出信号が入力されると、前記表示部を動作させること
    を特徴とする請求項12に記載の自動車のトランクリッド
    非常開放装置。
  14. 【請求項14】ストライカが所定高さに上昇あるいは下
    降できるようになっているストライカアセンブリと、前
    記ストライカを上昇させるための上昇信号を出力するス
    トライカ上昇ボタンおよび、前記ストライカを下降させ
    るための下降信号を出力するストライカ下降ボタンをさ
    らに含んで構成される一方で、前記制御部は前記トラン
    クリッド開放感知ボタンからトランクリッド閉じ信号が
    入力される状態で、前記ストライカ上昇ボタンが押圧さ
    れて上昇信号が入力されると、ストライカ駆動用モータ
    を正方向へ回転させて前記ストライカを上昇させ、前記
    ストライカ下降ボタンが押圧されて下降信号が入力され
    ると、前記ストライカ駆動用モータを逆方向へ回転させ
    て前記ストライカを下降させることを特徴とする請求項
    2に記載の自動車のトランクリッド非常開放装置。
  15. 【請求項15】前記制御部は、前記ストライカ駆動用モ
    ータの電流を感知して該ストライカ駆動用モータに過電
    流が流れると、前記ストライカ駆動用モータの動作を停
    止させるようになっていることを特徴とする請求項14に
    記載の自動車のトランクリッド非常開放装置。
  16. 【請求項16】前記ストライカに連動して上昇あるいは
    下降するスイッチをさらに含んで構成され、前記スイッ
    チが完全に上昇すると、ストライカが下降する方向への
    み前記ストライカ駆動用モータに電流が供給され、前記
    スイッチが完全に下降すると、ストライカが上昇する方
    向へのみ該ストライカ駆動用モータに電流が供給される
    ことを特徴とする請求項14に記載の自動車のトランクリ
    ッド非常開放装置。
  17. 【請求項17】前記ストライカアセンブリは、ストライ
    カと、前記制御部の制御により電源を供給されて正回転
    あるいは逆回転するストライカ駆動用モータおよび、前
    記ストライカ駆動用モータの回転運動を上下運動に変換
    して前記ストライカに伝達する動力伝達手段を含んで構
    成されたことを特徴とする請求項14に記載の自動車のト
    ランクリッド非常開放装置。
  18. 【請求項18】前記動力伝達手段は、前記モータにより
    回転し、その外周面におねじが削成されている回転軸
    と、該回転軸の外周面に削成されたおねじと締結される
    めねじが削成されて該回転軸が回転する方向へしたがっ
    て上下運動をして前記ストライカを上下運動させる移送
    杆および、該移送杆が上下運動をするようにガイドする
    ガイド手段を含んで構成されたことを特徴とする請求項
    17に記載の自動車のトランクリッド非常開放装置。
  19. 【請求項19】前記ガイド手段は、前記移送杆およびス
    トライカと一体に形成されたガイドプレートおよび、該
    ガイドプレートが上下運動をするようにガイドするガイ
    ドレールを含んで構成されたことを特徴とする請求項18
    に記載の自動車のトランクリッド非常開放装置。
  20. 【請求項20】前記制御部は、前記ストライカ上昇ボタ
    ンあるいはストライカ下降ボタンが所定時間以上に継続
    して押圧されて、上昇信号あるいは下降信号が所定時間
    以上に入力されると、トランクリッドを非常開放するよ
    うソレノイドを動作させることを特徴とする請求項14に
    記載の自動車のトランクリッド非常開放装置。
  21. 【請求項21】前記制御部は、前記ストライカ下降ボタ
    ンが所定時間以上に押圧されて下降信号が所定時間以上
    に入力されると、前記ストライカ駆動用モータを正方向
    へ回転させて前記ストライカを上昇させることを特徴と
    する請求項14に記載の自動車のトランクリッド非常開放
    装置。
  22. 【請求項22】トランク内を明るくするとともに、前記
    ストライカ上昇ボタンとストライカ下降ボタンの位置を
    表示するための表示部をさらに含んで構成される一方
    で、前記制御部は前記トランクリッド開放感知ボタンか
    らトランクリッド閉じ信号が入力されると、前記表示部
    を動作させることを特徴とする請求項2に記載の自動車
    のトランクリッド非常開放装置。
  23. 【請求項23】前記制御部は、前記ストライカ上昇ボタ
    ンあるいはストライカ下降ボタンが押圧されて上昇信号
    あるいは下降信号が入力されると、前記表示部を動作さ
    せることを特徴とする請求項22に記載の自動車のトラン
    クリッド非常開放装置。
  24. 【請求項24】トランクリッドが閉じると、押圧されて
    トランクリッド閉じ信号を出力するトランクリッド開放
    感知ボタンと、トランク内に閉じ込められている者を感
    知する人体検出信号を出力する人体検出部と、自動車が
    盗難に見舞われているかどうかを感知する盗難感知部
    と、自動車の衝突あるいは墜落による衝撃を感知する衝
    撃感知部と、自動車の走行速度を所定速度以下に制限す
    るための速度制御部と、非常警報を発するための非常警
    報部と、事故発生状況を特定無線端末機に送信し、非常
    警報信号を受信するための無線送受信部と、前記盗難感
    知部および衝撃感知部から盗難感知信号および衝撃感知
    信号が入力されるか、前記トランクリッド開放感知ボタ
    ンからトランクリッド閉じ信号が入力されるととに、前
    記人体検出部から人体検出信号が入力されると事故発生
    状況を特定無線端末機に送信するよう、前記無線送受信
    部を制御する一方で、前記衝撃感知部および無線送受信
    部から衝撃感知信号および非常警報信号が入力される
    か、前記トランクリッド開放感知ボタンからトランクリ
    ッド閉じ信号が入力されるととに、前記人体検出部から
    人体検出信号が入力されるとトランクリッドを非常開放
    するようソレノイドを動作させるとともに、前記速度制
    御部および非常警報部を動作させて自動車の走行速度を
    所定速度以下に制限するとともに、非常警報を発する制
    御部および、前記ソレノイドが動作するとストライカか
    らラッチを切り離してトランクリッドを非常開放するラ
    ッチアセンブリを含んで構成されたことを特徴とする自
    動車のトランクリッド非常開放装置。
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