JP3194760U

JP3194760U - 塵芥車の塵芥収容箱内火災早期検知装置

Info

Publication number: JP3194760U
Application number: JP2014005301U
Authority: JP
Inventors: 純裕浜崎
Original assignee: 浜崎商工株式会社
Priority date: 2014-09-16
Filing date: 2014-09-16
Publication date: 2014-12-11
Anticipated expiration: 2024-09-16

Abstract

【課題】塵芥車の塵芥収容箱内の火災を早期に検知して、運転席に知らせる塵芥車の塵芥収容箱内火災早期検知装置を提供する。【解決手段】塵芥収容箱３と、塵芥収容箱の後部上端側に軸支された塵芥投入箱４との連通した部分にある隙間の近傍に、火災による煙を滞留させるための集煙フード７を取り付けた煙センサーユニット６を装着し、運転席２に、煙センサーユニットからの信号を受信する警報装置５を装着した。【選択図】図１

Description

本考案は、塵芥車の塵芥収容箱内において火災が発生した場合に、早期に火災発生を検知して、火災の発生を運転席に知らせる装置に関する。

従来の塵芥車の塵芥収容箱内火災の検知装置は、特許文献１には、塵芥収容箱と、塵芥収容箱の後部上端側に軸支された塵芥投入箱との連通した部分にある隙間上部に煙センサーを設置した検知装置がある。

特開２００３−２６３０３号公報

しかしながら、特許文献１の場合は、前記検知装置は、前記塵芥収容箱内で発生した火災による煙が前記隙間から外部へ出たところを前記煙センサーで検知して、運転席に火災の発生を知らせるとしているが、構造的に、走行中や風がある場合には、煙センサーの煙検知部分に煙が滞留しないため、検知ができない場合があり、火災の初期消火の機会を逸する。

以上のことから、本考案は、塵芥車の塵芥収容箱内の火災を早期に検知して、運転席に知らせる塵芥車の塵芥収容箱内火災早期検知装置を提供することを目的とする。

以上の課題を解決するために、請求項１の考案は、塵芥車の運転席後方の荷台上に設けられ、収容箱駆動装置により傾動駆動され、後部を開口した塵芥収容箱と、該塵芥収容箱と連通し、該塵芥収容箱の後部上端側に軸支され、投入箱駆動装置により回動駆動される塵芥投入箱と、該塵芥投入箱内に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む積込装置とを備える塵芥車において、該塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後部上端側に軸支された前記塵芥投入箱との連通した部分にある隙間の近傍に、火災による煙を滞留させるための集煙フードを取り付けた煙センサーユニットを装着し、運転席に、該煙センサーユニットからの信号を受信する警報装置を装着したことを特徴とする塵芥車の塵芥収容箱内火災早期検知装置である。

請求項１の考案によれば、塵芥収容箱内の火災が発生すると、該塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後部上端側に軸支された塵芥投入箱との連通した部分にある隙間から煙が外部に出ようとするので、該隙間の近傍に、火災による煙を滞留させるための集煙フードを取り付けた煙センサーユニットを装着したことにより、走行中であっても、また、風があっても、該煙センサーユニットの煙検知部分に煙が滞留するため、早期に検知できて、運転席に火災の発生を知らせることができる。

本考案の一実施形態を示す塵芥収集車の概略側面図である。

本考案に係る一実施形態を、図１を参照して以下説明する。

本考案の実施の形態に係る塵芥車１は、回転板タイプを示しており、塵芥収容箱３と、塵芥収容箱３の後方開口部に連通する塵芥投入箱４を備えている。図中、２は運転席、８は塵芥投入箱４の中にある塵芥投入装置と塵芥収容箱３とを遮蔽する遮蔽板を示す。
本考案の実施の形態においては、塵芥収容箱３と、塵芥収容箱３の後部上端側に軸支された塵芥投入箱４との連通した部分にある隙間の近傍に、火災による煙を滞留させるための集煙フード７を取り付けた煙センサーユニット６を装着し、運転席２に、煙センサーユニット６からの信号を受信する警報装置５を装着した。

以上の構成の塵芥収容箱内火災早期検知装置は、次のような動作を行う。塵芥収容箱３内で、火災が発生した場合、火災による煙は、塵芥収容箱３と、塵芥収容箱３の後部上端側に軸支された塵芥投入箱４との連通した部分にある隙間を通って外部に出ようとする。この隙間の近傍に、火災による煙を滞留させるための集煙フード７を取り付けた煙センサーユニット６を装着したことにより、走行中であっても、また、風があっても、煙センサーユニット６の煙検知部分に煙が滞留するため、早期に検知できて、運転席２に装着した警報装置５の警報を鳴らすことにより、運転席２に、火災の発生を早期に知らせることができる。

上述した実施の形態では、火災による煙を滞留させるための集煙フード７を取り付けた煙センサーユニット６を装着したが、火災による煙を煙センサーユニット６の煙検知部分に滞留させることができる構造なら、集煙フード７を取り付けなくてもよい。また、本実施の形態では、無線連動式の煙センサーユニット６を使用したが、有線方式でもよい。また、本実施の形態では、煙センサーユニット６を２個装着したが、１個でもよい。しかしながら、早期の検知のためには、２個以上が望ましい。
本考案の実施の形態に係る塵芥車１は、回転板タイプを示したが、プレスタイプの塵芥車にも適用できる。

１塵芥車
２運転席
３塵芥収容箱
４塵芥投入箱
５警報装置
６煙センサーユニット
７集煙フード
８遮蔽板

Claims

塵芥車の運転席後方の荷台上に設けられ、収容箱駆動装置により傾動駆動され、後部を開口した塵芥収容箱と、該塵芥収容箱と連通し、該塵芥収容箱の後部上端側に軸支され、投入箱駆動装置により回動駆動される塵芥投入箱と、該塵芥投入箱内に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む積込装置とを備える塵芥車において、該塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後部上端側に軸支された前記塵芥投入箱との連通した部分にある隙間の近傍に、火災による煙を滞留させるための集煙フードを取り付けた煙センサーユニットを装着し、運転席に、該煙センサーユニットからの信号を受信する警報装置を装着したことを特徴とする塵芥車の塵芥収容箱内火災早期検知装置。