JP3194695U - 靴下 - Google Patents
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Abstract
【課題】靴を履いたときに靴によって隠されるタイプの靴下でありながら、離脱しにくい靴下を提供する。【解決手段】着用者の足裏を覆う足裏部2と、着用者のつま先を覆うつま先部3と、着用者の踝を露出させつつ着用者の踵を覆う踵部4と、着用者の足Fにおける踝下方の左右側部をそれぞれ覆う第1及び第2側部51,52と、を備え、着用時に伸長して着用者の足Fに密着する靴下1である。踵部4の内側面には、粘弾性樹脂で形成された第1滑止め部61が塗着されている。また、第1及び第2側部51,52のそれぞれの内側面には、粘弾性樹脂で形成された第2及び第3滑止め部62,63が塗着されている。【選択図】図2
Description
本発明は、靴を履いたときに靴によって隠されるタイプの靴下に関する。
カバーソックス、フットカバーなどと称される、靴を履いたときに靴によって隠されるタイプの靴下が知られている。かかるタイプの靴下は、一般的な靴下よりも伸縮性に富むように作製されるとともに、着用時において伸長して着用者の足に密着するように着用者の足のサイズよりも小さく設計されている。かかるタイプの靴下は、踵部を着用者の踵に引っ掛けるようにして着用者の足に装着される。そのため、着用者が靴を履いて歩行すること等によって靴下の踵部と靴の踵部とにズレが生じると、靴下の踵部が着用者の足裏の方向に移動し、結果として靴下が意図せず着用者の足から離脱することがある。
そのため、例えば、踵部の内側面に滑止めのための樹脂が塗布されている靴下が知られている(特許文献1,2)。
しかしながら、踵部の内側面に樹脂を塗布しただけでは、上述したタイプの靴下が離脱することを十分に阻止することはできない。
そこで、本考案は、靴を履いたときに靴によって隠されるタイプの靴下でありながら、離脱しにくい靴下を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本考案は、着用者の足裏を覆う足裏部と、前記着用者のつま先を覆うつま先部と、前記着用者の踝を露出させつつ前記着用者の踵を覆う踵部と、前記着用者の足における踝下方の左右側部をそれぞれ覆う第1及び第2側部と、を備え、着用時に伸長して前記着用者の前記足に密着する靴下であって、前記踵部の内側面には、粘弾性樹脂で形成された第1滑止め部が塗着され、前記第1及び第2側部のそれぞれの内側面には、粘弾性樹脂で形成された第2及び第3滑止め部が塗着されている。
本考案の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本考案によれば、靴を履いたときに靴によって隠されるタイプの靴下でありながら、離脱しにくい靴下を提供することができる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1及び図2を参照して、本考案の好適な実施形態における靴下を説明する。図1及び図2はそれぞれ、本実施形態における靴下の平面図及び斜視図であり、図2は、着用された状態の靴下を立体的に示している。なお、本実施形態において1足の靴下は左右対称であるので、図では、左側の靴だけを示している。
<靴下の構成>
靴下1は、着用時に伸長して着用者の踝より下の下足部に密着するタイプの靴下であり、図1に示すように、足裏部2と、つま先部3と、踵部4と、第1及び第2側部5(51,52)と、を備えている。足裏部2、つま先部3、踵部4、第1及び第2側部51,52における上縁部3a、4a、51a、52aは、着用者の足を入れるための開口を形成する。また、足裏部2、つま先部3、踵部4、第1及び第2側部51,52は一体的に作製されてもよいし、縫合によって一体化されてもよい。なお、図2における点線は、足裏部2、踵部4及び側部5の間の境界を仮想的に示す。また、靴下1は、全体として任意の方向に伸縮性に富むように、例えばメリヤス編みによって作製されている。
<靴下の構成>
靴下1は、着用時に伸長して着用者の踝より下の下足部に密着するタイプの靴下であり、図1に示すように、足裏部2と、つま先部3と、踵部4と、第1及び第2側部5(51,52)と、を備えている。足裏部2、つま先部3、踵部4、第1及び第2側部51,52における上縁部3a、4a、51a、52aは、着用者の足を入れるための開口を形成する。また、足裏部2、つま先部3、踵部4、第1及び第2側部51,52は一体的に作製されてもよいし、縫合によって一体化されてもよい。なお、図2における点線は、足裏部2、踵部4及び側部5の間の境界を仮想的に示す。また、靴下1は、全体として任意の方向に伸縮性に富むように、例えばメリヤス編みによって作製されている。
具体的には、足裏部2は、着用者の足裏を覆う部分であり、着用者の足裏のサイズ(長さ及び幅)よりも小さく作製されている。
つま先部3は、着用者のつま先を覆う部分であり、本実施形態では、着用者の親指を収容する第1つま先部31と、着用者の残りの指を収容する第2つま先部31と、を含む。つま先部3は、着用者の足の甲を覆ってもよい。
踵部4は、着用者の踵を覆う部分である。踵部4の内側面には、踵部4が着用者の足裏の方向へ移動しないように、第1滑止め部61が塗着されている。第1滑止め部61は、例えばシリコンゴムなどの粘弾性樹脂で形成されている。本実施形態において、第1滑止め部61は、踵部4の上縁部4aに沿う縦2cm、横4cmほどの領域内に位置し、この領域において一定の割合(例えば25%−50%)を占めている。第1滑止め部61は、図1では、3本の直線状の粘弾性樹脂を縦方向に若干の間隔を空けて形成されているが、滑止めの機能を果たす限り任意の形態を取ってよく、例えば波線状や破線状を呈していてもよいし、例えば「+」、「X」、ドットなどの模様を上記領域内に塗着して形成されてもよい。また、着色した粘弾性樹脂を、ロゴマークなどの一定の形態を取るように塗着してもよい。
側部5を構成する第1および第2側部51,52は、着用者の踝より下方の左右側部を覆うとともに、つま先部3と踵部4とを繋ぐ部分である。また、側部5(51,52)は、図2に示すように、着用者の足Fの踝を露出させるほどの(足裏部2からの)高さをもつ。
第1及び第2側部51,52のそれぞれの内側面には、第1及び第2側部51,52がつま先の方向へ移動しないように、第2及び第3滑止め部62,63が塗着されている。本実施形態において、第2及び第3滑止め部62,63は、靴下1の着用時に着用者の踝の下方に位置するように塗着されているが、つま先方向への移動を更に抑制する観点から、足裏部2にまで及ぶように塗着されてもよい。なお、第2及び第3滑止め部62,63の両方が、着用者の踝の下方に相当する位置に塗着され、又は足裏部2に及ぶように塗着される場合のほか、第2及び第3滑止め部62,63の一方が、着用者の踝の下方に相当する位置に塗着され、又は足裏部2に及ぶように塗着されてもよい。
第2及び第3滑止め部62,63は、第1滑止め部と同様に、シリコンゴムなどの粘弾性樹脂で形成されている。本実施形態において、第2及び第3滑止め部62,63は、第1及び第2側部51,52の上縁部51a,52aに沿う縦2cm、横4cmほどの領域内に位置し、この領域において一定の割合(例えば25%−50%)を占めている。第2及び第3滑止め部62,63のそれぞれは、図1では、3本の直線状の粘弾性樹脂を縦方向に若干の間隔を空けて形成されているが、滑止めの機能を果たす限り任意の形態を取ってよく、例えば波線状や破線状を呈していてもよいし、例えば「+」、「X」、ドットなどの模様を上記領域内に塗着して形成されてもよい。また、着色した粘弾性樹脂を、ロゴマークなどの一定の形態を取るように塗着してもよい。
<靴下の着用>
上述した靴下1を着用するとき、着用者は、上縁部3a、4a、51a、52aによって形成された開口に足先を入れ、親指をつま先部3の第1つま先部31に、残りの足指を第2つま先部32に挿入する。これによって、つま先部3が着用者の足指に対して移動しにくくなる。そして、踵部4を着用者の踵の方向へ引っ張ることで靴下1を伸長させて、踵部4を着用者の踵に掛けることで、踵部4の内側面に形成されている第1滑止め部61が着用者の踵に密着する。すると、第1滑止め部61と着用者の踵との間に生ずる摩擦力によって、踵部4が着用者の足裏の方向に移動することが抑制される。
<靴下の着用>
上述した靴下1を着用するとき、着用者は、上縁部3a、4a、51a、52aによって形成された開口に足先を入れ、親指をつま先部3の第1つま先部31に、残りの足指を第2つま先部32に挿入する。これによって、つま先部3が着用者の足指に対して移動しにくくなる。そして、踵部4を着用者の踵の方向へ引っ張ることで靴下1を伸長させて、踵部4を着用者の踵に掛けることで、踵部4の内側面に形成されている第1滑止め部61が着用者の踵に密着する。すると、第1滑止め部61と着用者の踵との間に生ずる摩擦力によって、踵部4が着用者の足裏の方向に移動することが抑制される。
また、第1及び第2側部51,52は、靴下1の着用時において、着用者の踝の下方の左右側面に密着する。したがって、第1及び第2側部51,52の内側面にそれぞれ塗着された第2及び第3滑止め部62,63は、着用者の足の側面に当接する。よって、第1及び第2側部51,52と足裏部2とは、第2及び第3滑止め部62,63と着用者の足との間に生ずる摩擦力によって、つま先の方向に移動しにくくなる。このように第1及び第2側部51,52と足裏部2とのつま先の方向への移動が抑制される結果、踵部4の足裏方向への移動もまた抑制される。
例えば着用者が靴を履いているとき、靴の内側面と靴下1の外側面との間に生ずる摩擦力によって、着用者の足と靴下1との間にズレが生じる。例えば、靴下1の足裏部2が着用者のつま先の方向に移動しようとしたり、踵部4が足裏の方に移動しようとしたりする。このとき、第2及び第3滑止め部62,63は、側部5(51,52)及び足裏部2のつま先方向への移動を抑制し、また、第1滑止め部61は踵部4の足裏方向への移動を抑える。したがって、靴下1は着用者の足から離脱しにくい。
前述したように、踵部4の内側面には、粘弾性樹脂で形成された第1滑止め部61が塗着されている。また、第1及び第2側部51,52のそれぞれの内側面には、粘弾性樹脂で形成された第2及び第3滑止め部62,63が塗着されている。したがって、第2及び第3滑止め部62,63と着用者の足の左右側部との間の摩擦力によって、第1及び第2側部51,52並びに足裏部2がつま先方向に移動することが抑制されるとともに、第1滑止め部61と着用者の踵との間の摩擦力によって、踵部4が足裏の方向に移動することも抑制されるため、靴下1が着用者の足から離脱しにくい。
また、第2及び第3滑止め部62,63のうち少なくとも一方を、着用者の踝の下方に相当する位置に塗着することによって、第2及び第3滑止め部62,63は着用者の足の側面に確実に接触し、第2及び第3滑止め部62,63と着用者の足の側面との間の摩擦力が増すから、靴下1が着用者の足から離脱しにくい。
第2及び第3滑止め部62,63のうち少なくとも一方を、足裏部に及ぶように塗着することで、第2及び第3滑止め部62,63が着用者の足に確実に密着するから、靴下1が着用者の足から離脱しにくい。
つま先部3が、着用者の親指を収容する第1つま先部31と、着用者の残りの指を収容する第2つま先部32と、を含むことで、つま先部3と着用者の足先との相対的な移動が抑制され、それに伴って、足裏部2と側部5とがつま先の方向に移動することが抑制されるから、靴下1が着用者の足から離脱しにくい。
なお、本実施形態は、本考案の理解を容易にするためのものであり、本考案を限定して解釈するためのものではない。例えばつま先部を、親指を収納する部分と他の指を収納する部分とを分けることなく1つのつま先部とするなど、本考案は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本考案にはその等価物も含まれる。また、一足の靴下は左右対称である必要はない。
1 靴下
2 足裏部
3 つま先部
4 踵部
5(51,52) 側部
61−63 第1ないし第3滑止め部
2 足裏部
3 つま先部
4 踵部
5(51,52) 側部
61−63 第1ないし第3滑止め部
Claims (4)
- 着用者の足裏を覆う足裏部と、前記着用者のつま先を覆うつま先部と、前記着用者の踝を露出させつつ前記着用者の踵を覆う踵部と、前記着用者の足における踝下方の左右側部をそれぞれ覆う第1及び第2側部と、を備え、着用時に伸長して前記着用者の前記足に密着する靴下であって、
前記踵部の内側面には、粘弾性樹脂で形成された第1滑止め部が塗着され、
前記第1及び第2側部のそれぞれの内側面には、粘弾性樹脂で形成された第2及び第3滑止め部が塗着されている
ことを特徴とする靴下。 - 前記第2及び第3滑止め部のうち少なくとも一方は、前記着用者の前記踝の下方に相当する位置に塗着されている
ことを特徴とする請求項1に記載の靴下。 - 前記第2及び第3滑止め部のうち少なくとも一方は、前記足裏部に及ぶように塗着されている
ことを特徴とする請求項2に記載の靴下。 - 前記つま先部は、前記着用者の親指を収容する第1つま先部と、前記着用者の残りの指を収容する第2つま先部と、を含む
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の靴下。
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JP2014005081U JP3194695U (ja) | 2014-09-25 | 2014-09-25 | 靴下 |
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JP2018188754A (ja) * | 2017-05-01 | 2018-11-29 | グンゼ株式会社 | フットカバー |
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