JP3203016U - ずれ防止機能付き靴下を含む靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】靴を履くときに靴下を靴に固定して、靴下がずれることを防止することができるずれ防止機能付き靴下を含む靴を提供する。【解決手段】インナーに靴下20を含む靴10であって、前記靴下20は、踵部分の上部に靴取付部を有し、前記靴10は、踵部分の背面に靴下固定部を有し、前記靴取付部を前記靴下固定部に固定する。前記靴下固定部は、オスホック、面ファスナ、ボタン又は略円柱形の凸部を用いることができる。【選択図】図1
Description
本考案は、インナー靴下が使用時にずれるのを防止するために、ずれ防止機能を設けた靴下を含む靴に関する。
靴を履いた時に靴に隠れるように、指先から踵部分までの靴下(インナー靴下)が知られている。
特許文献1には、非弾性の表糸と弾性の裏糸とを添え編み組織として編成する脱げ止め機能付きの靴下であって、踵部における左右のゴアラインの間で、1または数コース毎に、非弾性の表糸を弾性の表糸に切り替え、弾性の表糸と弾性の裏糸との編成部分の弾力を非弾性の表糸と弾性の裏糸との編成部分の弾力よりも強くし、弾性の表糸と弾性の裏糸との編成部分を強い弾力により内側に縮ませて、脱げ止め用の内向き凸部および脱げ止め用の外向き凸部をコース方向に並べて形成する技術を開示している。
特許文献2には、靴下の開口部に口ゴムを設けないでゆったり感を持たせて着用中の血行障害および脱いだ後に跡形が残ることを解消するとともに、着用時においてずれること
を抑制するために、開口部から踵部までを構成する環状のボディ部と、ボディ部と一体に編成され、踵部から爪先部までを構成する環状のフット部とから編成され、開口部に口ゴムを備えず、開口部とボディ部とフット部とに、他の部分を構成する編み糸よりも強い弾性力を備えた編み糸により編成された細幅の環状締め付け部を備える技術を開示している。
特許文献1には、非弾性の表糸と弾性の裏糸とを添え編み組織として編成する脱げ止め機能付きの靴下であって、踵部における左右のゴアラインの間で、1または数コース毎に、非弾性の表糸を弾性の表糸に切り替え、弾性の表糸と弾性の裏糸との編成部分の弾力を非弾性の表糸と弾性の裏糸との編成部分の弾力よりも強くし、弾性の表糸と弾性の裏糸との編成部分を強い弾力により内側に縮ませて、脱げ止め用の内向き凸部および脱げ止め用の外向き凸部をコース方向に並べて形成する技術を開示している。
特許文献2には、靴下の開口部に口ゴムを設けないでゆったり感を持たせて着用中の血行障害および脱いだ後に跡形が残ることを解消するとともに、着用時においてずれること
を抑制するために、開口部から踵部までを構成する環状のボディ部と、ボディ部と一体に編成され、踵部から爪先部までを構成する環状のフット部とから編成され、開口部に口ゴムを備えず、開口部とボディ部とフット部とに、他の部分を構成する編み糸よりも強い弾性力を備えた編み糸により編成された細幅の環状締め付け部を備える技術を開示している。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術では、靴の中で靴下がずれる場合がある。また、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術では、特にインナー靴下(指先から踵部分までの靴下)のときに、靴の中で靴下がずれる場合がある。
本考案は、インナーに靴下を含む靴であって、靴を履くときに靴下を靴に固定して、靴下がずれることを防止するずれ防止機能付き靴下を含む靴を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の一つの実施形態は、インナーに靴下を含む靴であって、前記靴下は、踵部分の上部に靴取付部を有し、前記靴は、踵部分の背面に靴下固定部を有し、前記靴取付部を前記靴下固定部に固定する、ことを特徴とするずれ防止機能付き靴下を含む靴を提供する。
本考案の他の実施形態は、上記のずれ防止機能付き靴下を含む靴であって、前記靴取付部は、メスホック、面ファスナ又は略円形の開口であり、前記靴下固定部は、オスホック、面ファスナ、ボタン又は略円柱形の凸部である、ことを特徴とするずれ防止機能付き靴下を含む靴であってもよい。
本考案の他の実施形態は、上記のずれ防止機能付き靴下を含む靴であって、前記靴取付部は、環状にした紐部材であり、前記靴下固定部は、ボタン又は略円柱形の凸部である、ことを特徴とするずれ防止機能付き靴下を含む靴であってもよい。
本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴によれば、靴を履くときに靴下を靴に固定することができるので、靴下がずれることを防止することができる。
実施形態に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴の例を用いて、本考案を説明する。なお、本考案は、以後に説明するずれ防止機能付き靴下を含む靴以外でも、靴を履いた時に靴に隠れるものであって指先から踵部分までのインナー靴下(以下「靴下」という。)を靴に固定するものであれば、いずれのものにも用いることができる。なお、靴下および靴の素材、色、形状は、特に限定されない。靴下および靴の素材、色、形状は、例えば使用者(消費者)の趣味趣向に合わせた材質、柄や形状のものであってもよい。
以後に、本考案を説明する。
図1乃至図7を用いて、本考案の実施形態に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴の構成を説明する。ここで、図1は、本考案の実施形態に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴の使用例を説明する説明図(側面図)である。図2は、本考案の実施形態に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴の使用例を説明する説明図(背面図)である。図3は、本考案の実施形態に係る靴の一例を示す側面図である。図4は、本考案の実施形態に係る靴の一例を示す背面図である。図5は、本考案の実施形態に係る靴下の一例(開口部)を説明する説明図である。図6は、本考案の実施形態に係る靴下の一例(ボタン)を説明する説明図である。図7は、本考案の実施形態に係る靴下の一例(環状紐部材)を説明する説明図である。
なお、図1等に示すずれ防止機能付き靴下を含む靴の構成等は一例であり、本考案は図1等に示すずれ防止機能付き靴下を含む靴等に限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴は、インナーに靴下20を含む靴10であって、足100から靴下20がずれることを防止する機能を有する。すなわち、本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴は、靴下20の踵部分の上部の靴取付部(後述する図5の21A、図6の21B又は図7の21C)を靴10の踵部分の背面の靴下固定部(後述する図2及び図3の11)に固定する。これにより、本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴は、足100から靴下20がずれることを防止することができる。
図3及び図4に示すように、本考案に係る靴10は、踵部分の背面に靴下固定部11を有する。靴下固定部11は、オスホック、面ファスナ、ボタン又は略円柱形の凸部を用いることができる。なお、靴下固定部11は、靴下20(靴取付部)を固定できるものであれば、いずれのものも用いることができる。また、靴下固定部11の形状及び取り付け位置は、実験、計算などで予め定められる形状及び位置とすることができる。
図5に示すように、本考案に係る靴下20A(20)は、踵部分の上部に靴取付部21Aを有する。ここで、靴取付部21Aは、略円形の開口を用いることができる。これにより、靴下20A(20)は、踵部分の背面に靴下固定部11(図3及び図4)のボタン又は略円柱形の凸部に靴取付部21Aを取り付けることができ、靴に靴下を固定することができる。なお、靴取付部21Aの形状及び取り付け位置は、実験、計算などで予め定められる形状及び位置とすることができる。
図6に示すように、本考案に係る靴下20B(20)は、踵部分の上部に靴取付部21Bを有する。ここで、靴取付部21Bは、オスホック又は面ファスナを用いることができる。これにより、靴下20B(20)は、踵部分の背面に靴下固定部11(図3及び図4)のメスホック又は面ファスナに靴取付部21Bを取り付けることができ、靴に靴下を固定することができる。なお、靴取付部21Bの形状及び取り付け位置は、実験、計算などで予め定められる形状及び位置とすることができる。
図7に示すように、本考案に係る靴下20C(20)は、踵部分の上部に靴取付部21Cを有する。ここで、靴取付部21Cは、環状にした紐部材または伸縮可能な紐部材を用いることができる。これにより、靴下20C(20)は、踵部分の背面に靴下固定部11(図3及び図4)のボタン又は略円柱形の凸部に靴取付部21Cを取り付けることができ、靴に靴下を固定することができる。なお、靴取付部21Cの形状及び取り付け位置は、実験、計算などで予め定められる形状及び位置とすることができる。
以上のとおり、本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴によれば、靴の踵部分の靴下固定部に靴下の靴取付部を取り付けることができ、靴に靴下を固定することができるので、靴下がずれることを防止することができる。また、本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴によれば、特にインナー靴下(指先から踵部分までの靴下)のときに、靴と靴下を簡単に固定させたり外したりできるため靴に靴下を容易に固定することができ、且つ、靴の中で靴下がずれることを防止することができる。
また、本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴によれば、ファッション的にも発展性があり、かつ、高度な技術を必要とせず、安価に製造することができる。更に、本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴によれば、ファッション性を犠牲にすることなく、かつ、靴を履いた時に靴下がずれたり脱げたりすることを防止することができる。本考案に係るずれ防止機能付き靴下を含む靴によれば、例えば固定させる部分が目立たないし、その部分を靴と靴下の個性として表現することで斬新なデザインとすることができる。
以上のとおり、本考案に係る実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載の内容に基づいて、様々に変形、変更又はその他任意に改変され得る。
10 : 靴
11 : 靴下固定部
20,20A,20B,20C : 靴下
21A,21B,21C : 靴取付部
100 : 足
11 : 靴下固定部
20,20A,20B,20C : 靴下
21A,21B,21C : 靴取付部
100 : 足
Claims (3)
- インナーに靴下を含む靴であって、
前記靴下は、踵部分の上部に靴取付部を有し、
前記靴は、踵部分の背面に靴下固定部を有し、
前記靴取付部を前記靴下固定部に固定する、
ことを特徴とするずれ防止機能付き靴下を含む靴。 - 前記靴取付部は、メスホック、面ファスナ又は略円形の開口であり、
前記靴下固定部は、オスホック、面ファスナ、ボタン又は略円柱形の凸部である、
ことを特徴とする請求項1に記載のずれ防止機能付き靴下を含む靴。 - 前記靴取付部は、環状にした紐部材であり、
前記靴下固定部は、ボタン又は略円柱形の凸部である、
ことを特徴とする請求項1に記載のずれ防止機能付き靴下を含む靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006502U JP3203016U (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | ずれ防止機能付き靴下を含む靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015006502U JP3203016U (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | ずれ防止機能付き靴下を含む靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3203016U true JP3203016U (ja) | 2016-03-03 |
Family
ID=55434608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015006502U Expired - Fee Related JP3203016U (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | ずれ防止機能付き靴下を含む靴 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3203016U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018192181A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | 株式会社シュアレ | 履物用の中敷体およびそれを備えた履物 |
-
2015
- 2015-12-22 JP JP2015006502U patent/JP3203016U/ja not_active Expired - Fee Related
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