JP3194471B2 - 塗装ロボットの制御データ自動作成方法および制御データ自動作成装置 - Google Patents

塗装ロボットの制御データ自動作成方法および制御データ自動作成装置

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JP3194471B2 JP07493899A JP7493899A JP3194471B2 JP 3194471 B2 JP3194471 B2 JP 3194471B2 JP 07493899 A JP07493899 A JP 07493899A JP 7493899 A JP7493899 A JP 7493899A JP 3194471 B2 JP3194471 B2 JP 3194471B2
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陽一 長尾
英明 太田
秀幸 二之湯
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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    • G05B19/4093Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by part programming, e.g. entry of geometrical information as taken from a technical drawing, combining this with machining and material information to obtain control information, named part programme, for the NC machine
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  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗装ロボットの制御
データ自動作成方法および制御データ自動作成装置に関
する。さらに詳しくは、橋梁などの大型ワークの塗装に
おける3次元CADデータを利用した塗装ロボットの制
御データ自動作成方法および制御データ自動作成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、塗装ロボットを用いた塗装作
業の効率化のため、コンピュータ支援設計システム(C
AD)からの塗装対象の情報を利用して教示データを生
成することが提案されている。
【0003】例えば、特開平7ー168617号公報に
は、高品質の製品を生産するロボットのオフライン教示
方法を提供することを目的として、例えば、ロボットお
よびその作業環境の幾何形状モデルを構築し、グラフィ
ックディスプレイ上に前記ロボット等の幾何形状モデル
の幾何学的位置を実物と相似の位置に表示し、作業者の
作成したプログラムにより前記ロボットをCAD上で動
作させ、前記プログラムを動作レベルのコマンド列から
なるプログラムに変換し、実物のロボットを使用するこ
となくロボット動作の教示を行うロボットのオフライン
教示方法において、CAD上に構築されたワークの幾何
形状モデルから有用な特徴や判別データを導出する幾何
形状解釈段階と、導出されたデータと動作データをルー
ル付けする動作データ設定段階と、このルール付けに基
づいてロボットの教示位置・姿勢・軌跡・動作コマンド
列を自動生成する動作コマンド生成段階とからなること
を特徴とするロボットのオフライン教示方法が提案され
ている。
【0004】また、特開平8ー57373号公報には、
順次搬送されてくる各種形状の塗装対象物に対して、そ
れぞれの形状に適合した塗装を自動的に行って、ロボッ
トに対する教示操作を不要にし、塗装作業の自動化を容
易にすることを目的として、例えば、塗装対象物の三次
元設計データを記憶装置で記憶するか、または自動塗装
ロボットの制御装置の記憶部に入力して記憶し、塗装対
象物の形状認識データとパターン・マッチングした塗装
対象物の三次元設計データを読み出し、塗装対象物の位
置および自動塗装ロボットとの距離を検出して塗装開始
位置を決め、その読み出しデータで自動塗装ロボットを
フィード・フォワード制御して、自動塗装することを特
徴とする自動塗装ロボットシステムが提案されている。
【0005】あるいは、特開平9ー212224号公報
には、現物ワークやティーチングも不要で短時間に効率
のよいNCデータを作成することを目的として、ワーク
構造データの各塗装面データに関して塗装動作データ記
憶部を参照して塗装施工データを生成する塗装施工手順
生成部を設け、前記塗装施工データについて、システム
設定部と塗装条件生成部の塗装施工条件データとを参照
して塗装面コーナー部および小さな部材を優先して塗装
し、さらに互いに平行で同一方向から塗装される塗装面
を連続して塗装するようにプログラムする塗装動作生成
部を設け、この塗装動作生成部に、各塗装面の塗装終了
点から次の塗装面の塗装開始点までのロボットの空移動
時間が最小になるように塗装施工データの塗装面の塗装
順序をプログラムする空移動最小化部を設けたことを特
徴とする塗装ロボットのNCデータ作成装置が提案され
ている。
【0006】しかしながら、前記各提案にかかわる装置
あるいは方法には次のような問題がある。
【0007】特開平7ー168617号公報の提案にか
かわるロボットのオフライン教示方法では、複数面間の
塗装順序は、CADシステム上のワークの幾何形状モデ
ルのみにより決定されている。つまり、幾何形状モデル
に基づき、ある一定鈍角で取り付く隣接平面を組み合わ
せた上で、水平面、斜面、垂直面の順に、同種類の平面
の中では最近接平面を次に塗装するというルールを採用
しているため、周辺への吹きこぼしによる塗装品質の劣
化に対する配慮がなされていない。そのため、特開平7
ー168617号公報により提案されている方法では、
ウェブ面に多数の突出物が設けられている橋梁の塗装を
行った場合、周辺への吹きこぼしによる塗装品質の劣化
を生ずるという問題がある。
【0008】また、特開平9ー212224号公報の提
案にかかわる塗装ロボットのNCデータ作成装置では、
各塗装面の塗装終了点から次の塗装部の塗装開始点まで
のロボットの移動時間が最小となるように塗装順序が決
定されるため、前記提案と同様に、周辺への吹きこぼし
による塗装品質の劣化を生ずるという問題がある。
【0009】さらに、橋梁などの長さの長いワーク、い
わゆる長尺物を塗装する場合、走行軸を設けることが不
可欠となるが、前記各提案においては走行軸を有する塗
装ロボットについては教えるところはない。
【0010】なお、特開平8ー57373号公報の提案
にかかわる自動塗装ロボットシステムは、冷蔵庫や洗濯
機などのケーシングといったような小型ワークを塗装対
象としてなされているため、橋梁などの大型ワークの自
動塗装に適用するには無理がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、周辺への吹きこ
ぼしなどによる塗装品質の劣化を生ずることなく塗装ロ
ボットによる自動塗装がなし得る塗装ロボットの制御デ
ータ自動作成方法および制御データ自動作成装置を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の塗装ロボットの
制御データ自動作成方法は、CADシステムに保有され
ている塗装ロボットの塗装対象物の塗装部位の特徴デー
タ、および制御データ自動作成装置に保有されている塗
装作業データベースを用いて、塗装ロボットを動作させ
るための制御データを自動的に作成する塗装ロボットの
制御データ自動作成方法であって、前記塗装作業データ
ベースには、塗装対象モデルの各塗装部位の塗装順序を
規定している基本データと、少なくとも塗装対象モデル
の各塗装部位に関するロボットの原点位置および動作を
規定している部位別データとが各塗装対象モデルについ
て備えられ、塗装対象物が指定されると、前記塗装作業
データベースの中から前記塗装対象物に対応した塗装対
象モデルが選択され、前記選択された塗装対象モデルの
基本データに規定されている各塗装部位の塗装順序によ
り、前記塗装対象物の各塗装部位の塗装順序が決定さ
れ、前記塗装順序にしたがって前記塗装対象物の塗装部
位が選定され、前記選定された塗装部位の特徴データが
CADシステムから抽出され、前記塗装作業データベー
スの部位別データおよび前記特徴データに基づいて、前
記選定された塗装部位に関する塗装ロボットの動作手順
、塗料の吹きこぼしが発生する塗装部位の塗装がその
吹きこぼしによる塗料が付着する塗装部位の塗装の後と
されて作成され、前記動作手順がロボット言語に変換さ
れて制御データが自動作成されることを特徴とする。
【0013】
【0014】また、本発明の塗装ロボットの制御データ
自動作成方法においては、1/2ラップ塗装における塗
装ガンの送りピッチが、塗装ガンの塗布幅の1/2より
も小さな均等ピッチとされてもよい。
【0015】 一方、本発明の塗装ロボットの制御デー
タ自動作成装置は、CADシステムに保有されている塗
装ロボットの塗装対象物の塗装部位の特徴データ、およ
び制御データ自動作成装置に保有されている塗装作業デ
ータベースを用いて、塗装ロボットを動作させるための
制御データを自動的に作成する塗装ロボットの制御デー
タ自動作成装置であって、前記塗装作業データベースに
は、塗装対象モデルの各塗装部位の塗装順序を規定して
いる基本データと、少なくとも塗装対象モデルの各塗装
部位に関するロボットの原点位置および動作を規定して
いる部位別データとが各塗装対象モデルについて備えら
れ、塗装対象物が指定されると、前記塗装作業データベ
ースの中から前記塗装対象物に対応した塗装対象モデル
が選択され、前記選択された塗装対象モデルの基本デー
タに規定されている各塗装部位の塗装順序により、前記
塗装対象物の各塗装部位の塗装順序が決定され、前記塗
装順序にしたがって前記塗装対象物の塗装部位が選定さ
れ、前記選定された塗装部位の特徴データがCADシス
テムから抽出され、前記塗装作業データベースの部位別
データおよび前記特徴データに基づいて、前記選定され
た塗装部位に関する塗装ロボットの動作手順が、塗料の
吹きこぼしが発生する塗装部位の塗装がその吹きこぼし
による塗料が付着する塗装部位の塗装の後とされて作成
され、前記動作手順がロボット言語に変換されて制御デ
ータが自動作成されることを特徴とする。
【0016】
【0017】また、本発明の塗装ロボットの制御データ
自動作成装置においては、1/2ラップ塗装における塗
装ガンの送りピッチが、塗装ガンの塗布幅の1/2より
も小さな均等ピッチとされてもよい。
【0018】
【作用】本発明は前記の如く構成されているので、指定
された塗装対象物について塗装部位ごとに塗装品質の劣
化を生じないような塗装順序が、塗装作業データベース
に格納されている対応する塗装対象モデルの基本データ
に基づいて自動的に決定され、また塗装対象物を設計し
たCADシステムから特徴データが抽出され、その特徴
データおよび塗装作業データベースに格納されている対
応する塗装対象モデルの部位別データに基づいて、塗装
ロボットを動作させるための具体的な制御データが自動
生成される。したがって、簡単な操作により塗装対象物
の形状やサイズなどに応じた最適な塗装順序、経路によ
り塗装ロボットを動作させることができる。そのため、
塗装品質の劣化を生ずることなく橋梁ブロックなどの大
型の塗装対象物を塗装ロボットにより塗装させることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。なお、下
記の説明においては大型の塗装対象物として橋梁ブロッ
クが選定されている。
【0020】塗装対象物である橋梁ブロックを高品質に
塗装するための塗装順序および塗装経路の自動生成、あ
るいは作業効率のよいロボットベース位置の自動生成を
実現するためには、橋梁ブロック(以下、ワークとい
う)を構成する各部材の構造的特徴を把握する必要があ
るが、その把握をCADデータの幾何学的な情報のみか
ら実現するのは非常に困難でかつ煩雑である。そこで、
本発明においては、CADシステムが有しているワーク
の構造パターンに関する情報、各部材の位置情報、各部
位の部材識別コードなどのワーク状況に関する情報(以
下、特徴データという)、および塗装作業データベース
に格納されている塗装対象モデルに関する塗装順序、ロ
ボットの原点位置、塗装経路などの塗装作業データ、す
なわち橋梁ブロックモデルに関する塗装順序、ロボット
の原点位置、塗装経路などの塗装作業データを利用し
て、塗装ロボットを動作させるための制御データを自動
的に作成し、ついでその制御データにより塗装ロボット
を制御するようにしている。
【0021】そのため、ワークの形状やサイズに応じた
最適な塗装順序、経路により塗装ロボットを動作させる
ことができる。
【0022】図1に本発明の一実施の形態にかかる制御
データ自動作成装置を有する橋梁塗装システムの概略図
が示されている。図1において、符号1は橋梁CADデ
ータ自動作成装置(橋梁CADシステム)、符号1aは
橋梁CADシステム本体、符号2は制御データ自動作成
装置、符号3,4,5、6は外部記憶装置、符号7は制
御データ記憶媒体、符号8はロボットコントローラ、符
号10は外部軸11を有する塗装ロボット、符号Sは橋
梁塗装システム、符号Wはワークをそれぞれ示す。ま
た、この外部軸11には、走行軸12、横行軸13、昇
降軸14、旋回軸15および傾転軸16が含まれてい
る。
【0023】図1に示すように、橋梁CADデータ自動
作成装置1の外部記憶装置3,4,5には、それぞれワ
ークWの位置情報および形状情報(位置・形状デー
タ)、ワークWの各部位の部材識別コード、付属物の位
置情報および形状情報(位置・形状データ)、塗装仕様
が格納されており、また制御データ自動作成装置2の外
部記憶装置6には塗装作業データベースが設けられてい
る。
【0024】次に、図2を参照しながら、かかる構成と
されている橋梁塗装システムSによるワークWの塗装に
関する制御データの自動生成について説明する。
【0025】A:塗装作業データベースの内容 塗装作業データベースは、橋梁ブロックモデルなどの塗
装対象物の塗装対象モデルに関する基本データおよび部
位別データから構成され、そして前記基本データとし
て、例えば橋梁ブロックモデルの各塗装部位の塗装順序
が格納されており、また部位別データとして、各塗装部
位に関するロボットの原点位置、動作パターン、アプロ
ーチ/デパート経路などのデータが格納されている。
【0026】なお、塗装作業データベースには、塗装が
予定されている各種ワークに対応した塗装対象モデルの
基本データおよび部位別データが予め格納されている。
【0027】以下、その内容について個別に説明する。
【0028】(1)基本データの内容 例えば、ワークWが図3に示す箱桁のようなものである
場合、橋梁ブロックモデルでは塗装部位が右ウェブ面、
右仕口、下フランジ右面、左ウェブ面、左仕口および下
フランジ左面に分類されるとともに、その順に塗装がな
されるようにその順序付けがなされている。そして、そ
の設定された各部位の塗装順序が、基本データとして塗
装作業データベースに格納される。
【0029】また、右仕口および左仕口のそれぞれは、
さらに上部、左部、右部、下部に細分類され、その細分
類された順に塗装が行われるようにその順序付けがなさ
れている。その場合、仕口が複数存在するときは、橋軸
に沿った取り付き順に塗装がなされようにその順序付け
がなされている。例えば、図3に示すように仕口aが3
個ある場合、図3において手前側の仕口a1が塗装され
た後、中間部の仕口a2および奥側の仕口a3の塗装がこ
の順でなされるようにその順序付けがなされている。図
4〜図9は前記手順の説明図であり、図4〜図9におい
てハッチングを施した部分は塗装部位を示す。すなわ
ち、図4は第1順位の右ウェブ面を示し、図5は第2順
位の右仕口を示し、図6は第3順位の下フランジ右面を
示し、図7は第4順位の左ウェブ面を示し、図8は第5
順位の左仕口を示し、図9は第6順位の下フランジ左面
を示す。
【0030】前記塗装順序においてウェブ面wを塗装し
た後、仕口aを塗装するようにされているのは次のよう
な理由による。
【0031】仕口aを先に塗装すると、仕口aの塗装時
の塗料ミストがウェブ面wに付着する。そして、塗料ミ
ストが付着したウェブ面wは一種の肌荒れ状態となる。
この一種の肌荒れ状態となったウェブ面wの塗装を行う
と良好な塗膜の形成がなされず、塗装品質の低下を招来
する。その逆に、ウェブ面wを塗装した後に仕口aを塗
装すると、ウェブ面wに飛散した塗料ミストはウエット
状態にあるウェブ面wの塗膜に吸収されてウェブ面wの
塗膜の品質劣化を生じない。それ故、ウェブ面wを塗装
した後に仕口aを塗装するようにするのである。
【0032】(2)部位別データの内容 塗装作業データベースには、前記分類された各塗装部位
に対する特徴点および代表点、塗装ロボット10のベー
ス位置およびその方向、塗装経路、作業間移動経路など
が部位別データとして格納されている。ここで、特徴点
とは塗装平面を決定するための点をいい、代表点とは塗
装ロボット10のベースを決定するための代表となる点
をいう。そして、特徴点および代表点、塗装ロボット1
0のベース位置およびその方向、塗装経路、作業間移動
経路は、それぞれの塗装部位に対し、塗装ロボット10
とワークWが干渉せず、かつ広範囲の作業エリアがとれ
る位置および方向に塗装ロボット10のベースを位置さ
せ、しかも周辺への吹きこぼしが少なく、かつ高品質に
塗装可能な塗装経路とし、周辺ワークとの干渉を回避で
きる汎用的な作業移動経路となるように設定されてい
る。
【0033】下記にこのようにして図10に示すモデル
について作成された塗装作業データベースの部位別デー
タの一例が示されている。
【0034】下フランジ右面の特徴点および代表点、塗
装ロボット10のベースの位置および方向、塗装経路、
作業間移動経路は、それぞれ以下のようにされている。
【0035】特徴点および代表点の位置 下フランジFLを橋軸方向に2分割する線分の端点q3
4と右ウェブwR側の下フランジFL端点q1,q2とを
特徴点とする。また、代表点は若番側でかつ右ウェブ面
側の下フランジFL端点q1とする(図11参照)。特徴
点および代表点がこのようにされているのは、塗装対象
面を指定するとともに、この塗装対象モデルでは下フラ
ンジFLは常に2分割する必要があり、また2分割する
位置、すなわち塗装の継目は、中央となるのが望ましい
からである。
【0036】塗装ロボットのベース位置およびその方
向 走行軸:代表点X座標+500mm 横行軸:代表点Y座標−1500mm 昇降軸:代表点Z座標−650mm 旋回軸:0度 傾転軸:−90度 塗装ロボット10のベース位置および方向がこのように
されているのは、塗装ロボット10とワークWが干渉せ
ず、かつ塗装ロボット10が広範囲の作業エリアをとれ
る位置に塗装ロボット10を設置するためである。
【0037】塗装経路 塗装経路は、塗装ガンを横行軸方向に往復運動させなが
ら走行軸を若番側から老番側に向かって塗布幅の1/2
ずつ送り動作させるように設定されている。塗装経路を
このようにするのは、均一な膜厚を得るためである。
【0038】作業間移動経路 作業間移動経路は、基本待機姿勢から塗装開始位置近辺
まで移動させるように設定されている。作業間移動経路
がこのようにされているのは、塗装ロボット10をワー
クWや地面と干渉させずに塗装開始位置まで移動させる
ためである。
【0039】また、右仕口上部の特徴点および代表点、
塗装ロボット10ベース位置および方向、塗装経路、作
業間移動経路はそれぞれ以下のようにされている。
【0040】特徴点および代表点 仕口上フランジFU面の4点(q11〜q14)と、この面
を鉛直方向に移動させて上フランジ下面と重なる平面の
4点(q15〜q18)が特徴点とされている。また、代表
点は仕口上フランジFU面の4点(q11〜q14)のウェ
ブ側の2点の中点q19に設定する(図12参照)。特徴
点がこのようにされているのは、塗装対象となる3平面
を指定するためである。また、代表点がこのようにされ
ているのは、この点を基準に塗装ロボット10のベース
を一意に決定できるからである。
【0041】塗装ロボットのベース位置および方向 走行軸:代表点X座標 横行軸:代表点Y座標−1500mm 昇降軸:0mm 旋回軸:0度 傾転軸:0度 塗装ロボット10のベース位置および方向がこのように
されているのは、塗装ロボット10とワークWが干渉せ
ず、かつ塗装ロボット10が広範囲の作業エリアをとれ
る位置に塗装ロボット10を設置するためである。
【0042】塗装経路 塗装経路は、塗装ガンを塗装対象面に対して上から下に
移動させ、かつ上端および下端で老番側に向かって移動
させるように設定されている。塗装経路がこのように設
定されているのは、3平面を連続して塗装させることに
より、各平面の継目の塗装品質を向上させるとともに、
折り返し位置において発生する塗料ミストなどのダスト
を空中に散布させることにより、高品質な塗装が得られ
るためである。
【0043】作業間移動経路 作業間移動経路は、基本待機姿勢から非干渉姿勢を経て
塗装開始位置近辺まで移動させるように設定されてい
る。作業間移動経路がこのように設定されているのは、
塗装ロボット10をワークWと干渉させずに塗装開始位
置まで移動させるためである。
【0044】また、右仕口左部の特徴点および代表点、
塗装ロボット10のベース位置および方向、塗装経路、
作業間移動経路はそれぞれ以下のようにされている。
【0045】特徴点および代表点 仕口ウェブを構成する4点(q25〜q28)および仕口フ
ランジの左側の端点(q21〜q24)が特徴点とされてい
る。また、代表点は仕口ウェブの下内側の点q 28とされ
ている(図13参照)。特徴点がこのようにされている
のは、塗装対象となる3平面を指定するためである。ま
た、代表点がこのようにされているのは、この点を基準
として塗装ロボット10のベース位置を一意に決定でき
るからである。
【0046】塗装ロボットのベース位置および方向 走行軸:代表点X座標−1500mm 横行軸:代表点Y座標−1500mm 昇降軸:0mm 旋回軸:0度 傾転軸:0度 塗装ロボット10のベース位置および方向がこのように
されているのは、塗装ロボット10とワークWが干渉せ
ず、かつ塗装ロボット10が広範囲の作業エリアをとれ
る位置に塗装ロボット10を設置するためである。
【0047】塗装経路 塗装経路は、塗装ガンを塗装対象面に対して上から下に
移動させ、上端および下端で仕口の取り付き部から外に
向かって移動させるように設定されている。塗装経路が
このように設定されているのは、3平面を連続して塗装
させることにより、各平面の継目の塗装品質を向上させ
るとともに、折り返し位置において発生する塗料ミスト
などのダストを空中に散布させることにより、高品質な
塗装が得られるためである。
【0048】作業間移動経路 作業間移動経路は、基本待機姿勢から非干渉姿勢を経て
塗装開始位置近辺まで移動させるように設定されてい
る。作業間移動経路がこのように設定されているのは、
塗装ロボット10をワークWと干渉させずに塗装開始位
置まで移動させるためである。
【0049】B:制御データの作成 次に、前記塗装作業データベースに格納されている塗装
対象モデルの基本データおよび部位別データに基づい
て、塗装ロボット10の制御データを自動作成する。こ
れは、以下のようにしてなされる。
【0050】(1)前記塗装作業データベースに格納さ
れている、指定されたワークWに対応する塗装対象モデ
ルの基本データに基づいてワークWの塗装順序が決定さ
れる。前記例においては、右ウェブ面、右仕口(上部、
左部、右部、下部)、下フランジ右面、左ウェブ面、左
仕口(上部、左部、右部、下部)および下フランジ左面
の順に塗装順序が決定される。
【0051】(2)決定された塗装順序によりワークW
の塗装部位が選定される。前記例においては、右ウェブ
面、右仕口(上部、左部、右部、下部)、下フランジ右
面、左ウェブ面、左仕口(上部、左部、右部、下部)お
よび下フランジ左面の順に塗装部位が選定される。
【0052】(3)橋梁CADシステムに格納されてい
る橋梁CADデータ、例えば橋梁構造物(ワーク)の各
部位の位置情報および形状情報(位置・形状データ)、
部材識別コードなどから得られる位置および形状などに
関する数値情報(特徴データ)により、選定された各部
位の位置および形状が把握される。
【0053】(4)把握された各部位の位置・形状に関
する数値情報(特徴データ)、および前記塗装作業デー
タベースに格納されている塗装対象モデルの部位別デー
タに基づいて、ワークWに関する塗装ロボット10の具
体的な動作手順が塗装順にしたがって作成される。
【0054】(5)前記動作手順がロボット言語に自動
的に変換されて出力される。これにより、制御データの
自動作成が完了する。なお、この出力は例えば制御デー
タを制御データ記憶媒体7に格納してなされる。
【0055】次に、かかる制御データの作成手順につい
て右仕口左部を例に取り、より詳細に説明する。
【0056】まず、塗装ロボット10のベース位置およ
び方向が設定されて動作データ(動作手順)が作成され
る。この動作データ作成では、塗装作業データベースの
部位別データに基づいて、右仕口左部を塗装する場合の
塗装ロボット10のベース位置および方向は、代表点
(仕口の下内側の点)から走行軸方向に−1500m
m、横行軸方向に−1500mm、昇降軸の値は0m
m、その他の軸の角度は0度の位置とされる。そして、
塗装ロボット10のベース位置および方向がこのように
設定されることにより、この塗装部位に規定されている
サイズであれば、塗装ロボット10は周囲と干渉しない
姿勢がとれる。また、代表点の座標は橋梁CADデータ
により得られ、代表点の座標が、例えば(x,y,z)
=(3500,−1500,600)であった場合、塗
装ロボット10のベース位置および方向は下記のように
設定されて動作データが作成される。
【0057】走行軸:3500mm(代表点のX座標)-1500mm(走
行軸オフセット)=2000mm 横行軸:-1500mm(代表点のY座標)-1500mm(走行軸オフセ
ット)=-3000mm 昇降軸:0mm 旋回軸:0度 傾転軸:0度 ついで、塗装作業データベースの部位別データに基づい
て塗装経路に関する動作データが作成される。また、こ
の場合の塗装ロボット10の動作パターンは、例えば図
14に示すようなものとされる。なお、図中の符号符号
1〜P16は経路変更点を示し、符号fdは仕口上フラ
ンジを示し、符号feは仕口下フランジを示し、waは
仕口ウェブを示す。また、経路変更点P1〜P16におけ
る各ツールの位置および姿勢は、例えば表1ようなデー
タとしてあらかじめ塗装作業データベースに格納されて
いる。
【0058】
【表1】
【0059】そして、図14に示す塗装経路において、
次のようにして塗装がなされるように動作データが作成
される。
【0060】まず、塗装ガンの位置を仕口取り付き部上
フランジ点(図14において〇印を付した点)より仕口
ウェブwaに沿って塗装ガンによる塗布幅の半分だけシ
フトさせ、かつ仕口上フランジfd外側へ100mmシ
フトさせる(図14においてP1)ように動作データが
作成される。ついで、仕口上フランジfd面に対し、4
5度の傾斜となるように塗装ガンの狙い位置が設定され
るように動作データが作成される。このように塗装ガン
を傾斜させるのは、仕口上フランジfdの幅が狭く、し
かも仕口ウェブwaが近接して存在しているため、塗装
ガンを仕口上フランジfdに垂直にした状態で塗装がな
し得ないためである。なお、この角度は45度に限定さ
れるものではなく、30度〜55度の範囲で適宜設定で
きる。具体的には、干渉チェックの結果、角度を変更し
ながら前記範囲内における最適な角度に設定される。
【0061】しかして、このように塗装ガンの位置およ
び狙い位置の動作データ作成が終了すると、点P1から
点P2、点P3の順にしたがって点P16まで移動しながら
の塗装がなされるように動作データが作成される。この
場合、点P1,P5,P9,P1 3で塗装ガンがオンされ、
その逆に点P4,P8,P12,P16で塗装ガンがオフされ
るように動作データが作成されている。
【0062】また、図15および図16にウェブ面wお
よびその上下のフランジfa,fbの塗装の様子が模式
図的に示されている。この場合も、上フランジfaおよ
び下フランジfbのウェブ面wからの突出幅が短いの
で、上フランジfaおよび下フランジfbを塗装する
際、塗装ガンは所定の狙い角とされている。また、塗装
ガンの送りピッチは塗布幅の1/2とされている。つま
り、1/2ラップ塗装とされている。図17に、このよ
うにして塗布された場合における塗膜が模式図的に示さ
れている。
【0063】なお、前記のように塗装ガンの送りを塗装
ガンの塗布幅の1/2で行うと、図17(c)に示すよ
うに塗装領域の右端近くにおいては膜厚が厚くなる。そ
こで、図18に示すように、塗装領域における塗装ガン
の送りを塗装ガンの塗布幅の1/2以下の均等ピッチと
してもよい。そして、そうすることにより、塗膜の厚く
なる箇所の厚さが図17に比べて厚くならず、また幅が
狭くなるとともに、その位置が分散されるために塗膜の
均一化が図られる(図18(c)参照)。
【0064】ついで、作業間移動経路が作成される。こ
の作業間移動経路は、前記塗装経路により塗装をなすた
め、塗装ロボット10が待機姿勢からワークWに接近す
るまでの移動経路および塗装を終了してから待機姿勢に
戻るまでの経路である。この作業間経路は前記塗装作業
データベースの部位別データのアプローチ/デパート経
路として、例えば図19に示すように、#M1ー#M2
ーM3ーM4ー#M5ー#M6のように設定されてい
る。なお、符号#は塗装ロボット10の各軸値で定義さ
れる点であることを示し、図19における#M1,#M
2,M3,M4,#M5,#M6は、塗装対象モデルの
特徴点および特徴データに基づいて次のように設定され
ている。
【0065】#M1=#M6=(45,−80,−13
5,90,−90,210) #M2=#M5=(45,−12,−135,90,−
90,210) M3=M4=(X,Y,Z,塗装ガン姿勢)=(3000mm,
-1800mm,3300mm,仕口ウェブ面に垂直かつ仕口フランジ
fd,fe面に平行) X=特徴点q21のX座標値-400mm-ロボットのベースの
走行軸値=3400mm-400mm-2000mm=1000mm Y=(特徴点q21のY座標値+特徴点q22のY座標値)
/2-ロボットのベースの横行軸値=((-1500mm)+(-2
100mm))/2-(-3000mm)=1200mm Z=(特徴点q21のZ座標値+特徴点q23のZ座標値)
/2-ロボットのベースの昇降軸値=(3000mm+600mm)/2
-0mm=3300mm しかして、このようにして作成された塗装ロボット10
の動作手順(動作データ)がロボット言語に変換されて
制御データとして制御データ自動作成装置2から制御デ
ータ記憶媒体7に格納されて出力される。そして、ロボ
ットコントローラ8は、この制御データ記憶媒体7に格
納されている制御データから動作指令値を生成して塗装
ロボット10を動作させる。つまり、塗装ロボット10
を制御する。
【0066】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではなく種々改変が可能である。例えば、実施の
形態では橋梁ブロックを塗装する場合を例に取り説明さ
れているが、塗装対象は橋梁ブロックに限定されるもの
ではなく、各種長尺のものとでき、例えば船殻ブロック
とすることもできる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば塗
装対象物を塗装部位に分類し、その分類に基づいて塗装
品質の劣化などを生じないような塗装順序を塗装作業デ
ータベースの基本データにより決定し、その決定にした
がって塗装対象物を設計したCADシステムから特徴デ
ータを抽出し、その特徴データおよび塗装作業データベ
ースの部位別データによりロボットの動作手順を作成
し、それを制御データ変換しているので、塗装品質の劣
化を生じさせることなく塗装ロボットを効率的に動作さ
せる制御データが自動的に作成できるという優れた効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装システムの一実施の形態の概略図
である。
【図2】本発明の塗装システムにおける制御データ作成
手順のフローシートである。
【図3】本発明の塗装システムによる塗装対象の橋梁ブ
ロックの一例の斜視図である。
【図4】本発明の塗装システムによる橋梁ブロックの塗
装順序を示す順序図であって、第1順位の右ウェブ面を
示す。
【図5】本発明の塗装システムによる橋梁ブロックの塗
装順序を示す順序図であって、第2順位の右仕口を示
す。
【図6】本発明の塗装システムによる橋梁ブロックの塗
装順序を示す順序図であって、第3順位の下フランジ右
面を示す。
【図7】本発明の塗装システムによる橋梁ブロックの塗
装順序を示す順序図であって、第4順位の左ウェブ面を
示す。
【図8】本発明の塗装システムによる橋梁ブロックの塗
装順序を示す順序図であって、第5順位の左仕口を示
す。
【図9】本発明の塗装システムによる橋梁ブロックの塗
装順序を示す順序図であって、第6順位の下フランジ左
面を示す。
【図10】本発明の塗装システムにより橋梁ブロックの
右仕口左部を塗装する場合のロボットの配置を示す説明
図である。
【図11】ワークの下フランジ右面の特徴点および代表
点を示す説明図である。
【図12】ワークの右仕口上部の特徴点および代表点を
示す説明図であって、同(a)は全体図であり、同
(b)は部分拡大図である。
【図13】ワークの右仕口左部の特徴点および代表点を
示す説明図である。
【図14】本発明の塗装システムにより橋梁ブロックの
右仕口左部を塗装する場合のロボットの塗装経路を示す
説明図である。
【図15】本発明の塗装システムにより橋梁ブロックの
右仕口左部を塗装する場合のロボットの塗装ガンの狙い
角の変化を示す説明図である。
【図16】本発明の塗装システムにより橋梁ブロックの
右仕口左部を塗装する場合のロボットの塗装ガンの経路
とロボット原点位置との関係を示す説明図である。
【図17】本発明の塗装システムにより橋梁ブロックの
右仕口左部を塗装する場合のロボットの塗装ガンの経路
と膜厚の関係を示す説明図であって、同(a)は塗装ガ
ンの経路を示し、同(b)および同(c)は膜厚を示
す。
【図18】塗装ガンの経路を変更した場合に膜厚が変化
する様子を示す説明図であって、同(a)は塗装ガンの
経路を示し、同(b)および同(c)は膜厚を示す。
【図19】本発明の塗装システムにより橋梁ブロックの
右仕口左部を塗装する場合のロボットの作業間移動経路
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 橋梁CADデータ作成装置(橋梁CADシス
テム) 2 制御データ作成装置 7 制御データ記憶媒体 8 ロボットコントローラ 10 塗装ロボット 11 外部軸 S 橋梁塗装システム W 橋梁ブロック(ワーク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多 敏幸 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式 会社 明石工場内 (56)参考文献 特開 平7−168617(JP,A) 特公 平6−26688(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 12/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムに保有されている塗装ロ
    ボットの塗装対象物の塗装部位の特徴データ、および制
    御データ自動作成装置に保有されている塗装作業データ
    ベースを用いて、塗装ロボットを動作させるための制御
    データを自動的に作成する塗装ロボットの制御データ自
    動作成方法であって、 前記塗装作業データベースには、塗装対象モデルの各塗
    装部位の塗装順序を規定している基本データと、少なく
    とも塗装対象モデルの各塗装部位に関するロボットの原
    点位置および動作を規定している部位別データとが各塗
    装対象モデルについて備えられ、 塗装対象物が指定されると、前記塗装作業データベース
    の中から前記塗装対象物に対応した塗装対象モデルが選
    択され、 前記選択された塗装対象モデルの基本データに規定され
    ている各塗装部位の塗装順序により、前記塗装対象物の
    各塗装部位の塗装順序が決定され、 前記塗装順序にしたがって前記塗装対象物の塗装部位が
    選定され、 前記選定された塗装部位の特徴データがCADシステム
    から抽出され、 前記塗装作業データベースの部位別データおよび前記特
    徴データに基づいて、前記選定された塗装部位に関する
    塗装ロボットの動作手順が、塗料の吹きこぼしが発生す
    る塗装部位の塗装がその吹きこぼしによる塗料が付着す
    る塗装部位の塗装の後とされて作成され、 前記動作手順がロボット言語に変換されて制御データが
    自動作成されることを特徴とする塗装ロボットの制御デ
    ータ自動作成方法。
  2. 【請求項2】 1/2ラップ塗装における塗装ガンの送
    りピッチが、塗装ガンの塗布幅の1/2よりも小さな均
    等ピッチとされていることを特徴とする請求項1記載の
    塗装ロボットの制御データ自動作成方法。
  3. 【請求項3】 CADシステムに保有されている塗装ロ
    ボットの塗装対象物の塗装部位の特徴データ、および制
    御データ自動作成装置に保有されている塗装作業データ
    ベースを用いて、塗装ロボットを動作させるための制御
    データを自動的に作成する塗装ロボットの制御データ自
    動作成装置であって、 前記塗装作業データベースには、塗装対象モデルの各塗
    装部位の塗装順序を規定している基本データと、少なく
    とも塗装対象モデルの各塗装部位に関するロボットの原
    点位置および動作を規定している部位別データとが各塗
    装対象モデルについて備えられ、 塗装対象物が指定されると、前記塗装作業データベース
    の中から前記塗装対象物に対応した塗装対象モデルが選
    択され、 前記選択された塗装対象モデルの基本データに規定され
    ている各塗装部位の塗装順序により、前記塗装対象物の
    各塗装部位の塗装順序が決定され、 前記塗装順序にしたがって前記塗装対象物の塗装部位が
    選定され、 前記選定された塗装部位の特徴データがCADシステム
    から抽出され、 前記塗装作業データベースの部位別データおよび前記特
    徴データに基づいて、前記選定された塗装部位に関する
    塗装ロボットの動作手順が、塗料の吹きこぼしが発生す
    る塗装部位の塗装がその吹きこぼしによる塗料が付着す
    る塗装部位の塗装の後とされて作成され、 前記動作手順がロボット言語に変換されて制御データが
    自動作成されることを特徴とする塗装ロボットの制御デ
    ータ自動作成装置。
  4. 【請求項4】 1/2ラップ塗装における塗装ガンの送
    りピッチが、塗装ガンの塗布幅の1/2よりも小さな均
    等ピッチとされていることを特徴とする請求項3記載の
    塗装ロボットの制御データ自動作成装置。
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