JP3193970B2 - 走行車両 - Google Patents

走行車両

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JP3193970B2
JP3193970B2 JP32361493A JP32361493A JP3193970B2 JP 3193970 B2 JP3193970 B2 JP 3193970B2 JP 32361493 A JP32361493 A JP 32361493A JP 32361493 A JP32361493 A JP 32361493A JP 3193970 B2 JP3193970 B2 JP 3193970B2
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suspension
cylinders
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不陸走行時の車体高さ
変化と車体傾きを低減できるようにした走行車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】走行車両としては例えば特開平5−86
22号公報に示すように、車体の左右両側面にギヤケー
スの前後中間部を支持機構で上下揺動自在にそれぞれ支
承し、この各ギヤケースの前端寄りに前輪、後端寄りに
後輪をそれぞれ設け、前記車体にイコライザバーの長手
方向中間部を左右揺動自在に支承し、このイコライザバ
ーの長手方向両端部と左右のギヤケースとに亘ってロッ
ドを任意方向に揺動可能に連結したタイヤ式の走行車両
が知られている。
【0003】かかる走行車両であれば、左右のギヤケー
スは上下に揺動できるし、左右のギヤケースはイコライ
ザバーとロッドで連結しているから、平坦地ではギヤケ
ースが水平となるように保持して走行できるし、不陸走
行時には左右のギヤケースが上下に揺動して車体の高さ
変化と傾きを小さくできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる走行車両ではイ
コライザバーとロッドを介して車体とギヤケースを連結
しているので、走行時に路面からの振動がギヤケースを
介して車体に直接伝播するからオペレータの乗心地が悪
くなるし、揺動可能で車体を横切るイコライザバーを取
付けるので車体下部中央部の大切な場所を占有され各種
機器の搭載に大きな支障となる。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした走行車両を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】車体10の左右両側に車
輪取付横材11の前後中間部を支持機構12で上下揺動
自在にそれぞれ支承し、この各車輪取付横材11の前端
寄りに前輪13、後端寄りに後輪14をそれぞれ設け、
前記車体10と左右の車輪取付横材11とに亘って左右
のサスペンションシリンダ17をそれぞれ取付け、前記
左右のサスペンションシリンダ17を、一方のサスペン
ションシリンダ17が伸び又は縮みすると他方のサスペ
ンションシリンダ17が縮み又は伸びする第1の状態
と、一方のサスペンションシリンダ17と他方のサスペ
ンションシリンダ17がそれぞれ単独に伸び、縮みする
第2の状態に切替える手段を設けたことを特徴とする走
行車両。
【0007】
【作 用】切替手段により左右のサスペンションシリ
ンダ17を第1の状態とすれば、一方のサスペンション
シリンダ17が伸び又は縮みしたときに他方のサスペン
ションシリンダ17は縮み又は伸びするので、イコライ
ザー機能を有するから平坦地では車輪取付横材11が水
平となるように保持して走行できるし、不陸走行時には
左右の車輪取付横材11,11が上下に揺動して車体1
0の高さ変化と傾きを小さくできる。また、切替手段に
より左右のサスペンションシリンダ17を第2の状態と
すれば、左右のサスペンションシリンダ17は独立して
伸び、縮みするので、左右の車輪取付横材11がサスペ
ンション機能を有する。よって走行時の路面からの振動
が吸収されて車体10に伝播しないのでオペレータの乗
心地を向上できる。また、車体10と車輪取付横材11
に亘ってサスペンションシリンダ17を連結すればよい
ので、車載性も改善される。
【0008】
【実 施 例】図1、図2、図3に示すように、車体1
0の左右両側面に左右一対の車輪取付横材11の前後間
中央部を支持機構12で上下揺動自在にそれぞれ支承
し、この車輪取付横材11の前後端寄りに前輪13と後
輪14を設け、車体10の後端寄りにおける左右方向
(車体幅方向)両側に車体側支持部材15を一体的又は
ボルトでそれぞれ取付け、左右の車輪取付横材11の後
端部に車輪側支持部材16を一体的又はボルトでそれぞ
れ取付け、この各車体側支持部材15と各車輪側支持部
材16に亘ってサスペンションシリンダ17でそれぞれ
取付けてある。なお、サスペンションシリンダの取付位
置は車輪取付横材11の後端部に限らず、前端でも良い
し、中間部でも良い。
【0009】前記支持機構12は図4に示すように、車
体10に設けた支持軸21と、車輪取付横材11に設け
た支承孔22と、支持軸21と支承孔22との間に設け
た軸受23より成り、車輪取付横材11は支持軸21の
回りに上下揺動自在となり、そのギヤボックス11の前
後端寄りには前駆動モータ24と後駆動モータ25がそ
れぞれ取付けられ、各駆動モータにより各前輪13、各
後輪14をそれぞれ駆動するようにしてある。
【0010】前記サスペンションシリンダ17は図5に
示すように左右のサスペンションシリンダ17,17の
伸び室30相互と縮み室31相互を第1管路32と第2
管路33でそれぞれ連通し、その第1・第2管路32,
33間に切替弁34を設けてあり、この切替弁34はば
ね力で第1管路32と第2管路33をそれぞれ連通する
第1位置aに保持され、ソレノイド34aに通電すると
左右のサスペンションシリンダ17,17の伸び室30
と縮み室31をそれぞれ遮断する第2位置bに切替えら
れ、前記第1・第2管路32,33における切替弁34
の両側に左右の可変絞り35がそれぞれ設けてある。こ
の可変絞り35は比例ソレノイドの通電量によって絞り
値が変更されるようにしてある。前記各可変絞り35よ
りも切替弁34寄りが管路40でアキュムレータ41に
それぞれ接続され、この各管路40には開閉弁42が設
けられ、この開閉弁42はばね力で閉位置cに保持さ
れ、ソレノイド42aに通電すると開位置dとなる。
【0011】前記可変絞り35とソレノイド34a、4
2aはコントローラ36にそれぞれ接続し、サスペンシ
ョン機能調節用の操作部材37より入力される調節信号
によって可変絞り35の絞り値を変更してサスペンショ
ン機能を調節できるようにしてあると共に、切替操作部
材38より切替信号がコントローラ36に入力されると
切替弁34のソレノイド34aに通電して第2位置bと
するようにしてあると共に、開閉弁42のソレノイド4
2aに通電して開位置dとする。
【0012】次に作動を説明する。切替操作部材38よ
り切替信号をコントローラ35に入力しない時には切替
弁34が第1位置aで開閉弁42が閉位置cとなり、左
右の伸び室30相互と縮み室31相互が連通して一方の
サスペンションシリンダ17が伸び又は縮みすると他方
のサスペンションシリンダ17が縮み又は伸びする。つ
まりイコライザー機能を有する。
【0013】この状態で平坦路面を走行する時には左右
の車輪取付横材11,11は水平となって車体10も水
平となる。また不陸走行時に前輪13又は後輪14が路
面凸部に乗り上げ又は路面凹部に落ち込むとギヤボック
ス11が支持機構12を中心として上方又は下方に揺動
するから、車体10の高さ変化と傾きが小さくなるし、
この時サスペンションシリンダ17の伸び、縮みは可変
絞り35によってゆっくりとなるからショックを低減で
きる。
【0014】切替操作部材38により切替信号をコント
ローラ35に入力すると切替弁34が第2位置bとな
り、同時に開閉弁42が開位置dとなり、左右のサスペ
ンションシリンダ17の伸び室30と縮み室31が可変
絞り35を介してチッ素ガス封入のアキュムレータ41
にそれぞれ連通するので、サスペンション機能を有する
状態となり、路面からの振動による車輪取付横材11の
揺動がサスペンションシリンダ17によってそれぞれ吸
収されるからオペレータの乗心地が向上できる。
【0015】また、操作部材37より調節信号をコント
ローラ36に入力することで可変絞り35の絞り値を変
更できるので、前述の状態でのサスペンション機能を調
節できる。また、サスペンションシリンダ17からの油
の洩れ補充のため、又タイヤ摩耗等による車体姿勢の調
整のため前記管路に切替弁を設けて油を補充しても良
い。
【0016】なお、左右の車輪取付横材11に1つの駆
動モータをそれぞれ設け、その駆動モータにより歯車
列、チェーンとスプロケットを介して前輪13、後輪1
4を駆動するようにしても良いし、前輪13、後輪14
をタイヤ式ではなく履帯式走行体としても良い。
【0017】
【発明の効果】切替手段により左右のサスペンションシ
リンダ17を第1の状態とすれば、一方のサスペンショ
ンシリンダ17が伸び又は縮みしたときに他方のサスペ
ンションシリンダ17は縮み又は伸びするので、イコラ
イザー機能を有するから平坦地では車輪取付横材11が
水平となるように保持して走行できるし、不陸走行時に
は左右の車輪取付横材11,11が上下に揺動して車体
10の高さ変化と傾きを小さくできる。また、切替手段
により左右のサスペンションシリンダ17を第2の状態
とすれば、左右のサスペンションシリンダ17は独立し
て伸び、縮みするので、左右の車輪取付横材11がサス
ペンション機能を有する。よって走行時の路面からの振
動が吸収されて車体10に伝播しないのでオペレータの
乗心地を向上できる。また、車体10と車輪取付横材1
1に亘ってサスペンションシリンダ17を連結すればよ
いので、車載性も改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の後面図である。
【図4】前後輪駆動部の詳細を示す平面図である。
【図5】サスペンションシリンダの接続を説明する回路
図である。
【符号の説明】
10…車体、11…車輪取付横材、12…支持機構、1
3…前輪、14…後輪、17…サスペンションシリン
ダ、30…伸び室、31…縮み室、34…切替弁、34
a…ソレノイド。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体10の左右両側に車輪取付横材11
    の前後中間部を支持機構12で上下揺動自在にそれぞれ
    支承し、この各車輪取付横材11の前端寄りに前輪1
    3、後端寄りに後輪14をそれぞれ設け、前記車体10
    と左右の車輪取付横材11とに亘って左右のサスペンシ
    ョンシリンダ17をそれぞれ取付け、前記左右のサスペンションシリンダ17を、一方のサス
    ペンションシリンダ17が伸び又は縮みすると他方のサ
    スペンションシリンダ17が縮み又は伸びする第1の状
    態と、一方のサスペンションシリンダ17と他方のサス
    ペンションシリンダ17がそれぞれ単独に伸び、縮みす
    る第2の状態に切替える手段を設けたことを特徴とする
    走行車両。
  2. 【請求項2】 左右のサスペンションシリンダ17の伸
    び室30をそれぞれ連通し、かつ縮み室31をそれぞれ
    連通する第1位置と、左右のサスペンションシリンダ1
    7の伸び室30と縮み室31をそれぞれ遮断する第2位
    置に切替えられる切替弁34と、左右のサスペンション
    シリンダ17の伸び室30と縮み室31にそれぞれ接続
    したアキュムレータ41と、この各アキュムレータ41
    と各伸び室30、縮み室31とを接続する管路40にそ
    れぞれ設けられて開位置と閉位置に作動する開閉弁42
    とより前記切替手段とした請求項1記載の走行車両。
  3. 【請求項3】 前記切替弁34と開閉弁42をばね力で
    第1位置、閉位置とし、ソレノイド34a42aに通電
    すると第2位置、開位置となる電磁切替式とした請求項
    2記載の走行車両。
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