JP3193832U - 防磁ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】通帳全体を保護しながら磁気記録部を確実に防磁することができるとともに、軽量化および低コスト化に優れた通帳の防磁ケースを提供する。【解決手段】防磁ケース30は、縦方向Y及びそれに直交する横方向Xと、それらに直交する厚さ方向とを有し、表面及び裏面と、表面シート34と、裏面シート35と、表裏面シート間の空間部39に配置された防磁層10と、磁気記録部57を有する通帳50Aを収容可能なポケット47aを備えている。防磁層10は、通帳50Aの外形寸法よりも大きな外形寸法を有し、第1スペーサ板11と、第2スペーサ板12と、それらの間に介在された外部からの磁界を減衰するための防磁板20とを有する。防磁板は、中央部に位置する非防磁域17と、非防磁域を囲むように位置して磁気記録部57を覆う防磁域18とを有する。【選択図】図6

Description

本考案は、通帳を収容可能な防磁性を有する防磁ケースに関する。
従来、通帳の磁気記録部(磁気テープ)に対して防磁性を有する防磁ケースは、公知である。
例えば、特許文献1には、表面シートと裏面シートとの間に画定された空間に防磁層を配置し、表面シート側に位置するポケットに収容された通帳の磁気記録部が防磁層に覆われることによって、磁気記録部に対して外部に配置された永久磁石からの磁界を減衰することができる。
特開2002−17421号公報
しかし、特許文献1に開示された防磁ケースにおいては、その短片側であって、磁気記録部の存在域にのみ金属板等の高剛性部材を有する防磁層が位置し、通帳全体を覆うものではないから、防磁層が存在しない部分において通帳の一部が折れ曲がったり、通帳の種類によっては、磁気記録部が防磁ケースの長片側に位置し、磁気記録部を防磁層によって覆うことができないおそれがある。一方、通帳全体の大きさを有する防磁層を配置した場合には、コストが高くなるばかりではなく、重量が増して、携帯性が低下するおそれがある。
本考案は、従来の考案の改良であって、通帳全体を保護しながら磁気記録部を確実に防磁することができるとともに、軽量化及び低コスト化に優れた通帳の防磁ケースの提供に関する。
前記課題を解決するため、本考案は、縦方向及びそれに直交する横方向と、それらに直交する厚さ方向とを有し、表面及び裏面と、表面シートと、裏面シートと、表裏面シート間の空間部に配置された防磁層と、磁気記録部を有する通帳を収容可能なポケットを備えた防磁ケースの改良に関する。
本考案の第1の特徴は、前記防磁層は、前記通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有し、第1スペーサ板と、第2スペーサ板と、それらの間に介在された外部からの磁界を減衰するための防磁板とを有し、前記防磁板は、中央部に位置する非防磁域と、前記非防磁域を囲むように位置して前記磁気記録部を覆う防磁域とを有することにある。
本考案の第2の特徴は、前記防磁層は、前記通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有し、第1スペーサ板と、第2スペーサ板と、それらの間に介在された外部からの磁界を減衰するための防磁板とを有し、前記防磁板は、中央部に位置する低防磁域と、前記低防磁域を囲むように位置して前記磁気記録部を覆う高防磁域とを有することにある。
第1考案に係る防磁ケースの1つ以上の実施態様によれば、磁気記録部を防磁域によって覆うとともに、第1および第2スペーサ板によって、防磁ケースの外部にある永久磁石と、磁気記録部との間の距離を大きくすることができるため、磁気記録部に対する、携帯電話等に使用される永久磁石の磁界を防磁板によって減衰することができる。これにより、磁気記録部のデータが破壊されることを防ぐことができる。加えて、防磁層は、通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有するため、通帳の保形性に優れる。さらに、防磁板は、中央に位置する非防磁域を有するため、開孔を形成して非防磁域を形成すれば、防磁ケースの軽量化および低コスト化を実現することができる。
第2考案に係る防磁ケースの1つ以上の実施態様によれば、磁気記録部を低防磁域によって覆うとともに、第1および第2スペーサ板によって、防磁ケースの外部にある永久磁石と、磁気記録部との間の距離を大きくすることができるため、磁気記録部に対する、携帯電話等に使用される永久磁石の磁界を防磁板によって減衰することができる。これにより、磁気記録部のデータが破壊されることを防ぐことができる。加えて、防磁層は、通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有するため、通帳の保形性に優れる。さらに、防磁板は、中央に位置する低防磁域を有するため、低防磁域に開孔を形成したり、低防磁域の厚さ方向の寸法を薄くすることによって低防磁域を形成すれば、防磁ケースの軽量化および低コスト化を実現することができる。
図面は、本考案の特定の実施の形態を示し、考案の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本考案に係る第1実施形態の防磁ケースの平面図。 図1のII−II線に沿う模式的断面図。 防磁層の平面図。 防磁層の分解斜視図。 (a)第1タイプの通帳を示す模式的斜視図。(b)第2タイプの通帳を示す模式的斜視図。 防磁ケースに第1タイプの通帳を入れた状態を示す平面図。 防磁ケースに第1タイプの通帳を入れた状態を示す断面図。 防磁ケースに第2タイプの通帳を入れた状態を示す平面図。 第2実施形態に係る防磁ケースが備える防磁層を示す模式的斜視図。 第3実施形態に係る防磁ケースが備える防磁層を示す図4と同様の分解斜視図。 第4実施形態に係る防磁ケースが備える防磁層を示す図4と同様の分解斜視図。 第5実施形態に係る防磁ケースが備える防磁層を示す図4と同様の分解斜視図。 第6実施形態の防磁ケースを開いた状態の図1と同様の平面図。 第7実施形態に係る防磁ケースが備える防磁層を示す模式的斜視図。
下記の実施形態は、図1〜14に示す防磁ケースに関し、考案の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
<第1実施形態>
図1〜4を参照すると、防磁ケース30は、縦方向Yと、縦方向Yに直交する横方向Xと、縦方向Yおよび横方向Xにそれぞれ直交する厚さ方向Zとを有し、縦方向Yにおいて離間対向する第1端縁41と第2端縁42及び横方向Xにおいて離間対向する第1側縁43および第2側縁44と、プラスチック製であって可撓性を有する表面を形成する表面シート34と、裏面を形成する裏面シート35とを含む。両シート34,35は、互いに重ね合わされた状態で外周縁及び中央部が高周波接合手段等の公知の接合手段によって接合されて外周シール部45と中央シール部(折曲部分)38が形成される。中央シール部38は、所要の幅寸法(縦方向Yの寸法)を有し、その表面および裏面は縦方向Yにおいて起伏を繰り返す凹凸状であって縦方向Yへ折曲が容易である。換言すれば、この中央シール部38が、縦方向Yにおいて、第1収容部31と、第2収容部32との間に位置し、横中心線Qに沿って延びる折曲部分である。防磁ケース30は、横方向の寸法を2等分する縦中心線Pと、縦方向Yの寸法を2等分する横中心線Qとをさらに有し、それらに関してほぼ対称に形成される。
防磁ケース30は、縦方向Yにおいて、横中心線Qよりも第1端縁41側に位置する第1収容部31と、横中心線Qよりも第2端縁42側に位置する第2収容部32とに区分される。第1および第2収容部31,32の縦方向の寸法L4は、約90〜110mmが好ましく、本実施形態では約100.5mmであり、横方向Xの寸法W4は、約150〜170mmが好ましく、本実施形態では約161mmである。第1及び第2収容部31,32は、中央シール部38と外周シール部45とによって囲まれた一対の空間部39を有し、空間部39には外部に配置された永久磁石からの磁界を減衰するための防磁層10が配置される。第1及び第2収容部31,32において、表面シート34の表面側(防磁層10と対向する面側)には、防磁層10を横断するようにポケット形成シート40が配置される。ポケット形成シート40は、両側縁と一方端縁とが表裏面シート34,35とともにシールされており、中央シール部38に向かって開口した、磁気記録部57を有する通帳50Aを収容可能な第1ポケット47a及び第2ポケット47bがそれぞれ形成される。
<防磁層>
図3および図4を参照すると、防磁層10は、第1スペーサ板11と第2スペーサ板12とそれらの間に介在された防磁板20とを備える。第1及び第2スペーサ板11,12は、通帳50Aの磁気記録部57(図5(a)参照)と、外部に配置された永久磁石との間隔を拡げるためのものであって、着磁性ではなく、軽量で、かつ、圧縮された状態であっても変形しない材料から形成されることが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等のフィルム又はシート、段ボール原紙等の厚手の板紙やポリエチレン発泡体(ベルポーレン)等から形成することができる。第1および第2スペーサ板11,12にベルポーレンを使用すれば、可撓性を有するとともに、硬質で変形せず、クッション性を有するので好適である。また、第1および第2スペーサ板11,12は、電気絶縁性であることがより好ましい。
図3を参照すると、第1および第2スペーサ板11,12の縦方向Yの寸法L1は、後述する通帳50Aの縦方向Yの寸法L5および磁気記録部57の縦方向Yの寸法L6よりも大きく(図5(a)参照)、かつ、第1および第2スペーサ板11,12の横方向Xの寸法W1は、通帳50Aの横方向Xの寸法W5および磁気記録部57の横方向Xの寸法W6よりも大きい(図5(a)参照)。第1および第2スペーサ板11,12は、縦方向Yにおいて互いに対向して横方向Xへ延びる第1端縁13および第2端縁14をそれぞれ有し、横方向Xにおいて互いに対向して縦方向Yへ延びる両側縁15をそれぞれ有している。第1および第2スペーサ板11,12の縦方向Yの寸法L1は、例えば、約80〜100mmが好ましく、本実施形態においては約91mmである。第1および第2スペーサ板11,12の横方向Xの寸法W1は、例えば、約130〜150mmが好ましく、本実施形態においては約149mmである。第1および第2スペーサ板11,12の厚さ方向Zの寸法t1は、例えば、約1.5〜2.5mmが好ましく、約1.6〜2.0mmがより好ましい。
防磁板20は、第1および第2スペーサ板11,12よりもひと回り小さい長方形状であって、透磁率の高い材料から形成されており、例えば、鉄、フェライト、ケイ素剛、鋼板をスズメッキしたブリキ、透磁率の大きい鉄ニッケル合金であるパーマロイ等を材料として用いることができる。例えば、防磁板20として他の材料に比して安価なブリキを使用した場合にはコストを抑えることができ、パーマロイを使用した場合には、他の材料比してより高い防磁性を発揮することができる。また、防磁板20は、中央に位置する矩形の開孔16を有する。
防磁板20の縦方向Yの寸法L3は、通帳50Aの縦方向Yの寸法L5および磁気記録部57の縦方向Yの寸法L6よりも大きく、かつ、防磁板20の横方向Xの寸法W3は、通帳50Aの横方向Xの寸法W5および磁気記録部57の横方向Xの寸法W6よりも大きい(図5参照)。防磁板20は、縦方向Yにおいて互いに対向して横方向Xへ延びる第1端縁21および第2端縁22を有し、横方向Xにおいて互いに対向して縦方向Yへ延びる両側縁23を有している。第1および第2端縁21,22ならびに両側縁23によって防磁板20の外周縁が画定される。防磁板20の縦方向Yの寸法L3は、例えば、約80〜100mmが好ましく、本実施形態においては約88mmである。防磁板20の横方向Xの寸法W3は、例えば、約135〜155mmが好ましく、本実施形態においては約149mmである。防磁板20の厚さ方向Zの寸法t2は、例えば、約0.1〜0.4mmが好ましく、本実施形態においては約0.2mmである。防磁板20の厚さ方向Zの寸法の大きさに比例して防磁性を向上させることができるが、軽量化と低コスト化を実現するために、防磁板20の厚さ寸法t2はできるだけ小さいことが好ましい。本実施形態においては、厚さ寸法t2を約0.2mmとして、第1および第2スペーサ板11,12の厚さ寸法をそれぞれ約1.6mmとして、防磁層10の厚さ寸法を約3.4mmとすることによって、例えば、一般的な携帯電話の外部スピーカー付近の磁束密度(約25mT〜45mT)を減衰することができ、通帳50Aの磁気記録部57のデータが破壊されるのを防止することが可能である。
防磁層10は、中央に位置する非防磁域17と非防磁域17を囲むように位置する防磁域18とを有する。非防磁域17には防磁板20の開孔16が位置し、防磁域18には防磁板20が位置している。防磁域18には防磁板20が位置することによって外部に配置された永久磁石からの磁界を減衰する効果を有する一方、非防磁域17においては、防磁板20が存在しておらず、第1および第2スペーサ板11,12のみが位置することから、防磁域18に比して防磁性が低くなっている。防磁板20の開孔16の縦方向Yの寸法L2は、例えば約20〜35mmが好ましく、本実施形態においては約28mmであって、縦方向Yの寸法W2は、例えば、約60〜70mmが好ましく、本実施形態においては約65mmである。防磁板20の縦方向Yの寸法L3と横方向Xの寸法W3との積に対する開孔16の面積の割合は、約13〜17%が好ましい。第1および第2スペーサ板11,12の縦方向Yの寸法L1は、防磁板20の縦方向Yの寸法L3よりも大きく、第1および第2スペーサ板11,12の横方向Xの寸法W1は、防磁板20の横方向Xの寸法W3よりも大きくなっている。
厚さ方向Zにおいて積層されて互いに当接される第1スペーサ板11と防磁板20、および防磁板20と第2スペーサ板12は、例えば、互いに対向する面に配置された両面テープ等の公知の接合手段によって接合される。図3および図4を参照すると、厚さ方向Zにおいて、それらを接合して積層した状態において、既述のとおり、第1および第2スペーサ板11,12は防磁板20よりもひと回り大きい外形寸法を有し、第1および第2スペーサ板11,12の第1端縁13および第2端縁14が、防磁板20の第1端縁21および第2端縁22よりも縦方向Yの外側に位置し、第1および第2スペーサ板11,12の両側縁15が、防磁板20の両側縁23よりも横方向Xの外側に位置する。
図5(a)を参照すると、通帳50A(第1タイプ)は、長方形状であって、表紙51と、裏紙52と、表裏紙51、52に中綴じされた複数枚の用紙53とを有する。通帳50Aは、さらに、縦方向Yにおいて互いに対向して横方向Xへ延びる第1端縁54および第2端縁55を有し、横方向Xにおいて互いに対向して縦方向Yへ延びる両側縁56a,56bを有する。裏紙52の外面の一方側縁56b側には、それに沿って延びる銀行預金の口座番号等のデータが記録された磁気記録部57が位置する。通帳50Aの縦方向Yの寸法L5は、例えば、約77〜88mmであって、本実施形態においては約87.5mmである。通帳50Aの横方向Xの寸法W5は、例えば、約130〜150mmであって、本実施形態においては約139mmである。
磁気記録部57は、長方形状であって、縦方向Yにおいて互いに対向して横方向Xへ延びる第1端縁57aおよび第2端縁57bを有し、横方向Xにおいて互いに対向して縦方向Yへ延びる両側縁57cを有する。磁気記録部57は、例えば、縦方向Yの寸法L6が約80mmであって、横方向Xの寸法W6が約16mmである。磁気記録部57の第1端縁57aと通帳50Aの第1端縁54との縦方向Yにおける離間寸法L7は、本実施形態においては約4mmであり、磁気記録部57の第2端縁57bと第2端縁55との縦方向Yにおける寸法L8は、本実施形態においては約3.5mmである。
図5(b)を参照すると、図5(a)に示した通帳50Aと外形寸法は同一であるが、磁気記録部59の位置のみが異なり、通帳50B(第2タイプ)においては、磁気記録部59が、裏紙52の第1端縁55側において横方向Xへ延びている。通帳50Bにおいては、磁気記録部59の縦方向Yの寸法L9(長さ寸法)が約6mm、横方向Xの寸法W9(幅寸法)が約135mmである。
図6および図7を参照すると、例えば、磁気記録部57が現れるように第1収容部31の第1ポケット47aに通帳50Aを収容し、かつ、第1収容部31と第2収容部32とを互いに表面どうしが対向するように中央シール部38で防磁ケース30を折り曲げた状態において、磁気記録部57が、第1収容部31の防磁域18と第2収容部32の防磁域18とに覆われるように位置する。このように、磁気記録部57が厚さ方向Zにおいて防磁域18の間に介在されていることによって、例えば、防磁ケース30の近くに携帯電話のスピーカーの永久磁石、またはハンドバックの口金の永久磁石が配置されたとしても、第1および第2スペーサ板11,12によって、永久磁石と磁気記録部57との離間距離を一定に保持することができるとともに、防磁板20の防磁域18によって永久磁石からの磁界を減衰することができるため、磁気記録部57のデータが破壊されることを防止することができる。なお、縦中心線Pおよび横中心線Qに対する磁気記録部57の位置が、上下(縦方向Y)および左右(横方向X)において異なるように、第1収容部31の第1ポケット47aに通帳50Aを収容しても同様の作用・効果を奏する。また、通帳50Aを、第2収容部32の第2ポケット47bに収容しても、同様の作用・効果を奏する。
また、防磁板20の外形寸法は、通帳50Aの外形寸法よりも大きく、防磁板20の第1および第2端縁21,22が、縦方向Yにおいて、通帳50Aの第1および第2端縁54,55の外側に位置するとともに、防磁板20の両側縁23が、横方向Xにおいて互いに対向する通帳50Aの両側縁56a,56bの外側に位置しているため、防磁ケース30にそれを変形させようとする外部の力が加えられたとしても、通帳50Aが変形するのを抑制することができる。
このように、磁気記録部57を厚さ方向Zにおいて防磁域18で覆って防磁することができる一方、防磁板20の中央部には開孔16が位置する非防磁域17が画定されることによって、防磁板20に開孔が形成されない場合に比して、防磁層10全体を軽量化することができる。例えば、開孔16が防磁板20の表面積の約13.8%の大きさである場合には、第1及び第2収容部31,32に位置する防磁層10を合せて約5gの軽量化を実現することができる。
図8において、第2通帳50Bを仮想線で示す。通帳50Bを通帳50Aと同様に第1収容部31の空間部39に収容した状態において、中央シール部38側において横方向Xへ延びる磁気記録部59は、第1収容部31の防磁層10の防磁域18と第2収容部32の防磁層10の防磁域18とに覆われるように位置する。この通帳50Bのように磁気記録部59が通帳50Bの両側縁56a,56bではなく、第1および第2端縁54,55側に位置する場合であっても、磁気記録部59は防磁域18に配置され、非防磁域17に位置することはない。
本実施形態において、通帳50Aの磁気記録部57は、防磁板20の両側縁23の一方の側縁23と開孔16の側縁との間に位置しており、それらの側縁から横方向Xにおいてそれぞれ約4mm以上離間しており、さらに、防磁板20の第1および第2端縁21,22と縦方向Yにおいて約4mm以上離間している。また、通帳50Bの磁気記録部59は、防磁板20の第2端縁22と開孔16の端縁との間に位置しており、それら端縁から縦方向Yにおいてそれぞれ約4mm以上離間しており、さらに、防磁板20の両側縁23から横方向Xにおいて約4mm以上離間している。これらのように、防磁板20が中央部に開孔16を有するフレーム状であって、通帳50A,50Bの磁気記録部57,59が防磁板20の外周シール部45と開孔16の開口縁とからそれぞれ約4mm以上離間するように配置されていることによって、外部に配置された永久磁石に対する所要の防磁効果を発揮することができ、磁気記録部57,59の読み取りが困難になるおそれはない。一方、それらの離間寸法が約4mm以下の場合には、外部に配置された永久磁石からの磁界を十分に減衰することができず、磁気記録部57,59の読み取りが困難になるおそれがある。
なお、銀行等に使用される一般の通帳には、通帳50Aのように磁気記録部57が両側縁56a,56bのいずれか一方に配置されたタイプと、通帳50Bのように磁気記録部57が両端縁54,55のいずれか一方に配置されたタイプとがあるが、出願人が知見したところによれば、いずれのタイプであっても、磁気記録部の幅寸法は約6〜16mm以下である。したがって、いずれのタイプの通帳であっても磁気記録部57,59を厚さ方向Zにおいて覆い、かつ、それらの外周縁から外周シール部45と開孔16の開口縁とを約4mm以上離間させるために、開孔16を囲む防磁域18の幅寸法は、約24mm以上であることが好ましい。このように防磁域18を配置すれば、通帳50Aを第1および第2ポケット47a,47bに入れる態様がいかなるものであっても、磁気記録部57を防磁域18によって覆うことができる。
また、防磁層10を形成する第1および第2スペーサ板11,12の外形寸法が防磁板20のそれよりも大きくなっている。したがって、高周波加工によって表裏面シート34,35の外周縁を互いに溶着するとき、空間部39内に配置された防磁層10のうちの電気絶縁性の第1および第2スペーサ板11,12が電極に近接し、防磁板20は離間するので、電極と防磁板20との間で放電(スパーク)が発生するのを防止することができる。
<第2実施形態>
図9を参照すると、本実施形態の防磁層10においては、第1および第2スペーサ板11,12が別体ではなく、電気絶縁性の材料から形成された1つのパネル60から形成される。パネル60は、折り曲げたときに、互い対向し、防磁板20が当接される当接面63と、その当接面63の反対側に位置する非当接面64とを有し、パネル60の縦方向Yの中央には、横方向Xに延びる折曲線(折曲部)61が位置する。折曲線61は、例えば、当接面63から非当接面64へ向けて凹む条溝62や、所与寸法の間隔をおいて配置された複数のスリット等から形成される。本実施形態の防磁層10では、折曲線61に沿ってパネル60を2つ折りにして第1および第2スペーサ板11,12を形成し、それらの間に防磁板20が介在される。このように、第1および第2スペーサ板11,12を一体のパネル60で形成することによって、それらを別体に形成する場合に比して積層工程や接合工程の一部を簡略化できるとともに、第1および第2スペーサ板11,12のいずれか一方の第1および第2スペーサ板11,12と防磁板20との縦横の位置を接合手段によって決定することによって、他方の第1および第2スペーサ板11,12と防磁板20との位置が決定されるため、より簡易に製造することができる。
<第3実施形態>
図10を参照すると、本実施形態における防磁層10の非防磁域17には、厚さ方向Zにおいて防磁板20を貫通する複数の開孔69が位置する。本実施形態の防磁ケース30によれば、非防磁域17においても、防磁板20の一部が残っているため、全体が開孔16である場合に比して防磁性に優れて高い剛性を有する。
<第4実施形態>
図11を参照すると、本実施形態の防磁層10の防磁板20の非防磁域17には、厚さ方向Zにおいて防磁板20を貫通し、縦方向Yに延びるスリット状の開孔70を複数形成してある。本実施形態の防磁ケース30によれば、非防磁域17においても、全体が開孔16である場合に比して防磁性に優れて高い剛性を有する。また、防磁ケース30に横方向Xへ延びる折り目が形成されるような外力が加えられたときであっても、非防磁域17において複数の開孔70間に位置する部分からなるリブ71によって、通帳50A(50B)が折り曲げられるのを抑制することができる。なお、図示省略するが、スリット状の開孔70は、横方向に延びるように形成してもよい。このようにスリット状の開孔を形成すれば、縦方向Yへ延びる折り目が形成されるような外力が加えられたときであっても、スリット状の開孔の間に位置するリブによって、通帳50A(50B)が折り曲げられるのを抑制することができる。
<第5実施形態>
図12を参照すると、本実施形態の防磁層10の第1スペーサ板111および第2スペーサ板112には、粉状の酸化鉄を、ポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂に混入して形成したシート材を用い、または、粉状の酸化鉄を混入して形成したボール紙を用いることによって形成してあり、第1および第2スペーサ板111,112は、防磁ケース30の表面シート34と裏面シート35との空間部39の寸法を保持するものであるとともに、粉状の酸化鉄によって、永久磁石の磁界を減衰することができる。本実施形態の防磁層10によれば、第1および第2スペーサ板111,112においても、永久磁石の磁界を減衰することができるため、磁気記録部57,59のデータが破壊されることを確実に防止することができる。
<第6実施形態>
図13を参照すると、本実施形態の防磁ケース130において、防磁ケース130の両側縁43,44から第1端縁41および第2端縁42へ向かって斜めに延びるシール部(ポケットシール部)90が形成される。横方向Xにおいて互いに対向するシール部90は、第1及び第2端縁41,42へ向かうにつれて互いに接近するように斜めに延びていることから、シール部90間の横方向Xにおける離間寸法は第1及び第2端縁41,42に向かって次第に小さくなっている。したがって、第1および第2ポケット47a,47bの開口が比較的に大きいため、通帳50A,50Bの挿入操作が容易であるとともに、通帳50A,50Bを第1および第2ポケット47a,47bに挿入した後においては、縦方向Yにおけるシール部90の端部90aによって、通帳50A,50bがポケット47a,47b内で横方向Xへ移動することを規制することができる。このように通帳50A,50Bを確実に適正な位置に配置することによって、磁気記録部57,59を確実に防磁域18で覆うことができる。
<第7実施形態>
図14を参照すると、本実施形態の防磁層110の防磁板120は、第1防磁板121と第2防磁板122とを有している。第1および第2防磁板121,122の外形寸法および材料は、防磁板20の外形寸法および材料と同一である。第1防磁板121は開孔を有しておらず板状である。第2防磁板122は、中央に位置する矩形の開孔116を有する。第1防磁板121と第2防磁板122とは、第1防磁板121の外周縁と第2防磁板122の外周縁とが同一となるように、例えば、互いに対向する面に配置された両面テープ等の公知の接合手段によって接合され、防磁板120には、中央に位置する低防磁域117と、低防磁域117を囲むように位置する高防磁域118とが画定される。低防磁域117には、第2防磁板122の開孔116と第1防磁板121の中央部が位置して厚さ方向Zの寸法を小さくする一方、高防磁域118には、第1および第2防磁板121,122が位置して厚さ方向Zの寸法を大きくしている。高防磁域118には、第1および第2防磁板121,122が位置することによって、外部に配置された永久磁石からの磁界を減衰する効果を有する一方、低防磁域117においては、第1防磁板121のみが位置するため、高防磁域118に比して防磁性が低くなっている。本実施形態の防磁ケースによれば、低防磁域117においても、第1防磁板121が存在するため、所用の防磁性を有するとともに、防磁ケースの剛性を高くすることができる。しかも、第2防磁板122は、開孔116を有しているため、防磁ケースの軽量化及び低コスト化を実現することができる。
なお、本実施形態において、第1防磁板121を裏面シート35に近接するように配置してもよいし、第2防磁板122を裏面シート35に近接するように配置してもよい。ただし、第1防磁板121を裏面シート35に近接するように配置すれば、防磁ケースの第1および第2収容部31,32の裏面側の中央部が凹むのを防止することができるため、見栄えが向上する。
以上に記載した本考案に関する開示は、少なくとも下記事項に整理することができる。
縦方向及びそれに直交する横方向と、それらに直交する厚さ方向とを有し、表面及び裏面と、表面シートと、裏面シートと、前記表裏面シート間の空間部に配置された防磁層と、磁気記録部を有する通帳を収容可能なポケットを備えた防磁ケースであって、前記防磁層は、前記通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有し、第1スペーサ板と、第2スペーサ板と、それらの間に介在された外部からの磁界を減衰するための防磁板とを有し、前記防磁板は、中央部に位置する非防磁域と、前記非防磁域を囲むように位置して前記磁気記録部を覆う防磁域とを有することを特徴とする前記防磁ケース。
縦方向及びそれに直交する横方向と、それらに直交する厚さ方向とを有し、表面及び裏面と、表面シートと、裏面シートと、前記表裏面シート間の空間部に配置された防磁層と、磁気記録部を有する通帳を収容可能なポケットを備えた防磁ケースであって、前記防磁層は、前記通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有し、第1スペーサ板と、第2スペーサ板と、それらの間に介在された外部からの磁界を減衰するための防磁板とを有し、前記防磁板は、中央部に位置する低防磁域と、前記低防磁域を囲むように位置して前記磁気記録部を覆う高防磁域とを有することを特徴とする前記防磁ケース。
上記段落〔0039〕に開示した本考案は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。該実施の形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。特に、第7実施形態に係る考案と、他の実施形態に係る考案とを組み合わせる場合、第1防磁板121に、開孔69,70を形成することによって、さらなる軽量化及び低コスト化を実現することができる。
(1)前記防磁ケースは、前記縦方向の寸法を2等分する横中心線と、前記縦方向において互いに対向する第1及び第2端縁と、前記横中心線の前記第1端縁側に位置する第1収容部と前記横中心線の前記第2端縁側に位置する第2収容部とを有し、前記第1及び第2収容部には、それぞれ、前記表裏面シート間に位置する前記空間部に前記防磁層が配置されており、前記第1収容部の表面と前記第2収容部の表面とが互いに対向するように前記横中心線に沿って延びる折曲部分を介して2つ折りにした状態において、前記磁気記録部が前記第1吸収部の前記防磁層の前記防磁域と前記第2吸収部の前記防磁層の前記防磁域とによって前記厚さ方向において覆われる。
(2)前記防磁ケースは、前記縦方向の寸法を2等分する横中心線と、前記縦方向において互いに対向する第1端縁及び第2端縁と、前記横中心線よりも前記第1端縁側に位置する第1収容部と前記横中心線よりも前記第2端縁側に位置する第2収容部とを有し、前記第1及び第2収容部には、それぞれ、前記表裏面シート間に位置する前記空間部に前記防磁層が配置されており、前記第1収容部の表面と前記第2収容部の表面とが互いに対向するように前記横中心線に沿って延びる折曲部分を介して2つ折りにした状態において、前記磁気記録部が前記第1吸収部の前記防磁層の前記高防磁域と前記第2吸収部の前記防磁層の前記高防磁域とによって前記厚さ方向において覆われる。
(3)前記非防磁域又は前記低防磁域には、単数又は複数の開孔が位置する。
(4)前記磁気記録部は、前記防磁板の外周縁と前記非防磁域の周縁又は前記低防磁域の周縁とから所与寸法離間して位置する。
(5)前記表面シートと前記裏面シートとは、互いに積層された状態において外周が高周波加工によって溶着されて外周シール部が形成されており、前記第1及び第2スペーサ板の外形寸法は前記防磁板の外形寸法よりも大きく、前記防磁板は前記外周シール部から所与寸法離間している。
(6)前記第1スペーサ板と前記第2スペーサ板とは1つのパネルから形成されており、前記パネルは、前記防磁層が当接される当接面とその反対側に位置する非当接面と、前記当接面から前記非当接面へ向かって凹となる条溝によって形成された折曲部とを有する。
(7)前記ポケットを形成するポケット形成シートと、前記ポケット形成シートと前記表面シートとを接合し、かつ、前記防磁ケースの前記横方向において対向する両側縁から前記第1及び第2端縁へ向かって斜めに延びる一対のポケットシール部とを有し、前記一対のポケットシール部を構成するシール部分は、前記第1端縁又は前記第2端縁に向かうにつれて互いに接近する。
防磁ケースを構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書および請求の範囲において使用されている「第1」および「第2」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
10 防磁層
11 第1スペーサ板
12 第2スペーサ板
16 開孔
17 非防磁域
18 防磁域
20 防磁板
30 防磁ケース
31 第1収容部
32 第2収容部
34 表面シート
35 裏面シート
38 中央シール部(折曲部分)
39 空間部
40 ポケット形成シート
41 第1端縁
42 第2端縁
43 第1側縁
44 第2側縁
45 外周シール部
47a 第1ポケット
47b 第2ポケット
50A 通帳(第1タイプ)
50B 通帳(第2タイプ)
57 磁気記録部
59 磁気記録部
60 パネル
61 折曲線(折曲部)
62 条溝
69 開孔
70 開孔
90 シール部(ポケットシール部)
110 防磁層
111 第1スペーサ板
112 第2スペーサ板
116 開孔
117 低防磁域
118 高防磁域
120 防磁板
121 第1防磁板
122 第2防磁板
130 防磁ケース
P 横中心線
Q 縦中心線
X 横方向
Y 縦方向
Z 厚さ方向

Claims (9)

  1. 縦方向及びそれに直交する横方向と、それらに直交する厚さ方向とを有し、表面及び裏面と、表面シートと、裏面シートと、前記表裏面シート間の空間部に配置された防磁層と、磁気記録部を有する通帳を収容可能なポケットを備えた防磁ケースであって、
    前記防磁層は、前記通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有し、第1スペーサ板と、第2スペーサ板と、それらの間に介在された外部からの磁界を減衰するための防磁板とを有し、
    前記防磁板は、中央部に位置する非防磁域と、前記非防磁域を囲むように位置して前記磁気記録部を覆う防磁域とを有することを特徴とする前記防磁ケース。
  2. 前記防磁ケースは、前記縦方向の寸法を2等分する横中心線と、前記縦方向において互いに対向する第1端縁及び第2端縁と、前記横中心線よりも前記第1端縁側に位置する第1収容部と前記横中心線よりも前記第2端縁側に位置する第2収容部とを有し、
    前記第1及び第2収容部には、それぞれ、前記表裏面シート間に位置する前記空間部に前記防磁層が配置されており、前記第1収容部の表面と前記第2収容部の表面とが互いに対向するように前記横中心線に沿って延びる折曲部分を介して2つ折りにした状態において、前記磁気記録部が前記第1吸収部の前記防磁層の前記防磁域と前記第2吸収部の前記防磁層の前記防磁域とによって前記厚さ方向において覆われる請求項1に記載の防磁ケース。
  3. 縦方向及びそれに直交する横方向と、それらに直交する厚さ方向とを有し、表面及び裏面と、表面シートと、裏面シートと、前記表裏面シート間の空間部に配置された防磁層と、磁気記録部を有する通帳を収容可能なポケットを備えた防磁ケースであって、
    前記防磁層は、前記通帳の外形寸法よりも大きな外形寸法を有し、第1スペーサ板と、第2スペーサ板と、それらの間に介在された外部からの磁界を減衰するための防磁板とを有し、
    前記防磁板は、中央部に位置する低防磁域と、前記低防磁域を囲むように位置して前記磁気記録部を覆う高防磁域とを有することを特徴とする前記防磁ケース。
  4. 前記防磁ケースは、前記縦方向の寸法を2等分する横中心線と、前記縦方向において互いに対向する第1端縁及び第2端縁と、前記横中心線よりも前記第1端縁側に位置する第1収容部と前記横中心線よりも前記第2端縁側に位置する第2収容部とを有し、
    前記第1及び第2収容部には、それぞれ、前記表裏面シート間に位置する前記空間部に前記防磁層が配置されており、前記第1収容部の表面と前記第2収容部の表面とが互いに対向するように前記横中心線に沿って延びる折曲部分を介して2つ折りにした状態において、前記磁気記録部が前記第1吸収部の前記防磁層の前記高防磁域と前記第2吸収部の前記防磁層の前記高防磁域とによって前記厚さ方向において覆われる請求項3に記載の防磁ケース。
  5. 前記非防磁域又は前記低防磁域には、単数又は複数の開孔が位置する請求項1〜4のいずれかに記載の防磁ケース。
  6. 前記磁気記録部は、前記防磁板の外周縁と前記非防磁域の周縁又は前記低防磁域の周縁とから所与寸法離間して位置する請求項1〜5のいずれかに記載の防磁ケース。
  7. 前記表面シートと前記裏面シートとは、互いに積層された状態において外周が高周波加工によって溶着されて外周シール部が形成されており、前記第1及び第2スペーサ板の外形寸法は前記防磁板の外形寸法よりも大きく、前記防磁板は前記外周シール部から所与寸法離間している請求項1〜6のいずれかに記載の防磁ケース。
  8. 前記第1スペーサ板と前記第2スペーサ板とは1つのパネルから形成されており、前記パネルは、前記防磁層が当接される当接面とその反対側に位置する非当接面と、前記当接面から前記非当接面へ向かって凹となる条溝によって形成された折曲部とを有する請求項1〜7のいずれかに記載の防磁ケース。
  9. 前記ポケットを形成するポケット形成シートと、前記ポケット形成シートと前記表面シートとを接合し、かつ、前記防磁ケースの前記横方向において対向する両側縁から前記第1及び第2端縁へ向かって斜めに延びる一対のポケットシール部とを有し、前記一対のポケットシール部を構成するシール部分は、前記第1端縁又は前記第2端縁に向かうにつれて互いに接近する請求項2または4に記載の防磁ケース。
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