JP3193698U - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構造であるにもかかわらず、照明器具本体によって照明される照明空間をほぼ一様な明るさに保持し易く、発光素子が点灯しているときの透光性カバー部材の外側面にかげり部分が生じ難い照明器具を提供する。【解決手段】照明器具本体2に取付け固定される発光素子照明板部5が、ほぼリング状の内周側発光素子照明板部6と、この内周側発光素子照明板部6とは別体に構成されたほぼリング状の外周側発光素子照明板部7とを備えている。【選択図】図2
Description
本考案は、器具取付け部に取付けられる被取付け部を有する照明器具本体を備え、上記照明器具本体が、基台部と、上記基台部に取付け固定されたほぼリング状の発光素子照明板部とを備えている照明器具に関するものである。
上述のような構成を備えている照明装置は、図8および図9に示すように、従来から知られている。なお、これらの図8および図9に示す従来の照明器具101は、図1〜図5に示す本考案の第1の実施例における照明器具と同様に、照明器具本体102に着脱自在に取付けられる透光性のカバー部材103を備えている。そして、上記従来の照明器具101は、本考案の第1の実施例における照明器具1とは、以下に記述する点が相違している。すなわち、従来の照明器具101においては、図9に示すように、本考案の第1の実施例における内周側のLED照明板部6が備えられてはいない。また、上記従来の照明器具101は、図9に示すように、本考案の第1の実施例におけるLED照明板部5の突出部67および内周側LED列77をいずれも備えてはいない。なお、上記従来の照明器具101において図1〜図5に示す本考案の第1の実施例と共通の部分には、同一の符号を付して、その説明を適当に省略する。
この結果、図8および図9に示す従来の照明器具101の場合には、内周側のLED列72および外周側のLED列73から発せられる光が透光性カバー部材103の中央部分にまで十分に照射されない。このために、透光性カバー部材103には、このカバー部材103の中央部分の外側面にかげり部分104が生じ易い。したがって、上記従来の照明器具101の場合には、LEDが点灯しているときの透光性カバー部材103の見栄えが悪く、しかも、照明器具101による照明空間をほぼ一様な明るさに保持し難い。
本考案は、上記従来の照明器具101における上述のような欠点を、比較的簡単な構成でもって、効果的に是正し得るようにしたものである。
本考案は、器具取付け部に取付けられる被取付け部を有する照明器具本体を備え、上記照明器具本体が、基台部と、上記基台部に直接または間接的に取付け固定された発光素子照明板部とを備え、上記発光素子照明板部が、ほぼリング状の内周側発光素子照明板部と、この内周側発光素子照明板部とは別体に構成されたほぼリング状の外周側発光素子照明板部とを備えていることを特徴とする照明器具に係るものである。そして、本考案は、その第1の観点においては、上記照明器具本体に着脱自在に取付けられた透光性カバー部材をさらに備えている。
また、本考案は、その第2の観点においては、上記内周側発光素子照明板部が、第1の電気的補助部品を介して上記基台部に取付け固定されることによって、上記照明器具の軸心の方向において上記外周側発光素子照明板部よりも上記基台部から離間している。そして、本考案は、その第2の観点の第1の態様においては、上記内周側発光素子照明板部が、上記第1の電気的補助部品を介するとともに支柱部材を介して上記基台部に固定された状態でもって、上記基台部に取付けられている。さらに、本考案は、その第2の観点の第2の態様においては、上記第1の電気的補助部品が、電源回路部および操作スイッチ機構ならびに電源オン・オフ用などの光センサその他の各種のセンサから成る3種類の電気的補助部品のうちの1種類または複数種類の電気的補助部品であってよい。
また、本考案は、その第3の観点においては、上記内周側発光素子照明板部が、この内周側発光素子照明板部の周方向に延在している少なくとも1つの第1の発光素子列を備え、上記外周側発光素子照明板部が、この外周側発光素子照明板部の周方向に延在している少なくとも1つの第2の発光素子列を備え、上記内周側発光素子照明板部の発光素子取付け基板の外周囲と上記外周側発光素子照明板部の発光素子取付け基板の内周囲とのうちのいずれか一方に切欠き部が形成されるとともに、他方には突出部がこの切欠き部にほぼ対向するように形成され、第2の電気的補助部品が、上記切欠き部付近において、上記基台部に取付け固定され、補足的な発光素子列が上記突出部に配設されている。そして、本考案は、その第3の観点の第1の態様においては、上記第2の電気的補助部品が、操作スイッチ機構および電源回路部ならびに電源オン・オフ用などの光センサその他の各種のセンサから成る3種類のうちの1種類または複数種類の電気的補助部品であってよい。そして、上記第2の電気的補助部品が、上記第1の電気的補助部品とは、上記3種類の電気的補助部品のうちの種類の異なる電気的補助部品であるのが好ましい。
請求項1に係る考案によれば、比較的簡単な構造であるにもかかわらず、照明器具本体によって照明される照明空間をほぼ一様な明るさに保持し易い。そして、請求項2に係る考案によれば、発光素子が点灯しているときに透光性カバー部材の外側面にかげり部分が生じ難いので、発光素子が点灯しているときの透光性カバー部材の見栄えが良い。
また、請求項3に係る考案によれば、第1の電気的補助部品を基台部に配設しても、内周側の発光素子照明板部を平面的に見て外周側発光素子照明板部に比較的近い位置に配置することができるので、照明器具本体の平面的に見た大きさを比較的小さくすることができる。そして、請求項4に係る考案によれば、請求項3に係る考案によって奏する上述の効果を良好かつ確実に奏することができる。さらに、請求項5に係る考案によれば、第1の電気的補助部品として選択される電源回路部または操作スイッチ機構もしくは電源オン・オフ用などの光センサその他の各種のセンサが比較的大型であっても、照明器具本体の平面的に見た大きさを比較的小さくすることができる。
また、請求項6に係る考案によれば、平面的に見て、内周側の発光素子照明板部と外周側の発光素子照明板部との間に第2の電気的補助部品を配設することを比較的容易に達成することができ、それでいて、内周側の発光素子照明板部と外周側の発光素子照明板部とによって照明される照明空間をほぼ一様な明るさに保持し易い。さらに、請求項7に係る考案によれば、第2の電気的補助部品として選択される電源回路部または操作スイッチ機構もしくは電源オン・オフ用などの光センサその他の各種のセンサが比較的大型であっても、照明器具本体の平面的に見た大きさを比較的小さくすることができる。
つぎに、本考案を適用した第1および第2の実施例における照明器具を、「1、第1の実施例」および「2、第2の実施例」に項分けして、図面を参照しつつ説明する。
1、第1の実施例
つぎに、本考案の第1の実施例を、「(1)照明器具全体の概略的説明」、「(2)内周側のLED照明板部の説明」、「(3)外周側のLED照明板部の説明」および「(4)内周側および外周側のLED照明板部の寸法の説明」に項分けして、図1〜図5を参照しつつ説明する。
(1)照明機器全体の概略的説明
照明器具1は、図1〜図5に示すように、照明器具本体2と、この照明器具本体2に着脱自在に取付けられる透光性のカバー部材3とを備えている。そして、照明器具本体2は、鉄材などの適当な金属板を板金加工することなどによって構成された基台部4と、ねじ止めなどによって基台部(換言すれば、基板部)4に着脱自在に取付け固定されるLED照明板部(換言すれば、チップ型などの発光素子8が取付けられている照明板部)5とを備えている。また、LED照明板部5は、ほぼリング状の内周側のLED照明板部6と、この内周側のLED照明板部6とは別体に構成されたほぼリング状の外周側のLED照明板部7とを備えている。さらに、基台部4は、図2および図5に示すように、照明器具1が設置される建物などの天井などにこの照明器具1を取付けるための中央開孔11を有している。そして、基台部4の中央開孔11のほぼ外周囲には、ほぼリング状の被取付け部12が形成されている。なお、照明器具1は、上記天井に取付けられるときには、図5に示す状態とは上下逆の状態において上記天井に取付けられる。そして、この取付け時には、上記天井などの器具取付け部(図示せず)に予め取付けられているアダプタ(図示せず)に照明器具1の照明器具本体2の被取付け部12が取付け支持される。
基台部4には、図2および図5に示すように、被取付け部12の外周囲側において、ほぼリング状の凹部13が形成されている。なお、図5に示す照明器具1を天井に取付けた状態においては、照明器具1の上側面には、リング状凹部13の存在によって、ほぼ上方に向かって突出するほぼリング状の凸部14が形成されている。そして、基台部4の外周囲のほぼ全周には、この基台部4の側からカバー部材3の側に向って立ち上っているほぼリング形状の立ち上り部15が形成されている。なお、この立ち上り部15は、その基端側からその先端側に向って、基台部4の径方向における外方に多少傾斜しているのが好ましい。また、基台部4の内側面には、立ち上り部15の内周囲側において、ほぼリング状の凹部16が形成されている。そして、図5に示す照明器具1を天井に取り付けた状態においては、照明器具1の上側面には、リング状凹部16の存在によって、ほぼ上方に向って突出するほぼリング状の凸部17が形成されている。したがって、基台部4には、内周側のリング状凹部13と外周側のリング凹部16との間において、ほぼリング状でほぼ平坦な面21が形成されている。なお、図5に示す照明器具1を天井に取付けた状態においては、照明器具1の上側面には、リング状平坦面21の存在によって、ほぼ下方に向って窪んでいるほぼリング状の凹部22が形成されている。
基台部4のリング状凹部13には、図2および図5に示すように、電源回路部23が配設されている。そして、この電源回路部23は、リング状凹部13の周方向において例えばおよそ120°の角度でもって部分的に存在するように、リング状凹部13の周方向に沿ってほぼ湾曲している。また、この電源回路部23は、リング状凹部13の径方向において、このリング状凹部13の幅とほぼ同一の幅またはこのリング状凹部13の幅よりも多少小さい幅を有している。さらに、電源回路部23は、図5に示すように、基台部4のリング状凹部13上に取付け固定されている電源回路基板24と、この電源回路基板24をカバー部材3の側から覆っている箱蓋形状の被覆部材25とを備えている。そして、基台部4のリング状凹部13には、ほぼ長方形状の板状体であってよいスイッチ取付け板26が取付け固定されている。なお、スイッチ取付け板26は、リング状凹部13に横倒しの状態でもって立設されていてよい。そして、スイッチ取付け板26には、LEDなどの発光素子8を点灯および消灯させるのに用いられる操作スイッチ27が、取付け固定されている。さらに、操作スイッチ27とスイッチ取付け板26とによって、操作スイッチ機構28が構成されている。
基台部4のリング状凹部16には、図2に示すように、基台部4の軸心に対して例えばほぼ120°の間隔でもって、例えば3個の係止部材31が止めねじ32によってねじ止め固定されている。なお、図示の実施例においては、係止部材31のそれぞれは、ほぼZ(ゼット)型アルグル形状であって、その基端面33が止めねじ32によってリング状凹部16にねじ止め固定されている。そして、係止部材31の上端面34の長さ方向におけるほぼ中間の位置には、傾斜面35が形成されている。したがって、リング状凹部16の周方向における傾斜面35の両側には、高位面36および低位面37がそれぞれ形成されている。そして、低位面37のうちの、傾斜面35とは反対側の端部には、ストッパ面41がほぼ下方に向って突設されている。一方、カバー部材3の外周42のほぼ全体は、照明器具1の軸心C1にほぼ向って湾曲している。そして、この湾曲部42のほぼ先端には、ほぼ下方に向って延在しているほぼリング状の下垂部43が連設されている。また、このリング状下垂部43の内周面の上下方向における中間位置には、例えばほぼ60°の間隔でもって、例えば6個の係止用突条部44が例えば一体的に形成されている。したがって、カバー部材3を図5に示すように照明器具本体2に重ね合せてから、このカバー部材3を図1における時計方向に回動させたときには、6個の係止用突条部44のうちの3個の係止用突条部44のそれぞれが3個の係止部材31のそれぞれの係止用ストッパ面41に当接する。このために、上記3個の係止用突条部44のそれぞれが、係止用ストッパ面41の付近において、3個の係止部材31のそれぞれに係止される。したがって、カバー部材3は、照明器具本体2に確実に位置保持される。
(2)内周側のLED照明板部の説明
内周側のLED照明板部6は、図2などに示すように、大よそ円形状であってよい外周囲48と、ほぼ円形状であってよい内周囲49とをそれぞれ有していてよい、例えば円環状などのほぼリング状の例えば1枚形状であってよい。したがって、LED照明板部6は、中央開口45を有する1枚のリング状LED取付け基板46を備えている。なお、LED取付け基板46の一部分は、被覆部材25上に載置されて、この被覆部材25にねじ止め固定されている。そして、LED取付け基板46の他の一部分または他の複数部分は、基台部4のリング状凹部13上にねじ止め固定された1個または複数個の支柱部材(図示せず)上に載置されて、上記支柱部材にねじ止め固定されている。したがって、LED取付け基板46は、電源回路部23上および前記支柱部材上に、ほぼ水平な状態でもって位置保持されている。また、LED取付け基板46には、上記ねじ止めのために、例えば3個のねじ挿通孔50が配設されている。さらに、このLED取付け基板46の外周囲の一部には、図3および図5に示すように、スイッチ取付け板26および操作スイッチ27をそれぞれ配設するのに支障が生じないようにするための切欠き部47が備えられている。そして、この切欠き部47は、LED取付け基板46の外周囲を欠円形状にするための欠載部51と、この欠載部51のほぼ中央部分を掘れ込み形状にするための凹部52とから、構成されていてよい。
内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46の外側面には、このLED取付け基板46の内周にほぼ沿ってほぼリング状に延在している内周側のLED列53と、この内周側LED列53の外周側においてこのLED取付け基板46の外周のうちの切欠き部47を除く部分にほぼ沿って延在している外周側のLED列54とが、それぞれ配設されている。なお、内周側のLED列53においては、多数個のLED8がほぼ等間隔でもって配置されていてもよいが、図示の実施例においては、LED8の相互の間隔が特に狭い箇所を備えている。また、外周側のLED列54においては、切欠き部47が設けられている箇所においてLED8が存在しないことを除いて、LED8がほぼ等間隔でもって配置されている。なお、図2などにおいて、符号55は、内周側のLED照明板部6のLED8に給電するためのコネクタである。
(3)外周側のLED照明板部の説明
外周側のLED照明板部7は、図2などに示すように、例えば1/4リング片からそれぞれ構成された4枚のLED取付け基板61、62、63、64を備えていてよい。そして、これらのLED取付け基板61〜64は、全体として大よそ円環状などの大よそリング状になるように配置されていてよい。具体的には、これらのLED取付け基板61〜64のそれぞれは、基台部4のほぼリング状の平坦面21にねじ止め固定されている。この場合、外周側のLED照明板部7のLED取付け基板61〜64のそれぞれは、リング状平坦面21上に、ほぼ水平な状態でもって位置保持されている。これに対し、内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46は、電源回路部23および前記支持部材上に、ほぼ水平な状態でもって位置保持されている。したがって、内周側のLED照明板部6は、外周側のLED照明板部7よりも電源回路部23の高さにほぼ等しい高さ(正確には、電源回路部23の高さからほぼリング状の凹部13の深さを差し引いた高さ)だけ、軸心C1の方向においてカバー部材3の側に位置ずれしている。
例えば4枚のLED取付け基板61〜64の相互の間には、適当な幅を有する間隙65がそれぞれ形成されていてよい。そして、LED取付け基板61〜64のそれぞれは、照明器具1の軸心C1に対して、ほぼ90°の角度を成すように延在している。また、LED取付け基板61〜64のそれぞれには、上記ねじ止めのために、例えば3個のねじ挿通孔66が配設されている。さらに、LED取付け基板64の内周囲のうちの切欠き部47に対向する部分には、図2などに示すように、軸心C1にほぼ向かってかつこの軸心C1に対してほぼ90°を成すように突出している突出部67が備えられている。そして、この突出部67のうちの軸心C1の側は、欠截部51および凹部52とそれぞれほぼ平行な直線形状になっていてよい。また、突出部67のほぼ水平方向における長さ(換言すれば、欠截部51および凹部52とはそれぞれほぼ平行な方向における長さ)は、切欠き部47の水平方向における長さとほぼ同一であってよい。なお、LED取付け基板64の外周囲には、図2などに示すように、切り込み形状の凹部71が形成されている。そして、この凹部71は、操作スイッチ27などを操作するための操作用ひも(図示せず)を挿通させるのに用いられることができる。なお、この操作用ひもの基端部は、操作スイッチ27に取付けられていてよい。そして、この操作用ひもは、基台部4の外部に導き出されていて、その先端部が使用者などにより引っ張り操作されることなどによって、操作スイッチ27がオン・オフするように構成されていてよい。
外周側のLED照明板部7の3枚のLED取付け基板61、62、63の外側面には、これらのLED取付け基板61、62、63の内周にほぼ沿って延在している内周側のLED列72と、LED取付け基板61、62、63の外周(換言すれば、内周側のLED列72の外周側)にほぼ沿って延在している外周側のLED列73とが、それぞれ配設されている。そして、残り1枚のLED取付け基板64の外側面には、上記外周側のLED列73とほぼ同一の構成であってよい外周側のLED列74と、上記内周側のLED列72とほぼ同一の構成であってよい中間位置のLED列75と、LED取付け基板64の内周(換言すれば、突出部67の内周側のほぼ直線形状の端部76)にほぼ沿って例えばほぼ直線的に配列されている内周側のLED列77とが、それぞれ配設されている。なお、照明器具本体2を図3に示すように平面的に見た場合には、内周側のLED照明板部6と外周側のLED照明板部7との間には、適当な間隙81が形成されている。また、照明器具本体2を図3に示すように平面的に見た場合には、LED取付け基板64上の内周側のLED列77がLED取付け基板46上の外周側のLED列54の欠如部分(換言すれば、切欠き部47に相当する部分)をほぼ補完している。なお、図2などにおいて、符号82は、外周面のLED照明板部7の4枚のLED取付け基板61〜64上のLED8を電気的に相互に接続したり給電したりするのに用いられるコネクタである。
図1〜図5に示すように構成された照明器具1によれば、上記操作用ひもを操作して操作スイッチ27をオン状態にすると、内周側のLED照明板部6および外周側のLED照明板部7のうちのいずれか一方または両方のLED8に通電して発光させることができる。また、上記操作用ひもを再操作することによって、発光中のLED8を消光させることができる。この場合、多数個のLED8によって、基台部4の外周側から内周側に向かって、最外周のLED列73、74、これらのLED列73、74の内周側に隣接しているLED列72、75、これらのLED列72、75の内周側に隣接しているLED列54、77および最内周のLED列53のそれぞれが、順次ほぼ等間隔でもって構成されている。しかも、最内周のLED列53の径が、最外周のLED列73、74の径に較べて十分小さく形成されている。したがって、カバー部材3には、LED列53、54、72〜75、77から発せられる光がほぼ満遍なく照射されるので、カバー部材3の外側面83(特に、カバー部材3の中央部分の外側面)にかげり部分が生じ難い。
(4)内周側および外周側のLED照明板部の寸法の説明
図1〜図5に示す内周側のLED照明板部6の各部の寸法は、図示の実施例においては、つぎの(a)項〜(f)項に記載の通りである:
(a)ほぼ円形状の中央開孔11の半径:ほぼ55mm、
(b)切欠き部47を除く外周囲の半径(換言すれば、軸心C1から上記外周囲までの最短距離の長さ):ほぼ110mm、
(c)切欠き部47と軸心C1との最短距離:ほぼ78.7mm、
(d)切欠き部47のほぼ水平方向における全長:ほぼ130mm、
(e)凹部52のほぼ長さ方向(換言すれば、軸心C1とほぼ直角を成す方向)における全長:ほぼ92.5mm、および
(f)凹部52の深さ(換言すれば、軸心C1とほぼ直角をなす方向における長さ):ほぼ10mm。
(a)ほぼ円形状の中央開孔11の半径:ほぼ55mm、
(b)切欠き部47を除く外周囲の半径(換言すれば、軸心C1から上記外周囲までの最短距離の長さ):ほぼ110mm、
(c)切欠き部47と軸心C1との最短距離:ほぼ78.7mm、
(d)切欠き部47のほぼ水平方向における全長:ほぼ130mm、
(e)凹部52のほぼ長さ方向(換言すれば、軸心C1とほぼ直角を成す方向)における全長:ほぼ92.5mm、および
(f)凹部52の深さ(換言すれば、軸心C1とほぼ直角をなす方向における長さ):ほぼ10mm。
図1〜図5に示す外周側のLED照明板部7の各部の寸法(下記の(g)項〜(j)項)およびこれらに関連した寸法(下記の(k)項)は、図示の実施例においては、つぎの(g)項〜(k)項に記載の通りである:
(g)突出部67を除く内周囲の半径:ほぼ125mm、
(h)外周囲の半径:ほぼ186mm、
(i)突出部67と軸心C1との最短距離:ほぼ105mm、
(j)突出部67の長さ方向(換言すれば、軸心C1とほぼ直角を成す方向)における長さ:ほぼ135.6mm、および
(k)内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46のLED取付け面と、外周側のLED照明板部7のLED取付け基板61〜64のLED取付け面との相互の間隔:ほぼ22mm。
(g)突出部67を除く内周囲の半径:ほぼ125mm、
(h)外周囲の半径:ほぼ186mm、
(i)突出部67と軸心C1との最短距離:ほぼ105mm、
(j)突出部67の長さ方向(換言すれば、軸心C1とほぼ直角を成す方向)における長さ:ほぼ135.6mm、および
(k)内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46のLED取付け面と、外周側のLED照明板部7のLED取付け基板61〜64のLED取付け面との相互の間隔:ほぼ22mm。
2、第2の実施例
つぎに、本考案の第2の実施例を図6および図7を参照しつつ説明すると、本考案の第2の実施例における照明器具1は、外周側のLED照明板部7の構成が前記第1の実施例の場合とは相違していることを除いて、前記第1の実施例における照明器具1と実質的に同一の構成であってよい。したがって、図6および図7に示す第2の実施例においては、図1〜図5に示す第1の実施例と共通の部分に同一の符号を付して、その説明を適当に省略する。
図6および図7に示す照明器具1においては、外周側のLED照明板部7は、図6および図7に示すように、例えば円環状などのほぼリング状の1枚形状に構成されている。そして、外周側のLED照明板部7は、ほぼ円形状であってよい外周囲91と、ほぼ円形状であってよい内周囲92とをそれぞれ有していてよい。また、図6および図7に示す照明器具1においては、前記第1の実施例において設けられていた4ヶ所の間隙65は、いずれも設けられていない。このために、前記第1の実施例において外周側のLED照明板部7上に配設されていた8個のコネクタ82のうちの7個のコネクタ82は、この第2の実施例においては、いずれも省略されている。そして、残りの1個のコネクタ82は、内周側のLED照明板部6上に配設されている1個のコネクタ55にほぼ対向するように、外周側のLED照明板部7上に配設されている。したがって、これらの一対のコネクタ55、82を接続用コネクタ(図示せず)により電気的に接続することによって、電源回路部23は、内周側のLED照明板部6のLED8に給電することができるだけでなく、外周側のLED照明板部7のLED8にも給電することができる。
以上、本考案を第1および第2の実施例について詳細に説明したが、本考案は、これら第1および第2の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、上記第1および第2の実施例においては、内周側のLED照明板部6および外周側のLED照明板部7のそれぞれをほぼ円環状に構成した。しかし、これらのLED照明板部6、7のそれぞれは、長円環状、楕円環状などのほぼリング状であってもよい。
また、上記第1および第2の実施例においては、内周側のLED照明板部6および外周側のLED照明板部7のそれぞれにリング状のLED列72〜75を2組ずつ配設した。しかし、内周側のLED照明板部6および外周側のLED照明板部7のそれぞれにリング状のLED列を1組または3組以上配設することもできる。
また、上記第1および第2の実施例においては、内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46と基台部4との間に、電源回路部23を配設した。そして、上記LED取付け基板46の外周囲のうちの切欠き部47が形成されている箇所と、外周側のLED照明板部7のLED取付け基板64の内周囲のうちの突出部67が形成されている箇所との間に、スイッチ取付け板26および操作スイッチ27から成る操作スイッチ機構28を配設した。しかし、電源回路部23の配置箇所と上記操作スイッチ機構28の配置箇所とを互いに逆にしてもよい。さらに、上記電源回路部23および上記操作スイッチ機構28に加えてまたはこれらの少なくとも1方に代えて、電源回路部23および上記操作スイッチ機構28以外の電源オン・オフ用などの光センサその他のセンサなどの他の電気的補助部品を照明器具1に配設することもできる。
また、上記第1および第2の実施例においては、内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46に切欠き部47を形成するとともに、外周側のLED照明板部7のLED取付け基板64に突出部67を形成した。しかし、切欠き部47と突出部67との位置関係を上述の場合とは逆にすることも可能である。そして、この場合には、外周側のLED照明板部7のLED取付け基板64に切欠き部47を形成するとともに、内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46に突出部67を形成すればよい。また、内周側のLED列77は、外周側のLED列として、内周側のLED照明板部6のLED取付け基板46の上記突出部67に形成されればよい。
また、上記第1および第2の実施例においては、内周側のLED照明板部6が、1枚のリング状LED取付け基板46を備えている。しかし、内周側のLED照明板部6は、外周側LED照明板部7の場合と同様に1/4リング片などからそれぞれ構成された複数枚のLED取付け基板を備えていてもよい。
さらに、上記第1および第2の実施例においては、電源回路部23、操作スイッチ27およびLED8とLED照明器具1の周辺付近の人体との間の電気的絶縁を行うための例えば透明な絶縁カバーの図示を省略した。しかし、上記絶縁カバーを必要に応じてLED照明器具1に配設することができる。そして、このような絶縁カバーとしては、例えば、内周側LED照明板部6および外周側LED照明板部7を平面的に見てほぼ全体的に覆うようにかつ基台部4とカバー部材3との間に介在するように、基台部4に取付けられた一枚の絶縁カバーが用いられることができる。また、上記絶縁カバーとしては、内周側LED照明板部6のLED取付け基板46と必要に応じてその周辺と、このLED取付け基板46に取付けられたLED8を含めて、覆うことができる第1の絶縁カバーと、外周側LED照明板部7の4枚のLED取付け基板61〜64のそれぞれと必要に応じてそれらの周辺とを、これらのLED取付け基板61〜64にそれぞれ取付けられたLEDを含めて、覆うことができる第2〜第5の絶縁カバーが、用いられることもできる。
1 照明器具
2 照明器具本体
3 透光性カバー部材
4 基台部(基板部)
5 LED照明板部(発光素子照明板部)
6 内周側LED照明板部(内周側発光素子照明板部)
7 外周側LED照明板部(外周側発光素子照明板部)
12 被取付け部
23 電源回路部(電気的補助部品)
28 操作スイッチ機構(電気的補助部品)
46 LED取付け基板(発光素子取付け基板)
47 切欠き部
53 内周側のLED列(第1の発光素子列)
54 外周側のLED列(第1の発光素子列)
64 LED取付け基板(発光素子取付け基板)
67 突出部
72 内周側のLED列(第2の発光素子列)
73 外周側のLED列(第2の発光素子列)
77 内周側のLED列(補足的な発光素子列)
C1 軸心
2 照明器具本体
3 透光性カバー部材
4 基台部(基板部)
5 LED照明板部(発光素子照明板部)
6 内周側LED照明板部(内周側発光素子照明板部)
7 外周側LED照明板部(外周側発光素子照明板部)
12 被取付け部
23 電源回路部(電気的補助部品)
28 操作スイッチ機構(電気的補助部品)
46 LED取付け基板(発光素子取付け基板)
47 切欠き部
53 内周側のLED列(第1の発光素子列)
54 外周側のLED列(第1の発光素子列)
64 LED取付け基板(発光素子取付け基板)
67 突出部
72 内周側のLED列(第2の発光素子列)
73 外周側のLED列(第2の発光素子列)
77 内周側のLED列(補足的な発光素子列)
C1 軸心
Claims (7)
- 器具取付け部に取付けられる被取付け部を有する照明器具本体を備え、
上記照明器具本体が、基台部と、上記基台部に直接または間接的に取付け固定された発光素子照明板部とを備え、
上記発光素子照明板部が、ほぼリング状の内周側発光素子照明板部と、この内周側発光素子照明板部とは別体に構成されたほぼリング状の外周側発光素子照明板部とを備えていることを特徴とする照明器具。 - 上記照明器具本体に着脱自在に取付けられた透光性カバー部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
- 上記内周側発光素子照明板部が、第1の電気的補助部品を介して上記基台部に取付け固定されることによって、上記照明器具の軸心の方向において上記外周側発光素子照明板部よりも上記基台部から離間していることを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
- 上記内周側発光素子照明板部が、上記第1の電気的補助部品を介するとともに支柱部材を介して上記基台部に固定された状態でもって、上記基台部に取付けられていることを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
- 上記第1の電気的補助部品が、電源回路部および操作スイッチ機構ならびにセンサのうちの1種類または複数種類の電気的補助部品であることを特徴とする請求項3または4のうちのいずれか1つに記載の照明器具。
- 上記内周側発光素子照明板部が、この内周側発光素子照明板部の周方向に延在している少なくとも1つの第1の発光素子列を備え、
上記外周側発光素子照明板部が、この外周側発光素子照明板部の周方向に延在している少なくとも1つの第2の発光素子列を備え、
上記内周側発光素子照明板部の発光素子取付け基板の外周囲と上記外周側発光素子照明板部の発光素子取付け基板の内周囲とのうちのいずれか一方に切欠き部が形成されるとともに、他方には突出部がこの切欠き部にほぼ対向するように形成され、
第2の電気的補助部品が、上記切欠き部付近において、上記基台部に取付け固定され、
補足的な発光素子列が上記突出部に配設されていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の照明器具。 - 上記第2の電気的補助部品が、操作スイッチ機構および電源回路部ならびにセンサのうちの1種類または複数種類の電気的補助部品であることを特徴とする請求項6に記載の照明器具。
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JP2014004147U JP3193698U (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | 照明器具 |
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JP2014004147U JP3193698U (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | 照明器具 |
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JP (1) | JP3193698U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105805646A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-07-27 | 广东善觉科技有限公司 | 无影灯光源模块摆动机构 |
-
2014
- 2014-08-04 JP JP2014004147U patent/JP3193698U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105805646A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-07-27 | 广东善觉科技有限公司 | 无影灯光源模块摆动机构 |
CN105805646B (zh) * | 2016-04-19 | 2018-10-26 | 广东善觉科技有限公司 | 无影灯光源模块摆动机构 |
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