JP2015050122A - 照明装置 - Google Patents

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平岡 淳
Atsushi Hiraoka
淳 平岡
浩和 中川
Hirokazu Nakagawa
浩和 中川
友亮 尾崎
Tomoaki Ozaki
友亮 尾崎
池田 智
Satoshi Ikeda
智 池田
智之 清水
Tomoyuki Shimizu
智之 清水
石川 淳
Atsushi Ishikawa
淳 石川
稔久 高笠原
Toshihisa Takasahara
稔久 高笠原
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Abstract

【課題】均一なさくら色の照明を実現することができる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、リングカバー、リングカバーと略同一形状のシャーシを備え、シャーシには、周状に複数の基板を配置してある。各基板は、複数の光源を実装してある。複数の光源は、昼光色の光を発する複数の昼光色光源と、電球色の光を発する複数の電球色光源と、赤色の光を発する複数の赤色光源とを有する。そして、複数の昼光色光源を基板上に均等に配置してあり、複数の昼光色光源のうち一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に電球色光源及び赤色光源からなる1組の光源を配置してある。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の光源を実装した基板を備える照明装置に関する。
住宅の室内用の照明装置としては、従来、白熱電球、蛍光灯などの光源を備えるものが用いられている。一方で、近年、発光ダイオード(LED)の高輝度化に伴い、白熱電球や蛍光灯などの光源に代えて、低消費電力、長寿命等の特性を有するLEDが照明装置の光源として用いられるようになりつつある。
例えば、照射方向が天井などの取付面に対して略垂直方向となるように複数の白色LED及び電球色LEDが基板に搭載された光源モジュールの光出射方向側に、照明カバーと離隔して設けられ、LEDからの出射光を拡散させる拡散部材を備えた照明装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2013−25868号公報
特許文献1の照明装置では、白色、電球色及びそれらの混色の照明が可能である。一方で、くつろぎや癒しの照明環境を実現するために、例えば、桜色の照明を使いたいという要望がある。しかし、従来、均一なさくら色の照明を実現することができなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、均一なさくら色の照明を実現することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、複数の光源を実装した基板を備える照明装置において、前記複数の光源は、昼光色の光を発する複数の昼光色光源と、電球色の光を発する複数の電球色光源と、赤色の光を発する複数の赤色光源とを有し、前記複数の昼光色光源を前記基板上に均等に配置してあり、前記複数の昼光色光源のうち一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に前記電球色光源及び赤色光源からなる1組の光源を配置してあることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記電球色光源及び赤色光源からなる各組の光源を前記基板上に均等に配置してあることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記電球色光源及び赤色光源は、それぞれの組について略等間隔に配置してあることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記電球色光源、昼光色光源及び赤色光源に流れる電流を調整して電球色に調色制御する調色制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、前記調色制御部は、前記電球色光源に流れる電流に対して、前記昼光色光源に流れる電流の比を5%から25%の範囲とし、前記赤色光源に流れる電流の比を10%から34%の範囲とすべく電流を調整するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、薄型で均一なさくら色の照明を実現することができる。
本実施の形態の照明装置の外観の一例を示す平面図である。 本実施の形態の照明装置の構成の一例を示す分解斜視図である。 本実施の形態の照明装置の構成の要部を示す断面図である。 基板上のLEDの配置の第1実施例を示す説明図である。 基板上のLEDの配置の第2実施例を示す説明図である。 基板上のLEDの配置の第3実施例を示す説明図である。 基板上のLEDの配置の第4実施例を示す説明図である。 基板上のLEDの配置の第5実施例を示す説明図である。 矩形状の基板の配置例を示す説明図である。 矩形状の基板上のLEDの配置の第1実施例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置により照明をソメイヨシノの色に調色した場合の発光スペクトルの一例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置により照明を八重桜の色に調色した場合の発光スペクトルの一例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置のソメイヨシノ及び八重桜の各色の色度座標の一例を示す説明図である。 従来の電球色の発光スペクトルの一例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置により照明を電球色に調色した場合の色度座標の第1例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置により照明を電球色に調色した場合の平均演色評価数(Ra)の一例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置により照明を電球色に調色した場合の色度座標の第2例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置の基板の配置の一例を示す平面図である。 基板周辺の要部の一例を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置の電源基板の固定方法の一例を示す斜視図である。 内側アダプタの第1例を示す外観斜視図である。 図21のXXII−XXII線から見た内側アダプタの要部断面図である。 外側アダプタの第1例を示す外観斜視図である。 図23のXXIV−XXIV線から見た外側アダプタの要部断面図である。 内側アダプタ及び外側アダプタの固定状態の一例を示す要部断面図である。 内側アダプタの第2例を示す外観斜視図である。 外側アダプタの第2例を示す外観斜視図である。 電源基板の書き換え用のコネクタの近傍の様子を示す説明図である。 電源基板の書き換え用のコネクタの近傍の様子を示す説明図である。 本実施の形態の照明装置のリングカバーの要部を示す説明図である。 センタカバーの一例を示す外観斜視図である。 センタカバーの取付状態の一例を示す説明図である。 シャーシの一例を示す外観斜視図である。 シャーシとリングカバーとの取付部分の一例を示す要部断面図である。 シャーシとリングカバーとの取付部分の一例を示す要部断面図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の照明装置の外観の一例を示す平面図であり、図2は本実施の形態の照明装置の構成の一例を示す分解斜視図であり、図3は本実施の形態の照明装置の構成の要部を示す断面図である。
以下の説明では、照明装置として、天井等の取付面に直に取り付けることができるシーリングライトを例として挙げるが、照明装置は、シーリングライトに限定されるものではなく、天井等の取付面に埋め込んで取り付ける照明装置等であってもよい。
図1は照明装置をリングカバー70側の光出射方向から見た一例を示す。リングカバー70は、円形状をなし、例えば、ポリカーボネート又はアクリル等の光を透過する材料からなり、光を拡散する拡散材が分散された乳白色の部材である。リングカバー70の中央部には、円形状のセンタカバーシート80を配置している。リングカバー70は、リングカバー70から照明装置の照明光が出射される。
図2及び図3に示すように、照明装置は、アルミニウム又は鉄等の金属製であって外周形状が円形状であり、中央に円形状の孔を有する板部材からなり、リングカバー70と略同一形状のシャーシ10、シャーシ10にナイロンリベット93で固定され、円周状に配置される4枚の基板20、シャーシ10の中央の孔に配置される内側アダプタ30及び外側アダプタ40、シャーシ10の中央部に配置され、所定のプログラムを記録した書き換え可能なメモリ、所要の電気部品及び電子部品等が実装された電源基板50、電源基板50とシャーシ10との間に配置される絶縁シート91、電源基板50を覆う基板カバー60、センタカバーシート80と略同一形状のセンタカバー81、リング状のセンタカバーシール82、シャーシ10と天井面との間に配置される矩形状のクッション92などを備える。なお、シャーシ10は金属製に限らず、樹脂又はセラミックス等他の材料製であってもよい。
各基板20は、シャーシ10と平行に配置され、後述の光源としての昼光色LED、電球色LED及び赤色LEDがそれぞれ複数個、後述の所定の配置で基板20に実装してある。なお、昼光色LED、電球色LED及び赤色LEDを纏めてLEDと称する。各基板20に実装されたLEDが発する光は、リングカバー70から外部へ出射される。
各基板20は、外形が円形状であって中央部に円形状の孔を有する同心円状の基板を径方向に4等分に分割したうちの1つと同等の形状をなす。すなわち、各基板20は、一方の対向する円弧状の外辺及び内辺と、他方の対向する側辺とにより囲まれた形状をなす。
図4は基板20上のLEDの配置の第1実施例を示す説明図である。図4は14畳の照明装置に使用される基板の例である。
基板20には、昼光色の光を発する複数の昼光色光源としての昼光色LED21、電球色の光を発する複数の電球色光源としての電球色LED22、赤色の光を発する複数の赤色光源としての赤色LED23を実装してある。基板20には、例えば、昼光色LED21が24個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ16個実装されている。照明装置には、4枚の基板20を設けているので、照明装置全体としては、昼光色LED21が96個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ64個実装されていることになる。
基板20上には、24個の昼光色LED21を均等に配置してある。均等に配置するとは、例えば、24個の昼光色LED21の中の隣り合う任意の昼光色LED21同士の間の離隔寸法を同等にして配置するということである。なお、昼光色LED21を含めて他の色のLEDを電気的に接続する配線パターンの配置の制限等により、一部の昼光色LED21が他の多数の昼光色LED21に比べて均等ではない配置となってもよい。
複数(図4の例では24個)の昼光色LED21のうち一部の複数(図4の例では16個)の昼光色LED21それぞれの近傍に電球色LED22及び赤色LED23からなる1組のLEDを配置してある。なお、近傍とは、例えば、隣り合う昼光色LED21同士の間の離隔寸法の半分以下の寸法である。
電球色LED22及び赤色LED23は、一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に配置してあるので、昼光色LED21の数に比べて電球色LED22及び赤色LED23の数は少ない。昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23を同時に点灯させた場合、さくら色の1つの色であるソメイヨシノの色を実現することができる。また、昼光色LED21を基板20上で均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に1組の電球色LED22及び赤色LED23を配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光を加味した昼光色LED21から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、図4に示すように、電球色LED22及び赤色LED23からなる各組のLEDを基板20上に均等に配置してある。上述のように、昼光色LED21を基板20上に均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に配置した電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、昼光色LED21を点灯させずに電球色LED22及び赤色LED23だけを同時に点灯させた場合、さくら色の1つの色である八重桜の色を実現することができる。電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一な八重桜の色の照明を実現することができる。
また、図4に示すように、電球色LED22及び赤色LED23は、それぞれの組について略等間隔に配置してある。電球色LED22及び赤色LED23は、いずれの組においても略等間隔に配置してあるので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光の混色状態が均一になり、一層均一なソメイヨシノの色又は八重桜の色の照明を実現することができる。
図5は基板20上のLEDの配置の第2実施例を示す説明図である。図5は12畳の照明装置に使用される基板の例である。基板20には、例えば、昼光色LED21が21個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ14個実装されている。照明装置には、4枚の基板20を設けているので、照明装置全体としては、昼光色LED21が84個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ56個実装されていることになる。
基板20上には、21個の昼光色LED21を均等に配置してある。また、21個の昼光色LED21のうち一部の複数(図5の例では14個)の昼光色LED21それぞれの近傍に電球色LED22及び赤色LED23からなる1組のLEDを配置してある。昼光色LED21を基板20上で均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に1組の電球色LED22及び赤色LED23を配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光を加味した昼光色LED21から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、図5に示すように、電球色LED22及び赤色LED23からなる各組のLEDを基板20上に均等に配置してある。上述のように、昼光色LED21を基板20上に均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に配置した電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。また、電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一な八重桜の色の照明を実現することができる。
また、図5に示すように、電球色LED22及び赤色LED23は、それぞれの組について略等間隔に配置してある。電球色LED22及び赤色LED23は、いずれの組においても略等間隔に配置してあるので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光の混色状態が均一になり、一層均一なソメイヨシノの色又は八重桜の色の照明を実現することができる。
図6は基板20上のLEDの配置の第3実施例を示す説明図である。図6は10畳の照明装置に使用される基板の例である。基板20には、例えば、昼光色LED21が18個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ12個実装されている。照明装置には、4枚の基板20を設けているので、照明装置全体としては、昼光色LED21が72個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ48個実装されていることになる。
基板20上には、18個の昼光色LED21を均等に配置してある。また、18個の昼光色LED21のうち一部の複数(図6の例では12個)の昼光色LED21それぞれの近傍に電球色LED22及び赤色LED23からなる1組のLEDを配置してある。昼光色LED21を基板20上で均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に1組の電球色LED22及び赤色LED23を配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光を加味した昼光色LED21から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、図6に示すように、電球色LED22及び赤色LED23からなる各組のLEDを基板20上に均等に配置してある。上述のように、昼光色LED21を基板20上に均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に配置した電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。また、電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一な八重桜の色の照明を実現することができる。
また、図6に示すように、電球色LED22及び赤色LED23は、それぞれの組について略等間隔に配置してある。電球色LED22及び赤色LED23は、いずれの組においても略等間隔に配置してあるので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光の混色状態が均一になり、一層均一なソメイヨシノの色又は八重桜の色の照明を実現することができる。
図7は基板20上のLEDの配置の第4実施例を示す説明図である。図7は8畳の照明装置に使用される基板の例である。基板20には、例えば、昼光色LED21が16個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ10個実装されている。照明装置には、4枚の基板20を設けているので、照明装置全体としては、昼光色LED21が64個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ40個実装されていることになる。
基板20上には、16個の昼光色LED21を均等に配置してある。また、16個の昼光色LED21のうち一部の複数(図7の例では10個)の昼光色LED21それぞれの近傍に電球色LED22及び赤色LED23からなる1組のLEDを配置してある。昼光色LED21を基板20上で均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に1組の電球色LED22及び赤色LED23を配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光を加味した昼光色LED21から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、図7に示すように、電球色LED22及び赤色LED23からなる各組のLEDを基板20上に均等に配置してある。上述のように、昼光色LED21を基板20上に均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に配置した電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。また、電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一な八重桜の色の照明を実現することができる。
また、図7に示すように、電球色LED22及び赤色LED23は、それぞれの組について略等間隔に配置してある。電球色LED22及び赤色LED23は、いずれの組においても略等間隔に配置してあるので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光の混色状態が均一になり、一層均一なソメイヨシノの色又は八重桜の色の照明を実現することができる。
図8は基板20上のLEDの配置の第5実施例を示す説明図である。図8は6畳の照明装置に使用される基板の例である。基板20には、例えば、昼光色LED21が12個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ8個実装されている。照明装置には、4枚の基板20を設けているので、照明装置全体としては、昼光色LED21が48個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ32個実装されていることになる。
基板20上には、12個の昼光色LED21を均等に配置してある。また、12個の昼光色LED21のうち一部の複数(図8の例では8個)の昼光色LED21それぞれの近傍に電球色LED22及び赤色LED23からなる1組のLEDを配置してある。昼光色LED21を基板20上で均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に1組の電球色LED22及び赤色LED23を配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光を加味した昼光色LED21から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、図8に示すように、電球色LED22及び赤色LED23からなる各組のLEDを基板20上に均等に配置してある。上述のように、昼光色LED21を基板20上に均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に配置した電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。また、電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板20上で均等に配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一な八重桜の色の照明を実現することができる。
また、図8に示すように、電球色LED22及び赤色LED23は、それぞれの組について略等間隔に配置してある。電球色LED22及び赤色LED23は、いずれの組においても略等間隔に配置してあるので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光の混色状態が均一になり、一層均一なソメイヨシノの色又は八重桜の色の照明を実現することができる。
上述の図4から図8で例示したLEDの数は一例であり、各図に示した数に限定されるものではない。例えば、LEDの光量に応じてLEDの数は変更することができる。また、図4から図8で例示したLEDの比率は、昼光色LED21の数:電球色LED22の数:赤色LED23の数は、3:2:2となっているが、かかる比率はLEDの光量に応じて変更してもよい。
また、基板20の大きさ(実装面の面積)は、実装するLEDの総数に応じて適宜変えることができる。また、基板20の形状は図4から図8の例に限定されない。例えば、照明装置が円形状のシャーシ及びリングカバーを具備するものではなく、矩形状のシャーシ及びリングカバーを具備する場合、基板20の形状は矩形状とすることができる。
図9は矩形状の基板25の配置例を示す説明図であり、図10は矩形状の基板25上のLEDの配置の第1実施例を示す説明図である。図9に示すように、各基板25は、矩形状(図9の例では長方形状)をなし、4枚の基板25が四角形状にシャーシ10に平行に配置されている。
図10に示すように、基板25には、例えば、昼光色LED21が16個、電球色LED22及び赤色LED23がそれぞれ8個実装されている。昼光色LED21の数:電球色LED22の数:赤色LED23の数の割合は、2:1:1であるが、図4から図8に示す例のように、昼光色LED21の数:電球色LED22の数:赤色LED23の数の割合を、3:2:2とすることもでき、あるいは他の比率にすることもできる。
基板25上には、16個の昼光色LED21を均等に配置してある。また、16個の昼光色LED21のうち一部の複数(図10の例では8個)の昼光色LED21それぞれの近傍に電球色LED22及び赤色LED23からなる1組のLEDを配置してある。昼光色LED21を基板25上で均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に1組の電球色LED22及び赤色LED23を配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光を加味した昼光色LED21から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、図10に示すように、電球色LED22及び赤色LED23からなる各組のLEDを基板25上に均等に配置してある。上述のように、昼光色LED21を基板25上に均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色LED21それぞれの近傍に配置した電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板25上で均等に配置しているので、昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。また、電球色LED22及び赤色LED23の各組を基板25上で均等に配置しているので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光が均一になり、均一な八重桜の色の照明を実現することができる。
また、図10に示すように、電球色LED22及び赤色LED23は、それぞれの組について略等間隔に配置してある。電球色LED22及び赤色LED23は、いずれの組においても略等間隔に配置してあるので、電球色LED22及び赤色LED23から発する光の混色状態が均一になり、一層均一なソメイヨシノの色又は八重桜の色の照明を実現することができる。
図11は本実施の形態の照明装置により照明をソメイヨシノの色に調色した場合の発光スペクトルの一例を示す説明図であり、図12は本実施の形態の照明装置により照明を八重桜の色に調色した場合の発光スペクトルの一例を示す説明図である。
電源基板50は、電源回路及び調色回路などを実現する電気部品及び電子部品等を実装してあり、調色制御部としての機能を有する。照明をソメイヨシノの色に調色する場合、電源基板50は、例えば、昼光色LED21、電球色LED22及び赤色LED23に供給する電流の合計を100%とした場合、電球色LED22には60%〜70%程度、昼光色LED21及び赤色LED23には15%〜20%程度、全体で100%となるように制御する。これにより、図11に示すような発光スペクトルを得ることができる。
また、照明を八重桜の色に調色する場合、電源基板50は、例えば、電球色LED22及び赤色LED23に供給する電流の合計を100%とした場合、電球色LED22には50%〜60%程度、赤色LED23には40%〜50%程度、全体で100%となるように制御する。この場合、昼光色LED21は点灯させない。これにより、図12に示すような発光スペクトルを得ることができる。なお、電流の比率は使用するLEDの電気的、光学的特性により適宜変更すればよい。
図13は本実施の形態の照明装置のソメイヨシノ及び八重桜の各色の色度座標の一例を示す説明図である。図13はxy色度図と称し、横軸は色度座標xを示し、縦軸は色度座標yを示す。また、図13には、黒体軌跡、等色温度線、等偏差線が描かれている。光源の色が黒体軌跡上にない場合、最も近似の黒体の温度を相関色温度という。そして、相関色温度は、黒体軌跡からの偏差(Δuv)とともに表され、図13に示すように、偏差Δuv=±0.02の範囲が相関色温度で表してもよい色の範囲となる。
図13に示すように、本実施の形態におけるソメイヨシノの色の目標色度座標は、x=0.42程度、y=0.37程度であり、本実施の形態におけるソメイヨシノの色は、ソメイヨシノ効果効能範囲に含まれる色度座標として画定することができる。また、本実施の形態における八重桜の色の目標色度座標は、x=0.52程度、y=0.38程度であり、本実施の形態における八重桜の色は、八重桜効果効能範囲に含まれる色度座標として画定することができる。
次に、電球色の照明での演色性を向上させる方法について説明する。図14は従来の電球色の発光スペクトルの一例を示す説明図である。従来の電球色(電球色光源)の平均演色評価数(Ra)は、82程度である。平均演色評価数(Ra)は、8色(R1〜R8)の演色評価数を平均したものである。図14の符号Aで示すように、波長が650nm〜700nmの範囲にかけて相対強度が若干低いため演色性がよいとは言えない。また、波長が450nm〜500nmの範囲においても発光スペクトルが小さくなっている。
そこで、本実施の形態の照明装置の電源基板50は、照明を電球色にする場合には、電球色LED22だけを点灯させるのではなく、電球色LED22と同時に赤色LED23及び昼光色LED21も点灯させる。すなわち、電源基板50は、電球色LED22、昼光色LED21及び赤色LED23に流れる電流を調整して電球色に調色制御する。
赤色LED23を点灯させることにより、図14で例示した発光スペクトルの波長650nm〜700nmの範囲における相対強度を大きくすることにより、平均演色評価数(Ra)を高くする。また、昼光色LED21を点灯させることにより、図14で例示した発光スペクトルの波長450nm〜500nmの範囲における相対強度を大きくすることにより、平均演色評価数(Ra)を高くする。電球色LED22を点灯して電球色の照明を実現する場合に、昼光色LED21及び赤色LED23に流れる電流を調整することにより、同じ電球色でありながら、平均演色評価数(Ra)を大きく(例えば、85〜90程度)して演色性を向上することができる。
図15は本実施の形態の照明装置により照明を電球色に調色した場合の色度座標の第1例を示す説明図である。図15には、電球色LED単独発光時の色度座標、x=0.447、y=0.400が示されている。電球色LED22の色温度は、例えば、2700Kである。同様に、昼光色LED単独発光時の色度座標、x=0.313、y=0.333が示されている。昼光色LED21の色温度は、例えば、6500Kである。電球色LED22と昼光色LED21とを同時に点灯させて調色した場合、調色カーブは、図15の破線で示すような直線になり、色温度は、この直線上で変化させることができる。
さらに、電球色LED22と昼光色LED21に加えて赤色LED23も同時に点灯させる。そして、赤色LED23に流れる電流を徐々に増やすとともに、昼光色LED21に流れる電流も徐々に増やすと、調色カーブは、図15の実線で示すように、破線で示す直線から徐々に離れていくように変化する。これにより、照明を電球色に調色した場合に、平均演色評価数(Ra)が大きく(例えば、85〜90程度)なり演色性が向上する。
図16は本実施の形態の照明装置により照明を電球色に調色した場合の平均演色評価数(Ra)の一例を示す説明図である。図16に示すように、電球色LED22に流れる電流を1.00100%)とした場合に、昼光色LED21に流れる電流の比を0.05(5%)から0.25(25%)程度の範囲とし、赤色LED23に流れる電流の比を0.1(10%)から0.34(34%)程度の範囲とする。これにより、電球色の照明を維持しつつ(色温度が2700K)、平均演色評価数(Ra)を大きく(例えば、85〜90程度)して演色性を向上することができる。
例えば、図16に示すように、電球色LED22に流れる電流を1.00(100%)とし、昼光色LED21に流れる電流の比を約0.05(5%)から0.1(10%)の範囲とし、赤色LED23に流れる電流の比を約0.1(10%)から0.18(18%)の範囲とすることにより、平均演色評価数(Ra)を85〜87程度にすることができる。
また、電球色LED22に流れる電流を1.00(100%)とし、昼光色LED21に流れる電流の比を約0.1(10%)から0.2(20%)の範囲とし、赤色LED23に流れる電流の比を約0.18(18%)から0.28(28%)の範囲とすることにより、平均演色評価数(Ra)を87〜89程度にすることができる。
また、電球色LED22に流れる電流を1.00(100%)とし、昼光色LED21に流れる電流の比を約0.2(20%)から0.25(25%)の範囲とし、赤色LED23に流れる電流の比を約0.28(28%)から0.34(34%)の範囲とすることにより、平均演色評価数(Ra)を89〜90程度にすることができる。
図17は本実施の形態の照明装置により照明を電球色に調色した場合の色度座標の第2例を示す説明図である。図15の例と相違する点は、図17に例示した電球色LED22の色度座標が、図15に例示した電球色LED22の色度座標が異なる点である。具体的には、図17の電球色LED22の色度のy座標を、図15の場合よりも若干大きくしてある。図17の例では、電球色LED単独発光時の色度座標は、x=0.472、y=0.435であり、色温度は2700Kである。すなわち、図17の例では、黒体軌跡からの偏差(Uuv)が正となる領域内に電球色LED22の色度座標を設定してある。なお、電球色LED22の色度座標は、x=0.472、y=0.435に限定されるものではなく、同じ等偏差線上の他の色度座標でもよい。
そして、電球色の平均演色評価数(Ra)を大きくすべく電球色に赤色及び昼光色を混色し、かつ色温度を2700Kに維持したまま照明を電球色に調色した場合、色度座標は黒体軌跡に近づく。このようにして、電球色の調色カーブを黒体軌跡上にすることができ、平均演色評価数(Ra)を向上させるとともに、理想の調色カーブにすることができる。
また、図15に例示した電球色LEDの色度と、図17に例示した電球色LEDの色度との違いは、通常の色度のばらつきの程度であるので、LEDの製造上の問題がなくLEDの発光効率を低下させることもない。また、赤色LEDを加えるという簡便な構成で理想の照明を得ることができる。
次に、本実施の形態の照明装置の基板20の固定方法について説明する。
図18は本実施の形態の照明装置の基板20の配置の一例を示す平面図であり、図19は基板20周辺の要部の一例を示す説明図である。図18に示すように、4枚の基板20は、シャーシ10の中央に配置される円形状の基板カバー60の周囲に環状に配置してある。
図19に示すように、基板20は、LEDを実装する実装面201(破線で囲む領域)を有し、対向する円弧状の外辺202及び内辺203と、隣接する他の基板20と対向する側辺とにより囲まれた形状をなす。また、内辺203と実装面201との間には、LEDやその他の部品を実装していない固定用領域204を設けている。
また、外辺202の曲り具合よりも内辺203の曲り具合を緩やかにしている。すなわち、内辺203の曲率は外辺202の曲率より小さい。
外辺202の中央には、基板20をシャーシに固定するナイロンリベット93を1個取り付けてある。また、お互いに隣接する基板20の外辺202及び側辺が交差する角部には、基板20をシャーシに固定するナイロンリベット93を1個取り付けてある。すなわち、各基板20の外辺202に沿ってナイロンリベット93を設けてあり、8個のナイロンリベット93により4枚の基板20の外辺側を固定している。
基板カバー60は、外周に沿って適幅の鍔部61を周設してある。基板20の内辺203の曲り具合は、鍔部61の外辺62の曲り具合に比べて緩やかにしてある。すなわち、内辺203の曲率は鍔部61の外辺62の曲率より小さい。また、鍔部61の外辺62が、基板20の固定用領域204に位置するようにしてある。基板カバー60は、鍔部61にねじ孔を形成してあり、ねじ孔にねじ95を挿通して基板カバー60をシャーシ10に固定することができる。
これにより、鍔部62が基板20の固定用領域204の一部の領域(図19で斜線で示す領域)を、シャーシ10との間では挟み込む。これにより、基板20の外辺側はナイロンリベット93により固定され、内辺側は基板カバー60の鍔部62で固定されるので、基板20を固定するためのねじ又はビス等を削減することができる。なお、鍔部62で基板20を押圧するようにしてもよく、あるいは鍔部62で基板20を遊嵌するようにしてもよい。
次に、本実施の形態の照明装置の電源基板50の固定方法について説明する。
図20は本実施の形態の照明装置の電源基板50の固定方法の一例を示す斜視図であり、図21は内側アダプタ30の第1例を示す外観斜視図であり、図22は図21のXXII−XXII線から見た内側アダプタ30の要部断面図であり、図23は外側アダプタ40の第1例を示す外観斜視図であり、図24は図23のXXIV−XXIV線から見た外側アダプタ40の要部断面図であり、図25は内側アダプタ30及び外側アダプタ40の固定状態の一例を示す要部断面図である。
図20はリングカバー70側からシャーシ側を見た場合を示す。図20に示すように、電源基板50の中央部には円形状の孔を形成してあり、内側アダプタ30及び外側アダプタ40が配置される。また、電源基板50の一の角部には、アース線接続用のねじ96を固定するようになっている。ねじ96は、シャーシ10に締結される。また、電源基板の他の角部51、52、53は、不図示の基板カバー60で押えられるようにしてある。電源基板50は、内側アダプタ30及び外側アダプタ40並びにねじ96により位置決めされるとともに固定される。これにより、電源基板50の固定のための専用の部品又は部材が不要となり、コトスを低減することができる。
図21及び図22に示すように、内側アダプタ30は、環状の本体部32、本体部32の一側端から径方向外側に延設された鍔部31を有する。本体部32には、直径上で対向した位置に突出部34を設け、突出部34の先端付近に孔33を形成してある。また、鍔部31には、適長離隔して複数の係止部35を設けている。
また、図23及び図24に示すように、外側アダプタ40は、環状の本体部42、本体部42の一側端から径方向外側に延設された鍔部41を有する。また、本体部42には、内側アダプタ30の突出部34に当接する当接部43、当接部43から内側に突出し、内側アダプタ30の孔33に係止する爪部44を設けている。また、本体部42には、内側アダプタ30の係止部35が係止する被係止部45を形成してある。本体部42の他側端には、基板カバー60を係止する係止部46を形成してある。
図25に示すように、内側アダプタ30の孔33に外側アダプタ40の爪部44を係止させることにより、内側アダプタ30と外側アダプタ40とを着脱可能に取り付けることができる。また、電源基板50の中央に設けられた孔の縁部は、内側アダプタ30と外側アダプタ40とにより挟み込まれる。
次に、電源基板50に実装されたメモリに記録されたプログラムを書き換える際に使用される書き換え用のコネクタへのアクセスを容易にする方法について説明する。なお、書き換え用のコネクタは、電源基板50に固定してあるが、プログラムを記録するメモリは、電源基板50に実装してもよく、コネクタが固定された基板と異なる他の基板に実装してもよい。
図26は内側アダプタ30の第2例を示す外観斜視図であり、図27は外側アダプタ40の第2例を示す外観斜視図であり、図28及び図29は電源基板50の書き換え用のコネクタ54の近傍の様子を示す説明図である。図28及び図29に示すように、電源基板50には、書き換え用のコネクタ54を固定してある。
図26に示すように、第2例の内側アダプタ30は、本体部32の外周に沿って適長及び適宜の高さ寸法を有する扉部36を有する。扉部36の長さ及び高さ寸法は、書き換え用のコネクタ54の接続面よりも大きくしてある。
また、図27に示すように、第2例の外側アダプタ40は、本体部42に扉部36と略同寸法の開口部47を形成してある。内側アダプタ30と外側アダプタ40とが相対的に回動(例えば、図26に示す矢印の如く)することにより、扉部36により開口部47を全閉することができ、あるいは、開口部47を全開することができる。
図28に示すように、扉部36により開口部47を全閉した場合には、外部から書き換え用のコネクタ54にアクセスすることができない。また、扉部36で書き換え用のコネクタ54を保護することができる。
また、図29に示すように、扉部36により開口部47を全開した場合には、外部から書き換え用のコネクタ54にアクセスすることができる。内側アダプタ30と外側アダプタ40とを相対的に回動させるだけで、容易に書き換え用のコネクタ54にアクセスすることができ、照明装置を分解して電源基板50を露出させる必要がなく容易にプログラムを書き換えることができる。
次に、センタカバー81とリングカバー70との間の隙間から虫が侵入することを防止する方法について説明する。
図30は本実施の形態の照明装置のリングカバー70の要部を示す説明図であり、図31はセンタカバー81の一例を示す外観斜視図であり、図32はセンタカバー81の取付状態の一例を示す説明図である。
図30に示すように、リングカバー70は、その中央部に円筒状の筒部71を有する。筒部71の周面には、周方向に沿った板状部材と周方向に直交する板状部材とからなる略L字状の爪部72を複数(図30の例では2個)形成してある。
また、図31に示すように、センタカバー81は、円筒状の筒部84、筒部84の一端側には、筒部84の外周面に立設した鍔部83を有する。筒部84の他端側には、外周面に沿って立設された適長の第1爪部86、第1爪部86と平行に離隔して立設された第2爪部87を有する。第1爪部86及び第2爪部87は、複数(図31の例では4個)設けられているが、リングカバー70の爪部71に対応する位置になるように配置されている。
図32に示すように、リングカバー70の爪部72が、センタカバー81の第1爪部86と第2爪部87との間の隙間に嵌合することにより、センタカバー81を着脱可能にリングカバー70に取り付けることができる。
また、図32に示すように、リングカバー70の筒部71、センタカバー81の筒部84、第2爪部87及びセンタカバー81の縁部で囲まれる空間には、センタカバーシール82を挿入してある。センタカバーシール82は、例えば、断面形状が円形状であって弾性を有する。センタカバーシール82の材質は、例えば、ウレタンゴム等とすることができる。
センタカバーシール82の断面形状の寸法(図32の例では、外径)は、筒部71と筒部84との離隔寸法より若干大きくしてある。また、センタカバーシール82の断面形状の寸法は、センタカバー81の縁部と第2爪部87との間の離隔寸法と同等にしてある。これにより、センタカバー81とリングカバー70との間の隙間から虫が侵入することを防止することができる。
また、センタカバー81をリングカバー70に取り付けた場合、センタカバーシール82は、筒部71と筒部84とによりセンタカバー81の表面と平行な方向に押圧されるが、センタカバー81の表面と垂直な方向には押圧されない。そのため、センタカバー81をリングカバー70に取り付けた場合に、センタカバーシール82による反発力がセンタカバー81を外す方向に荷重として働かないので、センタカバー81を確実にリングカバー70に固定することができる。
なお、図32の例では、センタカバーシール82の断面形状が円形状であるが、円形状に限定されるものではなく、矩形状であってもよい。この場合も、センタカバーシール82の断面形状の寸法は、筒部71と筒部84との離隔寸法より若干大きくすることができる。また、センタカバーシール82の断面形状の寸法は、センタカバー81の縁部と第2爪部87との間の離隔寸法と同等にすることができる。
次に、シャーシ10とリングカバー70との取付方法について説明する。
図33はシャーシ10の一例を示す外観斜視図であり、図34及び図35はシャーシ10とリングカバー70との取付部分の一例を示す要部断面図である。図34及び図35は、図3の符号70Aで示す箇所を拡大したものである。図33に示すように、シャーシ10は、外径寸法(中心から縁部までの寸法)が所定長である第1縁部11と、当該所定長より若干長い第2縁部12を有する。図33の符号10Aで示す破線で囲まれた縁部が第2縁部12であり、シャーシ10の外周に沿って複数設けてある。
図34に示すように、外形寸法が所定長である第1縁部11に対応する位置において、リングカバー70は、第1縁部11を外側から覆うように配置された覆部71を有する。第1縁部11が覆部71に係止する寸法をd1で示す。
一方、図35に示すように、外形寸法が所定長より若干長い第2縁部12に対応する位置において、リングカバー70は、第2縁部12を外側から覆うように配置された覆部71、覆部71の内側に突出させた突出部72、第2縁部12を係止する溝部73を有する。第2縁部12が溝部73に係止する寸法をd2で示す。寸法d2は、d2>d1の関係があり、例えば、d1=1.5mm、d2=2mm程度とすることができる。
上述のように、リングカバー70をシャーシ10に固定する場合、リングカバー70の突出部72及び溝部73に対応するシャーシ10の外径寸法を若干(例えば、0.5mm、1mmなど)長くすることにより、リングカバー70とシャーシ10とがお互いに係止する箇所の係止長を長くすることができるので、リングカバー70をシャーシ10から外れにくくすることができる。
上述の実施の形態では、シーリングライトとしての照明装置について説明したが、照明装置は、シーリングライトに限定されるものでなく、他の照明装置であってよい。また、光源としてLEDを備える照明装置について説明したが、光源はLEDに限定されるものではなく、有機ELなど他の光源でもよい。
本実施の形態の照明装置は、複数の光源を実装した基板(20、25)を備える照明装置において、前記複数の光源は、昼光色の光を発する複数の昼光色光源(21)と、電球色の光を発する複数の電球色光源(22)と、赤色の光を発する複数の赤色光源(23)とを有し、前記複数の昼光色光源を前記基板上に均等に配置してあり、前記複数の昼光色光源のうち一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に前記電球色光源及び赤色光源からなる1組の光源を配置してあることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、基板(20、25)に実装された複数の光源は、昼光色の光を発する複数の昼光色光源(21)と、電球色の光を発する複数の電球色光源(22)と、赤色の光を発する複数の赤色光源(23)とを有する。基板上には、複数の昼光色光源を均等に配置してある。均等に配置するとは、例えば、複数の昼光色光源の中の隣り合う任意の昼光色光源同士の間の離隔寸法を同等にして配置するということである。そして、複数の昼光色光源のうち一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に電球色光源及び赤色光源からなる1組の光源を配置してある。近傍とは、例えば、隣り合う昼光色光源同士の間の離隔寸法の半分以下の寸法である。
電球色光源及び赤色光源は、一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に配置してあるので、昼光色光源の数に比べて電球色光源及び赤色光源の数は少ない。昼光色光源、電球色光源及び赤色光源を同時に点灯させた場合、さくら色の1つの色であるソメイヨシノの色を実現することができる。また、昼光色光源を均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に1組の電球色光源及び赤色光源を配置しているので、電球色光源及び赤色光源から発する光を加味した昼光色光源から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
本実施の形態の照明装置は、前記電球色光源(22)及び赤色光源(23)からなる各組の光源を前記基板(20、25)上に均等に配置してあることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、電球色光源(22)及び赤色光源(23)からなる各組の光源を基板(20、25)上に均等に配置してある。昼光色光源を均等に配置し、さらに一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に配置した電球色光源及び赤色光源の各組を基板上で均等に配置しているので、昼光色光源、電球色光源及び赤色光源から発する光が均一になり、均一なソメイヨシノの色の照明を実現することができる。
また、昼光色光源を点灯させずに電球色光源及び赤色光源だけを同時に点灯させた場合、さくら色の1つの色である八重桜の色を実現することができる。電球色光源及び赤色光源の各組を基板上で均等に配置しているので、電球色光源及び赤色光源から発する光が均一になり、均一な八重桜の色の照明を実現することができる。
本実施の形態の照明装置は、前記電球色光源(22)及び赤色光源(23)は、それぞれの組について略等間隔に配置してあることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、電球色光源(22)及び赤色光源(23)は、それぞれの組について略等間隔に配置してある。電球色光源及び赤色光源は、いずれの組においても略等間隔に配置してあるので、電球色光源及び赤色光源から発する光の混色状態が均一になり、一層均一なソメイヨシノの色又は八重桜の色の照明を実現することができる。
本実施の形態の照明装置は、前記電球色光源(22)、昼光色光源(21)及び赤色光源(23)に流れる電流を調整して電球色に調色制御する調色制御部(50)を備えることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、調色制御部(50)は、電球色光源(22)、昼光色光源(21)及び赤色光源(23)に流れる電流を調整して電球色に調色制御する。電球色光源の平均演色評価数(Ra)は、82程度である。平均演色評価数(Ra)は、8色(R1〜R8)の演色評価数を平均したものである。電球色光源を点灯して電球色の照明を実現する場合に、昼光色光源及び赤色光源に流れる電流を調整することにより、同じ電球色でありながら、平均演色評価数(Ra)を大きく(例えば、85〜90程度)して演色性を向上することができる。
本実施の形態の照明装置は、前記調色制御部(50)は、前記電球色光源(22)に流れる電流に対して、前記昼光色光源(21)に流れる電流の比を5%から25%の範囲とし、前記赤色光源(23)に流れる電流の比を10%から34%の範囲とすべく電流を調整するようにしてあることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、電球色光源(22)に流れる電流を100%とした場合に、昼光色光源(21)に流れる電流の比を5%から25%の範囲とし、赤色光源(23)に流れる電流の比を10%から34%の範囲とする。これにより、電球色の照明を維持しつつ、平均演色評価数(Ra)を大きく(例えば、85〜90程度)して演色性を向上することができる。
例えば、電球色光源に流れる電流を100%とし、昼光色光源に流れる電流の比を約5%から10%の範囲とし、赤色光源に流れる電流の比を約10%から18%の範囲とすることにより、平均演色評価数(Ra)を85〜87程度にすることができる。また、電球色光源に流れる電流を100%とし、昼光色光源に流れる電流の比を約10%から20%の範囲とし、赤色光源に流れる電流の比を約18%から28%の範囲とすることにより、平均演色評価数(Ra)を87〜89程度にすることができる。また、電球色光源に流れる電流を100%とし、昼光色光源に流れる電流の比を約20%から25%の範囲とし、赤色光源に流れる電流の比を約28%から34%の範囲とすることにより、平均演色評価数(Ra)を89〜90程度にすることができる。
10 シャーシ
20、25 基板
21 昼光色LED
22 電球色LED
23 赤色LED
30 内側アダプタ
40 外側アダプタ
50 電源基板
60 基板カバー
70 リングカバー
80 センタカバーシート
81 センタカバー
82 センタカバーシール

Claims (5)

  1. 複数の光源を実装した基板を備える照明装置において、
    前記複数の光源は、
    昼光色の光を発する複数の昼光色光源と、
    電球色の光を発する複数の電球色光源と、
    赤色の光を発する複数の赤色光源と
    を有し、
    前記複数の昼光色光源を前記基板上に均等に配置してあり、
    前記複数の昼光色光源のうち一部の複数の昼光色光源それぞれの近傍に前記電球色光源及び赤色光源からなる1組の光源を配置してあることを特徴とする照明装置。
  2. 前記電球色光源及び赤色光源からなる各組の光源を前記基板上に均等に配置してあることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記電球色光源及び赤色光源は、それぞれの組について略等間隔に配置してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記電球色光源、昼光色光源及び赤色光源に流れる電流を調整して電球色に調色制御する調色制御部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記調色制御部は、
    前記電球色光源に流れる電流に対して、前記昼光色光源に流れる電流の比を5%から25%の範囲とし、前記赤色光源に流れる電流の比を10%から34%の範囲とすべく電流を調整するようにしてあることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
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