JP3193540U - 鍋の着脱ハンドルの取付け構造 - Google Patents

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靖治 和倉
靖治 和倉
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アサヒ軽金属工業株式会社
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Abstract

【課題】アルミニウムを主体とした鋳物製の鍋本体にハンドルを着脱自在に装着するに当り、鍋本体の側部適所より一体に突設された突部に、筒状の受け部材を簡単かつ強固に固着し、ハンドルの使用中の脱落を確実に防止できる鍋の着脱ハンドルの取付け構造を提供する。【解決手段】アルミニウム系素材の鍋本体1の側部適所より一体に突部2を設け、この突部2の上下及び両側に亘って鉄系素材で筒状の受け部材3を巻付けると共に、受け部材3の一部を突部2にカシメ部により固着し、この受け部材3に施された係止部に着脱自在なハンドル6の係止爪7を取り外し可能に係合装着する。【選択図】図2

Description

本考案は、鍋の着脱ハンドルの取付け構造の改良に関するものである。
従来より、片手鍋やフライパン等はハンドルが突出して嵩張るが、鍋の収納時の嵩張りを解消するために、ハンドルを取外し可能としたものが多く見られる。一方、鍋本体は、種々の形状に成形が容易なアルミニウム系素材が多用されている。
着脱自在なハンドルの装着は、鍋の周側縁をハンドルの先で掴むもの(特許文献1参照)があるが、外れ落ちやすく安全性が低い。これを改良したものとして、鍋の側部に受け部を装着して、ハンドルの根元部を受け部に着脱自在に装着したものが多数見られる。
この受け部にハンドルを装着した場合、受け部に大きな重力や調理時等の衝撃など、色々大きな負荷が掛かり、受け部の装着には強度が要求される。鍋本体がステンレス系の場合は、受け部を溶接で簡単かつ強固に接合できるが、アルミニウム鋳物系の鍋の場合は、溶接が困難なため、リベットやねじ止めで受け部を鍋本体に装着することが考えられる。しかしそれでは装着工程が煩雑になる上に、緩み易く、安全性に欠ける問題があった。
また、アルミニウム系鋳物の場合、鍋本体に係止部を有する受け部を一体に成形することも可能である(特許文献2参照)が、係止部の肉厚が薄く、アルミニウム系であると、保持強度に問題があった。
そこでアルミニウム鋳物系の鍋では鋳物製の鍋本体の側部適所より一体に突部を設け、この突部にステンレス製の受け部材を取り付けることが考えられるが、アルミニウム系素材ではステンレス製の受け部材は溶接が困難なので、ビス等の止着具で装着することになる(特許文献3参照)。しかしながら、ビス止め等では長期使用中、振動等での緩みが避けられず、安全性に欠けるものであった。
特開平09−164085号公報 中国実用新案公告第CN2836695号公報 中国実用新案公告第CN201537017号公報
本考案は、アルミニウムを主体とした鋳物製の鍋本体にハンドルを着脱自在に装着するに当り、鍋本体の側部適所より一体に突設された突部に、筒状の受け部材3を簡単かつ強固に固着し、ハンドルの使用中の脱落を確実に防止できる鍋の着脱ハンドルの取付け構造を提供しようとするものである。
本考案の特徴は、アルミニウム系素材の鍋本体1の側部適所より一体に突部2を設け、この突部2の上下及び両側に亘って強度が大きな鉄系素材で筒状の受け部材3を巻付けると共に、受け部材3の一部を突部2にカシメ部4により固着し、この受け部材3に施された係止部5に着脱自在なハンドル6の係止爪7を取り外し可能に係合装着したものである。
本考案にあっては、上述のようにアルミニウム系素材の鍋本体1より一体に突設された太い突部2に巻き付けるようにして保持された強度が大きな鉄系素材の受け部材3の係止部5にハンドル6の係止爪7が係合するものであるから、受け部材3を介して実質的に太い突部2により強固にハンドル6が鍋本体1に装着できるものであり、しかも受け部材3は突部2に巻き付けた状態でカシメ部4により固着されるので、ねじ止めのように緩みの惧れがなく、長期に亘り安全に使用できる。
また、カシメ部4による固着であるので、プレス工程にて簡単かつ確実に作業が行えて効率的である。
図1は本考案の一実施例の分解状態の概略を示すもので、鍋本体1はアルミニウム系素材の鋳物製であり、一側にハンドル6の端部よりもやや細い突部2が一体に突設されている。
受け部材3は鉄、ステンレス等、強度が大きな鉄系の素材で、上記突部2の外周に密着して巻き付く一部が開いた筒状に形成され、その適所がカシメ部4により突部2に一部に食い込んで固着される。
ここで図3は突部2に受け部3を装着する工程の概略を示すもので、必要に応じて(a)のように、適宜薄金属、プラスチック板で構成されたがたつき防止スペーサー8を装着し、これに同図(b)のようにコ字乃至U字状に開いた状態の受け部3を突部2に被せる。ここで受け部3は同図(b‘)のように開いた両端片がカシメ部4、4を構成するもので、このカシメ部4は、カシメ処理前、側片30に対して90度よりもやや開いており、またカシメ部4には必要に応じて1又は2以上の突起部40が施されている。次いで(c)のように受け部3を突部2に被せ、カシメ部4、4を加圧して、(d)のようにカシメ部4を水平に曲げて受け部3を突部2にカシメ固着する。ここで、突起部40を施した場合は、(d’)のようにカシメにより、突起部40の先端を突部2に食い込ませることができる。
尚、カシメ部4の加工は、上記に限定されるものではなく、図4(a)のようにコ字乃至U字状に開いた状態で突部2に上から被せ、次いで(b)のように垂下した端部を水平内方に曲げてカシメ部4の加工を施し、更にその曲げ加工時に併せて、或いは別工程で(c)のように突起部40を突部2に食い込ませることも可能である。更には突部2の根元を先端よりもやや細く形成し、カシメ部4もそれに密着した形状にしておくと、突起部40の食い込みの有無に拘わらず、抜け止め効果がある。
受け部材3は少なくともその上辺31が突部2よりも外方に伸びるように延出されていて、その上辺31の延出部にスリット乃至穴状の係止部5が設けられるが、受け部材3の突部2の外周に被さった部分は、外面が化粧カバー9で覆われる。化粧カバー9は、受け部材3に装着された取付け板10にビス11をねじ止めして固定されている。
ハンドル6は先端に係止爪7が突設され、この係止爪7が受け部材3の係止部5に係合した状態で下に回動させることにより、ワンタッチで装着できるもので、図示例では、ばね12で前方に弾性的に押し出され、レバー13でそのばね12に抗して後退可能なストッパ14が受け部材3の上記係止部5より更に先端に位置する先端部15の下面に当接することによりロックして、ハンドル6が装着される。
レバー13をばね12に抗して後退させると、ストッパ14が受け部材3の先端部15より外れるので、係止爪7と係止部5の係合を解いてハンドル6を外すことができる。16はばね12のガイドねじであって、ハンドル6を貫通して装着されている。また図示例では、係止爪7が先端に設けられたハンドルブラケット17がハンドル6先端部の上内部にビス21にて装着されるもので、ハンドルブラケット17の末端取付片の透口にガイドねじ16が挿通され、前記ばね12で圧着されている。ガイドねじ16の頭が埋入された穴はエンド座金18を介してエンドキャップ19が填め込まれている。
ここで、受け部材3には図1のように、必要に応じて逃がし穴22が設けられ、一方、ハンドルブラケット17をハンドル6先端に装着するねじ21の突出した先端が、図2のように逃がし穴22に嵌合することにより、受け部材3の後端上面に当接しないように逃がすものであるが、係合したハンドル6の前後へのぐらつきがロックされるようにもできる。
また、受け部材3の係止部5乃至逃がし穴22が施される延出部23は、上辺のみならず、両側片、更には下面側もその一部又は全部が連出されると、係止部5、逃がし穴22付近の強度が向上するので好ましい。
本考案は、アルミニウム系素材の鍋本体1の着脱自在なハンドル6の装着に関するもので、鍋本体1は先ず、主としてフライパンや片手鍋である他、質感のある厚手ながら軽量なものであるが、主として鋳物成形により種々の形状のものに適用でき、非使用時はハンドルを取り外すことにより、コンパクトに収納ができる。勿論、両手鍋であっても、ハンドルを着脱自在にしたものであれば、適用が可能である。そしてこのように受け部材3の装着を強固にできたことにより、アルミニウム系素材で作成され、ハンドルが着脱自在な鍋の耐久性を向上したものである。
本考案の一実施例の分解斜視図。 同上のハンドル装着状態の要部断面図。 同上の受け部材の取付工程説明図。 同上の他の実施例の取付工程説明図
1は鍋本体、2は突部、3は受け部材、4はカシメ部、5は係止部、6はハンドル、7は係止爪、40は突起部である。

Claims (2)

  1. アルミニウム系素材の鍋本体の側部適所より一体に突部を設け、この突部の上下及び両側に亘って鉄系素材で筒状の受け部材を巻付けると共に、受け部材の一部を突部にカシメ部により固着し、この受け部材に施された係止部に着脱自在なハンドルの係止爪を取り外し可能に係合装着して成る鍋の着脱ハンドルの取付け構造。
  2. カシメ部に施された突起部の先端部を突部2に食い込ませたことを特徴とする請求項1に記載の鍋の着脱ハンドルの取付け構造。
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