JP3193513B2 - ポリシランからオルガノシランの製造法 - Google Patents
ポリシランからオルガノシランの製造法Info
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Description
れる方法でのオルガノハライドとシリコーンメタロイド
との反応から得られる高沸点残査からのオルガノシラン
を製造する方法に関する。本発明方法は、水素ガス、水
添分解触媒及び再分配触媒の存在下、オルガノトリハロ
シラン及び高沸点残査を含む混合物を形成することを包
含する。
商業上有用なオルガノシラン、特にジ−及びトリ−オル
ガノハロシラン並びにオルガノヒドロゲノシランに転化
される。本発明方法は、再分配触媒の存在なくして残査
に水添分解が生じて正味の増加(net increa
se)よりは、むしろオルガノトリハロシランが消費す
ることである。
課程において種々のポリシラン生成物が得られ、そして
モノシランを分離した後には残査の中に残存する。例え
ば、“直接法”として知られる工業的方法において、モ
ノシランに加えて、ジメチルジクロロシラン、メチルト
リクロロシラン、及びトリメチルクロロシランを含むク
ロロモノシランの場合、モノシランよりも高い温度で沸
騰する、すなわち約70℃以上である種々の化合物が常
に得られ、これらを以後“高沸点残査”という。
発行、米国特許第2,380,995号(Rochow)及び1
949年11月15日発行米国特許第2,488,48
7号(Berry等)の特許文献に開示され良く知られてい
る。モノシランを取り除いた後の残査は、分子中にSi
Si,SiOSi及びSiCSi結合を含む化合物の錯
混合体である。これら代表的な残査は、1952年5月
27日発行の米国特許第2,598,435号 (Mohler
等)及び1954年6月15日発行の米国特許第2,6
81,355号(Barry等)に開示されている。
沸点残査は得られた生成物の5%にも及んでいる。それ
故に、高沸点残査を商業的に有利な生成物に転化し、浪
費した廃棄物の減少と原料物質の利用の改善を行うのが
望ましいことである。
2,606,811号には、ハロゲン及びSi−Si結
合を含む化合物を水素の存在下少なくとも約300℃の
温度に加熱する水添分解方法を教示している。得られた
生成物はモノシランである。
639,105号(Atwell等)には、ジシランを加圧下
水素ガスと接触しそして木炭上に担持したパラジウムの
如き遷移金属触媒の存在下この混合物を加熱してヒドロ
シラン(hydrosilane)を得る方法が開示さ
れている。ジシランがメチルクロロジシランの場合、得
られる生成物は約4から28重量%のメチルトリクロロ
シランを含んでいた。メチルトリクロロシランの如きオ
ルガノトリハロシランは、一般に商業的有用性に限界が
あり、そのためにこのAtwell等により開示された方法に
はその有用性に限度があるといえる。
許第4,079,071号(Neale)には、加圧下約25
℃から約350℃の温度において銅触媒の存在のもと、
メチルクロロポリシランを水素ガスと反応させてヒドロ
シランを高収率で得る方法が記載されている。Neale に
よって開示された有用な銅触媒は、銅金属、銅塩及び銅
塩と有機リガンドとの錯体が含まれる。この実験でNeal
e は、メチルトリクロロシランの量はジシラン混合物の
約12重量%に及んだと報告している。相当量のメチル
トリクロロシランを含むこの混合物を水素ガス及びラニ
ーニッケル触媒と350℃において1時間接触した。Ne
ale は、特にメチルトリクロロシランの量に関して、生
成物分布に実質的な変化はないと結論づけている。
るオルガノトリハロシランの生成とは全たく反対に、本
発明者らは予想外にオルガノトリハロシランの反応系へ
の添加はオルガノトリハロシランが実質的消費すること
を新たに見い出した。
4,393,229号(Ritzer等)には、アルキルハロ
シランの製造で得られた残査中のアルキル含量の多いジ
シランを、ハロゲン含量の多いポリシランとアルキルト
リハロシランに転化する方法が開示されている。同様に
この方法は、残査中のアルキル含量の多いポリシランと
アルキルトリハロシランを適当な触媒及び触媒量のヒド
ロシラン反応促進剤の存在下高温において反応させ、ア
ルキルトリハロシランをジアルキルジハロシランに転化
している。
含む残査をメチルトリクロロシランと約100℃から約
250℃の温度に於いて、三塩化アルミニウム及び触媒
量のメチルジクロロシランの存在下処理する好ましい態
様を報告している。Ritzer等はジシランとオルガノトリ
ハロシランの間の再分配を効果的に行う再分配触媒であ
る塩化アルミニウムの使用を報告しているが、しかしこ
の反応は水添分解方法と組合せて本発明における有利な
結果を達成することは全く認識していない。
れる代表的なオルガノハライドと珪素メタロイドとの反
応によって得られる高沸点残査からのオルガノシランの
製造方法である。本発明は水素ガス、水添分解触媒及び
再分配触媒の存在下オルガノトリハロシラン及び高沸点
残査を含む混合物を形成することを包含する。オルガノ
トリハロシラン及び高沸点残査を商業上有用なジ−及び
トリ−オルガノシラン並びにオルガノヒドロシランに転
換する。本願方法は、再分配触媒の不存在下オルガノト
リハロシランは実質的に増加するというよりは、むしろ
消費することになる。
しポリシランをオルガノシランに転化する方法について
である。この方法は、次の式
し、 (B)この混合物を345kPa から68948kPa (5
0〜10,000psi)の圧力の水素ガス、水添分解触媒
及び再分配触媒とを100℃から400℃の温度におい
て接触し、そして (C)次に示す式
ここにおいてRは1から6個の炭素原子のアルキル基、
アリール基、1から6個の炭素原子のアルコキシ基、ト
リメチルシリル基及びトリフルオロプロピル基から成る
群から独立して選ばれた基であり、Xはハロゲン、nは
2から20、aは0から2n+2、bは0から2n+
2、a+bは0から2n+2、cは1,2,3又は4、
dは0,1又は2そしてc+dは2,3又は4である。
っても良い。この方法は、例えば撹拌反応器、撹拌床反
応器又は固定床反応器の中で回分式に行うこともでき
る。この方法は、例えば高圧コイル反応器の中で連続式
に行うこともできる。
よって示されるポリシランを含む高沸点残査を式(3)
によって示されるオルガノシランに転化するのに有用で
ある。“高沸点残査”という用語は、約70℃より高い
沸点を有する物質であって、オルガノハライドと珪素メ
タロイドとの反応によって得られたものである。オルガ
ノハライドと珪素メタロイドとの反応の代表的方法は、
適当な触媒の存在下、約300℃から350℃の温度に
於いて行い、そしてガス状生成物と供給源を連続的に系
から取り出す。この取り出したガス状生成物及び供給源
は、次いで蒸留してオルガノハロシランを取り除くと重
要なポリシラン留分を含む高沸点残査を与える。
珪素原子を有し、ここでのnは2から20の整数であ
る。好ましくはnは2に等しい。ポリシランはa個のR
基によって置換され、ここでaは0から2n+2であ
り、そしてRは1から6個の炭素原子のアルキル、アリ
ール、1から6個の炭素原子のアルコキシ基、トリメチ
ルシリル基及びトリフルオロプロピル基から成る群から
選ばれる。好ましくはポリシランは(2n+2)/2か
ら2n+2のR基で置換されている。基Rは、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、t−ブチル基、ベンジ
ル基、キシリル基、メトキシ基及びフェノキシ基であ
る。Rがメチル基であるのが好ましい。
換した6個の水素原子を有し、ここでのbは0から2n
+2である。高沸点残査中のポリシランは0から2n+
2個の置換基Xを有し、ここでのXは臭素、塩素、沃素
及び弗素から成る群から選ばれたハロゲンである。好ま
しいハロゲンは塩素である。
法の水添分解及び再分配に関与されるすべてのジシルメ
チレン(disilmethylenes)の如き他の
高沸点物質を含むこともできる。本願方法において使用
される好ましい高沸点残査は、約70℃より高い沸点を
有し、そして塩化メチルと珪素メタロイドとの反応から
のものである。この高沸点残査中に存在するポリシラン
は、例えばMe2 ClSiSiClMe2 ,Me 2 Cl
SiSiCl2 Me及びMeCl2 SiSiCl2 Me
のジシランである。
解触媒及び水素ガスと処理してモノシランを生成する。
しかしながら、この水添分解方法の結果は、商業的に有
用性が限られているオルガノトリハロシランの製造とな
り、それ故に望ましい生成物ではない。本発明者等は、
予想外にも水添分解触媒及び再分配触媒の両者の存在下
水添分解方法を行うと、加えたオルガノトリハロシラン
はこの方法において消費されることを新たに見い出し
た。
によって示されたオルガノトリハロシランと共に形成さ
れる。この混合物は反応器外で形成して反応器に加える
か、又は各成分を別個に反応器に加えて形成することが
できる。オルガノトリハロシランは1個の置換基Rを含
み、ここでのRはすでに述べた通りである。好ましくは
Rはメチル基である。オルガノトリハロシランは3個の
ハロゲン置換基Xを含み、ここでのXはすでに述べたと
おりである。好ましくはXは塩素である。オルガノトリ
ハロシランは、例えばメチルトリクロロシラン、エチル
トリクロロシラン、ベンジルトリクロロシラン、メチル
トリブロモシラン、メチルトリヨードシラン及びメチル
トリフルオロシランである。好ましくはオルガノトリハ
ロシランはメチルトリクロロシランである。
ノトリハロシランの重量%は、本発明において臨界的な
ものではない。一般に、オルガノトリハロシランが混合
物の約0.1から60重量%である混合物が有用と考え
られる。好ましくは、オルガノトリハロシランが約30
から50重量%の混合物である。混合物は345kPaか
ら68948kPa の圧力の水素と接触される。約344
7kPa から1370kPa の圧力の水素ガスが好ましい。
より好ましくは、約6895kPa から10942kPa の
圧力の水素ガスである。
と接触する。この水添分解触媒は均質の水添分解触媒で
あって、例えばオルガノメタリックニッケル化合物、ニ
ッケル塩錯体、オルガノメタリックパラジウム化合物、
パラジウム塩錯体、オルガノメタリック白金化合物及び
白金塩錯体である。好ましくは、2モルのトリアルキル
−、トリアリール−、ジアルキルアリール−又はアルキ
ルジアリール−ホスフィンとで形成された付加化合物錯
体から成るニッケル塩錯体及びパラジウム塩錯体であ
る。好ましくは、ニッケル塩が塩化ニッケル(II)そし
てパラジウム塩が塩化パラジウム(II)である。
て、例えばニッケル、無機ニッケル化合物、パラジウ
ム、無機パラジウム化合物、白金、そして無機白金化合
物である。不均質水添分解触媒は担持されたニッケル、
パラジウム又は白金である。担持された金属は、両者の
金属と支持体の重量の約0.1から70重量%で支持体
に存在している。好ましくは、支持体金属は両者の金属
と支持体の重量の約5から50重量%である。支持体
は、例えばシリカ、炭素、アルミナ又は珪藻土である。
好ましい支持体物質は多孔質珪藻土である。好ましい不
均質触媒は多孔質珪藻土に担持されたニッケルである。
ポリシランの珪素原子の分断及び水素化を効果的に促進
が認識できる程度である。効果的に行うのに要する水添
分解触媒の濃度は、特定の触媒、高沸点残査の組成並び
に反応を行う温度及び圧力によって変る。一般に、水添
分解触媒の効果的量は高沸点残査、有機トリハロシラン
及び触媒の全体量の約0.1から30重量%の範囲内で
ある。好ましくは、水添分解触媒は約1.0から10.
0重量%の範囲内に存在する。触媒が担持されている場
合、触媒の濃度は存在する触媒金属を基準にすべきであ
る。
珪素原子間でR,H及びXの再分配を促進するための効
果的濃度で使用される。再分配触媒は、異なった珪素原
子間でR,H及びXの交換を促進するのに効果的である
触媒である。再分配触媒は均質再分配触媒であって、例
えば第四ホスホニウムハライド、第四アンモニウムハラ
イド、ハロゲン化アルミニウム及びハロゲン化硼素であ
る。再分配触媒は不均一再分配触媒であって、例えばア
ルミナ、アルミノシリケート、酸交換ゼオライト、酸性
活性粘土及び第四アンモニウムハライド又は第四ホスホ
ニウムハライドを含む第四イオン交換樹脂である。好ま
しい再分配触媒はガンマ−アルミナAl 2 O3 である。
残査、オルガノトリハロシラン及び触媒の全重量の約
0.1から30重量%の範囲内である。好ましくは、再
分配触媒は約0.1から10重量%の範囲内で存在す
る。例えば、アルミナに担持したパラジウム金属の如き
1つの触媒が他のものに担持して作用する場合には、水
添分解触媒及び再分配触媒は単一の不均質触媒として反
応系に加えることができる。本願方法は約100℃から
400℃の温度において行うことができる。好ましく
は、この方法は約300℃から350℃の温度において
行われる。
は本願方法によって回収される。このオルガノシランは
液体混合物を分離する標準的な方法、例えば蒸留によっ
て分離することができる。このオルガノシランは1,
2,3又は4個の置換基Rを含み、ここでRはすでに述
べたとおりである。このオルガノシランは、各珪素原子
に置換した0,1,2個の水素原子を含むことができ
る。このオルガノシランは、各珪素原子に置換した0,
1又は2個のハロゲンを含むことができる。好ましいオ
ルガノシランは、ジメチルジクロロシラン及びメチルジ
クロロシランから成る群から選ばれたものである。
これらの例は本願特許請求の範囲を限定するためのもの
ではない。
容器を乾燥した窒素ガスでフラッシし、ついで触媒又は
触媒混合物を装填しそして反応器に窒素を流入するため
に加圧容器の頂部に接続した。使用した触媒及び反応系
に加えた触媒の量を表2に示した。炭素に担持したパラ
ジウム触媒(Pd/C)である水添分解触媒は炭素に
1.5重量%のパラジウムを担持したもので、DeGussa
社(S.Plainfield, N.J.)から入手した。再分配触媒はア
ルミナ(Al2 O3)であって、Harshaw-Filtrol 社(Ely
ria, OH.) から入手した。DeGussa 社から入手した水添
分解及び再分配の結合触媒(Pd/Al2 O3)も使用し
た。CuClもまた実質的な触媒としてこの方法に使用
した。
るメチルクロロシランの製造の直接法により副生した約
24グラムの高沸点残査を受口から反応器に加えた。高
沸点残査は、モノシランを蒸留した後に蒸留器の底部に
残る留分である。高沸点残査は更に蒸留したストリップ
で固体から分離したものである。或る場合には、直接法
に使用した0.2グラムにも及ぶ触媒(CuCl、黄
銅、錫及びリン酸銅の混合物)が本願方法において存在
していた。この濃度の直接法触媒の存在は、本願方法に
おいて何等の影響も与えないと考えられる。ストリップ
蒸留した高沸点残査の主要成分である代表的な成分を表
1に示した。
ランを受口から加圧容器に加えた。加圧容器は、次に水
素ガスで加圧し約3103kPa から3447kPa の圧力
にし、撹拌を始めそして内容物を約324℃に加熱する
と、約6895kPa から8274kPa に圧力が増加し
た。反応器の内容物を約324℃で約16時間加熱し
た。所望の操作時間が経過した後、反応器の内容物を冷
却し、そして回収して熱伝導性検出器(TC)を使用し
ガスクロマトグラフィー(GC)により分析した。
めから存在していたすべての化合物の消費割合を“HB
R−転化率(%)”として示した。Me2 ClSiSi
ClMe2 ,Me2 ClSiSiCl2 Me及びMeC
l2 SiSiCl2 Meの転化率は、ジシランの転化と
表示した項目に示した。生成物中のSi−Hを含む物質
の増加の割合、すなわち“HSi”は、反応時間100
において存在するSiのモルに対し反応により生成した
Si−H結合のモルの割合として示した。MeSiCl
3 の消費した割合(消費したMeSiCl3 の%)は
((生成物中のMeSiCl3 −加えたMeSiC
l3 )/加えたMeSiCl3 )×100として計算さ
れる。“正味の生成物分布は、全生成物分布から供給原
料の中に存在する成分を差引き、そしてこの分布を%に
換算したものである。
示す。
いとMeSiCl3 の実質的な消費はなく、そしてCu
Clはこの操作において効果的な触媒ではないことがわ
かる。アルミナは個別に加えてもまた水添分解触媒のキ
ャリヤーとして加えても、この方法では有効な再分配触
媒である。
ランの消費についての時間との関係を評価した。この得
られた結果を表3に示した。表3における見出しは、例
1に示したものと同じである。
成について、高沸点残査の事前処理による効果を評価す
るため、別途の操作を行った。事前処理の点を除いて
は、例1に記載されたと同様の方法で操作を行った。実
験番号23及び24は下記に示すような処理を行った点
を除いて、高沸点残査は固体から分離するために始めに
ストリップ蒸留を行わなかった。実験番号23について
は、高沸点残査は焼結金属フィルターに通し、そして濾
過した高沸点残査20グラムについて1.0グラムの炭
素に2回吸収させた。実験番号24については、高沸点
残査は実験番号23と同様に濾過を行った。実験番号2
5については、高沸点残査は処理を行わなかった。23
及び25においては、圧力容器に加えた高沸点残査の量
は約34−39グラムであった。
の消費及びSi−Hを含む単量体の形成は増加すること
を示している。
ケル(II)ジクロライド(以下、BTBNiという)の
効力を、例1に記載されたと同様の方法によって評価し
た。ここでの操作は、例1に記載された高沸点残査約1
8グラムを反応容器及び1.0グラムのBTBNiに加
えた。実験番号40においては、1.0グラムの均質再
分配触媒、テトラブチルホスホニウムクロライド、TB
PClを評価した。実験番号42から44については、
7.45グラムのアルミナ(Al 2 O3)を再分配触媒と
して反応器に加えた。実験番号42bは、反応器からサ
ンプルを採取した後更に高い温度において実験番号42
を連続して処理したものである。いづれの生成したサン
プルは、例1において示した方法により分析し、そして
その結果を表5に示した。表5における項目は例1に記
載したものと同じである。
果は、再分配触媒TBPCl又はAl2 O3 と組み合せ
た場合にMeSiCl3 が消費しジシランがモノシラン
に転換することを表わしている。
力は、例1に示したと同様の方法において評価した。こ
こでの実験は例1に示した高沸点残査25から28グラ
ムを、United Catalyst 社(Louisville, KY)から入手し
た多孔質珪藻土に担持した55重量%のニッケル(Ni
/Kgr)を含む2.0グラムの触媒と共に、加圧反応
器に加えた。実験番号57から59において、前に述べ
た7.5グラムのアルミナを再分配触媒としてこの反応
系に加えた。実験番号55で使用した触媒は56におい
て再度使用した。実験番号55で使用した触媒は、32
5℃で1時間約8274kPa の圧力で水素ガスと接触さ
せて事前処理したものである。実験番号57で使用され
た触媒は、実験番号58及び59で再度使用した。ここ
での操作は約325℃の温度及び約7963kPa の圧力
において行った。
たようにして分析を行い、そしてその結果を表6に示し
た。表6の項目は前に記載した通りのものである。
担持したニッケルを再度使用した時に、加えたメチルト
リクロロシランの消費に効力があることを示している。
しかしながら、多孔質珪藻土に担持したニッケル触媒を
アルミナの如き再分配触媒の存在下で使用した場合、加
えたメチルトリクロロシランの消費は明らかに増加す
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリシランからオルガノシランに転化す
る方法であって、 (A)次に示す式 【化1】 で示されるポリシラン、及び次に示す式 【化2】 で示されるオルガノトリハロシランを含む混合物を形成
し、 (B)この混合物を345kPa から68,948kPa の
圧力の水素ガス、水添分解触媒及び再分配触媒とを10
0℃から400℃の温度において接触し、そして(C)
次に示す式 【化3】 で示されるオルガノハロシランを回収することを含む方
法、 ここにおいてRは1から6個の炭素原子のアルキル基、
アリール基、1から6個の炭素原子のアルコキシ基、ト
リメチルシリル基及びトリフルオロプロピル基から成る
群から独立して選ばれた基であり、Xはハロゲン、nは
2から20、aは0から2n+2、bは0から2n+
2、a+bは0から2n+2、cは1,2,3又は4、
dは0,1又は2そしてc+dは2,3又は4である。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US07/862,856 US5175329A (en) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | Production of organosilanes from polysilanes |
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