JP3193407B2 - 自動原稿給送装置 - Google Patents

自動原稿給送装置

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JP3193407B2
JP3193407B2 JP22240891A JP22240891A JP3193407B2 JP 3193407 B2 JP3193407 B2 JP 3193407B2 JP 22240891 A JP22240891 A JP 22240891A JP 22240891 A JP22240891 A JP 22240891A JP 3193407 B2 JP3193407 B2 JP 3193407B2
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祥之 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像形成装置に付設
され、画像形成装置に対し原稿を自動的に給送して露光
を行わせる自動原稿給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機などの画像形成装置では、
複数の種類の複数枚の原稿を処理する必要がある場合が
ある。このような処理において、効率よく処理するため
に複数の原稿載置台を設け、その原稿載置台にそれぞれ
種類の異なる原稿を載置して、順次複写を行うことがで
きるように構成されたものがある。
【0003】この一例に特開昭63−82249号公報
に開示された原稿自動搬送装置がある。この原稿自動搬
送装置は、原稿載置台を複数個設置するとともに移動自
在に構成し、さらにこれら原稿載置台を所定の位置に移
動する原稿載置台移動手段を設けて、いずれか一つの原
稿載置台を所定の位置に移動する際に、原稿供給口およ
び原稿排出口が前記一つの原稿載置台とこの一つの原稿
載置台に隣接する他の原稿載置台の背面との間に位置す
るように構成されている。
【0004】また、他の例として特開昭61−2525
64号公報に開示された複写装置がある。この複写装置
は、複写すべき原稿を載置する複数の原稿載置台と、任
意の原稿載置台から原稿を一つずつ送り出す供給装置
と、任意の原稿載置台毎に複写条件を指示予約すること
のできる指示入力部を有する複写装置において、一つ以
上の原稿載置台毎に原稿を載せ、単一の複写条件を与
え、予約セットの原稿枚数からの指令を入力した時、前
記一つ以上の原稿に対し全て同一複写条件で複写を行う
ように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の従来
技術にあっては、ラック・アンド・ピニオンを用いて原
稿載置台を原稿給送位置に移動させ、原稿載置台の傾斜
と原稿載置台の原稿搬送方向最下流側に設けられたリサ
イクルストッパを利用して原稿をストッパ位置に揃え、
断面半月状の給紙ローラによって原稿載置台から原稿を
搬送するように構成されているが、この構成では、原稿
載置台の移動機構が複雑になり、装置も大型になる。ま
た、原稿の原稿載置台からの引出しは、原稿載置台の下
方に設けた断面半月状の給紙ローラによって原稿載置台
に載置された原稿の最下位のものから順に行われるが、
原稿のカールや原稿間の摩擦によって紙揃えが充分に行
われていないと、給紙ローラによる引出しが不完全にな
る場合があり、この場合には、原稿搬送台からの原稿の
搬送が不確実になる。
【0006】また、後者の従来技術にあっては、螺旋カ
ムを使用して複数の原稿載置台を原稿給送位置に移動さ
せ、各原稿載置台に設けられた給送ローラによって原稿
を原稿載置台から搬送するように構成されているが、原
稿載置台は水平に支持され、特に原稿の先端を揃える手
段が設けられていないので、原稿の搬送を確実に行わせ
るためには、オペレータが原稿の先端を揃えて原稿をセ
ットしなければならない。すなわち、後者の従来技術に
あっては、各原稿載置台にそれぞれ給送ローラを設けな
ければならないので、装置が大型になるとともに、オペ
レータの原稿セットの仕方によっては原稿の搬送が不確
実になる。
【0007】この発明は、このような従来技術に鑑みて
なされたもので、その目的は小型で原稿の原稿載置台か
らの搬送を確実に行うことができ、画像形成済み転写紙
を排紙することが可能で、原稿ジャム、転写紙ジャムな
ど原稿および転写紙の搬送に伴う障害の発生箇所が少な
く、操作性の向上を図ることができる自動原稿給送装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、異なる原稿を同時に載置できる複数
の原稿載置台と、原稿載置台側から原稿を原稿搬送装置
側に給送し、原稿搬送装置によって露光位置に搬送され
露光が終了した原稿を前記原稿搬送装置側から前記原稿
載置台側に排送する共通の搬送路を含む原稿給排送手段
と、原稿載置台を順次間欠的に移動させ、原稿給送時に
は原稿載置台を原稿給送手段に対向する原稿搬送位置ま
で前進させ、前記原稿搬送装置側からの原稿排送時およ
び画像形成装置側からの画像形成済み転写紙受け入れ時
には、前記原稿載置台を前記共通の搬送路の端部に位置
する前記画像形成済み転写紙の排紙口を兼ねる原稿の給
排紙口の下方に位置させる原稿載置台移動手段と、原稿
給送時、原稿載置台に載置された原稿を原稿載置台に向
けて押圧して原稿を原稿給送手段側に搬送し、露光済み
原稿および画像形成済み転写紙を排紙するときには前記
原稿載置台上から後退する原稿押圧搬送手段とを備えた
構成になっている。なお、後述の実施例において、前記
原稿載置台はビン37に、原稿給送手段はピックアップ
コロ73、ピックアップアーム75、ピックアップレバ
ー67等を含む給排紙部41、原稿搬送路45および原
稿供給装置9に、原稿載置台移動手段はヘリカルホイー
ル137、ビンホルダ139、ガイド溝141、ビン駆
動軸143およびヘリカルホイール137の駆動モータ
に、原稿押圧搬送手段は、ピックアップコロ73、ピッ
クアップアーム75、ピックアップレバー67、退避レ
バー79および退避ソレノイド93などにそれぞれ対応
する。また、前記画像形成済み転写紙の排紙口を兼ねる
原稿の給排紙口は給排紙口136に対応する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】本発明によれば、原稿は複数の原稿載置台の各
段に適宜載置され、原稿給送手段によって原稿搬送装置
側に給送される。その際、原稿載置台は原稿給送手段に
よる原稿給送位置に対向する位置まで進出するように原
稿載置台移動手段によって間欠的に移動させられる。そ
して、その位置から原稿押圧搬送手段によって原稿は原
稿載置台に押圧され、押圧された状態で最上位の原稿か
ら原稿給送手段側に搬送され、受け渡される。また、
光済み原稿が前記搬送装置側から戻って排紙されるとき
および画像形成済み転写紙が排紙されるときには、原稿
押圧搬送手段は原稿載置台上から後退し、露光済み原稿
および画像形成済み転写紙の原稿載置台上への排紙を可
能とする。なお、原稿は共通の搬送路を通って原稿搬送
装置側に送られ、原稿搬送装置側から戻り、共通の給排
紙口を介して原稿の給紙と排紙、画像形成済み転写紙の
排紙が行われる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0017】なお、実施例の説明は各項目別に行ってい
るので、分かり易いように詳細な説明に入る前に各項目
を示しておく。
【0018】1.複写機の全体構成 2.フィニッシャ 2.1 概略構成 2.2 ソータ部 2.2.1 給排紙部 2.2.2 ピックアップコロ機構 2.2.3 ピックアップコロの退避機構 2.2.4 ピックアップコロの接離機構 2.2.5 ピックアップコロの駆動機構 2.2.6 ビンストッパの駆動機構 2.2.7 ビン駆動機構 2.2.8 ピックアップコロによる給排紙動作 2.2.8.1 転写紙排出時の動作 2.2.8.2 原稿排出時の動作 2.2.8.3 原稿給紙時の動作 2.2.9 原稿反転部 2.2.9.1 原稿反転部の概略機構 2.2.9.2 ビンから給送された原稿の反転動作 2.2.9.3 原稿供給装置から排出された原稿のビ
ンへの排紙動作 2.3 ステープル部 2.3.1 ステープル部の機構 2.3.2 ステープル部の動作 2.3.3 ジョガーフェンスの機構 2.3.4 ジョガーフェンスの動作 3.原稿供給装置 3.1 原稿供給装置の概略構造 3.2 原稿搬送駆動機構 3.3 切換爪駆動機構 3.4 ジョガーフェンス駆動機構 3.5 寄せコロ加圧機構 3.6 原稿供給装置のロック機構 4.転写紙の流れ 4.1 通常コピー時 4.2 両面コピーモードにおける表面コピー時 4.3 ソートモードおよびスタックモード時 4.4 ステープルモード時 4.4.1 ステープルトレイへのスタック時 4.4.2 ステープルトレイからの排出時 5.原稿の流れ 5.1 片面原稿モード 5.1.1 原稿給紙時 5.1.2 原稿排出時 5.2 両面原稿モード 5.2.1 原稿給紙時 5.2.2 原稿反転時 5.2.3 原稿排出時 5.3 原稿枚数カウントモード 5.4 フィニッシャから原稿供給装置への原稿搬送 5.5 原稿供給装置からフィニッシャへの原稿搬送 6.制御回路 6.1 複写機本体の制御回路 6.2 フィニッシャの制御回路 6.3 原稿供給装置(RDH)の制御回路 7.制御および動作 7.1 制御項目 7.2 キー入力時のチェック 7.3 ステープラチェック 7.4 置数入力時のソートMAXチェック 7.5 置数入力時のスタックMAXチェック 7.6 原稿枚数カウント後のMAXチェック 7.7 RDH・フィニッシャ接続チェック 7.8 フィニッシャからRDHへの原稿給送 7.9 原稿給送終了処理 7.10 原稿枚数カウント処理 7.11 コピージョブ開始処理 7.12 フィニッシャのビン、トレイへの転写紙排出
カウント処理 7.13 ステープル動作実行処理 7.14 ステープル動作終了処理 7.15 原稿排出処理 7.16 原稿排出終了処理 7.17 予約モードの設定 8.原稿供給装置に関する制御 8.1 原稿供給装置がリフトアップされているかどう
かのチェック 8.2 原稿供給装置の給紙位置上に原稿が存在するか
どうかのチェック 8.3 リフトアップによるクリア処理 8.4 マルチジョブ対応処理 8.5 シートの落下、およびずれ防止処理 8.6 原稿枚数カウント処理 8.7 フィードイン処理およびフィードアウト処理 8.8 原稿供給装置の動作タイミング 8.9 原稿サイズ検知処理 8.10 ジョガーホームリターン処理 8.11 ジョガーのジョギング待機処理 8.12 原稿のジョギング処理 8.13 原稿供給装置からフィニッシャへの原稿給送
処理 8.14 フィニッシャから原稿供給装置への原稿給送
の前処理 8.15 フィニッシャから原稿供給装置への原稿給送
処理 9.フィニッシャに関する制御 9.1 イニシャル処理 9.2 モータON処理 9.3 ジョガーホームリターン処理 9.4 ジョガーフェンス待機処理 9.5 ステープルトレイでのジョギング処理 9.6 ステープル処理 9.7 搬送路の切換処理 9.8 ビンの動作 9.9フィニッシャ側から原稿供給装置側に原稿を搬送
する処理 9.10 原稿供給装置側からフィニッシャ側に原稿を
排紙する処理 以下、各項目にわたって詳しく説明する。
【0019】1.複写機の全体構成 図1は実施例に係る複写機の内部構造を示す概略構成図
である。同図において、複写機1は、複写機本体3と、
複写機本体3に転写紙を給紙する給紙装置5と、複写機
本体3のコンタクトガラス7上に原稿を供給する原稿供
給装置9と、原稿を載置し、露光済み原稿を仕分けして
収容し、かつ、画像形成終了後の転写紙を仕分けして収
容するフィニッシャ11とから概略的に構成されてい
る。
【0020】複写機本体1内には、公知の光学系13、
作像系15、転写紙搬送系17、定着系19、転写紙を
反転させるための反転機構21、転写紙の両面に画像を
形成するための中間トレイ23などが設けられている。
【0021】給紙装置5は、複写機本体1の下部に設け
られ、複写機本体1の底面に設けられた転写紙導入口2
5から、転写紙を導入し、複写機本体3内の転写紙搬送
系17により所定位置に搬送して処理する。なお、給紙
装置5内には、複数の給紙カセット27がセットされ
(この実施例では、4段セット可能になっている)、給
紙装置側の搬送路29に沿って上方向に搬送される。ま
た、複写機本体3の側面側にも給紙カセット27の装着
口31が設けられ、任意の給紙カセット27を装着して
給紙装置5内にセットされた転写紙とサイズの異なる転
写紙の供給が可能に設定されている。
【0022】2.フィニッシャ 2.1 概略機構 次に、フィニッシャ11の概略機構について説明する。
【0023】フィニッシャ11は、図2に示すようにソ
ータ部33とステープル部35の二つの部分からなって
いる。ソータ部33は、複数段のビン37と、画像形成
済みの転写紙を集積するコピー(プルーフ)トレイ39
と、ビン37から原稿供給装置9への給紙、原稿供給装
置9から排紙される露光済み原稿および定着系19から
排紙される画像形成済み転写紙をビン37側に排出する
給排紙部41と、原稿の反転を行うための原稿反転部4
4と、ビン37側と原稿供給装置9との間の原稿搬送路
45と、定着系19からビン37に転写紙を排紙する第
1の転写紙搬送路47と、定着系19からコピートレイ
39に転写紙を排出する第2の転写紙搬送路49と、第
2の転写紙搬送路49からさらにステープル部35側に
転写紙を搬送する第3の転写紙搬送路51とから主に構
成されている。
【0024】ステープル部35は、第3の転写紙搬送路
51から転写紙を導入して綴じるステープルユニット5
3と、ステープルユニット53を下端側に備えたステー
プルトレイ55と、ステープルされた転写紙をストック
する排紙ストッカ57と、ステープルされた転写紙を排
紙ストッカ57に放出する放出ガイド板59とから主に
構成されている。ステープルトレイ55には、また、ジ
ョガーフェンス61、ストッパ63、およびよせコロ6
5が設けられている。
【0025】2.2 ソータ部 2.2.1 給排紙部 給排紙部41は、図3ないし図11に示すように、側面
視ほぼへの字状のピックアップレバー67、ピックアッ
プレバー67に形成した係合溝69に係合するピン71
を一端に、ピックアップコロ73を他端にそれぞれ備え
たピックアップアーム75と、ピックアップアーム75
のほぼ中央部に設けた後述のピックアップコロ駆動軸9
9に係合溝78を介して係合する退避レバー79と、ピ
ックアップレバー67を支軸68に関して揺動駆動する
ピックアップソレノイド81と、シート搬送路135の
一端に備えられた一対の給排紙ローラ83,84と、給
排紙ローラ84の下側に設けられたビンストッパ85
と、ビンストッパ85を駆動するビンストッパソレノイ
ド87と、シート搬送路135に続く原稿搬送路45と
第1の搬送路47とを切り換える第1の切換爪89と、
退避レバー79を揺動自在に支持する支持ピン91と、
揺動レバー91を駆動する退避ソレノイド93とから構
成されている。
【0026】2.2.2 ピックアップコロ機構 ピックアップコロ機構は、図7の要部平面図に示すよう
に、ピックアップコロ駆動ギア95とピックアップコロ
駆動プーリ97とを両端部にそれぞれ備え、ソータ33
の前側板109と後側板111との間に軸受け113,
115を介して回動自在に支持されたピックアップコロ
駆動軸99と、ピックアップアーム75間に回動自在に
支持され、一端にピックアップコロ従動プーリ101を
備えた回転軸107と、ピックアップコロ駆動アイドラ
105とから基本的に構成され、ピックアップコロ駆動
ギア95によって伝達された駆動力をピックアップコロ
駆動プーリ97および従動プーリ101間に張設された
ベルト103を介して回転軸107に軸着されたピック
アップコロ73を駆動するようになっている。
【0027】2.2.3 ピックアップコロの退避機構 ピックアップコロ73は図3および図9からもわかるよ
うに原稿のピックアップの際にはビン37間に進入して
いるので、ビン移動の邪魔になる。そのため、ビン37
の移動時、転写紙や原稿の給送時(ピックアップ時)に
はピックアップコロ73をビン37間から退りぞかせ、
退避させる必要がある。このため、前述の退避レバー7
9や退避ソレノイド93などが設けられている。
【0028】この機構では、退避ソレノイド93がON
になると、退避レバー79が図9の状態から支持ピン9
1を中心に反時計方向(図9矢印CCW方向)に回動
し、これによりピックアップアーム75を同じく反時計
方向に移動させる。この移動によってピックアップアー
ム75の一端に立設されたピン71がピックアップレバ
ー67の係合溝69に沿って移動し、ピックアップアー
ム75は退避レバー79の係合溝78に係合したピック
アップコロ駆動軸99と前記ピン71と支持ピン91と
の間で形成される3角形に規定されて図8に示すような
位置に退避する。この退避動作によってピックアップコ
ロ73はビン37間から退避することになる。この退避
動作のときには、ピックアップコロ駆動軸99に設けた
ピックアップコロ駆動ギア95はピックアップコロ駆動
アイドラ105から離れる。
【0029】一方、この退避状態からピックアップコロ
73を復帰させるときには、退避ソレノイド93をOF
Fにすると、戻しスプリング117によって退避レバー
79は支持ピン91を中心として時計方向(図8矢印C
W方向)に回動し、これによりピックアップアーム75
も時計方向に係合溝69にガイドされてピックアップコ
ロ73はビン37間の元の位置に戻り、同時に、ピック
アップコロ駆動ギア95はピックアップコロ駆動アイド
ラ105に噛合し、ピックアップコロ73の回動を可能
にする(図8)。この退避および復帰動作では、軸受1
13は図10に示すソータの前側板109の開口部11
9において一点鎖線で示すように給紙位置での位置(図
10符号SF)と退避位置での位置(図10符号SB)
との間をガイドされて移動する(後側板111の図示し
ない開口部には軸受115が同様に移動する)。また、
ピン71は開口部119の太くなった部分を上下方向に
移動する(図10符号UD)。なお、この開口部119
の給紙位置FFの形状は、上下方向に軸受113を規制
することによりピックアップコロ駆動ギア95とピック
アップコロ駆動アイドラ105との間の噛合状態を保持
できるように設定してある。
【0030】2.2.4 ピックアップコロの接離機構 ビン37から給紙する場合、ビン37上にスタックされ
た原稿もしくは転写紙にピックアップコロ73を当接さ
せ、ピックアップコロ73を駆動してビン37から引き
出す。したがって、ピックアップコロ73を必要に応じ
てビン37上の原稿・転写紙に対して接離させなければ
ならない。
【0031】この機構では、ピックアップアーム75を
ピックアップレバー67によって支軸68に関して揺動
させることによって接離させる。すなわち、ピックアッ
プソレノイド81をONすると、ピックアップレバー6
7が図11時計方向(図11矢印RCW方向)に回動
し、ピックアップレバー75のピン71をピックアップ
コロ駆動軸99に関して反時計方向(図11矢印ACC
W方向)に回動させる。これにより、ピックアップコロ
73はビン37側に付勢され(図示RP)、ビン37上
の原稿もしくは転写紙などのシートを加圧する。このよ
うに加圧された状態でピックアップコロ73が回転する
とシートのビン37からの排出が可能になる。
【0032】ピックアップコロ73をシートから離す場
合には、ピックアップソレノイド87をOFFにする
と、戻しスプリング121の弾性付勢力によってピック
アップレバー67は支軸68に関して反時計方向に回動
し、これに応じてピックアップアーム75はピックアッ
プコロ駆動軸99に関して時計方向に回動し、ピックア
ップコロ73はシートから離れる(図示RD)。
【0033】2.2.5 ピックアップコロの駆動機構 ピックアップコロ73は、給紙ローラ83,84の上側
の給紙ローラ83の回転から駆動力を得ている。すなわ
ち、上側の給紙ローラ83が回転すると、給紙ローラ8
3に転接するピックアップコロ駆動アイドラ105が回
転し、このピックアップコロ駆動アイドラ105に噛合
するピックアップコロ駆動ギア95が回転し、この回転
駆動力がピックアップコロ駆動軸99、ピックアップコ
ロ駆動プーリ97、ベルト103、ピックアップコロ従
動プーリ101および回転軸107を介してピックアッ
プコロ73を図11矢印PU方向に回転させ、シートを
ビン37上から排出することができる。
【0034】2.2.6 ビンストッパの駆動機構 ビンストッパ85は、ビンフェンス123の開放、閉鎖
を行うためのもので、ビンフェンス123はビン37上
に載置されたシートの先端部をビン37の排出口で規制
するためのものである。ビンフェンス123はビン37
からシートを取り出すときには寝かせられ、それ以外の
ときには立っているように制御される。ビンストッパ8
5は揺動支点125に関して揺動自在に支持され、一端
に戻しスプリング127を介してビンソレノイド87が
連結され、他端には立ち上がり部131が形成され、さ
らにその先端に立ち上がり部131からほぼ直角に折れ
曲がった当接部133が形成されている。ビンフェンス
123は常時立つ方向に弾性付勢された状態で支軸12
9に揺動自在に支持されている。
【0035】このような構成で、ビンソレノイド87が
ONになると、ビンストッパ85は図12において揺動
支点125に関し反時計方向(矢印BSCCW方向)に
回動する。この回動によって当接部133が後側板11
1から内側に進出する。一方、上昇してきたビン37の
ビンフェンス123部は、進出した当接部133に当接
するが、ビン37自体はさらに上昇するので、図13に
示すように図示時計方向(矢印BFCW方向)に倒れ、
給紙動作を邪魔しない状態になる。
【0036】また、ビンソレノイド87をOFFにする
と、ビンストッパ85は揺動支点125に関して時計方
向に回動し、ビンストッパ85の当接部133は後側板
111から後退してビンフェンス123の規制を解除す
る。これにより、ビンフェンス123は立ち上がり、ビ
ン37上のシートの位置を規制し、シートの落下を防止
する。
【0037】2.2.7 ビン駆動機構 給排紙ローラ83,84を備え、原稿搬送路45および
第1の転写紙搬送路47が接続されたシート搬送路13
5は一つで、かつ、固定されているので、上述のように
ビン37を移動させてビン37内からシートを給紙し、
また、ビン37内にシートを排紙させるようなビン37
の駆動機構が必要となる。
【0038】この機構は、図14および図15に示すよ
うにヘリカルホイール137、ビンホルダ139、ソー
タ33の側板109,111に形成されたガイド溝14
1、このガイド溝141に遊嵌されたビン駆動軸14
3、および図示しないヘリカルホイール137の駆動モ
ータとから基本的に構成されている。ヘリカルホイール
137は外周に螺旋状の溝145が形成された公知のも
ので、ビン駆動軸143の端部147が図15に示すよ
うに移動可能に係合できるようになっている。
【0039】このような機構では、ヘリカルホイール1
37が駆動モータによって回転すると、ヘリカルホイー
ル137に形成した螺旋状溝145に対応するビン37
のビン駆動軸143の端部147が螺旋状溝145にガ
イドされ、ビン駆動軸143を昇降させる。これに応じ
てビン37も昇降する。ビン駆動軸143は前記側板1
09,111のガイド溝141にも遊嵌されているの
で、昇降の軌跡は、このガイド溝141によって規定さ
れる。ガイド溝141は図14および図16からもわか
るように、ビン37への排紙時とビン37からの給紙時
とでは停止位置か異なるように設定されている。すなわ
ち、排紙位置は図14PINの位置であって、この排紙
位置PINからヘリカルホイール137が1回転する間
に給紙位置POUTを経て待機位置PWAITへ上昇す
る。また、ビンホルダ139は、ビン37が上昇する
際、図16に示すように下からのビン群を持ち上げるこ
とにより、駆動軸143をヘリカルホイール137の螺
旋状溝145にくわえ込ませるようになっている。
【0040】2.2.8 ピックアップコロによる給排
紙動作 以上のように構成されたピックアップコロ機構、ピック
アップコロ退避機構、ピックアップコロ駆動機構、ビン
駆動機構などによってシートの給排紙を行うときの動作
について以下説明する。
【0041】このソータ33は、ソート・スタックモー
ド時においては、転写紙の排出を行い、多段ADFモー
ド時においては、各々のビン37が原稿セットテーブル
となり、原稿の給排紙を行うことが大きな特徴である。
このソータ33では、転写紙および原稿排出時には、従
来機と同様に給排紙ローラ83,84によって転写紙を
ビン37に排出する。一方、原稿給紙時においては、給
紙のためのピックアップコロ73、ピックアップアーム
75などからなるピックアップユニットによってビン3
7から原稿をピックアップして給紙することになる。こ
れは、一部既述したが、以下、詳しく説明する。
【0042】2.2.8.1 転写紙排出時の動作 図4は転写紙排出時の動作を示す要部正面図である。同
図において、ピックアップコロ73は退避レバー79に
よって退避状態にあり、ビンフェンス123はビンスト
ッパソレノイド87がOFFのため、立った状態で待機
している。転写紙PRは第1の転写紙搬送路47から下
側に切り換えられた切換爪89に沿ってシート搬送路1
35に入り、給排紙ローラ83,84によって画像形成
面を上にして給排紙口136からビン37上に排出され
る。このときのビン37の位置は、前述のPINの位置
である。
【0043】2.2.8.2 原稿排出時の動作 図5は原稿排出時の動作を示す要部正面図である。この
状態は、図4と切換爪89の方向が異なるだけで、後は
同一である。原稿OLは原稿搬送路45に沿って搬送さ
れ、切換爪89に沿ってシート搬送路135から給排紙
ローラ83,84を経て、コピー面が上向きの状態で給
排紙口136からビン37上に排出される。
【0044】2.2.8.3 原稿給紙時の動作 図6は原稿給紙時の動作を示す要部正面図である。この
給紙時の状態では、前述のように、退避ソレノイド93
をOFFして退避レバーを時計方向に回動させ、ピック
アップコロ73をビン37の間にセットしている。この
とき、ビンストッパソレノイド87はONになってお
り、ビンストッパ85は回動して当接部133は下降し
ている。これによりビンフェンス123は図に示すよう
に倒れている。また、第1の切換爪89は上位置にあ
り、原稿搬送路45側に切り換えられている。
【0045】この状態で、図示しないモータが回転する
と、上側の給排紙ローラ83が回転し、この回転によっ
て前述のようにピックアップコロ73が図示矢印方向に
回転する(図6実線位置)。一方、下側の給排紙ローラ
84は停止したままになっており、原稿給紙時における
分離コロの機能を持たせている。原稿OLはコピー面を
下向きにしてビン37にセットされており、原稿OLを
セットした状態でピックアップソレノイド81をONに
すると、ピックアップレバー67が前述のように支軸6
8を支点として時計方向に回動し、ピックアップアーム
75はピックアップコロ駆動軸99を支点として反時計
に回動してピックアップコロ73が最上部の原稿OLに
圧接する。このときピックアップコロ73は既述のよう
に図示矢印方向に回転しているので、最上部の原稿OL
が給排紙ローラ83,84方向に引き出され、下側の給
排紙ローラ84の作用によって1枚ずつ分離され、給排
紙口136、シート搬送路135、および切換爪89を
経て原稿搬送路45へと搬送される。
【0046】下側の給排紙ローラ84は、ワンウエイク
ラッチを内蔵したコロであって、原稿OLおよび転写紙
PRのビン37への排出時には、上側の給排紙ローラ8
3と連れ回って反時計方向に回転し、原稿OLをビン3
7からピックアップするときにはロックされ、上記の分
離コロの機能を発揮するように構成されている。
【0047】2.2.9 原稿反転部 2.2.9.1 原稿反転部の概略機構 原稿反転部44は原稿供給装置9(この場合は、RDH
−循環式原稿給送装置−であるので、以下、原稿供給装
置9を適宜RDH9と称して説明する)に接続されて原
稿の反転を行うように設定されているもので、図17
に、その概略構成を示す。
【0048】図17において、原稿反転部44は、反転
ガイド板43を挟むように設けられた反転戻しコロ14
9と、この反転戻しコロ149に対接する接離コロ15
1と、接離コロ151の接離動作を行う接離コロ駆動ア
ーム153と、原稿搬送路45と反転ガイド板43との
間をバイパスするように設けられた反転搬送路155
と、反転搬送路155と反転ガイド板43との間の搬送
路を切り換える第2の切換爪157と、この第2の切換
爪157を切り換え動作させる切換爪駆動レバー159
と、接離コロ駆動アーム153および切換爪駆動レバー
159を揺動駆動する反転ソレノイド161と、戻しス
プリング162と、原稿搬送路45と反転搬送路155
との間の搬送路の切り換えを行う第3の切換爪163
と、反転ガイド板43のRHD側の搬送路165と原稿
搬送路45との間の搬送路の切り換えを行う第4の切換
爪167と、第3および第4の切換爪165,167を
作動させる切換爪駆動ソレノイド169と、反転ガイド
板43のRHD9側に続く搬送路165の給排出口17
1に隣接して設けられた給排紙コロ173とからなって
いる。
【0049】この構成によって、ビン37に裏向きに載
置された原稿OLを反転させてコピー面を上向きにし、
RDH9に正しく送られる。以下、反転の動作について
説明する。
【0050】2.2.9.2 ビンから給送された原稿
の反転動作 ビン37からピックアップコロ73によってピックアッ
プされた原稿OLは前述のようにして原稿搬送路45に
入り、上方向に送られる。このとき、切換爪駆動ソレノ
イド169、および反転ソレノイド161はともにOF
Fで、反転ソレノイド161は戻しスプリング162に
よって初期位置に戻されている。これにより原稿反転部
44の各部は図17おける2点鎖線、および図18に示
す状態、すなわち、接離コロ駆動アーム153および切
換爪駆動レバー159が支軸174,175を支点とし
て反時計方向に回動して接離コロ151が反転ガイド板
43上から退避し、第2の切換爪157は下向きに切り
換わり、反転搬送路155が開放されて、切換爪駆動ソ
レノイド169がOFFになっていることにより第3の
切換爪163は支軸177に関し反時計方向に、また、
第4の切換爪167は支軸179に関して時計方向に回
動して、第3の切換爪163によって原稿搬送路45と
反転搬送路155とが連通し、第4の切換爪167によ
って反転ガイド板43と給排出口171とが連通した状
態になっている。このような状態で、原稿OLが上方に
搬送されてくると、第3の切換爪163によって原稿搬
送路45から反転搬送路155に偏向され、搬送コロ8
6によって原稿OLの先端が反転ガイド板43の図にお
いて左方向(図18矢印OLLF)方向に搬送される。
そして、原稿OLの後端が第2の切換爪157を通過す
ると、反転ソレノイド161がONになる。これによ
り、接離コロ駆動アーム153および切換爪駆動レバー
159が支軸174,175を支点として時計方向に回
動し、図19に示すように接離コロが反転戻しコロ14
9側に原稿OLを加圧するとともに、第2の切換爪15
7が上方向に切り換わって反転搬送路155を閉鎖し、
反転ガイド板43上の搬送路165を開放する。このと
き、反転戻しコロ149は常時矢印RRCW方向に回転
しているので、その搬送力によって右方向に原稿OLは
進み始める。
【0051】原稿OLの先端が搬送コロ86を通過する
と、反転ソレノイド161はOFFになり、次の原稿O
Lの進入に備える。一方、反転した原稿OLは反転戻し
コロ149の駆動力がなくなっても、矢印方向に回転し
ている搬送コロ86によって反転ガイド板43上を右方
向に搬送され、ソータ33側からRDH9側への搬送方
向に回転する給排紙コロ173によって排出口171か
らRDH9側に送り込まれる。
【0052】2.2.9.3 原稿供給装置から排出さ
れた原稿のビンへの排紙動作 コピーが終了し、RDH9からソータ33側に排出され
た原稿OLはRDH9側からソータ33側への搬送方向
に回転する給排紙コロ173によって搬送路165に導
入される。このとき、図20からわかるように、切換爪
ソレノイド169はONとなり、第4の切換爪167は
支軸179を支点として反時計方向に、また、第3の切
換爪163は支軸177を支点として時計方向にそれぞ
れ回動し、第4の切換爪167は搬送路165と原稿搬
送路45を連通し、第3の切換爪163は原稿搬送路4
5を開放する。これにより、原稿OLは原稿搬送路45
に沿って下方に移送され、シート搬送路135から図5
の状態でビン37上に排出される。このとき、原稿OL
はコピー面が上になって排出されるので、ビン37に集
積されたとき、コピー前の原稿とコピー済みの原稿が一
目でわかる。
【0053】2.3 ステープル部の機構 2.3.1 ステープル部機構 ステープル部35は、図21および図22に示すよう
に、ステープルユニット53と、ステープルトレイ55
の底板187に沿って平行に移動可能に設けられたジョ
ガーフェンス185と、ジョガーフェンス185を駆動
するジョガーモータ189と、前述の第3の搬送路51
に続く入口ガイド板191の転写紙排出口193の転写
紙搬送方向上流側に設けられた排紙ローラ対197と、
転写紙排出口193の下部の前記底板187の端部に回
動自在に設けられたストッパ63と、このストッパ63
を揺動駆動させるストッパソレノイド195と、ステー
プルトレイ55に集積された転写紙PRをストッパ63
方向に寄せる寄せコロ199と、寄せコロ199の転写
紙PRに対する接離動作を行う寄せコロソレノイド20
1と、寄せコロ199に対向して設けられた半月状断面
の排出コロ203と、ストッパ63の転写紙束放出方向
下流側に設けられ、放出された転写紙束を排紙ストッカ
57方向にほぼ180度偏向させて送るための放出ガイ
ド板59とから主に構成されている。
【0054】寄せコロ199は寄せコロアーム205に
よって排紙ローラ対197の回転軸と同軸に揺動自在に
支持され、寄せコロソレノイド201によって揺動駆動
される。寄せコロ199は寄せコロソレノイド201の
ON動作によって底板187側に押し付けられるように
なっている。また、ストッパ63は、排出コロ203の
回転軸と同軸に揺動自在に支持されており、ストッパソ
レノイド195によって揺動駆動される。ストッパ63
はストッパソレノイド195がOFFのときに図21に
おいて実線位置にあって、ステープルトレイ55からの
転写紙PRの排出を禁止し、ONのときに2点鎖線位置
に後退して転写紙PR束の排出を可能にするものであ
る。なお、寄せコロソレノイド201もストッパソレノ
イド195もOFF時には、戻しばね207,209に
よって初期位置に戻るように設定してある。
【0055】2.3.2 ステープル部の動作 上記のように構成されたステープル部では、ソータ部3
3から第3の搬送路51を経てステープル35側に送ら
れてきた転写紙PRは、さらに、入口ガイド板191を
経て排紙ローラ対197によってステープルトレイ55
内に排出され、集積される。このとき、ストッパソレノ
イド201はOFFになっており、寄せコロアーム20
5によって寄せコロ199は実線で示したような待機状
態にあって、図示矢印方向に回転している。また、スト
ッパソレノイド195もOFFになっており、ストッパ
63も前述のように実線で示したストップ位置にある。
【0056】この状態で転写紙PRの後端が排紙ローラ
対197を通過すると、寄せコロソレノイド201がO
Nになり、寄せコロ199によって転写紙PRの後端が
ストッパ63に突き当てられる。と同時に、ジョガーフ
ェンスが駆動され、底板187上の転写紙PRの紙揃え
を実行する。この紙揃え動作の詳細については後述す
る。
【0057】排出コロ203は前述のように半月状に形
成され、転写紙PRのステープルトレイ55上への排出
時には切り欠かれた平面状の部分211が底板187と
平行になって底板187の表面から後退しているので、
転写紙PRのステープルトレイ55への排紙を阻害する
ことはない。
【0058】このようにして、複数枚積層した転写紙P
Rの束は、公知のステープラによって左上の隅部をステ
ープルされ、一つのまとまった束になる。そして、この
ようにステープルが終了し、束が形成されると、ストッ
パソレノイド195がONされ、ストッパ63は図2
1,22の2点鎖線位置まで回動する。と同時に、図示
しない給紙クラッチがONし、排出コロ203が回転
し、さらに寄せコロソレノイド201もONして寄せコ
ロ199が転写紙PRを排出コロ203に押し付ける。
これにより、図22に示すように転写紙束は底板187
に沿って放出ガイド板59側に搬送され、この放出ガイ
ド板59に沿って排紙ストッカ57に排出される。
【0059】2.3.3 ジョガーフェンスの機構 上記ジョガーフェンス185は図23に示すように、ジ
ョガーフェンス前、後185f,185bとからなり、
それぞれジョガーモータ前、後189f,189bの駆
動力をギア213f,213bに伝達して、これらのギ
ア213f,213bを介して駆動される。なお、ジョ
ガーフェンス前、後185f,185bのホームポジシ
ョン位置には、ホームポジションセンサ215f,21
5bが設けられ、ジョガーフェンス前、後185f,1
85bのホームポジションを検出するようになってい
る。
【0060】2.3.4 ジョガーフェンスの動作 図24ないし図26はジョガーフェンス185の動作を
示す説明図である。図24に示すように、コピー動作が
開始すると、ジョガーフェンス185は転写紙PRのサ
イズよりも5mm大きい位置まで前記ジョガーモータ18
9を駆動することによって移動する(図24〔A〕位
置)。ただし、A3およびA4横の場合には、ホームポ
ジション〔B位置〕がペーパサイズより5mm大きい位置
に設定してあるので、ジョガーフェンス185は移動し
ない。これらのジョガーフェンス185のうち後側のジ
ョガーフェンス185bは、転写紙PRが排紙されるた
びに図25に示すように前側に10mm移動して紙揃えを
行い〔C位置〕、Dの位置へ戻る。
【0061】コピーが終了すると、図26に示すように
ジョガーフェンス185は紙揃えを行ったF位置からス
テープルポジョション(E位置)に移動する。このステ
ープルポジションは前側のジョガーフェンス185fに
とってはホームポジションと同じ位置である。リピート
コピーのときには、ステープルされた後、ジョガーフェ
ンス185は転写紙PRの排紙位置(〔A〕位置)に戻
り、コピー終了後、ジョガーフェンス185はホームポ
ジション(〔B〕位置)に戻る。
【0062】なお、ステープルトレイ55に用紙をセッ
トし、マニュアルステープルボタンを押すと、指定され
たペーパーサイズ位置にジョガーフェンス185が移動
し、紙揃えを行った後、ステープルされる。
【0063】3.原稿供給装置 3.1 原稿供給装置(RDH)の概略構造 原稿供給装置(RDH)9は、図27に示すように、原
稿セットテーブルと217と、駆動プーリ219および
従動プーリ221との間に張設された原稿搬送ベルト2
23と、原稿搬送ベルト223側から原稿セットテーブ
ル217に原稿を搬送する原稿搬送路257と、この原
稿搬送路257に臨んで配設されたターンローラ227
と、原稿搬送ベルト223側から原稿セットテーブル2
17側に原稿を搬送する原稿戻し搬送路225と、前述
の原稿反転部44の搬送路165と原稿戻し搬送路22
5とを連通する原稿給排用搬送路229と、原稿整置用
ジョガーフェンス231とを備え、さらに、これに付随
して原稿搬送駆動機構、原稿の搬送方向を切り換える切
換爪駆動機構、ジョガーフェンスの駆動機構、寄せコロ
加圧機構、原稿供給装置のロック機構などが設けられて
いる。
【0064】3.2 原稿搬送駆動機構 原稿搬送駆動機構は、図27および図28に示すよう
に、呼出しコロ233、寄せコロ235、分離コロ24
1、分離ブレード243、搬送コロ245、ターンロー
ラ227、原稿搬送ベルト223、および排紙ローラ2
47から基本的に構成されている。
【0065】呼出しコロ233は断面半月状に形成さ
れ、初期状態では、平面に切り欠れた部分が原稿セット
テーブル217から若干退避するように設定されてい
る。寄せコロ235は原稿セットテーブル217を挟ん
で呼出しコロ233に対向した位置に配設され、寄せコ
ロ駆動アーム237に支持されている。寄せコロ駆動ア
ーム237は、排紙ローラ247と同軸に揺動自在に支
持され、寄せコロ駆動ソレノイド239によって駆動さ
れる。
【0066】呼出しコロ227、分離コロ241、およ
び排出ローラ247は図示しない1個の給排モータによ
って駆動され、それぞれ1回転クラッチ、給紙クラッ
チ、および排紙クラッチによって駆動の断接が行われ
る。また、寄せコロ233は排出ローラ247からベル
トによって駆動され、排出ローラ247と同一方向に回
転するように設定されている。なお、ターンローラ22
7、搬送コロ245、および原稿搬送ベルト223はそ
れぞれ独立した正逆回転可能な図示しないターンローラ
モータ、搬送モータ、およびベルト駆動モータによって
駆動される。
【0067】また、これらの詳細動作はモードに対応し
て異なるので、後述のモードに対応した動作の項で説明
する。
【0068】3.3 切換爪駆動機構 原稿OLの搬送に際し、その搬送方向は、切換爪の切換
動作に応じて切り換えることができる。切換爪は、原稿
給排用搬送路229と原稿戻し搬送路225との切り換
えを行う第5の切換爪249、原稿セットテーブル10
側に排出する原稿排出用搬送路251と分離コロ241
側に搬送する搬送路253との間を切り換える第6の切
換爪255、分離コロ241からターンローラ227の
外周に沿って搬送する搬送路257と前記搬送路253
との間を切り換える第7の切換爪259、原稿主搬送路
225とターンローラ227の外周の搬送路257との
間を切り換える第8の切換爪261、原稿搬送ベルト2
23からの戻りの原稿OLを反転させるための反転ガイ
ド爪263の5個からなり、これらの切換爪249,2
55,259,261,263を適宜切り換えることに
よって原稿の反転や搬送方向の選択ができるようになっ
ている。
【0069】3.4 ジョガーフェンス駆動機構 原稿整置用のジョガーフェンス231は横整置用のジョ
ガーフェンス231hと縦載置用のジョガーフェンス2
31vとからなり、それぞれ駆動モータ265h,26
5vによって駆動される。これらのモータ265h,2
65vの駆動力はワイヤ267h,267vによって伝
達され、ワイヤ267h,267vに固定されたジョガ
ーフェンス231h,231vを移動させて、排紙ロー
ラ247によって排紙された原稿OLのスタック性を良
くするように意図されている。
【0070】3.5 寄せコロ加圧機構 寄せコロ235は寄せコロ駆動アーム237を寄せコロ
ソレノイド239によって駆動することによって加圧動
作が可能になる。すなわち、寄せコロソレノイド239
は初期状態ではOFFになっており、原稿給紙時、原稿
排紙時、および原稿供給装置9を持ち上げたときにON
になるように設定されている。これにより原稿給紙時に
は、原稿OLを呼出しコロ233に押し付けて、原稿セ
ットテーブル217上の原稿OLの呼出しが可能にな
る。なお、このとき、原稿OLの分離給送を行うため、
寄せコロ235の回転は停止させておく。原稿排紙時に
は、寄せコロ235を図示時計方向に回転させておき、
排紙を完了した原稿OLの先端を分離ブレード259に
突き当て、原稿OLのスタック性を向上させている。ま
た、RDH9の圧板を持ち上げたときには、原稿OLを
加圧して、原稿OLが原稿セットテーブル217から落
下することを防止している。
【0071】3.6 原稿供給装置のロック機構 コピー中、およびRDH9からフィニッシャ11間で原
稿OLの搬送が行われているとき、RDH9の圧板26
9を上げると、原稿OLがジャムすることがある。この
ような事態が発生しないように、この複写機では、圧板
269ひいてはRDH9のロック機構が付設してある。
【0072】このロック機構は図27からわかるように
圧板269の左側の内側に設けられており、図29に拡
大して示すように支軸273に揺動自在に支持されたL
字状の圧板ロックアーム271と、圧板ロックアーム2
71の下端の係合部275が係合する被係合片277
と、圧板ロックアーム271を揺動駆動する圧板ロック
ソレノイド279とからなり、上記の状態のとき圧板ロ
ックソレノイド279をONにしてロックさせ、原稿O
Lのジャムを防止する。なお、圧板コピー時、および原
稿供給装置内でジャムしたときには圧板ロックソレノイ
ド279はOFFにして、ロックを解除する。
【0073】4.転写紙の流れ 転写紙の流れを通常コピーおよび各モード毎に図を参照
して以下説明する。
【0074】4.1 通常コピー時 通常のコピー時の転写紙の流れを図30に示す。通常コ
ピーの場合、転写紙PRは給紙カセット27、装着口3
1にセットされた手差しテーブル393、または中間ト
レイ23(両面コピーモードにおける裏面コピーの場
合)から給紙される。そして、作像系15で作像され、
転写された後、定着系19で画像は転写紙PRに定着さ
れ、フィニッシャ11の転写紙導入口395からフィニ
ッシャ11内に導入される。転写紙導入口395から導
入された転写紙PRは第4の転写紙搬送路399を経
て、第9の切換爪397を上方に、第10の切換爪40
1を右方に、それぞれ切り換えることによってコピー
(プルーフ)トレイ39に排出される。
【0075】なお、両面コピーモードにおいて表の面の
コピー時に、中間トレイ23でジャムが発生したとき、
ソート、スタックの各モード時、およびステープルモー
ド時におけるビン37またはステープルトレイ55での
ジャム発生時には、エマージェンシートレイとしてコピ
ートレイ39に転写紙PRを排出するように設定されて
いる。
【0076】4.2 両面コピーモードにおける表面コ
ピー時 両面コピーモードにおける表面コピー時の転写紙の流れ
を図31に示す。このコピーモードでは、給紙カセット
27から給紙された転写紙PRは、上記と同様にして作
像系15、定着系19を通過した後、定着系19の搬送
方向下流側に設けられた第11の切換爪403を下方に
切り換えて反転ガイド板405側に送られる(図示、実
線方向)。そして、転写紙PRが反転ガイド板405に
入った後、接離コロ407によって加圧され、接離コロ
407に対向して設けられた反転戻しコロ409の搬送
力により、画像形成面を上にして中間トレイ23に入る
(図示、点線方向)。なお、接離コロ407は反転ガイ
ド板405方向に転写紙PRを送るときには、反転戻し
コロ409側から離間した位置に退避しており、中間ト
レイ23方向に搬送するときに反転戻しコロ409側に
圧接する位置に進出する。
【0077】4.3 ソートモードおよびスタックモー
ド時 ソートモードおよびスタックモードにおける転写紙の流
れを図32に示す。これらのモードでは、給紙カセット
27もしくは中間トレイ(両面コピーモードにおける裏
面コピーの場合)23から給紙された転写紙PRは、上
記と同様にして作像系15、定着系19を通過した後、
定着系19の搬送方向下流側に設けられた第11の切換
爪403を上方に切り換えてフィニッシャ11側に送ら
れ、下側に切り換えられた第9の切換爪397に案内さ
れて第1の転写紙搬送路47、第1の切換爪89、およ
びシート搬送路135を経てビン37に排出される。
【0078】4.4 ステープルモード時 4.4.1 ステープルトレイへのスタツク時 ステープルモード時に転写紙をステープルトレイへスタ
ックするときの転写紙の流れを図33に示す。このモー
ドでは、給紙カセット27、または中間トレイ(両面コ
ピーモードにおける裏面コピーの場合)23から給紙さ
れた転写紙PRは、上記と同様にして作像系15、定着
系19を通過した後、定着系19の搬送方向下流側に設
けられた第11の切換爪403を上方に切り換えてフィ
ニッシャ11側に送られ、上側に切り換えられた第9の
切換爪397に案内されて第2の転写紙搬送路49、第
10の切換爪401、および第3の転写紙搬送路51を
経てステープルトレイ55へ排出され、ストックされ
る。
【0079】4.4.2 ステープルトレイからの排出
時 ステープルモード時に転写紙をステープルトレイから排
出するときの転写紙の流れを図34に示す。このモード
でステープルトレイ55にストックされた転写紙PR束
はステープルユニット53によりステープルされた後、
2.3のステープル部の項で説明したような動作によっ
て図34において矢印で示したように排紙ストッカ57
に排出される。
【0080】5.原稿の流れ 次に原稿の流れについて各モード毎に図を参照して説明
する。
【0081】5.1 片面原稿モード 5.1.1 原稿給紙時 片面原稿モードにおける原稿給紙時の原稿の流れを図3
5に示す。このモードで原稿を給紙するときには、RD
H9の原稿セットテーブル217上に、原稿OLのコピ
ーする面を上にして載置する。このようにして載置され
た原稿OLは、呼出しコロ233によって最下面の原稿
OLから呼び出され、上側に切り換えられた第7の切換
爪259によってターンローラ227の外周に沿った搬
送路257に導かれ、下側に切り換えられた第8の切換
爪261を経て原稿搬送ベルト223により、複写機本
体3のコンタクトガラス7上に搬送される。
【0082】5.1.2 原稿排出時 片面原稿モードにおける原稿排出時の原稿の流れを図3
6に示す。このモードで原稿OLを排紙するときには、
コンタクトガラス7上の原稿OLの露光が終了すると、
原稿搬送ベルト223、ターンローラ227が逆転し、
同時に第8の切換爪261が上方に切り換わり、原稿O
Lは原稿戻し搬送路225、上方に切り換わった第5の
切換爪249、下方に切り換わった第6の切換爪255
を経て、排紙ローラ247によって原稿セツトテーブル
217上に排出される。
【0083】5.2 両面原稿モード 5.2.1 原稿給紙時 両面原稿モードにおける原稿給紙時の原稿の流れを図3
7および図38に示す。このモードで原稿OLを給紙す
るときには、片面原稿時と同様、最下面より給紙された
原稿OLは、原稿OLの後端が第7の切換爪259を通
過した直後、ターンローラ227が逆転し、同時に第7
の切換爪259が図38矢印方向に動き、原稿OLは反
転し、裏面を下にして原稿搬送ベルト223によってコ
ンタクトガラス7上に搬送される。
【0084】5.2.2 原稿反転時 裏面の露光が終了した原稿OLは、図39に示すように
原稿搬送ベルト223により排出され、ターンローラ2
27および第7の切換爪259によって原稿給送時と同
様反転し、表面を下にして再び原稿搬送ベルト223に
よりコンタクトガラス7上に搬送される。
【0085】5.2.3 原稿排出時 表面の露光が終了した原稿OLは、図36に示した片面
原稿時と同様にして排出される。ただし、この場合、排
出された原稿OLは、原稿セツトテーブル217上では
表面が上になる。
【0086】5.3 原稿枚数カウントモード ステープルモード時において、ステープル可能なコピー
枚数は制限があるので、コピー開始前に原稿枚数のカウ
ントを行わねばならない。ただし、これはユーザが直接
原稿セツトテーブル217に原稿OLをセツトした場合
のみで、フィニッシャ11から送られてきた原稿OLを
ステープルする場合には、すでにカウントは終了してい
るので、ADF9でのカウント作業は行わない。このモ
ードにおける原稿の流れを図40および図41に示す。
【0087】図40に示すように原稿セツトテーブル2
17から給紙された原稿OLの後端が第8の切換爪26
1を通過すると、図41に示すようにターンローラ22
7が逆転すると同時に第8の切換爪261が矢印方向に
動き、原稿OLは図のように反転し、排紙ローラ247
によって原稿セツトテーブル217上に排出される。
【0088】5.4 フィニッシャからADFへの原稿
搬送 前述のように、原稿はビン37からADF9に送ること
ができるようになっている。この場合の原稿搬送の流れ
を図42に示す。ビン37からADF9に原稿OLを送
る場合には、コピーする面を下にしてビン37上に載置
する。この原稿搬送におけるフィニッシャ11側の動作
については前述の2.2.8.3の原稿給紙時の動作の
項に詳しく説明している。そこで、以下、概略的に説明
する。
【0089】原稿OLはピックアプコロ73によって上
から順にピックアップされ、下側に切り換えられた第1
の切換爪89によってシート搬送路135から原稿搬送
路45を上方に搬送され、図18および図19を参照し
て説明したように原稿反転部44に進み、原稿反転部4
4から前述のようにRDH9の原稿給排用搬送路229
を経て排紙ローラ247によって原稿セットテーブル2
17上に排出される。この場合、ビン37にコピー面を
下向きにして置かれた原稿OLは反転ガイド板43を経
て反転し、原稿セットテーブル217上に排出されると
きには、コピー面は上向きになっている。したがって、
原稿セットテーブル217上の原稿OLは、コピー面を
上にして上から1枚目、2枚目……という順でストック
される。
【0090】5.5 原稿供給装置からフィニッシャへ
の原稿搬送 コピーが終了し、原稿セットテーブル217に戻ってス
トックされた原稿OLは、図43に示すように、最下面
の原稿から呼出しコロ233によって1枚づつ呼び出さ
れ、下側に切り換えられた第7の切換爪259、上側に
切り換えられた第6の切換爪255、下側に切り換えら
れた第5の切換爪249に導かれて、図20を参照して
説明したように原稿搬送路45に沿って第1の切換爪8
9方向に搬送され、図5を参照して説明したように上側
に切り換えられた第1の切換爪89によってビン37方
向に導かれ、給排紙ローラ83,84によってビン37
に排出される。ビン37上の原稿OLは原稿セットテー
ブル217上に載置されたものと同じ状態で、すなわ
ち、コピーした面を上にして1枚目、2枚目……の順で
ストックされる。
【0091】6.制御回路 6.1 複写機本体の制御回路 図44、図45、および図46に複写機本体の概略的な
制御ブロック図を示す。このうち、図44は操作部とA
C制御系のブロック図であって、操作部の操作を司るC
PU281に対し、AC駆動回路283、ゲートアレー
285、制御プログラムなどが予め書き込まれたROM
287などがバスを介して接続されている。AC駆動回
路283には、定着系19の定着ヒータ289、駆動モ
ータ291、露光ランプ293などが接続され、CPU
281からトリガ出力が入力され、CPU281にはA
C駆動回路283の各出力系の出力が入力される。
【0092】また、CPU281の出力ポートからはデ
コーダ295に出力され、ゲートアレー285およびR
OM287との間はバスによって接続されている。な
お、ゲートアレー285からは表示用マトリックスに制
御信号が出力され、キー入力マトリックスからはCPU
281にキー入力信号が入力される。さらに、CPU2
81からはガイダンス表示のための制御信号が出力され
る。
【0093】図45は複写工程の制御系を示すブロック
図である。同図において、この制御系は、CPU29
7、ROM299、不揮発RAM301、二つのシリア
ル送受信素子303,305、二つのゲートアレー30
7,309、デコーダ311、ラッチ313などからな
っている。複写工程制御用のCPU297は操作部制御
用のCPU281、さらには後述の光学系制御用のCP
U315とTX D端子およびRX D端子を介して接続さ
れている。また、CPU297とROM299、不揮発
RAM301、シリアル送受信素子303,305、ゲ
ートアレー307,309、およびラッチ313はそれ
ぞれバスを介してそれぞれ接続され、デコーダ311は
CPU297からの出力をデコードしてROM299、
不揮発RAM301、シリアル送受信素子303,30
5、およびゲートアレー307,309のCS反転信号
端子に入力している。また、CPU297のRD反転信
号端子、WR反転信号端子と不揮発RAM301、シリ
アル送受信素子303,305、およびゲートアレー3
07,309のRD反転信号端子およびWR反転信号端
子とがそれぞれ接続されている。なお、ゲートアレー3
07は複写工程の各種出力への出力に使用され、ゲート
アレー309は複写工程の各種出力からの入力に使用さ
れる。
【0094】図46は光学系の制御系を示すブロック図
である。同図において、光学系の制御系は、光学系の制
御を司るCPU315、プログラマブルタイマ317、
駆動回路319から主に構成され、CPU315はプロ
グラムが書き込まれたROMを内蔵したもので、プログ
ラマブルタイマ317、駆動回路319とはバスで接続
されている。CPU315は操作部からの変倍入力に応
じて変倍用ステッピングモータ321を制御し、また、
原稿サイズ検出センサ・濃度検出センサ323および各
種位置検出用センサ325から検出信号を受け、その信
号に応じて各種の制御信号を出力する。駆動回路319
はエンコーダ327によってサーボモータ329の回転
を監視し、サーボモータ329を制御する。
【0095】6.2 フィニッシャ制御回路 図47はフィニッシャ11の制御系を示すブロック図で
ある。同図において、フィニッシャ11の制御系は、C
PU331、ROM333、ゲートアレー335、およ
びラッチ337とから主に構成され、これらはバスによ
ってそれぞれ接続されている。このCPU331には、
後述の各種入力信号339が入力され、ゲートアレー3
35を介して各種の出力信号341が出力される。
【0096】6.3 原稿供給装置制御回路 図48および図49はRDH9の制御系を示すブロック
図であり、二つの図で一つの制御系を表している。これ
らの図において、RDH9の制御系は、CPU343、
ROM345、ゲートアレー347、ラッチ349、第
1および第2のモータコントローラ351,353から
主に構成されている。第1のモータコントローラ351
は正逆回転可能な搬送モータのコントローラであって、
CPU343との間にはインバータ355が設けられ、
搬送モータ357との間にはモータドライバ359が設
けられている。また、この第1のモータコントローラ3
51には、搬送モータ357の回転状態を検出するため
のエンコーダ361からの出力が入力される。第2のモ
ータコントーラ353は、給排紙モータ363のモータ
コントローラである。
【0097】CPU343、ROM345おびゲートア
レー347はそれぞれバスで接続され、CPU343か
らはターンローラモータ、ベルトモータなどへの出力信
号365が、また、第1および第2のモータコントロー
ラ351,353に制御信号が出力され、排紙検知セン
サ、レジストセンサなどからの各種入力信号367がC
PU343に入力される。ゲートアレー347からジョ
ガーモータ265に対する出力信号369、および切換
ソレノイド、寄せコロソレノイド239などへの各種出
力信号371が出力される。
【0098】7.制御および動作 7.1 複写機本体が行なう制御としては、オペレータ
によるモード設定におけるキー入力時のチェック、ステ
ープラチェック、置数入力時の最大ソート数チェック、
置数入力時の最大スタック数チェック、原稿枚数カウン
ト後の最大数チェック、RDHおよびフィニッシャの接
続チェック、原稿給送終了処理、原稿枚数カウント、コ
ピージョブ開始処理、フィニッシャからビン、トレイへ
の転写紙排出カウント、ステープル動作実行、ステープ
ル動作終了処理、原稿排出処理、原稿排出終了処理など
がある。以下、各制御項目について詳述する。
【0099】7.2 キー入力(オペレータによるモー
ド設定)時のチエツク 複写機本体3の操作板(図74)には、予約選択キー
(モードセレクトキー)385、ステープルモード、ソ
ートモード、スタックモードをそれぞれ示すLED38
7等が設けられており、予約選択キー385の押圧操作
に応じて、モードに対応するLED387が点消灯する
ようになっている。
【0100】このチェックは概略的には、1回目のモー
ドセレクトキーONでステープルチェックを行い、ステ
ープル可であればステープルLEDを点灯させる。不可
であればその旨をディスプレイに表示し、ソートチェッ
クを行う。ステープル可であつた場合に、もう一度キー
を押された場合もソートチェックを行う。(このときス
テープルLEDOFF)ソート可であればソートLED
を点灯させ、不可であればその旨をディスプレイに表示
し、スタックチェックを行う。ソート可の場合にもう一
度キーを押された場合もスタックチェックを行う。(こ
のときソートLEDOFF)スタック可であればスタッ
クLEDを点灯させ、不可であればその旨をディスプレ
イに表示し、またステープルチェックを行う。(スタッ
ク可でもう一度キーを押されるとLEDオールOFF)
モードセレクトキーが押されるごとに以上のチェックを
繰り返す。プリントキーON時、および予約モード設定
時にLEDが点灯しているモードが、最終的に選択さ
れ、どのLEDも点灯していない時は通常転写紙処理を
行う(セレクトされたモード以外は、禁止フラグを立て
る)。
【0101】これを図50のフローチャートを参照して
さらに詳しく説明する。このフローチャートからわかる
ように、モードセレクトキーが押されると(ステップS
1)、まず、各接続フラグが“1”になっているかどう
かチェックする(ステップS2)。各接続フラグとは、
フィニッシャ11およびRDH9が接続さているかどう
かをチェックするためのフラグである。
【0102】ステップS2でフィニッシャ11およびR
DH9が接続されていることが確認されると、1回目の
キーONでステープルチェックを行い、ステープル可で
あればステープルLEDを点灯させる(ステップS
3)。ステップS3でステープルLEDが点灯していれ
ば、図51のフローチヤートに示すように消灯し(ステ
ップS4)てステープル禁止フラグを“1”にしてステ
ープルを禁止し、ソートもしくはスタックモードに移行
する(ステップS6)。
【0103】そして、ビン37でジャムが発生している
ことを示すソートビンジャムフラグが“1”になってい
るかどうかチェックし(ステップS7)、“1”になっ
ていれば、ジャムが発生しているので、ソート禁止およ
びスタック禁止にして(ステップS8,9)、“ソート
不可”および“スタック不可”をディスプレイに表示
(ステップS10)する。
【0104】ステップS7でソートビンジャムフラグが
“1”になっていないときには、ビン37でジャムが生
じていないので、後述の予約モードかどうかチェックす
る(ステップS11)。もし、予約モードであれば、後
述の置数の最大値チェックサブルーチン(MAXチェッ
ク1)を実行し(ステップS12)、ソート禁止になっ
ているかどうかをフラグによって確認する(ステップS
13)。このチェックでソート禁止フラグが立っている
と判断すると、ディスプレイに“ソート不可”を表示
(ステップS14)した後、後述のステップS21以降
の処理を実行し、立っていないと判断すると、ソートL
EDをONにする(ステップS17)。
【0105】一方、ステップS11で予約モードでなけ
れば、ステップS15で置数データがあるかどうかチェ
ックする。もし、置数データがあれば、ステップS12
以降の処理を実行し、置数データがなければ、ソート禁
止フラグを“0”にして(ステップS16)ソート可能
の状態にし、さらにソートLEDをONにする(ステッ
プS17)。
【0106】ステップS3の判断でステープルLEDが
ONになっていないときには、ソートLEDがONにな
っているかどうかチェックする(ステップS18)。そ
して、ONになっていれば、図52のフローチヤートに
示すようにソートLEDをOFFにして(ステップS1
9)ソート禁止フラグを立ててソートを禁止した(ステ
ップS20)後、置数データがあるかどうかチェックす
る(ステップS21)。もし、このチェックで置数デー
タがあれば、置数の最大値チェックサブルーチン(MA
Xチェック2)を実行し(ステップS22)、さらに、
スタックできるかどうかをスタック禁止フラグによって
チェックし(ステップS23)、スタック禁止フラグが
“1”であればディスプレイに“スタック不可”を表示
する(ステップS24)。また、“1”でなければスタ
ックLEDをONにする(ステップS26)。一方、ス
テップS21で置数データがないと判断されたときに
は、スタック禁止フラグを“0”(ステップS25)に
し、さらにスタックLEDをONにする(ステップS2
6)。
【0107】ステップS18でソートLEDがONにな
っていなければ、スタックLEDがONになっているか
どうかチェックし(ステップS27)、ONになってい
れば、スタックLEDをOFFし(ステップS28)、
さらにスタック禁止フラグを“1”にして(ステップS
29)スタックを禁止する。
【0108】もし、ステップS27でスタックLEDが
ONになっていないと、ステープルモードを実行し(ス
テップS30)、ステープラーチェックのサブルーチン
を実行した(ステップS31)後、ステープル禁止フラ
グが“1”になっているかどうかチェックする(ステッ
プS32)。このチェックでステープル禁止フラグが
“1”になっていないならば、ステープル可能なので、
ステープルLEDをONにする(ステップS33)。一
方、“1”になっていないならば、ステープルを禁止し
ているので、“ステープル不可”をディスプレイに表示
し(ステップS34)、ステップS6以降の処理を実行
する。
【0109】7.3 ステープラチェック この処理では、各条件によりステープルの可・不可をチ
ェックする。
【0110】図53は、この処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。この処理では、まず、フィニシャ1
1が接続されているかどうかを示すフィニッシャ接続フ
ラグをチェックする(ステップS41)。そして、フィ
ニッシャ接続フラグが“1”であって、フィニッシャ1
1が接続されていると判断したときに、ステープラの針
があるかどうかのチェック、すなわち、針エンドフラグ
をチェックする(ステップS42)。このチェックで針
エンドフラグが立っている、すなわち、針がないと判断
したときには、ステープル禁止フラグを立てて(ステッ
プS52)ステープルを禁止する。
【0111】また、針エンドフラグが降りており、針が
まだあると判断されたときには、針エンドLEDをOF
Fにして(ステップS43)ステープラジャムフラグが
“1”になっているかどうかチェックする(ステップS
44)。もし、このチェックでジャムしていればステー
プルを禁止し(ステップS52)、ジャムしてなければ
ステープルが異常な状態になっていないかチェックする
(ステップS45)。このチェックでステープルが異常
であれば、ステープルを禁止し(ステップS52)、異
常でなければとフィニッシャドアオープンフラグが
“1”になっているかどうかチェックする(ステップS
46)。フィニッシャドアオープンフラグはジャム除去
などでフィニッシャ11のドアが開いていると“1”に
なるフラグである。このチェックでフィニッシャドアオ
ープンフラグが立っているとステープルを禁止し(ステ
ップS52)、立っていなければ、予約モードかどうか
チェックする(ステップS47)。もし、予約モードで
なければステープルトレイ55の残紙の有無をチェック
する(ステップS48)。このチェックで残紙がないと
判断すると、ステープル禁止フラグを“0”にしてステ
ープル可能にし、残紙があると判断すると、ディスプレ
イに“ステープルトレイに残紙有”を表示し、ステープ
ル可能な状態になってないのでステープルを禁止する
(ステップS52)。一方、ステップS47で予約モー
ドでなれば原稿セットフラグをチェックしてビン37上
に原稿OLがセットされているかどうチェックする(ス
テップS49)。このチェックで原稿OLがセットされ
ていればステップS48以降の処理を実行し、セットさ
れていなければ直接ステップS50でステープル可能状
態にする。
【0112】7.4 置数入力時のソートMAXチエツ
ク 予約モードでないときは全てのビンが使用可である。
(ここでは20ビン)置数が20を越えたとき、ガイダ
ンス表示でオペレータに知らせる。予約モード時の使用
可能ビン数は、原稿がセツトされた最も低い位置にある
ビンの下部のビン数である。例えば図2において最上
段、上から3段目、および4段目のビンに原稿がセツト
されている場合、使用可能なビンは最も低い位置にある
上から4段目のビンの下に位置する16ビンである。置
数が可能ビン数を越えたら、ソート禁止としLEDが点
灯していればOFFして、ソート不可をデイスプレイに
表示する。
【0113】これの処理を図54のMAXチェック1の
フローチャートに示す。この処理では、まず、ステップ
S61で置数データをロードする。次いで、予約モード
かどうかチェックし(ステップS62)、予約モードに
なっていれば、後述(図74)の五つの予約選択キー3
85の選択表示用LED(P1,P2,P3,P4)3
87が全てOFFの状態のとき(ステップS63、6
4、65、66で全てOFFの状態と判断したとき)、
Aに0を代入し(ステップS67)、さらに図55に示
すように置数と(20−A)の値を比較する(ステップ
S68)。そして、置数の方が大きくないと判断したと
きには、ソート禁止フラグを下ろして(ステップS7
1)ソート可能な状態にしてリターンし、置数の方が大
きいと判断したときには、ソート禁止フラグを立てて
(ステップS69)ソートを禁止し、ソートLEDの点
灯の有無を判断する(ステップS70)。この判断でソ
ートLEDがOFFであればリターンし、ONであれば
ソートLEDをOFFして(ステップS72)ディスプ
レイに“ソート不可”を表示した(ステップS73)
後、リターンする。
【0114】この処理において、ステップS66のチェ
ックでP4のLEDがONになっていれば、Aに1を代
入し(ステップS74)、ステップS65のチェックで
P3のLEDがONになっていれば、Aに2を代入し
(ステップS75)、ステップS64のチェックでP2
のLEDがONになっていれば、Aに3を代入し(ステ
ップS76)、ステップS63のチェックでP1のLE
DがONになっていれば、Aに4を代入して(ステップ
S77)それぞれステップS68に進み、置数と(20
−A)を比較して次のステップに進む。
【0115】また、前記ステップS62で予約モードで
ないと判断したときには、図55に示すように、ステッ
プS78で置数とビン数の20とを比較し、置数のほう
が大きければガイダンス表示のサブルーチンを実行して
(ステップS79)ソート禁止フラグを降ろし(ステッ
プS80)、ソート可能な状態にしてリターンし、ステ
ップS78で置数のほうが大きくないと判断したときに
は、ソート禁止を解いて(ステップS80)リターンす
る。
【0116】なお、ステップS79のガイダンス表示と
は、例えば、“20部までしかソートできません。残り
は転写紙除去後ソートされます。”というような表示で
ある。
【0117】7.5 置数入力時のスタツクMAXチエ
ツク この処理は、置数がビンMAX(ここでは50枚)を越
えたとき、スタック禁止とし、LEDが点灯していれば
LEDをOFFしてディスプレイに“スタック不可”を
表示する処理である。
【0118】具体的には、図56のMAXチェック2の
フローチャートに示すように、まず置数データをロード
し(ステップS91)、置数が50枚より大きいかどう
かをチェックする(ステップS92)。もし、50枚以
下であればスタック可能なのでスタック禁止フラグを
“0”にする(ステップS93)。もし、50枚より多
ければ、スタックできないので、スタック禁止フラグを
“1”にし(ステップS94)、さらにスタックLED
がONになっているかどうかチェックする(ステップS
95)。このチェックによりスタックLEDがOFFの
状態であれば、スタックできないことが明示されている
ので、そのままリターンし、ONの状態であれば、スタ
ックLEDをOFFにして(ステップS96)ディスプ
レイに“スタック不可”を表示し(ステップS97)、
リターンする。
【0119】7.6 原稿枚数カウント後のMAXチェ
ック この処理では、原稿枚数がステープルMAX、ビンMA
X(ここでは共に50枚)を越えたとき、ステープル、
ソートは不可とする。スタックにおける有効ビン数は前
記3のソート時と同様である。有効ビン数を越えたと
き、不可とする。また原稿枚数1のとき、ステープル不
可とする。ステープル、ソート不可時には、転写紙を通
常転写紙処理と同様コピー(プルーフ)トレイ39に排
紙する。スタック不可時は有効ビン数までスタックし、
残りをコピー(プルーフ)トレイ39に排紙する。予約
モードでない時は、その旨をディスプレイに表示する。
【0120】具体的には、図57のMAXチェック3の
フローチャートに示す。この処理では、まず特殊モード
かどうかチェックし(ステップS101)、ステープル
モード、ソートモード、スタックモードのいずれかのモ
ードに設定されていれば特殊モードと判断して原稿枚数
が50枚よりも多いかどうかチェックする(ステップS
102)。このチェックで、原稿枚数が50枚よりも多
いときには、ステープル禁止フラグを“1”にしてステ
ープルを禁止し(ステップS103)、さらにソート禁
止フラグを“1”にしてソートも禁止する(ステップS
104)。次いで、スタック禁止の状態になっているか
どうかスタック禁止フラグをチェックし(ステップS1
05)、スタック禁止でなければ予約モードかどうかチ
ェックする(ステップS106)。このチェックで予約
モードになっていれば、通常の排紙と同様にコピー(プ
ルーフ)トレイ39に排紙させるHelpフラグを
“1”にして(ステップS107)リターンする。
【0121】もし、ステップS106のチェックで予約
モードでないならば、例えば、“20部までしかスタッ
クできません。残りはコピートレイにスタックされま
す。”というガイダンス表示を行なった(ステップS1
08)後、リターンする。
【0122】また、ステップS105のチェックでスタ
ック禁止の状態であれば、さらに予約モードかどうかチ
ェックする(ステップS109)。このチェックで予約
モードであれば、前述のステップS107の処理を実行
し、予約モードでないならばディスプレイに“ステープ
ル不可”および“ソート不可”を表示して(ステップS
110)ステップS107に進み、リターンする。
【0123】一方、前述のステップS102で、原稿枚
数が50枚以下であると判断したときには、さらに予約
モードかどうかチェックし(ステップS111)、予約
モードでなければ原稿枚数が20枚よりも多いかどうか
チェックする(ステップS112)。そして、このチェ
ックで20枚以下と判断したときには、さらに原稿枚数
が1枚かどうかチェックし(ステップS113)、1枚
でなければそのままリターンし、1枚であれば図58に
示したようにステープル禁止フラグを立ててステープル
を禁止し(ステップS114)、さらにHelpフラグ
を立てて(ステップS115)コピートレイ39に排紙
させ、ディスプレイに“ステープル不可”を表示した
(ステップS116)後、リターンする。
【0124】また、ステップS112で原稿枚数が20
枚以上であると判断したときには、ステップS108以
降の処理を実行し、ステップS111で予約モードであ
ると判断したときには、図58のフローチャートに示す
ように、前述の図54のフローチャートと同様に、五つ
の予約選択キー385の選択表示用LED(P1,P
2,P3,P4)387が全てOFFの状態であれば
(ステップS117,118,119,120で全てO
FFであると判断したとき)、Aに0を代入し(ステッ
プS121)、さらに置数と(20−A)の値を比較す
る(ステップS122)。そして、置数の方が大きくな
いと判断したときには、原稿枚数が1枚かどうかチェッ
クし(ステップS123)、1枚であれば、ステープル
する必要がないので、ステープルを禁止するためステー
プル禁止フラグを立て(ステップS124)、さらにH
elpフラグを立てて(ステップS125)コピートレ
イ39に排紙するように設定した後、リターンする。
【0125】また、ステップS122で置数の方が大き
いと判断したときには、ステップS125以降の処理に
進み、ステップS123で原稿枚数が1枚でないと判断
したときには、そのままリターンする。
【0126】なお、この処理において、ステップS12
0でP4のLEDがONになっていると判断したときに
は、Aに1を代入し(ステップS126)、ステップS
119でP3のLEDがONになっていると判断したと
きには、Aに2を代入し(ステップS127)、ステッ
プS11でP2のLEDがONになっていると判断した
ときには、Aに3を代入し(ステップS128)、ステ
ップS11でP1のLEDがONになっていると判断し
たときには、Aに4を代入(ステップS129)してそ
れぞれステップS122に進み、置数と(20−A)を
比較してステップS122以降の処理を実行する。
【0127】7.7 RDH・フィニッシャ接続チェッ
ク RDH9およびフィニッシャ11の接続チェックは、そ
れぞれ図59および図60に示したフローチャートに基
づいて実行される。
【0128】RDH9の接続チェック処理においては、
図59に示すようにまずRDH9が接続されているかど
うかチェックする(ステップS131)。このチェック
で接続されていると判断するとRDH接続フラグを
“1”にし(ステップS132)、接続されていなけれ
ば、RDH接続フラグを“0”にし(ステップS13
3)、さらにフラグRDHを“0”にする(ステップS
134)。
【0129】フィニッシャ11の接続チェック処理にお
いては、図60に示すようにまずフィニッシャ11が接
続されているかどうかチェックする(ステップS14
1)。このチェックで接続されていると判断するとフィ
ニッシャ接続フラグを“1”にし(ステップS142)
し、接続されていなければ、フィニッシャ接続フラグを
“0”にし(ステップS143)、さらにフラグフィニ
ッシャを“0”にする(ステップS144)。
【0130】7.8 フィニッシャからRDHへの原稿
給送 この処理は、予約モード時、前の予約ジョブが終了した
ときに行なわれ、複写機本体3、フィニッシャ11およ
びRDH9のいずれにも異常がなければ、モードデー
タ、ビン位置データを複写機本体3側からフィニッシャ
11側に送信し、ビン37が図3に示すようにシート搬
送路135の給排紙ローラ83,84に対する給排紙口
136にセットされたら、RDH9に信号を送り、RD
H9からの受入OKの信号を受信したらフィニッシャ1
1へ原稿給送スタート信号を送信する処理である。具体
的な処理手順は、図61および図62のフローチャート
に示すようなものである。
【0131】この処理では、予約モードであって(ステ
ップS151)、フィニッシャ11およびRDH9の各
接続フラグが接続され(ステップS152)、ジョブ終
了フラグが“1”で(ステップS153)、RDH原稿
セットフラグが“1”(ステップS154)のとき、
“RDH上に原稿が残っています。除去して下さい”と
いう表示を行なう(ステップS155)。もし、ステッ
プS154で、RDH原稿セットフラグが“1”になっ
ていないと判断したときには、各ドアオープンフラグが
“1”かどうかチェックし(ステップS156)、
“1”になっていないと判断したとき、すなわち、ドア
が全部閉じていると判断したときには、各ジャムフラグ
が“1”かどうかチェックする(ステップS157)。
このチェックでジャムフラグが“1”でなければ、言い
換えれば、どの箇所においてもジャムしてなければRD
Hリフトアップフラグが“1”になっているかどうかチ
ェックし(ステップS158)、RDHリフトアップフ
ラグが降りていることが確認されると、モードデータ、
ビン位置データを複写機本体2側からフィニッシャ11
側に送信する(ステップS159)。なお、このモード
データとは“101”である。
【0132】ステップS159で上記データを送信する
と、ステップS160で複写機本体3のビン位置データ
とフィニッシャ11のビン位置データとが一致している
かどうかチェックし、一致していれば原稿セットフラグ
が“1”になっているかどうかチェックする(ステップ
S161)。もし、一致していれば、原稿セットフラグ
を“1”にセットして(ステップS162)、さらに原
稿受入OKフラグが“1”になっており、原稿の受け入
れが可能かどうかチェックする(ステップS163)。
そして、原稿の受け入れが可能と判断すると、原稿給送
フラグを“1”にして原稿の給送を可能にし(ステップ
S164)、ジョブ終了フラグを“0”にしてジョブ実
行中の状態にした(ステップS165)後、リターンす
る。なお、前記ステップS153のおよびステップS1
65のジョブ終了フラグとは、前の予約ジョブが終了し
たとき、およびイニシャル時に“1”にセットされてる
フラグである。
【0133】7.9 原稿給送終了処理 この処理は、フィニッシャ11からの原稿枚数データと
RDH9からの原稿枚数データが一致すれば、0.5秒
後、フィニッシャ11とRDH9を停止させる処理で、
具体的には、図63のフローチャートに示すようなもの
である。
【0134】この処理では、予約モードであって(ステ
ップS171)、RDH原稿受入フラグおよび原稿給送
フラグがともに“1”で(ステップS172,17
3)、原稿セットフラグが“1”でないとき(ステップ
S174)、フィニッシャ11がカウントした原稿枚数
である原稿枚数データ1、およびRDH9がカウントし
た原稿枚数である原稿枚数データ2をそれぞれロードし
(ステップS175,176)、両原稿枚数データが等
しいがどうかチェックする(ステップS177)。
【0135】このチェックで原稿枚数データが一致すれ
ば、枚数データをクリアし(ステップS178)、0.
5秒ディレイルーチンを実行して(ステップS179)
原稿給送フラグを“0”、さらにRDH原稿受入フラグ
を“0”にしてにしてフィニッシャ11からRDH9に
原稿を送らないように設定する(ステップS180,1
81)。
【0136】7.10 原稿枚数カウント処理 予約モードではなく、原稿を直接RDH9上に置いてコ
ピーするときには、原稿枚数をカウントする。この場
合、原稿セットの信号を受信したら、モードデータをR
DH9に送信し、原稿枚数のカウントを行なう。具体的
には図60のフローチャートに示す手順で行なわれる。
【0137】この処理では、予約モードでなく(ステッ
プS191)、RDH9に原稿がセトされているが(ス
テップS192)、原稿枚数データがなく(ステップS
193)、原稿枚数のカウントを行なっておらず(ステ
ップS194)、RDH9がフトアップされてなく(ス
テップS195)、ジャムを除去するためにドアが開放
されてなく(ステップS196)、さらにジャムがフィ
ニッシャ11、RDH9および複写機本体3のどこにも
発生していない(ステップS197)ことを条件として
モードデータ“0001”をRDH9に送信する。 7.11 コピージョブ開始処理 RDH9上に原稿がセットされ、原稿枚数カウント済み
であれば、コピージョブを開始する。RDH9から原稿
セットの信号を受信したら、オペレータによって設定さ
れたモードデータ、モードに対応したビン位置データを
フィニッシャ11に送信し、ビンがセットされたらモー
ドデータをRDH9に送信して原稿フィードインを開始
する。具体的には、図65および図66のフローチャー
トに示す。
【0138】この処理では、フィニッシャ11、RDH
9が接続されていること(ステップS201)、ジャム
が発生していないこと(ステップS202)、ドアが閉
鎖されていること(ステップS203)、RDH9がリ
フトアップされていないことステップS204)、原稿
セットテーブル217上に原稿がセットされていること
(ステップS205)が確認されたとき、さらに予約モ
ードかどうかチェックする(ステップS206)。この
ステップS206で、予約モードであると判断したとき
には、直接ビン位置データ、モードデータをフィニッシ
ャ11に送信し(ステップS207)、予約モードでな
いと判断すると原稿枚数データがあるかどうかチェック
し(ステップS208)、枚数データがなければリター
ンし、あればステップS207に進んでモードが終了し
たかどうか確認する(ステップS209)。そして、モ
ードが終了していればソート、スタック、ステープル、
両面原稿、見開き原稿などのモードデータをRDH9に
送信し(ステップS210)、ステープルモード、ソー
トモード、スタックモードなどの特殊モードかどうかチ
ェックし(ステップS211)、特殊モードであれば各
禁止フラグをチェックして(ステップS212)禁止状
態でなければフィードインフラグを“1”にして(ステ
ップS213)原稿をコンタクトガラス7上にフィード
インさせる。ま、ステップS211で特殊モードでなけ
れば、ステップS212をスキップしてステップS21
3の処理を実行する。
【0139】7.12 フィニッシャのビン、トレイへ
の転写紙排出カウント処理 この処理は、フィニッシャ11からのシート排出信号に
より、排出枚数をカウントする処理で、ステープルモー
ド時は、カウント数が原稿枚数と一致したとき、その他
のモードではカウント数が置数データと一致したとき、
最終紙が排出されたと見なす。また、ステープルモード
以外の場合は、更に最終紙排出のカウントを行い、カウ
ント数が原稿枚数と一致したら、1つのジョブにおける
最終紙が排出された(コピージョブ終了)と見なす。具
体的には、図67のフローチャートに示す。
【0140】この処理では、まずシート排出フラグが
“1”になり、シート排出状態になっていれば(ステッ
プS221)シート排出カウンタ1に1加算し(ステッ
プS222)、ステープルモードかどうかチェックする
(ステップS223)。このステップS223のチェッ
クでステープルモードであれば原稿枚数と前記シート排
出カウンタ1の枚数が一致するかどうかチェックし(ス
テップS224)、一方、ステープルモードでなければ
置数とシート排出カウンタ1の値が一致するかどうかチ
ェックし(ステップS225)、それぞれ一致していな
ければリターンし、一致していれば最終紙排出フラグ1
を立てる(ステップS226)。そして、シート排出カ
ウンタ1をクリアし(ステップS227)、ステープル
モードかどうかチェックする(ステップS228)。こ
のチェックでステープルモードでなければ、シート排出
カウンタ2に1加算し(ステップS229)、原稿枚数
がシート排出カウンタ2と一致するかどうかチェックす
る(ステップS230)。そして、一致していれば、最
終紙が排出されているので、最終紙排出フラグ2を立て
(ステップS231)、シート排出フラグ2をクリアす
る(ステップS232)。
【0141】7.13 ステープル動作実行処理 この処理は、ステープルモードが選択されており、最終
紙が排出された時、禁止フラグをチエツクし、ステープ
ル動作を実行する(ステープルフラグを“1”とする)
処理である。具体的な処理手順は、図68のフローチャ
ートに示す。
【0142】この処理では、まず、ステープルモードか
どうかチェックし(ステップS241)、ステープルモ
ードが選択されていれば、最終紙が排出されたかどうか
最終し排出フラグによって確認する(ステップS24
2)。そして、最終紙が排出されたことが確認されたと
きには、ステープルを行なうかどうかステープル禁止フ
ラグによってチェックする(ステップS243)。この
チェックで、ステープルを行なうと判断したときには、
ステープルフラグを“1”にしてステープル動作を実行
させ(ステップS244)、ステープルを行なわない場
合には、ステープルフラグを“0”にしてステープルを
禁止する(ステップS245)。
【0143】7.14 ステープル動作終了処理 この処理は、ステープル実行信号をフィニッシャ(ステ
ープラ)11へ送信した後、シニッシャ11からステー
プル動作(ステープル済転写紙の排紙ストッカ57への
落としまで)終了の信号を受信したら、ステープルフラ
グを“0”にし、ステープルカウンタをインクリメント
する処理である。具体的は処理手順は図69のフローチ
ャートに示す。
【0144】この処理では、まず、ステープルモードか
どうか確認し(ステップS251)、ステープルモード
であれば、ステープルフラグが“1”かどうかチェック
する(ステップS252)。このチェックによりステー
プル実行中であれば、すなわち“1”であれば、コピー
落としOKフラグが“1”かどうかチェックし(ステッ
プS253)、コピー落としがOKであれば、ステープ
ルフラグを“0”して(ステップS254)ステープル
カウンタに1加算し(ステップS255)、最終紙排出
フラグを“0”にする(ステップS256)。
【0145】7.15 原稿排出 この処理は、予約モード時、コピージョブが終了し、異
常が無ければ、ビン位置データ、モードデータをフイニ
ツシヤ11へ送信し、ビン37が給排紙口136にセツ
トされたら、モードデータをRDH9へ送信し、この
時、RDH9上に原稿が無ければ、原稿はオペレータが
除去したとして予約ジョブ終了と見なし、終了したジョ
ブのモードデータをクリアし、RDH9から準備完了の
信号を受信したら、原稿排出動作をスタートさせる処理
である。具体的な処理手順は図70および図71のフロ
ーチャートに示す。
【0146】この処理では、予約モードであること(ス
テップS261)、ステープルモード(ステップS26
2)であって置数がステープルカウンタの値と等しいこ
と(ステップS263)、または、ステープルモード
(ステップS262)でなく、最終紙排出フラグ2が立
っている(ステップS264)こと、ジャムが発生して
いないこと(ステップS265)、いずれのドアも開放
されていないこと(ステップS266)、およびRDH
9がリフトアップされていないこと(ステップS67)
を条件としてビン位置データ、モードデータ“110”
をフィニッシャ11に送信し(ステップS268)、さ
らにビン位置データをビンフィニッシャ位置データが等
しいかどうか確認する(ステップS269)。そして、
等しければ、モードデータ“0010”をRDH9に送
信し(ステップS270)、RDH9に原稿がセットし
てあるかどうかチェックする(ステップS271)。原
稿がセットされていれば、RDH9からフィニッシャ1
1側へ原稿を送ることができる状態かどうかチェックし
て(ステップS272)、送ることができるような状態
ならば、RDH9からフィニッシャ11に原稿を送るこ
とができるように、原稿排出フラグを“1”にし(ステ
ップS273)、さらにRDH9からフィニッシャ11
に原稿が給送できるように原稿RETフラグを“1”に
する(ステップS274)。
【0147】一方、ステップS271でRDH9に原稿
がセットされていないと判断したときには、ジョブ終了
フラグを立てて予約ジョブを終了させ(ステップS27
5)、ステープルを行なえないのでステープルカウンタ
をクリアし(ステップS276)、最終紙排出フラグ
1,2を“0”にした(ステップS277)後、終了し
た予約ジョブのモードデータをクリアし、予約したLE
Dを消灯する(ステップS278)。
【0148】7.16 原稿排出終了(予約ジョブ終
了)処理 この処理は、RDH9からの原稿(排出)枚数データ
と、フィニッシャ11からの原稿枚数データが一致した
ら、0.5sec後にRDH9、フィニッシャ11の動
作を終了させ、ここで予約ジョブ終了と見なし、終了し
たジョブのモードデータをクリアする処理である。具体
的な処理手順は図72のフローチャートに示す。
【0149】この処理では、まず予約モードであり(ス
テップS281)、複写機本体3側からRDH9に送信
される原稿排出フラグが“1”、すなわちRDH9から
フィニッシャ11に原稿を送る状態になっており(ステ
ップS282)、複写機本体3側からフィニッシャ11
に送信される原稿リターンフラグが“1”、すなわちR
DH9からフィニッシャ11原稿を送る状態になってお
り(ステップS283)、さらにRDH9に原稿がセッ
トされていない(ステップS284)ときに、RDH9
がカウントした原稿枚数である原稿枚数データ2および
フィニッシャ11がカウントした原稿枚数である原稿枚
数データ1をそれぞれをロードする(ステップS28
5,286)。次いで、ロードされた原稿枚数を比較し
(ステップS287)、一致したならば、原稿枚数デー
タをクリアし(ステップS288)、0.5秒ディレイ
ルーチンを実行し(ステップS289)、原稿排出フラ
グおよび原稿リターンフラグをそれぞれ“0”にしてR
DH9からフィニッシャ11への原稿の搬送を止める
(ステップS290,291)。その後、予約ジョブ終
了フラグを“1”にして予約ジョブを終了し(ステップ
S292)、終了した予約ジョブのモードデータをクリ
アし、予約したLEDを消灯する(ステップS29
3)。そして、ステープルカウンタをクリアし(ステッ
プS294)、最終紙排出フラグ1,2を“0”にして
(ステップS295)この処理を終える。
【0150】なお、これらの処理における予約モードに
よる複写と通常複写時の比較を図73に示す。
【0151】7.17 予約モードの設定 図74に複写機本体3の操作部の一部を示す。この操作
部には、プリントキー373と、このプリントキー37
3の上部に配された割込キー375、モードクリアーキ
ー377、予約モードキー379、エンタキー381な
どのキー群と、プリントキー373の左側に配されたテ
ンキー・クリア/ストップキー383群と、テンキー・
クリア/ストップキー383群の上部に配されたP1,
P2,P3,P4,P5の予約選択キー385群と、予
約選択キー385の上部に配されたP1,P2,P3,
P4,P5の選択状態を示すLED387群と、予約受
付状態を示す予約受付LED389と、予約エラーLE
D391とが設けられている。
【0152】予約モードは上記のような操作部のキーを
利用して設定される。具体的な設定処理を図75ないし
図79のフローチャートに示す。
【0153】このフローチャートからわかるように予約
モードの設定は、予約モードキー379のON/OFF
をチェックすることから始まる(ステップS301)。
ステップS301で予約モードキー379がONになっ
ていると判断すると、予約受付LED389のON/O
FFをチェックする(ステップS302)。もし予約受
付LED389がOFFの状態であれば予約受付LED
389を点滅させ(ステップS303)、テンキー38
3で入力された3桁のコードを受け付け(ステップS3
04)、モードクリアキー377のON/OFFをチェ
ックする(ステップS305)。このチェックでモード
クリアキー377がOFFであればP1ないしP5のい
ずれかのキー385がONされているかどうかチェック
し(ステップS306)、ONであれば対応するP1な
いしP5のいずれかのLED387がOFFの状態であ
るかどうかチェックする(ステップS307−図7
6)。
【0154】このチェックで上記LED387がOFF
状態であれば、そのP1ないしP5に対応するLED3
87を点滅させ(ステップS308)、予約受付LED
389をONにする(ステップS309)。次いで、ス
テップS304で受け付けた3桁のコードデータをメモ
リに格納し(ステップS310)、コード入力されたこ
とを示すコード入力フラグを“1”にして(ステップS
311)各モード設定キーによってモード設定を行なう
(ステップS312)。モード設定が行なわれるとモー
ドチェック処理を実行し(ステップS313)、この処
理が終了したかどうかチェックする(ステップS31
4)。そして、処理が完了していれば、さらにモードク
リアキー377がONされているかどうかチェックし
(ステップS315)、ONされていなければモードク
リア処理を実行する(ステップS316)。
【0155】この処理を実行した後、タイマ1を止めて
クリアし(ステップS317−図77)、タイマ1スタ
ートフラグを“0”にし(ステップS318)、エンタ
キー381がONされているかどうかチェックする(ス
テップS319)。このチェックによりエンタキー38
1がONになっていたときには、該当するP1ないしP
5に対応するLED387をONにし(ステップS32
0)、予約受付LED389をOFFし(ステップS3
21)、モードデータ、置数をメモリに格納して(ステ
ップS322)リターンする。
【0156】一方、ステップS315でモードクリアキ
ー377がONになっているときには、エンタキーがO
Nになっているかどうかチェックし(ステップS323
−図78)、ONであればタイマ1スタートフラグが
“1”かどうかチェックし(ステップS324)、
“1”でなければ0.5秒タイマをスタートさせ、タイ
マ1スタートフラグを“1”にしてリターンする(ステ
ップS325)。また、ステップS324でタイマ1ス
タートフラグが“1”であれば、タイマ1がカウントア
ップされているかどうかチェックする(ステップS32
6)。もし、このチェックでタイマがカウントアップし
ていないと判断したときには、そのままリターンし、カ
ウントアップしていれば、該当するP1ないしP5に対
応するモード設定をクリアし(ステップS327)、該
当するP1ないしP5に対応するLED387を消灯し
(ステップS328)、さらに予約受付LED389も
消灯する(ステップS329)。その後、コード入力フ
ラグを“0”にして(ステップS330)タイマ1を止
めてクリアし(ステップS331)、タイマ1スタート
フラグを“0”にした(ステップS332)後、リター
ンする。また、前記ステップS323でエンタキー38
1がONでなければそのままステップS331以降の処
理を実行する。
【0157】また、前記ステップS314のチェックで
処理が完了していなければ、各モードで置数がオーバー
してないかどうか、用紙があるかどうかなどをチェック
し、および表示させ(ステップS333)、さらにモー
ドクリアキー381のON/OFFをチェックする(ス
テップS334)。このチェックでONであれば、前述
のステップS323以降の処理を実行し、OFFであれ
ばステップS312以降の処理を実行する。
【0158】また、前記ステップS307のチェックで
LEDがONであれば、P1ないし5のいずれかの該当
するLED387が点滅しているかどうかチェックし
(ステップS335)、点滅していればそのLED38
7を消灯し(ステップS336)、メモリ内の3桁のコ
ードデータをクリアする(ステップS337)。その
後、コード入力フラグを“0”にし(ステップS33
8)、モードオールクリア処理を行なって全てのモード
をクリアした(ステップS339)後、予約受付LED
389を点滅させて(ステップS340)リターンす
る。
【0159】前記ステップS335のチェックで該当す
るLED387が点滅していないときには、3桁コード
データをメモリからロードし(ステップS341)、さ
らに入力された3桁のデータをメモリからの3桁のデー
タとを比較する(ステップS342)。この比較で、両
者が一致すれば、該当するLED387を点滅させ(ス
テップS343)、格納されているモードデータをロー
ドし(ステップS344)、モードデータに従った設定
を行なった(ステップS345)後、コード入力フラグ
を“1”にし(ステップS346)、予約受付LED3
89をONにして(ステップS347)前記ステップS
312以降の処理を実行する。
【0160】また、前記ステップS305のチェックで
モードクリアキー377がONであれば3桁のコードデ
ータをクリアして(ステップS348)リターンし、ス
テップS306のチェックで予約選択キー385がOF
Fであれば、そのままリターンする。
【0161】なお、前記ステップS342のチェックで
両者のモードデータが等しくなければステップS348
でモードデータをクリアしてリターンする。この場合、
ステップS348に移行する前に予約エラーLED39
1およびその他のLEDをある一定時間点灯するように
設定しておいてもよい。
【0162】さらに、前記ステップS302のチェック
で予約受付LED389がONになっていれば、予約受
付LED389が点滅しているかどうかチェックし(ス
テップS349−図79)、点滅していなければ該当す
るLEDを消灯し(ステップS350)、メモリ内の3
桁のコードデータをクリアし(ステップS351)、コ
ード入力フラグを“0”にする(ステップS352)。
そして、モードオールクリア処理を実行し(ステップS
353)、予約受付LED389を消して(ステップS
354)リターンする。なお、前記ステップS349で
予約受付LED289が点滅していればステップS35
4で予約受付LED389を消してリターンする。
【0163】また、前記ステップS301のチェックで
予約モードキー379がOFFの状態であれば、コード
入力フラグが“1”になっているかどうか確認し(ステ
ップS355)、“1”になっていればステップS31
2以降の処理を実行し、なっていなければ、さらに予約
受付LED389の点滅をチェックして(ステップS3
56)、点滅していればステップS304以降の処理を
実行し、点滅していなければ、そのままリターンする。
【0164】8.原稿供給装置に関する制御 8.1 RDHがリフトアップされているかどうかのチ
ェック RDH9のリフトアップのチェックは図80のフローチ
ャートの処理手順に基づいて行なわれる。この処理手順
では、まず、リフトアップセンサのON/OFFをチェ
ックする(ステップS401)。このチェックでリフト
アップセンサがONであればRDHリフトアップフラグ
を“1”にし(ステップS402)、OFFであればR
DHリフトアップフラグを“0”にして(ステップS4
03)各フラグを複写機本体側に送信する(ステップS
404)。
【0165】8.2 RDHの給紙位置上に原稿が存在
するかどうかのチェック 原稿がRDH9の給紙位置上に存在しないとコピーがで
きないので、原稿の給紙位置上の存在の有無をチェック
する必要がある。この処理手順は図81のフローチャー
トに基づいて行なわれる。
【0166】この処理では、まず、原稿セット検知セン
サのON/OFFをチェックする(ステップS41
1)。このチェックで原稿セット検知センサがONであ
ればRDH原稿セットフラグを“1”にし(ステップS
412)、OFFであればRDH原稿セットフラグを
“0”にして(ステップS413)各フラグを複写機本
体3側に送信する(ステップS414)。
【0167】8.3 リフトアップによるクリア処理 RDH9がリフトアップされていると、原稿の給送がで
きないので、クリア処を行なう。具体的には、図82の
フローチャートにしたがって行なう。すなわち、まず、
RDHリフトアップフラグが“1”かどうかチェックし
(ステップS421)、RDH9がリフトアップされて
いることを確認すると、フィード終了フラグを“0”に
する(ステップS422)。なお、このフローチャート
では、フィード終了フラグだけをクリアしているが、そ
の外にも、フィード枚数カウンタ、ジャムフラグなどを
クリアし、モータをOFFにする。
【0168】8.4 マルチジョブ対応処理 RDH9を使用してマルチジョブを行なう場合、ジョブ
の途中でRDH9がリフトアップされると動作を行うこ
とができなくなったり、不完全になるおそれがあるの
で、基本的にジャム時以外はリフトアップを禁止する。
具体的には、図83のフローチャートに示すように、ま
ず割り込みフラグをチェックし(ステップS431)、
割り込みフラグが“1”になっていないならば、マルチ
ジョブ対応の処理となるため、RDHリフトアップフラ
グをチェックする(ステップS432)。このチェック
でRDHリフトアップフラグが“1”でないとき、すな
わち、RDH9がリフトアップされていないとき、さら
に原稿がフィードイン時ジャムしていないかどうかチェ
ックし(ステップS433)、ジャムしていなければ、
今度はフィードアウト時ジャムしていないかどうかチェ
ックする(ステップS434)。そして、ジャムしてい
なければ、さらに反転ジャムフラグをチェックし(ステ
ップS435)、ジャムしていなければリフトアップロ
ックソレノイド(圧板ソレノイド)279をONしてR
DH(圧板)9をロックしてマルチジョブを実行させ
る。
【0169】一方、ステップS431で割り込みフラグ
が“1”のときには、マルチジョブ対応でない場合とな
るため、リフトアップソレノイド279をOFFしてロ
ックを解除する(ステップS437)。同様に、ステッ
プS432のチェックでRDH9がリフトアップされて
いる場合、ステップS433のチェックで原稿フィード
インの状態でジャムしている場合、ステップS434の
チェックで原稿フィードアウトの状態でジャムしている
場合、および反転ジャムフラグが“1”になって、原稿
の反転過程でジャムして場合には、そのままジョブを実
行できないので同じくリフトアップソレノイド279を
OFFしてロックを解除する(ステップS437)。
【0170】8.5 シートの落下、およびずれ防止処
理 RDH9がリフトアップされると、RDH9上の給紙位
置の原稿がずれたり、給紙位置から下に落ちる可能性が
あるため、図27および図28に示す寄せコロソレノイ
ド239をONして原稿セットテーブル217側に寄せ
コロ235によって原稿を加圧し、両者の間に原稿を挟
んで保持するように設定されている。この処理を図84
のフローチャートに示す。
【0171】この処理では、RDH9のリフトアップお
よび原稿のセットをチェックし(ステップS441,4
42)、RDH9がリフトアップされ、原稿がセットさ
れているときに寄せコロソレノイド239をONにして
(ステップS443)原稿を寄せコロ235と原稿セッ
トテーブル217の間で保持し、原稿が落ちないよう
に、また、ずれないようにする。
【0172】8.6 原稿枚数カウント処理 フィニッシャ11側から送られてきたものではなく、直
接ユーザがRDH9の原稿セットテーブル217に原稿
を置いた場合に、図40および図41を参照して説明し
たように原稿枚数をカウントする必要がある場合があ
る。この具体的な処理を図85のフローチャートに示
し、このフローチャートを参照して説明する。
【0173】この処理はモードデータが1のときに始ま
る(ステップS451)。すなわち、モードデータが1
であれば、枚数カウント中フラグをチェックし(ステッ
プS452)、枚数チェック中でなければ、さらに枚数
カウンタの値をチェックする(ステップS453)。こ
のステップS453のチェックで枚数カウンタが0であ
れば、枚数カウンタに“0”をセットし(ステップS4
54)、枚数カウント中フラグを“1”にし枚数カウン
ト可能な状態にし(ステップS455)、さらにジョブ
エンドソレノイドをONにして(ステップS456)枚
数のカウント動作のサブルーチンを実行する(ステップ
S457)。そして、枚数カウンタを“1”にして(ス
テップS58)、ジョブエンド検知センサがONになっ
ていれば(ステップS459)、枚数カウント中フラグ
を“0”にして(ステップS460)ジョブエンドソレ
ノイドをOFFし(ステップS461)、枚数データお
よびレジスト検知センサで検知したサイズデータを複写
機本体3側に送信する(スップS462)。
【0174】また、前記ステップS452で枚数カウン
ト中フラグが1であれば、ステップS457にスキップ
してそれ以降の処理を実行し、ステップS451でモー
ドデータが1でない場合、ステップS453で枚数カウ
ンタが“0”でない場合、およびジョブエンド検知セン
サがONでない場合には、そのままリターンする。
【0175】8.7 フィードイン処理およびフィード
アウト処理 複写機本体3側から送信されるフィードインフラグおよ
びフィードアウトフラグとRDH9の状態によって原稿
をフィードインするタイミングとフィードアウトするタ
イミングをを選択し、実行する。具体的には図86およ
び図87のフローチャートに示すようにして処理され
る。
【0176】この処理では、まず、フィードインフラグ
をチェックし(ステップS471)、フィードインフラ
グが“1”になっており原稿をコンタクトガラス7上に
フィードする状態になっていれば、フィードアウトフラ
グをチェックする(ステップS472)。そして、フィ
ードアウトフラグが“1”になっておらず、原稿をコン
タクトガラス7上からフィードアウトする状態になって
いなければ、さらにフィード終了フラグをチェックする
(ステップS473)。このステップS473のチェッ
クでフィード終了の状態になっていなければ、原稿をフ
ィードインする(ステップS474)。この動作は図8
8のタイミングチャートに示したようなタイミングで行
なわれる。ステップS474を実行し、フィードイン処
理が終了(ステップS475)すれば、コピースタート
フラグを“1”にして(ステップS476)コピー開始
状態にし、サイズデータ、コピースタートフラグを複写
機本体3側に送信した(ステップS477)後、フィー
ド終了フラグを“1”にする(ステップS478)。な
お、図88のタイミングチャートは上記ステップS47
4ないしステップS478の処理のタイミングと対応し
ている。
【0177】また、前記ステップS471でフィードイ
ンフラグが“1”になっておらず、原稿をコンタクトガ
ラス7上にフィードする状態になっていないときには、
さらに、フィードアウトフラグをチェックする(ステッ
プS479)。このチェックで、フィードアウトフラグ
が“1”になっており、原稿がコンタクトガラス7上か
ら排出可能な状態になっていれば、フィード終了フラグ
をチェックし(ステップS480)、フィード終了フラ
グが“1”であれば、図90に示したタイミングでフィ
ードアウト処理を実行する(ステップS481)。そし
て、フィードアウト処理が終了(ステップS482)し
た時点で、フィード終了フラグを“0”にする。なお、
図90のタイミングチャートは上記ステップS481な
いしステップS483の処理のタイミングと対応してい
る。
【0178】また、ステップS472でフィードアウト
フラグが“1”でコンタクトガラス7上からフィードア
ウトする状態のとき、およびステップS473でフィー
ド終了フラグが“1”になってフィード終了状態になっ
ているときには、図87に示すようにステップS484
でフィードイン/フィードアウト処理、すなわち、一方
で、フィードインし、これと並行してフィードアウトす
る処理を実行し、コンタクトガラス7からのフィードア
ウトを確認して(ステップS485)フィード終了フラ
グを“0”にし(ステップS486)、再度フィードイ
ン/フィードアウト処理を実行する(ステップS48
7)。そして、フィードイン終了を確認して(ステップ
S488)原稿がコンタクトガラス7上にセットされる
とコピースタートフラグを“1”にしてコピーを実行し
(ステップS489)、サイズデータ、コピースタート
フラグを複写機本体3側に送信し(ステップS49
0)、フィード終了フラグを“1”にしてフィード終了
状態にする(ステップS491)。なお、図89のタイ
ミングチャートは上記ステップS484ないしステップ
S491の処理のタイミングと対応している。
【0179】8.8 原稿供給装置の動作タイミング 次に、前記図88ないし図90のタイミングチャートの
詳細について説明する。このタイミングチャートは、フ
ィードインのタイミングを示すタイミング1、フィード
イン/フィードアウトのタイミングを示すタイミング
2、およびフィードアウトのタイミングを示すタイミン
グ3の三つのタイミングチャートからなっている。
【0180】まず、図88において、複写機本体3側か
らフィードイン信号を受信すると、寄せコロ235およ
び給排(搬送モータ)がONになる。これからA時間だ
け遅れて、すなわちディレイ時間Aで呼出し(半月)コ
ロ233が回転を開始し、同時に給紙クラッチがONに
なる。また呼出しコロ233の回転に応じて原稿が引き
込まれ先端検知センサによって先端が検知されるととも
に引き続いて原稿がフィードインされる。そして、呼出
しコロ233は一回転すると停止し、この停止に同期し
て寄せコロ235も停止し、同時にターンローラモータ
が回転を開始してターンローラ227が回転し、原稿は
このターンローラ277によって原稿搬送ベルト223
側に搬送される。そして、原稿の先端がレジスト検知セ
ンサによって検出されてからB時間遅れて原稿搬送ベル
ト223を駆動するベルトモータがONになり、原稿を
コンタクトガラス7上に送る。
【0181】この過程で、原稿が先端検知センサを過ぎ
ると、すなわち、原稿の後端が先端検知センサを過ぎる
と、検知出力が立ち下がり、この立ち下がりのタイミン
グで給紙クラッチおよび給排モータがOFFになり、原
稿は、ターンローラ277と原稿搬送ベルト223とに
よって搬送される。そして、レジスト検知センサの検知
出力の立ち下がりで、レジスト検知センサ位置、すなわ
ちターンローラ277位置を原稿が通過したことがわか
り、このタイミングでターンローラモータはOFFにな
りターンローラ277は停止する。そして、このタイミ
ングからC時間経過した時点で、ベルトモータがOFF
になって原稿搬送ベルト223が停止し、コピースター
トフラグが出力され、コピーが開始される。
【0182】なお、原稿の搬送方向の長さは、先端検知
センサのON時間によって検出され、また、コピーを行
なわずに原稿の枚数をカウントする原稿枚数カウントモ
ードのときには、Hで示すタイミングで給紙動作を終了
する。この動作は、図35を参照してすでに説明してあ
り、各切換爪はこの図を参照して説明した状態になって
いる。
【0183】フィードインとフィードアウトを並行して
行なうフィードイン・アウト処理は、図89のタイミン
グチャートに示すように、前記のフィードインに引き続
いて行なわれる。すなわち、すでにコンタクトガラス7
上に給送した原稿が存在し、この状態から次の原稿を給
送する場合、複写機本体3側からフィードイン信号およ
びフィードアウト信号が併せて送信される。これらの信
号の入力によって、RDH9側では、フィードアウト処
理を優先する。そこで、この処理では、まず、図36に
示すように第8の切換爪261を切り換えて、ターンロ
ーラ227に沿った搬送路257を閉鎖し、原稿戻し搬
送路225を開放する。同時に寄せコロ235をONし
て原稿を給送準備状態にし、搬送モータをONにし、次
いで、ベルトモータを逆転させる。これにより原稿搬送
ベルト223が逆方向に回転し、原稿のコンタクトガラ
ス7上からの排出、すなわちフィードアウトを開始す
る。そして、ターンローラ227を逆転させ、レジスト
検知センサによって原稿の排出時の先端を検知すると、
給紙クラッチをつなぎ、呼出しコロ233をONにし
て、原稿のフィードインを開始する。
【0184】次いで、フィードインしている原稿の先端
を先端検知センサによって検出した後、予め設定された
D時間後、原稿の先端がちょうどターンローラ227の
手前に来たところで寄せコロ235を止めて、給紙動作
を一旦停止する。これは、給紙時に呼出しコロ233加
圧用の寄せコロ235が排出紙の寄せコロを兼ねるため
である。この間、フィードアウト動作は継続され、排出
する原稿の後端がレジスト検知センサを通過した時刻I
のタイミングになると、排出センサがON、第8の切換
爪261がターンローラ227側の搬送路257を開放
して原稿戻し搬送路225側を閉鎖する側に切り換わ
り、給紙クラッチがON、ターンローラモータが正転、
ベルトモータが停止状態になる。そして、給紙された原
稿の先端がレジスト検知センサによって検出された後、
予め設定されたB時間が経過すると、ベルトモータが正
転して原稿搬送ベルト223を正転方向に回転させ、原
稿をコンタクトガラス7上にフィードインする。
【0185】一方、排出検知センサによって原稿の原稿
セットテーブルへの排紙が検出されると、E時間経過後
に排出原稿の整置のため寄せコロ235がONになり、
ターンローラモータがOFFになり、排出原稿の整置の
ため寄せコロ235用の排紙クラッチがOFF、同時に
給排モータもOFFになる。その後、ターンローラモー
タのOFFからC時間経過するとベルトモータがOFF
になり、再給紙する原稿がない場合には、図90のタイ
ミング3のタイミングチャートに移行する。
【0186】図90のタイミングチャートに示すタイミ
ング3のタイミングは、複写機本体3側からのフィード
アウト信号を受信すると、第8の切換爪261が切り換
わり、ターンローラ227に沿った原稿搬送路257が
閉鎖され、原稿戻し搬送路225が開放される。同時に
寄せコロ235がOFFになり、続いてベルトモータが
逆転を開始する。これにより、原稿がコンタクトガラス
7上から排出され、給送モータがON、ターンローラ2
27が逆転を開始する。そして、レジスト検知センサが
原稿の排出方向の先端(原稿の後端)を検出すると、フ
ィードアウトされた原稿の後端がレジスト検知センサ位
置まで達しているので、排紙クラッチがONになり、レ
ジスト検知センサが原稿の排出方向の後端を検出するタ
イミングで排出検知センサがON、ターンローラモータ
およびベルトモータがともにOFFになり、原稿セット
テーブル217への排出後E時間に寄せコロ235をO
N、F時間後に排紙クラッチおよび給排モータをOFF
にして排出後の原稿の整置を行なう。
【0187】なお、フィードアウトに伴う原稿セットテ
ーブル217の原稿の整置に際しては、これらのタイミ
ングチャートには記載はないが、ジョガーフェンス23
1を連動させて整置を実行させることもできる。
【0188】8.9 原稿サイズ検知処理 原稿サイズ検知(APS)は、原稿の幅をサイズ検知セ
ンサによって検知し、長さをレジスト検知センサのON
時間内のパルス数のカウントによって行なっている。幅
検知は長さが同じで幅の違う原稿のために行なう。そし
て、これらの幅と長さの組み合わせによって図91のフ
ローチャートに示すような手順で原稿サイズを判断し、
レジスト検知センサのOFFタイミングで複写機本体3
側にサイズデータとして送信している。
【0189】この処理では、まず、原稿の長さが406
mmより長いかどうかチェックする(ステップS50
1)。このチェックで長ければ、図92の説明図からも
わかるようにA3(縦)サイズである(ステップS50
2)。406mm以下であれば、ステップS503で3
06mmよりも長いかどうかチェックする。もし、長け
ればB4(縦)サイズである(ステップS504)。も
し、306mm以下の長さであれば、さらに293mm
よりも長いかどうかチェックし(ステップS505)、
長ければA4(縦)サイズであり(ステップS50
6)、293mm以下であれば、さらに250mmより
も長いかどうかチェックする(ステップS507)。こ
のチェックで、250mmよりも長ければ,B5(縦)
であり(ステップS508)、250mm以下であれ
ば、さらに200mmよりも長いかどうかチェックする
(ステップS509)。もし、長ければさらにサイズ検
知センサ(図92で原稿幅検知取付位置と明示してある
位置に取り付けたセンサ)がONになっているかどうか
チェックする(ステップS510)。このチェックでサ
イズ検知センサがONであるとA4(横)であり(ステ
ップS511)、OFFであるとA5(縦)である(ス
テップS512)ステップS509のチェックで原稿の
長さが200mm以下であると、さらにステップS51
3で原稿の長さが182mmより長いかどうかチェック
する。このチェックで182mm以下であると、A5
(横)であると判断し(ステップS514)、長い場合
には、さらにサイズ検知センサがONかどうかチェック
する(ステップS515)。もし、ONになっている
と、サイズ検知センサの設置位置よりも長い部分がある
ので、図92からもわかるようにB5(横)であり(ス
テップS516)、ONでなければB6(縦)である
(ステップS517)。
【0190】8.10 ジョガーホームリターン処理 RDH9のジョガーは図27を参照してすでに説明した
ように、原稿の横方向と縦方向の整置を行なうジョガー
フェンス231h,231vがそれぞれ一対ずつ設けら
れ、ジョガーモータ265h,265vによってそれぞ
れワイヤ267h,267vを介して駆動されるように
なっている。これらのジョガーフェンス231は初期状
態およびジョブ終了時などに一度退避する。このとき、
ジョガーカウンタは“0”にセットされ、その退避位置
はジョギング時の基準位置となる。この処理を具体的に
図93のフローチャートを参照して説明する。
【0191】この処理では、まず、ジョガーホームリタ
ーンフラグをチェックする(ステップS521)。この
チェックでジョガーホームリターンフラグが“1”であ
れば、ジョガーフェンス231をホームポジション位置
にリターンさせる状態になっているので、こんどは、フ
ォトインタラプタによって構成されたジョガーホームポ
ジションセンサが“H”レベルになっているかどうかチ
ェックする(ステップS522)。もし、“H”レベル
になっていないと、ジョガーフェンス231はジョガー
ホームポジションセンサの検出位置、すなわちホームポ
ジションに戻ってないことになるので、ステップS52
3でジョガーリバースフラグを“0”、ジョガーフォワ
ードラフラグを“1”にし、さらにステップS524で
ジョガーホームポジションセンサの立ち上がり信号を確
認し、ジョガーホームポジションセンサの検出信号が立
ち上がれば、ジョガーフェンス231を5パルス分戻り
方向に駆動し(ステップS525)、ジョガーリバース
フラグを“0”にして(ステップS526)、ホームポ
ジションに戻った状態にする。
【0192】一方、ステップS522のチェックでジョ
ガーホームジションセンサが“H”レベルになっている
場合には、ジョガーフェンス231はホームポジション
に戻っているので、ジョガーリバースフラグを“0”、
ジョガーフォワードフラグを“1”にして(ステップS
527)、ジョガーホームポジションセンサの立ち下が
り信号を確認し(ステップS528)、ジョガーホーム
ポジション信号が立ち下がれば、ジョガーフォワードフ
ラグを“0”にし(ステップS529)、ジョガーカウ
ンタをリセットして(ステップS530)ジョガーホー
ムリターンフラグを“0”にする(ステップS53
1)。
【0193】なお、ジョガーフェンス231とジョガー
ホームポジションセンサの関係は、ジョガーフェンス2
31がホームポジションセンサを抜けた瞬間がジョガー
フェンス231のホームポジションとなる。原稿のジョ
ギングはジョガーカウンタのジョギングメモリの数値に
よって制御される。また、ジョガーフェンス231は前
述のように、横方向のジョガーフェンス231hと縦方
向のジョガーフェンス231vとがあるが、両者とも動
作および処理方法は同じであるので、符号231で両者
を概括的に示す。
【0194】8.11 ジョガーのジョギング待機処理 フィニッシャ11から原稿が送られてくる際、フィニッ
シャ11側のサイズ検知センサで検出したシートサイズ
データが複写機本体3側から送信される。このシートサ
イズデータによってジョガー待機状態にジョガーフェン
ス231が移動する。ジョガー待機状態とは、シートサ
イズ長さ+αの位置であり、ジョギングする原稿のスキ
ュー、横レジストを調整する。この処理を図94のフロ
ーチャートに示す。
【0195】この処理では、まず、フィニッシャ11側
から原稿を給送することを示す受入OKフラグが“1”
であって(ステップS541)、ジョギングが行なわれ
ていることを示すジョギングフラグが“1”でなく(ス
テップS542)、ジョギング対象となる原稿のシート
サイズのデータが有る(ステップS543)ことを条件
として、シートサイズデータからデータテーブルを参照
してジョギングデータを選択する(ステップS544−
待機状態)。次いで、ジョンギングメモリにジョギング
データを入れ(ステップS545)、ジョガーカウンタ
の値とジョギングメモリの値とが等しいかどうかチェッ
クする(ステップS546)。
【0196】このステップS546のチェックで両社の
値が等しければ、ジョガーリバースフラグ、ジョガーフ
ォワードフラグともに“0”にして(ステップS54
7)ジョガーカウンタにジョギングメモリの値を入れる
(ステップS548)。もし、ステップS546のチェ
ックでジョガーカウンタの値とジョギングメモリの値と
が等しくないならば、さらに、ジョガーカウンタの値と
ジョギングメモリの値とを比較し(ステップS54
9)、ジョガーカウンタの値がジョギングメモリの値よ
りも大きければ、ジョガーリバースフラグを“1”に、
ジョガーフォワードフラグを“0”にそれぞれセットし
て(ステップS550)ジョガー駆動パルスに合わせて
ジョガーカウンタを減算する(ステップS)。もし、ス
テップS549のチェックでジョガーカウンタの値がジ
ョギングメモリの値よりも大きくなければ、ジョガーリ
バースフラグを“0”、ジョガーフォワードフラグを
“1”にそれぞれセットし(ステップS552)、ジョ
ガー駆動パルスに合わせてジョガーカウンタを加算する
(ステップS553)。
【0197】なお、ステップS543のシートサイズデ
ータは、複写機本体3側に送信されたフィニッシャ11
が検知したデータを複写機本体3がさらにRDH9側に
送信してきたデータである。また、シートサイズデータ
の検知に関しては、RDH9のレジスト検知部における
原稿サイズ検知と同等な形のセンサをRDH排紙センサ
部に設けても良い。
【0198】8.12 原稿のジョギング処理 8.11でセットされたジョガーフェンス231は原稿
が排紙センサを抜けた時点を基準にジョギング動作を行
なう。併せて寄せコロ235も排紙された原稿に当接
し、原稿を引き寄せる方向に駆動される。具体的な処理
手順を、図95および図96のフローチャートにを示
す。
【0199】この処理では、まず、原稿受入OKフラグ
をチェックし(ステップS561)、原稿受入OKの状
態になっていれば、原稿排紙センサの立ち下がりをチェ
ックする(ステップS562)。そして、図97のタイ
ミングチャートにも示すように、原稿排紙センサが立ち
下がりを条件として0.1秒タイマ、0.3秒タイマを
それぞれスタートさせ(ステップS563)、寄せころ
ソレノイド239をONして寄せコロ235を下げ(ス
テップS564)、ジョギングフラグを“1”にし(ス
テップS565)、原稿枚数データに1加算して(ステ
ップS566)複写機本体3側に送信する。
【0200】図96の処理では、ジョギングフラグをチ
ェックして(ステップS571)、ジョギングフラグが
“1”になっていれば、図97のタイミングチャートに
も示すように、0.25秒タイマがカウントアップして
いるかどうかチェックし(ステップS572)、カウン
トアップしていれば、0.1秒タイマおよび0.25秒
タイマを止めてクリアし(ステップS573)、ジョギ
ングフラグを“0”にして(ステップS574)ジョギ
ングを終了し、寄せコロソレノイド239をOFFにし
て(ステップS575)寄せコロ235を上に引上げ、
原稿から離間させる。
【0201】一方、ステップS572で0.25秒タイ
マがカウントアップしていなければ、0.1秒タイマが
カウントアップしたかどうかチェックし(ステップS5
76)、カウントアップしていれば、複写機本体3側か
ら送信されたサイズデータからデータテーブル上のジョ
ギングデータを選択してジョギングさせ(ステップS5
77)、ジョギングメモリにジョギングデータを入れる
(ステップS578)。そして、ジョガーカウンタの値
とジョギングメモリの値とを比較し(ステップS57
9)、両者が等しくなければ、さらにジョガーカウンタ
の値とジョギングメモリの値を比較する(ステップS5
80)。このチェックで、ジョギングカウンタの値がジ
ョギングメモリの値よりも大きいときには、ジョガーリ
バースフラグを“1”、ジョガーフォワードフラグを
“0”にセットして(ステップS581)ジョガー駆動
パルスに併せてジョガーカウンタを減算する(ステップ
S582)。
【0202】また、ステップS580のチェックでジョ
ガーカウンタがジョギングメモリより大きくないときに
は、ジョガーリバースフラグを“0”、ジョガーフォワ
ードフラグを“1”にセットして(ステップS583)
ジョガー駆動パルスに合わせてジョガーカウンタを加算
する(ステップS584)。
【0203】8.13 原稿供給装置からフィニッシャ
への原稿給送処理 RDH9から原稿をフィニッシャ11に戻す場合には、
図98および図99のフローチャートに示すような手順
で処理される。この処理では、まず、モード受信データ
が“2”かどうかチェックし(ステップS591)、
“2”であれば原稿排出フラグが“1”かどうかチェッ
クする(ステップS592)。そして、“1”であれ
ば、給送中フラグをチェックし(ステップS593)、
給送中フラグが“1”であれば、給紙クラッチのON時
間を示すタイマ1のカウントアップをチェックする(ス
テップS594)。このチェックでタイマ1がカウント
アップしていれば、給紙クラッチをOFFにし(ステッ
プS595)、今度はリピートタイミングを示すタイマ
2がカウントアップしているかどうかチェックする(ス
テップS596)。もし、前記ステップS594でタイ
マ1がカウントアップしていなければ、ステップS59
5をスキップしてステップS596の処理を実行する。
【0204】このステップS596のチェックでタイマ
2がカウントアップしていれば、タイマ1およびタイマ
2をクリアして止め(ステップS597)、原稿枚数デ
ータに1加算する(ステップS598)。そして、原稿
枚数データを複写機本体3側に送信し(ステップS59
9)、原稿セット検知センサのON/OFFをチェック
する(ステップS600)。このチェックで原稿セット
検知センサがONであればタイマ1とタイマ2をスター
トさせて(ステップS601)リターンし、ステップS
600のチェックでOFFであればそのままリターンす
る。
【0205】また、ステップS593のチェックで給送
中フラグが“1”でなければ、給排モータおよびターン
ローラをONし(ステップS602)、さらに給紙クラ
ッチONして(ステップS603)原稿を給送し、給送
中フラグを“1”にした(ステップS604)後、タイ
マ1およびタイマ2をスタートさせる(ステップS60
1)。
【0206】一方、ステップS592で原稿排出フラグ
が“1”になっていないときには、給排紙モータのON
/OFF3をチェックし(ステップS605)、ONに
なっていなければ寄せコロソレノイド239、第6およ
び第7の切換爪ソレノイドをOFF、第5の切換爪ソレ
ノイドをONして原稿の排出を可能にし(ステップS6
09)、原稿枚数データを“0”にする。また、ステッ
プS605のチェックで給排紙モータがONであれば、
給排モータおよびターンローラモータをOFFし(ステ
ップS606)、給送中フラグを“0”にし(ステップ
S607)、寄せコロソレノイド239および第5の切
換爪ソレノイドをそれぞれOFFにする。
【0207】8.14 フィニッシャから原稿供給装置
への原稿給送の前処理 フィニッシャ11からRDH9に原稿が送り込まれると
きには、図100のフローチャートにしたがって処理さ
れる。すなわち、RDH原稿受入フラグが“1”(ステ
ップS611)でなければ原稿受入ができないので、原
稿受入フラグが“1”のとき、原稿の受入が可能かどう
か受入OKフラグをチェックする(ステップS61
3)。受入OKフラグが“1”であれば原稿の受入が可
能になっているので、そのまま原稿の給送を待つ。ま
た、受入OKフラグが“1”でなければ受入レディーフ
ラグをチェックし(ステップS613)、受入レディー
フラグが“1”になっていれば、原稿の受入準備が完了
しているので、リターンし、“1”になっていなけれ
ば、受入レディーフラグを“1”にして(ステップS6
14、第5の切換爪ソレノイドおよび第6の切換爪ソレ
ノイドをONしてフィニッシャ11側からの原稿搬送路
を開け(ステップS615)、寄せコロソレノイド23
9をOFFにして寄せコロ235を原稿セットテーブル
217側から離間させ(ステップS616)、ジョガー
ホームリターンフラグを“1”にする(ステップS61
7)。
【0208】8.15 フィニッシャから原稿供給装置
への原稿給送処理 8.14の前処理が終了すると、モータをONして原稿
の搬入が可能になる。このときの処置手順を図101お
よび図102のフローチャートに示す。
【0209】この処理では、まず、RDH原稿受入フラ
グを受信すると(ステップS621)、ジョガーホーム
リターンフラグをチェックする(ステップS622)。
ジョガーホームリターンフラグが“1”になっていれば
ジョガーフェンス231はホームポジションに戻るよう
にセットされているのでリターンし、“1”になってい
なければ、今度は給排モータおよびターンローラモータ
がONになっているかどうかチェックする(ステップS
623)。そして、ONであればリターンし、ONでな
ければ給排モータ、ターンロータモータ、および排紙ク
ラッチをそれぞれONし(ステップS624)、受入O
Kフラグを“1”にし(ステップS625)、原稿枚数
データをクリアし(ステップS626)、さらに受入レ
ディーフラグをクリアして(ステップS627)リター
ンする。
【0210】複写機本体3側から受入終了を示すRDH
原稿受入フラグ“0”を受信すると、モータを止め、受
入終了となる。この処理は具体的には図102のフロー
チャートに示すように、RDH原稿受入フラグをチェッ
クし(ステップS631)、“1”でなければ、さらに
受入OKフラグをチェックする(ステップS632)。
このステップS632のチェックで受入OKフラグが
“1”であれば“0”にし(ステップS633)、給排
モータ、ターンローラモータおよび排紙クラッチをOF
Fにする(ステップS634)。
【0211】9.フィニッシャに関する制御 9.1 イニシャル処理 フィニッシャ11のイニシャル処理の処理手順を図10
3に示す。この処理では、まず、ステップS641で各
ポート、RAMの内容、フラグ、およびカウンタをクリ
アして初期状態にするサブルーチンを実行する。次い
で、フィニッシャ接続フラグを“1”にセットし(ステ
ップS642)、複写機本体3側との間で送受信する
(ステップS643)。その後、ビンホームリクエスト
フラグを“1”にしてビン37をホームポジション位置
に戻し(ステップS644)、イニシャル処理を実行す
る(ステップS645)。
【0212】なお、このステップS645におけるイニ
シャル処理は、ステープラ針エンド時“1”になるステ
ープラ針エンドフラグ、ステープラドアオープン時
“1”になるステープラドアオープンフラグ、フィニッ
シャドアオープン時“1”になるフィニッシャドアオー
プンフラグ、原稿搬送路に紙がある時“1”になる原稿
ジャムフラグ、転写紙搬送路に紙がある時“1”になる
フィニッシャジャムフラグ、ステープルトレイに紙があ
る時“1”になるステープルトレイ残紙フラグ、20ビ
ンに残紙がある時“1”になるソートビンジャムフラ
グ、ジョガーフェンスをホームポジションに移動させる
時“1”になるジョガーホームリターンフラグをそれぞ
れ“0”に初期化する処理である。
【0213】9.2 モータON処理 この処理は図104のフローチャートに示すように、モ
ータONフラグが“1”になっているかどうかチェック
し(ステップS651)、“1”になっていなければフ
ィニッシャ11に設けたモータをOFFし(ステップS
652)、“1”になっていればモータをONにする
(ステップS653)。
【0214】モータのON処理には図104の処理の外
に、図105のフローチャートに示す処理がある。この
処理では、まず、原稿リターンフラグが“1”かどうか
チェックし(ステップS661)し、“1”であれば、
モータを排紙方向に回転させる(ステップS662)。
もし、“1”でなければ、さらに原稿給送フラグをチェ
ックし(ステップS663)、“1”であればモータを
給紙方向に回転させ(ステップS664)、“1”でな
ければモータをOFF停止させる(ステップS66
5)。なお、モータは、転写紙搬送時には、複写機本体
3側と同等の線速になり、原稿搬送時にはRDH9側と
同等の線速になるように制御される。
【0215】9.3 ジョガーホームリターン処理 ステープルトレイ55に設けたジョガーフェンス61も
RDH9の原稿セットテーブル217に設けたジョガー
フェンス231と基本的に同一の制御が行なわれる。具
体的な処理手順は図106のフローチャートに示す。こ
の処理では、まず、ジョガーホームリターンフラグをチ
ェックする(ステップS671)。このチェックでジョ
ガーホームリターンフラグが“1”であれば、ジョガー
フェンス185をホームポジション位置にリターンさせ
る状態になっているので、こんどは、フォトインタラプ
タによって構成されたジョガーホームポジションセンサ
215が“H”レベルになっているかどうかチェックす
る(ステップS672)。もし、“H”レベルになって
いないと、ジョガーフェンス185はジョガーホームポ
ジションセンサ215の検出位置、すなわちホームポジ
ションに戻ってないことになるので、ステップS673
でジョガーリバースフラグを“0”、ジョガーフォワー
ドラフラグを“1”にし、さらにステップS674でジ
ョガーホームポジションセンサ215の立ち上がり信号
を確認し、ジョガーホームポジションセンサ215の検
出信号が立ち上がれば、ジョガーフェンス185を5パ
ルス分戻り方向に駆動し(ステップS675)、ジョガ
ーリバースフラグを“0”にして(ステップS67
6)、ホームポジションに戻った状態にする。
【0216】一方、ステップS672のチェックでジョ
ガーホームジションセンサ215が“H”レベルになっ
ている場合には、ジョガーフェンス185はホームポジ
ションに戻っているので、ジョガーリバースフラグを
“0”、ジョガーフォワードフラグを“1”にして(ス
テップS677)、ジョガーホームポジションセンサ2
15の立ち下がり信号を確認し(ステップS678)、
ジョガーホームポジションセンサ215の検出信号が立
ち下がれば、ジョガーフォワードフラグを“0”にし
(ステップS679)、ジョガーカウンタをリセットし
て(ステップS680)ジョガーホームリターンフラグ
を“0”にする(ステップS681)。
【0217】なお、ジョガーフェンス185とジョガー
ホームポジションセンサ215の関係は、ジョガーフェ
ンス185がホームポジションセンサ215を抜けた瞬
間がジョガーフェンス185のホームポジションとな
る。原稿のジョギングはジョガーカウンタとジョギング
メモリの数値によって制御される。また、ジョガーフェ
ンス185は前述のように、前方向のジョガーフェンス
185fと後方向のジョガーフェンス185bとがある
が、両者とも動作および処理方法は同じであるので、符
号185で両者を概括的に示した。
【0218】9.4 ジョガーフェンス待機処理 この処理はジョガーフェンス185をシートサイズ+α
の位置にセットしてシートの排出を待つ処理である。具
体的には図107および図108に示すフローチャート
にしたがって処理される。
【0219】この処理では、ジョギングフラグが“1”
でなく、ジョギング状態でないことを確認し(ステップ
S691)、さらにモード受信データが6であれば(ス
テップS692)、ソートモードフラグ、スタックモー
ドフラグ、およびトレイモードフラグを“0”、ステー
ルプルモードフラグを“1”にする(ステップS69
3)。そして、シードサイズデータがあれば(ステップ
S694)ジョガーフェンス185の位置の設定ができ
るので、シートサイズデータ、データテーブルからジョ
ギングデータを選択し(ステップS695)、ジョギン
グメモリにジョギングデータを入れ(ステップS69
6)、ジョガーカウンタの値とジョギングメモリの値を
比較する(ステップS697)。そして、等ければジョ
ガーリバースフラグおよびジョガーフォワードフラグを
“0”にセットして(ステップS698)ジョガーカウ
ンタにジョギングメモリの値を入れる(ステップS69
9)。
【0220】一方、ステップS697のチェックでジョ
ガーカウンタの値とジョギングメモリの値とが等しくな
ければ、さらにジョガーカウンタの値とジョギングメモ
リの値を比較する(ステップS700)。そして、ジョ
ガーカウンタの値の方がジョギングメモリの値よりも大
きければ、ジョガーリバースフラグを“1”、ジョガー
フォワードフラグを“0”にセットし(ステップS70
1)、ジョガー駆動パルスに合わせてジョガーカウンタ
を減算する(ステップS702)。また、ステップS7
00のチェックでジョガーカウンタの値がジョギングメ
モリの値よりも大きくないときには、ジョガーリバース
フラグを“0”、ジョガーフワードフラグを“1”にセ
ットし(ステップS703)、ジョガー駆動パルスに合
わせてジョガーカウンタを加算する(ステップS70
4)。
【0221】9.5 ステープルトレイでのジョギング
処理 この処理は、9.4で待機したジョガーフェンスをシー
トサイズまで移動させるとともに寄せコロによって転写
紙をビンフェンス123側に寄せて整置を行なう処理で
ある。具体的には、図109ないし図111のフローチ
ャートに示す手順にしたがって行なわれる。
【0222】この処理では、まず、モード受信データが
6かどうかチェックする(ステップS711)。そし
て、6であることを確認してシート排紙センサの立ち下
がりをチェックし(ステップS712)、立ち下がって
いれば転写紙が排出されていることを示すので、寄せコ
ロソレノイド201をONし(ステップS713)、
0.1秒タイマおよび0.25秒タイマをスタートさせ
る(ステップS714)。このときのタイミングは図9
7のタイミングチャートと同様である。
【0223】ステップS714でタイマをスタートさせ
るとジョギングフラグを“1”にしてジョギング状態に
し(ステップS715)、シート排出フラグを“1”に
して転写紙を排出させ(ステップS716)、複写機本
体3側にフラグを送信した(ステップS717)後、シ
ート排出フラグを“0”にして転写紙の排出を止め(ス
テップS718)、ストッパソレノイド195をOFF
にしてビンフェンス123を立て、排出された転写紙を
ステープルトレイ55上に保持させる(ステップS71
9)。また、前記ステップS712のチェックでシート
排紙センサが立ち下がっていないときには、転写紙の排
出が完了していないので、ストッパソレノイドをOFF
して(ステップS719)ビンフェンス123を立てて
おく。
【0224】このようにして転写紙をステープルトレイ
55上に載置すると、今度はステープルフラグをチェッ
クする(ステップS721)。ステープルフラグが
“1”になっていればステープルを実行しているのでリ
ターンし、ステープルフラグが“0”であれば、さら
に、ジョギングフラグが“1”になっているかどうかチ
ェックする(ステップS722)。このチェックでジョ
ギングフラグが“1”になっていなければ、ジョギング
を行なう状態になっていないのでリターンし、“1”に
なっていれば.寄せコロソレノイド195のOFFタイ
ミングとジョガーフェンス185のリターン開始のタイ
ミングを設定した025秒タイマがカウントアップされ
ているかどうかチェックする(ステップS723)。こ
のチェックでカウントアップしていれば、ジョギングが
終了しているので、寄せコロソレノイド195がONさ
れ、ジョガーフェンス185がフォワード方向への動作
開始のタイミングを設定した0.1秒タイマ、および前
記0.25秒タイマをそれぞれ止めてクリアし(ステッ
プS724)、ジョギングフラグを“0”にし(ステッ
プS725)、さらに寄せコロソレノイドをOFFにす
る(ステップS726)。一方、ステップS723のチ
ェックで、0.25秒タイマがカウントアップしていな
ければ、0.1秒タイマのカウントアップをチェックし
(ステップS727)、カウントアップしてなければジ
ョガーフェンス185がフォワード方向にまだ移動して
いないのでリターンし、カウントアップしていれば、シ
ートサイズデータによってデータテーブルからジョギン
グデータを選択してジョギングを行い(ステップS72
8)、ジョギングメモリにジョギングデータを入れる
(ステップS729)。その後、ジョギングカウンタの
値とジョギングメモリの値を比較し(ステップS73
0)、等ければジョギングが終了しているのでリターン
し、等しくなければジョガーカウンタの値とジョギング
メモリの値を比較する(ステップS731)。この比較
により、ジョガーカウンタの値のほうがジョギングメモ
リに値よりも大きければ、ジョガーリバースフラグを
“1”、ジョガーフォワードフラグを“0”にして(ス
テップS732)ジョガー駆動パルスに合わせてジョガ
ーカウンタを減算して(ステップS733)リターンす
る。また、ステップS731でジョガーカウンタの値の
ほうがジョギングメモリの値よりも大きくなければジョ
ガーリバースフラグを“0”、ジョガーフォワードフラ
グを“1”にして(ステップS734)、ジョガー駆動
パルスに合わせてジョガーカウンタを加算して(ステッ
プS735)リターンする。
【0225】9.6 ステープル処理 9.5でジョギング処理が終了するとステープラによっ
て転写紙をステープル可能な状態になる。このステープ
ル処理は、次のような手順によって行なわれる。
【0226】・ジョガーフェンス185によって転写紙
をステープル位置まで移動する。
【0227】・ステープルモータをONし、ステープル
動作を実行する。
【0228】・ステープルが終了したらストッパソレノ
イドをOFFし、排出コロ203を回転させ、ステープ
ル済み転写紙をスタックトレイ57に排出する。
【0229】・スタックトレイ57に転写紙が排出され
たら“コピー落としOKフラグ”を複写機本体3側に送
信し、ジョブ終了を示す。
【0230】この処理手順を図112ないし図114の
フローチャートに具体的に示す。この処理では、まず、
ステープルフラグをチェックし(ステップS741)、
ステープルフラグが“1”でなければステープル実行中
フラグを“0”にして(ステップS742)リターン
し、“1”であれば、ステープルモータがONになって
いるかどうかチェックする(ステップS743)。この
チェックでONになっていなければ、ステープルを実行
していないので、ステープル実行中フラグが“1”かど
うかチェックし(ステップS744)、“1”でなけれ
ば、さらに3秒タイマがスタートしているかどうかチェ
ックする(ステップS745)。このチェックで3秒タ
イマがスタートしていなければ、シートサイズデータか
ら、データテーブルを参照してジョギングデータを選択
してステープル状態にし(ステップS746)、ジョギ
ングメモリにジョギングデータを入れ(ステップS74
7)、ステープル実行中フラグを“1”にする(ステッ
プS748)。そして、ジョギングカウンタの値とジョ
ギングメモリの値が等しいかどうかチェックし(ステッ
プS749)、等ければ、ジョギングが終了しているの
で、ジョガーリバースフラグおよびジョガーフォワード
フラグをそれぞれ“0”にして(ステップS750)ス
テープルモータおよび寄せコロソレノイド201をON
にし(ステップS751)、ステープルを実行する。
【0231】ステップS751の処理を実行後、ステー
プルモータホームポジションセンサがONになっている
かどうかチェックし(ステップS752)、ONになっ
ていれば、ステープルモータを切り(ステップS75
3)、ストッパソレノイド195をONにして(ステッ
プS754)ビンフェンス63を立て、排出コロ用クラ
ッチをONして(ステップS755)排出コロ203を
駆動し、さらにジャムチェック用の3秒タイマをスター
トさせて(ステップS756)リターンする。また、ス
テップS752でステープルモータホームポジションセ
ンサがONでないらば、そのままリターンする。
【0232】一方、ステップS749のチェックでジョ
ガーカウンタとジョギングメモリの値が等しくなけれ
ば、ステップS757でジョガーカウンタの値とジョギ
ングメモリの値を比較し、ジョガーカウンタの値よりも
ジョギングメモリの値が大きければ、ジョガーリバース
フラグを“0”、ジョガーフォワードフラグを“1”に
セットし(ステップS758)、ジョガー駆動パルスに
合わせてジョガーカウンタを加算して(ステップS75
9)リターンする。また、ステップS757のチェック
のジョガーカウンタの値よりもジョギングメモリの値が
大きくない場合には、ジョガーリバースフラグを
“1”、ジョガーフォワオードフラグを“0”にし(ス
テップS760)、ジョガー駆動パルスに合わせてジョ
ガーカウンタを減算して(ステップS761)リターン
する。
【0233】なお、前記ステップS745で3秒タイマ
がスタートしていれば、シート放出センサのON/OF
Fをチェックし(ステップS762)、ONであればス
テープルトレイ55に転写紙があるかどうか、すなわち
ジャムした転写紙がないか確認する(ステップS76
3)。ジャムしてなければコピー落としOKフラグを
“1”にし(ステップS764)、ストッパソレノイド
195をONしてビンフェンス123を下げ(ステップ
S765)、排出(半月)コロ用クラッチを切り、寄せ
コロソレノイド201をOFFし(ステップS76
6)、3秒タイマを止め、クリアして(ステップS76
7)リターンする。なお、ステップS766で排出コロ
203を止めるときには、排出コロ203の平面状の部
分211がステープルトレイ55の底板187と平行に
なる位置で停止させる。この平行になる位置を検出する
ために、図示してはいないが排出コロのホームポジショ
ンセンサが設けてある。
【0234】9.7 搬送路の切換処理 この処理は、フィニッシャ11では複写機本体3側から
送信されるモードデータに合わせて搬送路を切り換え、
転写紙を(ソート、スタック)ビン37、コピー(プル
ーフ)トレイ39、ステープルトレイ55のいずれかに
収納するもので、具体的には、図115および図116
のフローチャートに示すような処理である。
【0235】この処理では、まず、モード受信データを
チェックする(ステップS771)。モード受信データ
は、複写機本体3側からフィニッシャ11側に下記のよ
うなコードで送信される。
【0236】 複写機 フィニッシャ (モード受信デー
タ) 000 ダミーデータ 001 ソート 010 スタック 011 コピー(プルーフ)トレイ 100 ステープルトレイ 101 原稿給送モード(フィニッシャからR
DH) 110 原稿給送モード(RDHからフィニッ
シャ) 111 未使用 そこで、ステップS771のチェックでモード受信デー
タが“0”であると、ダミーデータであるのでリターン
し、“0”でないならば、ステップS772でモード受
信データが“1”かどうかチェックする。このチェック
で“1”であればソートモードなので第9の切換爪39
7を駆動するソレノイドをONし、第10の切換爪40
1を駆動するソレノイドをOFFして(ステップS77
3)第1の転写紙搬送路47およびシート搬送路135
を開放し、図32に示すようにビン37側に搬送させ、
ソートモードフラグを“1”、スタックモードフラグ、
(コピー)トレイモードフラグ、およびステープルモー
ドフラグをそれぞれ“0”にセットして(ステップS7
74)リターンする。
【0237】また、ステップS772のチェックでモー
ド受信データが“1”でなければ、ステップS775で
モード受信データが“2”かどうかチェックする。この
チェックで“2”であればスタックモードなので、第9
の切換爪397を駆動するソレノイドをONし、第10
の切換爪401を駆動するソレノイドをOFFして(ス
テップS776)第1の転写紙搬送路47およびシート
搬送路135を開放し、図32に示すようにビン37側
に搬送させ、ソートモードフラグを“0”、スタックモ
ードフラグを“1”、(コピー)トレイモードフラグ、
およびステープルモードフラグをそれぞれ“0”にセッ
トして(ステップS777)リターンする。
【0238】もし、前記ステップS775でモード受信
データが“2”でなければ、さらにステップS778で
モード受信データが“3”かどうかチェックする。そし
て、“3”であれば、コピー(プルーフ)トレイモード
なので、第9および第10の切換爪397,401を駆
動するソレノイドをそれぞれ切り(ステップS77
9)、図30に示すように第2の転写紙搬送路49を開
放してコピートレイ55側に転写紙を搬送させ、ソート
モードフラグ、スタックモードフラグ、ステープルモー
ドフラグを“0”、(コピー)トレイモードフラグを
“1”にして(ステップS780)リターンする。
【0239】ステップS778のチェックでモード受信
データが“3”でなければ、ステップS781でモード
受信データが“4”かどうかチェックし、“4”でなけ
ればリターンし、“4”であればステープルモードなの
で、第9の切換爪397を駆動するソレノイドをOFF
し、第10の切換爪401を駆動するソレノイドをON
にして図33に示すように第2および第3の転写紙搬送
路49,51を開放してステープルトレイ55側に転写
紙を搬送させ(ステップS782)、ソートモードフラ
グ、スタックモードフラグ、(コピー)トレイモードフ
ラグをそれぞれ“0”に、ステープルモードフラグを
“1”にセットして(ステップS783)リターンす
る。
【0240】9.8 ビンの動作 ビン37は前述のようにヘリカルホイール137を使用
して昇降動作する。この動作の制御は基本的に従来のヘ
リカルカムを使用したソータと全く同じものである。す
なわち、ソートモード時は、シートの排出毎にビン上昇
フラグ、ビン下降フラグによってビン37をアップ/ダ
ウンさせている。スタックモード時は、複写機本体3側
から送信されるビン位置データとビンカウンタの値を比
較してビン37のアップ/ダウンを決めている。具体的
には図117のフローチャートに示すような手順で行わ
れる。
【0241】この動作では、ソートモードであって(ス
テップS791)、ビンホームリクエストフラグが
“1”でなく(ステップS792)、シート排出が行な
われている(ステップS793)ことを条件として、ビ
ンカウンタのカウント値が“1”かどうかチェックし
(ステップS794)、カウント値が“1”でなけれ
ば、ビンカウンタとビン位置データが等しいかどうかチ
ェックする(ステップS795)。そして、ビンカウン
タの値とビン位置データが等ければ、ビン上昇フラグが
“1”になって、ビン37が上昇するようになっている
かどうかチェックし(ステップS796)、上昇するよ
うになっていれば、ビン上昇フラグおよびビン下降フラ
グをともに“0”にしてビン37を止め(ステップS7
97)、上昇するようになっていなければビン上昇フラ
グを“0”、ビン下降フラグを“1”にしてビンを下降
状態にして(ステップS798)リターンする。もし、
ステップS795でビンカウンタの値とビン位置データ
が等しくなければ所定の位置までビン37は移動してい
ないので、リターンして動作を継続させる。
【0242】一方、ステップS794でビンカウンタの
値が“1”であれば、さらにビン下降フラグをチェック
し(ステップS799)、“1”になっていてビン37
が下降状態にあればステップS797の処理を実行して
ビン37を止め、“1”になっていなければ、ビン上昇
フラグを“1”に、ビン下降フラグを“0”にセットし
(ステップS800)、ビンを上昇状態にしてリターン
する。なお、ステップS793の処理においては、シー
ト排出後ディレイタイムを設けてもよい。
【0243】9.9 フィニッシャ側からRDHに原稿
を搬送する処理 この処理は、複写機本体3側からのデータ受信に応じて
原稿をフィニッシャ11側からRDH9側に搬送する処
理で、具体的には図118ないし図123のフローチャ
ートに示す手順で行われる。
【0244】この処理では、まず、図118ないし図1
20に示すように、複写機本体3側からデータを受信す
ると(ステップS801)、9.7で示したようにモー
ド受信データが“5”または“6”であるか確認する
(ステップS802)。そして、“5”または“6”で
あると、ビンカウンタの値とビン位置データの値とが等
しいかどうかチェックし(ステップS803)、等しけ
ればモード受信データが“5”かどうか確認する(ステ
ップS804)。もし、“5”でなければビン上昇フラ
グ、ビン下降フラグともに“0”にセットし(ステップ
S805)、ビンカウンタの内容を複写機本体3側に送
信する(ステップS806)。また、モード受信データ
が“5”であれば、ビンストッパソレノイド195のデ
ィレイ時間を設定するタイマ1がスタートしているかど
うかチェックし(ステップS807)、スタートしてな
ければビンストッパソレノイド195をONしてビンフ
ェンス63を倒し(ステップS808)、タイマ1をス
タートさせ(ステップS809)、ビン上昇フラグおよ
びビン下降フラグをともに“0”にセットしてビンの移
動を止める(ステップS810)。
【0245】次いで、タイマ1がカウントアップしてい
るかどうかチェックし(ステップS811)、カウント
アップしていればビン上昇フラグを“1”にセットして
ビン37を上昇状態にし(ステップS812)、さらに
1/2ビン上昇したかどうかチェックする(ステップS
813)。このチェックで1/2ビン上昇していなけれ
ばリターンし、上昇していればビン上昇フラグを“0”
にセットして(ステップS814)ビン37の上昇を止
め、ビン上給送フラグを“1”にセットしてビン37上
の原稿を給送させ(ステップS815)、ビンカウンタ
の内容を複写機本体3側に送信した(ステップS81
6)後、タイマ1を止めてクリアする(ステップS81
7)。なお、ステップS811でタイマ1がカウントア
ップしていないとき、およびステップS813で1/2
ビン分上昇していないときには、そのままリターンす
る。また、前記ステップS807でタイマ1がスタート
していないときには、ステップS811にスキップして
それ以降の処理を実行する。
【0246】一方、前記ステップS803でビンカウン
タの値とビン位置データの値が等しくない場合には、退
避ソレノイド93をONして(ステップS818)ピッ
クアップコロ73を退避させ、ビン上給紙フラグが
“1”になっているかどうかチェックする(ステップS
819)。“1”でなければ、ビンカウンタの値とビン
位置データとを比較し(ステップS820)、ビンカウ
ンタの値が大きければ、ビン上昇フラグを“0”、ビン
下降フラグを“1”にし(ステップS821)、大きく
なければビン上昇フラグを“1”、ビン下降フラグを
“0”にしてリターンする。もし、ステップS819の
チェックでビン上給紙フラグが“1”であれば、ビン上
給紙フラグを“0”にセットし(ステップS823)、
ビンホームリクエストフラグを“1”にセットしてビン
37がホームポジションに戻るように設定して(ステッ
プS824)リターンする。
【0247】また、モード受信データが“5”の場合に
は(ステップS831)、図121のフローチャートに
示すように、ビン上給紙フラグをチェックし(ステップ
S832)、ビン上給紙フラグが“1”でなければリタ
ーンし、“1”であれば、さらにビン上にシートがある
かどうかチェックする(ステップS833)。そして、
シートがあれば原稿セットフラグを“1”(ステップS
834)に、シートがなければ原稿セットフラグを
“0”(ステップS835)に、それぞれセットしてこ
の原稿セットフラグを複写機本体3側に送信して(ステ
ップS836)リターンする。もし、ステップS831
のチェックでモード受信データが5でなければ、ビン上
給紙フラグをチェックし(ステップS837)、“1”
でなければリターンし、“1”であればビン上給紙フラ
グを“0”(ステップS838)に、ビンホームリクエ
ストフラグを“1”(ステップS839)にそれぞれセ
ットしてリターンする。
【0248】このようにしてセットされた原稿は、図1
22および図123のフローチャートに示した処理手順
にしたがって搬送される。すなわち、まず、原稿給送フ
ラグをチェックし(ステップS841)、原稿給送状態
になっていればモード受信モードを確認する(ステップ
S542)。このチェックで、モード受信データが5で
原稿をフィニッシャ11からRDH9に搬送するモード
になっていれば、給紙中フラグをチェックし(ステップ
S843)、給紙中であれば、タイマ1がカウントアッ
プしているかどうかチェックする(ステップS84
4)。タイマ1によって設定された時間は、図124の
タイミングチャートからわかるようにピックアップソレ
ノイド81をONしている時間である。ステップS84
4でタイマ1がカウントアップしていると、ピックアッ
プソレノイド81を切り(ステップS845)、タイマ
2がカウントアップしているかどうかチェックする(ス
テップS846)。なお、ステップS844でカウント
アップしていなければステップS845をスキップして
タイマ2のカウントアップをチェックする(ステップS
846)。このタイマ2は給排紙ローラ83の駆動を制
御する給紙用クラッチをONにする時間を設定するタイ
マである。そして、ステップS846でタイマ2がカウ
ントアップしていれば、給紙用クラッチをONにし(ス
テップS847)、タイマ3のカウントアップをチェッ
クする(ステップS848)。もし、ステップS846
でタイマ2がカウントアップしていなければステップS
847をスキップしてステップS848の処理を実行す
る。なお、タイマ3によって設定される時間は、給紙用
クラッチを切るタイミングである。
【0249】ステップS848のチェックでタイマ3が
カウントアップしていれば、給紙用クラッチを切り(ス
テップS849)、タイマ4のカウントアップをチェッ
クする(ステップS850)。もし、ステップS848
のチェックでタイマ3がカウントアップしていなければ
ステップS849をスキップしてタイマ4のカウントア
ップをチェックする(ステップS850)。なお、タイ
マ4はリピートタイミングの設定用のタイマである。そ
こで、ステップS850でタイマ4がカウントアップし
ていなればリターンし、カウントアップしていれば、タ
イマ1,2,3,4を止めてクリアし(ステップS85
1)、原稿枚数データに1加算し(ステップS85
2)、ビン37上に原稿がセットされているかどうかを
示す原稿セットフラグをチェックする(ステップS85
3)。このチェックにより原稿セットフラグが“1”で
なければビン37上に原稿がセットされていないので、
枚数データと原稿セットフラグを複写機本体3側に送信
し(ステップS854)、給送中フラグを“0”にセッ
トし(ステップS855)、退避ソレノイド93をON
にしてピックアップコロ73を退避させる(ステップS
856)。
【0250】一方、ステップS843で給紙中フラグが
“1”でなければ、原稿セットフラグをチェックし(ス
テップS857)、原稿がセットされていない場合に
は、ステップS854に移行し、それ以降の処理を実行
する。また原稿がセットされていれば、退避ソレノイド
93をOFFしてピックアップコロ73をビン37の原
稿上に移動させ(ステップS858)、ピックアップソ
レノイド81をOFFしてピックアップコロ73を原稿
上の離間した位置に保持させ(ステップS859)、給
送中フラグを“1”にセットする(ステップS86
0)。そして、原稿枚数データに“0”をセットして
(ステップS861)タイマ1,3、およびタイマ2,
4をスタートさせ(ステップS862)、ピックアップ
ソレノイド81をONしてピックアップコロ73を原稿
に圧接させて(ステップS863)リターンする。この
ステップS863の動作によって原稿の給送が可能にな
る。
【0251】また、前記ステップS853で原稿がセッ
トされていると判断した場合には、ステップS862に
スキップしてそれ以降の処理を実行する。
【0252】9.10 RDH側からフィニッシャ側に
原稿を排紙する処理 この処理は、RDH9側から排紙された原稿をビン37
上に排出するもので、具体的には、図125ないし図1
27のフローチャートに示す手順にしたがって行なわれ
る。
【0253】この処理では、モード受信データをチェッ
クし(ステップS871)、モード受信データが6であ
れば、原稿がRDH9側からフィニッシャ11側に排紙
されるモードなので、引き続きビンカウンタの値とビン
位置データの値が等しいかどうかチェックし(ステップ
S872)、等ければ原稿リターンOKフラグをチェッ
クする(ステップS873)。このチェックで原稿リタ
ーンOKフラグが“1”で原稿の排紙を行なう状態にな
っていれば、ビン排紙センサの立ち下がりをチェックし
(ステップS874)、立ち下がっていればタイマ1お
よびタイマ2をスタートさせ(ステップS875)、原
稿枚数データに1加算し(ステップS876)、枚数デ
ータ、原稿リターンOKフラグを複写機本体3側に送信
する。また、前記ステップS873のチェックで原稿リ
ターンOKフラグが1でなければ、ピックアップソレノ
イド81を切り(ステップS878)、退避ソレノイド
を切り(ステップS879)、原稿リターンOKフラグ
を“1”にして(ステップS880)原稿枚数データを
クリアした(ステップS881)後、枚数データ、原稿
リターンOKフラグを複写機本体3側に送信する。
【0254】なお、タイマ1によって設定されるタイミ
ングは、図128のタイミングチャートに示すようにビ
ン排紙センサによってシートの通過が検知されてからピ
ックアップソレノイド81がONになるタイミングで、
タイマ2によって設定されるタイミングはピックアップ
ソレノイド81がONされている間のタイミングであ
る。
【0255】上記のようにして排出した後、排出された
ビン37上の原稿を揃える。この処理は図126のフロ
ーチャートに示すようにタイマ2がスタートし(ステッ
プS891)、タイマ1がカウントアップしたことを確
認して(ステップS892)ピックアップソレノイド8
1をONし(ステップS893)原稿をビンフェンス1
23側に寄せ、タイマ2で予め設定された時間が経過す
ると(ステップS894)ピックアップソレノイド81
を切り(ステップS895)、タイマ1およびタイマ2
を止めてクリアする(ステップS896)ものである。
【0256】また、この処理を行なう場合には、図12
7のフローチャートに示すように、原稿リターンフラグ
をチェックし(ステップS901)、原稿の排紙が終了
していない場合、モード受信データをチェックし(ステ
ップS902)、モード受信データが“5”か“6”で
なければ、ピックアップコロ73を使用するモードでは
ないので、退避ソレノイド93をONしてピックアップ
コロ73をビン37間から退避させる。
【0257】なお、フィニッシャ11からRDH9に原
稿を搬送する際、サイズの検知と原稿反転を行なう。サ
イズの検知はフィニッシャ11からRDH9の搬送路中
の任意の位置に設けたセンサによって前述の8.9の項
で説明した図91のフローチャートにしたがって行なわ
れる。原稿の反転は、2.2,9.2の項で図17、図
18および図19を参照して説明したように行なわれ
る。
【0258】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、原稿を原稿給送手段に受け渡す原稿押圧搬送手段
は自動原稿給送装置にただ一つ設ければ良く、原稿押圧
搬送手段は原稿を押圧しながら作動するので、小型で構
成することが可能になり、かつ、確実に原稿の原稿載置
台からの搬送が可能になる。また、原稿載置台と画像形
成済み転写紙の収容手段を共用できるので、装置を小型
化することができる。また、原稿の給送、排送および画
像形成済み転写紙の排出に際し、給紙口と排紙口を1つ
の開口部で共用できるので、原稿ジャムや転写紙ジャム
など原稿および転写紙の搬送に伴う障害の発生箇所が少
なくなり、操作性の向上を図ることができる。さらに、
原稿押圧搬送手段は、原稿搬送時のみ原稿を原稿載置台
に向けて押圧して原稿を搬送し、原稿および画像形成済
み転写紙を排紙するときには排紙の邪魔にならない位置
に後退するので、原稿ジャムや転写紙ジャムなど原稿お
よび転写紙の搬送に伴う障害の発生を抑制することがで
きる。
【0259】
【0260】
【0261】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る複写機の内部構造を示す概略構成
図である。
【図2】実施例に係るフィニッシャの内部構造を示す概
略構成図である。
【図3】給排紙部のピックアップコロ部の接離動作を示
す動作説明図である。
【図4】給排紙部のピックアップコロ部における転写紙
の排紙動作を示す動作説明図である。
【図5】給排紙部のピックアップコロ部における原稿の
排紙動作を示す動作説明図である。
【図6】給排紙部のピックアップコロ部における原稿の
給紙動作を示す動作説明図である。
【図7】給排紙部のピックアップコロ部の機構を示す要
部平面図である。
【図8】給排紙部における退避レバーの動作を示す動作
説明図で、退避ソレノイドがON状態でピックアップア
ームが退避した状態を示す。
【図9】給排紙部における退避レバーの動作を示す動作
説明図で、退避ソレノイドがOFF状態でピックアップ
アームがビン間に進出した状態を示す。
【図10】ソータの前側板の開口部とピックアップコロ
駆動軸の移動状態を示す動作説明図である。
【図11】給排紙部のピックアップコロのシートに対す
る接離動作を示す動作説明図である。
【図12】ビンストッパの駆動機構を示す要部平面図で
ある。
【図13】ビンストッパの駆動機構を示す要部側面図で
ある。
【図14】ビンの駆動機構におけるヘリカルホイールと
ビンとの関係を示す要部側面図である。
【図15】ビンの駆動機構におけるヘリカルホイールと
ビンとの関係を示す要部平面図である。
【図16】ビンの駆動機構におけるガイド溝とビンとの
関係を示す要部側面図である。
【図17】フィニッシャの原稿反転部の内部構造を示す
概略構成図である。
【図18】原稿反転部において原稿が反転ガイド板方向
に搬送される状態を示す動作説明図である。
【図19】原稿反転部において原稿が反転ガイド板から
RDH方向に搬送される状態を示す動作説明図である。
【図20】RDHから排紙された原稿が原稿反転部から
ビン側へ搬送される状態を示す動作説明図である。
【図21】ステープルトレイの構成を示す概略構成図で
ある。
【図22】ステープルトレイにおけるビンフェンスの動
作と寄せコロの動作を示す動作説明図である。
【図23】ステープルトレイにおけるジョガーフェンス
ならびにその駆動機構を示す要部斜視図である。
【図24】ステープルトレイにおけるジョギング動作を
説明するための動作説明図である。
【図25】ステープルトレイにおけるジョギング動作を
説明するための動作説明図である。
【図26】ステープルトレイにおけるジョギング動作を
説明するための動作説明図である。
【図27】RDHの内部構造を示す概略構成図である。
【図28】RDHのターンローラ周りの内部構造を示す
要部拡大図である。
【図29】RDHの圧板のロック機構を示す要部拡大図
である。
【図30】通常コピー時の転写紙の流れを示す説明図で
ある。
【図31】両面コピーモードにおける表面コピーの転写
紙の流れを示す説明図である。
【図32】ソートモードおよびスタックモードにおける
転写紙の流れを示す説明図である。
【図33】ステープルモード時に転写紙をステープルト
レイへスタックするときの転写紙の流れを示す説明図で
ある。
【図34】ステープルモード時に転写紙をステープルト
レイから排出するときの転写紙を流れを示す説明図であ
る。
【図35】片面原稿モードにおける原稿給紙時の原稿の
流れを示す説明図である。
【図36】片面原稿モードにおける原稿排紙時の原稿の
流れを示す説明図である。
【図37】両面原稿モードにおける原稿給紙時の原稿の
流れを示す説明図である。
【図38】両面原稿モードにおける原稿給紙時の原稿の
流れを示す説明図である。
【図39】両面原稿モードにおいて片面を露光した原稿
を反転させてコンタクトガラス上に搬送するときの原稿
の流れを示す説明図である。
【図40】原稿枚数カウントモードにおいて原稿を引き
出した状態を示す説明図である。
【図41】原稿枚数カウントモードにおいて原稿を戻す
状態を示す説明図である。
【図42】フィニッシャからRDHへの原稿給送時の原
稿の流れを示す説明図である。
【図43】RDHからフィニッシャへの原稿排出時の原
稿の流れを示す説明図である。
【図44】複写機本体の概略的な制御ブロック図の一部
であって操作部とAC制御系を示し、図45および図4
6と一体で一つの制御ブロック図を構成する。
【図45】複写機本体の概略的な制御ブロック図の一部
であって複写工程の制御系を示し、図44および図46
と一体で一つの制御ブロック図を構成する。
【図46】複写機本体の概略的な制御ブロック図の一部
であって光学系の制御系を示し、図44および図45と
一体で一つの制御ブロック図を構成する。
【図47】フィニッシャの制御系を示すブロック図であ
る。
【図48】RDHの制御系を示すブロック図であり、図
49と一体で一つの制御ブロック図を構成する。
【図49】RDHの制御系を示すブロック図であり、図
48と一体で一つの制御ブロック図を構成する。
【図50】キー入力時の制御手順を示すフローチャート
であり、図51および図52と一体で一つのフローチャ
ートを構成する。
【図51】キー入力時の制御手順を示すフローチャート
であり、図50および図52と一体で一つのフローチャ
ートを構成する。
【図52】キー入力時の制御手順を示すフローチャート
であり、図50および図51と一体で一つのフローチャ
ートを構成する。
【図53】ステープル可・不可をチェックするステープ
ルチェックの処理手順を示すフローチャートである。
【図54】置数入力時のソートのビン数の最大値をチェ
ックするソートMAXチェックの処理手順を示すフロー
チャートで、図55と一体で一つのフローチャートを構
成する。
【図55】置数入力時のソートのビン数の最大値をチェ
ックするソートMAXチェックの処理手順を示すフロー
チャートで、図54と一体で一つのフローチャートを構
成する。
【図56】置数入力時のスタックするビン数の最大値を
チェックするスタックMAXチェックの処理手順を示す
フローチャートである。
【図57】原稿枚数がステープルできる最大枚数、ビン
に収容できる最大枚数を越えたときのMAXチェックの
処理手順を示すフローチャートで、図58と一体で一つ
のフローチャートを構成する。
【図58】原稿枚数がステープルできる最大枚数、ビン
に収容できる最大枚数を越えたときのMAXチェックの
処理手順を示すフローチャートで、図57と一体で一つ
のフローチャートを構成する。
【図59】RDHの接続チェックの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図60】フィニッシャの接続チェックの処理手順を示
すフローチャートである。
【図61】フィニッシャからRDHへの原稿給送の処理
手順を示すフローチャートで、図62と一体で一つのフ
ローチャートを構成する。
【図62】フィニッシャからRDHへの原稿給送の処理
手順を示すフローチャートで、図61と一体で一つのフ
ローチャートを構成する。
【図63】フィニッシャからRDHに原稿を給送した際
の給送終了の処理手順を示すフローチャートである。
【図64】RDH上に直接原稿を置いてコピーする際に
実行されう原稿枚数カウント処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図65】コピージョブ開始の処理手順を示すフローチ
ャートで、図66と一体で一つのフローチャートを構成
する。
【図66】コピージョブ開始の処理手順を示すフローチ
ャートで、図65と一体で一つのフローチャートを構成
する。
【図67】フィニッシャのビン、トレイへの転写紙の排
出数をカウントする処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図68】ステープルトレイ上の転写紙をステープルす
る動作を実行させる処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図69】ステープル動作を終了させる処理手順を示す
フローチャートである。
【図70】RDHから原稿を排出させる処理手順を示す
フローチャートで、図71と一体で一つのフローチャー
トを構成する。
【図71】RDHから原稿を排出させる処理手順を示す
フローチャートで、図70と一体で一つのフローチャー
トを構成する。
【図72】原稿排出動作を終了させる処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図73】予約モード時と通常複写時の状態を比較した
図である。
【図74】複写機本体の操作部を示す要部平面図であ
る。
【図75】予約モードの設定の処理手順を示すフローチ
ャートで、図76、図77、図78および図79と一体
で一つのフローチャートを構成する。
【図76】予約モードの設定の処理手順を示すフローチ
ャートで、図75、図77、図78および図79と一体
で一つのフローチャートを構成する。
【図77】予約モードの設定の処理手順を示すフローチ
ャートで、図75、図76、図78および図79と一体
で一つのフローチャートを構成する。
【図78】予約モードの設定の処理手順を示すフローチ
ャートで、図75、図76、図77および図79と一体
で一つのフローチャートを構成する。
【図79】予約モードの設定の処理手順を示すフローチ
ャートで、図75、図76、図77および図78と一体
で一つのフローチャートを構成する。
【図80】RDHがリフトアップされているかどうかの
チェックの手順を示すフローチャートである。
【図81】RDHの給紙位置上に原稿が存在するかどう
かのチェックの手順を示すフローチャートである。
【図82】RDHのリフトアップ時のクリア処理の手順
を示すフローチャートである。
【図83】マルチジョブ対応処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図84】RDHをリフトアップしたときの原稿の落下
やずれを防止する処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図85】RDHに直接置かれた原稿をコピーするとき
の原稿枚数のカウントの処理手順を示すフローチャート
である。
【図86】原稿をRDHからコンタクトガラス上にフィ
ードインするフィードイン処理とコンタクトガラス上の
原稿をRHDにフィードアウトするフィードアウト処理
の処理手順を示すフローチャートで、図87と一体で一
つのフローチャートを構成する。
【図87】原稿をRDHからコンタクトガラス上にフィ
ードインするフィードイン処理とコンタクトガラス上の
原稿をRHDにフィードアウトするフィードアウト処理
の処理手順を示すフローチャートで、図86と一体で一
つのフローチャートを構成する。
【図88】原稿をフィードインするタイミングを示すタ
イミングチャートで、図89および図90のタイミング
チャートと一体で、原稿のフィードイン処理およびフィ
ードアウト処理のタイミングを示す。
【図89】原稿のフィードインとフィードアウトを並行
して行なうときのタイミングを示すタイミングチャート
で、図88および図90のタイミングチャートと一体
で、原稿のフィードイン処理およびフィードアウト処理
のタイミングを示す。
【図90】原稿をフィードアウトするタイミングを示す
タイミングチャートで、図88および図89のタイミン
グチャートと一体で、原稿のフィードイン処理およびフ
ィードアウト処理のタイミングを示す。
【図91】原稿のサイズ検知処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図92】原稿幅検知センサおよびレジスト検知センサ
の取付位置と原稿のサイズの関係を示す説明図である。
【図93】RDHのジョガーフェンスのホームリターン
の処理手順を示すフローチャートである。
【図94】RDHのジョガーのジョギング待機処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図95】RDHにおける原稿のジョギング処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図96】RDHにおける原稿のジョギング処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図97】図96のフローチャートにしたがって処理す
るときのタイミングを示すフローチャートである。
【図98】RDHからフィニッシャに原稿を排出すると
きの処理手順を示すフローチャートで、図99と一体で
一つのフローチャートを構成する。
【図99】RDHからフィニッシャに原稿を排出すると
きの処理手順を示すフローチャートで、図98と一体で
一つのフローチャートを構成する。
【図100】フィニッシャからRDHへ原稿を給送する
ときの前処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図101】フィニッシャからRDHへの原稿給送処理
の手順を示すフローチャートである。
【図102】フィニッシャからRDHへの原稿給送処理
の手順を示すフローチャートである。
【図103】フィニッシャのイニシャル処理の手順を示
すフローチャートである。
【図104】フィニッシャのモータONの処理手順を示
すフローチャートである。
【図105】フィニッシャのモータONの処理手順を示
すフローチャートである。
【図106】ステープルトレイに設けたジョガーフェン
スのホームポジションへのリターン処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図107】ステープルトレイに設けたジョガーフェン
スの待機処理の手順を示すフローチャートで、図108
と一体で一つのフローチャートを構成する。
【図108】ステープルトレイに設けたジョガーフェン
スの待機処理の手順を示すフローチャートで、図107
と一体で一つのフローチャートを構成する。
【図109】ステープルトレイでのジョギング処理の手
順を示すフローチャートである。
【図110】ステープルトレイでのジョギング処理の手
順を示すフローチャートで、図111と一体となって一
つのフローチャートを構成する。
【図111】ステープルトレイでのジョギング処理の手
順を示すフローチャートで、図110と一体となって一
つのフローチャートを構成する。
【図112】ステープル処理の手順を示すフローチャー
トで、図113および図114と一体で一つのフローチ
ャートを構成する。
【図113】ステープル処理の手順を示すフローチャー
トで、図112および図114と一体で一つのフローチ
ャートを構成する。
【図114】ステープル処理の手順を示すフローチャー
トで、図112および図113と一体で一つのフローチ
ャートを構成する。
【図115】搬送路の切換処理の手順を示すフローチャ
ートで、図116と一体で一つのフローチャートを構成
する。
【図116】搬送路の切換処理の手順を示すフローチャ
ートで、図115と一体で一つのフローチャートを構成
する。
【図117】ビンのアップ/ダウン動作の処理手順を示
すフローチャートである。
【図118】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をフィニッシャ側からRDH側に搬送する処理手順を
示すフローチャートで、図119および図120と一体
となって一つのフローチャートを構成する。
【図119】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をフィニッシャ側からRDH側に搬送する処理手順を
示すフローチャートで、図118および図120と一体
となって一つのフローチャートを構成する。
【図120】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をフィニッシャ側からRDH側に搬送する処理手順を
示すフローチャートで、図118および図119と一体
となって一つのフローチャートを構成する。
【図121】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をフィニッシャ側からRDH側に搬送する処理手順を
示すフローチャートである。
【図122】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をフィニッシャ側からRDH側に搬送する処理手順を
示すフローチャートで、図123と一体となって一つの
フローチャートを構成する。
【図123】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をフィニッシャ側からRDH側に搬送する処理手順を
示すフローチャートで、図122と一体となって一つの
フローチャートを構成する。
【図124】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をフィニッシャ側からRDH側に搬送するときのピッ
クアップソレノイドの励磁タイミングと給紙用クラッチ
のON/OFFタイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図125】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をRDH側からフィニッシャ側に排紙する処理手順を
示すフローチャートである。
【図126】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をRDH側からフィニッシャ側に排紙するときのタイ
マ1,2とピックアップソレノイドの駆動手順を示すフ
ローチャートである。
【図127】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をRDH側からフィニッシャ側に排紙するときのピッ
クアップコロの退避手順を示すフローチャートである。
【図128】複写機本体側からのデータ受信に応じて原
稿をRDH側からフィニッシャ側に排紙するときのビン
排紙センサの検知タイミングとピックアップソレノイド
のON/OFFタイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
11フィニッシャ 33 ソータ 37 ビン 41 給排紙部 45 原稿搬送路 67 ピックアップレバー 68 支軸 69 係合溝 71 ピン 73 ピックアップコロ 75 ピックアップアーム 78 係合溝 79 退避レバー 81 ピックアップソレノイド 83,84 給排紙ローラ 85 ビンストッパ 86 搬送コロ 87 ビンストッパソレノイド 93 退避ソレノイド 99 ピックアップコロ駆動軸 107 回転軸 117 戻しスプリング 123 ビンフェンス 131 立ち上がり部 133 当接部 137 ヘリカルホイール 141 ガイド溝 143 ビン駆動軸 145 螺旋状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 圭一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 野村 俊秀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭60−244722(JP,A) 特開 平3−163467(JP,A) 特開 昭57−178261(JP,A) 特開 昭63−82249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 107 G03G 15/00 534 G03B 27/58 - 27/64 B65H 3/44 B65H 39/11 B65H 83/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる原稿を同時に載置できる複数の原
    稿載置台と、 原稿載置台側から原稿を原稿搬送装置側に給送し、原稿
    搬送装置によって露光位置に搬送され露光が終了した原
    稿を前記原稿搬送装置側から前記原稿載置台側に排送す
    る共通の搬送路を含む原稿給排送手段と、 原稿載置台を順次間欠的に移動させ、原稿給送時には原
    稿載置台を原稿給送手段に対向する原稿搬送位置まで前
    進させ、前記原稿搬送装置側からの原稿排送時および画
    像形成装置側からの画像形成済み転写紙受け入れ時に
    は、前記原稿載置台を前記共通の搬送路の端部に位置す
    る前記画像形成済み転写紙の排紙口を兼ねる原稿の給排
    紙口の下方に位置させる原稿載置台移動手段と、 原稿給送時、原稿載置台に載置された原稿を原稿載置台
    に向けて押圧して原稿を原稿給送手段側に搬送し、露光
    済み原稿および画像形成済み転写紙を排紙するときには
    前記原稿載置台上から後退する原稿押圧搬送手段と、 を備えた自動原稿給送装置。
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