JP3193331B2 - 換気ケージ・ラックシステム - Google Patents

換気ケージ・ラックシステム

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JP3193331B2
JP3193331B2 JP29312097A JP29312097A JP3193331B2 JP 3193331 B2 JP3193331 B2 JP 3193331B2 JP 29312097 A JP29312097 A JP 29312097A JP 29312097 A JP29312097 A JP 29312097A JP 3193331 B2 JP3193331 B2 JP 3193331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広くは換気ケージ・
ラックシステムに関し、より詳しくは、ラック内のケー
ジ密度および各ケージ内の有効体積の両方を最大にする
と同時に、システムに入る従業者およびケージ内に収容
される動物の両者を保護する開放ラックシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】換気ケージ・ラックシステムは当該技術
分野において良く知られている。このような換気ケージ
・ラックシステムの1つがLab Products, Inc.の所有す
る米国特許第4,989,545 号に開示されており、この開放
ラックシステムは、各々が空気プレナムとして形成され
た複数の棚を有している。換気は、空気が各棚内でラッ
ク内の複数の所定位置に移動できるようにすることによ
り、各ケージ内の動物への換気が直接的に行なわれる。
棚には、フィルタボンネットを備えた少なくとも1つの
ケージレベルが配置されており、ボンネットに隣接して
位置する空気を棚が取り出すことができるようになって
いる。ケージガイドが、ボンネットとほぼ同じ形状に形
成されており、かつ、棚の底に取り付けられていて、バ
リヤケージが換気ラック内に配置されるとバリヤケージ
がケージガイド内に配置されるようになっている。ケー
ジガイドは、ボンネットから比較的小さい距離で分離さ
れている。ケージボンネットの上方からガスを取り出す
ことが出来るように、空気プレナム棚には負圧が作用し
ている。
【0003】従来技術による換気ケージ・ラックシステ
ムは満足できるものであったが、各棚が空気プレナムと
して作用するので、空気が棚を通って移動できるように
するには、各棚はラック内に或る高さを必要とする。従
って、各棚と、各棚の下に取り付けられたケージガイド
とを結合した高さは、ラック内のケージの垂直重ね密度
を制限する。なぜならば、ケージの各列が、少なくとも
この結合高さだけラック内の隣接列から垂直方向に分離
されているからである。換気ケージ・ラックシステム内
で使用される動物ケージ用フィルタキャップも当業界に
おいて知られている。このような1つのフィルタキャッ
プが、Lab Products, Inc.の所有する米国特許第4,640,
228 号に開示されており、このフィルタキャップでは、
孔穿き頂部を備えたキャップ本体が設けられている。濾
材のシートが、リテーナと、キャップ本体の孔穿き頂壁
の下面との間にサンドイッチされている。リテーナは、
キャップ本体の頂壁の下面に接触して配置される濾材と
ぴったり当接してキャップ本体内に着脱可能に取り付け
られる。リテーナは、幅狭の境界部分と、一体中央部で
交差する平らなクロスアームとを有している。
【0004】従来技術のこのフィルタキャップは満足で
きるものであった。しかしながら、リテーナがキャップ
本体の内部でキャップ本体に固定されているので、動物
をケージ内に入れたままフィルタを交換することはでき
ない。なぜならば、リテーナを取り外してフィルタを交
換するには、フィルタキャップ全体をケージから取り外
す必要があるからである。また、リテーナは実質的に開
放しているので、フィルタの下面は、フィルタに損傷を
与える虞のあるケージ内の動物に露出されており、フィ
ルタが使用不能になりかつ汚染されるため、フィルタ保
護用のワイヤバー蓋等の付加構造を必要とする。Lab Pr
oducts, Inc.の所有する米国特許第4,480,587 号には、
他のこのようなフィルタキャップが開示されており、こ
のフィルタキャップでは、棚およびクロスアームが設け
られた開放頂部を有するキャップ本体が設けられてい
る。フィルタは、この上に配置される保護板部材により
キャップ本体に対して着脱可能に固定され、保護板部材
は、該板部材、フィルタおよびキャップ本体の孔に通さ
れるねじボルトのような複数の緊締具を用いて棚および
クロスアームに緊締されかつそれぞれのナットにより固
定される。
【0005】従来技術のこのフィルタキャップも満足で
きるものであった。しかしながら、それぞれの保護板を
キャップ本体に取り付けるのに別々の緊締具を使用して
いるので、フィルタの交換を行なう従業者は、保護板を
取り外してフィルタを解放させるのに特殊工具を使用す
る必要がある。このような工具の使用は、別途費用を要
しかつ手間のかかるものである。また、キャップ本体は
実質的な開頂部を有しているので、この設計でのフィル
タの下面も、フィルタに損傷を与えて使用不能にする虞
のあるケージ内の動物から保護されていない。また、実
質的な開頂部を有する構造であるため、動物をケージ内
に入れたままフィルタの交換を行なうことはできない。
開頂部から動物が逃げてしまう可能性があるからであ
る。一般に、給餌および試験のための動物へのアクセス
および掃除、メインテナンスおよび輸送のためのケージ
へのアクセスを行なうには、ラックシステム内のケージ
をラックシステムから取り出さなくてはならない。しか
しながら、空気および水をケージに供給するには、ラッ
クの空気供給源および/または水供給源をケージに連結
する必要がある。この条件を満たすため従来技術におい
て知られていることは、各ケージの弁をカップリングシ
ステムを介して空気プレナムおよび/または水プレナム
に連結する構造にすることである。このようなシステム
では、ケージの後部に設けられたカップリングがプレナ
ムに設けられたカップリングに連結されるまでケージを
ラックに押し付けることにより、各ケージがプレナムに
連結される。カップリングは、単にケージをラックから
引き出すことにより分離され、これにより、プレナムカ
ップリング内の弁が閉じ、水および/または空気の散乱
および汚染を防止する。このような1つのシステムが、
Lab Products, Inc.の所有する米国特許第5,042,429 号
に開示されている。これらの従来技術による動物ケージ
ラックシステムは、摩擦嵌合によりカップリング間の連
結を維持している。これらのカップリングは満足できる
ものであるが、ケージがラック内に適正に設置されない
場合、または使用中に不意にぶつけられると、カップリ
ングの一部または全部が外れてしまうことがあり、この
ような場合には、水弁が作動せず、ケージが水浸しにな
ってしまう。
【0006】ロック機構は、ケージがひとたび適正に設
置されたならば、ケージがプレナムから不意に外れるこ
とを防止するように設計されている。しかしながら、従
来技術の設計は、大形で、取扱い難くかつ高価である。
また、現在のケージ・ラックシステムは、種々の長さを
もつケージをラック内に収容できなくてはならない。従
来技術のロック機構は、異なる長さのケージをラック内
に容易に固定ロックすることはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ラック内
でのケージの重ね密度を最大にする換気ケージ・ラック
システムを提供することが望まれている。また、動物を
ケージ内に入れたままフィルタを容易に交換できかつ使
用中のフィルタが動物から損傷を受けないように防止で
きる、換気ケージ・ラックシステムに使用される動物ケ
ージ用フィルタキャップを提供することも望まれてい
る。更に、オペレータが種々の長さのケージをラック内
にロックすることを可能にする簡単な動物ケージラック
ロック機構を提供することも望まれている。したがっ
て、本発明の目的は、ラック内でのケージの密度を最大
にする換気ケージ・ラックシステムを提供することにあ
る。
【0008】本発明の他の目的は、ラック内でケージを
位置決めしかつ支持するための別個の棚が不要であり、
従ってケージが占拠するラック内の空間比率を最大にす
る換気ケージ・ラックシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、棚を付加することなくラック内に
ケージを位置決めしかつ支持でき、かつラック内のケー
ジから吸引された排出空気を空気排出プレナムに案内し
て、従業者を汚染することなくまたはラック内のケージ
間の相互汚染を引き起こすことなく排出空気をラックか
ら除去できる、キャノピを備えた換気ケージ・ラックシ
ステムを提供することにある。本発明の他の目的は、容
易かつ迅速にフィルタの取付けおよび交換が行なえる開
放頂ケージ用フィルタキャップを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、動物をケージ内に入
れたままフィルタ交換ができかつフィルタ交換中に動物
が逃げることを防止できる開放頂ケージ用フィルタキャ
ップを提供することにある。本発明の他の目的は、ケー
ジ内の動物によりフィルタが損傷を受けることを防止で
きる開放頂ケージ用フィルタキャップを提供することに
ある。本発明の他の目的は、フィルタの交換に特殊工具
を必要としない開放頂ケージ用フィルタキャップを提供
することにある。本発明の他の目的は、異なるサイズの
複数のケージをラック内にロックできるロック機構を提
供することにある。本発明の他の目的は、最小の労力お
よび最小の部品点数で、ラック内のケージの容易かつ迅
速なロッキングおよびアンロッキングを可能にするロッ
ク機構を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、容易に視認できかつ
ケージがラック内に適正に固定されているか否かをオペ
レータが容易に判断できる、ラック内のケージをロック
するためのロック機構を提供することにある。本発明の
他の目的および利点は自明であり、明細書および図面か
ら明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】概略的にいえば、本発明
によれば、ラック内でのケージ密度を最大にする換気ケ
ージ・ラックシステムが提供される。ラック内は少なく
とも1つの空気排出プレナムを有し、ラック内には少な
くとも1つのキャノピが配置されている。キャノピは、
第1ケージをキャノピの上方でラック内に支持しかつ第
2ケージの頂部とキャノピとの間にギャップが維持され
るように第2ケージをキャノピの下方に位置決めでき、
これにより、空気が、第2ケージの内部から、第2ケー
ジの頂部を通って空気排出プレナム内に吸引されかつ周
囲の空気が第2ケージの頂部を横切って空気排出プレナ
ム内に吸引される。概略的にいえば、本発明による換気
ケージ・ラックシステムは、更に、動物ケージを備え、
該動物ケージは、前記動物ケージの頂部に嵌まり、前記
動物ケージの頂部を覆うように寸法決めされた本体部分
を有し、該本体部分は、頂壁と、側壁と、端壁とを有
し、前記頂壁と前記側壁と前記端壁とが内部を構成し、
前記本体部分の前記内部に配置され、前記本体部分の前
記頂壁の少なくともかなりの部分にわたって延びる空気
フィルタと、前記空気フィルタを前記頂壁に当接させて
着脱可能に固定維持するために前記本体部分の前記内部
に配置されたフィルタリテーナとを備え、前記空気フィ
ルタは、前記フィルタリテーナと前記本体部分との間に
配置され、前記リテーナは境界部分を含み、前記空気フ
ィルタは、前記リテーナが前記本体部分の前記内部領域
に着脱可能に固定されたときに、前記境界部分と、前記
本体部分の前記頂壁の部分によって所定位置に保持され
るのがよい。
【0012】概略的にいえば、本発明による換気ケージ
・ラックシステムは、更に、前記ラックシステム内にケ
ージをロックするための部材を備え、ケージをロックす
るための前記部材は、スライド経路に沿って前記ラック
システムの中に挿入することが可能であり、或いは、ス
ライド経路に沿って前記ラックシステムから取り出すこ
とが可能であり、ケージをロックするための前記部材
は、更に、基礎部材と、前記基礎部材に対して回転可能
に取り付けられた拘束部材とを有し、該拘束部材は、第
1端部と、前記拘束部材の前記第1端部に配置された足
とを有し、前記拘束部材は、少なくとも、所定長さの第
1ケージを前記ラックシステム内にロックする第1位置
と、第1ケージとは異なるサイズの第2ケージを前記ラ
ックシステム内にロックする第2位置との間で回転でき
るのがよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、以下に説明する構造に
例示しかつ特許請求の範囲に記載する要素の組合せおよ
び部品構成の特徴を有する。本発明の理解を完全なもの
とするため、添付図面に関連して述べる以下の説明を参
照されたい。先ず図1〜図3を参照すると、ここには、
本発明に従って構成された換気ケージ・ラックシステム
(その全体を参照番号10で示す)が示されている。換
気ケージ・ラックシステム10は、左側壁11、右側壁
13、頂部15および底部17を備えた開放ラック12
を有している。頂部15と底部17との間には、複数の
ポスト19が互いに平行に配置されている。垂直ポスト
19は幅狭であるのが好ましく、ラック12の前部から
後部へと延びる壁で構成するか、各ポストを2つの垂直
部材で構成し、一方をラック12の前部または前部近く
に配置しかつ他方をラック12の後部または後部近くに
配置することができる。
【0014】換気ケージ・ラックシステム10はまた、
ラック12の実質的に後部で、左側壁11と右側壁13
との間で交互にかつ互いに平行に配置された複数の空気
供給プレナム40および空気排出プレナム42を有して
いる。空気は、ブロワ44により空気供給導管46を介
して空気供給プレナム40内に送給され、空気供給導管
46は、ラック12の側壁を通って各空気供給プレナム
40に連通している。ブロワ44には、濾過空気をラッ
ク12に供給するための空気フィルタを設けるのが好ま
しい。空気は、空気は、真空ポンプ48により空気排出
導管50を介して空気排出プレナム42から吸引され、
空気排出導管50は、ラック12の側壁を通って各空気
排出プレナム42に連通している。ラック12内には複
数のケージレベルバリヤケージ(ケージ20)を配置で
きる。各ケージ20は、直立側壁23を備えたガス不透
過性底部22と、フィルタキャップ24とからなる。フ
ィルタキャップ24には、底部22の上端部から延びた
オーバーハング(張出し部)26を設けることができ
る。フィルタキャップ24は、以下に詳述するフィルタ
キャップが好ましいが、Lab Products, Inc.の所有する
米国特許第4,480,587 号および第4,640,228 号に開示さ
れているような当業界において知られているフィルタキ
ャップを使用することもできる。
【0015】ケージ20は、全体を参照番号30で示す
キャノピによりラック12内に配置される。各キャノピ
30は、この下のケージ20bを覆う。従って、各キャ
ノピ30は、ケージ20bのフィルタキャップ24を実
質的に包囲するような形状を有しかつ配置されると同時
に、フィルタキャップ24の頂部25とキャノピ30と
の間に小さなギャップhを維持する。ギャップhは、キ
ャノピ30とフィルタキャップ24との間でのガスの移
動を可能にするのに充分な大きさにすべきであり、例示
の実施形態では、ギャップhは3/16〜1/4インチ
である。キャノピ30は、フィルタキャップ24と同じ
輪郭を有しかつフィルタキャップ24のオーバーハング
26上にオーバーラップし、ケージ20bの底部22側
壁23に対して引張り嵌合を創出するのが好ましい。
【0016】キャノピ30は、互いに隣接する各対のポ
スト19の間、左側壁11とこれに隣接するポスト19
との間、または右側壁13とこれに隣接するポスト19
との間において、ラック12内で平行列をなして配置さ
れる。各キャノピ30は、ラック12内でキャノピ30
の上に第1ケージ20aを支持しかつラック12内でキ
ャノピ30の下に、第2ケージ20bの第1キャップ2
4を覆う。第1ケージ20aの底部22は、対応するキ
ャノピ30の頂部上に載る。もちろん、ラック12の頂
列に配置されるキャノピ30は、これらの上にケージ2
0を支持することはなく、また、ラック12の底列に配
置されるケージ20はラック12の底部17により支持
されるのが好ましい。ラック12内に配置されると、ケ
ージ20は、ケージカップリング52を介して空気供給
プレナム40と連通する。このようなケージカップリン
グは当業界において知られており、例えばLab Product
s,Inc.の所有する米国特許第4,989,545 号及び第5,042,
429 号に開示されている。空気供給プレナム40には、
当業界で知られているように、ケージカップリング52
を介して、水をケージ20に供給する手段を設けること
もできる。キャノピ30は、透明プラスチックのよう
に、実質的に剛性である軽量透明材で構成するのが好ま
しい。このような透明プラスチックキャノピは、ラック
システム10内のケージ20の高い可視性を与え、か
つ、ラックシステム10の全重量を軽減する。
【0017】とくに図3に示されるように、ケージ20
は、ラック12内に配置されかつケージカップリング5
2を介して空気供給プレナム40に連結される。ブロワ
44は、空気を矢印Aの方向で空気供給プレナム40内
に送給し、これにより、空気は、ケージカップリング5
2を介して矢印Bの方向でケージ20内に送給され、ケ
ージ20内の動物に空気を供給する。真空ポンプ48
は、空気を矢印Cの方向で空気排出プレナム42から吸
引し、これにより、空気排出プレナム42内に負圧を創
出する。キャノピ30が取り付けられかつギャップhと
連通する位置より低い位置で、空気排出プレナム42に
はダクト43が形成されており、これによって、キャノ
ピ30の下の空気が空気排出プレナム42内に吸引さ
れ、キャノピ30により形成される空間内に負圧を生じ
させる。かくして、空気は、キャノピ30の下のケージ
20から、フィルタ頂部24を通り、矢印Dの方向で空
気排出プレナム42内に吸引される。ラック12が設置
される室からの空気も、矢印Eの方向で、キャノピ30
の開放前部からフィルタキャップ24の頂部25を通っ
て吸引される。
【0018】キャノピ30はオーバーハング26を備え
たフィルタキャップ30を有効に包囲するので、キャノ
ピ30は、フィルタキャップ30を、該フィルタキャッ
プが覆うケージ20の残部並びにラック12内のケージ
20の残部から有効に隔絶する。従って、ケージ20か
らオーバーハング26の回りまたは下を通るあらゆるガ
スは、ダクト43を通って空気排出プレナム42により
吸引されるまで、キャノピ30内に留まる。また、ケー
ジ20がキャノピ30内に配置されるとオーバーハング
26がキャノピ30内に収容されるので、互いに隣接す
るケージ間のガス交換による汚染が顕著に低減される。
キャノピ30およびフィルタ頂部24により形成される
小さな閉じ込め空間から空気が吸引される負圧空気排出
プレナムを用いた換気ケージ・ラックシステムを設ける
ことにより、開放換気ラックが提供され、該ラックはま
た従業者保護並びに動物保護を行なう。
【0019】図3に示されるように、キャノピ30の第
1実施形態(その全体を、参照番号30aで示す)は頂
板31aを有している。頂板31aは、少なくともキャ
ノピ30aの下に配置されるケージ20のフィルタキャ
ップ24の長さで並びに少なくともキャノピ30aの上
に配置されるケージ20の底部の前端部まで、ダクト4
3の上で空気排出プレナム42から延びている。頂板3
1aは、フィルタキャップ24を備えたケージ20自体
と同じ長さであるのが好ましい。また、キャノピ30a
は左側板33aおよび右側板35aを有し、各側板は、
頂板31aの対向側縁部32a、34aから実質的に垂
直に垂下している。側板33a、35aは、フィルタキ
ャップ24の幅と実質的に同じか、僅かに大きい間隔
で、互いに隔てて配置されるのが好ましい。また、キャ
ノピ30aはリップ37a、39aを有し、各リップ3
7a、39aは、それぞれ、側板33a、35aからケ
ージ20に向かって垂直に延びている。リップ37a、
39aは、フィルタキャップ24のオーバーハング26
の少なくとも一部の下に位置するように配置される。リ
ップ37a、39aは頂板31aに対して実質的に平行
で、かつ、頂板31aから、フィルタキャップ24の高
さにギャップhを加えた長さと実質的に同じか僅かに大
きい距離を隔てた位置に配置されるのが好ましい。この
ように構成することによって、オーバーハング26から
逃散するあらゆるガスがリップ37a、39aによりキ
ャノピ30aに保持され、キャノピ30aの後部の空気
排出プレナム42のダクト43を通って吸引されるであ
ろう。
【0020】キャノピ30aは、ラック12の後部で空
気プレナム42に取り付けられかつラック12の前部で
2つのポスト19に取り付けられるのが好ましい。各ポ
スト19は垂直Tビームで構成するのが好ましい。Tビ
ームは、ラック12内へのケージ20の挿入方向に対し
て実質的に平行に配置された第1面19a(該面19a
は、矢印Eで示す方向に平行である)と、前記挿入方向
に対して、実質的に垂直に配置された第2面19bとを
有している。面19bの各側面には、キャノピ30aを
支持するためのノッチ19cが設けられている。ラック
12内でのケージ20の水平方向密度を最大にするた
め、ノッチ30aはできる限り面19aの近くまで延び
ているのが好ましく、かつ、ポスト19の面19aはラ
ック12の構造的支持を与えると同時にできる限り細く
形成するのが好ましい。このようなノッチ付きTビーム
をキャノピ30aの両側に設けることにより、キャノピ
30aは、その両側がラック12の前部によって支持さ
れる。本発明により、ポスト19の支持を行なう他の手
段を考えることができる。例えば、1本のノッチ付きT
ビームポスト19を使用し、ラックの前部でキャノピ3
0aの一方側のみを支持するか、キャノピ30aを、ケ
ージ挿入方向に平行に配置されかつラック12の頂部か
ら底部まで延びた垂直パネルに螺着することもできる。
【0021】図4および図5には、第2実施形態のキャ
ノピ(その全体を参照番号30bで示す)が示されてい
る。一体部材としてキャノピ30を形成する代わりに、
キャノピ30bは、頂板31bと、左右別個の側方ガイ
ド33b、35bとで構成されている。側方ガイド33
b、35bはそれぞれリップ37b、39bを有し、側
方ガイド33b、35bおよびリップ37b、39b
は、第1実施形態のキャノピ30aの側方ガイドおよび
リップと実質的に同じ機能を有する。頂板31bおよび
側方ガイド33b、35bは、第1実施形態のキャノピ
30aで説明したものと同じ態様で、空気排出プレナム
42およびポスト19に取り付けることができる。ま
た、各側方ガイド33b、35bには、フィルタキャッ
プ24に向かって延びているキャッチ36bが設けられ
ており、ケージ20がキャノピ30b内に配置される
と、フィルタキャップ24をケージ20の底部22上の
所定位置により正確に保持できるようになっている。キ
ャッチ36bは、フィルタキャップ24とケージ20の
底部22との間のシールを強化する。また、キャッチ3
6bは、ケージ内の動物がフィルタキャップ24を上方
に押し上げることを防止する。キャッチ36bは、フィ
ルタキャップ24と底部22との間のシールを包含して
もよく、また、ギャップhを閉じて、頂板31bとフィ
ルタキャップ24の頂部25との間のきれいな空気流を
乱すことができる。
【0022】図6および図7には、第3実施形態のキャ
ノピ(その全体を参照番号30cで示す)が示されてい
る。キャノピ30cは頂板31cを有し、該頂板31c
は、ラック12内の同列の全てのキャノピ30cのため
の頂板として機能する。キャノピ30c内に配置される
各ケージ20用の側方ガイド33c、35cが設けられ
ている。側方ガイド33c、35cには、頂板31cの
スロット38c内に整合されるタブ38cを設け、側方
ガイド33c、35cを頂板31cに溶接するのが好ま
しい。側方ガイド33c、35cは、これらの側方ガイ
ド33c、35cの間に配置されるケージ20に向かっ
て、突出するそれぞれの第1リップ37c、39cを有
し、かつ、頂板31cと協働してキャノピを形成する。
側方ガイド33c、35c並びにリップ37c、39c
は、第1実施形態のキャノピ30aの側方ガイドおよび
リップと実質的に同様に機能する。頂板31cおよび側
方ガイド33c、35cは、第1実施形態のキャノピ3
0aで説明したものと同じ態様で、空気排出プレナム4
2に取り付けることができる。また、各側方ガイド33
b、35bは、第1リップ37c、39cとは反対方向
に延びたそれぞれ第2リップ37c′、39c′を有し
ている。したがって、リップ37c′、39c′は、キ
ャノピ30cの左右に隣接するキャノピがラック12内
に存在する場合(すなわち、ラック12の左端列または
右端列内にキャノピ30cが存在しない場合を除く)
に、これらのキャノピのそれぞれに対応するリップ37
c、39cとして機能する。互いに隣接する2つのケー
ジ用の側方ガイドとして機能する単一構造とすることに
より、ラック12のキャノピ30cの水平方向間隔を小
さくすることができ、ラック12内のケージ20の水平
方向重ね密度を高めることができる。
【0023】図8および図9には、第4実施形態のキャ
ノピ(その全体を参照番号30dで示す)が示されてい
る。キャノピ30dは頂板31dを有し、該頂板31d
は、ラック12内の同列の全てのキャノピ30dのため
の頂板として機能する。キャノピ30dの下に配置され
る各ケージ20用の頂板31dを備えたキャノピを形成
するための側方ガイド33d、35dが設けられてい
る。側方ガイド33d、35dは、これらの側方ガイド
33d、35dの間に配置されるケージ20に向かって
突出するそれぞれの第1リップ37d、39dを有して
いる。側方ガイド33d、35dならびにリップ37
d、39dは、第1実施形態のキャノピ30aの側方ガ
イドおよびリップと実質的に同様に機能する。頂板31
dおよび側方ガイド33d、35dは、第1実施形態の
キャノピ30aで説明したものと同じ態様で、空気排出
プレナム42に取り付けることができる。また、各側方
ガイド33d、35dは、ラック12内の隣接キャノピ
の側方ガイドにぴったり背中合わせにして、好ましくは
溶接により取り付けられる。側方ガイドを頂板に取り付
けるためのフランジを設け、かつ互いに隣接する側方ガ
イドを互いに直接固定することにより、全体としてより
強力でかつ剛性があると同時にラック内のケージ密度を
最大にできるラック12が得られる。
【0024】したがって、各キャノピ30は、ラック1
2内でこの上にケージ20を支持する支持体として、並
びにラック12内でこの下のケージ20のフィルタキャ
ップ上のシュラウドであって、ケージからの排出空気並
びに周囲の空気を空気排出プレナム42内に案内するシ
ュラウドとして機能し、ケージ20をラック20内に位
置決めおよび支持するための棚を不要にする。この結
果、別個の棚を備えたラックにおけるよりも、ラック1
2内で垂直方向に互いに近接させてケージ20を配置で
き、これによりラック12内でのケージ20の重ね密度
を有効に増大させることができる。ここで図10〜図1
3を参照すると、本発明にしたがって構成された上記ケ
ージ20のような開放頂ケージ用フィルタキャップ(そ
の全体を、参照番号70で示す)が示されている。フィ
ルタキャップ70は、ケージ底部(その全体を参照番号
60で示す)の頂部をカバーするように構成されてい
る。ケージ底部60には、これと一体の側壁61、底壁
すなわち床(図示せず)および開放頂端部が形成されて
いる。壁は、剛性および耐久性を有し、動物を容易に検
査でき、高い衝撃強度を有し、かつ250 0F より低温
で機械洗浄すなわち自動加圧滅菌できるポリカーボネー
トなどの透明プラスチックで形成するのが好ましい。こ
のようなケージは、商業的に入手できかつ広く使用され
ている慣用的なケージである。木片(図示せず)のよう
な特定材料からなるベッドを床上に拡げることができ
る。ケージ底部60の開放頂部は、この周囲に連続的に
延びている周辺リップ63により境界が定められてい
る。ケージ底部60には、複数のケージ底部を図14に
示すように重ねるための付加構造支持体としてのコーナ
重ねタブ65を設けることもできる。
【0025】フィルタキャップ70は、全体として浅い
トレーまたはボックス状をなしかつ全体を参照番号80
で示すボンネットと、リテーナ100と、これらの間の
フィルタ99とからなる層構造として形成されている。
ボンネット80は、実質的な剛性を有するが、捩り力が
加えられたときに適度に撓み得る透明プラスチックで形
成するのが好ましい。図10〜図13に示すように、フ
ィルタキャップのボンネット80は孔穿き頂壁92を有
し、該孔穿き頂壁92は、フィルタキャップボンネット
80の頂部の回りを連続的に延びている周辺幅狭境界部
96と一体に成形されている。頂壁92には複数の孔9
4(好ましくは、全体として正方形で格子状配列をなす
孔)が設けられている。頂壁92からは、互いに対向対
をなすそれぞれの側壁82が実質的に垂直に垂下してい
る。ケージ底部60上にフィルタキャップ70を載置す
るための、ボンネット80に形成された面は、側壁82
からほぼ垂直に外方に延びている連続横方向周辺フラン
ジ88を有している。該横方向周辺フランジ88から
は、連続周辺フランジ90が垂下しており、ケージ底部
60の開放頂部を包囲している。フランジ90からは、
ボンネット80の重ね合わせを可能にするリブ86が延
びている。
【0026】図12に示されるように、フランジ90
は、ケージ底部60のリップ63から間隔を隔てて、該
リップ63を包囲しかつオーバーハングしている。かく
して、フィルタキャップボンネット80がケージ底部6
0から不意に外れてしまうことはなく、取り外すには持
ち上げて外さなくてはならない。フランジ90とリップ
63との間の間隙は、ケージ底部60上でのフィルタキ
ャップ70の僅かな移動を許容するに過ぎないものとす
べきことに留意されたい。しかしながら、周辺フランジ
88は、フィルタキャップ70とケージ底部60との間
にいかなる相対的横移動が生じてもリップ63との接触
状態を維持し、これによりフィルタキャップ70とケー
ジ底部60との間に「ペトリ皿」状の一体性を維持でき
る充分な横方向幅を有するのが好ましい。
【0027】フィルタキャップ70には、フィルタリテ
ーナ100も設けられている。フィルタリテーナ100
は、上記ボンネット80の特性と同じ特性(剛性は異な
る)をもつ材料で形成するのが好ましい。フィルタリテ
ーナ100は、空気フィルタ99を頂壁92の上面に当
接させて着脱可能に固定維持する。フィルタリテーナ1
00は、全体として平らな孔穿き頂壁104を有してい
る。頂壁104は、実質的に矩形の境界部分102を有
している。境界部分102の外縁部106は、一体成形
された側壁108に結合されている。側壁108は、境
界部分102から垂下し、かつ、頂壁104から連続し
て延びており、図12および図13に示されるようにフ
ィルタキャップボンネット80の側壁82にぴったり嵌
合する。側壁108からは、横方向の周辺フランジ11
0が延びている。フィルタリテーナ100のそれぞれの
コーナからは、構造的一体性を付与するリブ86が延び
ている。また、リブ86は、第1フィルタキャップ70
上の第2フィルタキャップ70の頂ボンネット80を位
置決めする重ね合わせガイドとして機能する。ボンネッ
ト80の境界部分96の上面には、互いに間隔を隔てて
一体成形された1対のリブ97、98が設けられてお
り、リブ97、98はボンネット80の周囲に連続して
延びている。各リブ97、98は、図12および図13
に示すように全体として凸状の断面を有し、これらのリ
ブは、互いに間隔を隔てた同様な形状の3つの一群のリ
ブ112、114、116(これらは、フィルタリテー
ナ100の境界部分102の底面118に一体成形され
ている)の間に突出するように配置されている。
【0028】好ましい実施形態では、空気フィルタ99
は、REEMAYの商標でDuPont社から市販されている
種類のスパンボンデッドポリエステルからなる薄シート
である。フィルタキャップの頂壁92の面積にほぼ等し
い面積をもつフィルタには、11〜13ミルのフィルタ
厚さで充分なことが判明している。空気フィルタ99
は、ここに説明する方法でフィルタキャップボンネット
80の上面に取り付けられかつフィルタリテーナ100
により所定位置に保持される。一例としてREEMAY
20 24が使用され、少なくともこれと同様な特性をもつ
任意の濾材を使用できる。フィルタキャップ70を組み
立てるには、空気フィルタ99がフィルタリテーナ10
0の頂壁104の底面に当接するように配置される。次
いで、フィルタキャップボンネット80が、フィルタリ
テーナ100の上に取り付けられる。リブ86、98、
112、114、116は、図12および図13に示す
ように、リブ97がリブ112とリブ114との間に突
出し、同時にリブ98がリブ114とリブ116との間
に突出するようにして相互ロックされる。したがって、
リブ97、98、112、114、116は、フィルタ
99を、頂壁92の上面に当接させて所定位置に固定保
持する機能をも有している。フィルタリテーナ100の
頂壁104には孔120が設けられており、該孔120
は、フィルタリテーナ100がボンネット80上に取り
付けられたときに、ボンネット80の頂壁92の孔94
と実質的に同延位置にありかつ該孔94と整合すること
が好ましい。頂壁92のメッシュ構造は、空気フィルタ
99が弛むことを防止しかつ空気フィルタ99を保持す
る。一方、フィルタリテーナ100は、フィルタ99を
頂壁92の上面に当接させて所定位置に固定保持する。
組み立てられたフィルタキャップ70では、孔穿き頂壁
104がフィルタ99上に載り、取扱い時に、フィルタ
が損傷を受けることおよびフィルタの移動または座屈を
防止する。一方、フィルタ99は、該フィルタ99をそ
の取付け位置に支持しかつフィルタ99を保護するボン
ネット80の孔穿き頂壁92上に平らに載置される。ま
た、指でフィルタに触れるとフィルタの一体性が破壊さ
れる。したがって、フィルタの両側の孔穿き壁は、取扱
い中に技術者がフィルタに触れることを防止しかつ動物
がフィルタに触れることも防止して、ワイヤバー蓋の必
要性をなくしかつケージの使用可能体積を増大させる。
【0029】フィルタリテーナ100は、フィルタキャ
ップボンネット80の側壁82の外面上に一体成形され
る小さな突出部すなわち戻り止め84により所定位置に
保持される。図11に示すように、ボンネット80の長
い方の各側壁82には4つの戻り止め84が間隔を隔て
て成形され、短い方の各側壁82には2つの戻り止め8
4が間隔を隔てて成形されている。各戻り止め84は、
図13に示すように、凸状すなわち弧状の自由端を有し
ている。同様に、フィルタリテーナ100の側壁108
には孔すなわちスロット122が形成されており、これ
らの孔すなわちスロットは、フィルタリテーナ100が
ボンネット80に取り付けられるときに戻り止め84を
ぴったり受け入れることができる配置および寸法を有し
ている。別の実施形態では、戻り止め84をフィルタリ
テーナ100の側壁108の内面上に形成し、一方、ス
ロット122をボンネット80の側壁82に形成するこ
ともできる。また、フィルタリテーナ100が、引張り
嵌めによりボンネット80に保持されるように、フィル
タリテーナ100の寸法を定めることができる。
【0030】戻り止め84は、ボンネット80に正確に
成形され、かつ周辺フランジ88の上面89から、フィ
ルタリテーナ100の一体周辺フランジ110の高さよ
り僅かに大きい距離だけ間隔を隔てている。空気フィル
タ99が、頂壁104の底面に当接して配置された後、
フィルタキャップボンネット80はフィルタリテーナ1
00の孔穿き頂壁104に向かって、フィルタリテーナ
100上に下方に移動され、戻り止め84がスロット1
22と係合できるようにする。フィルタリテーナ100
の側壁108は外方に撓み、これにより、スロット12
2がタブ84を乗り越え、図11から図13に示す取付
け位置にパチンと嵌合される。この取付け位置におい
て、横方向の周辺フランジ110の上面111は戻り止
め84の底面の下に保持され、これによって、リブ11
2、114、116により、境界部分102の底面(該
底面は空気フィルタ99の縁部の上面と係合しかつこの
フィルタ部分をフィルタキャップボンネットの境界部分
96のリブ97、98に対して押し付ける)上に拘束さ
れる。同時に、フィルタリテーナ100の孔穿き頂壁1
04のメッシュ構造が空気フィルタ99の上面と係合し
かつフィルタ99をボンネット80の頂壁92の上面に
対して確実に押し付ける。したがって、空気フィルタ9
9はフィルタリテーナ100と、ボンネット80の頂壁
92の上面との間にサンドイッチされ、かつ、戻り止め
84とフィルタリテーナ100のフランジ110との係
合により、この取付け位置に保持される。また、頂壁9
2のメッシュ構造は、ケージ内の動物と空気フィルタ9
9との間に剛性バリヤを形成することにより空気フィル
タ99を保護する。この目的のためには、孔94を充分
に小さくし、かつ頂壁92の厚さを充分に大きくして、
ケージ内の動物が空気フィルタ99に実質的な損傷を与
えることを防止するのが好ましい。かくして、フィルタ
キャップボンネット80、リテーナ部材100および空
気フィルタ99が取付け位置に確実に取り付けられ、こ
れにより、加圧滅菌または取扱い中にこれらが不意に外
れることはない。従って、組み立てられたフィルタキャ
ップ70を、空気フィルタ99を取り外すことなく、動
物の給餌、治療または試験などのあらゆる普通の機能を
遂行すべくケージ底60から持ち上げかつ取り外すこと
ができる。
【0031】孔穿き頂壁92、104は、フィルタ99
に損傷を与えることなくフィルタキャップ70を粗野に
取り扱うことができ、かつフィルタキャップ全体を一体
として加圧滅菌して連続的に再使用することができる。
フランジ90はケージ底60の開放頂部をぴったり包囲
するので、ケージが互いに近接されるときのケージラッ
ク内の空間の損失は最小となり、かつ他のフィルタキャ
ップ70に対する一方のフィルタキャップ70の当接に
より、それぞれのケージからフィルタキャップが外れ難
くなる。フィルタキャップ70からフィルタ99を交換
または取り外す必要が生じた場合には、単に、ボンネッ
ト80の対向側部(例えば側方周辺フランジ88)を掴
み、フィルタキャップ70を捩じるだけ、すなわち、撓
ませるだけでよい。ボンネット80またはリテーナ10
0のいずれか一方は、他方より剛性が大きい。ボンネッ
ト80およびフィルタリテーナ100が形成される材料
により、これらの部材の撓み特性が異なることから、フ
ィルタキャップ70に捩り力が加えられるときに、ボン
ネット80およびフィルタリテーナ100は相対的に撓
むことになる。また、この撓みにより、リテーナ100
のリブ86がボンネット80の表面88を押し、リテー
ナ100がボンネット80から押し離される。この力に
よって、フィルタリテーナ100の横方向周辺フランジ
110がボンネット80の戻り止め84上をを乗り越え
て上方に押し上げられ、これによりフィルタリテーナ1
00がボンネット80を解放しかつ空気フィルタ99を
露出させる。上記のようにして新しいフィルタ99がリ
テーナ100の頂壁104上に配置されたならば、フィ
ルタボンネット80を置きかつその取付け位置にパチン
と嵌合させて、新しいフィルタを固定する。このように
して、フィルタ99は、最短の時間と最小の労力で交換
できる。
【0032】開放頂ケージ用フィルタキャップに孔穿き
フィルタリテーナを設け、リテーナが、同様な孔穿きボ
ンネットにパチンと嵌合できるように構成することによ
り、動物ケージの頂部用フィルタを容易かつ迅速に交換
できる。ボンネットの孔穿き頂壁上にフィルタを設ける
ことにより、フィルタが交換可能になると同時にボンネ
ットがケージ上に配置されることになり、このため、フ
ィルタを交換する間にケージ内の動物が逃げ出すことは
ない。また、ボンネットの頂壁が実質的な剛性のあるメ
ッシュ構造になっているため、ケージ内の動物によって
フィルタが損傷を受けることが防止され、かつワイヤバ
ー蓋のような別個のフィルタ用ガードも不要になる。更
に、タブおよびスロットのような一体成形固定手段を用
いてフィルタリテーナをボンネットに固定することによ
り、フィルタ交換のために特殊工具を用いてフィルタリ
テーナを取り外す必要がなくなる。
【0033】ここで、図3および図14を参照すると、
ここには、所与のサイズのケージラックシステム内に収
容できる動物の数を最大にできる動物ケージの特定構造
が示されている。各ケージは、該ケージ内に収容される
動物1匹当たりに所定の矩形領域を与えることが要求さ
れる。ケージ内の領域は、ケージの長さおよび深さを拡
大することにより増大できる。ケージを拡大して底領域
を増大させることにより、関連する幅または高さを増大
させることなく、ケージ内の動物数を増大させることが
でき、このため、上記ラック・キャノピシステムは、慣
用ケージおよび新しい大形ケージに適応できる。ここで
図15〜図21を参照すると、2つのサイズをもつケー
ジを保持するための、本発明にしたがって構成されたロ
ック機構(その全体を参照番号150で示す)が示され
ている。ロック機構150は、ケージ130をラックシ
ステム140内にロックする。ケージ130は、矢印F
で示すスライド経路に沿って取り出すことができるよう
に、ラックシステム140内に配置される。ケージ13
0は、上記のようなフィルタキャップ70を備えたケー
ジ20が好ましく、ラックシステム140は、これも上
記のような換気ケージ・ラックシステム10が好まし
い。
【0034】ロック機構150は、基礎部材160およ
び拘束部材170を有している。拘束部材170は、基
礎部材160に対して回転可能に取り付けられている。
基礎部材160はラックシステム140に取り付けられ
る。上記ロック機構150では、基礎部材160は、拘
束部材170の足174がケージ130のスライド経路
内に介入しケージ130をラックシステム140内にロ
ックするロック位置に配置される。基礎部材160は、
ケージ130がラックシステム140内に固定されかつ
ロックされるロック位置(図21)と、ケージ130が
ラックシステム140からアンロックされ、ラックシス
テム140内に自由に挿入されまたはラックシステム1
40から自由に取り出すことができる非ロック位置(図
21に仮想線で示す)との間で回転できるように、ラッ
クシステム140に対して回転可能に取り付けるのが好
ましい。ロック位置は、図15〜図17、図19および
図20にも示されている。
【0035】基礎部材160がラックシステム140に
対してロック位置と非ロック位置との間で回転できるよ
うにするため、基礎部材160は、上記換気ケージ・ラ
ックシステム10の垂直ポスト19のような、ラックシ
ステム140の垂直ポスト142に対して回転可能に取
り付けるのが好ましい。図16、図18および図20に
最も良く示すように、基礎部材160は、ケージ130
のスライド経路に対して垂直なポスト142の一部に取
り付けるのが好ましい。基礎部材160は、ボルト20
0、ワッシャ208およびナット212を用いてポスト
142に取り付けるのが好ましい。ボルト200は軸2
04を有し、軸204の一端には、頭部202が設けら
れ、他端には、ねじ部206が設けられている。ボルト
200は基礎部材160の孔167に通される。孔16
7内の肩部169が頭部202と係合し、ボルト200
がポスト142の方向に、これ以上、移動することを防
止する。次いで、ボルト200はワッシャ208の孔2
10を通り、さらに、ポスト142の孔144に挿通さ
れ、最後に、ボルト200の端部のねじ部206にナッ
ト212が螺着される。ワッシャ208は好ましくはゴ
ムのような圧縮可能材料で構成し、基礎部材160が不
意に回転されないようにする充分な引張り力で、ワッシ
ャ208に対して基礎部材160を保持する度合いまで
ナット212を緊締できるようにする。しかしながら、
オペレータが基礎部材160に対して適度の回転力を加
えることにより、基礎部材160がロック位置と非ロッ
ク位置との間で回転されるように、ボルト200に対す
るナット212の緊締力、従ってワッシャ208に加え
られる圧縮力を調節することもできる。
【0036】拘束部材170は、足174を備えた第1
端部172を有している。足174は、基礎部材160
がロック位置にあるときに、ラックシステム140内の
ケージ130のスライド経路内に配置され、これにより
ケージ130がラックシステム140から取り出される
ことを防止する。拘束部材170および基礎部材160
は、枢着組立体180によって、回転可能に連結されか
つ一体に保持される。図18に最も良く示されるよう
に、枢着組立体180は、好ましくは、ボルト181、
第1ワッシャ183、ばね185、第2ワッシャ187
およびナット189からなる。ボルト181は軸184
を有し、該軸184の一端には頭部182が、他端には
ねじ部186が設けられている。ボルト181は、第1
ワッシャ183に通され、次に拘束部材170の段付き
孔191に挿通される。
【0037】拘束部材170には、孔191と同心状に
凹部193が設けられている。凹部193は、ボルト1
81の頭部182を受け入れ、これによって、頭部18
2が膝部173を超えて突出し、特に拘束部材170が
上記第2位置に配置されるときにケージ130のスライ
ド経路内に突出する可能性を防止する。凹部193内の
肩部194(図20)は、頭部182が基礎部材160
の方向にこれ以上移動することを防止する。ボルト18
1は、次に、基礎部材160の孔162に通される。孔
191、162は同じ直径を有し、該直径はボルト18
1の軸184の直径より僅かだけ大きくするのが好まし
い。次に、ボルト181は肩部164を超えて円形ボア
166(このボアは、孔162の直径より大きい直径を
有する)内に通される。次に、ボルト181は、ばね1
85の中心および第2ワッシャの孔188に通される。
最後に、ナット189がボルト181のねじ部186に
螺着される。ボア166の直径および第2ワッシャ18
7の外径は、少なくとも、ばね185の直径より大き
く、ナット189の外径は、少なくとも第2ワッシャ1
87の孔188の直径より大きい。
【0038】ばね185は、ボルト181の軸184を
包囲し、かつ、基礎部材160の肩部164と第2ワッ
シャ187との間に保持される。これにより、ボルト1
81の頭部182が基礎部材160から離れる方向に引
っ張られるとき、ばね185が圧縮され、ボルト頭部1
82を肩部194に対して押し付ける。ボルト181の
頭部182が肩部194と接触するように、凹部193
内に完全に挿入されると、ナット185は、舌部168
と溝196とが互いに係合しかつ接触するときに、肩部
164に対して適度の圧縮力が加わるように第2ワッシ
ャ187がばね185を保持する位置まで、ボルト18
1に螺着される。図18および図19に示すように、好
ましい実施形態では、基礎部材160には、クサビ状を
なす全体として凸状の舌部168が設けられており、舌
部168は拘束部材170に当接する基礎部材160の
面に沿って横方向に配置されている。同様に、拘束部材
170には全体として凹状の溝196が設けられてお
り、該溝196は、実質的にぴったり重なり合う態様で
舌部168と相互ロックすなわち係合する寸法を有して
いる。舌部168および溝196は、舌部168と溝1
96とが係合し、拘束部材170が基礎部材160に対
して保持されているときに拘束部材170が基礎部材1
60に対して、回転することを防止する。舌部168お
よび溝196は、それぞれ基礎部材160および拘束部
材170に設けられているが、逆に、それぞれ拘束部材
170および基礎部材160に設けることもできること
を理解すべきである。また、舌部168および溝196
は、選択される特定形状が枢着組立体180の回りで対
称的に形成され、特定長さのケージ130をラックシス
テム140内にロックすべく選択される任意の回転位置
において拘束部材170が基礎部材160と係合しかつ
基礎部材160に対して固定保持されるものである限
り、弧状または鋸歯状を含む他の係合形状にすることが
できる。
【0039】したがって、枢着組立体180は、拘束部
材170および基礎部材160を一体に押圧するテンシ
ョナとして機能するが、オペレータが拘束部材170を
基礎部材160から或る距離だけ引き離して拘束部材1
70を回転させ、ラックシステム140内のケージ13
0に適合し、かつ、適正にロックする位置を選択できる
ようにする。拘束部材170が基礎部材160から引き
離される距離は、拘束部材170が基礎部材160の舌
部168を乗り越えて拘束部材170の必要な回転がで
きるようにする充分な距離にすべきである。かくして、
ばね185は、少なくともこの距離だけは圧縮されなく
てはならない。拘束部材170が適正位置に回転された
後、オペレータは拘束部材170を解放することができ
る。拘束部材170が解放されたならば、枢着組立体1
80の圧縮ばね185が第2ワッシャ187およびナッ
ト189に力を加え、この力により、ボルト181が頭
部182と一緒に基礎部材160の方向に引っ張られ
る。頭部が拘束部材170の肩部に当接しているため、
拘束部材170自体は基礎部材160の方向に押圧さ
れ、これにより、舌部168と溝196とが係合し、オ
ペレータが選択した位置に拘束部材170が固定され
る。
【0040】ケージ130がラックシステム140内に
適正に配置されると、ケージ130がラックシステム1
40内のスライド経路に沿って移動しないようにするこ
とが重要である。なぜならば、ケージ130のケージカ
ップリング(図示せず)が、ラックシステム140内の
相手カップリング(該カップリングを介して、空気およ
び/または水がケージ130内の動物に供給される)か
ら、部分的または全体的に遮断される虞れがあるからで
ある。このような遮断が意図しないで生じるならば、水
弁スタックが開くことによるケージ内の動物の溺死また
は空気供給の遮断による窒息等の悪い結果がもたらされ
る。このため、足174が設けられており、該足174
は、ケージ130がラックシステム140内に適正に配
置されたときにケージ130の前端壁132に当接し
て、必要なカップリングが適正かつ確実に係合されるよ
うにする。前端壁132に対して、足174が当接する
と、ケージ130がラックシステム140内でスライド
経路に沿って実質的に移動しなくなり、これにより、ケ
ージ130内の動物が安全になる。足174とケージ1
30とは当接することが好ましいが、実際には足174
とケージ130とが互いに接触する必要がないことを理
解すべきである。それどころか、足174は、ケージ1
30とラックシステム140との間のカップリングが遮
断されるか、ケージ130がラックシステム140から
放り出される程度まで、ケージ130がスライド経路に
沿って不意に移動することを防止できればよい。
【0041】同じロック機構150を使用して種々の長
さのケージ130をラックシステム140内にロックで
きるようにするため、ロック機構150の拘束部材17
0が枢着組立体180の回りで基礎部材160に対して
回転し、ケージ130のスライド経路内の種々の位置に
足174を介在できるようにする。例えば、拘束部材1
70は、少なくとも、所定長さの第1ケージ130をラ
ックシステム140内にロックする第1位置と、第1ケ
ージ130とは異なるサイズをもつ第2ケージ130′
をラック内にロックする第2位置との間で回転できるよ
うにする。このような構成は、第2ケージ130′が第
1ケージ130よりも長い場合(すなわち、第2ケージ
130′が、第1ケージ130よりも、ラックシステム
140および該システムのカップリングの後部から突出
する場合)に必要である。
【0042】この例を使用して、図15〜図17は第1
位置に配置された拘束部材170を最も明瞭に示し、図
20は第1位置に配置された拘束部材170を仮想線で
示している。この第1位置では、拘束部材170の端部
172および足174は、枢着組立体180の回りで利
用できる位置の範囲内で、ラックシステム140の後部
に、できる限り、近接するように、位置決めされる。図
面から理解されるように、足174の外面176は、ケ
ージ130の前端壁132に当接し、第1ケージ130
をラックシステム140内にロックする。ラックシステ
ム140内の同じ一般的位置において、第1ケージ13
0ではなく第2ケージ130′をロックしたい場合に
は、図19〜図20に最も良く示すように、拘束部材1
70を、枢着組立体180の回りで第2位置に回転させ
ればよい。第2位置では、拘束部材170の端部172
および足174が、枢着組立体180の回りで利用でき
る位置の範囲内で、ラックシステム140の後部からで
きる限り離れるように位置決めされる。拘束部材170
の膝部173は、ケージ130′の側壁134′が膝部
173から妨げられることなく膝部173に並んで位置
するように、スライド経路の外側に配置される。しかし
ながら、図面から理解されようが、ひとたびケージ13
0′がラックシステム140内に適正に配置されると、
足174はケージ130′のスライド経路内に介在され
る。好ましくは、足174の内面178はケージ13
0′の前端壁132に実質的に当接して、ケージ13
0′をラックシステム140内にロックする。
【0043】上記実施形態では2位置に回転可能な拘束
部材170を説明したが、2つ以上の異なる長さをもつ
ケージをロックする拘束部材170も本発明により考え
得ることを理解すべきである。例えば、足174は、枢
着組立体180の回り任意の複数位置に回転でき、各位
置において足174はケージ130のスライド経路内の
異なる位置に介在され、これにより、複数の長さをもつ
ケージをラックシステム140内にロックできる。或い
は、拘束部材170に2つ以上の足174を設け、各足
174をケージ130のスライド経路内の異なる位置で
拘束部材170に配置することができる。更に、別の実
施形態では、拘束部材170を基礎部材160上で摺動
可能に配置し、拘束部材170を、ケージをロックする
ためのスライド経路内の所望位置へと基礎部材160に
対して摺動させることにより、足174を、ケージ13
0のスライド経路内に選択的に配置することができる。
【0044】上記のように、拘束部材170は、異なる
サイズのケージをラックシステム140内にロックする
ため、基礎部材160に対して少なくとも第1位置と第
2位置との間で選択的に回転できる。ひとたび、特定回
転が選択されたならば、拘束部材170を基礎部材16
0に対して、固定するため、上記舌部168および溝1
96からなるシステムは、拘束部材170と基礎部材1
60とを結合しかつこれらの両部材の相対回転を防止す
る。基礎部材160をラックシステム140に取り付け
るボルト構造を使用することによって、拘束部材170
の足174を、図21に示されるロック位置から、足1
74がケージ130のスライド経路から、外れる非ロッ
ク位置まで、ポスト142に向かってほぼ上方に移動さ
せる態様で、基礎部材160をポスト142に対して回
転可能に螺着することができる。或いは、足174を、
ロック位置からポスト142に向かって下方に移動でき
るように構成しても同じ効果が得られる。基礎部材16
0が非ロック位置に回転されると、ケージ130は、ロ
ック機構150により妨げられることなくスライド経路
に沿ってラックシステム140に入る(またはラックシ
ステム140から出る)ように自由に移動できる。ひと
たびケージ130がラック内に完全に、かつ、適正に挿
入されたならば、基礎部材160が再びロック位置に回
転され、ケージ130をラックシステム140内にロッ
クする。
【0045】ケージのスライド経路内の複数の位置に足
を介在させるため、複数の位置の間で回転可能な拘束部
材を備えたロック機構を設けることにより、異なる長さ
をもつ複数のケージをラックシステム内にロックできる
単一のロック機構が提供される。ロック位置と非ロック
位置との間で回転できる基礎部材を備えたロック機構を
更に設けることにより、最小の労力および部品点数で、
ケージをラックシステム内に容易かつ迅速にロックおよ
びアンロックできる簡単な機構が提供される。また、ラ
ックシステムの前方からアクセスできるラックシステム
のポストに取り付けられるロック機構を設けることによ
り、ケージがラックシステム内に適正に固定されている
か否かをオペレータが容易に決定できる、視認が容易な
ロック機構が提供される。
【0046】かくして、上記説明から明らかになる目的
のうち、前述の目的が効率的に達成されることが理解さ
れよう。本発明の精神および範囲から逸脱することなく
上記構造に或る変更をなし得るため、上記説明に含まれ
または添付図面に示されたあらゆる事柄は例示であって
制限的なものではない。特許請求の範囲の記載は本願明
細書に述べた広い特徴および特定の特徴の全てをカバー
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にしたがって構成された換気ケ
ージ・ラックシステムの一部を破断した正面図である。
【図2】図2は、図1の2−2線方向から見た断面図で
ある。
【図3】図3は、本発明にしたがって構成された換気ケ
ージ・ラックシステム内に配置されるフィルタキャップ
を備えたケージの一部を仮想線で示す斜視図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態にしたがって構
成された換気ケージ・ラックシステムの一部を示す斜視
図である。
【図5】図5は、図4の5−5線方向から見た断面図で
ある。
【図6】図6は、本発明の第3実施形態にしたがって構
成された換気ケージ・ラックシステムの一部を示す斜視
図である。
【図7】図7は、図6の7−7線方向から見た断面図で
ある。
【図8】図8は、本発明の第4実施形態にしたがって構
成された換気ケージ・ラックシステムの一部を示す斜視
図である。
【図9】図9は、図9の8−8線方向から見た断面図で
ある。
【図10】図10は、本発明にしたがって構成されたケ
ージレベルバリヤケージの部分分解斜視図である。
【図11】図11は、本発明にしたがって構成された開
放頂ケージ用フィルタキャップを示す平面図である。
【図12】図12は、図11の12−12線方向から見
た断面図である。
【図13】図13は、図11の13−13線方向から見
た断面図である。
【図14】図14は、本発明にしたがって構成された2
つの重ねケージの底を示す平面図である。
【図15】図15は、本発明にしたがって構成されたラ
ック内のケージをロックする部材の斜視図であり、ロッ
ク部材がラック内の短ケージをロックするロック位置に
あるところを示すものである。
【図16】図16は、図15の16−16線方向から見
た断面図である。
【図17】図17は、図16の17−17線方向から見
た断面図である。
【図18】図18は、本発明にしたがって構成されたラ
ック内のケージをロックする部材の分解斜視図である。
【図19】図19は、本発明にしたがって構成されたラ
ック内のケージをロックする部材の斜視図であり、ロッ
ク部材がラック内の長ケージをロックするロック位置に
あるところを示すものである。
【図20】図20は、図19の20−20線方向から見
た断面図である。
【図21】図21は、本発明にしたがって構成されたラ
ック内のケージをロックする部材の部分側面図である。
【符号の説明】
10 換気ケージ・ラックシステム 12 開放ラック 19 ポスト 24 フィルタキャップ 30 キャノピ 52 ケージカップリング 80 ボンネット 100 フィルタリテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チン スー パーク アメリカ合衆国 メリーランド州 21804 ソールズバリー カレッジ レ ーン 706 アパートメント 11 (72)発明者 ジョン イー シェイファー アメリカ合衆国 メリーランド州 21078 ペリーヴィル グリーンスプリ ング アベニュー 1644 (56)参考文献 特開 昭57−83233(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 1/00 - 1/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの空気排出プレナムを備
    えた換気ラックと、該ラック内に配置される少なくとも
    1つのキャノピとを有し、該キャノピは、第1ケージを
    キャノピの上方でラック内に支持しかつ第2ケージの頂
    部とキャノピとの間にギャップが維持されるように第2
    ケージをキャノピの下方に位置決めでき、これにより、
    空気が、第2ケージの内部から、第2ケージの頂部を通
    って空気排出プレナム内に吸引されかつ周囲の空気が第
    2ケージの頂部を横切って空気排出プレナム内に吸引さ
    れることを特徴とする換気ケージ・ラックシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の換気ケージ・ラックシ
    ステムにおいて、 更に、動物ケージを備え、該動物ケージは、 前記動物ケージの頂部に嵌まり、前記動物ケージの頂部
    を覆うように寸法決めされた本体部分を有し、該本体部
    分は、頂壁と、側壁と、端壁とを有し、前記頂壁と前記
    側壁と前記端壁とが内部を構成し、 前記本体部分の前記内部に配置され、前記本体部分の前
    記頂壁の少なくともかなりの部分にわたって延びる空気
    フィルタと、 前記空気フィルタを前記頂壁に当接させて着脱可能に固
    定維持するために前記本体部分の前記内部に配置された
    フィルタリテーナとを備え、前記空気フィルタは、前記
    フィルタリテーナと前記本体部分との間に配置され、 前記リテーナは境界部分を含み、前記空気フィルタは、
    前記リテーナが前記本体部分の前記内部領域に着脱可能
    に固定されたときに、前記境界部分と、前記本体部分の
    前記頂壁の部分によって所定位置に保持される、 ことを特徴とする換気ケージ・ラックシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の換気ケージ・ラックシ
    ステムにおいて、 更に、前記ラックシステム内にケージをロックするため
    の部材を備え、ケージをロックするための前記部材は、
    スライド経路に沿って前記ラックシステムの中に挿入す
    ることが可能であり、或いは、スライド経路に沿って前
    記ラックシステムから取り出すことが可能であり、 ケージをロックするための前記部材は、更に、 基礎部材と、 前記基礎部材に対して回転可能に取り付けられた拘束部
    材とを有し、 該拘束部材は、第1端部と、前記拘束部材の前記第1端
    部に配置された足とを有し、 前記拘束部材は、少なくとも、所定長さの第1ケージを
    前記ラックシステム内にロックする第1位置と、第1ケ
    ージとは異なるサイズの第2ケージを前記ラックシステ
    ム内にロックする第2位置との間で回転できる、 ことを特徴とする換気ケージ・ラックシステム。
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