JP3193266B2 - 芳香族ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
芳香族ポリカーボネートの製造方法Info
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Description
トの製造方法に関するものであり、更に詳しくはゲル及
び色調の改良された芳香族ポリカーボネートの製造方法
に関するものである。
の界面重縮合から得られるポリカーボネートは、その優
れた機械特性、熱的特性から各種用途に幅広く用いられ
ているが、有毒であるホスゲンを利用することで安全性
に問題があり、また溶媒として塩化メチレンを使用する
ことで環境破壊などの問題点が多い。そこで最近塩化メ
チレンやホスゲンを使用しないエステル交換法が脚光を
浴びているが、エステル交換法で得られるポリカーボネ
ート樹脂は高温で長時間の熱履歴を受けるためゲルが多
く、色調も悪いなど品質的に優れたものは得られなかっ
た。このため上記方法により得られるポリカーボネート
は品質が要求される分野では用いることができなかっ
た。
たポリカーボネートを製造しようとする試みがなされて
おり、各種の提案が行われているが未だに不十分である
のが現状である。
が減少する後期重合領域でポリマーのゲル、色調の悪化
を防止するために、形式の異なる反応槽を直列に接続し
て使用する方法が提案されているが、後期重合槽として
未だに十分なものは存在しない。
は、薄膜型蒸発器と横型撹拌槽の組み合わせが提示され
ているが、薄膜蒸発器はホールドアップを大きく取るこ
とが不可能であり、且つ粘度の上昇に伴って、回転軸に
ポリマーが付着、滞留するため、上記と同様な反応が進
行し得られるポリマーの品質を低下させる。また例示さ
れているような容器中心より下方に撹拌中心を有する横
型反応槽は、この他、特開平2ー153924号公報、
特開平2ー153925号公報でも提示されているが、
このような反応槽では液面が生じ、反応槽内部で明確に
気相と液相が分離されると共に、気相部に付着した有機
物の掻き取りができないため、ポリマーの品質は劣った
ものとなる。
2軸ベント式混練押し出し機を後期重合に使用すること
が提示されているが、高価であり、生産性の見地でも不
十分である。
はエステル交換法により、ゲルが少なく色調も優れたポ
リカーボネートを効率的に製造する方法を提供すること
にある。
ば、芳香族ジヒドロキシ化合物と芳香族炭酸ジエステル
とをエステル交換させてポリカーボネートを製造する場
合、エステル交換反応によって生成する芳香族モノヒド
ロキシ化合物の量が減少する固有粘度0.1〜0.3以
上の領域においてゲル、色調が悪化することが解った。
この原因を更に詳しく検討した結果、芳香族モノヒドロ
キシ化合物の生成量が減少すると反応槽の気相部にポリ
マーが付着しやすくなり、これが長期の滞留により成長
/変質し、重合液中に落下することにより得られるポリ
マーのゲル、色調が悪化することが解った。
成が減少する後期重合領域ではポリマーの滞留の原因と
なるデッドスペースが無い反応槽を使用する必要があ
る。また、経済性の観点からは、ホールドアップが大き
く単位容積あたりの生産性が高い反応槽を使用する必要
がある。
1基以上の横型反応槽を直列に配置し、芳香族ジヒドロ
キシ化合物と芳香族炭酸ジエステルをエステル交換せし
めて連続的に芳香族ポリカーボネートを製造する方法に
おいて、横型反応槽の少なくとも1つに、端部円板9と
該端部円板間に配設された複数個の中空円板11を回転
方向と逆方向に傾斜又は湾曲した撹拌羽根13によっ
て、所定間隔に連結固定し、且つ、端部円板9、9´の
中央部を回転軸で支持した撹拌翼を有し、且つ該撹拌翼
の内部に回転軸が存在しない構造である横型1軸反応槽
を用いることを特徴とする芳香族ポリカーボネートの製
造方法である。
に分割し、入り側部を出側部よりも10〜100℃低温
で操作することが好ましい。
ドロキシ化合物と芳香族炭酸ジエステルとを反応させ、
固有粘度が0.1〜0.3のプレポリマーとなし、該プ
レポリマーを横型1軸反応槽に供給し、固有粘度が0.
3〜0.45の芳香族ポリカーボネートとした後、横型
2軸反応槽に供給して更に高重合度の芳香族ポリカーボ
ネートを得ることが好ましい。
の中空円板11を回転方向と逆方向に傾斜又は湾曲した
撹拌羽根13によって、所定間隔に連結固定し、且つ、
端部円板9、9´の中央部を回転軸で支持し、且つ撹拌
翼の内部に回転軸が存在しない構造を有する撹拌翼を有
する横型1軸反応槽を使用する。
壁1に平行且つ近接し、先端部と容器胴壁1で形成され
る空間部により撹拌回転と共に液が汲み上げられ、次い
で重力により自由液膜を形成しつつ落下し、且つ、撹拌
羽根13によって、容器胴壁1の気相部分に液を塗布、
更新する構造を有することが好ましい。
ホールドアップを高めても撹拌羽根13の先端部と容器
胴壁1で形成される空間部により撹拌回転と共に液が汲
み上げられ、次いで重力により自由液膜を形成しつつ落
下し、且つ、撹拌羽根13によって容器胴壁の気相部分
に液が塗布されるため反応液の表面積は大きく保たれ、
その結果として高い反応速度、生産性が維持される。ま
た、撹拌羽根13の先端の回転に伴って、常に容器胴壁
1の液膜が掻き取られ更新されるため、ゲル、色相低下
の原因物質が発生せず良好な品質のポリマーを得ること
ができる。更に、撹拌翼の内部に回転軸8、8´が存在
しないため、軸周りの滞留部分が発生せずポリマーの品
質が向上する。
分の液の滞留を防止する目的で多数の開口を有するもの
が好ましい。かかる形状としては例えば多数の切り欠き
を有する円板、中心部から延びた複数の支持板を有する
中空円板が用いられる。これらの内、開口10を有する
切り欠き円板であることが好ましい。
回転方向と逆方向に延在し、容器胴壁1と小間隙を保持
する尾翼14を有することが好ましい。かかる尾翼14
の設置は容器胴壁への液膜の塗布と反応液の汲み上げ性
を向上させる効果を有する。
の1例を図面によって説明する。
の断面図である。図2および図3はそれぞれ図1のA−
AおよびB−B矢視図である。図4は、撹拌羽根13の
具体例を示す。図5は、羽根7、7´の正面図である。
図6は、端部円板9の正面図である。図7は、中空円板
11の正面図である。
該容器胴壁を取り巻く加熱装置、3と4は液入り口と出
口、5,6は両側部の側壁(又は鏡板)である。7は入
り口3側の側板5に近接した位置でその内端部を回転軸
8に固定された複数個の羽根で、回転方向Rに対し逆方
向に湾曲(以下中心部又は軸心から見た場合を指す)し
て延び、且つ回転軸方向の羽根面Fが側壁5に対し液を
掻き上げ塗布するように傾斜している。他端にも同じ様
な羽根7’が設けられている。
羽根7,7’の内部側に設けた切り欠き円板で、外周部
に多数の切り欠き開口10,10’が設けられ入り口3
からの或いは出口4への液配分を適切に行えるようにし
てある。
根13を介して所定間隔に配列支持された中空円板であ
り、12は中空円板11の開口部である。
定間隔で固定され中空円板11を相互に連結する板状体
から構成されるが、図2〜3に示す如く回転方向Rと逆
方向に傾斜すると共に先端が本体胴壁1に近接してお
り、撹拌羽根13と胴壁1’とで形成される空間Sで液
を掻き上げ胴壁1を塗布する作用を有している。
布分配作用を効果的に行うため胴壁1に近接して回転方
向Rと逆方向に延びる尾翼14が設けられている。この
尾翼14は撹拌羽根13の回転方向R側の面からできる
だけ突出しないようにするのが好ましい。図4の
(イ)、(ロ)、(ハ)はこのような尾翼14の例を示
したものである。
沿って中空円板11で形成される各室全部に設けても或
いは重合反応の程度に応じて一部に設けてもよい。
4の各々と胴壁1との間隙は10mm以下、好ましくは
5〜8mmにするのがよく、また入り口側の羽根7と側
壁5との間隙は3mm以下とし、出口側の羽根7’と側
壁5’との間隙は10mm以下とするのが好ましい。更
に切り欠き円板9,9’面に羽根7,7’を結合し一体
化したものにすることもできる。
ボネートの連続重合を行う場合、液は入り口3より連続
的に注入され中空円板11、撹拌羽根13等はモーター
によって徐々に、好ましくは1〜15rpmの回転数に
回転される。供給された反応液は撹拌羽根7によって入
り口の側壁5の内部を塗布、更新する一方、撹拌羽根1
3或いは尾翼14によって掻き上げられ気相部の胴壁1
を塗布、更新する。更にこれらにより液状物は膜状を形
成しながら落下し中空円板11の開口部12より次に室
に流れ込み順次同様な作用を繰り返して液出口4に向か
って送られる。
ネートの連続重合を行った場合、反応が極めて短い時間
で遂行されるばかりでなく、反応液に浸っていない気相
部壁面はすべて反応液により塗布、更新されるので壁面
に熱劣化物が生成することなく、高品質のポリマーが長
期間にわたって得られると言う利点を有する。
重合度で使用する場合、加熱ジャケットを複数に分割
し、入り側部を出側部よりも低温で操作することが好ま
しい。かかる場合の温度差は10〜100℃、好ましく
は10〜50℃である。
合物としては特に制限はないが、例えば2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシ−t−ブチルフェニル)プロパンなど
のビス(ヒドロキシアリール)アルカン類、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1
−ビス(ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンなどのビ
ス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4’
−ジヒドロキシジフェニルエーテルなどのジヒドロキシ
アリールエーテル類、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィドなどのジヒドロキシアリールスルフィド
類、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホキシドな
どのジヒドロキシアリールスルホキシド類、4,4’−
ジヒドロキシジフェニルスルホンなどのジヒドロキシア
リールスルホン類等が用いられる。特に2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが好ましい。
としては置換されていてもよい炭素数6〜10のアリー
ル基、アラルキル基等のエステルが挙げられる。具体的
にはジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート、
ビス(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジルカ
ーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニ
ル)カーボネート等が挙げられる。
して、上記のような芳香族炭酸ジエステルは芳香族ジヒ
ドロキシ化合物1モルに対して、1.00〜1.30モ
ル、好ましくは1.005〜1.10モルの量で用いら
れる。
キシ化合物と芳香族炭酸ジエステルとのエステル交換反
応によりポリカーボネートを製造するに際し、重合速度
を速めるために重合触媒を用いることもできる。
アルカリ土類金属化合物、含窒素塩基性化合物等が挙げ
られる。
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、ステアリン酸ナト
リウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸リチウ
ム、ビスフェノールAのナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安
息香酸リチウムなどが挙げられる。
カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水
酸化ストロンチウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素バ
リウム、炭酸水素マグネシウム、炭酸水素ストロンチウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸ストロンチウム、酢酸カルシウム、酢酸バリウ
ム、酢酸マグネシウム、酢酸ストロンチウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウム等が挙げら
れる。
ルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウ
ムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシ
ド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルベンジル
アミン、トリフェニルアミン等が挙げられる。
ミニウムの水酸化物のアルカリ金属やアルカリ土類金属
塩、第4級アンモニウム塩類、アルカリ金属やアルカリ
土類金属のアルコキシド類、アルカリ金属やアルカリ土
類金属の有機酸塩類、亜鉛化合物類、ホウ素化合物類、
珪素化合物類、ゲルマニウム化合物類、有機スズ化合物
類、鉛化合物類、オスニウム化合物類、アンチモン化合
物類、ジルコニウム化合物類などの通常エステル化反
応、エステル交換反応に使用される触媒を用いることが
できるがこれらに限定されるものではない。触媒を用い
る場合1種だけを用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
ドロキシ化合物に対し0.000001〜1重量%、好
ましくは0.00001〜0.5重量%、更に好ましく
は0.00001〜0.1重量%の範囲で選ばれる。
族炭酸ジエステルとのエステル交換反応は、従来知られ
ているように不活性ガス雰囲気下で加熱しながら撹拌し
て生成する芳香族モノヒドロキシ化合物を留出させるこ
とで行われる。反応温度は通常120〜350℃の範囲
であり、反応後期には系の減圧度を1〜0.1Torr
に高めて生成する芳香族モノヒドロキシ化合物の留出を
容易にさせて反応を完結させる。
を製造するに際して、特定の反応器を用いることによ
り、ゲルが少なく、色相の良好なポリカーボネートをエ
ステル交換反応を用いて製造することができる。
る。なお実施例中の%及び部は特に断らない限り重量%
または重量部である。なお以下の実施例においてポリカ
ーボネートの物性等は以下のようにして測定した。
溶液をウベローデ粘度計を用いて測定した。
で測定した。
シフェニル)プロパン1モルに対し1.01モルの割合
でジフェニルカーボネートを撹拌機を備えた溶融槽に仕
込み、窒素置換後150℃で溶解し、該溶融混合液を1
50℃に保った原料貯槽に移送した。
内圧を30Torrに維持した竪型撹拌器に該溶融混合
液を60Kg/時間の割合で連続的に供給すると共に、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1モ
ルに対し0.00002当量のビスフェノールAジナト
リウム塩(0.000012重量部に相当)を重合触媒
として連続供給し、生成したフェノールを精留塔より除
去しつつ反応を行った。
10Torrに保ったもう1基の精留塔を備えた竪型撹
拌器に連続的に供給し、フェノールを留出させつつ更に
反応を継続させ、得られた反応物をギヤポンプを用いて
連続的に抜き出した。その結果、固有粘度が0.20の
プレポリマーが得られた。
内圧を1Torrに保った本発明記載の横型1軸反応槽
に連続的に供給し、発生するフェノールを系外に除去し
つつ更に重合させることにより固有粘度が0.40のポ
リカーボネートを連続的に得た。この間の平均滞留時間
は0.5時間であり、得られたポリカーボネートのペレ
ットカラーはL=64.3、b=−0.1であり0.5
Kg中に存在するメチレンクロライドに不溶な100μ
以下の微少ゲル(ミクロゲルと称する)は4個と良好で
あった。
−ヒドロキシフェニル)プロパン1モルに対し0.00
0002当量のビスフェノールAジナトリウム塩(0.
0000012重量部に相当)と0.0001当量のテ
トラメチルアンモニウムハイドライド(0.00004
重量部に相当)を用いた他は実施例1と同様に操作し、
[η]=0.39のポリカーボネートを得た。この間の
平均滞留時間は1時間であり、得られたポリカーボネー
トのペレットカラーはL=63.8、b=0.2であり
ミクロゲルは1個であった。
えて上部に気相部を有する横型2軸反応槽を用いる他は
実施例1と同様に操作し、固有粘度が0.39のポリカ
ーボネートを得た。この間の平均滞留時間は1時間であ
り、得られたポリカーボネートのペレットカラーはL=
62.3、b=1.2でありミクロゲルは20個と品質
的に劣ったものであった。
す。
Claims (9)
- 【請求項1】 1基以上の竪型撹拌槽と、1基以上の横
型反応槽を直列に配置し、芳香族ジヒドロキシ化合物と
芳香族炭酸ジエステルをエステル交換せしめて連続的に
芳香族ポリカーボネートを製造する方法において、横型
反応槽の少なくとも1つに、端部円板と該端部円板間に
配設された複数個の中空円板を回転方向と逆方向に傾斜
又は湾曲した撹拌羽根によって所定間隔に連結固定し、
且つ、端部円板の中央部を回転軸で支持した撹拌翼を有
し、且つ該撹拌翼の内部に回転軸が存在しない構造であ
る横型1軸反応槽を用いることを特徴とする芳香族ポリ
カーボネートの製造方法。 - 【請求項2】 横型1軸反応槽が、撹拌羽根の先端部が
容器胴壁に平行且つ近接し、先端部と容器胴壁で形成さ
れる空間部により撹拌回転と共に液が汲み上げられ、次
いで重力により自由液膜を形成しつつ落下し、且つ、撹
拌羽根によって、容器胴壁の気相部分に液を塗布、更新
する撹拌翼を有する横型反応槽である請求項1記載の製
造方法。 - 【請求項3】 端部円板が、開口を有する切り欠き円板
である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項4】 撹拌羽根が、その先端に回転方向と逆方
向に延在し、容器胴壁と小間隙を保持する尾翼を有する
ことを特徴とする請求項1〜3に記載の製造方法。 - 【請求項5】 横型1軸反応槽の加熱ジャケットを複数
に分割し、入り側部を出側部よりも10〜100℃低温
で操作することを特徴とする請求項1〜4に記載の製造
方法。 - 【請求項6】 少なくとも1基の竪型撹拌槽で芳香族ジ
ヒドロキシ化合物と芳香族炭酸ジエステルとを反応さ
せ、固有粘度が0.1〜0.3のプレポリマーとなし、
該プレポリマーを横型1軸反応槽に供給し、固有粘度が
0.3〜0.45のポリカーボネートとした後、横型2
軸反応槽に供給して更に高重合度のポリカーボネートを
得ることを特徴とする請求項1〜5に記載の製造方法。 - 【請求項7】 芳香族ジヒドロキシ化合物が、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンである請求項
1〜6に記載の製造方法。 - 【請求項8】 芳香族炭酸ジエステルが、ジフェニルカ
ーボネート、ジトリルカーボネート、ビス(クロロフェ
ニル)カーボネート、m−クレジルカーボネート、ジナ
フチルカーボネートおよびビス(ジフェニル)カーボネ
ートからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求
項1〜7記載の製造方法。 - 【請求項9】 アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属
化合物および含窒素塩基性化合物からなる群より選ばれ
る少なくとも1種の触媒を使用する請求項1〜8記載の
製造方法。
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