JP3193192B2 - Atm伝送装置における監視装置 - Google Patents

Atm伝送装置における監視装置

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JP3193192B2 JP16889993A JP16889993A JP3193192B2 JP 3193192 B2 JP3193192 B2 JP 3193192B2 JP 16889993 A JP16889993 A JP 16889993A JP 16889993 A JP16889993 A JP 16889993A JP 3193192 B2 JP3193192 B2 JP 3193192B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 ・第1実施例の説明(図2〜図5,図13) ・第2実施例の説明(図6〜図8) ・第3実施例の説明(図9〜図11) ・他の実施例の説明(図12) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ATMセルの伝送を行
なうATM伝送装置においてATMセルの流れ(パス)
を監視するための装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、ATM伝送装置においては、
例えば、装置内を伝送されるセルが、MUX(多重化)
部,SW(スイッチ)部,DMUX(分離)部等のブロ
ックにおいて、パスが所定の経路を形成しているかどう
かを監視するための、ATM伝送装置における監視装置
がそなえられている。
【0004】この従来のATM伝送装置における監視装
置では、例えば監視用のセルを一定周期で流してモニタ
するようになっており、これにより、監視用のセルが正
常にパスを通っているかどうかを監視することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のATM伝送装置における監視装置において
は、ユーザセルの流れているパスに監視用のセルを流す
ようになっているため、装置内を伝送されるセルの情報
量が増大し、セル廃棄やセル誤配を起こす原因となり、
通信の異常を引き起こす場合がある。
【0006】さらに、上記のようなセル廃棄が起こった
場合には、監視用のセルの監視のみではユーザセルに廃
棄等が起こっているかどうかが検出することができず、
従って、通信の異常を検出することができないという課
題がある。また、主信号系のLSI等の装置が故障する
と、セル廃棄が生じてもアラーム検出されない場合があ
る。このような場合においても、現状では、どのパッケ
ージでセル廃棄が起きているかを特定することは不可能
である。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ATM伝送装置内において、セルの情報量を
増大させずに、セル廃棄,セル誤配等による通信の異常
を検出できるようにした監視装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、1は信号処理手段で
あり、この信号処理手段1は、ヘッダ部にルーティング
情報をもつATMセルを、そのルーティング情報に基づ
いて伝送するためのものである。また、2は監視番号付
与手段であり、この監視番号付与手段2は、信号処理手
段1に順次入力されるATMセルのヘッダ部に、所定数
列の監視番号を各ATMセルの入力順序に従って順次付
与するものである。
【0009】このため、この監視番号付与手段2は、信
号処理手段1にATMセルが入力される毎にカウントア
ップされる監視番号付与用カウンタ2aと、監視番号付
与用カウンタ2aのカウント値を所定数列の監視番号と
して当該ATMセルのヘッダ部に書き込む書込手段2b
とをそなえて構成されている。さらに、3は監視番号チ
ェック手段であり、この監視番号チェック手段3は、信
号処理手段1から順次出力される該ATMセルのヘッダ
部に監視番号付与手段2によって付与された監視番号を
参照して、監視番号が所定数列となっているか否かをチ
ェックし、監視番号が所定数列になっていない場合に異
常と判断するものである。
【0010】このため、この監視番号チェック手段3
は、信号処理手段1からATMセルが出力される毎にカ
ウントアップされる監視番号チェック用カウンタ3a
と、監視番号チェック用カウンタ3aのカウント値と当
該ATMセルのヘッダ部に付与された監視番号とを比較
する比較手段3bとを有して構成されている。
【0011】なお、信号処理手段1としては、複数の入
力ポートと複数の出力ポートとを有し、各入力ポートか
ら入力されたATMセルを当該ATMセルのヘッダ部の
ルーティング情報に従って適当な出力ポートへ出力する
ATMスイッチを用いることが可能である。この場合に
おいては、監視番号付与手段2は入力ポート毎にそなえ
られるとともに、監視番号チェック手段3が出力ポート
毎にそなえられ、監視番号付与手段2が、当該ATMセ
ルのヘッダ部のルーティング情報に応じた出力ポート毎
に監視番号を付与し、監視番号チェック手段3が、AT
Mセルのヘッダ部に書き込まれている当該ATMセルに
ついてのATMスイッチへの入力ポート情報に基づき、
入力ポート毎に監視番号をチェックするようになってい
る。
【0012】また、信号処理手段1としては、一つの入
力ポートと複数の出力ポートとを有し、入力ポートから
入力されたATMセルを当該ATMセルのヘッダ部のル
ーティング情報に従って適当な出力ポートへ分離・出力
する分離装置を用いることも可能である。この場合にお
いては、監視番号付与手段2が入力ポート側にそなえら
れるとともに、監視番号チェック手段3が出力ポート毎
にそなえられ、監視番号付与手段2が、当該ATMセル
のヘッダ部のルーティング情報に応じた出力ポート毎に
監視番号を付与するようになっている。
【0013】さらに、信号処理手段1としては、複数の
入力ポートと一つの出力ポートとを有し、各入力ポート
から入力されたATMセルを多重化し出力ポートから出
力する多重化装置を用いることも可能である。この場合
においては、監視番号付与手段2が入力ポート毎にそな
えられるとともに、監視番号チェック手段3が出力ポー
ト側にそなえられ、監視番号チェック手段3が、ATM
セルのヘッダ部に書き込まれている当該ATMセルにつ
いてのATMスイッチへの入力ポート情報に基づき、入
力ポート毎に監視番号をチェックするようになってい
る。
【0014】なお、本発明のATM伝送装置における監
視装置においては、監視用セルを生成するセル生成手段
と、ATMセルの入力がない場合に、セル生成手段から
の監視用セルをATMセルとして信号処理手段1に切換
入力する切換手段とをそなえて構成されてもよい。
【0015】
【作用】上述の本発明では、監視番号付与手段2が、信
号処理手段1に順次入力されるATMセルのヘッダ部
に、所定数列の監視番号を各ATMセルの入力順序に従
って順次付与する。信号処理手段1に入力するATMセ
ルは、ヘッダ部のルーティング情報に基づいて、監視番
号チェック手段3に伝送される。
【0016】監視番号チェック手段3では、信号処理手
段1から順次出力されるATMセルのヘッダ部に監視番
号付与手段2によって付与された監視番号を参照して、
監視番号が所定数列となっているか否かをチェックし、
監視番号が所定数列になっていない場合には異常と判断
る。即ち、監視番号付与手段2において、監視番号付
与用カウンタ2aでは、信号処理手段1にATMセルが
入力される毎にカウントアップされ、書込手段2bは、
監視番号付与用カウンタ2aのカウント値を所定数列の
監視番号として当該ATMセルのヘッダ部に書き込む。
【0017】さらに、監視番号チェック手段3において
は、監視番号チェック用カウンタ3aにより、信号処理
手段1からATMセルが出力される毎にカウントアップ
され、比較手段3bでは、監視番号チェック用カウンタ
3aのカウント値と当該ATMセルのヘッダ部に付与さ
れていた監視番号を比較する。これにより、監視番号が
所定数列になっていない場合には異常と判断するのであ
る。
【0018】なお、信号処理手段1として、複数の入力
ポートと複数の出力ポートとを有するATMスイッチを
用いる場合は、監視番号付与手段2が、当該ATMセル
のヘッダ部のルーティング情報に応じた出力ポート毎に
監視番号を付与する。次に、ATMスイッチでは、各入
力ポートから入力されたATMセルを当該ATMセルの
ヘッダ部のルーティング情報に従って適当な出力ポート
へ出力する。そして、監視番号チェック手段3が、AT
Mセルのヘッダ部に書き込まれている当該ATMセルに
ついてのATMスイッチへの入力ポート情報に基づき、
入力ポート毎に監視番号をチェックする。
【0019】また、信号処理手段1として、一つの入力
ポートと複数の出力ポートとを有する分離装置を用いる
場合は、監視番号付与手段2が、当該ATMセルのヘッ
ダ部のルーティング情報に応じた出力ポート毎に監視番
号を付与する。次に、分離装置により、入力ポートから
入力されたATMセルを当該ATMセルのヘッダ部のル
ーティング情報に従って適当な出力ポートへ分離・出力
する。そして、監視番号チェック手段3が、上記のよう
に付与された監視番号をチェックする。
【0020】さらに、信号処理手段1として、複数の入
力ポートと一つの出力ポートとを有する多重化装置を用
いる場合は、監視番号付与手段2により、当該ATMセ
ルのヘッダ部に監視番号が付与され、各入力ポートから
入力されたATMセルは、多重化装置により多重化され
出力ポートから出力される。そして、監視番号チェック
手段では、ATMセルのヘッダ部に書き込まれている当
該ATMセルについてのATMスイッチへの入力ポート
情報に基づき、入力ポート毎に監視番号をチェックす
る。
【0021】また、ATMセルの入力がない場合は、セ
ル生成手段により生成された監視用セルを、切替手段に
よりATMセルとして信号処理手段に切換入力して、セ
ルの流れを監視することもできる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例にかかるATM伝送装置にお
ける監視装置を示すブロック図であるが、この図2にお
いて、11Aは信号処理手段としてのATMスイッチで
あり、このATMスイッチ11Aは、例えば4つの入力
ポート(♯a〜♯d)と4つの出力ポート(♯A〜♯
D)とを有し、各入力ポートから入力されたATMセル
を当該ATMセルのヘッダ部のルーティング情報に従っ
て適当な出力ポートへ出力するものである。
【0023】また、12A〜12Dは監視番号付与手段
としてのシーケンス番号付与部であり、これらのシーケ
ンス番号付与部12A〜12Dは、それぞれ、ATMス
イッチ11Aの入力ポート♯a〜♯dにそなえられ、A
TMスイッチ11Aに順次入力されるATMセルのヘッ
ダ部のルーティング情報に応じた出力ポート毎にシーケ
ンス番号(1,2,3,・・・となる連続する自然数
列)を監視番号として付与するものであって、図3に示
すように構成されている。
【0024】即ち、この図3において、12cはヘッダ
データラッチ部であり、このヘッダデータラッチ部12
cは、ATMスイッチ11Aに入力されるATMセルの
ヘッダ部を一時格納(ラッチ)するものである。また、
12dはルーティングタグデコード部であり、このルー
ティングタグデコード部12dは、ヘッダデータラッチ
部12cにてラッチされたデータのうちの、ルーティン
グタグ(ルーティング情報)から、ATMセルを出力す
べきATMスイッチ11Aの出力ポート情報をデコード
するものである。
【0025】さらに、12fは論理積回路であるが、こ
の論理積回路12fは、ATMセルの先頭が入力するタ
イミングとしてのセル先頭パルスと、有効セル情報とし
てのセルイネーブル信号との論理積を出力するものであ
る。ここで、図13に示すように、セルイネーブル信号
は、入力したATMセルが伝送すべき有効なデータを含
むものである場合に立ち上がるもので、このセルイネー
ブル信号とセル先頭パルスとの論理積を論理積回路12
fにて得ることにより、有効セルのセル先頭パルスを識
別できるようになっている。
【0026】また、論理積回路部12gは、例えば4つ
の論理積回路12gA〜12gDにより構成されてお
り、それぞれ、ルーティングタグデコード部12dから
の出力ポート情報と論理積回路12fからの有効セルの
セル先頭パルス情報とを入力とし、これらの論理積を出
力するものである。つまり、論理積回路12gA〜12
gDの出力は、それぞれ、出力ポート♯A〜♯Dを出力
先とする有効セルを入力された場合に立ち上がるように
なっている。
【0027】さらに、12aはシーケンス番号付与用カ
ウンタ部であり、このシーケンス番号付与用カウンタ部
12aは、出力ポートに対応した4つのカウンタ12a
A〜12aDをそなえており、これらのカウンタ12a
A〜12aDは、それぞれ、論理積回路12gA〜12
gDからの論理積情報を受け、この論理積情報が立ち上
がるとカウント値をカウントアップし、そのカウント値
つまり自然数列のシーケンス番号を監視番号として出力
するものである。
【0028】また、12eは遅延(ディレイ)部であ
り、この遅延部12eは、ATMスイッチ11Aに入力
されるATMセルについて所定時間遅延させ、ヘッダデ
ータラッチ部12cでヘッダ部をラッチされたATMセ
ルについて、シーケンス番号付与用カウンタ部12aか
らの出力と同時にMUX部12bに入力できるようにな
っている。
【0029】MUX部(書込手段)12bは、遅延部1
2eにて遅延されたデータ部を含むATMセルと、ヘッ
ダデータラッチ部12cにてラッチされたヘッダ部と、
シーケンス番号付与用カウンタ部12aからのシーケン
ス番号としてのカウント値とを入力され、これらの情報
を多重化して出力するものであり、このMUX部12b
により、シーケンス番号としてのカウント値がATMセ
ルのヘッダ部に上書きされるようになっている。
【0030】さて、図2において、13A〜13Dは監
視番号チェック手段としてのシーケンス番号チェック部
であり、これらのシーケンス番号チェック部13A〜1
3Dは、それぞれ、ATMスイッチ11Aの出力ポート
♯A〜♯Dにそなえられ、ATMスイッチ11Aから順
次出力されるATMセルのヘッダ部にシーケンス番号付
与部12A〜12Dによって付与されたシーケンス番号
を参照して、シーケンス番号が所定数列(自然数列)と
なっているか否かをチェックし、シーケンス番号が所定
数列になっていない場合に異常と判断するもので、図4
に示すように構成されている。
【0031】この図4において、13cはヘッダデータ
ラッチ部であり、このヘッダデータラッチ部13cは、
ATMスイッチ11Aから受信したATMセルにおける
ヘッダ部をラッチするものである。13eは論理積回路
であり、この論理積回路13eは、ATMスイッチ11
Aより受信したATMセルの先頭が入力するタイミング
としてのセル先頭パルスと、有効セル情報としてのセル
イネーブル信号との論理積を出力するもので、前述した
論理積回路12fと同様、有効セルのセル先頭パルスを
識別するためのものである。
【0032】また、ルーティングタグデコード部13d
は、ヘッダデータラッチ部13cラッチされたデータ
から入力ポート情報(ATMセルがATMスイッチ11
Aを通過する際にヘッダ部に書き込まれるもので、AT
Mセルがどの入力ポートから入力されたかを示す情報)
をデコードするものである。論理積回路部13fは、例
えば4つの論理積回路13fa〜13fdにより構成さ
れており、それぞれ、ルーティングタグデコード部13
dからの入力ポート情報と論理積回路13eからの有効
セルのセル先頭パルス情報とを入力とし、これらの論理
積を出力するものである。つまり、論理積回路13fa
〜13fdの出力は、それぞれ、入力ポート♯a〜♯d
を入力元とする有効セルが入力された場合に立ち上がる
ようになっている。
【0033】さらに、13aはシーケンス番号チェック
用カウンタ部であり、このシーケンス番号チェック用カ
ウンタ部13aは、入力ポートに対応した4つのカウン
タ13aa〜13adをそなえており、これらの4つの
カウンタ13aa〜13adは、それぞれ、論理積回路
13fa〜13fdからの論理積情報を受け、この論理
積情報が立ち上がると、カウント値をカウントアップす
るものである。
【0034】本実施例では、ATMスイッチ11Aの入
力ポート毎に4つのシーケンス番号付与部12A〜12
Dがそなえられるとともに、ATMスイッチ11Aの出
力ポート毎にシーケンス番号チェック部13A〜13D
がそなえられているので、入力ポート側に16個のカウ
ンタ12aA〜12aDがあり、出力ポート側にも16
個のカウンタ13aa〜13adがあることになるが、
入力ポート側のカウンタ12aA〜12aDと出力ポー
ト側のカウンタ13aa〜13adとはATMセルの廃
棄,誤配等が生じない限り、同期して計数動作を行なう
ことになる。
【0035】つまり、シーケンス番号付与部12Aにお
ける4つのカウンタ12aA〜12aDは、各シーケン
ス番号チェック部13A〜13Dにおけるカウンタ13
aaと同期し、シーケンス番号付与部12Bにおける4
つのカウンタ12aA〜12aDは、各シーケンス番号
チェック部13A〜13Dにおけるカウンタ13abと
同期し、シーケンス番号付与部12Cにおける4つのカ
ウンタ12aA〜12aDは、各シーケンス番号チェッ
ク部13A〜13Dにおけるカウンタ13acと同期
し、シーケンス番号付与部12Dにおける4つのカウン
タ12aA〜12aDは、各シーケンス番号チェック部
13A〜13Dにおけるカウンタ13adと同期するよ
うになっている。
【0036】また、13hはセレクタであり、このセレ
クタ13hは、ルーティングタグデコード部13dから
の入力ポート情報に基づいて、対応するカウンタ13a
a〜13adからのカウント値情報を選択してコンパレ
ータ(比較手段)13bに出力するものである。コンパ
レータ13bは、ヘッダデータラッチ部13cにおいて
ラッチされたヘッダ部におけるシーケンス番号と、4つ
のカウンタ13aa〜13adのうちセレクタ13hに
より選択された一の出力とを比較し、不一致の場合はア
ラーム信号を出力するものである。
【0037】さらに、13jは論理積回路部であり、こ
の論理積回路部13jは、入力ポートに対応した4つの
論理積回路13ja〜13jdをそなえて構成され、こ
れらの論理積回路13ja〜13jdは、それぞれ、ル
ーティングタグデコード部13dからの入力ポート情報
と後述するマスク回路13iを介して得られるコンパレ
ータ13bからのアラーム信号との論理積を出力するも
ので、この論理積情報により、いずれの入力ポート♯a
〜♯dからのATMセルについて異常が生じたかを出力
できるようになっている。
【0038】なお、13gは比較開始判定部であり、こ
の比較開始判定部13gは、ヘッダデータラッチ部13
cからのシーケンス番号情報とルーティングタグデコー
ド部13dからの入力ポート情報とを入力され、例え
ば、各入力ポートからのATMセルのシーケンス番号
が、初期値としての「all0」が入力されるまで、マ
スク回路13iによりコンパレータ13bからのアラー
ム信号を発生させないように制御するほか、カウンタ1
3aa〜13adがディセーブル状態となるように制御
するものである。
【0039】上述の構成による、本発明の第1実施例に
かかるATM伝送装置における監視装置の動作を、図2
〜図5を用いることにより、以下に説明する。すなわ
ち、図2におけるATMスイッチ11Aを介して伝送さ
れるATMセルは、ATMスイッチ11Aに入力される
前に、入力ポートに応じて4つのシーケンス番号付与部
12A〜12Dのいずれかに入力される。シーケンス番
号付与部に入力されたATMセルは、図3におけるヘッ
ダデータラッチ部12cにおいて、セルのヘッダ部がラ
ッチされる。
【0040】そのセルが有効セルの場合は、ルーティン
グタグデコード部12dでは、ラッチされたデータのう
ち、ルーティングタグから出力ポート情報をデコード
し、シーケンス番号付与用カウンタ部12aでは出力ポ
ート毎に用意されたカウンタ12aA〜12aDのう
ち、対応するものをカウントアップさせる。そして、M
UX部12bにおいて、このカウントアップされたカウ
ント値(シーケンス番号)が、監視番号としてATMセ
ルのヘッダ部に上書きされて、ATMスイッチ11Aに
出力される。
【0041】このようにして、出力されたATMセル
は、そのヘッダ部に着目すると、例えば図5のように、
ルーティング情報にシーケンス番号が付与されている。
例えば、ATMスイッチの入力ポート「♯a」に接続さ
れているシーケンス番号付与部12Aでは、時系列順に
A,A,C,B,・・というルーティング情報(出力ポ
ート情報)を有するATMセルが入力されているが、こ
のATMセルのヘッダ部にシーケンス番号を付与するこ
とにより、それぞれ、出力ポート毎に、A1,A2,C
1,B1,・・のような形式でATMスイッチ11Aに
出力されている。
【0042】そして、ATMスイッチ11Aに入力する
ATMセルは、そのヘッダ部のルーティング情報に基づ
いた出力ポートから出力されるようになっている。例え
ば、前述のシーケンス番号付与部12Aからの、A1,
A2,C1,B1,・・のルーティング情報を有するA
TMセルは、それぞれ、ATMスイッチ11Aの出力ポ
ート「♯A」,「♯A」,「♯C」,「♯B」,・・に
出力されるのである。
【0043】なお、このATMスイッチ11AからAT
Mセルが出力ポートに出力されるときには、入力時にお
いて所有していた出力ポート情報が、入力ポート情報に
書き換えられている。そして、ATMスイッチ11Aの
出力ポート♯A〜♯Dから出力されたATMセルは、そ
れぞれ、シーケンス番号チェック部13A〜13Dに入
力され、図4におけるヘッダデータラッチ部13cでセ
ルのヘッダ部がラッチされる。そのセルが有効セルの場
合は、ラッチされたデータのうち、ルーティングタクデ
コード部13dにより、ルーティングタグから入力ポー
ト情報をデコードして、シーケンス番号チェック用カウ
ンタ部13aでは、入力ポート情報毎に用意されたカウ
ンタ13aa〜13adのうち、対応するものをカウン
トアップする。
【0044】そして、コンパレータ13bでは、そのカ
ウントアップされたカウント値と、受信したATMセル
のヘッダ部に格納されているシーケンス番号とを比較し
て、不一致であったらコンパレータ13bよりアラーム
信号を出力する。また、いずれの入力ポート♯a〜♯d
からのATMセルについてアラーム信号を出力したかに
ついては、論理積回路部13jの論理積回路13ja〜
13jdのいずれの出力が立ち上がるかによって認識す
ることができる。
【0045】このように、本発明の第1実施例にかかる
ATM伝送装置における監視装置によれば、シーケンス
番号付与部12A〜12Dとシーケンス番号チェック部
13A〜13DとATMスイッチ11Aとをそなえてい
るので、ATMスイッチ11A内において、セルの情報
量を増大させずに、セル廃棄,セル誤配等による通信の
異常を検出できる利点がある。
【0046】なお、上述した第1実施例では、本発明の
装置をATMスイッチ11Aとして4つの入力ポートと
4つの出力ポートとをそなえたものに適用した場合につ
いて説明したが、本発明は、これに限定されるものでな
い。 (b)第2実施例の説明 図6は本発明の第2実施例にかかるATM伝送装置にお
ける監視装置を示すブロック図である。この図6におい
て、11Bは信号処理手段としての分離装置であり、こ
の分離装置11Bは、一つの入力ポートと4つの出力ポ
ート(♯A〜♯D)とを有し、入力ポートから入力され
たATMセルを当該ATMセルのヘッダ部のルーティン
グ情報に従って適当な出力ポートへ分離・出力するもの
である。
【0047】また、12Aはシーケンス番号付与部であ
り、このシーケンス番号付与部12Aは、第1実施例に
おけるものと同様のものであり、従って、このシーケン
ス番号付与部12Aについても図3に示す機能ブロック
図のように構成されているため、説明は省略する。ま
た、14A〜14Dは監視番号チェック手段としてのシ
ーケンス番号チェック部であり、このシーケンス番号チ
ェック部14A〜14Dは、分離装置11Bから順次出
力されるATMセルのヘッダ部にシーケンス番号付与部
12Aによって付与されたシーケンス番号を参照して、
シーケンス番号が所定数列(自然数列)となっているか
否かをチェックし、シーケンス番号が所定数列になって
いない場合に異常と判断するもので、機能的には、図7
のブロック図のように示される。
【0048】この図7において、14cはヘッダデータ
ラッチ部であり、このヘッダデータラッチ部14cは、
分離装置11Bより受信したATMセルにおけるヘッダ
部をラッチするものである。14dは論理積回路であ
り、この論理積回路13eは、分離装置11Bより受信
したATMセルの先頭が入力するタイミングとしてのセ
ル先頭パルスと、有効セル情報としてのセルイネーブル
信号との論理積を出力するもので、この論理積回路13
eからの出力は、有効セルを入力された場合に立ち上が
るようになっている。
【0049】さらに、14aはシーケンス番号チェック
用カウンタであり、このシーケンス番号チェック用カウ
ンタ14aは、上記の論理積回路部14dからの論理積
情報を受け、この論理積情報が立ち上がると、カウント
値をカウントアップするようになっている。14bはコ
ンパレータ(比較手段)であり、このコンパレータ14
bは、ヘッダデータラッチ部14cにおいてラッチされ
たヘッダ部におけるシーケンス番号と、シーケンス番号
チェック用カウンタ14aからの出力とを比較し、不一
致の場合はアラーム信号を出力するものである。
【0050】上述の構成による、本発明の第2実施例に
かかるATM伝送装置における監視装置の動作を、図
3,図6,図7,図8を用いることにより、以下に説明
する。すなわち、図6における分離装置11Bを介して
伝送されるATMセルは、分離装置11Bに入力される
前にシーケンス番号付与部12Aに入力される。シーケ
ンス番号付与部12Aに入力されたATMセルは、図3
におけるヘッダデータラッチ部12cにおいて、セルの
ヘッダ部がラッチされる。
【0051】そのセルが有効セルの場合は、ルーティン
グタグデコード部12dでは、ラッチされたデータのう
ち、ルーティングタグから出力ポート情報をデコード
し、シーケンス番号付与用カウンタ部12aでは出力ポ
ート毎に用意されたカウンタ12aA〜12aDのう
ち、対応するものをカウントアップさせる。そして、M
UX部12bにおいて、このカウントアップされたカウ
ント値(シーケンス番号)が、監視番号としてATMセ
ルのヘッダ部に上書きされて、分離装置11Bに出力さ
れる。
【0052】このようにして、出力されたATMセル
は、そのヘッダ部に着目すると、例えば図8のように、
ルーティング情報にシーケンス番号が付与されている。
この図8に示すシーケンス番号付与部12Aでは、時系
列順にD,D,C,C,・・というルーティング情報を
有するATMセルが入力されているが、このATMセル
のヘッダ部にシーケンス番号を付与することにより、そ
れぞれ、出力ポート毎に、D1,D2,C1,C2,・
・のような形式で分離装置11Bに出力されている。
【0053】そして、分離装置11Bに入力するATM
セルは、そのヘッダ部のルーティング情報に基づいた出
力ポートから出力されるようになっている。例えば、前
述のシーケンス番号付与部12Aからの、D1,D2,
C1,C2,・・のルーティング情報を有するATMセ
ルは、それぞれ、分離装置11Bの出力ポート「♯
D」,「♯D」,「♯C」,「♯D」,・・に出力され
るのである。
【0054】そして、分離装置11Bの出力ポート♯A
〜♯D〜出力されたATMセルは、それぞれシーケンス
番号チェック部14A〜14Dに入力され、図7におけ
るヘッダデータラッチ部14cでセルのヘッダ部がラッ
チされる。そのセルが有効セルである場合は、論理積回
路14dによりシーケンス番号チェック用カウンタ14
aの値をカウントアップさせる。また、コンパレータ1
4bでは、ヘッダデータラッチ部14cにおいてラッチ
したデータ中のシーケンス番号と、シーケンス番号チェ
ック用カウンタ14aからの値とを比較し、不一致であ
る場合は、このコンパレータ14bよりアラーム信号を
出力する。
【0055】このように、本発明の第2実施例にかかる
ATM伝送装置における監視装置によれば、シーケンス
番号付与部12Aとシーケンス番号チェック部14A〜
14Dと分離装置11Bとをそなえているので、分離装
置11B内において、セルの情報量を増大させずに、セ
ル廃棄,セル誤配等による通信の異常を検出できる利点
がある。
【0056】なお、上述した第2実施例では、本発明の
装置を分離装置11Bとして1つの入力ポートと4つの
出力ポートとをそなえたものに適用した場合について説
明したが、本発明は、これに限定されるものでない。 (c)第3実施例の説明 図9は、本発明の第3実施例にかかるATM伝送装置に
おける監視装置を示すブロック図である。この図9にお
いて、11Cは信号処理手段としての多重化(MUX)
装置であり、この多重化装置11Cは、4つの入力ポー
ト(♯a〜♯d)と一つの出力ポートとを有し、各入力
ポートから入力されたATMセルを多重化し出力ポート
から出力するものである。
【0057】また、15A〜15Dはシーケンス番号付
与部であり、このシーケンス番号付与部15A〜15D
は、それぞれ入力ポート毎にそなえられ、多重化装置1
1Cに順次入力されるATMセルのヘッダ部のルーティ
ング情報(出力ポート情報)に応じたシーケンス番号
(監視番号)を付与するものであって、機能的には、図
10のブロック図のように示される。
【0058】この図10において、15cは論理積回路
であり、この論理積回路15cは、多重化装置11Cに
出力するATMセルの先頭が入力するタイミングとして
のセル先頭パルスと、有効セル情報としてのセルイネー
ブル信号との論理積を出力するもので、有効セルを入力
されると、シーケンス番号付与用カウンタ15a及びセ
ル制御信号生成部15dに対して、H(high)レベ
ル信号を出力するようになっている。
【0059】シーケンス番号付与用カウンタ15aは、
論理積回路15cからのHレベル信号を受けると、カウ
ント値をカウントアップするようになっている。また、
セル制御信号生成部15dは、上記の論理積回路部15
cからのHレベル信号を入力すると、MUX部15bに
対して、所定の制御信号を出力するものである。
【0060】MUX部(書込手段)15bは、セル制御
信号生成部15dからの制御信号を受けると、シーケン
ス番号付与用カウンタ15aからのカウント値(シーケ
ンス番号)を、遅延部(ディレイ)15eを介して入力
されたATMセルのヘッダ部に上書きするようになって
いる。なお、遅延部15eは、MUX部15bに入力す
るATMセルを、シーケンス番号付与用カウンタ15a
によるカウント動作の期間だけ遅延させるものである。
【0061】ところで、図9における13Aはシーケン
ス番号チェック部であるが、このシーケンス番号チェッ
ク部13Aは、第1実施例におけるものと同様のもので
あり、従って、このシーケンス番号チェック部13Aに
ついても図4に示す機能ブロック図のように構成されて
いるため、説明は省略する。上述の構成による、本発明
の第3実施例にかかるATM伝送装置における監視装置
の動作を、図9,図10,図11を用いることにより、
以下に説明する。
【0062】すなわち、図9における多重化装置11C
を介して伝送されるATMセルは、多重化装置11Cに
入力される前に、入力ポートに応じてシーケンス番号付
与部15A〜15Dのいずれかに入力される。シーケン
ス番号付与部15A〜15Dに入力されたATMセル
は、図10における遅延部15eを経由することによ
り、所定の時間だけ遅延されてMUX部15bに入力さ
れる。
【0063】そして、論理積回路15cからのHレベル
信号(有効セル情報)が出力されると、監視番号付与用
カウンタ15aをカウントアップさせるとともに、セル
制御信号生成部15dからの制御信号を受けて、MUX
部15bでは、このカウントアップした値(シーケンス
番号)を、監視番号としてATMセルのヘッダ部に上書
きする。
【0064】なお、論理積回路15cから出力される信
号がL(Low)レベルである場合は、監視番号付与用
カウンタ15aはカウントアップしないほか、MUX部
15bにおいても、このカウント値をセルのヘッダ部に
上書きしない。従って、シーケンス番号は付与されな
い。そして、MUX部15bにおいて、カウント値がセ
ルのヘッダ部に上書きされたATMセルは、多重化装置
11Cに出力される。また、このATMセルは、そのヘ
ッダ部に着目すると、例えば図11のように、ルーティ
ング情報にシーケンス番号が付与されている。
【0065】例えば、シーケンス番号付与部15Aに着
目すれば、時系列順に、1,2というシーケンス番号が
付与されているのである。それぞれのシーケンス番号付
与部15A〜15Dは、このようなヘッダ部にシーケン
ス番号が上書きされた形式で多重化装置11Cに出力さ
れている。シーケンス番号付与部15A〜15Dにおい
て、シーケンス番号が上書きされたATMセルが、多重
化装置11Cに入力されると、多重化装置11Cでは、
これらのATMセルを多重化し、1つの出力ポートより
シーケンス番号チェック部13Aに出力する。このと
き、ATMセルには、そのATMセルがいずれの入力ポ
ートから入力されたかについて入力ポート情報が付与さ
れる。
【0066】そして、多重化装置11Cにおいて、多重
化された信号のヘッダ部に着目すれば、入力ポート情報
「A」,「B」,「C」,「D」にシーケンス番号が付
与され、例えば図11に示すように、時系列順に、「A
1」,「B1」,「C1」,「D1」,「A2」,「B
2」,「C2」,「D2」のような情報が各ATMセル
のヘッダ部に付与されているのである。
【0067】そして、シーケンス番号チェック部13A
に入力するATMセルは、前述の第1実施例の場合と同
様に、図4におけるヘッダデータラッチ部13cでセル
のヘッダ部がラッチされる。そのセルが有効セルの場合
は、ラッチされたデータのうち、ルーティングタクデコ
ード部13dにより、ルーティングタグから入力ポート
情報をデコードして、シーケンス番号チェック用カウン
タ部13aでは、入力ポート情報毎に用意されたカウン
タ13aa〜13adのうち、対応するものをカウント
アップする。
【0068】そして、コンパレータ13bでは、そのカ
ウントアップされたカウント値と、受信したATMセル
のヘッダ部に格納されているシーケンス番号とを比較し
て、不一致であったらコンパレータ13bよりアラーム
信号を出力する。また、いずれの入力ポート♯a〜♯d
からのATMセルについてアラーム信号を出力したかに
ついては、論理積回路13jの論理積回路13ja〜1
3jdのいずれの出力が立ち上がるかによって認識する
ことができる。
【0069】このように、本発明の第3実施例にかかる
ATM伝送装置における監視装置によれば、シーケンス
番号付与部15A〜15Dとシーケンス番号チェック部
13Aと多重化装置11Cとをそなえているので、多重
化装置11C内において、セルの情報量を増大させず
に、セル廃棄,セル誤配等による通信の異常を検出でき
る利点がある。
【0070】なお、上述した第3実施例では、本発明の
装置を多重化装置11Cとして4つの入力ポートと1つ
の出力ポートとをそなえたものに適用した場合について
説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。 (d)他の実施例の説明 上述の実施例においては、信号処理手段としてのATM
スイッチ11A,分離装置11B,多重化装置11Cに
おいて、有効セルが流れている場合においての監視を行
なうものであるが、これらの信号処理手段としての装置
において、有効セルが流れていない場合は、シーケンス
番号が付与された監視用のセルを発生することにより、
使用していないパスをチェックしてもよい。
【0071】この場合においては、図12に示すよう
に、シーケンス番号付与部12A〜12Dの前段に、図
示しない制御ブロックから制御信号を受けて監視用セル
を発生する監視用セル発生部16と、有効セルを格納す
るためのFIFOメモリ17と、監視用セルを格納する
ためのFIFOメモリ18と、ユーザからのATMセル
と監視用セルのいずれか一方を選択するセレクタ19
と、FIFOメモリ17とFIFOメモリ18にて格納
されているセルについて、いずれか一方を選択してシー
ケンス番号付与部12A〜12Dに入力させる容量監視
部20とをそなえて構成されている。
【0072】このような構成により、監視用セル発生部
16では、図示しない制御ブロックによる設定により、
ルーティングタグが付与され周期的に監視用セルを生成
する。容量監視部20では、FIFOメモリ17とFI
FOメモリ18とに格納されているATMセルの数を監
視しつつ、FIFOメモリ17が空きでFIFOメモリ
18が監視用セルを格納している場合は、セレクタ19
に対し制御信号を出力ることにより、FIFOメモリ1
8からの監視用セルを選択してシーケンス番号付与部1
2A〜12Dに出力させる。
【0073】従って、監視用セルを有効セルが流れてい
ない場合に発生させることができるので、ユーザセルの
流れに影響を与えることなく、設定前のパスが正常かど
うかを監視することができるようになっている。さら
に、上述の各実施例において、シーケンス番号付与部1
2A〜12Dにて付与するシーケンス番号は自然数列と
なるように付与されていたが、本発明は、これに限られ
るものではない。
【0074】
【0075】
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
該信号処理手段が、複数の入力ポートと複数の出力ポー
トとを有し、各入力ポートから入力されたATMセルを
当該ATMセルのヘッダ部のルーティング情報に従って
適当な出力ポートへ出力するATMスイッチであり、該
監視番号付与手段が該入力ポート毎にそなえられるとと
もに、該監視番号チェック手段が該出力ポート毎にそな
えられ、該監視番号付与手段が、当該ATMセルのヘッ
ダ部のルーティング情報に応じた出力ポート毎に該監視
番号を付与し、該監視番号チェック手段が、ATMセル
のヘッダ部に書き込まれている当該ATMセルについて
の該ATMスイッチへの入力ポート情報に基づき、該入
力ポート毎に該監視番号をチェックするので、ATMス
イッチ内で、セルの情報量を増大させずに、セル廃棄,
セル誤配等による通信の異常を検出できる利点がある。
【0077】また、本発明によれば、該信号処理手段
が、一つの入力ポートと複数の出力ポートとを有し、該
入力ポートから入力されたATMセルを当該ATMセル
のヘッダ部のルーティング情報に従って適当な出力ポー
トへ分離・出力する分離装置であり、該監視番号付与手
段が該入力ポート側にそなえられるとともに、該監視番
号チェック手段が該出力ポート毎にそなえられ、該監視
番号付与手段が、当該ATMセルのヘッダ部のルーティ
ング情報に応じた出力ポート毎に該監視番号を付与する
ので、分離装置内で、セルの情報量を増大させずに、セ
ル廃棄,セル誤配等による通信の異常を検出できる利点
がある。
【0078】さらに、本発明によれば、該信号処理手段
が、複数の入力ポートと一つの出力ポートとを有し、各
入力ポートから入力されたATMセルを多重化し該出力
ポートから出力する多重化装置であり、該監視番号付与
手段が該入力ポート毎にそなえられるとともに、該監視
番号チェック手段が該出力ポート側にそなえられ、該監
視番号チェック手段が、ATMセルのヘッダ部に書き込
まれている当該ATMセルについての該多重化装置への
入力ポート情報に基づき、該入力ポート毎に該監視番号
をチェックするので、多重化装置内で、セルの情報量を
増大させずに、セル廃棄,セル誤配等による通信の異常
を検出できる利点がある。
【0079】また、本発明によれば、該監視番号付与手
段が、該信号処理手段にATMセルが入力される毎にカ
ウントアップされる監視番号付与用カウンタと、該監視
番号付与用カウンタのカウント値を該所定数列の監視番
号として当該ATMセルのヘッダ部に書き込む書込手段
とを有して構成されるとともに、該監視番号チェック手
段が、該信号処理手段からATMセルが出力される毎に
カウントアップされる監視番号チェック用カウンタと、
該監視番号チェック用カウンタのカウント値と当該AT
Mセルのヘッダ部に付与された監視番号とを比較する比
較手段とを有して構成されているので、セルの情報量を
増大させずに、セル廃棄,セル誤配等による通信の異常
を検出できる利点がある。ま、本発明によれば、監視
用セルを生成するセル生成手段と、ATMセルの入力が
ない場合に、該セル生成手段からの監視用セルをATM
セルとして該信号処理手段に切換入力する切換手段とが
そなえられているので、ユーザセルの流れに影響を与え
ることなく、設定前のパスが正常かどうかを監視するこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例におけるシーケンス番号付
与部を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の第1実施例におけるシーケンス番号チ
ェック部を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施例の動作を説明する図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施例におけるシーケンス番号チ
ェック部を示す機能ブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例の動作を説明する図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3実施例におけるシーケンス番号
付与部を示す機能ブロック図である。
【図11】本発明の第3実施例の動作を説明する図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】有効セルの先頭パルスの識別を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 信号処理手段 2 監視番号付与手段 2a 監視番号付与用カウンタ 2b 書込手段 3 監視番号チェック手段 3a 監視番号チェック用カウンタ 3b 比較手段 11A ATMスイッチ 11B 分離装置 11C 多重化装置 12A〜12D,15A〜15D シーケンス番号付与
部 12a シーケンス番号付与用カウンタ部 12aA〜12aD,13aa〜13ad カウンタ 12b,15b MUX部 12c,13c,14c ヘッダデータラッチ部 12d,13d ルーティングタグデコード部 12e,15e 遅延部 12f,12gA〜12gD,13e,13fa〜13
fd 論理和回路 12g,13f,13j 論理和回路部 13A〜13D,14A〜14D シーケンス番号チェ
ック部 13a,14a シーケンス番号チェック用カウンタ部 13b,14b コンパレータ 13g 比較開始判定部 13h,19 セレクタ 13i マスク回路 13ja〜13jd,14d,15c 論理和回路 15a シーケンス番号付与用カウンタ 15d セル制御信号生成部 16 監視用セル発生部 17,18 待ちセル格納部 20 容量監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 竜一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−139043(JP,A) 特開 平3−239038(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ部にルーティング情報をもつAT
    Mセルを該ルーティング情報に基づいて伝送するための
    信号処理手段を有してなるATM伝送装置における監視
    装置であって、 該信号処理手段に順次入力されるATMセルのヘッダ部
    に、所定数列の監視番号を各ATMセルの入力順序に従
    って順次付与する監視番号付与手段がそなえられるとと
    もに、 該信号処理手段から順次出力される該ATMセルのヘッ
    ダ部に該監視番号付与手段によって付与された監視番号
    を参照して、該監視番号が該所定数列となっているか否
    かをチェックし、該監視番号が該所定数列になっていな
    い場合に異常と判断する監視番号チェック手段がそなえ
    られ、 かつ、該 信号処理手段が、複数の入力ポートと複数の出
    力ポートとを有し、各入力ポートから入力されたATM
    セルを当該ATMセルのヘッダ部のルーティング情報に
    従って適当な出力ポートへ出力するATMスイッチであ
    り、 該監視番号付与手段が該入力ポート毎にそなえられると
    ともに、該監視番号チェック手段が該出力ポート毎にそ
    なえられ、 該監視番号付与手段が、当該ATMセルのヘッダ部のル
    ーティング情報に応じた出力ポート毎に該監視番号を付
    与し、 該監視番号チェック手段が、ATMセルのヘッダ部に書
    き込まれている当該ATMセルについての該ATMスイ
    ッチへの入力ポート情報に基づき、該入力ポート毎に該
    監視番号をチェックすることを特徴とする、ATM伝送
    装置における監視装置。
  2. 【請求項2】 ヘッダ部にルーティング情報をもつAT
    Mセルを該ルーティング情報に基づいて伝送するための
    信号処理手段を有してなるATM伝送装置における監視
    装置であって、 該信号処理手段に順次入力されるATMセルのヘッダ部
    に、所定数列の監視番号を各ATMセルの入力順序に従
    って順次付与する監視番号付与手段がそなえられるとと
    もに、 該信号処理手段から順次出力される該ATMセルのヘッ
    ダ部に該監視番号付与 手段によって付与された監視番号
    を参照して、該監視番号が該所定数列となっているか否
    かをチェックし、該監視番号が該所定数列になっていな
    い場合に異常と判断する監視番号チェック手段がそなえ
    られ、 かつ、該 信号処理手段が、一つの入力ポートと複数の出
    力ポートとを有し、該入力ポートから入力されたATM
    セルを当該ATMセルのヘッダ部のルーティング情報に
    従って適当な出力ポートへ分離・出力する分離装置であ
    り、 該監視番号付与手段が該入力ポート側にそなえられると
    ともに、該監視番号チェック手段が該出力ポート毎にそ
    なえられ、 該監視番号付与手段が、当該ATMセルのヘッダ部のル
    ーティング情報に応じた出力ポート毎に該監視番号を付
    与することを特徴とする、ATM伝送装置における監視
    装置。
  3. 【請求項3】 ヘッダ部にルーティング情報をもつAT
    Mセルを該ルーティング情報に基づいて伝送するための
    信号処理手段を有してなるATM伝送装置における監視
    装置であって、 該信号処理手段に順次入力されるATMセルのヘッダ部
    に、所定数列の監視番号を各ATMセルの入力順序に従
    って順次付与する監視番号付与手段がそなえられるとと
    もに、 該信号処理手段から順次出力される該ATMセルのヘッ
    ダ部に該監視番号付与手段によって付与された監視番号
    を参照して、該監視番号が該所定数列となっているか否
    かをチェックし、該監視番号が該所定数列になっていな
    い場合に異常と判断する監視番号チェック手段がそなえ
    られ、 かつ、該 信号処理手段が、複数の入力ポートと一つの出
    力ポートとを有し、各入力ポートから入力されたATM
    セルを多重化し該出力ポートから出力する多重化装置で
    あり、 該監視番号付与手段が該入力ポート毎にそなえられると
    ともに、該監視番号チェック手段が該出力ポート側にそ
    なえられ、 該監視番号チェック手段が、ATMセルのヘッダ部に書
    き込まれている当該ATMセルについての該多重化装置
    への入力ポート情報に基づき、該入力ポート毎に該監視
    番号をチェックすることを特徴とする、ATM伝送装置
    における監視装置。
  4. 【請求項4】 該監視番号付与手段が、 該信号処理手段にATMセルが入力される毎にカウント
    アップされる監視番号付与用カウンタと、 該監視番号付与用カウンタのカウント値を該所定数列の
    監視番号として当該ATMセルのヘッダ部に書き込む書
    込手段とを有して構成されるとともに、 該監視番号チェック手段が、 該信号処理手段からATMセルが出力される毎にカウン
    トアップされる監視番号チェック用カウンタと、 該監視番号チェック用カウンタのカウント値と当該AT
    Mセルのヘッダ部に付与された監視番号とを比較する比
    較手段とを有して構成されていることを特徴とする請求
    1〜3のいずれかに記載のATM伝送装置における監
    視装置。
  5. 【請求項5】 監視用セルを生成するセル生成手段と、 ATMセルの入力がない場合に、該セル生成手段からの
    監視用セルをATMセルとして該信号処理手段に切換入
    力する切換手段とがそなえられていることを特徴とする
    請求項1〜のいずれかに記載のATM伝送装置におけ
    る監視装置。
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