JP3193127U - リサイクルごみ回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の装置で複数種類のリサイクルごみの回収可能なリサイクルごみ回収装置を提供する。
【解決手段】リサイクルごみ回収装置20は、利用者によってリサイクルごみが投入される投入部40と、投入部40から投入されたリサイクルごみを収容する回収箱45と、を備えている。リサイクルごみ回収装置20は、第1種ごみと、当該第1種ごみと比較して相対的に軽く且つ第1種ごみに押し潰されることにより変形可能な第2種ごみとが、共通の回収箱45に収容される。第1種ごみについては、その重さに基づいて利用者にポイントが付与され、第2種ごみについては、その商品情報又は数量に基づいて利用者にポイントが付与される。
【選択図】図1

Description

本考案は、リサイクルごみ回収装置に関する。
古紙やペットボトル等、リサイクルごみの回収が小売店等の店舗でも行われている。従来のリサイクルごみの回収は収容箱に投入させるだけのものであったが、近年、収容箱にリサイクルごみが投入されるとその重量を測定し、測定された重量に応じて何らかの利益と交換可能なポイントを付与する回収装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。このような回収装置によれば、リサイクルごみの回収を促進することができる。
特開2008−146428号公報
ここで、近年リサイクル可能なごみの種類が増加しており、それぞれのごみに対応する回収装置を店舗に設置する必要が生じてきた。しかし、店舗において回収装置を設置可能な領域は限られており、設置すべき回収装置が増加することは好ましくない。
本考案は、上述事情に鑑みてなされたものであり、一の装置で複数種類のリサイクルごみの回収可能なリサイクルごみ回収装置を提供することを目的としている。
上述課題を解決するのに適した手段について、作用効果等を示しつつ説明する。
手段1は、利用者によってリサイクルごみが投入される投入口と、前記投入口から投入された前記リサイクルごみを収容する収容部と、を備えるリサイクルごみ回収装置であって、当該リサイクルごみ回収装置は、第1種ごみと、前記第1種ごみと比較して相対的に軽く且つ前記第1種ごみに押し潰されることにより変形可能な第2種ごみと、が共通の前記収容部にて収容される構成であり、前記第1種ごみの重量の情報を把握する第1把握手段と、前記第1把握手段に把握された重量の情報に応じて利用者に付与するポイントを決定する第1ポイント決定手段と、前記第1ポイント決定手段により決定されたポイントを利用者に付与する第1ポイント付与手段と、前記第2種ごみの種類又は数量の少なくとも一方の情報を把握する第2把握手段と、前記第2把握手段により把握された情報に基づいて利用者に付与するポイントを決定する第2ポイント決定手段と、前記第2ポイント決定手段により決定されたポイントを利用者に付与する第2ポイント付与手段と、を備えていることを特徴とする。
手段1によれば、第1種ごみと第2種ごみを一の回収装置にて回収することができる。ここで、第2種ごみは第1種ごみに押し潰されて変形可能であるものの、変形せずにそのまま回収してしまうと、回収量が多くならないうちに収容部が満杯になってしまう可能性がある。かといって、押し付け装置のように体積を小さくするための装置を組み込むと、回収装置自体のコストが高くなり好ましくない。そこで、上記のように、第2種ごみを第1種ごみと共通の収容部に収容される構成としたため、第2種ごみはこの収容部にて第1種ごみに押し潰されて体積が小さくなる。このようにすることで、複雑な押し付け装置等を用いることなく第2種ごみの体積を小さくし、回収装置からのごみの回収回数を減らすことができる。この場合、収容部から第1種ごみのみを取り出せば残りは第2種ごみとなるため、分別作業も比較的容易なものとすることもできる。そして、これら複数種類のごみを一の回収装置で回収可能としたため、店舗の限られた設置領域を圧迫せずに、複数種類のごみを回収することが可能となる。さらに、これらのごみについて、それぞれポイントを付与してリサイクルを促す構成としている。ここで、従来の重量に応じたポイント付与方法では、重いごみについてはポイントが付与され易い反面、軽いごみについてはポイントが付与されにくくなるという不均衡が生じ得る。特に、上記のように、重い第1種ごみと軽い第2種ごみとを一の装置で回収する構成とするとその不均衡が顕著になり易く、ポイントが付与され易い第1種ごみばかりが投入されてしまう、といった問題が生じ得る。そうすると、第1種ごみによって第2種ごみを押し潰しながら回収する、といった上記回収装置のメリットを活かすことができなくなる。そこで、比較的軽い第2種ごみについては、種類又は数量の少なくとも一方を把握可能な第2把握手段を設けて、その把握結果に基づいてポイントを付与する構成としたため、第2種ごみについてもポイントを付与してリサイクルを促すことができる。以上の結果、一の装置で複数種類のリサイクルごみの回収を行うことが可能なリサイクルごみ回収装置を提供することができる。
手段2は、手段1において、前記第2種ごみは商品を包装する包装袋類であり、当該包装袋類には当該包装袋類に包装される商品を特定可能な情報が付されており、前記第2把握手段は、当該情報を把握して当該包装袋類に包装される商品の情報を把握可能であることを特徴とする。
手段2によれば、包装袋類の回収を好適に行うことができる。包装袋類は、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製の材料であり、これらは石油資源としてリサイクル可能な材料である。そして、これらの包装袋類は、小売店で販売される商品の包装に多用されるものであり、このような材料を第1種ごみとともに回収可能とすることで、小売店の環境保全への取り組みを促進することが可能となる。この場合、この商品の情報を把握することで、商品に応じたポイントを付与することが可能となり、ポイントを、回収時だけでなく販促時にも用いることが可能となる。具体的には、回収装置が設置される小売店の関連メーカーで製造された商品に対するポイント付与率を高めるなどすることができる。また、この商品の情報を記憶して、そのデータを利用可能とすれば、例えば、どのような商品の包装袋類がリサイクルされ易いか、といった商品別のリサイクル率を把握したり、メーカー別のリサイクル率を把握したり、することができる。このようにすれば、リサイクルされたごみの情報をその後のリサイクル促進のために活用することが可能となり、リサイクル活動を好適に行うことが可能となる。
手段3は、手段1又は手段2において、前記投入口には、前記第1種ごみを投入可能な第1投入口と、前記第2種ごみを投入可能な第2投入口と、が設けられており、前記第1種ごみは雑誌等の書籍であり、前記第2種ごみは商品を包装する包装袋類であり、前記第1投入口は、A4サイズの前記書籍を折り曲げることなく投入可能な大きさをなしており、前記第2投入口は、前記第1投入口よりも小さく形成されていることを特徴とする。
書籍については、折り曲げ等されると重ね合わせる際に空間が生じ易くなり、収容部における収容時に体積が増加し得る。そこで、手段3では、書籍については、一般的に市場で流通している書籍の大きさであるA4サイズを折り曲げることなく投入可能とし、体積の増加を抑制した。これに対して、包装袋類については、手段1に記載したように、第1種ごみとしての書籍の重さで押し潰されて収容される。すなわち、投入時の形状が収容時には変形することを前提としている。ここで、投入口を大きくすると、リサイクルごみを入れ易くなる反面、意図したリサイクルごみだけでなく、意図しないごみが投入される可能性がある。そのため、上記構成のようにすることで、回収するリサイクルごみの体積の増加を招くことなく、意図しないごみの投入を抑制することが可能となる。このようにすることで、回収するごみの種類に応じて適切な回収を行うことができる。
手段4は、手段3において、前記第1投入口の上方に前記第2投入口が設けられており、前記第1投入口から投入された前記第1種ごみを前記収容部へ排出する排出部よりも、前記第2投入口から投入された前記第2種ごみを前記収容部へ排出する排出部のほうが、前記収容部の平面視における中央寄りに配置されていることを特徴とする。
手段4によれば、第2投入口からの包装袋類は比較的軽いため、排出部から収容部の中央寄りに投入されれば、収容部における中央に収容され易くなる。これに対して、第1投入口からの書籍は重いため、第1投入口から排出部にかけて勢いがつき易く、排出部が収容部の中央から離れていても、書籍はその勢いによって中央に収容され易くなる。このようにすることで、書籍と包装袋類とを別々の投入口から投入する構成において、それぞれが投入される位置を近付けることができ、書籍を投入した場合に包装袋類を押し潰し易くなるし、その結果、体積の限られた収容部に対して効果的にごみを収容することが可能となる。
本考案の一実施形態であるリサイクルごみ回収装置の正面図。 リサイクルごみ回収装置の側面図。 リサイクルごみが投入される様子を説明するための説明図。 リサイクルごみ回収装置の電気的構成を示すブロック図。 リサイクルごみ回収装置の処理を示すフローチャート。 ポイント付与テーブルを説明するための説明図。
以下に本考案の一実施形態であるリサイクルごみ回収装置について図面を参照しつつ説明する。リサイクルごみ回収装置20は、コンビニエンスストア等の小売店の店舗内に設置されていることを前提に説明する。以下においては、リサイクルごみ回収装置20の機械的構成、電気的構成、処理の流れの順に説明する。
<リサイクルごみ回収装置20の機械的構成>
まず、リサイクルごみ回収装置20の機械的構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1はリサイクルごみ回収装置20の正面図であり、図2は側面図である。
リサイクルごみ回収装置20は、略直方体形状の金属製の筐体21によりその外郭が構成される。筐体21には、各種制御装置が搭載されたコントロールボックス30と、リサイクルごみを投入する投入部40と、が設けられている。筐体21内部には、リサイクルごみを収容する収容部としての回収箱45が設けられている。なお、筐体21には、回収箱45を出し入れする際に開閉される開閉扉22が設けられている。開閉扉22にはその中央部に窓部23が設けられており、回収箱45は、透明部材にて形成されている。そのため、回収箱45に収容されたリサイクルごみを、窓部23を介して外部から視認することが可能となっている。これにより、回収箱45に収容されたリサイクルごみの量を、開閉扉22の開閉を要することなく確認することができる。
コントロールボックス30は、筐体21の前面上部に設けられており、その内部に制御装置37(図4参照)が搭載されている。このコントロールボックス30の前面側には、リサイクルごみ回収装置20の使い方案内等を表示するとともに、利用者によりタッチ操作されて種々のメッセージ等を表示する表示モニタ31と、利用者が有するポイントカード50に対する情報の読み書きを行うカードリーダ・ライタ32と、リサイクルごみに表示されているバーコードを読み取るバーコードリーダ33と、が設けられている。これら表示モニタ31、カードリーダ・ライタ32及びバーコードリーダ33は、制御装置37によって制御される。
投入部40は、筐体21の前面側においてコントロールボックス30の下方に設けられている。投入部40には、前後に貫通してリサイクルごみを筐体21内部に投入可能な投入口としての開口部が複数設けられている。具体的には、第1投入口41と第2投入口42とが上下に併設されており、第1投入口41が下側に配置され、第2投入口42が上側に配置されている。
第1投入口41は、横長の開口部であり、第1種ごみとしてA4サイズの新聞・雑誌等の古紙、より具体的には書籍を折り曲げることなく投入可能な大きさ(具体的には、縦5cm×横30cm)に形成されている。第2投入口42は、第1投入口41よりも小さい横長の開口部であり、第2種ごみとしてパンや惣菜等の商品を包装する包装材、より具体的には包装袋類を投入可能な大きさ(具体的には、縦1cm×横20cm)に形成されている。包装袋類とは、主にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのリサイクル可能な材料で形成され、比較的薄くて折り曲げ強度が弱いリサイクルごみである。これら第1種ごみとしての書籍と、第2種ごみとしての包装袋類と、はいずれもコンビニエンスストア等の店舗にて販売される商品又はその商品の包装に用いられるものである。両投入口41,42は、それぞれ筐体21内部に向けた投入通路43,44と連通しており、投入口41,42から投入されたリサイクルごみが当該投入通路43,44を通過可能となっている。投入通路43,44には、リサイクルごみの通過を検知可能な通過センサ34,35がそれぞれ設けられている。通過センサ34,35はコントロールボックス30の制御装置37に接続されている。なお、第2投入口42側の通過センサ35は、投入通路44における入口(第2投入口42)付近に設置されている。
投入通路43,44は、いずれも後方に向けて下り傾斜となるように設けられている。そして、両投入通路43,44における投入口41,42の反対側の端部である排出部48,49は、筐体21内部の回収箱45の上方に配置される。そのため、投入口41,42から投入されたリサイクルごみが、対応する投入通路43,44を通過して排出部48,49に到達すると、リサイクルごみはそれら排出部48,49から回収箱45に向けて落下可能となっている。
第2投入口42からの投入通路44の床面には、包装袋類の通過を補助する補助ローラ46が設けられている。この補助ローラ46は、コントロールボックス30の制御装置37に接続されている。補助ローラ46は、複数のローラによって構成されている。第2投入口42から包装袋類が投入され、通過センサ35にてそれが検知された場合には、これら各ローラが制御装置37によって駆動制御されて後方に向けて回転する。そして、上側に設置される包装袋類が後方に向けて搬送される。これにより、包装袋類が投入通路44内で詰まってしまうことが抑制されている。なお、第1投入口41からの投入通路43には補助ローラ46に対応する装置は設けられておらず、投入される書籍の重さと投入通路43の傾斜によって、書籍は後方に向けて移動する。第1投入口41からの延在する投入通路43は、書籍の向きを変えずにそのまま滑り落ちるように形成されている。
ここで、第2投入口42からの排出部49は、第1投入口41からの排出部48よりも、回収箱45の上方から見た平面視における中央寄りに配置されている。そして、第1投入口41からの排出部48は、第2投入口42からの排出部49よりも、回収箱45の上方から見た平面視において手前側に配置されている。これにより、第2投入口42からの包装袋類は、補助ローラ46によって排出部49へ搬送され、回収箱45の平面視における中央付近から回収箱45へ落下する。その結果、包装袋類は回収箱45の平面視における中央付近に収容される。これに対して、第1投入口41からの書籍は、その重さと投入通路43の傾斜によって排出部48へ滑り落ち、回収箱45の平面視における中央位置よりも手前側から落下する。そして、書籍の勢いにより、回収箱45の平面視における中央付近に収容される。このようにすることで、異なる投入口41,42から投入されるリサイクルごみの収容位置を近付けることができ、限られた体積の回収箱45に対して効果的に収容することが可能となる。
回収箱45は、重さを計量可能な計量部36に積載されており、回収箱45に投入されたリサイクルごみの重さは、投入前後の回収箱45全体の重さの差分で把握可能となっている。計量部36は、コントロールボックス30の制御装置37に接続されている。
<リサイクルごみが投入される様子>
次に、リサイクルごみが投入される様子について、図3を参照して説明する。図3は、リサイクルごみが投入される場合の回収箱45の様子を説明するための説明図である。
第1投入口41から雑誌等の書籍が投入されると、投入通路43を通過して排出部48から回収箱45へ落下する。この場合、第1投入口41が横長の開口部であるため、書籍が横にして投入される。そのため、書籍は回収箱45に向けて横向きに落下するため、そこで平積みされ易くなり、縦に積まれる等して全体的な体積が増加してしまうことが抑制されている。また、書籍は折り曲げ等されると、重ね合わせる際に空間が生じて平積みされにくくなり得る。そこで、上記のように折り曲げることなく投入可能とすることで、収容時の体積増加が抑制される。
一方、第2投入口42から投入される包装袋類は、比較的軽量であるため、自重によって投入通路44を滑り落ちずに、途中で詰まってしまう可能性がある。特に、第2投入口42は第1投入口41よりも小さな開口部であるため、包装袋類は手等で丸めて(潰して)投入されることが考えられる。しかし、包装袋類は比較的やわらかいため、手等で丸めても、その後、元の形に戻り得るため、投入通路44内での詰まりがより発生し易くなる。そこで、投入通路44の補助ローラ46にて回収箱45へ包装袋類を搬送する構成としたため、投入通路44内での詰まりを抑制することが可能となる。
さらに、第1投入口41から投入される書籍と第2投入口42から投入される包装袋類は、いずれも同じ回収箱45に投入される構成としている。そのため、例えば図3(a)に示すように包装袋類が投入された後、図3(b)に示すように書籍が投入されると、包装袋類の上から書籍が重なるように収容されることになる。この場合、書籍は重く、包装袋類は相対的に軽く且つ書籍によって押し潰されることにより変形可能であるため、図3(c)に示すように、包装袋類は上から重なる書籍によって潰されて体積が小さくなる。このようにすることで、減容装置等の複雑な構成を用いることなくリサイクルごみの減容化を図ることができる。
特に、上記のように書籍は折り曲げることなく投入されるため、書籍が平積みされ易くなって収容時の体積の増加が抑制されるだけでなく、包装袋類を押し潰す面積も折り曲げた状態よりも広くなるため、包装袋類をより効果的に押し潰すことが可能となる。
また、第2投入口42から投入される包装袋類は、回収箱45の平面視で中央付近から落下する。包装袋類は軽いためその位置から略鉛直に落下して、回収箱45の平面視で中央付近に収容される。これに対して、第1投入口41から投入される書籍は、回収箱45の平面視で中央付近よりも手前側から、中央に向けて勢いをつけて落下する。そして、書籍はその勢いによって、回収箱45の平面視で中央付近に収容される。そのため、包装袋類及び書籍のいずれもが回収箱45の平面視における中央付近に収容され、書籍によって包装袋類が押し潰され易くなり、包装袋類の減容を効果的に行うことができる。また、このようにすることで、限られた体積の回収箱45に対して効果的に各ごみを収容することが可能となる。
<リサイクルごみ装置の電気的構成>
次に、リサイクルごみ回収装置20の電気的構成について、図4を参照して説明する。図4は、リサイクルごみ回収装置20と小売店等の店舗内ネットワーク60とから構成されるリサイクルごみ回収システム10の構成を示すブロック図である。
リサイクルごみ回収装置20のコントロールボックス30の内部には、投入されたリサイクルごみの重量に応じたポイント換算や表示モニタ31等の制御を行う制御装置37や、当該制御装置37を操作するための管理者用のキーボード38、店舗内ネットワーク60との通信を行うための通信部39などが収納されている。
制御装置37は、演算装置であるCPU、該CPUにより実行される各種制御プログラム等を記録したROM、各種データ等を一時的に記録するRAMなどを内蔵しており、制御プログラムに基づき図示しないリレー等を介して上述各種装置の制御を行うものである。
なお、本実施形態では、ポイントカード50として、情報の書換えが可能な記録領域を有する記録媒体としてのICカードを用いている。このICカードは、情報の記録や演算のためのICチップを組み込んだものであり、ICチップの一部が記録領域となる。ポイントカード50の記録領域には、カードの登録番号、加算ポイント、累積ポイント、最新使用日等が書き込まれており、例えばポイントに変更があった場合には、カードリーダ・ライタ32等によって前回記録されたポイントが消去された後、新たなポイントが記録される。
<店舗内ネットワーク60の構成>
次に、リサイクルごみ回収システム10を構成する店舗内ネットワーク60の構成について説明する。
店舗内ネットワーク60は、ポイントカード50に貯まったポイントをキャッシュバック等によって利用できるようにするためのネットワークである。図4に示すように店舗内ネットワーク60は、統括的な管理を行うホストコンピュータ61に多数のPOSレジスタ端末62がLANによってネットワーク接続されることにより構成されている。また、各POSレジスタ端末62にはカードリーダ・ライタ63が接続されている。このカードリーダ・ライタ63は、上述のリサイクルごみ回収装置20のカードリーダ・ライタ32と同様のもので、ポイントカード50に対する情報の読み書きが可能となっている。
また、ホストコンピュータ61には、リサイクルごみ回収装置20との通信を行うための通信部64が接続されている。通信部64は通信回線65を介してリサイクルごみ回収装置20の通信部39と接続されている。これにより、店舗内ネットワーク60のホストコンピュータ61と、リサイクルごみ回収装置20の制御装置37とが通信可能に接続される。
ホストコンピュータ61は、自身の記録装置内に顧客データベースを管理しており、後述するようにリサイクルごみ回収装置20の制御装置37からポイントカード50の使用履歴など新たな情報が送られてきた場合には、当該情報を顧客データベースに記録させる。
<リサイクルごみ回収装置20の処理の流れ>
次に、利用者がリサイクルごみ回収装置20を利用する際の処理の流れを、図5のフローチャートを参照して説明する。
リサイクルごみ回収装置20(制御装置37)は、通常、表示モニタ31において、「リサイクルごみ回収モード」か「ポイント照会モード」かを選択できることを案内する表示で待機しており、タッチ操作により「リサイクルごみ回収モード」か「ポイント照会モード」かを選択することが可能な画面となっている。
リサイクルごみを投入する利用者によって、「リサイクルごみ回収モード」が選択されると(ステップS1)、続くステップS2では、利用者の所有する記録媒体としてのポイントカード50がカードリーダ・ライタ32のカードホルダに載置されたか否かを判定する。ポイントカード50が載置された場合には、制御装置37は、載置されたポイントカード50の正規性や載置の正常性の判定を行う(ステップS3)。
ここで載置されたカードが正規カードでない場合やカードの載置位置が適切ではない場合には、制御装置37は、表示モニタ31にて「カードエラー:カードの位置を確認してください」や「カードが正常に読み取れません。お手数ですがサービスカウンターへ起しください」などのメッセージを表示させるとともに、利用者にカードを受け取らせ(ステップS4)、再度の操作を促す。
ステップS3においてポイントカード50の正常性が判定されると、制御装置37は、カードリーダ・ライタ32を制御してポイントカード50に記録されているカードの登録番号やポイントなど各種情報を読み取る。この際、読み取られた情報はRAMに一時記録される。そして、ステップS5において投入モードの選択画面を表示モニタ31にて表示する。投入モードとしては、第1投入口41から書籍を投入する第1投入モードと、第2投入口42から包装袋類を投入する第2投入モードと、が設けられており、いずれのリサイクルごみを投入するかによって利用者に選択される。
ステップS6では、第1投入モードが選択されたか否かを判定し、第1投入モードが選択されている場合には、ステップS7に進む。ステップS7では、計量前処理として計量部36を制御して風袋引き処理を実行する。この処理が行われることにより、計量部36は、計量部36に載置された回収箱45及びこれに収容されたリサイクルごみの総重量を風袋引きし、今回投入されるリサイクルごみの重量のみを計量可能な状態となる。そして、制御装置37は、表示モニタ31にて「第1投入口より書籍を投入してください」とのメッセージを表示して、利用者にリサイクルごみの投入を促すとともに(ステップS8)、「投入が終わりましたら「ポイントGET!」ボタンを押してください」とのメッセージを表示して、ポイントカード50への加算ポイントの書き込みを促す(ステップS9)。
そして、制御装置37は、投入通路43に設けられた通過センサ34にて投入されたリサイクルごみの数量データを把握するとともに、計量部36により重量データを把握して、それらの把握結果に基づいて、利用者に付与するポイントを決定する第1ポイント決定処理を実行する(ステップS10)。なお、制御装置37による、計量部36によるリサイクルごみの重量データの把握及び通過センサ34による数量データの把握する処理を行う機能が、本実施形態における第1把握手段に相当する。
ROMには第1ポイント換算テーブルが記憶されており、第1ポイント決定処理では当該第1ポイント換算テーブルを参照してポイント換算を行う。第1ポイント換算テーブルでは、図6(a)に示すように、今回投入されたリサイクルごみの重量データと、リサイクルごみの数量データと、に対応させてポイントが予め設定されている。制御装置37は、第1ポイント換算テーブルと、各データと、に基づいて今回付与するポイントを決定し、その決定した値をRAMに一時記録する。なお、制御装置37による第1ポイント決定処理を行う機能が、本実施形態における第1ポイント決定手段に相当する。
そして、表示モニタ31にて対応するポイントの表示を行うとともに、ポイントカード50への書き込み処理を実行する(ステップS11)。この場合、今回付与されるポイントとともに、ポイントカード50に記憶されている累積ポイントの表示を行う構成とするとよい。ポイントカード50への書き込み処理では、今回の加算ポイントの他、加算日時の書き込みが行われる。なお、制御装置37による、第1ポイント決定処理により決定されたポイントをポイントカード50へ書き込む処理を行う機能が、本実施形態における第1ポイント付与手段に相当する。
そして、ポイントカード50への書き込みが終了すると、表示モニタ31にて「カードをお受け取りください。」とのメッセージを表示して、カードリーダ・ライタ32のカードホルダからカードの受け取りが可能となる(ステップS12)。
一方、ステップS5にて第1投入モードではなく第2投入モードが選択されたと判定した場合は、ステップS13へ進む。既に説明したとおり、第2投入モードとは、第2投入口42から包装袋類を投入するモードであり、この場合、表示モニタ31にて、「商品バーコードをスキャンしてください」とのメッセージを表示して、バーコードリーダ33にて、包装袋類に印刷されている又は貼付されているラベルに印刷されているバーコード(商品情報)の読み取りを行うように促す(ステップS13)。また、制御装置37は、バーコードリーダ33を駆動制御して、バーコードの読み取りを開始させる。
バーコードの読み取りが行われた場合には(ステップS14でYES)、表示モニタ31にて「第2投入口より包装袋を投入してください」とのメッセージを表示して、利用者にリサイクルごみの投入を促す(ステップS15)。そして、投入通路44の入り口付近に設けられた通過センサ35にて、リサイクルごみが第2投入口42に押し込まれたことを検知した場合には(ステップS16でYES)、投入通路44に設けられた補助ローラ46の駆動制御を開始する(ステップS17)。なお、ステップS15の投入指示から所定の時間(例えば20sec)が経過しても第2投入口42からリサイクルごみが投入されなければ(通過センサ35にて検知しなければ)、ステップS13に戻り、再度バーコードのスキャンから行わせる。そして、この補助ローラ46の駆動制御を開始してから予め定められた所定時間(例えば5sec)が経過した場合には(ステップS18でYES)、上記駆動制御を終了するとともに(ステップS19)、「投入が終わりましたら「連続投入」又は「ポイントGET!」ボタンを押してください」とのメッセージを表示して、更にリサイクルごみを投入するか、終了するかを選択させる(ステップS20)。なお、制御装置37による、バーコードリーダ33によるリサイクルごみの商品情報の把握及び通過センサ35による数量データの把握する処理を行う機能が、本実施形態における第2把握手段に相当する。
連続投入が選択された場合には(ステップS21でYES)、ステップS13に戻り再度バーコードのスキャンから行わせる。投入の終了が選択された場合(ポイントゲットボタンが押された場合)には、スキャンしたバーコード(包装袋類にて包装される商品を特定可能な情報)と投入数量とを把握して、それらの把握結果に基づいて、利用者に付与するポイントを決定する第2ポイント決定処理を実行する(ステップS22)。
ROMには第2ポイント換算テーブルが記憶されており、第2ポイント換算処理では当該第2ポイント換算テーブルを参照してポイント換算を行う。第2ポイント換算テーブルでは、図6(b)に示すように、今回投入されたリサイクルごみの商品情報と、リサイクルごみの数量データと、に対応させてポイントが予め設定されている。
具体的には商品情報としては、例えば、商品の名称(商品コード)、値段(売価)、製造メーカー等のデータであり、第2ポイント換算テーブルでは、これら各データ別にポイントの付与率が異なるように設定されている。そして、制御装置37は、第2ポイント換算テーブルと、各データと、に基づいて今回付与するポイントを決定し、その決定した値をRAMに一時記録する。なお、商品情報及び数量のデータは、リサイクルごみ回収モード終了後も読み出し可能なように、RAMのデータ記憶領域に記憶する。これにより、回収された商品情報及びその数量のデータを管理者が利用することが可能となる。なお、制御装置37による第2ポイント決定処理を行う機能が、本実施形態における第2ポイント決定手段に相当する。
そして、表示モニタ31にて対応するポイントの表示を行うとともに、ポイントカード50への書き込み処理を実行する(ステップS23)。この場合、今回付与されるポイントとともに、ポイントカード50に記憶されている累積ポイントの表示を行う構成としてもよい。ポイントカード50への書き込み処理では、今回の加算ポイントの他、加算日時の書き込みを行う。その後、ステップS12に進み、表示モニタ31にて終了表示を行う。なお、制御装置37による、第2ポイント決定処理により決定されたポイントをポイントカード50へ書き込む処理を行う機能が、本実施形態における第2ポイント付与手段に相当する。
<店舗内ネットワーク60によるキャッシュバック処理の流れ>
次に、店舗内ネットワーク60を利用してポイントカード50に貯まったポイントをキャッシュバックにて使用する処理の流れについて説明する。
買い物の精算を行う際、ポイントカード50をカードリーダ・ライタ63のカードホルダに載置する。各POSレジスタ端末62は、カードリーダ・ライタ63からポイントカード50に記録されているカードの登録番号やポイントなど各種情報を読み取る。さらに、ポイントカード50から読み取った累積ポイントから、今回キャッシュバックにて使用する所定ポイント分を減算するとともに、キャッシュバックする分の金額を商品代金から減算し精算を行う。そして、POSレジスタ端末62は、カードリーダ・ライタ63を駆動制御してポイントカード50に新たな情報を書き込む。これにより、ポイントカード50の記録領域には、新たな累積ポイント及び最新使用日が記録される。
また、POSレジスタ端末62は、ポイントカード50の更新情報をホストコンピュータ61に対し送信する。これを受信したホストコンピュータ61は、当該情報を顧客データベースに記録させる。これにより、例えばいかなるタイプの顧客がいつ来店し、どのような商品を購入したかなどの統計データを得ることができ、当該統計データを、折込広告の部数調整や特売を行う時間帯の決定など販売促進の有効な手段として利用する他、リサイクルされた商品と販売された商品とを比較して商品毎のリサイクル率を把握する等、リサイクル活動に役立てることが可能となる。
<効果>
以上詳述したように、本リサイクルごみ回収装置20では、重い書籍と相対的に軽く且つ書籍によって押し潰されて変形可能な包装袋類を、共通の回収箱45に収容可能としたため、包装袋類用の減容装置を設けることなく、包装袋類を減容して回収することができる。この場合、包装袋類と書籍とは、単に押し重なるように収容されているだけなので、書籍を取り除けば残りは包装袋類となり、その後の分別作業を比較的容易に行うことができる。さらに、これらを別々の回収装置で回収する構成と比較して、一の装置で複数の種類のリサイクルごみを回収することができるため、店舗における設置スペースの確保が容易となる。
このような優れたメリットを有するリサイクル回収装置に、従来からある重量に応じたポイント付与方法を適用しようとすると、相対的に軽い包装袋類についてはポイントが低くなり得るばかりか、計量部36の計量下限との関係により計量を行うこと自体が困難となる。そこで、包装袋類に関しては、投入された包装袋類の種類及び投入された数量の情報に基づいてポイントを付与する構成とし、書籍と包装袋類とを一の装置で好適に回収することが可能とした。
包装袋類については、当該包装袋類に印刷又は貼付されたバーコードを読み取ることで、この包装袋類が何の商品の包装袋類であったか、といった情報(商品名称、値段、製造メーカ等)を把握可能とした。そして、その情報に基づいて、ポイントを決定する構成としたため、例えば、ポイントが付与され易い商品、値段、メーカーを予め設定しておくことができ、回収促進を図ることが可能となるばかりか、そのポイントが付与され易い商品等の販促も図ることが可能となる。そして、例えば、これら回収された包装袋類の情報を記憶しておくことで、そのデータに基づいてどのような商品がリサイクルされ易いか、どのメーカーの商品がリサイクルされ易いか、といった情報を把握することができ、その後のリサイクル活動に活かすことも可能となる。
第1投入口41をA4サイズの書籍を折り曲げることなく投入可能な大きさとしたため、書籍が収容時に平積みされ易くなり、収容時の体積増加を抑制しつつ回収することができる。一方、第2投入口42は第1投入口41よりも小さくした。そのため、意図しないごみの投入を抑制することができる。
<他の実施形態>
以上説明した一実施形態の他、例えば次のような実施形態とすることも可能であるし、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(1)各投入口41,42から投入されるリサイクルごみの種類は、書籍や包装袋類に限定されず、他のリサイクルごみであってもよい。すなわち、例えば、第1投入口41から投入されるリサイクルごみは、書籍以外の古紙であっても、紙資源のリサイクルが可能である。但し、古紙のうち、チラシのように1枚の重量が軽いものよりも、新聞や雑誌のように重量が重いものの方が、第2投入口42側から投入されるリサイクルごみを押し潰す効果を期待することができる。なお、1枚ずつの重量が軽いものの場合、例えば、束ねて投入するよう表示モニタ31の表示や注意書きの張り紙などで促したり、所定の重量以上をポイントの付与対象とするなどすることで、チラシ等の軽い古紙が含まれる場合であっても第2投入口42側からのリサイクルごみを押し潰す効果を高めることが可能となる。
また、第2投入口42から投入されるリサイクルごみは、石油由来の包装材であれば、石油資源のリサイクルが可能となる。但し、包装材であっても、食品用の容器トレーなどの場合、商品の情報は容器トレーとともに包装に用いられるラップに貼付されることが多いため、容器トレーのみを回収する場合には商品の情報を読み取ることが困難となり得る。そこで、ラップとともに回収する構成としたり、容器トレーは投入される数量のみでポイントを付与する構成とすれば、容器トレーについてもポイントを付与しつつも回収することができる。
また、包装材として、紙容器包装であってもよい。この場合、紙資源のリサイクルが可能となるばかりか、第1投入口41側から投入される書籍と、リサイクルごみの種類が共通のものとなるため、回収時の分別作業が更に容易となる。なお、紙容器包装の場合には、合成樹脂製の包装材と比較して形状に依存して強度が強くなり得るため、例えば、上記実施形態のように第2投入口42を小さくして投入時に予め折りたたんで投入する構成とすれば、仮に、第1投入口41からのリサイクルごみによって押し潰されにくい形状であったとしても、収容時の体積を小さくすることが可能となる。
さらに、第1投入口41から投入されるリサイクルごみは、紙資源に限定されず、例えば、金属類やガラス類のリサイクルごみとしてもよい。この場合、紙資源よりも重量が重くなり得るため、第2投入口42から投入されるリサイクルごみを押し潰す効果をより高めることが可能となる。
(2)包装袋類が投入されたことによるポイントをその商品情報と数量の情報とに基づいて決定する構成としたが、少なくとも一方の情報を用いる構成であれば、重さに基づく書籍に対するポイント付与方法と好適に併存させることができる。
(3)投入口41,42を別々に設けたが、少なくとも投入モードを利用者が選択可能であれば、投入口を共通化してもよい。この場合、投入口を共通化すると、投入通路に包装袋類が詰まるなどした場合であっても書籍を投入することでそれが解消される、といった効果を奏することが可能となる。
(4)書籍の計量部36の構成は上記のものに限定されず、他の方法で重さを計量する構成としてもよいし、大きさから重さを予測する構成としてもよい。他の方法で重さを計量する構成としては、例えば、投入通路43に計量部を設ける構成や、投入前に重さを計量してそのデータが制御装置37へ出力される構成が考えられる。また、大きさから重さを予測する構成としては、例えば、投入通路43等にイメージセンサを設け、当該イメージセンサの検知結果から書籍の縦方向、横方向及び厚み方向の長さを把握して、それらの長さに基づいて体積を算出して、その算出された体積から重さを予測する構成としてもよい。また、書籍についてもバーコードを読み取ってから投入する構成とし、予めそのバーコードに重さデータを入れ込む構成としてもよい。このようにすることで、計量部を省略することが可能となる。
(5)包装袋類に印刷又は貼付されているバーコードを読み取る構成としたが、以下のように変更してもよい。例えば、リサイクルマーク(包装容器リサイクル法、資源有効利用促進法などに基づくマーク)を読み取る構成とし、そのリサイクルマークの種類に基づいてポイントを付与する構成とする。例えば、プラスチック製容器包装識別表示マークであれば、アルファベット表記により材質を判別可能である。このようにすることで、種類に応じたポイントを付与することが可能となるだけでなく、例えば、対応するリサイクルマークの読み取りが行われなければ投入不可とする(例えば、投入口にシャッタを設けてそのシャッタを閉鎖して投入不可とする)など、特定のリサイクルごみを投入させないようにすることも可能である。
(6)ポイントカード50を読み取ることで、利用者の購入履歴を把握可能とし、ステップS13のバーコード読み取り処理にて読み取った商品情報が購入履歴に対応するものである場合は、付与するポイントを高くする構成としてもよいし、購入履歴に対応しないものである場合は、付与するポイントを低くする又はポイントを付与しない構成としてもよい。このようにすることで、ポイントカード50を利用した商品の購入、すなわち、本リサイクルごみ回収装置20を設置する小売店での商品の購入の優位性を高め、小売店における売り上げ増加を見込め、リサイクルごみ回収装置20を設置する意義を高めることができる。
(7)利用者が書籍と包装袋類とをいずれも投入したい場合には、包装袋類の投入が先に行われるように、第2投入モードが優先される構成としてもよい。具体的には、ステップS5の投入モードの選択時に、両方のごみを投入するモードを設け、そのモードが選択された場合には(ステップS6)、ステップS7側の第1モードではなく、ステップS13側の第2モード側に進む。そして、包装袋類の投入が完了した後(ステップS19)、包装袋類を更に投入するか、書籍を投入するかを選択させる(ステップS20)。包装袋類を更に投入する場合にはステップS13に戻り、書籍を投入する場合にはステップS7へ進む。そして、書籍の投入完了後、ポイント決定処理において、書籍の数と重さに基づくポイントと、包装袋類の数と種類に基づくポイントと、を決定して(ステップS10)、ポイント加算を行う(ステップS11)とするとよい。このようにすれば、包装袋類の上から書籍が収容されるため、包装袋類の減容を好適に行うことができる。
(8)上記実施形態では、ポイントカード50に商品購入時やリサイクルごみの投入時のポイントが記憶される構成としたが、利用者のポイントを管理する方法はこれに限定されない。例えば、ポイントカードにはID情報が記憶され、ホストサーバーにはポイント情報等が記憶され、これらID情報とポイント情報等とが紐付けられており、商品購入時やリサイクルごみの投入時に、端末でID情報からホストサーバー側の情報を読み書きする構成としてもよい。また、ポイントカード50は利用者を特定可能な端末の一例であり、その他、例えば、携帯端末等を用いて利用者のID情報等を管理する構成としてもよい。
(9)リサイクルごみ回収装置20を、コンビニエンスストア等の小売店の店舗内に設置することを前提として説明したが、店舗の敷地内に設置する構成としてもよい。但し、店舗内に設置する構成のほうが、従業員の目が届きやすく、意図したリサイクルごみ以外のごみが投入されることを抑制することが可能となる。
(10)第2投入口42からの投入通路44における床面に補助ローラ46を設けたが、天井面にもローラを設けてもよい。そして、上下のローラにかみ合わさるように包装袋類が搬送される構成とすると、より確実に包装袋類が搬送され、投入通路44内での詰まりがより発生しにくくなる。この場合、上下のローラの一方(例えば下のローラ)を主ローラとして回転駆動される構成とし、他方(例えば上のローラ)を従ローラとして主ローラの回転に伴って回転する構成とするとよい。
10…リサイクルごみ回収システム、20…リサイクルごみ回収装置、21…筐体、31…表示モニタ、32…ライタ、33…バーコードリーダ、34…通過センサ、35…通過センサ、36…計量部、37…制御装置、40…投入部、41…第1投入口、42…第2投入口、45…回収箱、48…排出部、49…排出部、50…ポイントカード。

Claims (4)

  1. 利用者によってリサイクルごみが投入される投入口と、
    前記投入口から投入された前記リサイクルごみを収容する収容部と、
    を備えるリサイクルごみ回収装置であって、
    当該リサイクルごみ回収装置は、第1種ごみと、前記第1種ごみと比較して相対的に軽く且つ前記第1種ごみに押し潰されることにより変形可能な第2種ごみと、が共通の前記収容部にて収容される構成であり、
    前記第1種ごみの重量の情報を把握する第1把握手段と、
    前記第1把握手段に把握された重量の情報に応じて利用者に付与するポイントを決定する第1ポイント決定手段と、
    前記第1ポイント決定手段により決定されたポイントを利用者に付与する第1ポイント付与手段と、
    前記第2種ごみの種類又は数量の少なくとも一方の情報を把握する第2把握手段と、
    前記第2把握手段により把握された情報に基づいて利用者に付与するポイントを決定する第2ポイント決定手段と、
    前記第2ポイント決定手段により決定されたポイントを利用者に付与する第2ポイント付与手段と、
    を備えていることを特徴とするリサイクルごみ回収装置。
  2. 前記第2種ごみは商品を包装する包装袋類であり、
    当該包装袋類には当該包装袋類に包装される商品を特定可能な情報が付されており、
    前記第2把握手段は、当該情報を把握して当該包装袋類に包装される商品の情報を把握可能であることを特徴とする請求項1に記載のリサイクルごみ回収装置。
  3. 前記投入口には、前記第1種ごみを投入可能な第1投入口と、前記第2種ごみを投入可能な第2投入口と、が設けられており、
    前記第1種ごみは雑誌等の書籍であり、
    前記第2種ごみは商品を包装する包装袋類であり、
    前記第1投入口は、A4サイズの前記書籍を折り曲げることなく投入可能な大きさをなしており、
    前記第2投入口は、前記第1投入口よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリサイクルごみ回収装置。
  4. 前記第1投入口の上方に前記第2投入口が設けられており、
    前記第1投入口から投入された前記第1種ごみを前記収容部へ排出する排出部よりも、前記第2投入口から投入された前記第2種ごみを前記収容部へ排出する排出部のほうが、前記収容部の平面視における中央寄りに配置されていることを特徴とする請求項3に記載のリサイクルごみ回収装置。
JP2014003593U 2014-07-07 リサイクルごみ回収装置 Active JP3193127U (ja)

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