JP3193064B2 - 複合材料の一体成形方法 - Google Patents

複合材料の一体成形方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合材料の一体成形方法
に係り、特に弾力性に富むシリコンゴム製の押え型を用
いて成形を行なう方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、繊維強化プラスチックを用いて
製作される複合材製品は、軽量かつ高強度を有するた
め、航空機等の構造部材とし汎く利用されている。
【0003】従来、この複合材製品を製造する方法とし
ては、以下に示す3つの方法が知られている。
【0004】第1の方法は、例えば23rd Nati
onal SAMPE symposium COMP
OSITE STRUCTURE APPLICATI
ONFOR COMMERCIAL AIRCRAFT
に示されている成形技術で、熱膨張を利用したラバーマ
ンドレルとALマンドレルとの組合わせにより、成形中
に圧力を発生させるとともに、オートクレーブによって
も圧力をかけ、製品に均一な圧力を作用させて成形する
方法である。
【0005】また、第2の方法は、例えば特開昭55−
41210号公報に示されている成形技術で、製品をシ
リコンゴムマンドレル上で折曲げ成形して組立てた後、
金属製の枠に嵌込んで加熱し、シリコンゴムマンドレル
の熱膨張による圧力で成形する方法である。
【0006】さらに、第3の方法は、例えば28th
National SAMPEsymposium M
ANUFACTURE OF THE ARMY/BE
LLADVANCED COMPOSITE HELI
COPTER AIRFRAMEに示されている成形技
術で、マンドレル上で折曲げ成形した製品を、外板上に
セットした後、直接全体をナイロンフィルム等で真空引
きし、オートクレーブにより加圧・加熱成形する方法で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の各成形技術
において、第1の方法は、ラバーマンドレルとALマン
ドレルの熱容量が大きく温度上昇が悪いため、複合材料
製品の各部に伝達される熱量が不均一となり、硬化させ
た複合材料製品の内部品質にバラ付きが生じるという問
題がある。
【0008】また、第2の方法も、シリコンゴムマンド
レルの熱容量が大きいため、前記第1の方法と同様の問
題があり、また、シリコンゴムマンドレルの熱膨張によ
る圧力が、I型桁のウエブ部とフランジ部とに不均一に
作用するため、硬化させた複合材料製品の内部品質にバ
ラ付きが生じるという問題もある。
【0009】さらに、第3の方法は、製品に直接真空引
き用の副資材料が触れているため、硬化させた複合材料
製品の表面に皺が発生し、強度低下が生じるという問題
がある。
【0010】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、複合材料の成形の際に、均一な熱伝達および加圧を
行なうことができ、しかも良好な表面性状を得ることが
できる複合材料の一体成形方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する手段として、コ字型プリプレグフレームにクラン
ク型プリプレグフレームを密着して形成されるJ型プリ
プレグフレームをプリプレグ外板上に配置して一体成形
する複合材の一体成形方法において、J型プリプレグフ
レームを平盤上に配置されたプリプレグ外板上に配置
し、マンドレルをJ型プリプレグフレームのコ字型プリ
プレグフレーム内にコ字型プリプレグフレームの端面に
一致するように配置し、J型プリプレグフレームのコ字
型プリプレブフレームの下端フランジより厚くしたシリ
コンゴム製の第1押え型をコ字型プリプレグフレームの
下端フランジ外端とマンドレルに当接するようにプリプ
レグ外板上に配置し、J型プリプレグフレームのクラン
ク型プリプレグフレームの下端フランジより厚くしたシ
リコンゴム製の第2押え型をクランク型プリプレグフレ
ームの下端フランジ外端に当接するようにプリプレグ外
板上に配置し、シリコンゴム製の第3押え型をクランク
型プリプレグフレームの外面に沿いかつ下端が前記第2
押え型の一端に当接するように配置し、第3押え型の肉
厚を下端部で第2押え型の上面と面一にし上端部で下端
部の1/4〜3/4とし、これらをバギング材で密封
し、加圧、加熱、硬化処理することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係る複合材料の一体成形方法において
は、弾力性に富むシリコンゴム製の押え型が用いられ、
しかも押え型は、その部位に応じ肉厚が変えられてい
る。このため、複合材料製品の各部に均一な圧力を負荷
することが可能となるとともに、良好な熱伝達が得ら
れ、内部品質の安定した製品を得ることが可能となる。
また、プリプレグ外板、コ字型プリプレグフレームおよ
びクランク型プリプレグフレームの外面は、ほぼ完全に
押え型で覆われるので、副資材の接触に伴なう製品表面
の皺の発生を押え、良好な表面性状の製品を得ることが
可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明実施の一例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1は、本発明に係る一体成形方法により
成形される複合材料製品としてのJフレーム一体外板を
示すもので、プリプレグ外板1上に、マンドレル2上で
折曲げ成形されたコ字型プリプレグフレーム3およびク
ランク型プリプレグフレーム4と、フィラー5とを載置
した構成になっている。
【0015】このJフレーム一体外板を成形する場合に
は、図2に示すように、前記両フレーム3,4の成形に
使用したマンドレル2は、そのままの状態で使用され、
前記プリプレグ外板1上には、第1押え型6および第2
押え型7が設置されるとともに、クランク型プリプレグ
フレーム4の外面側には、第3押え型8が設置され、さ
らに第1押え型6とマンドレル2とのコーナー部には、
第4押え型9が設置されるようになっている。そしてこ
れらは、定盤等の硬化用治具10上に設置した状態で、
バギング材11で被覆され、バギング材11と硬化用治
具10との間を、シール材12で密封された後、オート
クレーブ中で全体が加熱・加圧されて硬化処理が施され
るようになっている。
【0016】前記各押え型6,7,8,9は、弾力性に
富むシリコンゴムで形成されており、かつ押え型6,
7,8は、図2に示すように、一体外板としてのプリプ
レグ外板1、コ字型プリプレグフレーム3、クランク型
プリプレグフレーム4およびフィラー5の外形形状に一
致するように寸法設定されている。そして、前記各フレ
ーム3,4の下端フランジの外端面13,14は、押え
型6,7,8の端面と一致するようになっている。
【0017】前記第3押え型8はまた、図2に示すよう
に、その部位に応じ板厚が変わっている。すなわち、ク
ランク型プリプレグフレーム4のウエブから上方に対応
する部分Aは、それ自体の熱膨張や硬化中の製品の形状
変化に追従できるよう薄い板厚t1 に設定されており、
一方、クランク型プリプレグフレーム4の下端フランジ
に対応する部分Bは、下端フランジおよびコーナ部の形
状を保持するため、前記板厚t1 よりも厚い板厚t2
設定されている。
【0018】なお、板厚t1 は、板厚t2 に対し1/4
〜3/4とした場合が最適で、それ以外の範囲では変形
を生じることが、本発明者等の実験により確認されてい
る。
【0019】また、前記第2押え型7は、図2に示すよ
うに、第3押え型8と接する部分で、バギングの際に突
張りの原因となる段差をなくすような板厚t3 に設定さ
れている。すなわち、この板厚t3 は、クランク型プリ
プレグフレーム4の下端フランジの厚さ(通常は2〜3
mm)に板厚t2 を加えた値となっている。
【0020】この板厚t3 はまた、プリプレグ外板1を
平滑にするのに充分な板厚となっており、また前記各押
え型6,7,8の各所の板厚は、熱伝達を疎外しない程
度の値に設定されている。
【0021】また、第3押え型8のコーナーRは、オー
トクレーブの圧力を製品のコーナ部に対して平均に作用
させ、またバギング時に突張りを防止するのに充分な大
きさの半径に設定されている。また、第4押え型9も同
様、パギング時の突張りを防止するために、外面が所定
の曲率半径の曲面で形成されている。
【0022】なお、この第4押え型9の外面は、必ずし
も曲面である必要はなく、第4押え型9が断面三角形状
をなしている場合でも、同様の効果が得られる。
【0023】しかして、製品の外形形状に符号する押え
型6,7,8,9を用いるようにしているので、均一な
圧力を負荷することができ、安定した内部品質を得るこ
とができるとともに、製品表面の皺の発生を防止するこ
とができる。また、バギング時の突張りを防止するよう
にしているので、この点からも内部品質の向上を図るこ
とができる。
【0024】本発明者等は、各押え型6,7,8,9の
素材として、硬度がショア硬さ60程度のシリコンゴム
を用い、また、前記各板厚t1 ,t2 ,t3 を約3mm,
約5mm,約7mmとし、コーナRを10Rとした。そし
て、これらの押え型6,7,8,9を用いて一体成形を
行なったところ、極めて良好な結果が得られた。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コ字型プ
リプレグフレームにクランク型プリプレグフレームを密
着して形成されるJ型プリプレグフレームに対して弾力
性に富むシリコンゴム製の押え型を用い、クランク型プ
リプレグフレームの外面に沿って配置されるシリコンゴ
ム製の押え型の上端部の肉厚を下端部の肉厚の1/4〜
3/4とすることで、製品の表面を平滑にして寸法精度
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一例に係る複合材料の一体成形寸
法を示す説明図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 プリプレグ外板 2 マンドレル 3 コ字型プリプレグフレーム 4 クランク型プリプレグフレーム 6 第1押え型 7 第2押え型 8 第3押え型 9 第4押え型 10 硬化用治具 11 バギング材 13,14 外端面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 105:06 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 53/04 B29C 33/40 B29C 53/82 B29C 53/84 B29C 70/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コ字型プリプレグフレームにクランク型プ
    リプレグフレームを密着して形成されるJ型プリプレグ
    フレームをプリプレグ外板上に配置して一体成形する複
    合材の一体成形方法において、J型プリプレグフレーム
    を平盤上に配置されたプリプレグ外板上に配置し、マン
    ドレルをJ型プリプレグフレームのコ字型プリプレグフ
    レーム内にコ字型プリプレグフレームの端面に一致する
    ように配置し、J型プリプレグフレームのコ字型プリプ
    レブフレームの下端フランジより厚くしたシリコンゴム
    製の第1押え型をコ字型プリプレグフレームの下端フラ
    ンジ外端とマンドレルに当接するようにプリプレグ外板
    上に配置し、J型プリプレグフレームのクランク型プリ
    プレグフレームの下端フランジより厚くしたシリコンゴ
    ム製の第2押え型をクランク型プリプレグフレームの下
    端フランジ外端に当接するようにプリプレグ外板上に配
    置し、シリコンゴム製の第3押え型をクランク型プリプ
    レグフレームの外面に沿いかつ下端が前記第2押え型の
    一端に当接するように配置し、第3押え型の肉厚を下端
    部で第2押え型の上面と面一にし上端部で下端部の1/
    4〜3/4とし、これらをバギング材で密封し、加圧、
    加熱、硬化処理することを特徴とする複合材の一体成形
    方法。
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