JP3192650B1 - 洗濯可能な掛け布団 - Google Patents

洗濯可能な掛け布団

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JP3192650B1
JP3192650B1 JP2000288142A JP2000288142A JP3192650B1 JP 3192650 B1 JP3192650 B1 JP 3192650B1 JP 2000288142 A JP2000288142 A JP 2000288142A JP 2000288142 A JP2000288142 A JP 2000288142A JP 3192650 B1 JP3192650 B1 JP 3192650B1
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彰 水野
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UNITIKA TEXTILES CO., LTD.
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Abstract

【要約】 【課題】 家庭で簡単に洗濯することができる掛け布団
を提供することを目的とする。 【解決手段】 掛け布団の詰め綿を入れる部分に、中央
部に接合部を有する立体マチからなる複数個の間仕切り
を設け、間仕切り内部に詰め綿の入った中袋が入ってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭で簡単に洗濯
することができる掛け布団に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭で簡単に洗濯することが
できる掛け布団として、例えば、特開平11−2995
87号公報には、合成繊維または合成繊維と天然繊維と
からなる低収縮性織物を表地に低収縮性のパイル地また
は編地を裏地に用い、中わたとして合成繊維わたを充填
し、キルティングにより表地と裏地とを接結してなる掛
け布団が記載されている。この掛け布団は、家庭用自動
洗濯機で水に浮くことなく速やかに沈み、かつ中わたま
で水が浸透して布団全体をきれいに洗うことができる
が、洗濯による詰め物の片寄りが生じ、さらに洗濯竿に
釣り下げて干すと詰め物が両端方向に垂れ下がり、洗濯
竿にかかっている部分は詰め物が少なくなり、乾燥後詰
め物が部分的に玉になり詰め物の均一性が失われるとい
う問題がある。
【0003】また、特開平11−347293号公報に
は、ポリエステル製の球状綿を使用した掛け布団の洗濯
方法として、布団の表面または裏面に洗液を含浸させ、
遠心分離機で脱水し、布団をロール状にして洗濯機に充
填して洗濯し、洗濯後ロール状の布団を開いて縦横均一
になるよう側地を引っ張り、繊維の詰め物を平面上で均
一になるようにして平面熱風乾燥機で乾燥する洗濯方法
が記載されている。この方法では、洗濯後の詰め物の片
寄りを解消するために、側地を引っ張り平面上で均一に
なるよう乾燥を行うが、一般家庭においては布団を平干
しできるような広いスペースがない。
【0004】また、特開平2000−157370号公
報には、複数個の布団ブロックと個々の布団ブロックの
辺部に配置され、隣り合う布団ブロックの辺部を接合、
分離可能とする着脱部材を具備したユニット布団が記載
されている。このユニット布団は、使用者の身長、使用
目的に応じて任意に布団のサイズの変更を行うことがで
きるもので、シングルサイズ、ダブルサイズ、シングル
オングサイズ、子供サイズをはじめとする自在なサイズ
を形成することを目的としており、家庭で簡単に洗濯す
ることを目的とするものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な現
状に鑑みて行われたもので、家庭で簡単に洗濯でき、詰
め物の片寄りが発生しない掛け布団を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【発明が解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、次の構成よりなるものである。すなわ
ち、本発明は、「掛け布団の詰め綿を入れた中袋を入れ
る部分が、立体マチからなる間仕切りにより複数個に分
割されており、該立体マチの中央部に接合部を有し、該
接合部を開閉することにより詰め綿を入れた中袋を出し
入れし、該詰め綿を入れた中袋と側地を洗濯することが
できるようにしたことを特徴とする洗濯可能な掛け布
団」を要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
を行う。図1は、本発明の洗濯可能な掛け布団1を示す
ものである。外見上は通常の掛け布団と何ら変わること
はなく、側面には掛け布団上下の側地の接合部を有し
ている。該接合部は、掛け布団上下の側地に直接、フ
ァスナー、面ファスナー、紐およびフック等の公知の開
閉具を取り付けてもよく、また立体マチを用いてその中
央部に開閉具を取り付けてもよい。側地表裏面には縫目
があるが、これは側地と立体マチ4とを縫合したもの
で、従来にみられる詰め綿を固定するために側地と詰め
綿を一緒にキルティングするものではない。本発明の掛
け布団側地の素材は、合成繊維または天然繊維いずれを
用いてもよく、好ましくは洗濯による収縮率が低く、速
乾性を有する素材を用いるのが好ましい。
【0008】本発明の洗濯可能な掛け布団1の内部は、
図2に示すように、掛け布団の詰め綿を入れる部分が、
立体マチ4からなる間仕切りにより複数個に分割されて
いる。分割方向は、経方向と緯方向に分割されているも
の、経方向のみまたは緯方向のみに分割されているもの
のいずれを用いてもよく、その分割の大きさや個数も任
意でよいが、好ましくは等間隔に経および緯方向に分割
されているものがよい。立体マチの素材は、掛け布団側
地の素材と同じものを用いてもよく、好ましくはメッシ
ュ素材あるいは編物を用いると空気が流通しやすいので
よい。
【0009】立体マチの1方向面の中央部には接合部5
を有し、該接合部5を開閉することにより詰め綿を入れ
た中袋6を出し入れする。接合部5は、面ファスナーや
紐やフック等の公知の開閉具を用いればよいが、好まし
くはファスナーを用いるのがよい。
【0010】図3は、本発明の洗濯可能な掛け布団1の
内部に入れる詰め綿を入れた中袋6を示すものである。
中袋6の中には詰め綿が充填されているが、洗濯時の詰
め綿の片寄りを防止するために、中袋6をキルティング
7して詰め綿を固定するのが好ましい。キルティング7
の方法、形態、本数等は詰め綿の種類、例えば、羽毛、
羊毛、ポリエステル繊維等によって適宜変更すればよ
い。
【0011】本発明の洗濯可能な掛け布団1は、上述し
た中央部に接合部5を有する立体マチ4からなる複数個
の間仕切りの中に、中袋6に入れられた詰め綿を、立体
マチ中央の接合部5を開閉して、中袋6の取り出し、取
り入れを行なう。家庭で洗濯を行う際には、立体マチ中
央部の接合部5を開けて、掛け布団の内部から中袋6を
取り出し、家庭洗濯機で洗濯を行う。中袋6は1個毎に
洗濯を行うことが好ましいが、洗濯機の大きさに合わせ
て複数個まとめて洗濯を行ってもかまわない。洗濯後乾
燥を行うが、さらにビーティングを行うと詰め綿の動き
が大きくなり嵩高性が回復しやすくなるので好ましい。
本発明は、以上の構成を有するものである。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、詰め綿の入った複数個
の中袋を取り出し、これを洗濯することにより、詰め綿
が片寄ることなく、家庭で容易に洗濯することができる
掛け布団を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掛け布団の斜視図である。
【図2】本発明の掛け布団の内部の斜視図である。
【図3】本発明の掛け布団の内部に入れる詰め綿を入れ
た中袋の斜視図である。
【符号の説明】
1 洗濯可能な掛け布団 2 掛け布団側地と立体マチとの縫合部掛け布団側地の接合部 4 立体マチ中袋 5 立体マチ中央部の接合部 6 中袋 7 キルティング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 9/00 - 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛け布団の詰め綿を入れた中袋を入れる
    部分が、立体マチからなる間仕切りにより複数個に分割
    されており、該立体マチの中央部に接合部を有し、該接
    合部を開閉することにより詰め綿を入れた中袋を出し入
    れし、該詰め綿を入れた中袋と側地を洗濯することがで
    きるようにしたことを特徴とする洗濯可能な掛け布団。
JP2000288142A 2000-09-22 2000-09-22 洗濯可能な掛け布団 Expired - Fee Related JP3192650B1 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004016411A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Unitika Textiles Ltd 洗濯可能な羽毛掛け布団

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JP2004016411A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Unitika Textiles Ltd 洗濯可能な羽毛掛け布団

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