JP3192563B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法

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JP3192563B2
JP3192563B2 JP28187994A JP28187994A JP3192563B2 JP 3192563 B2 JP3192563 B2 JP 3192563B2 JP 28187994 A JP28187994 A JP 28187994A JP 28187994 A JP28187994 A JP 28187994A JP 3192563 B2 JP3192563 B2 JP 3192563B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的に書き換え可能
な不揮発性メモリ素子を用いたメモリカード等の外部記
憶手段を接続可能な情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリカードには、揮発性メモリデバイ
スを用いた電気的に書き換え可能なメモリカードと、不
揮発性メモリデバイスを用いた書き換え不可能なメモリ
カードがあった。
【0003】カード内に予め記録された情報を情報処理
装置に提供するためのメモリカードには、MASK R
OMや、EPROM等の不揮発性メモリデバイスを用い
た電気的に書き換え不可能なメモリカードが用いられ、
SRAMやDRAM等の電気的に書き換え可能な揮発性
メモリを用いたメモリカードは、主に情報処理装置のワ
ークエリア用メモリとして使われていた。情報処理装置
は、これらのメモリカードに対応したI/F部と制御プ
ログラムによってメモリカードに情報を書き込んだり、
読み出したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォン
トデータやエミュレーションプログラムなどが予め記録
されたメモリカードは、記憶デバイスとしてマスクRO
MやEPROM等の不揮発性メモリを用いるために、情
報処理装置は前記メモリカードの内容を、電気的に書き
換える事が出来なかった。
【0005】また、バッテリ・バックアップされたSR
AMカード等の様に、電気的に内容を書き換える事が可
能で、且つ不揮発なメモリカードを用いた場合でも、カ
ードに別の情報を書き込むと、以前書き込まれていた情
報が失われてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、メモリカードに書き込まれた情報を失
う事無く、前記メモリカードを、書き換え可能なメモリ
として情報処理装置での情報処理領域に利用できる情報
処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の情報処理装置は、以下に示す構成を備える。即ち、
書き換え可能な不揮発性外部記憶手段を用いて情報処理
を行なう情報処理装置であって、前記外部記憶手段に記
憶されている情報を他の記憶手段に保存する保存手段
と、前記外部記憶手段に記憶されていた情報が前記保存
手段により保存された後、前記外部記憶手段を前記情報
処理装置での情報処理領域に割り当てる制御手段と、前
記保存手段により前記他の記憶手段に格納された情報
を、前記外部記憶手段に書き込む書込手段とを有する。
【0008】また、上記目的を達成する本発明の情報処
理方法は以下に示すステップを備える。即ち、書き換え
可能な不揮発性外部記憶手段を用いて情報処理を行なう
情報処理装置における情報処理方法であって、前記外部
記憶手段に記憶されている情報を他の記憶手段に保存す
る保存ステップと、前記外部記憶手段に記憶されていた
情報が前記保存ステップにより保存された後、前記外部
記憶手段を前記情報処理装置での情報処理領域に割り当
てる制御ステップと、前記保存ステップにより前記他の
記憶手段に格納された情報を、前記外部記憶手段に書き
込む書込ステップとを有する。
【0009】
【作用】かかる構成において、書き換え可能な不揮発性
外部記憶手段に記憶されている情報を他の記憶手段に保
存し、当該外部記憶手段を情報処理装置での情報処理領
域に割り当てる。
【0010】
【実施例】本実施例の構成を説明する前に、本実施例を
適用するに好適なレーザビームプリンタおよびインクジ
ェットプリンタの構成について図1〜図3を参照しなが
ら説明する。
【0011】なお、本実施例を適用するプリンタは、レ
ーザビームプリンタおよびインクジェットプリンタに限
られるものではなく、他のプリント方式のプリンタでも
良いことは言うまでもない。
【0012】図1は本発明を適用可能な第1の出力装置
の構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリン
タ(LBP)の場合を示す。
【0013】図において、1500はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0014】1501は操作のためのスイッチおよびL
ED表示器等が配されている操作部、1000はLBP
本体1500全体の制御およびホストコンピュータから
供給される文字情報等を解析するプリンタ制御ユニット
である。このプリンタ制御ユニット1000は、主に文
字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換して
レーザドライバ1502に出力する。レーザドライバ1
502は半導体レーザ1503を駆動するための回路で
あり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ15
03から発射されるレーザ光1504をオン・オフ切り
換えする。レーザ光1504は回転多面鏡1505で左
右方向に振らされて静電ドラム1506上を走査露光す
る。
【0015】これにより、静電ドラム1506上には文
字パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜
像は、静電ドラム1506周囲に配設された現像ユニッ
ト1507により現像された後、記録紙に転写される。
この記録紙にはカットシートを用い、カットシート記録
紙はLBP1500に装着した用紙カセット1508に
収納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ151
0と搬送ローラ1511とにより、装置内に取り込まれ
て、静電ドラム1506に供給される。
【0016】また、LBP本体1500には、図示しな
いカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォ
ントに加えてオプションフォントカード,言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)を接続できる
ように構成されている。
【0017】更に、LBP本体1500には、図示しな
いハードディスクを備え、フォントデータを格納した
り,前述したオプションフォントカード,言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)の内容をダウ
ンロードすることも出来る。
【0018】図2は本発明を適用可能な第2の出力装置
の構成を示す外観図であり、例えばインクジェット記録
装置(IJRA5100)の場合を示す。
【0019】図において、駆動モータ5013の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介し
て回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004
に対して係合するキャリッジHCはピン(図示しない)
を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリ
ッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭
載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジ
移動方向にわたって紙をプラテン5000に対して押圧
する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッ
ジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モー
タ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポ
ジション検知手段として機能する。5016は記録ヘッ
ドの全面をキャップするキャップ部材5022を支持す
る部材、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段
でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回
復を行う。5017はクリーニングブレードで、部材5
019により前後方向に移動可能となる。5018は本
体支持板で、上記5017,5019を支持する。50
12は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達手段で移動制御される。
【0020】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャッリジがホームポジション側領域にきた
ときにリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望動作を行うように構成され
ていればよい。
【0021】また、IJRA本体5100には、図示し
ないカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フ
ォントに加えてオプションフォントカード,言語系の異
なる制御カード(エミュレーションカード)を接続でき
るように構成されている。
【0022】更に、IJRA本体5100には、図示し
ないハードディスクを備え、フォントデータを格納した
り,前述したオプションフォントカード,言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)の内容をダウ
ンロードすることも出来る。
【0023】図3は、図2に示した第2の出力装置の制
御構成を説明するブロック図である。
【0024】図において、1700は記録信号を入力し
たり,プリンタ内の情報等をホストコンピュータに通知
したりするインタフェース、1701はMPU、170
2は前記MPU1701が実行する制御プログラムやホ
スト印刷情報等を格納するROM、1703は各種デー
タ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)
を保存しておくDRAM、1713はハードディスク
で、ハードディスクI/F1711を通じて,DRAM
1704と同様に各種データを保存しておく。1714
は外部メモリで,メモリI/F1712を通じて文字フ
ォントやエミュレーションプログラム,フォームデータ
等の各種データを読み出したり,書き込んだりすること
が出来る。1704は記録ヘッド1708に対する出力
データの供給制御を行うゲートアレイで、インタフェー
ス1700,MPU1701,DRAM1703,ハー
ドディスク1713間のデータの転送制御も行う。17
10は前記記録ヘッド1708を搬送するためのキャリ
アモータ、1709は記録用紙搬送のための搬送モー
タ、1705は前記記録ヘッドを駆動するヘッドドライ
バ、1706は前記搬送モータ1709を駆動するモー
タドライバ、1707は前記キャリアモータ1710を
駆動するモータドライバである。
【0025】このように構成された上記記録装置におい
て、インタフェース1700を介して後述するホストコ
ンピュータ100より入力情報が入力されると、ゲート
アレイ1704とMPU1701との間で入力情報がプ
リント用の出力情報に変換される。そして、モータドラ
イバ1706,1707が駆動されるとともに、ヘッド
ドライバ1705に送られた出力情報に従って記録ヘッ
ドが駆動され印字が実行される。
【0026】なお、MPU1701はインタフェース1
700を介して後述するホストコンピュータ100との
通信処理が可能となっており、DRAM1703に関す
るメモリ情報および資源データ等やROM1702内の
ホスト印刷情報を後述するホストコンピュータ100に
通知可能に構成されている。
【0027】また、外部メモリ1714の内容をメモリ
I/F1712を通じて読みだし、その内容をハードデ
ィスクI/F1711を通じてハードディスク1713
に保存したり、逆にハードディスク1713の内容を外
部メモリ1714に書き込んだり出来るように構成され
ている。
【0028】図4は本発明の実施例を示すプリンタ制御
システムの構成を説明するブロック図である。ここで
は、レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明す
る。
【0029】なお、本発明の機能が実行されるのであれ
ば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステ
ムであっても、LAN等のネットワークを介して処理が
行われるシステムであっても本発明を適用できることは
言うまでもない。
【0030】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムデバイス4に接続される各デバ
イスをCPU1が総括的に制御する。
【0031】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶す
る。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア
等として機能する。5はキーボードコントローラ(KB
C)で、キーボード9や不図示のポインティングデバイ
スからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ
(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の
表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)
で、ブートプログラム,種々のアプリケーション,フォ
ントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶す
るハードディスク(HD)、フロッピーディスク(F
D)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。8は
プリンタコントローラ(PRTC)で、所定の双方向性
インタフェース(インタフェース)21を介してプリン
タ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制
御処理を実行する。なお、CPU1は、例えばRAM2
上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォン
トの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上
でのWYSIWYGを可能としている。
【0032】また、CPU1は、CRT10上の不図示
のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登
録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を
実行する。
【0033】プリンタ1500において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等或いは外部メモリ14に記憶され
た制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続
される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、
印刷部インタフェース16を介して接続される印刷部
(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号
を出力する。
【0034】尚、ROM13のプログラム用ROMに
は、図5、図6のフローチャートに示すプログラムが格
納されており、CPU12によって実行される。
【0035】ROM13のフォント用ROMには上記出
力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶
し、ROM13のデータ用ROMにはハードディスク2
3等の外部記憶装置が無いプリンタの場合には、ホスト
コンピュータ上で利用される情報等を記憶している。C
PU12は入出力部18を介してホストコンピュータと
の通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等を
ホストコンピュータ3000に通知可能に構成されてい
る。19はCPU12の主メモリ、ワークエリア等とし
て機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続され
るオプションRAMによりメモリ容量を拡張することが
できるように構成されている。
【0036】なお、RAM19は、出力情報展開領域、
環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述
したハードディスク(HD)23は、ディスクコントロ
ーラ(DKC)によりアクセスを制御され,またICカ
ード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(M
C)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14
は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミ
ュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶す
る。また、18は前述した操作パネルで操作のためのス
イッチおよびLED表示器等が配されている。
【0037】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプ
リンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0038】このように構成されたプリンタ制御システ
ムにおいて、プリンタの操作部17、もしくはホストコ
ンピュータのキーボード9等から与えられた指示によっ
て、外部メモリ14の内容をCPU12が読みだし、前
記読み出した内容をディスクコントローラ(DKC)2
2を通じてハードディスク23に保存したり、逆にハー
ドディスク23の内容を外部メモリ14に保存可能に構
成されている。前記メモリカードは、その記憶デバイス
としてフラッシュメモリやEEPROM、バッテリバッ
クアップされたSRAM等を用いることにより、不揮発
で、且つ電気的に書き換え可能に構成されている。
【0039】〔第1実施例〕以上説明したような構成を
持つプリンタにおける本発明の好適な実施例について、
図4のプリンタ制御システム構成図及び図5のフローチ
ャートを用いて以下に説明する。
【0040】CPU12は、ステップS50で操作部1
501もしくはホスト3000からコマンドによって、
外部メモリ14の内容をハードディスク23に格納する
指示を受信したか否かを判断し、当該指示を受信したと
判断するとステップS51で外部メモリ14が接続され
ているか否かを例えば接続ピンの検知によって判断す
る。ステップS51で外部メモリ14が接続されていな
いと判断すると、ステップS52でその旨を操作部15
01のLCD等の表示部或は双方向インタフェース21
を介してホストコンピュータ3000のCRT10に表
示する。
【0041】ステップS51で外部メモリ14が接続さ
れていると判断すると、ステップS53でCPU12は
外部メモリ14の容量(格納されている情報の容量)と
ハードディスク23の容量(空き領域の容量)を確認す
る。そして、ステップS54で、外部メモリ14に記録
された情報(例えば、フォントデータ、エミュレーショ
ンプログラム等)を格納するのに必要な領域がハードデ
ィスク23に確保できるか否かを、外部メモリ14の容
量とハードデイスク23の容量を比較して判断し、確保
できなければステップS55でその旨を操作部1501
のLCD等の表示部或は双方向インタフェース21を介
してホストコンピュータ3000のCRT10に表示す
る。
【0042】ステップS54で確保できると判断する
と、ステップS56でCPU12は外部メモリ14に格
納されている情報をメモリコントローラ20を通じて読
みだし、ステップS57で読み出した情報を、ディスク
コントローラ22を通してハードディスク23に格納
し、ステップS58でプリンタに接続された外部メモリ
14をワークエリアとして使用する。例えば、入出力部
18を通してホストコンピュータから受け取った印刷デ
ータ(例えば、文字コード、制御コードから構成される
ページ記述言語)を、CPU12が解析してROM13
のフォントROMに格納されているフォントパターン等
を用いてRAM19上にビットマップデータを展開する
際に、RAM19のメモリ容量が不足する場合には、外
部メモリ14をワークエリアの一部として利用し、ビッ
マップデータを展開する。
【0043】次に、ステップS59で、CPU12は、
操作部1501もしくはホスト3000からコマンドに
よって、ハードディスク23に格納した外部メモリ14
の情報を外部メモリ14に再書き込みする指示を受信し
たか否かを判断し、受信した場合はステップS60でハ
ードディスク23に格納された情報を読み出して外部メ
モリ14に再書き込みし、ステップS50以降の処理を
繰り返す。
【0044】尚、外部メモリ14が抜かれた場合には、
これをポーリングもしくは割り込みによって検知し、メ
モリマッピングの設定を変更する。
【0045】また、本実施例では、不揮発で且つ電気的
に書き換え可能な外部メモリ14として、フラッシュメ
モリやEEPROM、バッテリバックアップされたSR
AM等を挙げたが、もちろんこれに限定されるものでは
ない。今後の技術革新等によって登場するであろう他の
書き換え可能な不揮発メモリを用いてもよい。
【0046】以上説明した様に本実施例1によれば、プ
リンタ内部のRAMだけではCPUのワークエリアが足
りないときに、ハードディスク等の様にアクセススピー
ドの遅い記憶装置を利用しなくても、前記メモリカード
の内容をハードディスクに格納しておくことによって、
前記メモリカードに書き込まれた内容を失う事無く、前
記メモリカードを高速にアクセス可能なワークエリアと
して利用する事ができる。
【0047】〔第2実施例〕以上説明したような構成を
持つプリンタにおける本発明の好適な他の実施例につい
て、図4のプリンタ制御システム構成図及び図6のフロ
ーチャートを用いて以下に説明する。
【0048】CPU12は、ステップS80で操作部1
501もしくはホスト3000からコマンドによって、
外部メモリ14の内容をハードディスク23に格納する
指示を受信したか否かを判断し、当該指示を受信したと
判断するとステップS81で外部メモリ14が接続され
ているか否かを例えば接続ピンの検知によって判断す
る。ステップS81で外部メモリ14が接続されていな
いと判断すると、ステップS82でその旨を操作部15
01のLCD等の表示部或は双方向インタフェース21
を介してホストコンピュータ3000のCRT10に表
示する。
【0049】ステップS81で外部メモリ14が接続さ
れていると判断すると、ステップS83でCPU12は
外部メモリ14の容量(格納されている情報の容量)と
ハードディスク23の容量(空き領域の容量)を確認す
る。そして、ステップS84で、外部メモリ14に記録
された情報(例えば、フォントデータ、エミュレーショ
ンプログラム等)を格納するのに必要な領域がハードデ
ィスク23に確保できるか否かを、外部メモリ14の容
量とハードデイスク23の容量を比較して判断し、確保
できなければステップS85でその旨を操作部1501
のLCD等の表示部或は双方向インタフェース21を介
してホストコンピュータ3000のCRT10に表示す
る。
【0050】ステップS84で確保できると判断する
と、ステップS86でCPU12は外部メモリ14に格
納されている情報をメモリコントローラ20を通じて読
みだし、ステップS87で読み出した情報を、ディスク
コントローラ22を通してハードディスク23に格納
し、ステップS88でプリンタに接続された外部メモリ
14を受信バッファとして使用する。例えば、入出力部
18を通してホストコンピュータから受け取った印刷デ
ータ(例えば、文字コード、制御コードから構成される
ページ記述言語)を、CPU12がRAM19に格納す
る際に、RAM19のメモリ容量(受信バッファとして
割り当てられた領域)が不足する場合には、外部メモリ
14を受信バッフアの一部として利用し印刷データを格
納する。
【0051】次に、ステップS89で、CPU12は、
操作部1501もしくはホスト3000からコマンドに
よって、ハードディスク23に格納した外部メモリ14
の情報を外部メモリ14に再書き込みする指示を受信し
たか否かを判断し、受信した場合はステップS60でハ
ードディスク23に格納された情報を読み出して外部メ
モリ14に再書き込みし、ステップS80以降の処理を
繰り返す。
【0052】尚、外部メモリ14が抜かれた場合には、
これをポーリングもしくは割り込みによって検知し、メ
モリマッピングの設定を変更する。
【0053】また、本実施例では、不揮発で且つ電気的
に書き換え可能な外部メモリ14として、フラッシュメ
モリやEEPROM、バッテリバックアップされたSR
AM等を挙げたが、もちろんこれに限定されるものでは
ない。今後の技術革新等によって登場するであろう他の
書き換え可能な不揮発メモリを用いてもよい。
【0054】以上説明した様に本実施例2によれば、プ
リンタ内部の受信バッファ容量以上の大量の印刷データ
をホストコンピュータ等の上位装置から受け取った時
に、ハードディスク等の様にアクセススピードの遅い記
憶装置を利用しなくても、前記メモリカードの内容をハ
ードディスクに格納しておくことによって、前記メモリ
カードに書き込まれた内容を失う事無く、前記メモリカ
ードを高速にアクセス可能な受信バッファとして利用で
きる。
【0055】尚、以上実施例では、情報処理装置として
プリンタを例にして説明したが、メモリカード(外部メ
モリ)を接続可能なホストコンピュータ等にも本発明が
適用できる。
【0056】また、以上実施例でのハードディスク23
は情報処理装置に内蔵されていても良い。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、書き
換え可能な不揮発性外部記憶手段に記憶されている情報
を他の記憶手段に保存し、当該外部記憶手段を情報処理
装置での情報処理領域(ワークエリアや受信バッファエ
リア等)に割り当てることができるという効果を奏す
る。
【0058】更に、外部記憶手段に書き込まれた情報を
必要に応じて情報処理装置の記憶部に保存しておき、外
部記憶手段を、書き換え可能なメモリとして情報処理装
置が利用できるようにし、作業が終了した時点で情報処
理装置の記憶部に保存した外部記憶手段の内容を再び外
部記憶手段に書き込むことによって、外部記憶手段に書
き込まれた情報を失う事無く、外部記憶手段を書き換え
可能なメモリとして他の用途に利用できるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な第1の出力装置の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明を適用可能な第2の出力装置の構成を示
す外観図である。
【図3】図2に示した第2の出力装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図4】本発明の一実施例を示すプリンタ制御システム
の構成を説明するブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】 12 CPU 13 ROM 14 外部メモリ 15 システムバス 16 印刷部I/F 17 印刷部 18 入出力部 19 RAM 20 MC(メモリコントローラ) 21 双方向性I/F 22 DKC(ディスクコントローラ) 23 ハードディスク 1000 プリンタ制御ユニット 1500 レーザビームプリンタ(LBP) 1501 操作部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06F 3/06 - 3/12 G06F 12/02 B41J 5/30

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な不揮発性外部記憶手段を
    用いて情報処理を行なう情報処理装置であって、 前記外部記憶手段に記憶されている情報を他の記憶手段
    に保存する保存手段と、 前記外部記憶手段に記憶されていた情報が前記保存手段
    により保存された後、前記外部記憶手段を前記情報処理
    装置での情報処理領域に割り当てる制御手段と、 前記保存手段により前記他の記憶手段に格納された情報
    を、前記外部記憶手段に書き込む書込手段とを有するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記書き換え可能な不揮発性外部記憶手
    段は、フラッシュメモリ、EEPROM、バックアップ
    されたSRAMのいずれかで構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記外部記憶手段に記憶されている情報
    を格納するのに必要な領域が前記他の記憶手段に確保で
    きるか否かを判断する判断手段を有することを特徴とす
    る請求項1或いは2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記外部記憶手段に記憶されている情報
    を格納するのに必要な領域が前記他の記憶手段に確保で
    きないのに応じて、その旨を情報処理装置の表示部或い
    はホストコンピュータのCRTに表示することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記保存手段は、外部からの指示に応じ
    て、前記外部記憶手段に記憶されている情報を前記他の
    記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記他の記憶手段は、ハードディスクで
    あることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
    の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記情報処理領域を、
    外部から入力される印刷データをビットマップデータに
    展開するためのワークエリアに割り当てることを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記情報処理領域を、
    外部から入力される印刷データを格納するための受信バ
    ッファエリアに割り当てることを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記書込手段は、外部からの指示に応じ
    て、前記保存手段により前記他の記憶手段に格納された
    情報を前記外部記憶手段に書き込むことを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記情報処理装置は、外部から入力さ
    れる印刷データをビットマップデータに展開して印刷す
    る印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれかに記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 書き換え可能な不揮発性外部記憶手段
    を用いて情報処理を行なう情報処理装置における情報処
    理方法であって、 前記外部記憶手段に記憶されている情報を他の記憶手段
    に保存する保存ステップと、 前記外部記憶手段に記憶されていた情報が前記保存ステ
    ップにより保存された後、前記外部記憶手段を前記情報
    処理装置での情報処理領域に割り当てる制御ステップ
    と、 前記保存ステップにより前記他の記憶手段に格納された
    情報を、前記外部記憶手段に書き込む書込ステップとを
    有することを特徴とする情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記外部記憶手段に記憶されている情
    報を格納するのに必要な領域が前記他の記憶手段に確保
    できるか否かを判断する判断ステップを有することを特
    徴とする請求項11に記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記外部記憶手段に記憶されている情
    報を格納するのに必要な領域が前記他の記憶手段に確保
    できないのに応じて、その旨を情報処理装置の表示部或
    いはホストコンピュータのCRTに表示する表示ステッ
    プを有することを特徴とする請求項11或いは12に記
    載の情報処理方法。
  14. 【請求項14】 前記保存ステップでは、外部からの指
    示に応じて、前記外部記憶手段に記憶されている情報を
    前記他の記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1
    1乃至13のいずれかに記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 前記書込ステップでは、外部からの指
    示に応じて、前記保存ステップにより前記他の記憶手段
    に格納された情報を前記外部記憶手段に書き込むことを
    特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の情報
    処理方法。
  16. 【請求項16】 前記情報処理装置は、外部から入力さ
    れる印刷データをビットマップデータに展開して印刷す
    る印刷装置であることを特徴とする請求項11乃至15
    のいずれかに記載の情報処理方法。
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