JP3192513U - 把手部材又は支柱部材と、それを用いた把手部材取付構造又は支柱部材取付構造及び建築金物又は家具 - Google Patents

把手部材又は支柱部材と、それを用いた把手部材取付構造又は支柱部材取付構造及び建築金物又は家具 Download PDF

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Abstract

【課題】把手部材又は支柱部材の外側をゴム製のカバー(ゴム部材)で覆った場合に、ゴム製のカバーが外れない把手部材又は支柱部材と、それを用いた把手部材取付構造又は支柱部材取付構造及び建築金物又は家具を提供する。
【解決手段】ドアハンドルは、金属製で棒状に形成された芯材61と、芯材61の外側に配設されるゴム部材66と、を有している。芯材61には、端部形成部材70に形成される被継合部73と継合可能な継合部64が配設される。ゴム部材66は、把手部材60の軸線方向における両端面の少なくとも外周縁部を覆う被挟持部66aを有している。被挟持部66aは、継合部64と被継合部73とを継合させた状態において、端部形成部材70の挟持部74と芯材61の挟持部67に挟持される。
【選択図】図4

Description

本考案は、芯材にゴム部材を被覆した把手部材又は支柱部材と、それを用いた把手部材取付構造又は支柱部材取付構造及び建築金物又は家具に関するものである。
ドアハンドル、ドアノブ等の把手部材は、金属で形成されるのが一般的であるが、特に冬季においては、金属製のドアハンドルは熱伝導性が良いので、手で操作するときに冷たく感じて扱いにくいとともに、空気が乾燥していることが多いので帯電して手でさわるときに電撃を受けることがあった。
これに対し、把手部材の外側をゴム製のカバーで覆うことが提案されていた。
しかし、上記のように把手部材の外側をゴム製のカバーで覆った場合、ゴム製のカバーの摩擦力を上回ったときには、把手部材から外れてしまうおそれがあった。また、椅子の手摺やテーブルの足部分の支柱においても同様な課題が生じていた。
本考案は、上記事情に鑑み、把手部材又は支柱部材の外側をゴム製のカバー(ゴム部材)で覆った場合に、ゴム製のカバーが外れない把手部材又は支柱部材と、それを用いた把手部材取付構造又は支柱部材取付構造及び建築金物又は家具を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案では、端部形成部材と接合される把手部材であって、棒状に形成された芯材と、芯材の外側に配設されるゴム部材と、を有し、芯材の軸線方向における両端部には、端部形成部材に形成される被継合部と継合可能な継合部が配設され、ゴム部材は、芯材の軸線方向における両端面の少なくとも外周縁部を覆う被挟持部を有し、被挟持部は、継合部と被継合部とを継合させた状態において、端部形成部材と芯材に挟持される。
これによれば、継合部と被継合部とを継合させたときに、被挟持部が、端部形成部材と芯材に挟持されることでゴム部材が外れてしまうことを防止することができる。さらに、継合部と被継合部とを継合させる作業のときに、被挟持部の弾性抵抗により、作業者に継合作業の終わりが近いことを知らせ、確実に継合できているかどうかの作業事項の確認を意識させることになるので、継合不良を抑制することができる。
請求項2記載の考案のように、ゴム部材の少なくとも被挟持部以外の部分を接着剤を介して芯材に接着すれば、ゴム部材の被挟持部以外の部分において、ゴム部材が芯材に対してずれてしまうことを防止できる。
請求項3記載の考案では、芯材と、ゴム部材との間に、緩衝部材を配設すれば、緩衝部材により、金属製の芯材の硬さ感を和らげて、把手部材を手でつかんだ感触を良好なものとするとともに、転倒した場合に激突してもけがをしにくくすることができる。
請求項4記載の考案では、芯材の継合部に、雄ねじ又は雌ねじを形成し、端部形成部材の被継合部に形成された継合部と対応する雄ねじ又は雌ねじと締結可能とすれば、ゴム部材の被挟持部の弾性力により、端部形成部材の進入方向とは反対側の方向に付勢して、ワッシャと同様の効果を得ることが可能となり、端部形成部材が外れてしまうことを抑制するとともに、部品点数を減らすことができる。
請求項5記載の考案では、請求項1、2又は3記載の把手部材と、把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた把手部材取付構造であって、端部形成部材には、芯材に配設された継合部と継合可能に形成された被継合部が配設され、被挟持部は、継合部と被継合部とを継合させたときに、端部形成部材と芯材に挟持されることとしている。
請求項6記載の考案では、請求項4記載の把手部材と、把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた把手部材取付構造であって、端部形成部材には、継合部の雄ねじ又は雌ねじと対応する雄ねじ又は雌ねじが形成されている被継合部が配設され、被挟持部は、継合部と被継合部とを継合させたときに、端部形成部材と芯材に挟持されることとしている。
請求項7記載の考案では、請求項1、2又は3記載の支柱部材と、把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた支柱部材取付構造であって、端部形成部材には、芯材に配設された前記継合部と継合可能に形成された被継合部が配設され、被挟持部は、継合部と被継合部とを継合させたときに、端部形成部材と芯材に挟持されていることとしている。
請求項8記載の考案では、請求項4記載の支柱部材と、把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた支柱部材取付構造であって、端部形成部材には、継合部の雄ねじ又は雌ねじと対応する雄ねじ又は雌ねじが形成されている被継合部が配設され、被挟持部は、継合部と前記被継合部とを継合させたときに、端部形成部材と芯材に挟持されていることとしている。
請求項9記載の考案では、請求項5又は6に記載の把手部材取付構造と、把手部材取付構造の把手部材又は端部形成部材と連結されるとともにドア本体又は壁に取り付けられる取付部材と、を備える建築金物としている。
請求項10記載の考案では、請求項7又は8に記載の支柱部材取付構造と、前記支柱部材取付構造の前記支柱部材又は前記端部形成部材と連結されるとともに家具に取り付けられる取付部材と、を備える家具としている。
本考案の第一の実施形態のドアの側面図である。 同実施形態のドアの正面図である。 同実施形態のドアの平面図である。 (a)は図1のIV−IV線矢視断面図、(b)は(a)のIVb−IVb線矢視断面図である。 本考案の第二の実施形態の(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 図5(a)の(a)はVI−VI線矢視断面図、(b)は(a)のVIb−VIb線矢視断面図である。 本考案の第三の実施形態の(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 (a)は図5(a)のVIII−VIII線矢視断面図、(b)は(a)のVIIIb−VIIIb線矢視断面図である。 本考案の第四の実施形態の(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 (a)は図9(c)の右側の丸内の部分拡大断面図であり、(b)は左側の丸内の部分拡大断面図である。 把手部材と端部形成部材との接合の変形例を示す部分拡大断面図である。 家具としての椅子に適用した場合の斜視図である。 本考案の建築金物を手摺として適用した斜視図である。
本考案の建築金物の一実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明において、建築金物が取り付けられるドアは閉じた状態にあるものとし、各図面に記載される矢印の、Fを前、Bを後ろ、Rを右、Lを左、Uを上、Dを下、とする。
本実施形態では、建築金物としてのドアハンドル20に適用する場合を説明する。ドアハンドル20は、図1〜4に示すように、ドア本体10に取り付けられる取付部材40と、把手部材取付構造50とを備える。
ドア本体10は、矩形平板状に形成され、図1、3に示すように、前後方向に貫通した貫通孔10aが配設され、把手部材取付構造50を取り付け可能とされている。
取付部材40(区別するときは上側の取付部材40を取付部材401、下側の取付部材40を取付部材402とする。)は、図1〜3に示すように、金属製で、前後方向に延びる水平部40aと、水平部40aの前後端部のいずれか一方から上下方向に延びる垂直部40bと、を有して、略L字の円筒状に形成されている。
各取付部材40は、図3に示すように、螺合部材41によって締結されることでドア本体10の前面10b又は後面10cに取り付けられる。取付部材401の水平部40a内には、螺合部材41の頭部41aが配置され、ワッシャ42と、円筒状のコマ43とを介して、ドア本体10の貫通孔10aを挿通して、螺合部材41のねじ部分41bが、取付部材401の水平部40a内に配置されている。ドア本体10の後面10cに取り付けられる取付部材401の水平部40a内に配設されたナット部材44と、螺合部材41とが螺合されて、取付部材401、401は、ドア本体10の前面10b、後面10cにそれぞれ取り付けられている。
把手部材取付構造50は、図1、2、4に示すように、把手部材60と、把手部材60の上下の端部に配設される端部形成部材70、70と、で構成されている。
把手部材60は、内側から順に、芯材61と、緩衝部材65と、ゴム部材66と、を有して三層構造とされている。
芯材61は、金属製で、図4に示すように、両端が開放した円筒状に形成される本体62と、本体62の上下(軸線方向)の端部に嵌め込まれた円環状の嵌入部材63と、を有して棒状に形成されて一体構成されている。芯材61は、芯材61の上端面と芯材61の上端部に嵌め込まれる嵌入部材63の上端面とが略面一となるように、かつ、芯材61の下端面と芯材61の下端部に嵌め込まれる嵌入部材63の下端面とが略面一となるように形成されている。
芯材61の嵌入部材63には、端部形成部材70の後述する被継合部73と継合可能な継合部64が配設されている。本実施形態では、継合部64は、嵌入部材63の軸線方向に沿って貫通孔63aが設けられ、貫通孔63aの内周面に雌ねじが形成されて構成されている。
緩衝部材65は、多孔質かつ軟質な合成樹脂シートが用いられ、芯材61の本体62の上下の端面を除く外表面全部を覆うように両面テープ68を介して接着されている。
ゴム部材66は、シート状に形成され、緩衝部材65の外周面及び上下の端面、芯材61の本体62の上下の端面と、芯材61の本体62の上下の端部に嵌め込まれた嵌入部材63の上又は下の端面の貫通孔63aの周辺を除いた部分と、を覆っている。そして、ゴム部材66は、把手部材60の上下の端面を覆う部分を有していることになり、当該部分が、端部形成部材70の後述する挟持部74とで挟持される被挟持部66aとされる。
本実施形態においては、芯材61の本体62の上下の端面と、芯材61の本体62の上下の端部に嵌め込まれた嵌入部材63の上又は下の端面と、で構成される把手部材60の上下の端面は、それぞれ端部形成部材70の後述する挟持部74とで被挟持部66aを挟持する挟持部67とされる。
端部形成部材70は、金属製で軸線方向に沿って挿通孔71aを有した円筒状に形成されたインサート金具71と、雄ねじが形成された有頭ねじ72と、を有している。
端部形成部材70は、インサート金具71の挿通孔71aに雌ねじが形成され、有頭ねじ72を挿通孔71aに挿通して螺合させて一体構成されている。端部形成部材70は、芯材61に形成される継合部64と継合可能な被継合部73を有している。本実施形態では、有頭ねじ72のインサート金具71から露出した部分が被継合部73とされている。
インサート金具71のゴム部材66の被挟持部66aと対向する端面(上側のインサート金具71では下端面、下側のインサート金具71では上端面)は、ゴム部材66の被挟持部66aを挟持する挟持部74とされる。
芯材61の継合部64としての雌ねじと、端部形成部材70の被継合部73としての雄ねじとを締結することで、把手部材60と、端部形成部材70、70とが接合されている。把手部材60の挟持部67と、端部形成部材70の挟持部74とで、ゴム部材66の被挟持部66aが挟持されている。
インサート金具71が、取付部材40の垂直部40bに嵌め込まれて、把手部材取付構造50と、取付部材40が連結されている。
上記構成のドアハンドル20では、金属製で棒状に形成された芯材61と、芯材61の外側に配設されるゴム部材66と、を有し、芯材61の軸線方向における両端部には、端部形成部材70に形成される被継合部73と継合可能な継合部64が配設され、ゴム部材66は、芯材61の軸線方向における両端面の少なくとも外周縁部を覆う被挟持部66aを有し、被挟持部66aは、継合部64と被継合部73とを継合させた状態において、端部形成部材70の挟持部74と芯材61の挟持部67に挟持される。
これによれば、継合部64と被継合部73とを継合させたときに、被挟持部66aが、端部形成部材70の挟持部74と芯材61の挟持部67に挟持されることでゴム部材66が外れてしまうことを防止することができる。さらに、継合部64と被継合部73とを継合させる作業のときに、被挟持部66aの弾性抵抗により、作業者に継合作業の終わりが近いことを知らせ、確実に継合できているかどうかの作業事項の確認を意識させることになるので、継合不良を抑制することができる。
また、芯材61と、ゴム部材66との間に、緩衝部材65を配設しているので、緩衝部材65により、金属製の芯材61の硬さ感を和らげて、把手部材60を手でつかんだ感触を良好なものとするとともに、転倒した場合に激突してもけがをしにくくすることができる。
また、芯材61の継合部64に、雌ねじを形成し、端部形成部材70の被継合部73に形成された継合部64と対応する雄ねじと締結可能としているので、ゴム部材66の被挟持部66aの弾性力により、端部形成部材70の進入方向とは反対側の方向に付勢して、ワッシャと同様の効果を得ることが可能となり、端部形成部材70が外れてしまうことを抑制するとともに、部品点数を減らすことができる。
本考案の第二の実施形態について、図5、6に基づいて説明する。以下の説明において、第一の実施形態と同じ構成については、同一符号を付し全部又は一部の説明を省略する。
建築金物としてのドアハンドル20Aは、取付部材80を備えている。取付部材80は、金属製で、大径部80aと、大径部80aより径を小さく形成された小径部80bと、を有する段付き円筒形状に形成されている。取付部材80は、図5(c)に示すように、螺合部材41によって締結されることで、ドアハンドル20と同様に、ドア本体10の前面10b及び後面10cに取り付けられている。
把手部材60は、図6(a)に示すように、緩衝部材65がない構成で、芯材61の本体62の外側にゴム部材66が接着剤69を介して接着されている。嵌入部材63は、第一実施形態に用いられたものよりも厚みが薄く形成されている。
取付部材80は、小径部80bが、把手部材60に形成された嵌入孔60aに嵌め込まれることで、把手部材60と連結されている。
端部形成部材90は、円盤状の蓋部90aと、蓋部90aに直交して伸び雄ねじが形成されたねじ部90bと、を有している。本実施形態では、ねじ部90bが被継合部91とされる。
端部形成部材90の蓋部90aの、ゴム部材66の被挟持部66aと対向する端面(上側に配置される端部形成部材90では下端面、下側に配置される端部形成部材90では上端面)は、ゴム部材66の被挟持部66aを挟持する挟持部92とされる。
芯材61の継合部64としての雌ねじと、端部形成部材90の被継合部91としての雄ねじとを締結することで、把手部材60と、端部形成部材90とが接合され、把手部材60の挟持部67と、端部形成部材70の挟持部92とで、ゴム部材66の被挟持部66aが挟持されている。
把手部材60と、端部形成部材90、90と、で把手部材取付構造50Aが構成されている。
このような構成によっても、被挟持部66aにより、ゴム部材66が外れてしまうことを防止するとともに継合不良を抑制し、さらに、ワッシャと同様の効果を得たうえで、部品点数を減らすことができる。また、ゴム部材66の少なくとも被挟持部66a以外の部分を接着剤69を介して芯材61に接着しているので、ゴム部材66が芯材61に対してずれてしまうことを防止できる。
本考案の第三の実施形態について、図7、8に基づいて説明する。以下の説明において、第一の実施形態及び第二の実施形態と同じ構成については、同一符号を付し全部又は一部の説明を省略する。
ドアハンドル20Bでは、取付部材100は、図7(c)、図8(b)に示すように、四角筒状に形成されている。把手部材110も、外形形状が四角柱形状に形成されている。これにともない芯材111の本体112が四角筒状、嵌入部材113が本体112に対応した矩形形状に形成されている。
芯材111の嵌入部材113には、端部形成部材120の被継合部121と継合可能な継合部114が配設されている。本実施形態では、図8(a)に示すように、継合部114は、嵌入部材113の軸線方向に沿って嵌入孔113aが設けられて構成されている。
本実施形態においては、芯材111の本体112の上下の端面と、芯材111の本体112の上下の端部に嵌め込まれた嵌入部材113の上又は下の端面と、で構成される把手部材110の上下の端面は、それぞれ端部形成部材120の後述する挟持部122とで被挟持部66aを挟持する挟持部115とされる。
取付部材100は、把手部材110に形成された嵌入孔110aに嵌め込まれることで、把手部材110と連結されている。
端部形成部材120は、図8(a)に示すように、矩形平板状の蓋部120aと、蓋部120aに直交して伸びて形成された円柱部120bと、を有している。本実施形態では、円柱部120bが被継合部121とされる。
端部形成部材120の蓋部120aの、ゴム部材66の被挟持部66aと対向する端面(上側に配置される端部形成部材120では下端面、下側に配置される端部形成部材120では上端面)は、ゴム部材66の被挟持部66aを挟持する挟持部122とされる。
芯材111の継合部114としての嵌入孔113aと、端部形成部材120の被継合部121としての円柱部120bとを嵌合させることで、把手部材110と、端部形成部材120とが接合され、把手部材110の挟持部115と、端部形成部材120の挟持部122とで、ゴム部材66の被挟持部66aが挟持されている。
把手部材110と、端部形成部材120と、で把手部材取付構造50Bが構成されている。
このような構成によっても、被挟持部66aにより、ゴム部材66が外れてしまうことを防止するとともに継合不良を抑制し、部品点数を減らすことができる。また、円柱部120bを嵌入孔113aに嵌め込む構成とすることで、矩形形状の蓋部120aと芯材111の本体112とがずれて接合されることを防止できる。さらに、ゴム部材66が芯材111に対してずれてしまうことを防止できる。
本考案の第四の実施形態について、図9、10に基づいて説明する。以下の説明において、第一の実施形態、第二の実施形態及び第三実施形態と同じ構成については、同一符号を付し全部又は一部の説明を省略する。
建築金物としての回転式のドアハンドル20Cは、図9に示すように、取付部材140と、把手部材取付構造50Cと、を備えている。
把手部材取付構造50Cは、第二実施形態における緩衝部材65の無い把手部材60と、端部形成部材90と、端部形成部材150と、で構成されている。
取付部材140は、既存のドアハンドルに用いられる、丸座金141と、支持部品142と、角芯143等を備えている。支持部品142は、既存のドアハンドルに対して手で把持する部分を取り除いた略L字状の筒状に形成され、一端側でドア本体10に対して回動可能に取り付けられ、他端側に端部形成部材150を内側に嵌め込み可能な嵌入部142aを有している。
把手部材取付構造50Cの自由端側においては、図10の(a)に示すように、ドアハンドル20Aの把手部材60と端部形成部材90と同様の構成で接合されている。
把手部材取付構造50Cの取付部材140側の端部形成部材150は、図10の(b)に示すように、端部形成部材70から有頭ねじ72を外したインサート金具151で構成されている。端部形成部材150は、芯材61に形成される継合部64と継合可能な被継合部73を有している。本実施形態では、雌ねじが形成される挿通孔151aが被継合部152とされている。
芯材61の本体62の左側の端面と、芯材61の本体62の左側の端部に嵌め込まれた嵌入部材63の左側の端面と、で構成される把手部材60の左側の端面は、それぞれ端部形成部材150の後述する挟持部153とで被挟持部66aを挟持する挟持部67とされる。
インサート金具151のゴム部材66の被挟持部66aと対向する端面は、ゴム部材66の被挟持部66aを挟持する挟持部153とされる。
芯材61は、有頭ねじ155を嵌入部材63の貫通孔63aに挿通して螺合させて一体構成されている。本実施形態では、有頭ねじ155の嵌入部材63から露出した部分が継合部64とされている。
把手部材取付構造50Cの支持部品142側においては、図10の(b)に示すように、把手部材60の挟持部67と、端部形成部材150の挟持部153とで、ゴム部材66の被挟持部66aが挟持されている。
把手部材と端部形成部材との接合方法の変形例を説明する。図11に示すように、端部形成部材160は、大径部160aと、大径部160aより径を小さく形成された小径部160bと、を有する段付き円筒形状に形成されている。
芯材61は、嵌入部材63が無く、円筒状の本体62のみの構成とされている。ゴム部材66は、本体62の内側に被挟持部66aが入り込んでいる。端部形成部材160の小径部160bが本体62の内側に嵌められ、本体62と、端部形成部材160の小径部160bと、で被挟持部66aが挟持されている。
本変形例では、把手部材60の本体62の内周面が継合部64とされ、端部形成部材160の小径部160bの被挟持部66aを挟持する外周面及び大径部140aの側の端面が被継合部161とされる。
また、把手部材60の本体62の内周面のゴム部材66の被挟持部66aと接する部分が挟持部67とされ、端部形成部材160の大径部160aの側の端面と、小径部160bの外周面のゴム部材66の被挟持部66aと接する部分が挟持部162とされる。
家具としての椅子170の支柱として用いられる支柱部材180は、把手部材60と同様に構成されている。図12に示すように、把手部材60の下端部において、端部形成部材90が接合されている。
把手部材60の上端部において、端部形成部材70と接合され、略L字状に形成された円筒状の取付部材190に端部形成部材70が嵌入されることで連結されている。
把手部材60と、端部形成部材70と、端部形成部材90と、で支柱部材取付構造175が形成されている。
家具としての椅子170の手摺として用いられる場合には、図12に示すように、把手部材60が用いられ、把手部材60の前後の端部において、端部形成部材70と接合され円筒状に形成され、後端部において、後側に位置する椅子170の支柱に取り付けられた円筒状の取付部材190に嵌入されることにより、取付部材190と連結されている。
把手部材60と、端部形成部材70、70とで、把手部材取付構造50Dが構成されている。
介護用の手摺、階段の手摺等の建築金物に適用する場合には、図13に示すように壁1に取り付けられた壁11に取り付けられる取付部材40と、把手部材取付構造50と、把手部材60と、を備える構成とすることができる。
本考案のドアハンドル20は上記構成に限定されるものではない。即ち、本考案の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。以下に、変形した態様を例示する。
例えば 建築金物としてのドアハンドル20は、開き戸、折戸、引き戸等に適用可能である。
また、建築金物としてのドアハンドル20で説明しているが、例えば、手で把持できるものであれば、円筒状で握るタイプのドアノブ等に適用することができる。
また、芯材は、中実な部材を用いることができ、さらに、外形形状が、三角、五角柱状等の多角柱状、楕円、長円柱形状、その他の形状に適宜変形させて形成することができる。また、芯材に対応させて端部形成部材の外形形状を形成することもできる。
また、芯材は、緩衝部材65又はゴム部材66を接着可能であれば、ガラス、木材、合成樹脂等を用いることができる。
また、支柱部材取付構造175は、把手部材110と、端部形成部材120との接合のように、ねじを形成しないで嵌め合わせて接合させる構成とすることもできる。
10 ドア本体
11 壁
20 ドアハンドル
20A ドアハンドル
20B ドアハンドル
40 取付部材
401 取付部材
402 取付部材
50 把手部材取付構造
50A 把手部材取付構造
50B 把手部材取付構造
50C 把手部材取付構造
50D 把手部材取付構造
60 把手部材
61 芯材
64 継合部
65 緩衝部材
66 ゴム部材
66a 被挟持部
69 接着剤
70 端部形成部材
73 被継合部
80 取付部材
90 端部形成部材
91 被継合部
100 取付部材
110 把手部材
114 継合部
120 端部形成部材
121 被継合部
150 端部形成部材
152 被継合部
160 端部形成部材
175 支柱部材取付構造
180 支柱部材
190 取付部材
請求項7記載の考案では、請求項1、2又は3記載の支柱部材と、支柱部材と接合される端部形成部材と、を備えた支柱部材取付構造であって、端部形成部材には、芯材に配設された前記継合部と継合可能に形成された被継合部が配設され、被挟持部は、継合部と被継合部とを継合させたときに、端部形成部材と芯材に挟持されていることとしている。
請求項8記載の考案では、請求項4記載の支柱部材と、支柱部材と接合される端部形成部材と、を備えた支柱部材取付構造であって、端部形成部材には、継合部の雄ねじ又は雌ねじと対応する雄ねじ又は雌ねじが形成されている被継合部が配設され、被挟持部は、継合部と前記被継合部とを継合させたときに、端部形成部材と芯材に挟持されていることとしている。
家具としての椅子170の支柱として用いられる支柱部材180は、把手部材60と同様に構成されている。図12に示すように、支柱部材180の下端部において、端部形成部材90が接合されている。
支柱部材180の上端部において、端部形成部材70と接合され、略L字状に形成された円筒状の取付部材190に端部形成部材70が嵌入されることで連結されている。
支柱部材180と、端部形成部材70と、端部形成部材90と、で支柱部材取付構造175が形成されている。
家具としての椅子170の手摺として用いられる場合には、図12に示すように、把手部材60が用いられ、把手部材60は、前後の端部において、端部形成部材70と接合され、前端部において、前側に位置して略L字状に形成された円筒状の取付部材190に端部形成部材70が嵌入されることで取付部材190と連結され、後端部において、後側に位置する椅子170の支柱に取り付けられた円筒状の取付部材171端部形成部材70が嵌入されることにより、取付部材171と連結されている。

Claims (10)

  1. 端部形成部材と接合される把手部材又は支柱部材であって、
    棒状に形成された芯材と、前記芯材の外側に配設されるゴム部材と、を有し、
    前記芯材の軸線方向における両端部には、前記端部形成部材に形成される被継合部と継合可能な継合部が配設され、
    前記ゴム部材は、前記芯材の軸線方向における両端面の少なくとも外周縁部を覆う被挟持部を有し、
    前記被挟持部は、前記継合部と前記被継合部とを継合させた状態において、前記端部形成部材と前記芯材に挟持されることを特徴とする把手部材又は支柱部材。
  2. 前記ゴム部材は、少なくとも前記被挟持部以外の部分が接着剤を介して前記芯材に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の把手部材又は支柱部材。
  3. 前記芯材と、前記ゴム部材との間に、緩衝部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の把手部材又は支柱部材。
  4. 前記芯材の前記継合部には、雄ねじ又は雌ねじが形成され、前記端部形成部材の前記被継合部に形成された前記継合部と対応する雄ねじ又は雌ねじと締結可能とされていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の把手部材又は支柱部材。
  5. 請求項1、2又は3記載の把手部材と、前記把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた把手部材取付構造であって、
    前記端部形成部材には、前記芯材に配設された前記継合部と継合可能に形成された被継合部が配設され、
    前記被挟持部は、前記継合部と前記被継合部とを継合させたときに、前記端部形成部材と前記芯材に挟持されていることを特徴とする把手部材取付構造。
  6. 請求項4記載の把手部材と、前記把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた把手部材取付構造であって、
    前記端部形成部材には、前記継合部の雄ねじ又は雌ねじと対応する雄ねじ又は雌ねじが形成されている被継合部が配設され、
    前記被挟持部は、前記継合部と前記被継合部とを継合させたときに、前記端部形成部材と前記芯材に挟持されていることを特徴とする把手部材取付構造。
  7. 請求項1、2又は3記載の支柱部材と、前記把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた支柱部材取付構造であって、
    前記端部形成部材には、前記芯材に配設された前記継合部と継合可能に形成された被継合部が配設され、
    前記被挟持部は、前記継合部と前記被継合部とを継合させたときに、前記端部形成部材と前記芯材に挟持されていることを特徴とする支柱部材取付構造。
  8. 請求項4記載の支柱部材と、前記把手部材と接合される端部形成部材と、を備えた支柱部材取付構造であって、
    前記端部形成部材には、前記継合部の雄ねじ又は雌ねじと対応する雄ねじ又は雌ねじが形成されている被継合部が配設され、
    前記被挟持部は、前記継合部と前記被継合部とを継合させたときに、前記端部形成部材と前記芯材に挟持されていることを特徴とする支柱部材取付構造。
  9. 請求項5又は6に記載の把手部材取付構造と、前記把手部材取付構造の前記把手部材又は前記端部形成部材と連結されるとともにドア本体又は壁に取り付けられる取付部材と、を備えることを特徴とする建築金物。
  10. 請求項7又は8に記載の支柱部材取付構造と、前記支柱部材取付構造の前記支柱部材又は前記端部形成部材と連結されるとともに家具に取り付けられる取付部材と、を備えることを特徴とする家具。
JP2014002486U 2014-05-14 把手部材又は支柱部材と、それを用いた把手部材取付構造又は支柱部材取付構造及び建築金物又は家具 Expired - Lifetime JP3192513U (ja)

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