JP3192448B2 - 潮流計 - Google Patents

潮流計

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JP3192448B2
JP3192448B2 JP23613591A JP23613591A JP3192448B2 JP 3192448 B2 JP3192448 B2 JP 3192448B2 JP 23613591 A JP23613591 A JP 23613591A JP 23613591 A JP23613591 A JP 23613591A JP 3192448 B2 JP3192448 B2 JP 3192448B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に発した超音波を
用いて対地速度と対水速度を求め、それらの速度差から
潮流を求める潮流計に関し、特に航法装置よりの対地速
度をも参照するようにしたハイブリッド方式の潮流計に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、漁撈援助を目的として所望の
深度における潮流を測定するのに潮流計が用いられてい
る。この潮流計は、例えば水平指向方向が互いに120
度離れた方向で、かつ、航行方向に対し一定の俯角で超
音波の送受波を行う超音波送受波器を備えており、設定
深度から帰来する反射波に生じたドップラーシフト量か
らその深度の潮流に対する船の速度(対水速度)および、
海底反射波のドップラーシフト量から海底に対する船の
速度(対地速度)を求めると共に、これらの対水速度およ
び対地速度の方向を船に取り付けた方位センサによって
求め、これらの対地速度と対水速度とのベクトル差から
設定深度における潮流の速度を求めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、方位センサ
で検出される方位は必ずしも正確ではなく、例えば磁気
コンパスであれば磁気偏差により誤差が生じる。方位セ
ンサで検出される方位に生じる誤差を方位誤差角とい
う。
【0004】図9は、潮流を求めるベクトル図を示して
いる。AおよびBは真の対地速度および対水速度とする
と、潮流速度Cは、C=A−Bのベクトル式で得られ
る。これに対して、方位センサの方位誤差をθとすれ
ば、潮流計で得た対地速度および対水速度の測定値は、
それぞれ同一方向にθだけ回転したA'およびB'で示さ
れる。従ってこのときの潮流速度C'はC'=A'−B'の
ベクトル式で与えられる。この場合、潮流速度C'に大
きさな誤差は生じないがその向きがずれるために方位誤
差と同程度の方位の誤差が生じた。
【0005】又、この種の潮流計では、深度が深くなる
と、海底よりの反射波が得られなくなるため対地速度の
検出が行えず、それ故、潮流を求めることも出来なくな
る。そこで、超音波による対地速度を検出できないとき
に備えて航法装置で検出した対地速度をも取り込むよう
にしたハイブリッド方式の潮流計が用いられている。航
法装置とは、GPS(グローバル・ポジショニング・シス
テム)やロランC等の航法機器からの情報により位置情
報や対地速度(移動速度)を求める装置である。この場合
のベクトル図を図10に示している。Dは、航法装置で
得た対地速度であり、この対地速度Dにも測定誤差が含
まれるが常に絶対値として得られるので真値とみなせ
る。これに対し、潮流計で測定された対水速度は、真の
対水速度Bから方位誤差θだけずれたB'となるので、
潮流速度C"は、C"=D−B'のベクトル式で得られ
る。このベクトル図でわかるように、D−Bで得られる
真の潮流速度Cに対し、このときの潮流速度C"は大き
さな誤差を持つことがわかる。又、図10では、対水速
度と潮流との向きが直交していたために潮流の向きに対
しては大きな誤差は生じなかったが、そうでない場合に
は潮流の大きさおよび方向共に誤差が生じた。
【0006】次に方位誤差角は無くても潮流計自身に誤
差がある場合について述べる。図11において、Eおよ
びFは、真の対地速度および対水速度であり、従ってE
−F=Gが真の潮流速度となる。しかしながら、潮流計
にて検出された対地速度E'および対水速度F'は、真値
よりも共に1.3倍であったとすると、この潮流計で得
られる潮流速度G'は、 G'=E'−F'=1.3E−1.3F=1.3(E−F)=1.3G となり、潮流速度にも同じ倍率の誤差を含むことにな
る。
【0007】図11の特性を有する潮流計にて、対地速
度を航法装置から取り込んだときのベクトル図を図12
に示している。Hは航法装置よりの対地速度であり、I
は真の対水速度であれば、H−I=Jが真の潮流速度と
なるが、潮流計による対水速度が真の1.3のI'であれ
ば、H−I'=J'がこのときに検出される潮流速度であ
り誤差を含む。本発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであり、方位センサの方位誤差角および
/又は対地速度の誤差を検出して、この誤差でもって補
正することにより、正確な潮流を検出できる潮流計を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本第1発明の潮流計は、
方位を補正するものであり、請求項1に記載したよう
に、船首の方位を検出する方位センサと、超音波エコー
信号から対地速度および対水速度を計測すると共に、前
記船首の方位のデータから前記対地速度および対水速度
の方位を演算する対地・対水速度計測手段と、前記対地
・対水速度計測手段により得られる対地速度または航法
装置より得た対地速度のいずれかと、前記対水速度との
ベクトル差から潮流速度を求める潮流計測手段と、前記
対地・対水速度計測手段で検出した対地速度の方位と、
航法装置より得た対地速度の方位との差を、位誤差角と
して演算する方位誤差角演算部とを備え、方位誤差角演
算部で演算した方位誤差角でもって前記方位センサで検
出した方位を補正することを特徴とする。
【0009】本第2発明の潮流計は、対地速度を補正す
るものであり、請求項2に記載したように、船首の方位
を検出する方位センサと、超音波エコー信号から対地速
度および対水速度を計測すると共に、前記船首の方位の
データから前記対地速度および対水速度の方位を演算
し、対地速度および対水速度のベクトル差から潮流速度
を求める超音波式の潮流計測部と、潮流計測部で得た対
地速度を、航法装置より得た対地速度と比較することに
より、潮流計測部で検出した対地速度の誤差を演算する
対地誤差演算部とを備え、対地誤差演算部で演算した対
地誤差でもって前記潮流計測部で検出した対地速度を補
正することを特徴とする。
【0010】本第3発明の潮流計は、方位および対地速
度の双方を補正するものであり、請求項3に記載したよ
うに、船首の方位を検出する方位センサと、超音波エコ
ー信号から対地速度および対水速度を計測すると共に、
前記船首の方位のデータから前記対地速度および対水速
度の方位を演算する対地・対水速度計測手段と、前記対
地・対水速度計測手段により得られる対地速度または航
法装置より得た対地速度のいずれかと、前記対水速度と
のベクトル差から潮流速度を求める潮流計測手段と、前
記対地・対水速度計測手段で検出した対地速度の方位
と、航法装置より得た対地速度の方位との差から、方位
誤差角として演算する方位誤差角演算部と、対地・対水
速度計測手段で検出した対地速度を、航法装置より得た
対地速度と比較することにより、潮流計測部で検出した
対地速度の誤差を演算する対地誤差演算部とを備え、前
記方位誤差角演算部で演算した方位誤差角でもって前記
方位センサで検出した方位を補正すると共に、対地誤差
演算部で演算した対地誤差でもって前記潮流計測手段で
検出した対地速度を補正することを特徴とする。
【0011】
【作用】第1発明の潮流計は、一定時間航行する間に、
対地・対水速度計測手段で検出した対地速度もしくは対
水速度および航法装置より得た対地速度に基づき、方位
センサで検出した方位と航法装置と検出した方位とのず
れである方位誤差角を方位誤差角演算部にて演算し、演
算した方位誤差角により方位センサで検出した方位を補
正し、そして、この補正した方位でもって、対地・対水
速度計測手段にて正確な対地速度および対水速度を求
め、そして潮流計測手段によって正確な潮流速度を求め
ている。
【0012】第2発明の潮流計は、一定時間航行する間
に、対地・対水速度計測手段で検出した対地速度と、航
法装置より得た対地速度とを対地誤差演算部により、比
較することにより、対地・対水速度計測手段で検出した
対地速度の誤差を演算して、この対地・対水速度計測手
段で検出した対地速度を補正している。
【0013】第3発明の潮流計は、第1発明と第2発明
とを組み合わせたものであり、方位誤差角および対地速
度の誤差の双方を補正することにより、より正確な対地
速度が得られる。
【0014】上記の方位誤差角演算部の実施例として
は、請求項4および請求項5の方法があり、以下の実施
例ではそれぞれ図1、図5の潮流計にて述べている。
【0015】上記の対地誤差演算部の実施例としては、
請求項6および請求項7の方法があり、以下の実施例で
はそれぞれ図3、図7の潮流計にて述べている。
【0016】又、請求項1もしくは2の潮流計におい
て、請求項8に記載したように、対地・対水速度計測手
段による対地速度が異常と判定されたとき、正常時の方
位誤差角を方位誤差角補正部に固定的に入力することに
より、補正された正確な方位が得られる。この方位に基
づき、前記の対地・対水速度計測手段により対水速度が
検出され、この対水速度と航法装置による対地速度とか
ら潮流速度が求められる。
【0017】又、請求項2もしくは3の潮流計におい
て、請求項9に記載したように、対地・対水速度計測手
段による対地速度が異常と判定されたとき、正常時の対
地速度の誤差を、前記対地・対水速度計測手段に補正デ
ータとして固定的に入力することにより、その対地誤差
のデータでもって対水速度が補正され、この補正された
対水速度と航法装置による対地速度とから潮流速度が求
められる。
【0018】
【実施例】図1は、方位補正に係わる第1発明(請求項
1記載)の第1実施例(請求項4記載)を示す制御ブロッ
ク図である。1は、船首方位を検出する方位センサであ
り、ジャイロコンパスや磁気コンパスが用いられる。2
は、方位指示補正部であり、方位センサ1で検出された
方位の指示を後述の方位誤差角で補正する。3は、潮流
計であり、超音波送受波器Yよりの受波信号と前記方位
信号とから対地速度および対水速度及びそれらの各方位
を演算する対地・対水速度演算部31と、これらの対地
速度と対水速度とのベクトル差から潮流速度を演算する
潮流演算部32とからなる。4は航法装置であり、前述
した航法機器よりの信号をアンテナZにて受信して対地
速度およびその方位を検出する。5は、対地・対水速度
演算部31で演算された対地速度が正常に検出されたか
否かを判定する信号判定部である。6は、信号判定部5
の判定結果に対応して切り替わる切替スイッチであり、
対地速度信号が正常であるか否かによって、対地・対水
速度演算部31よりの対地速度もしくは航法装置4より
の対地速度を選択的に潮流演算部32へ導く。
【0019】7は、方位誤差角演算部であり、請求項4
で記したように、潮流計3よりの対地速度およびその方
位と、航法装置4による対地速度およびその方位からそ
れぞれの積算移動距離に対する移動方位を求め、これら
の移動方位の差から方位誤差角を検出するが、詳しくは
後で説明する。8は、方位誤差角演算部7より出力され
る方位誤差角をラッチするラッチ回路であり、9は、切
替スイッチであり、前記信号判定部5による対地速度信
号が正常であると判定されている間、方位誤差角演算部
7より出力されている方位誤差角を前記の方位指示補正
部2に供給するが、前記対地速度信号が異常であると判
定された時は、この時点でラッチ回路8にラッチされて
いた、正常時における方位誤差角を供給する。
【0020】上記構成の装置の動作を以下に説明する。
当該装置を搭載する船がほぼ東北の方向に航走している
場合について考える。この航走の間に、潮流計3の対地
・対水速度演算部31により対地および対水速度が検出
されると共に、方位センサ1で検出された船首方位に基
づき、前記対地および対水速度のそれぞれの方位が検出
される。その検出された対地速度が正常であったなら
ば、この対地速度は切替スイッチ6を介して潮流演算部
32に入力されることにより潮流速度およびその方位が
演算される。この潮流計3による検出に並行して、航法
装置4においても、対地速度およびその方位が検出され
る。このようにして潮流計3および航法装置4によりそ
れぞれ検出された対地速度および方位に基づき、方位誤
差角演算部7において方位誤差角が以下のようにして求
められる。
【0021】図2に示すように、航法装置4で刻々と検
出される対地速度の北方向および東方向の速度成分をそ
れぞれ、KN(KN1、KN2、KN3、…)、およびKE
(KE1、KE2、KE3、…)とすると、北方向および東
方向への各積算移動距離KND、KEDは、
【0022】
【数1】 KND=p(KN1+KN2+KN3+…+KNn+…) KED=p(KE1+KE2+KE3+…+KEn+…) で表される。ここでpは、速度を距離に直す定数であ
る。また、このときに船の進んだ航程の直線距離L
1は、
【0023】
【数2】L1=SQR(KND2+KED2) SQRは平方根を求める記号である。
【0024】一方、潮流計3により同時に検出される対
地速度の北方向および東方向の速度成分をそれぞれ、G
1、GN2、GN3、…、およびGE1、GE2、GE3
…、とすると、北方向と東方向への積算移動距離GN
D、GEDは、
【0025】
【数3】 GND=p(GN1+GN2+GN3+…+GNn+…) GED=p(GE1+GE2+GE3+…+GEn+…) で表され、このときに船の進んだ航程の直線距離L
2は、
【0026】
【数4】L2=SQR(GND2+GED2)である。
【0027】これらの直線距離L1、L2が一定の距離L
を越えたとき、航法装置4および潮流計3で計測された
移動方向の方位θ1、θ2が次式により求められる。
【0028】
【数5】θ1=ATN(KED/KND) θ2=ATN(GED/GND) ATNはアークタンジェント(逆正接)を求める記号であ
る。
【0029】方位センサ1に方位誤差がなければ、つま
り、潮流計3と航法装置4で検出される絶対方位が等し
ければ、θ1=θ2となるはずであるが、現実には、θ1
−θ2=θの方位差が生じ、これが方位センサ1の方位
誤差角となる。
【0030】この方位誤差角は、ラッチ回路8にラッチ
されると共に、切換スイッチ9を介してラッチ回路に入
力され、そのラッチ出力が方位指示補正部2に入力され
ることにより、方位センサ1で検出された方位が方位誤
差角により補正される。この補正された正確な方位(補
正方位)に基づき、潮流計3において正確な対地速度お
よび対水速度、それ故、正確な潮流速度が検出される。
【0031】この方位誤差角の検出は、直線距離Lを進
む毎に行われるが、その際、新しいLの区間に対して検
出してもよく、あるいは、始点からの総積算距離(つま
り、L、2L、3L…)に対して検出してもよい。この
ようにして次々に求められる方位誤差角は、逐一、ラッ
チ回路8にラッチされると共に、切替スイッチ9を介し
て方位指示補正部2に入力されるので、方位センサ1よ
りの方位が最新の方位誤差角によって繰り返して補正さ
れ、従って最終的には、方位センサ1の方位誤差が完全
にキャンセルされ、正確な対地速度、対水速度、潮流速
度が得られる。また、ラッチ回路8にも最終的には方位
センサ1の正確な方位誤差角がラッチされる。
【0032】一方、上記潮流計3にて対地速度の検出中
に、深度が急変したときや水中に気泡が発生したりして
対地速度を正常に検出できなくなったとき、その場合、
信号判定部5により、その異常が判定され、その結果、
切替スイッチ6および9が切り替えられ、航法装置4で
検出した対地速度がこの切替スイッチ6を介して潮流演
算部32に入力される。また、切替スイッチ9の切り換
えにより、前述したように、ラッチ回路8にラッチされ
ていた、正常時における方位誤差角が方位指示補正部2
に供給されるため、対地速度が正常に検出できなくなっ
た以降も、正確な方位信号に基づき、対地・対水速度演
算部31からは正確な対水速度が出力される。従って、
切替スイッチ6の切り替えにより、潮流演算部32への
対地速度の信号が潮流計3から航法装置4に切り替わっ
ても潮流演算部32からは継続して正確な潮流速度が出
力される。尚、航法装置16は、専用に備える必要はな
く、船舶に備えつけられている航法装置よりの検出信号
を用いればよい。
【0033】図3は、対地速度の補正に係わる第2発明
(請求項2記載)の第1実施例(請求項6記載)を示す制御
ブロック図であり、図1と異なるのは、方位誤差角演算
部7の代わりに対地誤差演算部7'を備え、方位指示補
正部2は省略されている。対地誤差演算部7'で演算さ
れた対地速度の誤差(対地誤差)が補正データとして潮流
計3の対地・対水演算部31に送出されることにより、
潮流計3で検出された対地速度並びに対水速度が補正さ
れるようになっている。
【0034】以下に対地誤差演算部7'における機能を
述べる。前実施例と同様に、この対地誤差演算部7'に
おいて、数式1ないし数式5の演算がなされ、数式2お
よび数式4で求められた、航法装置4および潮流計3に
よる計測移動距離L1、L2から、数式6により、航法装
置4に対する潮流計3の対地速度の倍率Qが求められ
る。
【0035】
【数6】Q=L2/L1
【0036】この倍率Qが対地誤差のデータとしてラッ
チ回路8に送出されると共に、対地・対水演算部31に
送出され、この対地・対水演算部31において検出され
た対地速度および対水速度にQ値が乗じられることによ
り、補正された正確な対地速度および対水速度、それ
故、正確な潮流速度が得られる。
【0037】この装置においても、前実施例と同様、潮
流計3で対地速度が検出されなくなり、対地誤差演算部
7'から対地誤差の補正データが出力されなくなった
時、正常時における対地誤差の補正データがラッチ回路
8から読み出され、この補正データでもって対水速度が
補正される。この補正された対水速度と、航法装置4か
らの対地速度とから正確な潮流速度が求められる。
【0038】図4は、方位補正および対地速度の補正に
係わる第3発明(請求項3記載)の第1実施例(請求項4
および請求項6記載)を示す制御ブロック図である。方
位誤差角・対地誤差演算部7”は、方位誤差角演算部7
(図1)および対地誤差演算部7'(図3)の両機能を兼ね
備えたものであり、この方位誤差角・対地誤差演算部
7”で演算された方位誤差角および対地誤差のデータ
は、ラッチ回路8にラッチされると共に、切替スイッチ
9を介して、方位指示補正部2および対地・対水演算部
31にそれぞれ送出されることにより、方位センサ1の
方位誤差と、潮流計3の対地速度および対水速度とが補
正されるのでより正確な潮流速度が得られる。
【0039】図5は、方位補正に係わる第1発明(請求
項1記載)の第2実施例(請求項5記載)を示す制御ブロ
ック図である。11は、船首方位を検出する方位センサ
であり、12は、方位指示補正部であり、方位センサ1
1で検出された方位を後述の方位誤差角で補正する。1
3は、超音波を用いて測定した対地速度と対水速度との
差から潮流を求める潮流計である。14は、潮流計13
の出力から対水速度を出力する対水速度出力部である。
15は、メモリであり、対水速度出力部14から前回に
出力された対水速度を記憶する。16は、航法機器より
の信号から対地速度およびその方位を検出する航法装置
である。17は、航法装置16の出力から対地速度を出
力する対地速度出力部である。18は、メモリであり、
対地速度出力部17から前回に出力された対地速度を記
憶する。19は、方位誤差角演算部であり、対水速度出
力部14から今回出力された対水速度W2'およびメモ
リ15に記憶された前回の対水速度W1'と、対地速度
出力部17から今回出力された対地速度K2およびメモ
リ18に記憶された前回の対地速度K1とから方位セン
サ11の方位誤差を演算する。
【0040】以下に、方位誤差角演算部19における機
能を図6を用いて詳しく説明する。最初に例えば東北の
方向に航走し、このときに方位センサ11および潮流計
13により検出された対水速度をW1、また、航法装置
16で検出された対地速度をK1とすると、潮流速度C
1は、K1とW1とのベクトル差となる。次に東南の方
向に航走し、このときに方位センサ11および潮流計1
3により検出された対水速度をW2、航法装置16で検
出された対地速度をK2とすると、潮流速度C2は、K
2とW2とのベクトル差となる。このように検出した対
水速度W1とW2とが真値(即ち、方位センサ11に方
位誤差がないとき)の場合にでかつ、測定した海域で潮
流が一定ならば、潮流速度のC1とC2とは大きさおよ
びその向きが同じ値となる。
【0041】しかしながら、方位センサ11にθの方位
誤差があった場合には、船が東北の方向に正確に航走し
ていても、潮流計13で検出された対水速度はW1'で
示すように真の対水速度W1よりθだけ向きがずれてい
る。同様に東南の方向に航行したときの対水速度W2'
となる。この場合に得られる潮流速度は、C1'および
C2'となる。このように、方位センサ11に方位誤差
があると、潮流C1'とC2'とでは向きと大きさが異な
ってしまう。
【0042】そこで、図6において、対水速度W1'お
よび対水速度W2'をそれぞれθxだけ向きを変えたと
き、このときの潮流速度はそれぞれX1、X2となる
が、両者の潮流速度が等しくなるように前記の角度θx
を変えるようにすれば、そのときの対水速度の向きが真
の対水速度の向きとなる。図4ではθx=θとしたとき
であり、従って方位センサ11の方位誤差角はθで得ら
れることがわかる。
【0043】以上の原理に基づき、方位誤差角を得るた
めの実際の演算式を以下に示す。KN、KEを航法装置
による対地速度の北方向および東方向の成分、WN、W
Eを潮流計で得た対水速度の北方向および東方向の成
分、CN、CEをこのときの潮流速度の北方向および東
方向の成分とすると、対地速度、対水速度および潮流速
度は、数式7の関係がある。
【0044】
【数7】
【0045】数式7を変形すると数式8となり、ここで
方位センサ11に方位誤差がある場合には、数式8に対
応して数式9が得られる。
【0046】
【数8】
【0047】
【数9】 ここで、WN'、WE'は方位誤差を含む対水速度の北方
向および東方向の成分、CN'、CE'はこのときの潮流
速度の北方向および東方向の成分である。方位誤差角を
θとすると、数式10の関係がある。
【0048】
【数10】
【0049】数式9を数式10に代入すると、数式11
が得られる。
【0050】
【数11】
【0051】図6に示したように、東北の方向に航行し
たときに航法装置16による対地速度K1(KN1、K
E1)、潮流計13による対水速度W1'(WN1'、WE
1')が検出され、東南の方向に航行したときに航法装置
16による対地速度K2(KN2、KE2)、潮流計13
による対水速度W2'(WN2'、WE2')が検出された
とする。これにより、数式9に対応して数式12、数式
13が得られる。
【0052】
【数12】
【0053】
【数13】
【0054】一方、測定された対水速度W1'(WN
1'、WE1')と、真の対水速度W1(WN1、WE1)
とは、数式10に対応して数式14の関係があり、同様
に、対水速度W2'(WN2'、WE2')と、真の対水速
度W2(WN2、WE2)とは、数式15の関係がある。
【0055】
【数14】
【0056】
【数15】
【0057】真の対水速度より求めた潮流速度C1(C
N1、CE1)とC2(CN2、CE2)とが同じと仮定
すると、数式9から数式16が成り立つ。
【0058】
【数16】
【0059】数式16を変形すると数式17が得られ、
ここで便宜上、数式17を数式18のごとく置く。
【0060】
【数17】
【0061】
【数18】
【0062】数式18において、 a=bx+cy d=−by+cx の関係があり、従って数式19が得られる。
【0063】
【数19】x=(ab+cd)/(b2+c2) y=(ac−bd)/(b2+c2)
【0064】つまり、COSθ(=x)、SINθ(=y)
は、数式20および数式21で示され、よって方位誤差
角θは、数式22で与えられる。
【0065】
【数20】
【0066】
【数21】
【0067】
【数22】
【0068】このようにして求められた方位誤差角は、
方位指示補正部12に供給されることにより、方位セン
サ11よりの方位が正確に補正されるので、これ以降に
おいては潮流計13にて正確な対地速度、対水速度、そ
れ故、正確な潮流速度が検出される。
【0069】尚、方位誤差角を得るためには、航走方向
としては異なる2方向に航走すればよく、図6に示した
ような方向の航走に限定されない。又、図5において
も、図1と同様に、潮流計13で対地速度の検出が不能
になったとき、正常に対地速度を検出していたときの方
位誤差角を固定的に方位指示補正部12に入力し、か
つ、航法装置16よりの対地速度を潮流計13に入力す
ることにより、正確な潮流速度を得ることができる。
【0070】図7は、対地速度の補正に係わる第2発明
(請求項2記載)の第2実施例(請求項7記載)を示す制御
ブロック図である。図5と異なるのは、方位誤差角演算
部14の代わりに対地誤差演算部19'を備え、方位指
示補正部12は省略されている。対地誤差演算部19'
で演算された対地誤差のデータは潮流計13に送出され
ることにより、この潮流計13で検出される対地速度が
補正されるようになっている。
【0071】以下に対地誤差演算部17'でなされる制
御について述べる。前実施例(図5の装置)と同様に、こ
の対地誤差演算部17'において、前述した数式7ない
し数式22に従って演算がなされるが、この装置におい
て、潮流計13で検出される対地速度が誤差を含み、航
法装置16で検出された対地速度のK倍であったとする
と、数式10に対応して数式23が得られる。
【0072】
【数23】
【0073】これより、数式11に対応して数式24が
得られる。
【0074】
【数24】
【0075】そして、数式14および数式15に対応し
て数式25および数式26が得られる。
【0076】
【数25】
【0077】
【数26】
【0078】又、数式16に対応して数式27が得られ
る。
【0079】
【数27】
【0080】そして数式17に対応して数式28が得ら
れ、
【0081】
【数28】
【0082】数式18に対応して数式29が得られる。
【0083】
【数29】
【0084】数式29において、 Ka= bx+cy Kd=−by+cx の関係があり、従って、数式19に対応しては数式30
が得られる。
【0085】
【数30】x=K(ab+cd)/(b2+c2) y=K(ac−bd)/(b2+c2)
【0086】そして数式20および数式21に対応して
数式31および数式32が得られる。
【0087】
【数31】
【0088】
【数32】
【0089】一方、xとyとには次式の関係がある。 x2+y2=1 (∵ sinθ2+cosθ2=1) 故に、
【0090】
【数33】{K(ab+cd)/(b2+c2)}2+ {K(ac−bd)/(b2+c2)}2=1
【0091】
【数34】 K2{(ab+cd)2+(ac−bd)2}=(b2+c2)2
【0092】
【数35】 K2=(b2+c2)2/{(ab+cd)2+(ac−bd)2} =(b2+c2)/(a2+d2)
【0093】
【数36】K=SQR{(b2+c2)/(a2+d2)}
【0094】従って数式37よりK値が求まる。
【0095】
【数37】
【0096】潮流計13で検出された対地速度は、航法
装置16で検出された対地速度のK倍となっているの
で、潮流計13において、検出された対地速度および対
水速度をそれぞれ1/K倍することにより、正確な対地
速度および対水速度、それ故、正確な潮流速度が得られ
る。
【0097】図8は、方位補正および対地速度の補正に
係わる第3発明(請求項3記載)の第2実施例(請求項5
および請求項7記載)を示す制御ブロック図である。方
位誤差角・対地誤差演算部19”は、方位誤差角演算部
19(図5)および対地誤差演算部19'(図7)の両機能
を兼ね備えたものであり、この方位誤差角・対地誤差演
算部19”で演算された方位誤差角および対地誤差のデ
ータは、方位指示補正部12および潮流計13にそれぞ
れ送出されることにより、方位センサ11の方位誤差
と、潮流計13による対地速度誤差とが補正されるので
より正確な対地速度、それ故に潮流速度が得られる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、潮流計
で検出した対地・対水速度以外に航法装置で検出した対
地速度をも参照することにより、方位センサの方位誤差
および/又は対地速度の誤差を検出し、これに基づき方
位および/又は対地速度を補正するようにしたので、潮
流計から正確な対地速度および対水速度、それ故、正確
な潮流速度が得られる。又、本発明の潮流計のごとく、
方位センサの方位誤差および/又は潮流計による対地速
度を補正して、方位センサと航法装置とにおける絶対方
位を合わせることにより、および/又は、潮流計による
対地速度と航法装置による対地速度との間の誤差を無く
すことにより、潮流計で対地速度の検出が不能となって
も、これに代えて航法装置よりの対地速度を用いること
により、継続して正確な潮流速度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本第1発明の潮流計の第1実施例を示すブロ
ック図
【図2】 図1の装置での方位誤差角の演算を説明する
ために用いた図
【図3】 本第2発明の潮流計の第1の実施例を示すブ
ロック図
【図4】 本第3発明の潮流計の第1の実施例を示すブ
ロック図
【図5】 本第1発明の潮流計の第2実施例を示すブロ
ック図
【図6】 図1の装置での方位誤差角の演算を説明する
ために用いた図
【図7】 本第2発明の潮流計の第2の実施例を示すブ
ロック図
【図8】 本第3発明の潮流計の第2の実施例を示すブ
ロック図
【図9】 対地および対水速度に方位誤差があった場合
の潮流速度の誤差を示す図
【図10】 対水速度にのみ方位誤差があった場合の潮
流速度の誤差を示す図
【図11】 潮流計で測定される対地速度および対水速
度に誤差があった場合の潮流速度の誤差を示す図
【図12】 対水速度にのみ誤差があった場合の潮流速
度の誤差を示す図
【符号の説明】
1 方位センサ 2 方位指示補正部 3 潮流計 4 航法装置 5 信号判定部 6 切替スイッチ 7 方位誤差角演算部 7' 対地誤差演算部 7” 方位誤差角・対地誤差演算部 8 ラッチ回路 9 切替スイッチ 11 方位センサ 12 方位指示補正部 13 潮流計 14 対水速度出力部 15 メモリ 16 航法装置 17 対地速度出力部 18 メモリ 19 方位誤差角演算部 19' 対地誤差演算部 19” 方位誤差角・対地誤差演算部 31 対地・対水速度演算部 32 潮流演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 5/00 G01S 15/60

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船首の方位を検出する方位センサと、 超音波エコー信号から対地速度および対水速度を計測す
    ると共に、前記船首の方位のデータから前記対地速度お
    よび対水速度の方位を演算する対地・対水速度計測手段
    と、 前記対地・対水速度計測手段により得られる対地速度ま
    たは航法装置より得た対地速度のいずれかと、前記対水
    速度とのベクトル差から潮流速度を求める潮流計測手段
    と、 前記対地・対水速度計測手段で検出した対地速度の方位
    と、航法装置より得た対地速度の方位との差を、位誤差
    角として演算する方位誤差角演算部とを備え、 方位誤差角演算部で演算した方位誤差角でもって前記方
    位センサで検出した方位を補正することを特徴とする潮
    流計。
  2. 【請求項2】 船首の方位を検出する方位センサと、 超音波エコー信号から対地速度および対水速度を計測す
    ると共に、前記船首の方位のデータから前記対地速度お
    よび対水速度の方位を演算し、対地速度および対水速度
    のベクトル差から潮流速度を求める超音波式の潮流計測
    部と、 潮流計測部で得た対地速度を、航法装置より得た対地速
    度と比較することにより、潮流計測部で検出した対地速
    度の誤差を演算する対地誤差演算部とを備え、 対地誤差演算部で演算した対地誤差でもって前記潮流計
    測部で検出した対地速度を補正することを特徴とする潮
    流計。
  3. 【請求項3】 船首の方位を検出する方位センサと、 超音波エコー信号から対地速度および対水速度を計測す
    ると共に、前記船首の方位のデータから前記対地速度お
    よび対水速度の方位を演算する対地・対水速度計測手段
    と、 前記対地・対水速度計測手段により得られる対地速度ま
    たは航法装置より得た対地速度のいずれかと、前記対水
    速度とのベクトル差から潮流速度を求める潮流計測手段
    と、 前記対地・対水速度計測手段で検出した対地速度の方位
    と、航法装置より得た対地速度の方位との差から、方位
    誤差角として演算する方位誤差角演算部と、 対地・対水速度計測手段で検出した対地速度を、航法装
    置より得た対地速度と比較することにより、潮流計測部
    で検出した対地速度の誤差を演算する対地誤差演算部と
    を備え、 前記方位誤差角演算部で演算した方位誤差角でもって前
    記方位センサで検出した方位を補正すると共に、対地誤
    差演算部で演算した対地誤差でもって前記潮流計測手段
    で検出した対地速度を補正することを特徴とする潮流
    計。
  4. 【請求項4】 方位誤差角演算部は、対地・対水速度計
    測手段で検出される対地速度およびその方位と、航法装
    置で検出される対地速度およびその方位から、それぞれ
    の積算移動距離L、Lを求め、LおよびLが一
    定の距離を超えたとき、前記両積算移動距離に対する移
    動方位を求め、これらの移動方位の差を方位センサの方
    位誤差角として出力する請求項1もしくは3記載の潮流
    計。
  5. 【請求項5】 方位誤差角演算部は、ある方向に向けて
    航走し、そのときに航法装置で検出した対地速度(K1)
    と、潮流計測部で検出した対水速度(W1')とから(K
    1)−(W1')のベクトル式(M)により潮流速度(C1')
    を求め、次に別の方向に向けて航走し、そのときに航法
    装置で検出した対地速度(K2)と、潮流計測部で検出し
    た対水速度(W2')とから(K2)−(W2')のベクトル式
    (N)により潮流速度(C2')を求め、両潮流速度(C1')
    および(C2')が合致するように、前記二つのベクトル
    式(M)および(N)における対水速度(W1')および(W
    2')の方位を同一方向に同一角度θだけずらし、このと
    きにずらした角度θを方位誤差角として出力する請求項
    1もしくは3記載の潮流計。
  6. 【請求項6】対地誤差演算部は、航法装置で検出した対
    地速度と、潮流計測部で検出した対地速度とからそれぞ
    れの積算移動距離L1、L2を求め、L2/L1=Q値を、
    潮流計測部で検出した対地速度に乗じて補正する請求項
    2もしくは3記載の潮流計。
  7. 【請求項7】 対地誤差演算部は、航法装置と比較して
    潮流計測部で検出される対地速度がK倍であると仮定
    し、ある方向に向けて航走し、そのときに航法装置で検
    出した対地速度(K1)と、潮流計測部で検出した対水速
    度(W1')とから(K1)−(W1')のベクトル式(M)によ
    り潮流速度(C1')を求め、次に別の方向に向けて航走
    し、そのときに航法装置で検出した対地速度(K2)と、
    潮流計測部で検出した対水速度(W2')とから(K2)−
    (W2')のベクトル式(N)により潮流速度(C2')を求
    め、両潮流速度(C1')および(C2')が合致するよう
    に、前記二つのベクトル式(M)および(N)における対水
    速度(W1')および(W2')の方位を同一方向に同一角度
    θだけずらし、この角度θを方位センサの方位誤差角と
    して求める過程において、K値を含むSINθ関数およ
    びCOSθ関数から、SIN2θ+COS2θ=1の関係
    式を用いてK値を求め、潮流計測部で検出した対地速度
    に1/Kを乗じて補正する請求項2もしくは3記載の潮
    流計。
  8. 【請求項8】 対地・対水速度計測手段で計測された対
    地速度が正常か否かを検出する信号判定部を備え、該信
    号判定部で対地速度が異常と判定されたとき、対地速度
    が異常と判定される前に方位誤差角演算部より出力され
    ていた方位誤差角を前記方位誤差角補正部に固定的に入
    力するとともに、航法装置で検出した対地速度と対地・
    対水速度計測手段で検出した対水速度とに基づき潮流速
    度を求める請求項1もしくは3に記載の潮流計。
  9. 【請求項9】 対地・対水速度計測手段で計測された対
    地速度が正常か否かを検出する信号判定部を備え、該信
    号判定部で対地速度が異常と判定されたとき、対地速度
    が異常と判定される前に対地誤差演算部より出力されて
    いた対地誤差のデータを前記の超音波式対地速度および
    対水速度計測手段に固定的に入力して補正するととも
    に、航法装置で検出した対地速度と対地・対水速度計測
    手段で検出した対水速度とに基づき潮流速度を求める請
    求項2もしくは3に記載の潮流計。
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