JP3192422U - 開き戸用錠 - Google Patents

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JP3192422U
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JP2014002895U
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和弘 島野
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スリーナイン島野株式会社
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Abstract

【課題】カードキーを紛失した場合でも、錠本体を交換することなく、簡単な部品交換だけで再度利用が可能な開き戸用錠を提供する。
【解決手段】開き戸用錠は、カードキー3と、カードキー3を所定位置Pまで挿入することにより開錠されるロック機構8を有する錠本体とを備え、錠本体は、カードキー3を挿入する挿入路6と、挿入路6の途中に配置され、適合するカードキー3以外のカードキー3の移動を規制する規制部材とを備え、規制部材が錠本体に対して着脱可能に設けられたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本考案は、下駄箱、脱衣所の衣服収納箱、傘立て等の開き戸に設置される錠に関するものである。
従来、下駄箱などで使用される開き戸用錠として、カードキーを錠本体に挿入することで開錠し、カードキーを錠本体から抜き取ることで施錠可能なタイプのものが多用されている。このような開き戸用錠の小型のものとしては、例えば、特許文献1に示すように、傘立用錠が知られている。
実公昭34−14752号公報
ところで、上述の開き戸用錠は、一枚のカードキーで開錠できるのはペアとなる特定の錠本体に限定されていた。したがって、カードキーを紛失すると、錠本体ごと取り替える必要があり、交換コスト及び手間がかかるという問題があった。
そこで、本考案は、カードキーを紛失した場合でも、錠本体を交換することなく、簡単な部品交換だけで再度利用が可能な開き戸用錠を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る開き戸用錠は、カードキーと、前記カードキーを所定位置まで挿入することにより開錠されるロック機構を有する錠本体とを備えた開き戸用錠であって、前記錠本体は、前記カードキーを挿入する挿入路と、前記挿入路の途中に配置され、適合するカードキー以外のカードキーの移動を規制する規制部材とを備え、前記規制部材が前記錠本体に対して着脱可能に設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、カードキーを紛失した場合でも、錠本体全体を交換する必要はなく、規制部材を交換するだけで錠を再度利用することが可能となる。規制部材及びカードキーの構造については公知のものであれば特に限定されることなく使用することができる。
規制部材を交換するには、たとえば、錠本体を分解可能として規制部材を交換してもよいが、前記挿入路を横断する方向に前記規制部材を案内する溝状の案内路が形成され、前記規制部材は、前記案内路をスライド可能に形成された基板と、前記基板上の任意の場所に立設される1又は2以上の凸部とを備えた構成とすることができる。この場合、錠本体の左右いずれかの側面に、案内路に接続する開口を形成すればよい。
一方、前記規制部材に適合するカードキーは、前記挿入路に所定位置まで挿入する場合に、前記凸部が接触するカードキー先端位置から少なくとも前記凸部に対応する位置まで前記凸部が通過可能な凹部が形成された構成とすることができる。
上記構成によれば、錠本体を分解することなく、開口から規制部材を交換することが可能となる。凹部としては、切込部であってもよいし、溝部であってもよい。溝部を形成する場合、溝部の形成面は、カードキーを挿入路に挿入したときに凸部に対向する側の面とすればよい。
また、規制部材は、前記錠本体に装着した状態で、錠本体より外方に突出しないように形成されるとともに、前記錠本体に、前記規制部材を錠本体から引き出すための治具を差込む差込孔が形成された構成とすることもできる。
上記構成によれば、規制部材を錠本体に装着した状態で、直接、規制部材をつかんで取外すことができないため、いたずらによる規制部材の取外しを抑止することが可能となる。
規制部材は、前記凸部として座付ピンが用いられ、前記基板に、前記座付ピンを挿通可能な貫通孔が複数形成された構成とすることができる。上記構成によれば、座付ピンを基板の裏側から貫通孔に挿通させることで簡単に規制部材を組み立てることが可能となる。したがって、規制部材の部品を共用することが可能となる。
また、カードキーは、単一材料からなるカードを用いることができるほか、ベース板と、前記ベース板の表面に着脱可能に取り付けられ、前記凹部としての切込部を有する表面板とを備えた複合材料から構成とすることができる。具体的には、たとえば、切込部を形成する表面板は強度が必要とされるため、金属等の強度の高い材質で形成し、ベース板は表面板をカバーすることを目的とするため、合成樹脂等のように軽量で加工の容易な材質で形成することができる。
さらに、上記ベース板の表面に、前記表面板の切込部が形成される可能性のある領域を除いた領域に段差部を形成することもできる。これにより、表面板の厚みを薄くすることが可能となり、表面板の加工がより容易となる。
以上の説明から明らかな通り、本考案によると、カードキーを錠本体に対して着脱可能に設けたため、カードキーを紛失した場合でも、錠本体全体を交換する必要はなく、規制部材を交換するだけで錠を再度利用することが可能となる。
本考案の開き戸用錠を示す外観斜視図 図1における錠本体を示す分解斜視図 図2における規制部材を背面から見た斜視図 図1において前面板を取り除いた状態を示す斜視図 図1におけるカードキーを示す斜視図 図5のベース板を示す斜視図 本考案の開き戸用錠のロック機構(施錠状態)を示す斜視図 図7におけるロック機構の開錠状態を示す斜視図 本考案の開き戸用錠の背面板の内部を示す斜視図
以下、本考案の実施形態である開き戸用錠を図面に基づいて説明する。図1は、本考案に係る開き戸用錠を示す斜視図であり、図2は図1における錠本体を示す分解斜視図であり、図3は図2における規制部材を背面から見た斜視図であり、図4は図1において前面板を取り除いた状態を示す斜視図である。
図示のごとく、本実施形態における開き戸用錠は、開き戸側に設置される錠本体1と、開き戸を取り付ける枠側に設置される受部2と、錠本体1に挿入して開錠するカードキー3とを備える。錠本体1は、背面板4と、その前面及び側面を覆う前面板5とを備え、前面板5と背面板4との間に形成される空間がカードキー3を挿入する挿入路6とされる。挿入路5の途中に規制部材7が設置される。規制部材7に適合するカードキー3を挿入路6の所定位置P(以下、開錠位置Pという)まで挿入したときのみロック機構8が作動して開錠することができる。以下、開き戸用錠の具体的構成について説明する。
背面板4において、挿入路6の途中位置に、挿入路6を横断する方向(本実施形態では左右方向)に延びる凹状の案内路9が形成される。規制部材7は、案内路9をスライド可能に形成された基板11と、基板11上の任意の場所に立設される凸部としての座付ピン12とを備える。基板11には、座付ピン12を挿通可能な貫通孔13が複数形成されており、図3に示すように、任意の貫通孔13に座付ピン12を基板11の裏面側から挿通させることで凸部を任意に配置可能な規制部材7を得ることができる。
開き戸用錠を複数設置する場合には、それぞれの開き戸用錠に用いる規制部材7の座付ピン12の位置及び本数を変えることで一つの規制部材7に一つのカードキー3のみが適合するようにする。これによって、適合しないカードキー3を挿入路6に挿入した場合には、カードキー3の移動が規制部材7により規制され、開錠を阻止することができる。
前面板5の左側面には、前面板5を背面板4に取り付けた状態で、案内路9に接続する開口14が形成される。規制部材7は、開口14から案内路9内に案内され、そのままスライド移動させることで、図4に示す状態で錠本体(背面板4)に装着される。規制部材7は、錠本体1に装着された状態で、背面板4の前面と面一となり、挿入路6の一部を構成すると共に、規制部材7の開口側端面は、前面板5の左側面と面一となる。このように、規制部材7がいったん錠本体1に装着されると、直接、規制部材7をつかんで取外すことができないため、いたずらによる規制部材7の取外しを抑止することが可能となる。
図5に示すように、カードキー3は、合成樹脂製のベース板15と、ベース板15の表面に着脱可能に取り付けられる金属製の表面板16とを備える。カードキー3は、表面板16側の面を背面板4側に向けて挿入路6に挿入する。本考案では挿入路6に挿入する側のカードキー端をカードキー先端とする。規制部材7の座付ピン12は、表面板16には接触するが、ベース板15には接触しない高さに調整される。
表面板16には、カードキー3を挿入路6の開錠位置Pまで挿入する場合に、座付ピン12が接触する表面板16の先端から少なくとも座付ピン12に対応する位置まで、座付ピン12が通過可能な凹部として切込部17が形成される。なお、表面板16の先端位置は、ベース板15の先端位置に必ずしも合せる必要はなく、例えば、図5に示すように、表面板16の先端に切欠き18を形成してもよい。
この場合、座付ピン12が接触する表面板16の先端は切欠き18の端面となり、ここから座付ピン12に対応する位置まで切込部17を形成すればよい。このように、切欠き18を形成して切込部17の起点をカードキー3の内方に移動することにより、形成する切込部17の長さを短くすることができるとともに、切込部17のエッジ部で手指や衣服を傷つけることを抑制することが可能となる。
ベース板15は、合成樹脂製の板で形成されており、成形を容易に行なうことができる。また、図6に示すように、ベース板15の表面側に段差部19を形成すれば、これがベース板15と表面板16とのスペーサとして機能するため、表面板16の厚みを薄くすることが可能となり、表面板16の加工がより容易となる。この場合、段差部19は、表面板16の切込部17が形成される可能性のある領域を除いた領域に形成すればよい。
図7及び図8に示すように、ロック機構8は、枠側に設置される受部2に対して係脱可能に設けられた係止片20と、挿入路6内へのカードキー3の挿入に応じて係止片20を上下移動させる作動レバー21とを備える。作動レバー21は、その中央部分が背面板4に対して回動自在に設けられ、作動レバー21の一端側に係止片20が回動自在に軸支され、作動レバー21の他端側にカードキー3に当接する当接部22が形成される。作動レバー21は、係止片20を中心に左右対称位置に一対設けられる。
上記構成のロック機構8において、カードキー3が挿入路6に挿入されていない状態では、図7に示すように、係止片20は自重によって下方に移動し、受部2に係合して施錠状態となる。一方、図8に示すように、カードキー3を挿入路6に挿入すると、カードキー3の重みにより、カードキー3の先端が当接部に当接する。その後はカードキー3の挿入に応じて作動レバー21が回動して係止片20が上方に移動する。そして、カードキー3が開錠位置Pに達した時点で係止片20が受部2から離脱し、開錠状態となる。
図9に示すように、錠本体の左側面において、開口14の上方には規制部材7を錠本体1から引き出すための治具Jを差込む差込孔23が形成される。そして、規制部材7の上面で、開口側端部の近傍には規制部材7を引き出すための引出用凹部24が形成される。
上記構成において、規制部材7を錠本体1から引き出す治具Jとしては、図9に示すように、L字状のものを使用し治具Jの短辺側を下向きにして差込孔23に差込みつつ、治具Jの長辺側を引き上げるようにすれば、治具Jの短辺が引出用凹部24に嵌り、そのまま規制部材7を開口14から突出させることができる。あとは、突出した規制部材7を直接つまんで引き出せばよい。
以上、本考案の実施形態につき説明したが、本考案の範囲はこれに限定されるものではなく、考案の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。たとえば、ロック機構8としては、公知のものであれば特に限定なく使用することができる。具体的には、カードキーを挿入したときにバネの付勢力によって開錠し、施錠時にはバネに抗して係止片を施錠位置まで移動させた後、カードキーを抜き取るものであってもよい。
また、カードキーに形成する凹部として、上記実施形態では切込部を形成したが、凹部として溝部を形成してもよい。
1 錠本体
2 受部
3 カードキー
4 背面板
5 前面板
6 挿入路
7 規制部材
8 ロック機構
9 案内路
11 基板
12 座付ピン
13 貫通孔
14 開口
15 ベース板
16 表面板
17 切込部
18 切欠き
19 段差部
20 係止片
21 作動レバー
22 当接部
23 差込孔
24 引出用凹部

Claims (6)

  1. カードキーと、前記カードキーを所定位置まで挿入することにより開錠されるロック機構を有する錠本体とを備えた開き戸用錠であって、前記錠本体は、前記カードキーを挿入する挿入路と、前記挿入路の途中に配置され、適合するカードキー以外のカードキーの移動を規制する規制部材とを備え、前記規制部材が前記錠本体に対して着脱可能に設けられたことを特徴とする開き戸用錠。
  2. 前記挿入路を横断する方向に前記規制部材を案内する溝状の案内路が形成され、前記規制部材は、前記案内路をスライド可能に形成された基板と、前記基板上の任意の場所に立設される1又は2以上の凸部とを備え、前記規制部材に適合するカードキーは、前記挿入路に所定位置まで挿入する場合に、前記凸部が接触するカードキー先端位置から少なくとも前記凸部に対応する位置まで、前記凸部が通過可能な凹部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の開き戸用錠。
  3. 前記規制部材は、前記錠本体に装着した状態で、錠本体より外方に突出しないように形成されるとともに、前記錠本体に、前記規制部材を錠本体から引き出すための治具を差込む差込孔が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の開き戸用錠。
  4. 前記規制部材は、前記凸部として座付ピンが用いられ、前記基板に、前記座付ピンを挿通可能な貫通孔が複数形成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の開き戸用錠。
  5. 前記カードキーは、ベース板と、前記ベース板の表面に着脱可能に取り付けられ、前記凹部としての切込部を有する表面板とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の開き戸用錠。
  6. 前記ベース板の表面に、前記表面板の切込部が形成される可能性のある領域を除いた領域に段差部が形成されたことを特徴とする請求項5に記載の開き戸用錠。
JP2014002895U 2014-06-03 開き戸用錠 Expired - Lifetime JP3192422U (ja)

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