JP3192044U - 巻尺 - Google Patents

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JP3192044U
JP3192044U JP2014002456U JP2014002456U JP3192044U JP 3192044 U JP3192044 U JP 3192044U JP 2014002456 U JP2014002456 U JP 2014002456U JP 2014002456 U JP2014002456 U JP 2014002456U JP 3192044 U JP3192044 U JP 3192044U
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JP2014002456U
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道男 藤崎
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藤崎電設株式会社
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Abstract

【課題】物体に発生する電気の導通を防止し、形態保持機能を有する巻尺を提供する。
【解決手段】本考案にかかる巻尺(10)は、保持器(1)と、保持器(1)へ回転自在に取り付けた環状のリール(2)と、リール(2)により巻き取り及び繰り出し自在に保持した巻尺本体(3)と、巻尺本体(3)の巻き取り及び繰り出しを案内する案内ローラ(4)と、を有し、巻尺本体(3)は、絶縁性の樹脂を巻尺本体(3)の幅方向に所定の曲率半径で湾曲させ、且つ、幅方向の断面形状が略円弧状となるように成形して構成しており、案内ローラ(4)は、リール(2)の周囲に複数設けられている、ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本考案は、電気を帯びた物体の長さを計測する携帯用の巻尺に関する。
図1は、従来の一般的な巻尺100を示す斜視図である。この種の巻尺100は、保持器101、保持器101内へ回転自在に取り付けたリール102、リール102で保持した金属製の巻尺本体103を有して構成している。
巻尺本体103は、巻尺本体103の幅方向に湾曲し、その幅方向の断面形状を略円弧状と成し、巻尺本体103の曲げ強度、つまり、巻尺本体103の形態保持機能を向上させてある。なお、巻尺本体103の一面Aには目盛104が施されている。
上述した巻尺100は、測定者が巻尺本体103を保持器101から繰り出して一面Aを上方に向ければ、形態保持機能により巻尺本体103が略直線状に維持されるため、巻尺本体103の先端を手で支持することなく片手で物体の大きさ等を測定することができる。
なお、変電所や駅等の作業現場では、電気を帯びた物体の長さを計測する場合がある。この場合、例えば、図1に示すような金属製の巻尺本体103で物体の長さを計測した場合は、物体に発生する電気が金属製の巻尺本体103に導通してしまうおそれがある。このため、物体に発生する電気の導通を防止すべく、樹脂を用いて巻尺本体を形成したものがある(例えば、特許文献1:特公昭63−21121号公報、特許文献2:特開平6−258001号公報参照)。
特許文献1には、ガラス繊維からなる芯材に熱硬化性ポリエステル樹脂を含浸して巻尺素材を作製し、該巻尺素材を所定の曲率半径の描く円の円周の1/3以上の円弧長さとなる如く幅方向に彎曲成形すると共に芯材に含浸した熱硬化性ポリエステル樹脂を硬化させるようにした巻尺について開示されている。
特許文献2には、特許文献1に開示された巻尺素材の自立性を向上させるために、無機又は合成繊維からなる補強材に熱硬化性合成樹脂が含浸されてテープ状長尺体を形成し、その長尺体を複数個長手方向に沿って積層一体化すると共に、幅方向に彎曲させた巻尺素材について開示されている。
特公昭63−21121号公報 特開平6−258001号公報
特許文献1、2の巻尺素材は、樹脂を用いて構成しているため、物体に発生する電気の導通を防止することができる。しかし、特許文献1、2の巻尺素材は、繊維からなる芯材に樹脂を含浸して作製しているため、金属製の巻尺本体101のような形態保持機能を発揮することが難しい。
本考案の目的は、物体に発生する電気の導通を防止し、形態保持機能を有する巻尺を提供することにある。
本考案にかかる巻尺は、
保持器と、前記保持器へ回転自在に取り付けた環状のリールと、前記リールにより巻き取り及び繰り出し自在に保持した巻尺本体と、前記巻尺本体の前記巻き取り及び前記繰り出しを案内する案内ローラと、を有し、
前記巻尺本体は、絶縁性の樹脂を前記巻尺本体の幅方向に所定の曲率半径で湾曲させ、且つ、前記幅方向の断面形状が略円弧状となるように成形して構成しており、
前記案内ローラは、前記リールの周囲に複数設けられている、ことを特徴とする。
本考案によれば、物体に発生する電気の導通を防止し、形態保持機能を有する巻尺を得ることができる。
従来の巻尺100の構成例を示す図である。 本実施形態の巻尺10の構成例を示す第1の図である。 本実施形態の巻尺10の構成例を示す第2の図である。
(本考案の一態様にかかる巻尺10の実施形態の概要)
まず、図2、図3を参照しながら、本考案の一態様にかかる巻尺10の実施形態の概要について説明する。図2、図3は、本考案の一態様にかかる巻尺10の構成例を示す図である。
本考案の一態様にかかる巻尺10は、保持器1と、保持器1へ回転自在に取り付けた環状のリール2と、リール2により巻き取り及び繰り出し自在に保持した巻尺本体3と、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを案内する案内ローラ4と、を有して構成している。
巻尺本体3は、絶縁性の樹脂を巻尺本体3の幅方向に所定の曲率半径Rで湾曲させ、且つ、幅方向の断面形状が略円弧状となるように成形して構成している。また、案内ローラ4は、リール2の周囲に複数設けられている。
本考案の一態様にかかる巻尺10の巻尺本体3は、絶縁性の樹脂を巻尺本体3の幅方向に所定の曲率半径Rで湾曲させ、且つ、幅方向の断面形状が略円弧状となるように成形して構成している。このため、電気を帯びた物体の長さを計測する場合でも、その物体に発生した電気の導通を防止することができる。また、形態保持機能により巻尺本体3が略直線状に維持されるため、巻尺本体3の先端を手で支持することなく片手で物体の大きさ等を測定することができる。また、絶縁性の樹脂で構成した巻尺本体3は、形態保持機能を有しているが、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを案内する案内ローラ4をリール2の周囲に複数設けているため、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを容易にすることができる。以下、添付図面を参照しながら、本考案の一態様にかかる巻尺10について詳細に説明する。
<巻尺10の構成例>
まず、図2、図3を参照しながら、本実施形態の巻尺10の構成例について説明する。図2、図3は、本実施形態の巻尺10の構成例を示す図である。図2は、巻尺10の構成例を示す斜視図である。図3(A)は、図2のC−C線における正面縦断面図、図3(B)は、図3(A)のD−D線における側面縦断面図である。
本実施形態の巻尺10は、保持器1と、保持器1へ回転自在に取り付けた環状のリール2と、リール2により巻き取り及び繰り出し自在に保持した巻尺本体3と、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを案内する案内ローラ4と、を有して構成している。
保持器1は、巻尺本体3を収納するものであり、プラスチック等で構成している。保持器1は、略対象形状の2つの筐体11,12を備えている。この2つの筐体11,12は、ねじ(図示せず)により結合固定されている。
2つの筐体11,12は、ともに板状に成形され、その外周に縁部13,14を対向して設けてある。
本実施形態の筐体12側には、円柱状の位置決めピン8を設けている。また、筐体11側には、円筒状の位置決め筒9を設けている。位置決め筒9は、位置決めピン8に嵌め込むことで、位置決めピン8を回転軸として位置決め筒9が回転するようになっている。このため、位置決めピン8の外径は、位置決め筒9の内径よりも若干小径に設定してある。
保持器1の内部には環状のリール2を収納してあり、リール2は位置決め筒9により回転自在に保持されている。このリール2は、巻尺本体3を巻き取り及び繰り出し自在に保持している。位置決め筒9は、ハンドル20と連結しており、ハンドル20を回転することで、位置決め筒9が回転し、その位置決め筒9の回転によりリール2も回転することになる。
巻尺本体3は、絶縁性の樹脂で構成しており、物体に発生する電気の導通が発生しないようになっている。絶縁性の樹脂としては、硬質や半硬質の塩化ビニル樹脂を用いることが好ましい。
巻尺本体3は、上述した絶縁性の樹脂を湾曲成形機により巻尺本体3の幅方向に所定の曲率半径Rで湾曲させ、且つ、幅方向の断面形状が略円弧状となるように成形する。湾曲成形機は、絶縁性の樹脂を幅方向に湾曲させて断面を円弧状にするためのものであり、一対の金型等を用いて構成する。
本実施形態の巻尺本体3の厚みは、0.1〜0.3mmとし、幅は10〜30mmとし、長さは1〜3mで構成する。
本実施形態の巻尺本体3の形成時の曲率半径Rは、8mm〜10mmの範囲にすることが好ましい。
目盛は、巻尺本体3の少なくとも一表面に施され、巻尺本体3の表面や裏面のみに施されていてもよいし、巻尺本体3の表面と裏面とに施されていてもよい。目盛は、グラビア印刷、オフセット印刷、シルク印刷等の適宜方法にてなされる。
巻尺本体3は、一端側をリール2に固定してリール2に巻き取り、他端側を保持器1の側面に設けた出入口23に挿入してある。出入口23は、巻尺本体3が出入りできるように巻尺本体3と同様に略円弧状で構成する。
保持器1の内部には、一対の案内ローラ4を複数設け、複数の案内ローラ4の回転により、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを容易にしている。本実施形態では、一対の案内ローラ4を6つ設け、6つの案内ローラ4により、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを容易にしている。なお、出入口23の近くに設けられる2つの案内ローラ4は、巻尺本体3を挟み込むように設け、2つの案内ローラ4で巻尺本体3をリール2から出入口23に繰り出すようにしたり、出入口23からリール2に巻き取るようにしている。これにより、リール2と出入口23との間の巻尺本体3の案内を容易にすることができる。一対の案内ローラ4は、図3(B)に示すように幅方向の断面形状が略円弧状の巻尺本体3の形状に沿って設けるようにしている。これにより、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しの案内を容易にすることができる。
本実施形態の巻尺10は、不使用時は、巻尺本体3の殆どがリール2に巻き取られ、巻尺本体3の先端24が保持器1の側面に当接している。巻尺本体3の先端24は、巻尺本体3と同様の樹脂で一体成形して構成する。
巻尺10を使用する際は、巻尺本体3の先端24を掴んで引くと、巻尺本体3が徐々にリール2から繰り出される。この際、ハンドル20を繰り出し方向に回すことで、巻尺本体3がリール2から繰り出されることになる。そして、巻尺本体3を所定量繰り出した状態で、測定者は巻尺本体3により物体の大きさ等を測定する。
本実施形態の巻尺10は、形態保持機能により巻尺本体3が略直線状に維持されるため、巻尺本体3の先端24を手で支持することなく片手で物体の大きさ等を測定することができる。また、巻尺本体3は、絶縁性の樹脂で構成しているため、電気を帯びた物体の長さを計測する場合でも、その物体に発生した電気の導通を防止することができる。
以上のようにして測定作業が終了したら、ハンドル20を巻き取り方向に回して巻尺本体2をリール10に巻き取る。
絶縁性の樹脂で構成した巻尺本体3は、巻尺本体3の幅方向に所定の曲率半径Rで湾曲させ、且つ、幅方向の断面形状が略円弧状となるように成形して形態保持機能を有しているが、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを案内する案内ローラ4をリール2の周囲に複数設けているため、巻尺本体3の巻き取り及び繰り出しを容易にすることができる。
なお、上述した実施形態は、本考案の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本考案はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
10 巻尺
1 保持器
2 リール
3 巻尺本体
4 案内ローラ

Claims (1)

  1. 保持器と、前記保持器へ回転自在に取り付けた環状のリールと、前記リールにより巻き取り及び繰り出し自在に保持した巻尺本体と、前記巻尺本体の前記巻き取り及び前記繰り出しを案内する案内ローラと、を有し、
    前記巻尺本体は、絶縁性の樹脂を前記巻尺本体の幅方向に所定の曲率半径で湾曲させ、且つ、前記幅方向の断面形状が略円弧状となるように成形して構成しており、
    前記案内ローラは、前記リールの周囲に複数設けられている、ことを特徴とする巻尺。
JP2014002456U 2014-05-13 巻尺 Expired - Lifetime JP3192044U (ja)

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JP3192044U true JP3192044U (ja) 2014-07-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104697422B (zh) * 2015-03-27 2017-05-31 重庆交通大学 便携式自读测距装置

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