JP3191886U - 寝具 - Google Patents

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JP3191886U
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竹内 正史
正史 竹内
一郎 夏目
一郎 夏目
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株式会社ユニチカテクノス
和田哲株式会社
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Abstract

【課題】 就寝時において横臥した身体に涼感を与える敷物よりなる寝具を提供する。【解決手段】 この寝具は長方形の敷物よりなる。敷物は、通気性弾性体3の上にダブルラッセル編地2が積層されてなる積層体1を具備している。ダブルラッセル編地2は、表地、裏地及びこの両者を繋ぐ連結糸で構成されている。表地は、長方形の敷物の短辺方向に平行に走行する横断面円弧状の細幅編物5が間隔を置いて配設されてなる。裏地は平坦な編物6で構成されている。就寝時において、横臥した身体はダブルラッセル編地2の表地を構成している細幅編物5と当接する。したがって、隣り合う細幅編物5間に形成された溝8によって、身体と表地との間に空間が保持される。この空間により、身体の熱が左右方向に逃げ、涼感が与えられる。【選択図】 図2

Description

本考案は、就寝時に身体の下に敷物よりなる寝具に関するものであり、特に、身体と敷物との間の通風性に優れる夏用寝具に関するものである。
従来より、夏用寝具として、通気性に優れた敷きパッドが用いられている。具体的には、三次元スパイラル捲縮繊維の集合体からなる通気性弾性体の表裏に織布を積層一体化した敷きパッドが知られている(特許文献1)。かかる敷きパッドを用いると、床側から、裏側の織布、通気性弾性体、表側の織布及び横臥した身体の順に位置することになる。通気性弾性体は、床面と平行方向に通風性に優れているため、身体の熱が表側の織布を通して、敷きパッドの左右に逃げてゆく。したがって、横臥した身体に涼感が与えられ、かかる敷きパッドは夏用寝具として好ましいものである。
しかしながら、横臥した身体に直接接しているのは、表側の織布であり、この織布と身体の間に滞留した熱は、敷きパッドの左右に逃がすことができない。このため、従来の敷きパッドは、身体に与える涼感が不十分であるという問題があった。
実用新案登録第3101459号公報
本考案の課題は、表側の織布の構成を工夫することにより、横臥した身体と表側の織布の間に熱が滞留し難いようにして、身体に涼感を与える敷物よりなる寝具(特に夏用寝具)を提供することにある。
本考案は、上記課題を解決するために、表側の織布として特定のダブルラッセル編地を用いたものである。すなわち、本考案は、就寝時に使用する長方形の敷物よりなる寝具であって、前記敷物の少なくとも一部は、通気性弾性体の上にダブルラッセル編地が積層されてなる積層体を具備しており、前記ダブルラッセル編地は前記長方形の敷物の短辺方向に平行に走行する横断面が下向きの略半円状である細幅編物が間隔を置いて配設されてなる表地と、平坦な編物で構成された裏地とが、連結糸で一体化されたものであり、横臥した身体と前記ダブルラッセル編地とが当接することを特徴とする寝具に関するものである。
本考案に係る寝具は、長方形の敷物よりなる。長方形の敷物は人が就寝するときに使用するものであるから、自ずとその寸法は決まる。一般的に、大人用(シングル)で縦2m程度で横1m程度であり、子供用の場合はこれより小さい寸法となる。敷物の少なくとも一部は、通気性弾性体3の上にダブルラッセル編地2が積層されてなる積層体1を具備している。たとえば、図1に示すように、敷物の縦方向の中央部に積層体1が設けられている(図1の左右方向が縦方向で身体の上下方向であり、図1の上下方向が横方向であり身体の左右方向である。)。すなわち、横臥した身体の肩から膝に亙る区域に積層体1が設けられている。もちろん、敷物の縦方向全部に積層体1が設けられていてもよいし、より狭い区域に積層体1が設けられていてもよい。積層体1が設けられている以外の区域は、従来公知の敷きパッド又は敷き布団等の敷物で構成されている。
通気性弾性体3は、その厚さが1〜10cm程度のもので従来公知のものが用いられる。たとえば、やし繊維やしゅろ繊維の天然繊維の集合体や、合成樹脂製線状物の集合体等が用いられる。これらの集合体は、天然繊維相互間や合成樹脂製線状物相互間に通気性の間隙が多数設けられている。そして、天然繊維や合成樹脂製線状物の剛性によって、弾力性が与えられる。
合成樹脂製線状物4としては、ポリオレフィン製、ポリエステル製、エラストマー製又はナイロン製のものが用いられる。特に、エラストマー製線状物は線状物自体が弾性を持っているため、弾力性に優れるという利点がある。線状物の径は、0.05〜1.0mm程度である。線状物の径が0.05mm未満であると、剛性が不十分となり集合体の弾力性が低下する傾向が生じる。また、線状物の径が1.0mmを超えると、集合体が硬くなったり重くなって取り扱い性に劣る。ただし、線状物として中空のものを用いれば、線状物の径を大きくしても、集合体の重量増加が少ないので、差し支えない場合が多い。
また、通気性弾性体3として、一般的なダブルラッセル編物を用いてもよい。このダブルラッセル編物は一般的なもので、本発明で用いる特定のダブルラッセル編地とは異なる。一般的なダブルラッセル編物は、図3に示すように、平坦な表編物11と平坦な裏編物12と、表裏編物11及び12を繋ぐモノフィラメント糸13よりなるものである。かかるダブルラッセル編物は、隣り合うモノフィラメント糸13間に通気性の間隙が設けられているものである。平坦な表裏編物11及び12は、角目組織や亀甲目組織のラッセル編物であって、比較的大なる目を持つものを用いるのが好ましい。表裏編物11及び12が大なる目を持っていることにより、上下方向の通風性が向上するからである。さらに、通気性弾性体3は、各種集合体の積層物であってもよい。たとえば、ダブルラッセル編物と合成樹脂製線状物の集合体との積層物であってもよい。
本考案に用いる特定のダブルラッセル編地2は、一般的なダブルラッセル編物とは異なり、特殊な構造となっている。すなわち、ダブルラッセル編地2は、横断面が下向きの略半円状の細幅編物5が間隔を置いて配設されてなる表地と、平坦な編物6で構成された裏地とが、連結糸7で一体化されたものである。細幅編物5は、長方形の敷物の短辺方向(敷物の横方向)に平行に間隔を置いて走行しているので、敷物の短辺方向(敷物の横方向)と平行に、細幅編物5の存在しない溝8が形成されている。表地及び裏地は、一般的なマルチフィラメント糸を用いて編成される。一般的なマルチフィラメント糸の代表例としては、ポリエステルマルチフィラメント糸やその仮撚加工糸が挙げられる。また、かかるマルチフィラメント糸としては、55デシテックス/24フィラメント〜400デシテックス/150フィラメントの範囲内で適宜選択される。連結糸7としては、剛性のあるモノフィラメント糸が用いられる。剛性のあるものが用いられる理由は、細幅編物5を立設した状態とし、溝8を確保するためである。モノフィラメント糸としては、ポリエステルモノフィラメント糸を用いるのが好ましく、特に20〜100デシテックス程度の繊度のものを用いるのが好ましい。
ダブルラッセル編地2は、公知のダブルラッセル編機を用いて編成される。ただ、糸使いが異なり、表地編成のために供給する糸を適宜の間隔で抜くと共に、この糸で編成されるべき表地を連結するための連結糸を抜くことにより、編成される。すなわち、表地編成用の糸及び連結糸を供給するためのガイド列において、糸を供給しないガイド(糸抜きするガイド)を適宜の間隔で設けることにより、編成されるのである。これによって、本来ウエール方向に編成されるべき表地が編成されずに溝8となるのである。一方、編成された表地は細幅編物5となり、ウエール方向の両側縁が裏地側に巻き込まれて、横断面が下向きの略半円状の細幅編物5となるのである。ウエール方向の両側縁が裏地側に巻き込まれる理由は、連結糸によって両側縁が裏地側に引っ張られるためである。なお、裏地は糸抜きがされずに、従来と同様に編成されることにより、平坦な編物6となる。かかるダブルラッセル編地としては、本件出願人が販売しているUTK288Sを用いることができる。
具体的な編成方法は、表地編成において、5〜15ウエールに対して、1〜3ウエール表地編成用糸と連結糸を糸抜きすることによって、横断面が下向きの略半円状である細幅編物5が間隔を置いて配設されてなる表地と、平坦な編物6で構成された裏地とが、連結糸7で一体化されたダブルラッセル編地2を得ることができる。また、裏地編成用糸として伸縮性のある仮撚加工糸を用いて、編成後にコース方向に引っ張って固定すれば、細幅編物5間に形成される溝8の幅を拡大することができる。かかる編成方法によって得られたダブルラッセル編地2は、細幅編物5の幅が2〜8mm程度であり、溝8の幅が3〜10mm程度となる。また、溝8の深さは、1〜5mm程度となる。細幅編物5の編成組織としては、コード組織やデンビー組織を採用することができる。また、裏地となる平坦な編物6の編成組織としては、鎖編糸列を挿入糸で連結した鎖編組織が採用される。
通気性弾性体3の上にダブルラッセル編地2が積層され、縫着又は貼合されて積層体1となる。この積層体1の裏側(身体と当接しない側)には、クッション体又は裏張り布9が縫着又は貼合されていてもよい。クッション体としては、固綿やポリウレタン製シート等が用いられる。また、この積層体1に、細幅編物5と平行に圧縮溝10を形成してもよい。圧縮溝10は、通気性弾性体3及びダブルラッセル編地2よりなる積層体1を厚み方向に圧縮固定して設けられるものであり、具体的には特許文献1記載の方法によって形成されるのが好ましい。すなわち、通気性弾性体3及びダブルラッセル編地2は一般的に合成樹脂製となっているので、細幅編物5と平行に積層体1を加熱及び圧着して、通気性弾性体3及びダブルラッセル編地2を溶融固化することにより、圧縮固定すればよい。加熱及び圧着の方法としては、超音波融着を用いるのが好ましく、特に細幅編物5と平行に点線状に超音波融着するのが最も好ましい。
本考案に係る寝具は、敷物のダブルラッセル編地が横臥した身体に当接するようにして用いられる。したがって、身体とダブルラッセル編地の間には、身体の左右方向に溝が存在することになり、この溝によって形成された空間から身体の熱が左右方向に逃げるので、身体に涼感を与えるという効果を奏する。また、身体と当接する細幅編物は、その横断面が下向きの略半円状となっているので、肌当たりも良好である。さらに、敷物に圧縮溝が形成されている場合には、身体とダブルラッセル編地の間には、身体の左右方向に溝及び圧縮溝の両者が存在し、溝及び圧縮溝によって形成された空間から身体の熱が左右方向に逃げ、より身体に涼感を与えるという効果を奏する。
本考案の一例に係る寝具の模式的平面図である。 本考案の一例に係る寝具の模式的縦断面図の一部である。 本考案に係る寝具に用いる通気性弾性体の一例を示す模式的斜視図である。 本考案の他の例に係る寝具の模式的平面図である。
1 積層体
2 ダブルラッセル編地
3 通気性弾性体
4 合成樹脂製線状物
5 細幅編物
6 平坦な編物
7 連結糸
8 溝
9 裏張り布
10 圧縮溝
11 平坦な表編物
12 平坦な裏編物
13 モノフィラメント糸

Claims (5)

  1. 就寝時に使用する長方形の敷物よりなる寝具であって、
    前記敷物の少なくとも一部は、通気性弾性体の上にダブルラッセル編地が積層されてなる積層体を具備しており、
    前記ダブルラッセル編地は、前記長方形の敷物の短辺方向に平行に走行する横断面が下向きで略半円状である細幅編物が間隔を置いて配設されてなる表地と、平坦な編物で構成された裏地とが、連結糸で一体化されたものであり、
    横臥した身体と前記ダブルラッセル編地とが当接することを特徴とする寝具。
  2. 通気性弾性体が合成樹脂製線状物の集合体であって、各合成樹脂製線状物相互間に通気性の間隙が多数設けられているものである請求項1記載の寝具。
  3. 長方形の敷物の短辺方向に平行に走行する圧縮溝が積層体に設けられている請求項1記載の寝具。
  4. 圧縮溝は、積層体を熱圧着することによって形成されている請求項3記載の寝具。
  5. 通気性弾性体が合成樹脂製線状物の集合体であり、ダブルラッセル編地を構成する糸が合成樹脂製糸であって、該合成樹脂製線状物及び該合成樹脂製糸が溶融固化することによって、圧縮溝が形成されている請求項4記載の寝具。
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